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JP4815779B2 - 給湯装置 - Google Patents
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JP4815779B2 - 給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃焼器で発生させた燃焼ガスから熱回収を行なうことによって湯を生成するタイプの給湯装置、とくに燃焼ガスから熱回収を行なわせることによってドレイン(凝縮水)が発生するタイプの給湯装置に関する。
給湯装置としては、いわゆる潜熱回収型の熱交換器を備えたものがある(たとえば、特許文献1を参照)。このタイプの給湯装置においては、燃焼器により発生された燃焼ガスの顕熱が熱交換器によって回収されるだけではなく、燃焼ガスの潜熱も回収される。したがって、熱交換効率を高くすることができる。潜熱の回収がなされると、燃焼ガス中の水蒸気が凝縮して多量のドレインが発生するが、このドレインは、一般的に、燃焼ガス中の硫黄酸化物や窒素酸化物などを吸収したPH3程度の強酸性となる。ドレインを強酸性のまま一般排水用の配管に流して廃棄させたのでは、その配管に腐食などが生じる他、水質汚染などの環境悪化を招く。そこで、従来においては、中和剤を容器内に収容したドレイン中和器を給湯装置に組み付けて、ドレインを廃棄する以前の段階に前記ドレイン中和器にドレインを流入させ、中和させる手段が用いられている。
一方、給湯装置としては、灯油や軽油などの燃料オイルを燃焼させる燃焼器を用いたものがある。このようなタイプの給湯装置は、本来的には、燃焼器に燃料オイル漏れが生じないように設計されている。ただし、地震などの予期せぬ原因により燃焼器に燃料オイル漏れが発生する場合はあり得るため、給湯装置のユーザに安心感を与える観点からすると、前記したような燃料オイルが万一発生した場合には、これが検出されて給湯装置の緊急停止がなされるなどの適切な対応措置が採られるようにすることが要望される。そこで、このような要望に応えるための手段としては、たとえば燃焼器の近傍あるいは下方の適当な場所にオイルセンサを設けておき、燃料オイル漏れを生じたときには、その燃料オイルが前記オイルセンサによって検出されるようにすることが考えられる。
しかしながら、従来においては、給湯装置の技術分野において、そのような燃料オイル漏れの検出を簡易な構造によって合理的に行なうことができる手段は提案されていないのが実情であった。たとえば、特許文献2,3においては、燃焼器を備えたボイラなどにおいてオイル燃料漏れを検出するための構造が提案されているが、このような構造は給湯装置特有の構造をなんら考慮するものではなく、これを給湯装置にそのまま適用することは合理性に欠ける。
また、給湯装置に燃料オイル漏れが万一発生する場合を考えてみると、一般的には、燃焼器の燃料供給用の配管系において燃料オイル漏れが生じ、漏れた燃料オイルは給湯装置の外面部分に流れる場合が多いと推測される。ところが、燃料オイル漏れの態様としては、前記以外として、燃焼ガス流路内に燃料オイルが漏れる場合も考えられる。たとえば、燃料オイルを噴霧する噴霧ノズルが燃焼ガス流路内に配されている場合において、この噴霧ノズルやその近傍の配管系が故障した場合には、燃焼ガス流路内を燃料オイルが流れる。これに対し、従来技術によっては、そのような燃焼ガス流路内の燃料オイル漏れを検出することは困難である。
特開2000−356311号公報 特開平1−111133号公報 実開昭63−116747号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、燃焼器において燃料オイル漏れが万一発生した場合にもこれを簡易な構成によって適切に検出することができる給湯装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明により提供される給湯装置は、缶体の上部に取り付けられ、かつ燃料オイルを燃焼させる燃焼器と、前記缶体および前記缶体の下方に位置するように前記缶体の下部に接続された底部ケーシングを利用して形成され、かつ前記燃焼器によって発生された燃焼ガスを排気口に導く燃焼ガス流路と、前記燃焼ガスとの熱交換を行なう通水用の管体を有する熱交換器と、前記燃焼器、前記缶体、および前記底部ケーシングよりも下方に配置され、かつ前記熱交換によって発生して前記底部ケーシング内に流れ落ちてその底板部によって受けられたドレインが内部に流入する容器およびこの容器内に収容された中和剤を有するドレイン中和器と、を備えている、給湯装置であって、前記燃焼器において燃料オイル漏れが生じたときに、この燃料オイルが前記缶体の内部を流れ落ちて前記底部ケーシングの底板部によって受けられてから前記ドレイン中和器の容器の内部に進行する現象、および前記燃料オイルが前記缶体および前記ケーシングの外面を伝って流れ落ちて、前記ドレイン中和器の容器の上壁部のうち、前記底部ケーシングの下方からその側方にはみ出すように設けられたはみ出し部に進行する現象の少なくとも一方の現象を生じさせることが可能な構成とされており、前記容器には、この容器の上壁部上および内部の少なくとも一方に進行した燃料オイルを検出可能な少なくとも1つのオイルセンサが取り付けられていることを特徴としている。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
第1に、燃焼器が故障するなどして、この燃焼器において燃料オイル漏れが万一生じると、この燃料オイルはドレイン中和器の容器の上部または内部に進行し、これがオイルセンサによって検出される。この検出により、燃料オイル漏れの発生を適切に察知し、給湯装置の緊急停止などの適切な対応措置を採ることが可能となる。
第2に、燃料オイル漏れが発生した場合の燃料オイルの捕集は、ドレイン中和器の容器を利用して行なわれている。したがって、このドレイン中和器の容器とは別に、燃料オイル捕集専用の部材を追加して設ける必要を無くし、あるいはその部材数を少なくすることができ、またそれらを設けるためのスペースも削減可能となる。その結果、製造コストの上昇の抑制、ならびに装置全体の大型化の抑制を図ることができる。
第3に、本発明によれば、燃料オイルを捕集するための容器としてドレイン中和器の容器を利用しているが故に、従来技術においては困難とされていた缶体内を流れ落ちるオイル漏れについても、必要に応じて的確に検出可能である。
第4に、オイルセンサは、ドレイン中和器の容器に取り付けられているために、オイルセンサを取り付けるための専用のブラケットも不要にすることもできる。したがって、部品点数の少数化がより徹底され、製造コストの低減化を図るのに好適となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ドレイン中和器は、燃料オイルが前記燃焼器から漏れて前記缶体および前記底部ケーシングの外面を伝って流れ落ちたときに前記容器の上壁部のうち、前記底部ケーシングの下方からその側方にはみ出すように設けられた前記はみ出し部によって受けることが可能であるとともに、燃料オイルが前記燃焼器から漏れて前記缶体の内部を流れ落ちたときに、この燃料オイルは前記底部ケーシングの底板部によって受けられてから前記容器の内部に流入可能な構成とされており、前記容器の上壁部上および内部のいずれの燃料オイルについても前記オイルセンサによって検出可能とされている。
