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JP4817036B2 - 対物レンズ、光ピックアップ装置及び記録・再生装置 - Google Patents
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JP4817036B2 - 対物レンズ、光ピックアップ装置及び記録・再生装置 - Google Patents

対物レンズ、光ピックアップ装置及び記録・再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光情報記録媒体の情報の記録および/または再生用の対物レンズ、この対物レンズを含む光ピックアップ装置、及びこの光ピックアップ装置を含む記録・再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、発振波長400nm程度の青紫色半導体レーザや青紫色SHGレーザ等の光源と、開口数が0.85程度まで高められた対物レンズを用いた新しい高密度記録光ピックアップシステムの研究・開発が進んでいる。光ディスクや光磁気ディスク等の光学記録媒体の記録密度は、対物レンズによって情報記録面上に集光されるスポットの面積(=k・(λ/NA))、但し、kは比例定数、λは光源の波長、NAは対物レンズの開口数)に反比例して増大するとは周知の事実である。光学記録媒体の高密度化を図るには、対物レンズの開口数を高くするほかに、光源波長を短くするという方法があるが、350nmより短い波長領域ではレンズ材料の光透過率が急激に低下するために実用上十分な光利用効率が得られないという問題がある。したがって、新しい光ピックアップシステムでは、よりいっそうの高密度化のために対物レンズの更なる高開口数化が要求されることが予想される。
【0003】
上記の高密度記録光ピックアップシステムには、2群構成の対物レンズが搭載されているが、高NAの2群構成の対物レンズでは、レンズ間の偏芯許容度が小さいため、第1レンズと第2レンズを組み立てる際の工数の増大、生産効率の悪化、およびコストの上昇が招来される。
【0004】
また、対物レンズの焦点深度は、開口数の二乗に反比例するので、開口数が大きくなるほど焦点深度は小さくなり、対物レンズのフォーカシング用のアクチュエータに要求される応答速度や精度は益々高くなる。2群構成の対物レンズは単玉レンズに比して重量が大きいため、アクチュエータの大型化、コストの上昇が招来される。
【0005】
さらに、高NAの2群構成の対物レンズは単玉レンズに比して作動距離が小さくなりがちである。高NA対物レンズの設計において、作動距離の十分な確保は光記録媒体の破壊を防ぐ意味で重要な問題である。
【0006】
以上から、高NAの対物レンズは組み立て調整の必要がなく、軽量で、かつ作動距離を十分に確保できる単玉レンズであるのが好ましい。
【0007】
ところで、光学記録媒体の記録および/または再生用の非球面単玉レンズでは、非球面の収差補正作用によって球面収差とコマ収差を補正するが、NAが大きくなると、波面収差としてのアスが大きくなり、像高特性が劣化するという課題がある。
【0008】
また、対物レンズの焦点深度が小さくなると、光源に対物レンズのフォーカシングが追従できないような瞬時的な波長変動がおきた場合に生じるデフォーカス成分が大きくなる。したがって、開口数が大きくなるほどより厳しく対物レンズの色収差を補正しなければならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、光情報記録媒体の情報の記録および/または再生用の対物レンズにおいて、開口数が0.85より大とされ、像高特性の良好な非球面単玉対物レンズを提供することを目的とする。
【0010】
また、波長が400nm程度と短い光源を使用する高密度光ピックアップ装置に用いるのに好適な、開口数が0.85より大とされた非球面単玉対物レンズを提供することを目的とする。
【0011】
また、開口数が0.70より大とされた非球面単玉レンズにおいて、像高特性が良好であって、作動距離が十分に確保され、かつ軽量な対物レンズを提供することを目的とする。
【0012】
