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JP4814539B2 - ネットブート方法 - Google Patents
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Description

本発明は、ネットブート方法に関する。
ブート(boot)とは、コンピュータに電源が投入されてから、アプリケーションなどのソフトウェアが操作可能な状態になるまでに行われる一連の処理を指し、主にOS(Operating System)の起動処理である。コンピュータの記憶領域の先頭にあるMBR(Master Boot Record)は、OSが格納されている記憶領域を指示しており、コンピュータは、MBRによって指示された領域からOSを読み出す。MBRが指示する領域は、ブートするコンピュータの内部の記憶領域であることが一般的であった。
一方、ネットワーク技術の発達により、ブートするコンピュータとは別のコンピュータから、NBP(Network Boot Program)などにより、ネットワークを介してOSを読み込む形態(以下、ネットブートとする)も実現されている(特許文献1)。また、本願出願人は、ネットブートを行うための、大容量記憶装置におけるデータの格納・読み出し制御(特許文献2)を提案している。これにより、複数クライアントからのアクセスが集中した場合でも、読み出し速度の低下を抑制することができる。
なお、ネットブートのときには、ブートするコンピュータと、OSを格納するコンピュータとの間で、OS本体をデータ通信する。このときの通信プロトコルとしては、例えば、iSCSI(Internet Small Computer System Interface)(非特許文献1)が挙げられる。
特開2000−259583号公報 特開2004−287477号公報 IETF、"iSCSI"、[online]、[平成16年2月13日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-ips-iscsi-20.txt>
ここで、従来のネットブートでは、ブートするコンピュータへの負担が大きかった。例えば、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、NBPを実行して、iSCSIプロトコルを利用するストレージ装置からOS本体を、計算機に転送し、OS本体を起動することでネットブートを実現する。すなわち、NBPの実行による処理が多いために、コンピュータの実行速度が低く、ベンダにとっては開発コストが大きい。
また、ネットワークプロトコルのiSCSI処理やTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)処理は、セキュリティや信頼性向上の機能が含まれているが、その分NBPによる実行速度が低下する。また、OSやドライバの実行によるTCP/IPやiSCSIといった処理は、NBPがOSブート前に実行されるため、NBPで実装する必要があり、ベンダにとっては開発コストが大きい。
そこで、本発明は、前記課題を解決し、ブートするコンピュータへの負担が少ないネットブートを実現することを主な目的とする。
前記課題を解決するため、計算機は、起動のためのプログラムを実行し、ゲートウェイサーバが、計算機からのブート要求を受信すると、セキュリティに関する通信を行う上位プロトコル処理により、ストレージ装置から格納データを受信し、高速の通信に関する下位プロトコル処理により、計算機に格納データを送信し、計算機が、受信した格納データをもとにブートする。
ゲートウェイサーバがセキュリティや信頼性向上の機能を上位プロトコル処理として計算機から代行することにより、ブートする計算機への負担が少ないネットブートを実現することができる。
以下に、本発明が適用される計算機システムの一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、本実施形態の計算機システムの構成について、図1から図3を参照して説明する。
図1(a)は、計算機システムの概要を示す構成図である。計算機システムは、管理サーバ4、計算機1、ゲートウェイサーバ2、および、ストレージ装置3を有する。ネットワーク5は、管理サーバ4、計算機1、および、ゲートウェイサーバ2を接続する。ネットワーク6は、ゲートウェイサーバ2、および、ストレージ装置3を接続する。
なお、計算機システムの各装置(管理サーバ4、計算機1、ゲートウェイサーバ2、ストレージ装置3)は、演算処理を行う際に用いられる記憶手段としてのメモリと、前記演算処理を行う演算処理装置とを少なくとも備えるコンピュータとして構成される。なお、メモリは、RAM(Random Access Memory)などにより構成される。演算処理は、CPU(Central Processing Unit)によって構成される演算処理装置が、メモリ上のプログラムを実行することで、実現される。