このような構成によれば、燃焼器において燃料オイル漏れが生じ、この燃料オイルが缶体の外部を流れた場合と内部を流れた場合とのいずれであっても、これを適切に検出することができる。このため、燃料オイル漏れの検出が確実化される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記底部ケーシング上に起立するようにしてこの底部ケーシングに接続された排気用ダクトを備えており、前記燃焼ガス流路は、前記缶体、前記底部ケーシング、および前記排気用ダクトの内部に一連に繋がって形成され、かつ前記燃焼器の燃料燃焼領域から前記缶体内を下向きに進行した燃焼ガスが前記底部ケーシングにおいてUターンさせられることにより前記排気用ダクトに上向きに進入するように構成されており、前記熱交換器は、前記缶体内および前記底部ケーシング内の少なくとも一方に前記通水用の管体が配された構成を有し、前記底部ケーシングの前記底板部は、前記熱交換器の管体からドレインが落下したときおよび前記燃焼器から前記燃焼ガス流路内に燃料オイルが流れ落ちたときにこれらを受けることが可能であり、前記ドレイン中和器の容器は、その一部分が前記底板部の下方に配されて、前記底板部で受けたドレインおよび未燃焼の燃料オイルが内部に導入されるように設けられているとともに、前記容器の他の一部分は、前記底部ケーシングの下方からその側方にはみ出した前記はみ出し部として形成され、前記燃焼器から漏れて前記缶体および底部ケーシングの外部領域を流れ落ちてきた燃料オイルは、前記はみ出し部によって受けられる構成とされている。
このような構成によれば、熱交換器の配置箇所においてドレインが発生し、また燃焼ガス流路内を未燃焼の燃料オイルが流れる事態が生じた場合に、これらドレインや燃料オイルは、燃焼ガス流路内を下向きに流れることによって、底部ケーシングの底板部に受けられ、ドレイン中和器の容器内に迅速かつ合理的に導かれることとなる。このため、それらドレインや燃料オイルが燃焼ガス流路内に残留したままにならないようにすることができる。一方、燃料オイルが燃焼ガス流路の外部を流れたときには、これがドレイン中和器の容器のはみ出し部を利用して受けられるために、その燃料オイルの捕集は的確に行なわれる。ドレイン中和器の容器は、底部ケーシングの下方に配されており、その設置スペース効率が良いために、ドレイン中和器を大きなサイズに形成する場合であっても、装置全体の大型化を抑制可能である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記はみ出し部の上面部の全体または一部は、このはみ出し部に進行してきた燃料オイルを貯留可能な凹状であり、この凹状部分に到達した燃料オイルが前記オイルセンサによって検出されるように構成されている。
このような構成によれば、容器の上壁部上に進行してきた燃料オイルは、凹状部分に貯留されるために、この燃料オイルがオイルセンサによって検知される前に容器の周辺部などに流れ落ちるといったことが解消される。したがって、燃料オイルを確実に検出するのにより好適となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記オイルセンサとしては、前記容器の内部と上壁部上とのいずれの領域の燃料オイルについても、1つのオイルセンサのみによって検出可能とされたものが用いられている。
このような構成によれば、オイルセンサの使用個数を最小数として、部品コストを廉価とし、またオイルセンサに接続する電気配線などの構造も簡素にすることができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記オイルセンサは、オイル透過用のケーシングと、このケーシング内に燃料オイルが進入したときにこれを検知するオイル検知部とを備え、前記オイルセンサのケーシングの少なくとも一部は、前記容器内に存在する燃料オイルをこのケーシング内に進入させることが可能に前記ドレイン中和器の容器内に配されており、前記オイルセンサまたは前記容器には、前記容器の上壁部上に進行してきた燃料オイルを前記オイルセンサのケーシングまたはケーシング内に導くオイルガイド手段が設けられている。
このような構成によれば、ドレイン中和器の容器内に流入してきた燃料オイルについては、そのままオイルセンサのケーシング内に進行させてこれを検知することができる。また、前記容器の上壁部上に進行してきた燃料オイルについては、前記オイルガイド手段を利用することによって最終的にはオイルセンサのケーシング内に導くことができ、やはりこれを検知することができる。したがって、2つのオイルセンサを用いることなく、ドレイン中和器の容器の内部と上壁部上とに進行してきた燃料オイルを検出することが簡易な構成によって実現される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記容器の上壁部には、前記オイルセンサのケーシングの少なくとも先端部を前記流路内に配置させるように前記ケーシングが挿通する開口部が設けられており、前記オイルセンサは、前記上壁部の開口部周縁に取り付けられて前記ケーシングの基端部の上面を覆う支持部材を備えており、前記支持部材と前記上壁部との間の領域、または前記支持部材には、前記上壁部上または前記支持部材上に存在する燃料オイルを前記ケーシングまたはケーシング内に向けて導くための隙間状または孔状の通路が設けられており、この通路が前記オイルガイド手段である。
このような構成によれば、オイルセンサを前記上壁部に適切かつ簡単に取り付けることができる。そして、前記流路内に存在するオイルについては、ケーシング内にそのまま進入させることができる一方、前記上壁部上に存在するオイルについては、前記通路からケーシング内に進入させて、これを適切に検出することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記オイルセンサの前記ケーシングおよび前記検知部の全体が、前記ドレイン中和器の容器内に設けられており、前記オイルガイド手段は、前記容器の上壁部上に存在する燃料オイルを前記容器内に導くように設けられている。
このような構成によれば、オイルセンサのケーシングと検出部との全体を容器内に設けているにも拘わらず、容器の上壁部上の燃料オイルをも適切に検出可能である。また、上壁部上にオイルセンサが突出しない構造にすることができ、そのような構造が要望される場合に好適である。さらに、オイルセンサは容器内に収容された構造となるために、容器外部の雰囲気が劣悪な場合には、オイルセンサをそのような劣悪な雰囲気から保護することも可能となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記オイルセンサの前記ケーシングおよび前記検知部が、前記容器の上壁部上に設けられており、前記オイルガイド手段は、前記ケーシングから前記流路内に延び、かつ前記流路内に存在するオイルを前記ケーシングまたはケーシング内に向けて上昇させることが可能に構成されている。
