JP4816700B2 - 液圧ブレーキユニットと液圧ブレーキユニットの制御方法 - Google Patents
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Description
本実施形態に示す液圧ブレーキユニットは、典型的にはリザーバタンクに貯留されたブレーキフルードの低下を検出する。そして、前輪側のホイールシリンダへのブレーキフルード供給路と後輪側のホイールシリンダへのブレーキフルード供給路とを連通する主流路を遮断する。
液圧ブレーキユニット120の液圧媒体量検出部111aは、リザーバ134に貯留されるブレーキフルードの液量が、所定量より少ないか否かを検出する。液圧媒体量検出部111aが、リザーバ134に貯留されるブレーキフルードの液量が、所定量より少ないことを検出すれば、ステップS22へと進む。また、液圧媒体量検出部111aが、リザーバ134に貯留されるブレーキフルードの液量が、所定量より少ないことを検出しなければ、ステップS21で待機する。
ブレーキECU170の分離弁制御部110は、分離弁160を閉状態とする。分離弁制御部110のこのステップS22での動作により、第一液圧系統161と第二液圧系統162とが遮断されて、ブレーキフルードの枯渇を抑制できる。
次に、第一の実施形態で説明した分離弁制御部110が、リザーバ134に貯留されたブレーキフルードの低下状態が一定時間継続した場合に、分離弁160を閉状態とする第二の実施形態について説明する。第二の実施形態で示す例においては、リザーバ134に貯留されたブレーキフルードの低下状態を示す継続時間を積算し、低下検出所定時間よりも長い時間となった場合に、失陥があったものとして分離弁160を閉じる。
液圧媒体量検出部111aは、リザーバ134が貯留するブレーキフルードの液量が、所定量よりも少なくなったことを検出したか否かを判断する。液圧媒体量検出部111aが、リザーバ134が貯留するブレーキフルードの液量が、所定量よりも少なくなったことを検出すれば、ステップS52へと進む。
分離弁制御部110(2)は、ステップS51での検出時間が、予め定められた低下検出所定時間よりも長いか否かを判断する。具体的には、継続時間積算部114が、液圧媒体量検出部111aからの検出信号を受信し、検出信号の継続時間を積算する。
分離弁制御部110(2)は、分離弁160を閉状態とする。換言すれば、ステップS51とステップS52との処理を通じて、ブレーキECU170(2)が、失陥が生じていると判断したことに相当する。そして、失陥が生じたと判断する場合に、分離弁制御部110(2)が、分離弁160を閉状態とすることで、主流路145でのブレーキフルードの流通経路を遮断して、ブレーキフルードの枯渇を抑止することができる。
次に、ブレーキECU170(3)が、失陥が生じた系統を判断する場合について、第三の実施形態として説明する。第三の実施形態においては、ブレーキECU170(3)が失陥系統判断部6172を備えており、液圧ブレーキユニット620の所望の弁制御と、リザーバ134のブレーキフルード低下状態とから、失陥が生じた系統を判断するものとする。
、ブレーキECU170(3)は、失陥が生じた系統が、第一液圧系統161であるのか第二液圧系統162であるのかを判断する失陥系統判断部6172を備える。
液圧媒体量検出部111a(3)は、リザーバ134に貯留されているブレーキフルードの量が、所定量より少なくなったか否かを判断する。液圧媒体量検出部111a(3)は、リザーバ134に貯留されているブレーキフルードの量が、所定量より少なくなったことを検出すると、その検出信号を分離弁制御部110とカット弁制御部6171とに送出する。
分離弁制御部110は、分離弁160を閉状態とする。このステップS72での動作処理により、ブレーキフルードが第一液圧系統161と第二液圧系統162との間で主流路145を介して流通することを遮断できる。
カット弁制御部6171は、第一カット弁664を閉状態をする。このステップS73での動作処理により、ブレーキフルードが第一液圧系統161の第一カット弁664から下流側に供給されることを抑止できる。仮に、第一のホイールシリンダ123Fの周辺に失陥が発生した場合においては、このステップS73での処理により、ブレーキフルードのさらなる漏れを停止させることが可能である。