計算機1は、iSCSIプロトコルでIPネットワーク6に接続されたストレージ装置3にアクセスし、ストレージ装置内にある計算機1のローカルディスクに相当するディスクからブートする。例えば、計算機システムを一般のオフィスに適用すると、出勤時刻が集中する傾向にあるので、始業時に計算機1が一斉にブートされる事象が発生する。複数の計算機1が一斉にネットブートすると、ストレージ装置3に高いアクセス集中が発生する。よって、本実施形態では、複数の計算機1とストレージ装置3との間に、通信を中継するゲートウェイサーバ2を置くことによって、アクセス集中を抑制する。
図1(b)は、計算機システムを構成するIPサイトの一例を説明する図である。IPサイト41は、ネットブートを行う複数の計算機1およびゲートウェイサーバ2とを接続するネットワーク5を含めた1つのサイトとしている。このIPサイト41は、全ての計算機1が接続され、オフィスのフロアや1つのIPセグメントのようにセキュリティ及び信頼性の高いネットワーク5であり、例えば、所定のフロアに設置されたLAN(Local Area Network)または1つのIPセグメントとなる。これにより、IPサイト41内の通信(計算機1とゲートウェイサーバ2との通信)は、セキュリティや信頼性が確保される。
一方、IPサイト42は、ストレージ装置3を含む。IPサイト42は、ネットワーク5から遠距離におかれたストレージ装置3と接続するためのネットワーク6で、セキュリティや信頼性がネットワーク5と比較して低いネットワークであり、例えば、センタまたは計算機室に配置される。
図2は、計算機システムを示す構成図である。以下、計算機システムの各装置を詳細に説明する。
ストレージ装置3は、ネットブートに使用されるOS16を格納するOS記憶部20を有する。管理サーバ4は、NBP13を記憶するNBP記憶部12を有する。なお、NBP13は、iSCSIプロトコルを利用するストレージ装置3からOS本体を計算機1に転送し、OS本体を起動することでネットブートを実現する。さらに、管理サーバ4は、図示は省略するが、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol )サーバおよびTFTP(Trivial File Transfer Protocol)サーバとしても機能する。
計算機1は、ネットブートを行うために、NBP13を読み取るNBPローダ10、UDP(User Datagram Protocol)などの下位プロトコル処理部11、OS16を読み取るOSローダ14、リモートのコンピュータ上にあるファイルシステムを仮想的にローカルのものとするディスクアクセス仮想部15を含む。なお、本実施形態のNBP13は、セキュリティや信頼性を向上させるための、TCP/IPやiSCSIの処理は提供しなくてもよい。これにより、個々の計算機1は構成がシンプルになり、低コストで導入することができ、また処理速度の低下を抑制することができる。
ゲートウェイサーバ2は、中継処理部17、下位プロトコル処理部18、および、上位プロトコル処理部19を有する。中継処理部17は、一斉ブートに対応したキャッシュ機能および輻輳制御機能を有する。下位プロトコル処理部18は、UDPなどの高速化を実現する下位プロトコルの処理を行う。上位プロトコル処理部19は、セキュリティや信頼性を向上させるための、TCP/IPやiSCSIの処理を行う。
図3は、ゲートウェイサーバを示す構成図である。ゲートウェイサーバ2は、プロセッサ100、記憶装置101、内部インタフェース106、および、入出回路インタフェース107を有する。記憶装置101は、プログラムメモリ102、入出力バッファ103、計算機管理表104、および、キャッシュ表105を格納する。
図4は、入出力バッファを示す構成図である。入出力バッファ103は、受信したパケットフォーマットを格納する受信バッファである要求パケット110、送信する予定のパケットフォーマットを格納する送信バッファである応答パケット111、および、受信したパケットフォーマットの送信元の計算機1のIPアドレスである送信元アドレス112を対応づけて管理する。
図5は、計算機管理表を示す構成図である。計算機管理表104は、計算機1のIPアドレスである計算機アドレス120、当該計算機1が利用すべきストレージ装置3のIPアドレスとiSCSIターゲット名(ディスク識別子)である接続先ストレージ装置情報121、計算機1の電源状態(電源オンまたは電源オフ)である計算機状態122、計算機1の電源がオンになった時刻であり輻輳制御に使用される起動時刻123、次に送信する応答パケット111に付加すべき待機時間124、および、待機オンまたは待機オフを示すフラグである待機状態125を対応づけて管理する。