このような構成によれば、オイルセンサのケーシングと検出部とを容器の上壁部上に設けているにも拘わらず、容器内のオイル検出を適切に行なうことができる。オイルセンサを流路形成部材の外部に設けるために、その取り付けや配線接続などが容易となる利点がある。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ドレイン中和器は、前記オイルセンサよりも前記ドレインの流れ方向上流部分に燃料オイルを捕捉可能なオイル捕捉手段を備えており、燃料オイルがこのオイル捕捉手段によって捕捉されることなくその下流に進行する事態が発生したときにこれが前記オイルセンサによって検出されるように構成されている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。すなわち、燃焼器を駆動させる場合において、着火不良などの燃焼不良が生じた場合には、未燃焼の燃料オイルが燃焼ガス流路内に発生し、これがドレインと一緒にドレイン中和器に流れ込む場合がある。前記オイル捕捉手段は、そのような未燃焼の燃料オイルを捕捉することとなるため、前記した着火不良などに起因して発生する少量の燃料オイルがオイルセンサによって直ちに検出されてこれが燃料オイル漏れと誤って認識される虞れが無くなり、または少なくなる。また、前記した未燃焼の燃料オイルがドレインと一緒に外部に排出される虞れもなくなるため、環境悪化を防止する上でも好ましいものとなる。一方、地震などの予期せぬ原因によって燃焼器が故障し、燃料オイル漏れが万一発生した場合に燃焼ガス流路内に流れ出す燃料オイルの量は、前記した着火不良などの際に発生する燃料オイルの量とは比較にならないほど多くなると考えられるが、この場合には前記オイル捕捉手段によってその全量を捕捉することは困難となる。したがって、燃料オイル漏れが発生した場合には、オイル捕捉手段に捕捉されることなく、オイルセンサまで流れていく燃料オイルが発生することとなり、これがオイルセンサによって検出される。このように、前記構成によれば、着火不良などに起因して通常の運転時に発生し易い未燃焼の燃料オイルについてはオイルセンサによって検出されないようにする一方、燃料オイル漏れの異常事態が万一発生した場合にはこれをオイルセンサによって的確に検出することが可能となる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る給湯装置の一実施形態を示している。本実施形態の給湯装置Aは、燃焼器1、熱交換器HT、底部ケーシング3、消音器19、オイルセンサ5を備えたドレイン中和器B1、およびこれら全体を覆う外装ケース90を具備している。消音器19は、本発明でいう排気ダクトの一例に相当する。
燃焼器1は、灯油などの燃料オイルを噴霧ノズル10から下向きに噴射させ、かつ点火プラグ12によって着火させて燃焼させる逆燃方式のものであり、熱交換器HTの缶体20上に載設された缶体11内の上部に噴霧ノズル10が設けられた構成を有している。この噴霧ノズル10には、オイルタンク(図示略)から燃料供給部15を介して燃料オイルが供給される。燃料供給部15は、電磁ポンプ、電磁弁15a、およびオイル供給用配管15bなどを有している。缶体11上には、缶体11内に燃焼用空気を下向きに送り込む送風ファン13が設けられており、前記燃焼用空気は、噴霧ノズル10の周囲およびその下方領域にわたって設けられた燃焼筒14内に進入する。燃焼筒14は、その周壁に複数の通気孔を有しており、この燃焼筒14内において前記燃焼用空気を旋回流とし、噴霧された燃料オイルと燃焼用空気との混合を促進する役割を果たす。
底部ケーシング3は、缶体20および消音器19のそれぞれを支持するようにそれらの下方に配され、かつそれらに接続されている。缶体20内、底部ケーシング3内、および消音器19内は、一連に繋がった燃焼ガス流路8であり、燃焼器1で発生された燃焼ガスは、缶体20内を下向きに進行して底部ケーシング3内に流入した後に、上向きに方向転換して消音器19に流入し、この消音器19の上部に設けられた排気口19aから排ガスとして外部に排出される。このように底部ケーシング3を用いることによって燃焼ガス流路8を略U字状に屈曲または湾曲させた構成においては、燃焼器1や熱交換器HTの缶体20の一側方に消音器19を起立させた姿勢でスペース効率良く設けることができる。
熱交換器HTは、1次熱交換部2Aと2次熱交換部2Bとを有している。1次熱交換部2Aは、燃焼ガスの顕熱回収用であり、缶体20内の底部寄り領域に設けられている。この1次熱交換部2Aは、たとえば従来の一般的な熱交換器の水管構造と同様な構造であり、複数のフィン24を有する管体22bが缶体20に対して略水平方向に貫通した構造とされている。
2次熱交換部2Bは、燃焼ガスの潜熱回収用であり、底部ケーシング3内に設けられている。この2次熱交換部2Bは、通水用(伝熱用)の管体として、複数枚のプレート状のフィン26を備えた複数のU字管23が用いられた構成を有している。各U字管23の一対の開口部23a,23bを有する基端部は、底部ケーシング3の一側壁30aを貫通し、この一側壁30aの外部に設けられたヘッダ部25に接続されて固定されている。これに対し、各U字管23の先端部23cは、不支持状態の自由端とされており、各U字管23はいわゆる片もち支持となっている。この支持構造は、各U字管23の熱膨張時および収縮時に大きな応力が発生しないようにするのに好適である。
複数のU字管23は、一対の開口部23a,23bが上下方向に並ぶ姿勢とされ、かつ図2に示すように、これら複数のU字管23の長手方向と交差する方向に適当な間隔で並べられている。互いに隣り合うU字管23どうしの高さが相違するように、それら複数のU字管23は段違い状に並べられている。このような配列にすると、燃焼ガスが複数のU字管23に触れる度合いが大きくなり、熱交換の効率が高められる効果が期待できる。ただし、これに限定されず、複数のU字管23の高さを同一に揃えた配列としてもかまわない。
図1によく表われているように、各U字管23は、底部ケーシング3の一側壁30aから缶体20の底部開口部の直下領域を越えて消音器19の直下領域まで延びている。各U字管23の長手方向中間部のフィン26aの上部と底部ケーシング3の上壁部30cとの隙間部分には、この隙間部分を閉塞して、燃焼ガスが通過することを阻止する遮断板31が設けられている。また、底部ケーシング3内のうち、他側壁30b寄りの部分には、この他側壁30bと各U字管23の先端部23cとの隙間33に対してその下方から燃焼ガスが進行することを阻止する遮断板32が設けられている。これら2つの遮断板31,32の存在により、底部ケーシング3内において燃焼ガスが複数のU字管23やフィン26を避けて流通することの防止が図られ、熱交換の効率を高めるのに役立つ。
ヘッダ部25は、複数のU字管23の開口部23a,23bのそれぞれに連通した一対のチャンバ25a,25bを有している。チャンバ25aには、入水口21aを有する管体が連結され、チャンバ25bには、管体22aの上流端22a'が連結されている。この熱交換器HTにおいては、入水口21aに入水された水は、ヘッダ部25のチャンバ25aに流入した後に、複数のU字管23を通過しながら加熱されてチャンバ25bに流出する。次いで、この水は、管体22a,22bを順次流れながら加熱され、その後出湯口21bから流出して所定の給湯先に供給される。各U字管23に対して未加熱状態の低温の水を供給すれば、燃焼ガス中の水蒸気の潜熱回収の効率が高められる。ただし、1次熱交換部2Aおよび2次熱交換部2Bに対する通水の仕方はこれに限定されるものではない。
2次熱交換部2Bを構成する複数のU字管23およびフィン26には、潜熱回収に起因して燃焼ガス中の水蒸気が凝縮し、ドレイン(凝縮水)が付着する。したがって、好ましくは、これらの部分は耐食性に優れたステンレスなどの材質とされている。また、底部ケーシング3の底板部34など、前記ドレインと接触する虞れのある金属部分も、好ましくは前記と同様な材質とされている。ただし、底部ケーシング3の全体あるいは底板部34などの一部分については、たとえば合成樹脂製とし、その製造コストを廉価にすることが可能である。熱交換器HTは、潜熱回収機能を備えており、燃焼ガスが底部ケーシング3の底部に進行するまでの間に燃焼ガスの温度を十分に低下させることができるからである。1次熱交換部2Aについては、ドレインの発生は殆どなく、管体22bやフィン24は熱伝導や加工性などに優れたたとえば銅または銅合金製である。各U字管23は、先端部23cよりも基端部の方が低い高さとなるように傾斜している。このような構成によれば、給湯装置Aを長期間不使用にするなどの理由から各U字管23内の水抜きを行なう場合に、前記傾斜を利用して、各U字管23内の水を前記基端部側に流れさせ、前記水抜き作業をスムーズに行なうことができる。