液圧媒体量検出部111a(3)は、リザーバ134のブレーキフルードの低下量が、所定の低下量より大きいか否かを判断する。液圧媒体量検出部111a(3)が、リザーバ134のブレーキフルードの低下量が、所定の低下量より大きいと判断すれば、ステップS75へと進む。また、液圧媒体量検出部111a(3)が、リザーバ134のブレーキフルードの低下量が、所定の低下量より大きくないと判断すれば、ステップS76へと進む。
失陥系統判断部6172は、第二液圧系統162で失陥が生じているものと判断する。すなわち、ステップS73で第一カット弁664を閉状態としたにも拘わらず、リザーバ134のフルード貯留量が低下し続ける状態は、第二液圧系統162特に第二のホイールシリンダ123R周辺での失陥による液漏れであると判断できる。
失陥系統判断部6172は、第一液圧系統161で失陥が生じているものと判断する。すなわち、ステップS73で第一カット弁664を閉状態としたことにより、リザーバ134のフルード貯留量の低下が停止した状態は、第一液圧系統161の特に第一のホイールシリンダ123F周辺での失陥による液漏れであると判断できる。
次に、リザーバ134の揺れを利用してブレーキフルードの低下状態を正確に認識し、これにより失陥系統の誤判断が為されることを抑止可能な液圧ブレーキユニット920について、第四の実施形態で図9を用いて説明する。
、リザーバ134内のブレーキフルードが検出すべき所定量よりもかなり少ない(すなわち液面がかなり低い)場合であっても、振動による液面の上下動が激しいことにより、上述した検出信号のオンオフを繰り返すことが想定される。
液圧媒体量検出部111aは、リザーバ134に貯留されているブレーキフルードの量が、所定量より少なくなったか否かを判断する。液圧媒体量検出部111aは、リザーバ134に貯留されているブレーキフルードの量が、所定量より少なくなったことを検出すると、その検出信号を分離弁制御部110(2)とカット弁制御部6171とに送出する。
分離弁制御部110(2)は、ステップS110での検出時間が、予め定められた低下検出所定時間よりも長いか否かを判断する。具体的には、継続時間積算部114が、液圧媒体量検出部111aからの検出信号を受信し、検出信号の継続時間を積算する。
分離弁制御部110(2)は、分離弁160を閉状態とする。換言すれば、ステップS110とステップS111との処理を通じて、ブレーキECU170(4)が、液圧系統等に失陥が生じ、液漏れが生じていると判断したことに相当する。そして、失陥が生じたと判断する場合に、分離弁制御部110(2)が、分離弁160を閉状態とすることで、主流路145でのブレーキフルードの、第一液圧系統161と第二液圧系統162との間での流通経路を遮断して、ブレーキフルードの枯渇を抑止する。
カット弁制御部6171は、典型的には第一カット弁664を閉状態とする。このステップS113までの処理により、分離弁160と第一カット弁664とが、閉状態とされ、次のステップS114以降における失陥系統部位の判断処理の為の準備が整うこととなる。
振動判断部910は、車両の振動、典型的にはリザーバ134の振動が所定の振動範囲内であるか否かを判断する。振動判断部910が、リザーバ134の振動が所定の振動範囲内であると判断すれば、ステップS115へと進む。また、振動判断部910が、リザーバ134の振動が所定の振動範囲内ではないと判断すれば、ステップS114で待機する。
液圧媒体量検出部111aは、リザーバ134内に貯留されるブレーキフルードの液量が、所定量よりも少なくなったことを検出する信号が解除されたか否かを、失陥系統判断部6172に出力する。ここで、リザーバ134内のブレーキフルードの液面は、振動によりある程度波打っているものと考えられ、液圧媒体量検出部111aによる所定量より少ないことを示す検出信号が、オンとオフとを繰り返される場合も想定できる。
失陥系統判断部6172は、分離弁160と第一カット弁664とが閉状態である場合であって、所定の振動範囲内である場合に、リザーバ134の液量が所定量より少ないことを検出した信号が解除されれば、第一液圧系統161の失陥と判断する。また、失陥系統判断部6172は、第一のホイールシリンダ123Fの失陥と判断する。