更に、これらの対物レンズを搭載した光ピックアップ装置及び記録・再生装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明による第1の対物レンズは、光情報記録媒体の情報の記録および/または再生用の対物レンズであって、前記対物レンズは、少なくとも1つの面が非球面とされた単玉レンズであり次式(1)、(2)、(3)、(29)を満たすことを特徴とする。
【0014】
0.85<NA<0.98 (1)
0.80<d/f<3.00 (2)
0.5<Φ1<5.8 (3)
0.35<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.80
(29)
ただし、
NA:前記対物レンズの光情報記録媒体側の開口数
d:前記対物レンズの光軸上の厚さ(mm)
f:前記対物レンズの無限遠物体での焦点距離(mm)
Φ1:前記光源側の面の有効径(mm)
X1:光軸に垂直で光源側の面の頂点に接する平面と、有効径最周辺(上記NAのマージナル光線が入射する光源側の面上の位置)における光源側の面との光軸方向の差(mm)で、上記接平面を基準として光情報記録媒体の方向に測る場合を正、光源の方向に測る場合を負とする。
X2:光軸に垂直で光情報記録媒体側の面の頂点に接する平面と、有効径最周辺(上記NAのマージナル光線が入射する光情報記録媒体側の面上の位置)における光情報記録媒体側の面との光軸方向の差(mm)で、上記接平面を基準として光情報記録媒体の方向に測る場合を正、光源の方向に測る場合を負とする。
n:前記対物レンズの光源の波長における屈折率
m:前記対物レンズの結像倍率
【0015】
この対物レンズによれば、光情報記録媒体に記録および/または再生を行うのに必要な所定の対物レンズの像側開口数(NA)を0.85以上に高めることで、情報記録面上に集光するスポットのサイズを小さくできるので、より高密度に記録および/またはより高密度に記録された情報の再生が光情報記録媒体に対して可能となる。また、少なくとも1つの面を非球面とすることで、球面収差やコマ収差を良好に補正できる。このとき、光源側の面を非球面とするのが好ましく、それにより諸収差をより良好に補正できる。さらに、単玉レンズとすることで、組み立て調整が不要となるので、生産効率の向上、およびコストダウンを達成できる。
【0016】
本発明による第1の対物レンズは(1)式を満たすことが好ましく、(1)式はNAが0.85より大きい単玉レンズにおいて良好な像高特性を得るための、レンズの光軸上の厚さdと焦点距離fとの好適な条件であって、下限以上であると、像高特性を波面収差で評価したときの3次アス成分が大きくなりすぎず、5次以上の高次コマ成分が大きくなりすぎない。(1)式の上限以下であると、像高特性を波面収差で評価したときの3次球面収差成分が大きくなりすぎず、5次アス成分が大きくなりすぎず、3次コマ成分が大きくなりすぎず、非点隔差が大きくなりすぎない。
【0017】
また、(2)式の上限以下であると、レンズの光軸上の厚さが大きくなりすぎないので、レンズを軽量とすることができ、より小型のアクチュエータでの駆動が可能となる。さらに、(2)式の上限以下であると、レンズの光軸上の厚さが大きくなりすぎないので、作動距離を十分に確保することができる。上記の作用を達成するには、次の式(2’)を満たすのがより好ましい。
【0018】
1.10≦d/f≦1.90 (2’)
【0019】
さらに、本発明の第1の対物レンズは(3)式を満たすことが好ましい。高NAの対物レンズは、比較的低NAのCD、DVD用の従来の光ピックアップ用の対物レンズに比して、作動距離が小さくなりがちであるところ、対物レンズの口径を大きくすれば、作動距離を確保することは可能であるが、その場合、対物レンズの重量が大きくなるためアクチュエータの大型化やコストの上昇が招来される。そこで、本発明の対物レンズの光源側の面に入射する光束径の上限を(3)式のように定めた。
【0020】
また、参考例による第2の対物レンズは、光情報記録媒体の情報の記録および/または再生用の対物レンズであって、前記対物レンズは、少なくとも1つの面が非球面とされた単玉レンズであり、次式(4)、(5)、(6)を満たすことを特徴とする。
【0021】
0.80<d/f<3.00 (4)
0.47<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.80 (5)0.5<Φ1<5.8 (6)
【0022】