底部ケーシング3の底板部34は、2次熱交換部2Bから滴下してくるドレインを受ける役割をも有する。また、後述するように未燃焼の燃料オイルを受ける役割をも有する。この底板部34は、受けたドレインをドレイン中和器B1に送り込むための排出口34aを有しており、受けたドレインが排出口34aに効率良く集められるように排出口34aに接近するほど高さが低くなるように傾斜している。図面には表われていないが、底板部34は、図1の紙面と直交する方向においてもドレインを排出口34aに集め得るように傾斜している。
ドレイン中和器B1は、合成樹脂製の容器40を具備しており、この容器40の幅方向(図1の左右方向)の中間部は、炭酸カルシウムなどの粒状の中和剤60が収容された中和処理槽4Bとなっている。容器40の一端寄り部分は、後述するように、ドレインに混入した夾雑物や比較的少量の燃料オイルを分離して捕捉するための分離処理槽4Aとなっている。燃焼器1の駆動に際して着火不良などが生じると、未燃焼の燃料オイルが発生し、これがドレインに混入する場合があるが、分離処理槽4Aはこのような未燃焼の燃料オイルを捕捉する機能を有している。容器40の他端寄り部分は、オイルセンサ5が取り付けられたオイル検出用の補助部4Cとなっている。容器40は、たとえばブロー成形法により形成されており、この容器40の分離処理槽4A、中和処理槽4B、および補助部4Cは一体成形されている。
分離処理槽4Aおよび中和処理槽4Bは、底部ケーシング3の底板部34の下方に形成された空間スペース91に配されており、このことによりドレイン中和器B1の全体は、外装ケース90内の底部にスペース効率良く収容されている。補助部4Cの略全体は、外装ケース90内に位置し、かつ底部ケーシング3の下方領域からその一側方(図1の左方)にはみ出したはみ出し部49となっている。このはみ出し部49の技術的意義については、後述する。
分離処理槽4Aは、底部ケーシング3の排出口34aからドレインを受けるように、配管部材34bを介して排出口34aと接続されている。図3によく表われているように、この分離処理槽4Aは、略ボックス状であり、その上壁部には下向きに延びた仕切壁41Aが形成されていることにより、この分離処理槽4Aの内部は、底部どうしが連通部46Aを介して互いに連通した第1および第2のチャンバ43a,43bに仕切られている。第2のチャンバ43bには、オイル吸着フィルタ61が設けられている。このオイル吸着フィルタ61は、たとえば繊維状活性炭や、やしがら活性炭などの各種の活性炭、カポック繊維などの植物性繊維、ポリプロピレンなどの高分子ポリマの化学繊維、あるいは炭化水素の粒状体などであり、基本的には、オイルの吸着性に優れ、かつ水の吸着性が劣るものであれば、種々の材質のものを用いることができる。第2のチャンバ43bの上壁部には、蓋付きの開口部43b'が設けられており、この開口部43b'がオイル吸着フィルタ61の出し入れ口となっている。
分離処理槽4Aにおいては、第1のチャンバ43aの内部にその上部の流入口45aからドレインが流入すると、適当な液面高さHaにドレインが貯留され、ドレインよりも比重の小さい燃料オイルやその他の夾雑物はドレインの液面上に浮き、それらの層F1が形成される。ただし、その液面近傍には仕切壁41Aが存在するために、これら燃料オイルなどは第2のチャンバ43bに流入することが抑制され、この第1のチャンバ43a内に捕捉される。仮に、燃料オイルが連通部46Aを通過して第2のチャンバ43bに流入しても、この燃料オイルはオイル吸着フィルタ61によって吸着され、捕捉される。したがって、燃料オイルが流通口45bを通過して中和処理槽4Bに流入することが抑制される。ドレインよりも比重の大きい夾雑物は、沈殿物mとなる。この沈殿物mは、第2のチャンバ43bに流入する虞れがあるものの、第2のチャンバ43bの流通口45bは、底部から一定の高さHaにあるために、この沈殿物mが中和処理槽4Bに流入することは適切に阻止され、またオイル吸着フィルタ61によっても阻止される。
分離処理槽4Aの第1のチャンバ43aには、ドレインの液面レベルセンサ97や排出口47aも設けられている。液面レベルセンサ97は、第1のチャンバ43aよりも下流側に詰まりなどを生じることに起因して分離処理槽4A内のドレインの液面レベルが前記の高さHaを一定以上超えた異常高さとなったときにこれを検出するものであり、その検出信号は、この給湯装置Aの運転を制御する制御部(図示略)に送信されるようになっている。排出口47aは、たとえばこの給湯装置Aを長期間不使用とする場合に、ドレインを外部に抜き、分離処理槽4A内のドレインが冬季に凍結するといったことを回避するためのものであり、常時は、ネジ部材などの栓体47bによって閉塞されている。
中和処理槽4Bは、中和剤60を内部に投入するための蓋付きの開口部43c',43d'を上壁部に備えた略ボックス状である。ただし、その上壁部には、下向きに延びた仕切壁41Bが設けられていることにより、この中和処理槽4Bの内部は、底部どうしが連通部46Bを介して連通した第1および第2のチャンバ43c,43dに区分されている。この中和処理槽4Bは、万一分離処理槽4Aにおいて燃料オイルが捕捉されず、この中和処理槽4B内に燃料オイルが流入してきた場合に、分離処理槽4Aについて述べたのと同様な原理によって、第1のチャンバ43c内に燃料オイルを捕捉するようになっている。すなわち、第1のチャンバ43cにおいては、ドレイン上に燃料オイルが浮き、これが仕切壁41Bの存在によって第2のチャンバ43dに流れることが抑制され、捕捉される。また、この中和処理槽4Bにおいて、ドレインが第1のチャンバ43cから連通部46Bを通過して第2のチャンバ43dに流れる場合、前記ドレインは仕切壁41Bの下方を潜るような経路を辿る。したがって、中和処理槽4B内におけるドレインの流路長を長くとってドレインを多くの中和剤60に触れさせ、その中和処理を効率良く行なわせる効果も得られる。
補助部4Cは、偏平な略ボックス状であり、中和処理槽4Bの後部の流通口45cから流れてくるドレインを流通させる流路43eを内部に形成している。この流路43eを流れたドレインは、外装ケース90の外部まで導かれて排出口45dからその部分に連結された適当な排水用の配管(図示略)に流出されるようになっている。この補助部4Cの内部の流路43eと上壁部44上との2つの領域が、オイルセンサ5によるオイル検知エリアとなっている。既述したとおり、このドレイン中和器B1の分離処理槽4Aおよび中和処理槽4Bは、ドレインに混入している燃料オイルの捕捉機能を有しているために、通常であれば、流路43eに燃料オイルは流入しない。ところが、たとえば燃料オイル漏れが発生して多量の燃料オイルがドレイン中和器B1内に流入し、その量が分離処理槽4Aおよび中和処理槽4Bのオイル捕捉可能容量を超えた場合には、流路43eに燃料オイルが流入する。このような場合には、その燃料オイルがオイルセンサ5によって検出されるようになっている。
一方、補助部4Cの略全体は、既述したとおり、底部ケーシング3の下方領域からはみ出したはみ出し部49となっており、このはみ出し部49は、燃焼器1の燃料供給部15、好ましくは燃料供給部15の主要配管部の下方に位置している。この構成により、燃料供給部15において燃料オイル漏れが生じた場合には、この燃料オイルが缶体11,20やその他の部分の外面などを伝って流れ落ちてくることにより、または燃料供給部15から直接滴下してくることにより、補助部4Cの上壁部44に到達するようになっている。この上壁部44の上面には、この上壁部44上に到達した燃料オイルを溜めることが可能に、その周縁に起立壁部44aを有する凹状部44bが形成されている。図面には示されていないが、はみ出し部49は、図3の紙面と直交する方向に比較的大きな幅を有しており、燃料供給部15から流れ落ちてくる燃料オイルの多くが凹状部44bに流入するようになっている。好ましくは、はみ出し部49は、外装ケース90内の底部において、この外装ケース90の一側壁90aと底部ケーシング3との隙間Sの直下領域の略全体を占めるように形成され、はみ出し部49によって燃料オイルを受けることの確実化が図られている。