失陥系統判断部6172は、分離弁160と第一カット弁664とが閉状態である場合であって、所定の振動範囲内である場合に、リザーバ134の液量が所定量より少ないことを検出した信号が解除されなければ、第二液圧系統162の失陥または第二のホイールシリンダ123Rの失陥と判断する。
上述したステップS110に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS111に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS112に対応するので、ここでは説明を省略する。
カット弁制御部6171は、第二カット弁665を閉状態とする。このステップS123までの処理により、分離弁160と第二カット弁665とが、閉状態とされ、次のステップS124以降における失陥系統部位の判断処理の為の準備が整うこととなる。
上述したステップS114に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS115に対応するので、ここでは説明を省略する。
失陥系統判断部6172は、分離弁160と第二カット弁665とが閉状態である場合であって、所定の振動範囲内である場合に、リザーバ134の液量が所定量より少ないことを検出した信号が解除されれば、第二液圧系統162の失陥と判断する。また、失陥系統判断部6172は、第二のホイールシリンダ123Rの失陥と判断する。
失陥系統判断部6172は、分離弁160と第二カット弁665とが閉状態である場合であって、所定の振動範囲内である場合に、リザーバ134の液量が所定量より少ないことを検出した信号が解除されなければ、第一液圧系統161の失陥または第一のホイールシリンダ123Fの失陥と判断する。
次に、リザーバ134が、典型的にはマスタ配管37側とレギュレータ配管38側とで異なる貯留槽を備える場合について、図13を用いて説明する。図13は、第五の実施形態にかかる液圧ブレーキユニット920(5)の概略構成を例示するブロック図である。なお、液圧ブレーキユニット920(5)においては、第四の実施形態で説明した液圧ブレーキユニット920と同一の部位については、同一の符号を付し、重複を避ける為にその説明を省略することとする。
次に、上述した第四の実施形態と第五の実施形態とにおいて、液圧媒体量検出部111aが、所定の一定時間内に複数の所定回数だけオンとオフとを繰り返した場合に、失陥系統がいずれであるのかを判断する失陥系統判断部6172(6)について、以下に説明する。第六の実施形態で例示する失陥系統判断部6172(6)は、図14(b)に示すように、車両の振動により、リザーバ134内の液面がリザーバ液量低下検出ラインを上下し、これにより、液圧媒体量検出部111aが検出と非検出とを複数回繰り返す場合に、失陥系統を判断する。従って、一回のオンオフでの判断と比較して、さらに信頼性が高く、かつ確実に失陥系統を判断することが可能となるので好ましい。
上述したステップS110に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS111に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS112に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS113に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS114に対応するので、ここでは説明を省略する。
液圧媒体量検出部111aは、リザーバ134内に貯留されるブレーキフルードの液量が、所定量よりも少なくなったことを検出する信号が解除されたか否かを、失陥系統判断部6172に出力する。ここで、リザーバ134内のブレーキフルードの液面は、振動によりある程度波打っているものと考えられ、液圧媒体量検出部111aによる所定量より少ないことを示す検出信号は、図14(b)に例示するようにオンとオフとを繰り返される。