ただし、d:前記対物レンズの光軸上の厚さ(mm)X1:光軸に垂直で光源側の面の頂点に接する平面と、有効径最周辺(上記NAのマージナル光線が入射する光源側の面上の位置)における光源側の面との光軸方向の差(mm)で、上記接平面を基準として光情報記録媒体の方向に測る場合を正、光源の方向に測る場合を負とするX2:光軸に垂直で光情報記録媒体側の面の頂点に接する平面と、有効径最周辺(上記NAのマージナル光線が入射する光情報記録媒体側の面上の位置)における光情報記録媒体側の面との光軸方向の差(mm)で、上記接平面を基準として光情報記録媒体の方向に測る場合を正、光源の方向に測る場合を負とするn:前記対物レンズの光源の波長における屈折率f:前記対物レンズの無限遠物体での焦点距離(mm)m:前記対物レンズの結像倍率Φ1:光源側の面の有効径(mm)
【0023】
上述の第2の対物レンズにおいて(5)式は、NAが0.85より大きい単玉レンズにおいて球面収差を良好に補正するための光源側の面と光情報記録媒体側の面のサグ量に関する条件式である。X1が正でその絶対値が小さい程、X2が負でその絶対値が小さい程マージナル光線の球面収差を補正過剰にする効果が大きくなり、X1が正でその絶対値が大きい程、X2が負でその絶対値が大きい程マージナル光線の球面収差を補正不足にする効果が大きくなるので、球面収差を補正するためには、(X1−X2)はある範囲内にあることが必要である。
【0024】
以上より、参考例による第2の対物レンズは(5)式を満たすのが好ましく、下限以上でマージナル光線の球面収差が補正過剰になり過ぎず、上限以下でマージナル光線の球面収差が補正不足になり過ぎない。上記の作用を達成するには、後述の(21)式を満たすのがより好ましい。また、上述の(1)、(3)式と同様の効果を得ることができる。
【0025】
また、第2の対物レンズにおいて前記対物レンズの光情報記録媒体側の開口数NAの値が次式(7)を満たすことが好ましい。
【0026】
0.70<NA<0.98 (7)
【0027】
また、参考例による第3の対物レンズは、光情報記録媒体の情報の記録および/または再生用の対物レンズであって、前記対物レンズは、波長λの光源を有する光ピックアップ装置用の対物レンズであるとともに、少なくとも1つの面が非球面とされた単玉レンズであり、前記対物レンズの光情報記録媒体側の開口数NA、および前記波長λの値がそれぞれ次式(8)、(9)を満たすことを特徴とする。
【0028】
0.85<NA<0.98 (8)
350nm<λ<550nm (9)
【0029】
光源として波長が(9)式を満たすような単波長光源を使用する光ピックアップ装置に、本発明による第3の対物レンズを搭載すると、より高密度に記録および/またはより高密度に記録された情報の再生が光情報記録媒体に対して可能となる。このような単波長光源としては、GaN等のIII-V族窒化物半導体レーザや、SHGレーザを用いることができる。また、上述の(1)式と同様の効果を得ることができる。
【0030】
また、第3の対物レンズにおいて前記対物レンズの光軸上の厚さd(mm)、無限遠物体での焦点距離f(mm)、および光源側の面の有効径Φ1(mm)の値がそれぞれ次式(10)、(11)を満たすことが好ましい。
【0031】
0.80<d/f<3.00 (10)
0.5<Φ1<5.8 (11)
【0032】
また、参考例による第4の対物レンズは、光情報記録媒体の情報の記録および/または再生用の対物レンズであって、前記対物レンズは、少なくとも1つの面が非球面とされるとともに、少なくとも1つの面上に輪帯状の回折構造が形成された単玉レンズであり、前記対物レンズの光情報記録媒体側の開口数NA、光軸上の厚さd(mm)、および無限遠物体での焦点距離f(mm)の値がそれぞれ次式(12)、(13)を満たすことを特徴とする。
【0033】
0.85<NA<0.98 (12)
0.95<d/f<3.00 (13)
【0034】