図4によく表われているように、オイルセンサ5は、ケーシング51内にオイル膨潤物質52aと可動部材52bとが収容され、かつケーシング51に接合された支持部材55に検出スイッチ52cがカバーケース57を介して取り付けられた構成を有している。ケーシング51は、先端部(下端部)に底壁部を有する筒状であり、その基端部(上端部)にはフランジ51aが形成されている。このケーシング51は、たとえば多孔質の焼結樹脂製であり、疎水性、親油性および透油性を有している。このケーシング51の外面にオイルが付着すると、このオイルはこのケーシング51を透過し、内部に進行可能である。オイル膨潤物質52a、可動部材52b、および検出スイッチ52cは、ケーシング51内にオイルが進入したときにこれを検出する検出部52を構成している。オイル膨潤物質52aは、たとえばシリコン樹脂パウダからなり、オイルがケーシング51内に進入すると、このオイルを吸収して体積が増加する特性を有している。可動部材52bは、オイル膨潤物質52aの体積が増加すると、これに伴って上昇し、検出スイッチ52cのスイッチング接点を押圧する。これにより、オイルが検出された旨の信号が出力され、前記制御部に入力される。
上壁部44には、開口部44cが形成されており、ケーシング51はこの開口部44cに挿通している。そして、このケーシング51のフランジ51aは、開口部44cの周縁部44dの上面に当接して係合している。この構造により、開口部44cはフランジ51aによって閉塞され、またケーシング51の高さが設定されている。補助部4Cの底面部48のうち、流出口60bの近傍の一部分48aは、他の部分よりも適当寸法Hbだけ高くなっており、この部分48aよりも上流側にはドレインを適当な液面高さで貯留できるようになっている。これにより、ケーシング51はドレイン中に浸漬し、ケーシング51に対するドレインの接触量を多くすることが可能となる。また、底面部48のうち、オイルセンサ5の直下部分には、凹状部48bが形成されているとともに、この凹状部48bにケーシング51の先端部が進入している。このことにより、ケーシング51がドレイン中に浸漬する量をさらに大きくし、ケーシング51内に燃料オイルが進入する量を多くすることができる。
支持部材55は、非透水性および非透油性の合成樹脂またはステンレスなどからなる略円板状であり、ケーシング51の基端部の開口部を塞ぐようにこの基端部を覆っている。この支持部材55は、複数本のネジ体92によって上壁部44に取り付けられている。ただし、この支持部材55と上壁部44の上面との間には、燃料オイル通過用の流路としての隙間56が形成されている。燃料オイルが上壁部44上からこの隙間56を通過すると、ケーシング51のフランジ51aに到達し、その後このケーシング51を構成する焼結樹脂の微小な空洞部内を毛細管現象により種々の方向に進行する結果、最終的にはケーシング51内に進入してオイル膨潤物質52aに吸収される。開口部44cの周縁部44dには、段差が設けられており、この周縁部44dのうち、フランジ51aが当接している部分は、その外周囲部分よりも低い高さとなっている。このことにより、隙間56の開口幅(高さ方向の幅)は、フランジ51aの厚みよりも小さくされており、燃料オイルは流入し易いものの、固形の塵などは進入し難い寸法となっている。また、周縁部44dに前記した段差が設けられているために、隙間56を燃料オイルがフランジ51aに向けて進行してきたときにはこの段差部分にも燃料オイルが進行するようにして、多くの燃料オイルがフランジ51aを透過できるようにすることも可能となる。隙間56は、支持部材55の全周囲にわたって形成されており、上壁部44上に燃料オイルが存在する場合には、この燃料オイルをケーシング51に対していずれの方向からも適切に導くことができるようになっている。
次に、上記した給湯装置Aの作用について説明する。
まず、図1において、燃焼器1を駆動させて燃料オイルを燃焼させると、この燃焼ガスは送風ファン13からの送風作用により下向きに進行し、1次熱交換部2Aによってその顕熱が回収され、また底部ケーシング3内に進行した際には、2次熱交換部2Bによって潜熱が回収される。2次熱交換部2Bを底部ケーシング3内に設けた構成によれば、底部ケーシング3の外部に2次熱交換部2Bを積層して設ける構成と比較すると、給湯装置A全体の小型化および部品点数の減少を図ることができる。また、2次熱交換部2Bにおいては、多くのドレインが発生するが、このドレインは底部ケーシング3の底板部34上に滴下し、排出口34aからドレイン中和器B1に対して迅速に、かつ円滑に送り込まれる。このため、燃焼ガス流路8の内壁の広い領域にわたってドレインが付着し、残留したままになるといったことが適切に回避される。燃焼器1の運転やその停止に伴い、燃料への着火不良などを生じると、未燃焼の燃料オイルがドレインに混入する。噴霧ノズル10は、下向きに燃料オイルを噴射しており、未燃焼の燃料オイルは底部ケーシング3に溜まり易く、ドレインに混入し易くなっている。したがって、燃焼ガス流路8内に未燃焼の燃料オイルが溜まったままにならないようにするのにも好適となる。
次いで、ドレイン中和器B1に送り込まれたドレインは、分離処理槽4A、中和処理槽4B、および補助部4Cを経由して外部に排出される。この場合、既述したとおり、まず分離処理槽4Aの第1のチャンバ43aに適当量の燃料オイルが捕捉される。また、これによって捕捉されない燃料オイルが発生しても、これは第2のチャンバ43bのオイル吸着フィルタ61によって捕捉される。さらには、中和処理槽4Bの第1のチャンバ43cにも捕捉される。燃料オイルとは別の夾雑物も、分離処理槽4Aに捕捉される。そして、中和処理槽4Bにおいては、ドレインの中和処理もなされる。このようなことから、燃焼ガス流路8内への多量の燃料オイル漏れが発生していない通常状態においては、燃料オイルや夾雑物が除去され、かつ適切に中和処理がなされたドレインが外部に排出されることとなり、環境保護の観点から好ましいものとなる。
給湯装置Aの通常の稼働状態では、たとえば燃料オイルへの着火不良などに起因して未燃焼の燃料オイルが発生しても、その量はごく僅かである。したがって、たとえば10年あるいはそれ以上の長期間にわたって給湯装置Aを使用する場合であっても、たとえばオイル吸着フィルタ61を一度も交換する必要のないいわゆるメンテナンスフリーとし、中和処理槽4Bよりも下流には燃料オイルが流れないようにすることが可能である。ところが、予期せぬ要因により、たとえば燃焼器1の缶体11内に存在する噴霧ノズル10やその近傍部分が破損し、この部分から底部ケーシング3内に比較的多くの燃料オイルが流れ込む場合が想定し得る。このような異常事態が発生した場合、もはやオイル吸着フィルタ61やその他の上記したオイル捕捉手段によっては燃料オイルの全量を捕捉することは困難となる。これに対し、この給湯装置Aにおいては、そのような事態が万一発生すると、オイルセンサ5によってドレイン中和器B1内の流路43eを流れる燃料オイルが検出され、その旨の報知がなされるために、ユーザはこのことによって直ちに前記の異常を察知し、適切な処置を採ることができることとなる。前記燃料オイルの検出に基づき、前記燃焼器1などを緊急停止させるといった制御を行なわせることも可能となる。燃焼器1は、本来的に、前記したような燃料オイル漏れが発生しないように設計されているが、予期できない原因によって万一燃料オイル漏れが発生したとしても、前記したような適切な対応措置を採ることができ、このことによってユーザに安心感を与えることができる。