図6は、キャッシュ表を示す構成図である。キャッシュ表105は、ストレージから取得した格納データ(主に512バイトのセクタデータ)であるキャッシュ格納データ130、セクタ番号などのキャッシュ格納データ識別子131、キャッシュした格納データを渡すべき計算機1のIPアドレスであるキャッシュ計算機アドレス132、および、キャッシュした格納データを計算機1に応答した時刻であるキャッシュ利用時刻133を対応づけて管理する。
図7は、下位プロトコルのパケットフォーマットを示す構成図である。下位プロトコル処理部18が処理するパケットは、UDPヘッダの他に、要求または応答を示すパケット種別140、パケットの要求に対応する応答を識別するためのパケット識別子141、セクタ番号などの格納データ識別子142、主に512バイトであるセクタデータなどの格納データ143、および、待機時間144を含む。
以上、計算機システムの構成について、説明した。次に、本実施形態の計算機システムの動作について、図1から図7を参照しつつ、図8に沿って説明する。
図8は、OS本体の転送処理を示す説明図である。図8(a)は、OS本体が転送される処理を示し、図8(b)は、OS本体が転送された後の処理を示す。
図8(a)に示すUDP通信をiSCSIに変換するNBP13は、NBP13が利用できるNICROM(Network Interface Card Read Only Memory)が提供するプロトコル(UDP)で、OS本体の転送要求をゲートウェイサーバ2に送信する。ゲートウェイサーバ2は、NBP13からの要求に応じて、ストレージ装置3からiSCSIプロトコルでOS本体を取得し、NBP13に応答する。
このように、従来NBP13で処理していた、iSCSI処理とTCP/IP処理をOS16やドライバの機能が利用できるゲートウェイサーバ2で行うことで、NBP13の実行速度を向上でき、システム全体の開発コストを低減できる。さらに、図8(b)に示すように、OS起動後にはNBP13が切り離されるため、ユーザは、従来技術と同じアクセス性能で計算機1を利用できる
図9は、OSブート処理の概要を示すフローチャートである。図8(a)の処理が図9のS180〜S191に対応し、図8(b)の処理が図9のS198〜S199に対応する。
まず、OS本体の転送処理(S180〜S191)を説明する。NBPローダ10は、管理サーバ4に、計算機1のブート情報を要求する(S180)。なお、ブート情報は、例えばDHCPのときには、計算機1のIPアドレスと、NBP13を取得する管理サーバ4(TFTPサーバ)のIPアドレスとNBP13のファイル名を含めて構成される。
次に、管理サーバ4は、NBPローダ10に、計算機1のブート情報を応答する(S181)。そして、NBPローダ10は、管理サーバ4に、NBP13を要求する(S182)。さらに、管理サーバ4は、NBPローダ10に、NBP13を応答する(S183)。
そして、NBPローダ10は、OSローダ14に、起動を指示する(S184)。具体的には、計算機1のディスクアクセスを行う内部インタフェース106を、ディスクアクセス仮想部15を利用するように変更する。実際はBIOSコールをフックすることで実現する。OSローダ14は、規格化された手順でOS16をロードできる。具体的には、ストレージ装置3にある計算機用のディスクイメージの特定の位置にあるデータ(セクタ0のデータ)を計算機1の特定のアドレスに格納し実行することでOS16をロードできる。
指示を受けたOSローダ14は、ディスクアクセス仮想部15に、内部インタフェース106を介してOS取得のディスクアクセスを要求する(S185)。そして、ディスクアクセス仮想部15は、ゲートウェイサーバ2に、下位プロトコルを介してOS取得のディスクアクセスを要求する(S186)。さらに、ゲートウェイサーバ2は、ストレージ装置3に、上位プロトコルを介してOS取得のディスクアクセスを要求する(S187)。
以下、OS取得への返答として、OS16の格納データ143を送信する処理を説明する。ストレージ装置3は、ゲートウェイサーバ2に、格納データ143(OS16)を送信する(S188)。さらに、ゲートウェイサーバ2は、ディスクアクセス仮想部15に、格納データ143(OS16)を送信する(S189)。そして、ディスクアクセス仮想部15は、OSローダ14に、格納データ143(OS16)を送信する(S190)。さらに、OSローダ14は、送信された格納データ143(OS16)をもとにOS16を起動し、その起動結果をNBPローダ10に通知する(S191)。
次に、ディスクアクセス仮想部15がストレージ装置3にアクセスする動作(S192〜S197)を説明する。この処理は、例えば、OS起動後にOS16が内部インタフェース106を利用するときに実行される。