上述したステップS116に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS117に対応するので、ここでは説明を省略する。
次に、上述した第三の実施形態乃至第六の実施形態に示したブレーキECU170(3)またはブレーキECU170(4)において、カット弁制御部6171が、失陥系統判断部6172から判断結果のフィードバックにより、失陥が生じている系統のカット弁を閉状態とし、他方を開状態とする動作処理を実行する場合について、第七の実施形態として以下に説明する。
上述したステップS71に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS72に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS73に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS74に対応するので、ここでは説明を省略する。
失陥系統判断部6172は、第二液圧系統162で失陥が生じているものと判断する。すなわち、ステップS182で第一カット弁664を閉状態としたにも拘わらず、リザーバ134のフルード貯留量が低下し続ける状態は、第二液圧系統162の特に第二のホイールシリンダ123R周辺での失陥による液漏れであると判断できる。
カット弁制御部6171は、フィードバックされた失陥情報に基づいて、失陥が生じている第二液圧系統162側の第二カット弁665を閉状態とし、失陥が生じていない第一液圧系統161側の第一カット弁664を開状態とする。
失陥系統判断部6172は、第一液圧系統161で失陥が生じているものと判断する。すなわち、ステップS182で第一カット弁664を閉状態としたことにより、リザーバ134のフルード貯留量の低下が停止した状態は、第一液圧系統161の特に第一のホイールシリンダ123F周辺での失陥による液漏れであると判断できる。
カット弁制御部6171は、フィードバックされた失陥情報に基づいて、失陥が生じている第一液圧系統161側の第一カット弁664を閉状態とし、失陥が生じていない第二液圧系統162側の第二カット弁665を開状態とする。
次に、第三の実施形態乃至第七の実施形態においてストロークシミュレータ69を備えた液圧ブレーキユニット1920について、第八の実施形態として例示して説明する。液圧ブレーキユニット1920は、失陥系統を判断した後に、シミュレータカット弁68を適宜開閉制御することで、ブレーキペダル24の踏み込み動作に障害が発生することを低減することが可能である。また、液圧ブレーキユニット1920は、ストロークシミュレータ69にブレーキフルードが消費されてフルード残量の低下を早めたりすることを抑制可能である。
液圧媒体量検出部111a(3)は、リザーバ134(5)が貯留するブレーキフルードの液量が、所定量よりも少なくなったことを検出した否かを判断する。液圧媒体量検出部111a(3)が、リザーバ134(5)が貯留するブレーキフルードの液量が、所定量よりも少なくなったことを検出したらステップS2110へと進む。液圧媒体量検出部111a(3)が、リザーバ134(5)が貯留するブレーキフルードの液量が、所定量よりも少なくなったことを検出しなければステップS2100で待機する。
分離弁制御部110(2)は、液圧媒体量検出部111a(3)から通知されたブレーキフルード低下の検出信号の継続時間が、予め定められた低下検出所定時間よりも長いか否かを判断する。ブレーキフルード低下の検出信号の継続時間が、予め定められた低下検出所定時間よりも長ければ、ステップS2120へと進む。また、ブレーキフルード低下の検出信号の継続時間が、予め定められた低下検出所定時間よりも長くなければ、ステップS2100へと戻る。
分離弁制御部110(2)は、分離弁160を閉状態とする。このステップS2120での動作処理により、液圧ブレーキユニット1920は、第一液圧系統161と第二液圧系統162との間で、主流路145を介したブレーキフルードの流通を遮断することができる。
カット弁制御部6171は、第一カット弁664を閉状態とする。このステップS2130での動作処理は上述したステップS2120での処理と共に、ブレーキフルードの貯留量を減少させる原因となっている失陥からのブレーキフルードの漏れを停止させ、および/または後述の各ステップで説明する失陥部位を特定するための準備動作となる。