一方、前記とは異なり、燃焼器1のたとえば缶体11の外部に位置する燃料供給部15において燃料オイル漏れが生じた場合には、この燃料オイルがドレイン中和器B1の容器40のはみ出し部49上に流れ落ち、その上壁部44の凹状部44bに溜められることとなる。そして、この燃料オイルは、上壁部44とオイルセンサ5の支持部材55との隙間56を通過してオイルセンサ5のケーシング51内に進入し、これがオイルセンサ5の検出部52によって検出される。したがって、この場合においても給湯装置Aの緊急停止などの適切な対応措置を採ることができる。
このように、本実施形態によれば、燃焼器1に仮に燃料オイル漏れが生じて、燃料オイルが燃焼ガス流路8の内部および外部のいずれを流れた場合であっても、これをオイルセンサ5によって適切に検出することができ、燃料オイル漏れの検出が確実となる。オイルセンサ5は、ドレイン中和器B1の容器40に取り付けられているために、オイルセンサ専用のブラケットを別途設ける必要もない。また、漏れた燃料オイルは、ドレイン中和器B1の容器40に集められるようにされているために、燃料オイルを集めるための専用の部材を別途設ける必要もない。したがって、全体の部品点数の増加を抑制しつつ、適切な燃料オイル漏れ検出が可能となる。さらに、燃料オイル漏れの検出は、容器40の内部と上壁部44上との2箇所についてなされているのに対し、その検出は、1つのオイルセンサ5によって行なわせているために、複数のオイルセンサを用いる場合と比較すると、製造コストを低減するのにより好適となる。
図5〜図14は、本発明の他の実施形態を示している。なお、これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図5に示すドレイン中和器B2は、中和処理槽4Bの一部が、外装ケース90の内部において底部ケーシング3の下方領域からその側方にはみ出したはみ出し部49Aとされており、このはみ出し部49Aの上壁部44にオイルセンサ5が取り付けられている。上壁部44に対するオイルセンサ5の取り付け構造は、前記実施形態と同様であるが、このオイルセンサ5のケーシング51は、たとえばその下端寄り部分が中和処理槽4B内のドレインに直接接触することによって、ドレインに混入してその上層に浮く燃料オイルを検出できるようになっている。
本実施形態によれば、燃焼器1の燃料供給部15から缶体11,20などの外部を燃料オイルが流れ落ちてきたときには、これをはみ出し部49Aによって受けてオイルセンサ5によって検出することが可能である。はみ出し部49Aは、中和処理槽4Bの一部を利用して形成されているために、図1〜図4に示した実施形態の補助部4Cに相当する部分を容器40に設ける必要はない。したがって、容器40の形状の簡素化などを図り、そのコストを低減することができる。また、補助部4Cを設ける必要が無い分だけ、中和処理槽4Bのサイズを大きくし、中和処理機能を高めることも可能となる。さらに、中和処理槽4Bの上壁部44にオイルセンサ5を取り付けるための開口部44cを形成した場合、この開口部44cを中和剤60用の投入口として利用することも可能となる。
本実施形態および前記実施形態から理解されるように、本発明においては、要は、ドレイン中和器の中和剤を収容する容器がオイルセンサの取り付けに利用されていればよい。オイルセンサが容器の中和処理槽に取り付けられる場合と、容器の中和処理槽以外の部分に取り付けられる場合とのいずれであってもかまわない。
なお、図5に示す実施形態においては、中和処理槽4B内のうち、仕切壁41Bよりも下流側に、この中和処理槽4Bの底部から上向きに起立した起立壁41bが設けられている。このような構成によれば、この中和処理槽4Bの第2のチャンバ43dの上流側領域に流入したドレインは、起立壁41bを越えることによって第2のチャンバ43dの下流側領域に流入する。したがって、そのような起立壁41bを設けていない場合と比較すると、中和処理槽4B内におけるドレインの実質的な流路長を長くとり、中和処理を十分に図ることができる利点が得られる。
図6に示す構成においては、ドレイン中和器B3の容器40の上壁部44が、オイルセンサ5に接近するほど高さが低くなるいわゆるすり鉢状に傾斜した凹状とされている。このような構成によれば、上壁部44上に流入してきた燃料オイルをオイルセンサ5の装着箇所に積極的に集めることが可能となり、燃料オイルの検出精度、あるいは検出速度を高めるのにより好適となる。
図7に示す構成においては、オイルセンサ5の支持部材55の下面部に、段差または凹部を形成することによって、この支持部材55と上壁部44との間に燃料オイルの通路としての隙間56が設けられている。このような構成によっても、前記した実施形態と同様に、1つのオイルセンサ5によって容器40の内部と上部領域との双方に存在する燃料オイルの検出が可能である。
図8に示す構成においては、オイルセンサ5の支持部材55に、燃料オイルの通路としての1または複数の貫通孔56Aが設けられている。このような構成によれば、支持部材55上に燃料オイルが流れてきたときに、この燃料オイルが貫通孔56Aを通過してケーシング51に向かう。本実施形態から理解されるように、本発明では、上壁部44の上面に直接存在する燃料オイルではなく、オイルセンサ5上に流れてきた燃料オイルを検出させる構成としてもかまわない。もちろん、図8に示したように支持部材55に貫通孔55を設ける構成と、図7や図4に示したように支持部材55と上壁部44との間に隙間56を設ける構成とを組み合わせてもかまわない。
図9に示す構成においては、容器40の上壁部44の下面から下向きに突出した円筒状などの筒状の壁部69が具備されており、この壁部69は、オイルセンサ5のケーシング51を囲んでいる。また、流路43e内のうち、オイルセンサ5よりも下流には、壁部69の下端よりも高さが高い起立壁68が設けられている。この起立壁68によってドレインが塞き止められることにより、このドレインは壁部69の下端寄り部分を浸漬させる液面高さで貯留される。
本実施形態によれば、壁部69によって囲まれた領域において、ドレイン上に燃料オイルが浮き、燃料オイルの層F1が形成されると、この層F1は壁部69によって囲まれた領域に滞留することとなる。その結果、この層F1の燃料オイルは、オイルセンサ5のケーシング51に接触する機会が多くなる。したがって、燃料オイルがケーシング51内に進入し易くなり、燃料オイルの検出精度が高まる。なお、流路43eにドレインを所定の液面高さで貯留させる手段として、流路43eの底部に起立壁68を形成したが、これに代えて、たとえば図4に示した部分48aを高くすることにより、起立壁68を設けたのと同様な作用を得ることが可能である。
図10に示す構成においては、壁部69が筒状に形成されておらず、ドレイン流れ方向の上流側に開口部69aが形成された平面断面視略U字状となっている。このような構成によれば、ドレインに混入して流れる燃料オイルを開口部69aから壁部69によって囲まれた領域に対して積極的に流入させることができる。むろん、前記領域に流入した燃料オイルがそのまま下流に流れることは、壁部69によって抑制される。したがって、本実施形態においても、壁部69によって捕捉させた燃料オイルをケーシング51に接触させ易くし、燃料オイルの検出精度を高める効果が得られる。
図11(a)に示す構成においては、オイルセンサ5の全体が容器40の補助部4C内に設けられている。検出部52の信号出力などを行なうための電気配線は、たとえば補助部4Cの適当な箇所に設けられた孔部を挿通して外部に引き出されている。一方、補助部4Cの上壁部44には、この上壁部44上に存在するオイルを、流路43e内のうち、オイルセンサ5よりも上流の位置に導くためのオイルガイド部材67が取り付けられている。このオイルガイド部材67は、たとえばバー状またはプレート状であり、オイルセンサ5のケーシング51と同様に疎水性、親油性および透油性を有する焼結樹脂などからなる。このオイルガイド部材67は、上壁部44を貫通しており、その上端は上壁部44の上方に露出している。