半導体レーザから出射されるレーザ光は一般に単波長(シングルモード)であり、色収差はないと思われているが、実際には温度変化や出力変化等により中心波長が瞬時的に数nmとぶ、モードホッピングを起こす場合がある。対物レンズの焦点深度d’は、よく知られているようにd’∝λ/(NA)2(λは光源の波長、NAは対物レンズの開口数)で表される。したがって、NAが大きくなるほど焦点深度は小さくなるので、NAが0.85より大とされた対物レンズでは半導体レーザのモードホッピングにより生じる色収差によるデフォーカスは許容できない問題となるため、対物レンズの色収差補正を補正する必要がある。さらに、一般的な光学材料では、波長が短くなるほど波長変化による屈折率変化が大きくなるので、短波長半導体レーザを使用する場合、モードホッピングにより対物レンズでは色収差が大きく発生する。光源の波長が短くなるほど対物レンズの焦点深度は小さくなるので、わずかなデフォーカスさえも許されなくなり、短波長半導体レーザを使用する場合には対物レンズの色収差補正の必要性は益々高くなる。色収差を補正する方法としては、例えば相対的にアッベ数の大きい正レンズと相対的にアッベ数の小さい負レンズとの接合ダブレットとする方法があるが、この場合、対物レンズの重量が大きくなってしまうので、フォーカシング用のアクチュエータへの負担という観点上好ましくない。
【0035】
そこで、第4の対物レンズのように、少なくとも1つの面上に輪帯状の回折構造を設ければ、レンズ枚数を増やすことなく色収差の補正をすることができる。また、上述の(1)、(2)式と同様の効果を得ることができる。
【0036】
また、第4の対物レンズにおいて前記対物レンズは、波長λの光源を有する光ピックアップ装置用の対物レンズであって、前記波長λ、および光源側の面の有効径Φ1(mm)が次式(14)、(15)を満たすことが好ましい。
【0037】
350nm<λ<550nm (14)
0.5<Φ1<5.8 (15)
【0038】
また、参考例による第5の対物レンズは、光情報記録媒体の情報の記録および/または再生用の対物レンズであって、前記対物レンズは、波長λの光源を有する光ピックアップ装置用の対物レンズであって、少なくとも1つの面が非球面とされるとともに、少なくとも1つの面上に輪帯状の回折構造が形成された単玉レンズであり、前記対物レンズの光情報記録媒体側の開口数NA、および前記波長λの値がそれぞれ次式(16)、(17)を満たすことを特徴とする。
【0039】
0.85<NA<0.98 (16)
350nm<λ<550nm (17)
【0040】
第5の対物レンズによれば、上述のように、少なくとも1つの面上に輪帯状の回折構造を設けることで、レンズ枚数を増やすことなく色収差の補正をすることができる。また、上述の(1)、(9)式と同じ効果を得ることができる。
【0041】
また、第5の対物レンズにおいて前記対物レンズの光軸上の厚さd(mm)、無限遠物体での焦点距離f(mm)、および光源側の面の有効径Φ1(mm)の値がそれぞれ次式(18)、(19)を満たすことが好ましい。
【0042】
0.80<d/f<3.00 (18)
0.5<Φ1<5.8 (19)
【0043】
また、第1,第3,第4,第5の対物レンズは次式(20)を満たすことが好ましい。
0.40<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.80 (20)
【0044】
ただし、X1:光軸に垂直で光源側の面の頂点に接する平面と、有効径最周辺(上記NAのマージナル光線が入射する光源側の面上の位置)における光源側の面との光軸方向の差(mm)で、上記接平面を基準として光情報記録媒体の方向に測る場合を正、光源の方向に測る場合を負とするX2:光軸に垂直で光情報記録媒体側の面の頂点に接する平面と、有効径最周辺(上記NAのマージナル光線が入射する光情報記録媒体側の面上の位置)における光情報記録媒体側の面との光軸方向の差(mm)で、上記接平面を基準として光情報記録媒体の方向に測る場合を正、光源の方向に測る場合を負とするn:前記対物レンズの光源の波長における屈折率f:前記対物レンズの無限遠物体での焦点距離(mm)m:前記対物レンズの結像倍率
【0045】
また、第1〜第5の対物レンズは次式(21)を満たすことが更に好ましい。
0.47<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.75 (21)
【0046】
また、参考例による第6の対物レンズは、光情報記録媒体の情報の記録および/または再生用の対物レンズであって、前記対物レンズは、少なくとも1つの面が非球面とされた単玉レンズであり、前記対物レンズの光情報記録媒体側の開口数NA、光軸上の厚さd(mm)、および無限遠物体での焦点距離f(mm)の値がそれぞれ次式(22)、(23)を満たすことを特徴とする。
【0047】