OS16は、ディスクアクセス仮想部15に、内部インタフェース106を介してディスクアクセスを要求する(S192)。そして、ディスクアクセス仮想部15は、ゲートウェイサーバ2に、下位プロトコルを介してディスクアクセスを要求する(S193)。さらに、ゲートウェイサーバ2は、ストレージ装置3に、上位プロトコルを介してディスクアクセスを要求する(S194)。
以下、ディスクアクセスの要求への返信処理を説明する。ストレージ装置3は、ゲートウェイサーバ2に、格納データ143を送信する(S195)。さらに、ゲートウェイサーバ2は、ディスクアクセス仮想部15に、格納データ143を送信する(S196)。そして、ディスクアクセス仮想部15は、OS16に、格納データ143を送信する(S197)。
そして、OS本体が転送された後の処理(S198〜S199)を説明する。OS16は、ストレージ装置3に、上位プロトコルを介してディスクアクセスを要求する(S198)。そして、ストレージ装置3は、OS16に、格納データ143を送信する(S199)。このように、OS16が完全に起動し、独自に上位プロトコルを利用して直接ストレージ装置3にアクセスしても構わない。
図10は、OSブート処理におけるディスクアクセス仮想部の処理を示すフローチャートである。まず、ディスクアクセス仮想部15は、ディスクアクセス要求を受信する(S150)。次に、ディスクアクセス仮想部15は、要求データを送信する(S151)。そして、ディスクアクセス仮想部15は、応答データを受信する(S152)。
ここで、ディスクアクセス仮想部15は、パケットフォーマットの待機時間144が0より大きいかという待機判定をする(S153)。もし、待機を行わないときには(S153、No)、ディスクアクセス仮想部15は、ディスクアクセス要求に応答し(S154)、処理をS150に戻す。一方、待機を行うときには(S153、Yes)、ディスクアクセス仮想部15は、応答データの待機時間144だけ待機処理を行い(S155)、処理をS151に戻す。
図11は、ネットブート処理における輻輳制御処理を示す説明図である。キャッシュ表105を用いることにより、一般的なキャッシュアルゴリズムとは異なり、OS本体を1回読むような計算機1のブート時のアクセスパターンに適応できる。つまり、図11に示す一斉ブートに対応したキャッシュ機能および輻輳制御機能を持つゲートウェイサーバ2のアルゴリズムは、性能限界時でも安定動作するために、キューイングを行う。キューイングとは、送信するデータをいったん保管しておき、相手の処理の完了を待つことなく次の処理を行なう手法である。これにより、性能限界超過によるシステム全体の極端な性能低下を回避する。つまり、一斉ブートによる輻輳時にも、ゲートウェイ、ストレージの性能限界を超過しないよう輻輳制御することで、安定したネットブート環境を提供できる。
以下が、図11に示すアルゴリズムの具体的な手順である。
手順1:ブート時だけストレージ装置3へのアクセスを中継するゲートウェイサーバ2は、ブート時に要求されたセクタ番号を記録する。
手順2:計算機1の電源オフを検知する。
手順3:手順1で記録したセクタ番号から先読みを行う。これは、OS起動後、計算機1はゲートウェイサーバ2を経由せずにストレージ装置3と直接通信するときに、キャッシュの最新チェックを省略するためである。
手順4:計算機1からストレージ装置3へのアクセス要求が先読みキャッシュにあればそれを応答する。
手順5:一斉ブートした計算機数、キャッシュミス数を監視し、ゲートウェイサーバ2、ストレージ装置3の性能限界超過時に、計算機1からの要求をゲートウェイサーバ2にてキューイングする。
図12は、OSブート処理における中継処理部の処理を示すフローチャートである。まず、中継処理部17は、計算機管理表104の全ての計算機1の電源状態を監視し、電源がオンからオフに変化したか判定する(S160)。もし、電源オフなら(S160、Yes)、中継処理部17は、キャッシュ更新する(S161)。つまり、電源がオフになった計算機アドレス120を持つキャッシュ表105の全ての行に対して、ストレージ装置3から格納データ143を取得する。そして、計算機管理表104の起動時刻123を0にし、計算機状態122を電源オフにする。
次に、中継処理部17は、受信判定をする(S162)。もし、受信がないときには(S162、No)、処理をS160に戻す。一方、受信があるときには(S162、Yes)、中継処理部17は、要求データを受信する(S163)。そして、中継処理部17は、キャッシュ判定をする(S164)。なお、キャッシュ判定は、所望のデータが、キャッシュにあるか否かという判定である。