本実施形態においては、オイルセンサ5が流路43e内に設けられているために、流路43e内に存在する燃料オイルを検出できることは勿論のこと、上壁部44上に存在する燃料オイルについては、オイルガイド部材67を伝わせて流路43e内に導くことができる。このようにして流路43e内に導かれた燃料オイルは、その後下流に流れる過程においてオイルセンサ5のケーシング51に接触することとなり、これが検出されることとなる。このように、本発明においては、オイルセンサ5の全体を容器40内に設けて、上壁部44上のオイルをガイド手段によって容器40内に導入させる構成とすることもできる。このようにオイルセンサ5の全体を容器40内に配置させれば、外部環境からオイルセンサ5を保護することが可能となる。
図11(b)に示す構成においては、オイルガイド部材67の下端部67aが、オイルセンサ5のケーシング51の外面に接触している。このような構成によれば、オイルガイド部材67を伝って下降する燃料オイルをケーシング51に直接進行させることができ、燃料オイルの検出がより確実となる。
図11(c)に示す構成においては、オイルガイド部材67Aが、貫通孔を有するパイプであり、上壁部44に存在する燃料オイルは、このオイルガイド部材67Aの貫通孔内を通過して流路43e内に導かれるようになっている。このような構成によっても、上壁部44上に燃料オイルが存在するときには、これをオイルセンサ5によって検出することが可能である。なお、本実施形態の構成では、上壁部44に燃料オイル以外の液体やその他の物質が存在する場合に、これらも流路43e内に導かれる虞れがあるため、そのよう虞れの少ない条件下においてこの構成を用いることが好ましい。本実施形態から理解されるように、本発明でいうオイルガイド手段は、疎水性、親油性および透油性を有する部材を用いて構成することが好ましいものの、必ずしもそのような部材を用いなくてもよい。また、本発明においては、上壁部44にオイルガイド部材67,67Aを設ける構成に代えて、上壁部44に貫通孔を設け、上壁部44上の燃料オイルがこの貫通孔を通過して流路43e内に滴下するようにしただけの構成とすることもできる。
図12に示す構成においては、オイルセンサ5の全体が容器40の上壁部44上に載設されており、この上壁部44上の燃料オイルを直接検出できるようになっている。上壁部44は、ケーシング51の周囲に燃料オイルを集めることができるように傾斜した凹状に形成されている。一方、ケーシング51の底部には、上壁部44を貫通して流路43e内に延びたオイルガイド部材67Bが接続されている。このオイルガイド部材67Bは、たとえばケーシング51と同一材質であり、疎水性、親油性および透油性を有している。好ましくは、このオイルガイド部材67Bの下端先端部は、流路43eの底面部48に設けられた凹部48b内に進入し、この凹部48bに貯留されたドレインに漬かるように設けられている。
本実施形態によれば、流路43e内に存在する燃料オイルがオイルガイド部材67Bに接触すると、この燃料オイルは毛細管現象によってこのオイルガイド部材67Bを上方に向けて進行し、ケーシング51に到達する。したがって、オイルセンサ5を上壁部44上に設けているにも拘わらず、流路43e内の燃料オイルを検出することが可能である。本実施形態のように、オイルセンサ5を上壁部44に取り付ければ、その取り付け作業や電気配線の取り廻しが容易となる。
図13に示す構成においては、上壁部44に設けられた開口部44cに、オイルセンサ5のケーシング51が挿通していることにより、このケーシング51は流路43e内と上壁部44の上方領域との2つのオイル検知エリアに跨がっている。
本実施形態においては、流路43e内の燃料オイルはケーシング51の下端先端部からケーシング51内に進行し、また上壁部44上の燃料オイルはケーシング51の高さ方向中間部分からケーシング51内に進行し、いずれの場合にも燃料オイルの検出が可能である。本実施形態によれば、前述した実施形態とは異なり、オイルガイド部材を別途用いる必要がない。したがって、全体の部品点数を削減し、製造コストをより低減することができる。
上述した実施形態においては、容器40の上壁部44上と流路43e内とにそれぞれ存在する燃料オイルを、1つのオイルセンサ5によって検出を可能としているが、本発明はこれに限定されない。本発明においては、たとえば図14に示すように、ドレイン中和器B4の容器40の上壁部44上および容器40内の流路43eに、2つのオイルセンサ5A,5Bを取り付け、これらによって燃料オイルの検出を個別に行なわせるようにしてもかまわない。このような構成によれば、オイルセンサの総数が多くなるものの、本発明の意図する目的を達成することが可能である。
本発明は、上述した実施形態に限定されない。本発明に係る給湯装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明においては、ドレイン中和器の容器に取り付けられたオイルセンサによって、容器上に進行してきた燃料オイル、および容器内に進行してきた燃料オイルのそれぞれを検出できるようにすることが最適であるが、これに限らない。容器に取り付けられたオイルセンサは、容器上に進行してきた燃料オイルのみを検出する構成、または容器内に進行してきた燃料オイルのみを検出する構成としてもよい。さらに、ドレイン中和器の容器は、その上部と内部との双方に燃料オイルが進行してくるように設けられていない構成とすることも可能であり、燃料オイル漏れが発生したときに、この容器の上部のみ、または内部のみに燃料オイルが進行してくる構成とされていてもよい。本発明は、ドレイン中和器の容器を燃料オイル捕集用の容器として、およびオイルセンサ取り付け用のブラケットとして有効に利用している点に特徴があり、たとえば前記容器の上部に進行してきた燃料オイルを検出させるだけの構成、あるいは前記容器の内部に進行してきた燃料オイルを検出させるだけの場合であっても、その構成は、従来技術と比較すると合理的であり、全体構造の簡素化や製造コストの低減などを図りつつ、的確な燃料オイル漏れ検出が可能だからである。
オイルセンサとしては、上述した構成以外の種々のものを採用することが可能である。たとえば、オイル膨潤物質が燃料オイルを吸収して膨潤したときの体積の変化を、光学的検出手段によって検出し、これによって燃料オイル検出を行なうようにされたものを用いることもできる。ドレイン中和器は、分離処理槽に相当する部分を有しないものとして構成してもよく、要は、容器内に中和剤が収容された構成を有していればよい。容器の具体的な形状、サイズ、材質、および製法などは一切限定されない。
本発明は、給湯装置をいわゆる逆燃方式に構成する場合に好適であるが、やはりこれとは異なるタイプの給湯装置にも適用可能である。燃焼器は、燃料オイルを噴霧して燃焼させるものに代えて、たとえば燃料を気化させてから燃焼させる構造とすることもできる。熱交換器は、底部ケーシング内に2次熱交換部を設けた構造にしなくてもよい。また、本発明に係る給湯装置は、いわゆる瞬間式の給湯器として構成できることは勿論のこと、それ以外の床暖房や融雪用途など、種々の用途に湯を供給するための装置として構成することができる。なお、本発明でいう燃料オイルとは、灯油や軽油などの石油あるいは石油の分留成分としてのオイル、および石油以外から生成される燃焼用の油を含む広い概念である。