0.70<NA<0.98 (22)
0.80<d/f<1.35 (23)
【0048】
第6の対物レンズによれば、(23)式は、NAの値が(22)式を満たす高NA単玉対物レンズにおいて、像高特性が良好であって、かつ十分な作動距離が確保された軽量な対物レンズを得るための条件であり、(23)式の下限以上であると、像高特性を波面収差で評価したときの3次アス成分が大きくなりすぎず、5次以上の高次コマ成分が大きくなりすぎない。さらに、レンズの縁厚を十分に確保できる。(23)式の上限以下であると、像高特性を波面収差で評価したときの3次球面収差成分が大きくなりすぎず、5次アス成分が大きくなりすぎず、3次コマ成分が大きくなりすぎず、非点隔差が大きくなりすぎない。さらに、十分な作動距離を確保できるとともに、レンズの体積が大きくなりすぎないので、アクチュエータへの負担を軽減することができる。
【0049】
また、第6の対物レンズは次式(24)を満たすことが好ましい。
0.35<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.70 (24)
【0050】
ただし、X1:光軸に垂直で光源側の面の頂点に接する平面と、有効径最周辺(上記NAのマージナル光線が入射する光源側の面上の位置)における光源側の面との光軸方向の差(mm)で、上記接平面を基準として光情報記録媒体の方向に測る場合を正、光源の方向に測る場合を負とするX2:光軸に垂直で光情報記録媒体側の面の頂点に接する平面と、有効径最周辺(上記NAのマージナル光線が入射する光情報記録媒体側の面上の位置)における光情報記録媒体側の面との光軸方向の差(mm)で、上記接平面を基準として光情報記録媒体の方向に測る場合を正、光源の方向に測る場合を負とするn:前記対物レンズの光源の波長における屈折率f:前記対物レンズの無限遠物体での焦点距離(mm)m:前記対物レンズの結像倍率
【0051】
また、第6の対物レンズは次式(25)を満たすことが更に好ましい。
0.40<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.65 (25)
【0052】
上述の第6の対物レンズにおける(24)式は、NAの値が(22)式を満たす高NA単玉対物レンズにおいて球面収差を良好に補正するための光源側の面と光情報記録媒体側の面のサグ量に関する条件式である。X1が正でその絶対値が小さい程、X2が負でその絶対値が小さい程マージナル光線の球面収差を補正過剰にする効果が大きくなり、X1が正でその絶対値が大きい程、X2が負でその絶対値が大きい程マージナル光線の球面収差を補正不足にする効果が大きくなるので、球面収差を補正するためには、X1−X2はある範囲内にあることが必要である。以上より、本発明による第6の対物レンズは(24)式を満たすのが好ましく、下限以上でマージナル光線の球面収差が補正過剰になり過ぎず、上限以下でマージナル光線の球面収差が補正不足になり過ぎない。上記の作用を達成するには、(25)式を満たすのがより好ましい。
【0053】
また、第6の対物レンズは、波長λの光源を有する光ピックアップ装置用の対物レンズであって、前記波長λが次式(26)を満たすことが好ましい。
350nm<λ<550nm (26)
【0054】
また、第1〜第6の対物レンズは両面が非球面とされた単玉レンズであることが好ましい。球面収差及びコマ収差をより精緻に補正するには、このように両面を非球面とするのがより好ましい。
【0055】
また、第1〜第6の対物レンズの光源側の面の近軸曲率半径r1(mm)の値が次式(27)を満たすことが好ましい。
0.25<r1/(n・f・(1−|m|))<0.65 (27)
【0056】
(27)式は、像高特性のコマ収差成分を良好に補正するための条件式であり、(27)式の下限以上であると、正弦条件の高次領域がアンダーになりすぎず、上限以下であると、正弦条件の高次領域がオーバーになりすぎない。上記の作用を達成するには、次式(27’)を満たすのがより好ましい。
0.35<r1/(n・f・(1−|m|))<0.55 (27’)
【0057】
また、第1〜第6の対物レンズは光情報記録媒体の情報記録面を保護している保護層の厚さに対応した球面収差補正がなされ、前記保護層の厚さt(mm)の値が次式(28)を満たすことが好ましい。
0.0≦t<0.15 (28)
【0058】