もし、キャッシュ判定がYesなら(S164、Yes)、中継処理部17は、キャッシュ表105から要求された格納データ143を取得し入出力バッファ103に格納する。(S166)。ここで、現在時刻を利用時刻に入れる。これにより、ブート時のデータは、ストレージ装置3への更新チェックの問い合わせなく、キャッシュを利用可能である。
一方、キャッシュ判定がNoなら(S164、No)、中継処理部17は、ストレージ装置にアクセスする(S165)。つまり、中継処理部17は、ストレージ装置3から要求された格納データ143を取得し入出力バッファ103に格納し、キャッシュ表105にも併せて格納する。キャッシュ表105が足りない場合には、中継処理部17は、利用時刻が最も古いものを破棄する。
そして、中継処理部17は、図11に示した輻輳制御処理を行う(S167)。つまり、ストレージ装置3の応答時間が予め設定された閾値より遅い場合、計算機管理表104の待機時間124が0で、待機状態125がオフで、起動時刻123が最も新しい計算機1の待機時間124に、予め設定された値を入れる。
さらに、中継処理部17は、計算機管理表104を更新する(S168)。つまり、中継処理部17は、計算機管理表104の起動時刻123が0のときは現在時刻を入れ、計算機状態122を電源オンにし、待機状態125をオフにする。そして、中継処理部17は、応答データを送信する(S169)。計算機管理表104の待機時間124が0でない場合には、パケットフォーマットの待機時間144にその値を入れ、計算機管理表104の待機時間124を0にし、待機状態125をオンにする。
以上、計算機システムの動作について、説明した。次に、比較例と比較することにより、本実施形態の計算機システムの顕著な効果を主張する。
図13は、比較例におけるOS本体の転送処理を示す説明図である。各計算機1は、直接ストレージ装置3から、OS本体を転送している。よって、NBP13には、iSCSI処理やTCP/IP処理が必要となり、計算機1の構成が複雑になってしまう。一方、図8(a)に示す本実施形態のOS本体の転送処理では、ゲートウェイサーバ2が、iSCSI処理やTCP/IP処理を各計算機1の代わりに行うことにより、計算機1の構成をシンプルにしている。
図14は、比較例における計算機システムを示す構成図である。計算機1は、iSCSI処理やTCP/IP処理を行うための上位プロトコル処理部31を有しており、構成が複雑になってしまう。一方、図2に示す計算機1は、上位プロトコル処理部31を有していないので、構成がシンプルである。
以上説明した本発明は、以下のようにその趣旨を逸脱しない範囲で広く変形実施することができる。
例えば、計算機システムの各装置の台数は、図1などに示す台数に限定されず、任意の台数で計算機システムを構成してもよい。
また、計算機システムを構成する各装置は、別々の筐体としてもよいし、複数の装置の機能をまとめて1つの筐体としてもよい。例えば、N台の計算機1と1台のゲートウェイサーバ2とを含む計算機システムは、(N−1)台の計算機1と1台のゲートウェイサーバ2(計算機1の機能も併せて有する)とを含む計算機システムとして構成してもよい。これにより、各装置の処理能力にばらつきがあっても、処理能力に合った機能を自由に各装置に分配できる。
さらに、ゲートウェイサーバ2は、iSCSI処理およびTCP/IP処理を計算機の代わりに行うこととしたが、どちらか片方の処理だけを代行することとしてもよい。
本発明の一実施形態に関する計算機システムの概要を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する計算機システムを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するゲートウェイサーバを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する入出力バッファを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する計算機管理表を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するキャッシュ表を示す構成図である。 本発明の一実施形態に関する下位プロトコルのパケットフォーマットを示す構成図である。 本発明の一実施形態に関するOS本体の転送処理を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するOSブート処理の概要を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関するOSブート処理におけるディスクアクセス仮想部の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に関するネットブート処理における輻輳制御処理を示す説明図である。 本発明の一実施形態に関するOSブート処理における中継処理部の処理を示すフローチャートである。 比較例に関するOS本体の転送処理を示す説明図である。 比較例に関する計算機システムを示す構成図である。