本発明に係る給湯装置の一例を示す要部断面図である。 図1のII−II要部断面図である。 図1に示す給湯装置が具備するドレイン中和器を示す要部断面図である。 図3の要部断面図である。 ドレイン中和器の他の例を示す要部断面図である。 ドレイン中和器の他の例を示す要部断面図である。 ドレイン中和器へのオイルセンサの取り付け構造の他の例を示す要部断面図である。 ドレイン中和器へのオイルセンサの取り付け構造の他の例を示す要部断面図である。 (a)は、オイルセンサの取り付け構造の他の例を示す要部断面図であり、(b)は、(a)のIX−IX断面図である。 オイルセンサの取り付け構造の他の例を示す要部平面断面図である。 (a)〜(c)は、オイルセンサの取り付け構造の他の例を示す要部断面図である。 オイルセンサの取り付け構造の他の例を示す要部断面図である。 オイルセンサの取り付け構造の他の例を示す要部断面図である。 ドレイン中和器へのオイルセンサの取り付け構造の他の例を示す要部断面図である。
符号の説明
A 給湯装置
B1〜B4 ドレイン中和器
HT 熱交換器
1 燃焼器
2A 1次熱交換部(熱交換器)
2B 2次熱交換部(熱交換器)
3 底部ケーシング
5 オイルセンサ
8 燃焼ガス流路
19 消音器(排気ダクト)
20 缶体
34 底板部
34a 排出口
40 容器(ドレイン中和器の)
44 上壁部(容器の)
51 ケーシング(オイルセンサの)
52 検出部
52a オイル膨潤物質
52b 可動部材
52c 検出スイッチ
55 支持部材
56 隙間(オイルガイド手段)
56A 貫通孔(オイルガイド手段)
60 中和剤
61 オイル吸着フィルタ

Claims (10)

  1. 缶体の上部に取り付けられ、かつ燃料オイルを燃焼させる燃焼器と、
    前記缶体および前記缶体の下方に位置するように前記缶体の下部に接続された底部ケーシングを利用して形成され、かつ前記燃焼器によって発生された燃焼ガスを排気口に導く燃焼ガス流路と、
    前記燃焼ガスとの熱交換を行なう通水用の管体を有する熱交換器と、
    前記燃焼器、前記缶体、および前記底部ケーシングよりも下方に配置され、かつ前記熱交換によって発生して前記底部ケーシング内に流れ落ちてその底板部によって受けられたドレインが内部に流入する容器およびこの容器内に収容された中和剤を有するドレイン中和器と、
    を備えている、給湯装置であって、
    前記燃焼器において燃料オイル漏れが生じたときに、この燃料オイルが前記缶体の内部を流れ落ちて前記底部ケーシングの底板部によって受けられてから前記ドレイン中和器の容器の内部に進行する現象、および前記燃料オイルが前記缶体および前記ケーシングの外面を伝って流れ落ちて、前記ドレイン中和器の容器の上壁部のうち、前記底部ケーシングの下方からその側方にはみ出すように設けられたはみ出し部に進行する現象の少なくとも一方の現象を生じさせることが可能な構成とされており、
    前記容器には、この容器の上壁部上および内部の少なくとも一方に進行した燃料オイルを検出可能な少なくとも1つのオイルセンサが取り付けられていることを特徴とする、給湯装置。
  2. 前記ドレイン中和器は、燃料オイルが前記燃焼器から漏れて前記缶体および前記底部ケーシングの外面を伝って流れ落ちたときに前記容器の上壁部のうち、前記底部ケーシングの下方からその側方にはみ出すように設けられた前記はみ出し部によって受けることが可能であるとともに、燃料オイルが前記燃焼器から漏れて前記缶体の内部を流れ落ちたときに、この燃料オイルは前記底部ケーシングの底板部によって受けられてから前記容器の内部に流入可能な構成とされており、
    前記容器の上壁部上および内部のいずれの燃料オイルについても前記オイルセンサによって検出可能とされている、請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記底部ケーシング上に起立するようにしてこの底部ケーシングに接続された排気用ダクトを備えており、
    前記燃焼ガス流路は、前記缶体、前記底部ケーシング、および前記排気用ダクトの内部に一連に繋がって形成され、かつ前記燃焼器の燃料燃焼領域から前記缶体内を下向きに進行した燃焼ガスが前記底部ケーシングにおいてUターンさせられることにより前記排気用ダクトに上向きに進入するように構成されており、
    前記熱交換器は、前記缶体内および前記底部ケーシング内の少なくとも一方に前記通水用の管体が配された構成を有し、
    前記底部ケーシングの前記底板部は、前記熱交換器の管体からドレインが落下したときおよび前記燃焼器から前記燃焼ガス流路内に燃料オイルが流れ落ちたときにこれらを受けることが可能であり
    前記ドレイン中和器の容器は、その一部分が前記底板部の下方に配されて、前記底板部で受けたドレインおよび未燃焼の燃料オイルが内部に導入されるように設けられているとともに、前記容器の他の一部分は、前記底部ケーシングの下方からその側方にはみ出した前記はみ出し部として形成され、前記燃焼器から漏れて前記缶体および底部ケーシングの外部領域を流れ落ちてきた燃料オイルは、前記はみ出し部によって受けられる構成とされている、請求項2に記載の給湯装置。
  4. 前記はみ出し部の上面部の全体または一部は、このはみ出し部に進行してきた燃料オイルを貯留可能な凹状であり、この凹状部分に到達した燃料オイルが前記オイルセンサによって検出されるように構成されている、請求項3に記載の給湯装置。
  5. 前記オイルセンサとしては、前記容器の内部と上壁部上とのいずれの領域の燃料オイルについても、1つのオイルセンサのみによって検出可能とされたものが用いられている、請求項2ないし4のいずれかに記載の給湯装置。
  6. 前記オイルセンサは、オイル透過用のケーシングと、このケーシング内に燃料オイルが進入したときにこれを検知するオイル検知部とを備え、
    前記オイルセンサのケーシングの少なくとも一部は、前記容器内に存在する燃料オイルをこのケーシング内に進入させることが可能に前記ドレイン中和器の容器内に配されており、
    前記オイルセンサまたは前記容器には、前記容器の上壁部上に進行してきた燃料オイルを前記オイルセンサのケーシングまたはケーシング内に導くオイルガイド手段が設けられている、請求項5に記載の給湯装置。
  7. 前記容器の上壁部には、前記オイルセンサのケーシングの少なくとも先端部を前記流路内に配置させるように前記ケーシングが挿通する開口部が設けられており、
    前記オイルセンサは、前記上壁部の開口部周縁に取り付けられて前記ケーシングの基端部の上面を覆う支持部材を備えており、
    前記支持部材と前記上壁部との間の領域、または前記支持部材には、前記上壁部上または前記支持部材上に存在する燃料オイルを前記ケーシングまたはケーシング内に向けて導くための隙間状または孔状の通路が設けられており、この通路が前記オイルガイド手段である、請求項6に記載の給湯装置。
  8. 前記オイルセンサの前記ケーシングおよび前記検知部の全体が、前記ドレイン中和器の容器内に設けられており、
    前記オイルガイド手段は、前記容器の上壁部上に存在する燃料オイルを前記容器内に導くように設けられている、請求項6に記載の給湯装置。
  9. 前記オイルセンサの前記ケーシングおよび前記検知部が、前記容器の上壁部上に設けられており、
    前記オイルガイド手段は、前記ケーシングから前記流路内に延び、かつ前記流路内に存在するオイルを前記ケーシングまたはケーシング内に向けて上昇させることが可能に構成されている、請求項6に記載の給湯装置。
  10. 前記ドレイン中和器は、前記オイルセンサよりも前記ドレインの流れ方向上流部分に燃
    料オイルを捕捉可能なオイル捕捉手段を備えており、燃料オイルがこのオイル捕捉手段によって捕捉されることなくその下流に進行する事態が発生したときにこれが前記オイルセンサによって検出されるように構成されている、請求項2ないし9のいずれかに記載の給湯装置。
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