(28)式は、光情報記録媒体のスキューによって生じるコマ収差を抑制するための、光情報記録媒体の保護層の最適な厚さに関する条件式である。対物レンズの開口数が0.85より大とされた場合は、光情報記録媒体の保護層の厚みを0.15mmより小さくすることで、CDやDVDなどの従来の光情報記録媒体と同程度、あるいは同等以上のスキューマージンを確保できる。保護層の厚さが零であれば、ディスクスキューによってコマ収差は生じないので、本発明による各対物レンズは、保護層の厚さが零に対応した球面収差補正、すなわち、対物レンズのみで球面収差が補正されるようにしてもよい。
【0059】
また、第1〜第6の対物レンズは光学プラスチック材料から形成されることで、高NAの対物レンズであっても重量、慣性が小さいので、フォーカシング用のアクチュエータへの負担を軽減でき、さらにアクチュエータによる対物レンズのより精緻な位置制御が可能となる。その結果、フォーカシング誤差の低減、アクチュエータの小型化、アクチュエータの省電力化等が達成できる。また、光情報記録媒体と接触した場合に光情報記録媒体の破損を防ぐことができる。さらに、金型を用いた射出成形法により、安価に大量生産できる。プラスチック材料としては、使用波長領域で厚さ3mmにおける光透過率が85%以上であって飽和吸水率が0.5%以下である材料が好ましい。このようなプラスチック材料として、ポリオレフィン系樹脂が望ましく、ポリオレフィン系のうちノルボルネン系樹脂がより望ましい。
【0060】
また、第1〜第6の対物レンズは光学ガラス材料から形成されることで、光学ガラスは光学プラスチックに比して屈折率が高いので、光源側の面の非球面の見込角度を緩和することができ、金型加工が正確に行えるようになる。また、光学ガラスは光学プラスチックに比して耐環境性が高いので、温度・湿度変化等の環境変化が起こった場合の対物レンズの結像性能の劣化が少なくてすむ。
【0061】
上述の第1〜第6の対物レンズは、物点を無限遠とするいわゆる無限系のレンズに限定されず、物点が有限距離とする有限系のレンズとしてもよい。無限遠物体からの平行光束に対して収差が最小となるように収差補正する場合は、トラッキング誤差/フォーカシング誤差の低減のために対物レンズを動かしても対物レンズへの入射条件の変化が少ないので、収差変化が少ない。また、この対物レンズを、有限距離にある物体からの発散光束に対して収差が最小となるように収差補正する場合は、ワーキングディスタンスをより大きく確保できるので、対物レンズと光情報記録媒体との衝突を防ぐことができる。また、この対物レンズを、像側物体に向かう収斂光束に対して収差が最小となるように収差補正する場合は、対物レンズへの光線の入射角が小さくなるので、製造時の偏芯誤差による収差劣化を抑えることができ、つくり易い対物レンズとすることができる。
【0062】
また、本発明による光ピックアップ装置は、光源と、前記光源から出射された光束を光情報記録媒体の情報記録面上に集光させるための対物レンズを含む集光光学系とを備え、前記情報記録面からの反射光検出することで前記光情報記録媒体に対する情報の記録および/または再生を行う光ピックアップ装置であって、前記対物レンズに上述の第1の対物レンズを有することを特徴とする。
【0063】
この光ピックアップ装置によれば、開口数がより大きく像高特性の良好な非球面単玉対物レンズを使用することで、波長が400nm程度と短い光源を使用し高密度の記録・再生が可能となり、また作動距離を十分に確保することができる。
【0064】
また、本発明による記録・再生装置は、上述の光ピックアップ装置を搭載し、音声および/または画像の記録、および/または、音声および/または画像の再生を行うものである。この記録・再生装置によれば、高密度の記録・再生が可能となる。
【0065】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態の光ピックアップ装置について図面を用いて説明する。図1は本実施の形態の光ピックアップ装置を概略的に示す図である。
【0066】
図1に示すピックアップ装置では、波長λが400nm程度の短波長光源1からの光束が偏向ビームスプリッタ4、1/4波長板6、カップリングレンズ2、及び絞り7を通過し、対物レンズ8によって光情報記録媒体の保護層9を介して情報記録面9’に集光される。情報記録面9’からの反射光は、対物レンズ8及びカップリングレンズ2等を通過した後、偏向ビームスプリッタ4によって反射されシリンドリカルレンズ12を通過して光検出器14に向かう。