振動判断部910は、ヨーレイトセンサまたはGセンサ等からの出力に基づいて、車両の揺れが所定の揺れ範囲内であるか否かを判断する。振動判断部910が、車両の揺れが所定の揺れ範囲内であると判断すればステップS2150へと進む。また、振動判断部910が、車両の揺れが所定の揺れ範囲内ではないと判断すればステップS2140で待機する。
失陥系統判断部6172は、液圧媒体量検出部111a(3)によるリザーバ134(5)の液量低下の検出が、解除されたか否かを判断する。失陥系統判断部6172が、液圧媒体量検出部111a(3)によるリザーバ134(5)の液量低下の検出が、解除されたと判断すれば、ステップS2160へと進む。また、失陥系統判断部6172が、液圧媒体量検出部111a(3)によるリザーバ134(5)の液量低下の検出が、解除されていないと判断すれば、ステップS2190へと進む。
上述のステップS2150において、検出オンが解除されたということは、リザーバ134(5)内の液面低下が、枯渇または枯渇に向けて低下し続けていることはなく、検出ラインから所望の程度で留まっていることを示すものと考えられる。
カット弁制御部6171は、第一カット弁664を閉状態とし、第二カット弁665を開状態とする。すなわち、カット弁制御部6171は、失陥が生じている側のカット弁を閉状態としてさらなる液漏れを止め、失陥が生じていない側のカット弁を開状態として液圧の供給及びそれによる制動を可能とする。
シミュレータカット弁制御部1930は、シミュレータカット弁68を開状態とする。ブレーキECU170(8a)は、シミュレータカット弁68を開状態とすることにより、第一液圧系統161内への液圧封じ込めを回避し、ブレーキフルードの回避先を確保する。このステップS2180での動作処理により、車両の運転者はブレーキペダル124を踏み込むことが可能となり、走行時からの緊急制動動作すなわちリニア制御モードにレギュレータ圧を加重して制動するREGアシストモードによる制動等も可能となる。
上述のステップS2150において、検出オンが解除されなかったということは、リザーバ134(5)内の液面低下が、枯渇または枯渇に向けて低下し続けており、検出ラインから所望の程度で留まらずに、さらに液面低下していることを示すものと考えられる。
カット弁制御部6171は、第二カット弁665を閉状態とし、第一カット弁664を開状態とする。すなわち、カット弁制御部6171は、失陥が生じている側のカット弁を閉状態としてさらなる液漏れを止め、失陥が生じていない側のカット弁を開状態として液圧の供給及びそれによる制動を可能とする。
シミュレータカット弁制御部1930は、シミュレータカット弁68を閉状態とする。ブレーキECU170(8a)は、シミュレータカット弁68を閉状態とすることにより、ストロークシミュレータ69でのブレーキフルードの消費を阻止し、典型的には第一のホイールシリンダ123Fのみにブレーキフルードを供給する。このため、漏れずに残余するブレーキフルードを、車両の制動の為に有効に利用することができる。
第九の実施形態では、上述した第1の実施形態乃至第八の実施形態において、液圧媒体量検出部111a、111a(3)、111a(3b)が、所定量より液量が少ないことを検出する継続時間によって、ブレーキECUが、上述した第1の実施形態乃至第八の実施形態に示した処理をする場合と、バックアップモードに移行する場合と、を分別処理する典型例について、図22を用いて説明する。
上述したステップS2100に対応するので、ここでは説明を省略する。
ブレーキECU170(9)は、液圧媒体量検出部111a(3)から通知されたブレーキフルード低下の検出信号の継続時間が、予め定められた低下検出所定時間(X)よりも長いか否かを判断する。ブレーキフルード低下の検出信号の継続時間が、予め定められた低下検出所定時間よりも長ければ、ステップS2320へと進む。また、ブレーキフルード低下の検出信号の継続時間が、予め定められた低下検出所定時間よりも長くなければ、ステップS2300へと戻る。