符号の説明
1 計算機
2 ゲートウェイサーバ
3 ストレージ装置
4 管理サーバ
5 ネットワーク
6 ネットワーク
10 NBPローダ
11 下位プロトコル処理部
12 NBP記憶部
13 NBP
14 OSローダ
15 ディスクアクセス仮想部
16 OS
17 中継処理部
18 下位プロトコル処理部
19 上位プロトコル処理部
20 OS記憶部
100 プロセッサ
101 記憶装置
102 プログラムメモリ
103 入出力バッファ
104 計算機管理表
105 キャッシュ表

Claims (12)

  1. ストレージ装置に格納されたブート用の格納データを読み込んでブートする計算機のネットブート方法であって、
    前記計算機は、起動のためのプログラムを実行し、
    ゲートウェイサーバは、前記計算機からのブート要求を受信すると、セキュリティに関する通信を行う上位プロトコル処理により、前記ストレージ装置から前記格納データを受信し、高速の通信に関する下位プロトコル処理により、前記計算機に前記格納データを送信し、
    前記計算機は、受信した前記格納データをもとにブートすること
    を特徴とするネットブート方法。
  2. 前記計算機と前記ゲートウェイサーバとは、LANで接続することを特徴とする請求項1に記載のネットブート方法。
  3. 前記プログラムは、前記プログラムを格納する管理サーバから前記計算機に転送されることを特徴とする請求項1に記載のネットブート方法。
  4. 前記ゲートウェイサーバは、受信した複数の前記ブート要求をキューイングし、その順序に従って前記格納データを受信することを特徴とする請求項1に記載のネットブート方法。
  5. 前記ゲートウェイサーバは、受信した前記格納データをキャッシュとして保持し、前記キャッシュから読み取った前記格納データを、前記計算機に送信することを特徴とする請求項1に記載のネットブート方法。
  6. ストレージ装置に格納されたブート用の格納データを読み込んでブートする計算機に送信するゲートウェイサーバであって、
    前記計算機からのブート要求を受信すると、セキュリティに関する通信を行う上位プロトコル処理により、前記ストレージ装置から前記格納データを受信する上位プロトコル処理部と、
    高速の通信に関する下位プロトコル処理により、前記計算機に前記格納データを送信する下位プロトコル処理部と、
    を備えることを特徴とするゲートウェイサーバ。
  7. 前記ゲートウェイサーバは、受信した複数の前記ブート要求をキューイングし、その順序に従って前記格納データを受信する中継処理部を備えることを特徴とする請求項6に記載のゲートウェイサーバ。
  8. 前記中継処理部は、受信した前記格納データをキャッシュとして保持し、前記キャッシュから読み取った前記格納データを、前記計算機に送信することを特徴とする請求項6に記載のゲートウェイサーバ。
  9. ブート用のOSを有するストレージ装置と、前記OSを読み込んでブートする計算機と、前記ストレージ装置から前記OSを読み込んで前記計算機に送信するゲートウェイサーバと、前記計算機の起動のためのNBPを格納する管理サーバと、を含む前記計算機システムであって、
    前記計算機と前記ゲートウェイサーバとは、LANで接続され、
    前記計算機が、前記NBPを読み込む前記NBPローダと、前記OSを読み込む前記OSローダとを備え、
    前記ゲートウェイサーバが、
    前記計算機からのブート要求を受信すると、セキュリティに関する通信を行う上位プロトコル処理により、前記ストレージ装置から格納データを受信する上位プロトコル処理部と、
    高速の通信に関する下位プロトコル処理により、前記計算機に前記格納データを送信する下位プロトコル処理部と、
    を備えることを特徴とする計算機システム。
  10. 前記ゲートウェイサーバは、受信した複数の前記ブート要求をキューイングし、その順序に従って前記格納データを受信する中継処理部を備えることを特徴とする請求項9に記載の計算機システム。
  11. 前記中継処理部は、受信した前記格納データをキャッシュとして保持し、前記キャッシュから読み取った前記格納データを、前記計算機に送信することを特徴とする請求項9に記載の計算機システム。
  12. 前記上位プロトコル処理部は、TCP/IPのiSCSI処理を行い、
    前記下位プロトコル処理部は、UDP処理を行うことを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれか1項に記載の計算機システム。
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