【0067】
また、球面収差補正手段としてのカップリングレンズ2は、球面収差補正手段の駆動手段としての1軸アクチュエータ11により図1の光軸方向に沿って変移可能に構成されている。また、対物レンズ8は、2軸アクチュエータ10によりフォーカシング方向及びトラッキング方向に駆動される。なお、1軸アクチュエータ11は、ボイスコイルアクチュエータやピエゾアクチュエータなどを用いることができる。
【0068】
図1の光ピックアップ装置において、光源の個体間の波長のばらつき、温度変化や湿度変化等の環境変化、光情報記録媒体の保護層の厚さ誤差、対物レンズの製造誤差等に起因して集光光学系中で球面収差が変動した場合、カップリングレンズ2を1軸アクチュエータ11によって光軸方向に変移させ、カップリングレンズ2から出射される光束のマージナル光線の傾角を変化させることで球面収差を補正することができる。
【0069】
図1において対物レンズ8として本発明による開口数NAがより大きく像高特性の良好な非球面単玉対物レンズを用い、光源1は波長λが400nm程度と短い光源を使用するので、高密度の記録・再生が可能となり、対物レンズ8と光情報記録媒体の保護層9との間の作動距離を十分に確保することができる。
【0070】
次に、図2により別の光ピックアップ装置について説明する。図2に示すピックアップ装置では、波長λが400nm程度の短波長光源1からの光束がカップリングレンズ2、ビーム整形プリズムペア3、偏向ビームスプリッタ4、ビームエキスパンダ5、1/4波長板6、及び絞り7を通過し、対物レンズ8によって光情報記録媒体の保護層9を介して情報記録面9’に集光される。情報記録面9’からの反射光は、対物レンズ8及びビームエキスパンダ5等を通過した後、偏向ビームスプリッタ4によって反射されシリンドリカルレンズ12、フォーカシングレンズ13を通過して光検出器14に向かう。
【0071】
また、球面収差補正手段としてのビームエキスパンダ5は、負レンズ5aと正レンズ5bとを備え、負レンズ5aが球面収差補正手段の駆動手段としての1軸アクチュエータ11により図2の光軸方向に沿って変移可能に構成されている。図2の光ピックアップ装置では、上述と同様の原因で集光光学系中で球面収差が変動した場合、カップリングレンズ2と対物レンズ8との間に配置されたビームエキスパンダ5の負レンズ5aを1軸アクチュエータ11によって光軸方向に変移させることで球面収差を補正することができる。なお、正レンズ5bを光軸方向に変移させるようにしてもよい。
【0072】
また、図1および図2の光ピックアップ装置は、図示しないが、情報記録面9’からの反射光を検出することで集光光学系で発生した球面収差の変動を検出し、その検出結果に基づいて球面収差誤差信号を生成する球面収差検出手段を有する。球面収差誤差信号が零になるように、球面収差補正手段としてのカップリングレンズ2、またはビームエキスパンダ5の負レンズ5aを駆動させる。このような球面収差検出手段、および球面収差検出手段における球面収差検出方法としては、例えば同一出願人による特願2001−108378号に記載されているものを用いることができる。なお、上述の球面収差検出手段は、球面収差補正手段と光源との間の光路中に配置される。
【0073】
また、図1および図2の光ピックアップ装置において、球面収差補正手段として、上述したカップリングレンズ2やビームエキスパンダ5のほかに、光軸に垂直な方向の屈折率分布が電気的に変化する素子を用いることができる。この場合、可動部が不要となるので、光ピックアップ装置の軽量化、コストダウンを達成できる。このような屈折率分布可変素子としては、例えば、液晶分子を光軸に垂直な面内で任意のX方向にそろえて配列させた第1液晶素子と、液晶分子を光軸に垂直な面内で任意のX方向とは垂直なY方向そろえて配列させた第2液晶素子とを1/2波長板とガラス基板を挟んで交互に積層させた液晶素子を用いることができる。第1液晶素子と第2液晶素子のそれぞれに電圧を印加することで、屈折率分布可変素子としての液晶素子からの出射波面の位相のX方向成分、およびY方向成分を独立に制御することにより集光光学系で発生した球面収差の変動を補正することができる。なお、屈折率分布可変素子は、光軸に関してほぼ対称な屈折率分布を形成できるものであればよく、上記の形態に限られることはない。