ブレーキECU170(9)は、通知部2230から車両の運転者に事前警告通知を行なう。通知部2230は、例えば一回のランプ点滅をしたり、一回の警告音を出力したりして、未だバックアップモードに移行はしていないものの、失陥の発生が疑われる状況にあることを通知する。
ブレーキECU170(9)は、液圧媒体量検出部111a(3)から通知されたブレーキフルード低下の検出信号の継続時間が、予め定められたバックアップモード移行判断時間(Z:但しZ>Xとする)よりも長いか否かを判断する。ブレーキフルード低下の検出信号の継続時間が、予め定められたバックアップモード移行判断時間よりも長ければ、ステップS2340へと進む。また、ブレーキフルード低下の検出信号の継続時間が、予め定められたバックアップモード移行判断時間よりも長くなければ、図21に示したステップS2120へと進む。
ブレーキECU170(9)は、液圧ブレーキユニットの弁開閉制御を放棄し通電をせずに、バックアップモードへと移行する。なお、バックアップモードでは、典型的には、常開型電磁制御弁であるマスタカット弁64に対応する第一カット弁664と、レギュレータカット弁65に対応する第二カット弁665が開状態とされ、マスタシリンダユニット27に対応するマニュアル液圧供給部127の液圧が、ホイールシリンダ123R,123Fに供給される。
ブレーキECU170(9)は、通知部2230を用いて車両の運転者に、バックアップモードへの移行を警告通知する。これにより、バックアップモード移行に伴うブレーキフィーリングの変化を、運転者に知らせることができ、運転者が違和感を覚えることを低減できる。なお、ステップS2350とステップS2340とは、その工程順序を差し替えてもよい。
次に、第一の実施形態乃至第八の実施形態で示した処理(以下、暫定処置という)に加えて、その暫定処置の間に、車両の運転者または自動制動制御からの制動指示があった場合に、リニア制御モードに移行する動作例について説明する。
上述したステップS2300に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS2310に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述のステップS2320の警告処理を行なう。また、第一の実施形態乃至第八の実施形態で示した暫定処理、すなわち分離弁160の閉状態、液漏れの停止処置、失陥部位の特定処置、制動力確保の処置等を実行する。
ブレーキECU70は、車両の運転者からブレーキペダル124の踏み込みによる制動指示があるか否かを判断する。制動指示があれば、ステップS2450へと進む。制動指示がなければ、ステップS2440へと進む。
ブレーキECU70は、自動制動制御による制動指示があるか否かを判断する。制動指示があれば、ステップS2450へと進む。制動指示がなければ、ステップS2460へと進む。
ブレーキECU70は、その制御をリニア制御モードとする。これにより、動力液圧源30からの液圧をホイールシリンダ23に供給し、制動力を付与することが可能となる。
上述したステップS2330に対応するので、ここでは説明を省略する。また、継続時間が所定のバックアップモード移行判断時間よりも長くなければ、ステップS2410へと戻る。
上述したステップS2340に対応するので、ここでは説明を省略する。
上述したステップS2350に対応するので、ここでは説明を省略する。
Claims (8)
- 液圧媒体を貯留するリザーバから供給された液圧媒体を加圧し、運転者によるブレーキ操作量に応じた液圧を生成するマニュアル液圧供給部と、
前記マニュアル液圧供給部で生成した液圧を第一のホイールシリンダへ伝達するように、前記マニュアル液圧供給部と前記第一のホイールシリンダとの間を連通する第一液圧系統と、
前記マニュアル液圧供給部で生成した液圧を第二のホイールシリンダへ伝達するように、前記マニュアル液圧供給部と前記第二のホイールシリンダとの間を連通する第二液圧系統と、
前記第一液圧系統と前記第二液圧系統との間を連通する主流路に設けられた分離弁と、
前記分離弁を開閉制御する分離弁制御部と、前記リザーバに貯留された液圧媒体が所定量より少ないか否かを検出する液圧媒体量検出部と、を有するブレーキECUと、
を備える液圧ブレーキユニットであって、
前記分離弁制御部は、
前記液圧媒体量検出部が、前記液圧媒体が所定量より少ないことを検出した場合に、前記分離弁を閉状態とし、
前記第一液圧系統は前記液圧媒体を連通遮断する第一カット弁を有し、前記第二液圧系統は前記液圧媒体を連通遮断する第二カット弁を有し、
前記ブレーキECUは、
前記分離弁が前記閉状態である場合に、前記第一カット弁または前記第二カット弁のいずれかを閉状態として前記液圧媒体を遮断するカット弁制御部と、
前記リザーバの振動が所定の振動範囲内か否かを判断する振動判断部と、
前記カット弁制御部が前記第一カット弁または前記第二カット弁のいずれかを閉状態とした場合かつ前記振動判断部が前記リザーバの振動が所定の振動範囲内であると判断した場合に、前記液圧媒体量検出部が前記液圧媒体が所定量より少ないと検出したか否かにより、失陥の発生が前記第一液圧系統と前記第二液圧系統とのいずれであるのかを判断する失陥系統判断部と、
を備えることを特徴とする液圧ブレーキユニット。 - 請求項1に記載の液圧ブレーキユニットにおいて、
前記リザーバは、前記第一液圧系統に供給する液圧媒体を貯留する第一リザーバ部と、前記第二液圧系統に供給する液圧媒体を貯留し、かつ前記第一リザーバ部よりも容量が大きい第二リザーバ部と、を具備し、
前記カット弁制御部は、
前記分離弁が前記閉状態である場合に、前記第一液圧系統が備える前記第一カット弁を閉状態として前記液圧媒体を遮断する
ことを特徴とする液圧ブレーキユニット。 - 請求項1または請求項2に記載の液圧ブレーキユニットにおいて、
前記失陥系統判断部は、
前記液圧媒体量検出部が、所定時間内に所定回数より多く、前記液圧媒体が所定量より少ないことの検出と非検出とを繰り返したか否かを判断する信頼性確認部を備え、
前記カット弁制御部が前記第一カット弁または前記第二カット弁のいずれかを閉状態とした場合かつ前記振動判断部が前記リザーバの振動が所定の振動範囲内であると判断した場合に、
前記信頼性確認部が、前記液圧媒体量検出部が、所定時間内に所定回数より多く、前記液圧媒体が所定量より少ないことの検出と非検出とを繰り返したと判断すると、
前記第一液圧系統または前記第二液圧系統のいずれか閉状態とした系統に失陥が生じていると判断する失陥系統判断部である
ことを特徴とする液圧ブレーキユニット。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液圧ブレーキユニットにおいて、
前記失陥系統判断部が、前記第一液圧系統または前記第二液圧系統のいずれの系統に失陥が生じているかを判断した後、
前記カット弁制御部は、
前記失陥系統判断部が失陥が生じていると判断した系統を遮断状態とし、前記失陥系統判断部が失陥が生じていないと判断した系統を連通状態とするように、前記第一カット弁と前記第二カット弁とを制御する
ことを特徴とする液圧ブレーキユニット。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の液圧ブレーキユニットにおいて、
前記第一液圧系統または前記第二液圧系統は、各々の系統が備える前記第一カット弁または前記第二カット弁と前記マニュアル液圧供給部との間に、シミュレータカット弁を介して、運転者によるブレーキ踏力に応じた反力を創出するストロークシミュレータを備え、
前記ブレーキECUは、前記シミュレータカット弁を開閉制御するシミュレータカット弁制御部を備え、
前記失陥系統判断部が、前記第一液圧系統または前記第二液圧系統のいずれの系統に失陥が生じているかを判断した後、
前記カット弁制御部は、
前記失陥系統判断部が失陥が生じていると判断した系統を遮断状態とし、前記失陥系統判断部が失陥が生じていないと判断した系統を連通状態とするように、前記第一カット弁と前記第二カット弁とを開閉制御し、
前記シミュレータカット弁制御部は、
前記失陥系統判断部が失陥が生じていると判断した系統に前記シミュレータカット弁が備えられている場合には、前記シミュレータカット弁を開状態とし、
前記失陥系統判断部が失陥が生じていないと判断した系統に前記シミュレータカット弁が備えられている場合には、前記シミュレータカット弁を閉状態とする
ことを特徴とする液圧ブレーキユニット。 - 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の液圧ブレーキユニットにおいて、
前記液圧媒体量検出部が、前記液圧媒体が所定量より少ないことを検出した状態が低下検出所定時間継続した場合に、
前記分離弁制御部が前記分離弁を前記閉状態とし、
前記液圧媒体量検出部が、前記液圧媒体が所定量より少ないことを検出した状態が前記低下検出所定時間より長い所定のバックアップモード移行判断時間継続した場合に、
前記ブレーキECUが前記マニュアル液圧供給部の液圧を、前記運転者のブレーキ操作の有無に依存せず、前記第一のホイールシリンダと第二のホイールシリンダとに伝達するバックアップモードに移行させるとともに、車両の運転者に失陥の発生を通知する
ことを特徴とする液圧ブレーキユニット。 - 液圧媒体を貯留するリザーバから供給された液圧媒体を加圧し、運転者によるブレーキ操作量に応じた液圧を生成するマニュアル液圧供給部と、
前記マニュアル液圧供給部で生成した液圧を第一のホイールシリンダへ伝達するように、前記マニュアル液圧供給部と前記第一のホイールシリンダとの間を連通する第一液圧系統と、
前記マニュアル液圧供給部で生成した液圧を第二のホイールシリンダへ伝達するように、前記マニュアル液圧供給部と前記第二のホイールシリンダとの間を連通する第二液圧系統と、
前記第一液圧系統と前記第二液圧系統との間を連通する主流路に設けられた分離弁と、
前記分離弁を開閉制御する分離弁制御部と、前記リザーバに貯留された液圧媒体が所定量より少ないか否かを検出する液圧媒体量検出部と、を有するブレーキECUと、
を備える液圧ブレーキユニットであって、
前記分離弁制御部は、
前記液圧媒体量検出部が、前記液圧媒体が所定量より少ないことを検出した場合に、前記分離弁を閉状態とし、
前記第一のホイールシリンダまたは前記第二のホイールシリンダの少なくともいずれか一方に伝達される液圧を、前記運転者によるブレーキ操作有無とは独立に制御する自動制動制御部を備え、
前記分離弁制御部が、前記分離弁を前記閉状態とする場合に、
前記運転者によるブレーキ操作または前記自動制動制御による制動指示があると、
前記分離弁制御部が、前記分離弁を開状態とし、
前記ブレーキECUは、
前記液圧媒体を動力的に加圧する動力液圧源から前記第一のホイールシリンダと前記第二のホイールシリンダとに液圧を伝達するリニア制御モードとする
ことを特徴とする液圧ブレーキユニット。 - 液圧媒体を貯留するリザーバから供給された液圧媒体を加圧し、運転者によるブレーキ操作量に応じた液圧を生成するマニュアル液圧供給部と、
前記マニュアル液圧供給部で生成した液圧を第一のホイールシリンダへ伝達するように、前記マニュアル液圧供給部と前記第一のホイールシリンダとの間を連通する第一液圧系統と、
前記マニュアル液圧供給部で生成した液圧を第二のホイールシリンダへ伝達するように、前記マニュアル液圧供給部と前記第二のホイールシリンダとの間を連通する第二液圧系統と、
前記第一液圧系統と前記第二液圧系統との間を連通する主流路に設けられた分離弁と、
前記分離弁を開閉制御する分離弁制御部と、前記リザーバに貯留された液圧媒体が所定量より少ないか否かを検出する液圧媒体量検出部と、を有するブレーキECUと、
を備える液圧ブレーキユニットの制御方法であって、
前記液圧媒体量検出部が、前記液圧媒体が所定量より少ないことを検出する検出工程と、
前記検出工程において、前記液圧媒体が所定量より少ないことが検出された状態が低下検出所定時間継続すると、前記分離弁制御部が、前記分離弁を閉状態とする工程と、を有し、
前記ブレーキECUは、前記第一のホイールシリンダまたは前記第二のホイールシリンダの少なくともいずれか一方に伝達される液圧を、前記運転者によるブレーキ操作有無とは独立に制御する自動制動制御部を備え、
前記分離弁を閉状態とする工程は、前記運転者によるブレーキ操作または前記自動制動制御による制動指示があると、前記液圧媒体を動力的に加圧する動力液圧源から前記第一のホイールシリンダと前記第二のホイールシリンダとに液圧を伝達するリニア制御モードとすることを含むことを特徴とする液圧ブレーキユニットの制御方法。
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