【0074】
図2において対物レンズ8として図1と同様に本発明による開口数NAがより大きく像高特性の良好な非球面単玉対物レンズを用い、光源1は波長λが400nm程度と短い光源を使用するので、高密度の記録・再生が可能となり、対物レンズ8と光情報記録媒体の保護層9との間の作動距離を十分に確保することができる。
【0075】
【実施例】
次に、図1,図2の光ピックアップ装置に適用可能な非球面単玉対物レンズの実施例1〜9について説明する。各実施例のデータの一覧表を表1に示す。
【0076】
【表1】
Figure 0004817036
【0077】
なお、本実施例のレンズにおける非球面は光軸方向をX軸、光軸に垂直な方向の高さをh、屈折面の曲率半径をrとするとき次の数1で表す。但し、κを円すい係数、A2iを非球面係数とする。
【0078】
【数1】
Figure 0004817036
【0079】
また、本実施例のレンズに設けた輪帯状の回折面は光路差関数Φbとして次の数2により表すことができる。ここで、hは光軸に垂直な高さであり、b2iは光路差関数の係数である。
【0080】
【数2】
Figure 0004817036
【0081】
実施例1は、f=1.70mm、NA0.88、t=0.05mm、λ=405nm、m=0の両面非球面単玉レンズである。実施例1のレンズデータを表2に示す。レンズ材料は光学ガラス(HOYA社製:M−LaC130)とした。図3に実施例1に関する光路図を示し、図4に実施例1に関する球面収差図を示す。なお、図4の球面収差図において、SA(Spherical Aberration)は設計基準波長における球面収差であり、SC(Sine Condition)は正弦条件である。後述の各球面収差図においても同じである。
【0082】
【表2】
Figure 0004817036
【0083】
実施例2は、f=1.67mm、NA0.90、t=0.05mm、λ=405nm、m=0の両面非球面単玉レンズである。実施例2のレンズデータを表3に示す。レンズ材料は光学ガラス(HOYA社製:M−LaC130)とした。図5に実施例2に関する光路図を示し、図6に実施例2に関する球面収差図を示す。
【0084】
【表3】
Figure 0004817036
【0085】
実施例3は、f=1.67mm、NA0.90、t=0.10mm、λ=405nm、m=0の両面非球面単玉レンズである。実施例3のレンズデータを表4に示す。レンズ材料は光学ガラス(HOYA社製:TAFD30)とした。図7に実施例3に関する光路図を示し、図8に実施例3に関する球面収差図を示す。
【0086】
【表4】
Figure 0004817036
【0087】
実施例4は、f=1.61mm、NA0.93、t=0.03mm、λ=405nm、m=0の両面非球面単玉レンズである。実施例4のレンズデータを表5に示す。レンズ材料は光学ガラス(HOYA社製:NBFD13)とした。図9に実施例4に関する光路図を示し、図10に実施例4に関する球面収差図を示す。
【0088】
【表5】
Figure 0004817036
【0089】
実施例5は、f=1.58mm、NA0.95、t=0.03mm、λ=405nm、m=0の両面非球面単玉レンズである。実施例5のレンズデータを表6に示す。レンズ材料は光学ガラス(HOYA社製:M−LaC130)とした。図11に実施例5に関する光路図を示し、図12に実施例5に関する球面収差図を示す。
【0090】
【表6】
Figure 0004817036
【0091】
実施例6は、f=1.67mm、NA0.90、t=0.05mm、λ=405nm、m=0の両面非球面単玉レンズである。実施例6のレンズデータを表7に示す。レンズ材料は、ポリオレフィン系のノルボルネン系樹脂であって、使用波長領域での厚さ3mmにおける光透過率は95%以上、飽和吸水率は0.01%以下、比重は約1.0である光学プラスチックとした。図13に実施例6に関する光路図を示し、図14に実施例6に関する球面収差図を示す。
【0092】
【表7】
Figure 0004817036
【0093】
実施例7は、f=1.67mm、NA0.90、t=0.05mm、λ=405nm、m=0の両面非球面単玉レンズである。実施例7のレンズデータを表8に示す。レンズ材料は、実施例6の材料と同じ光学プラスチックであるので説明は割愛する。また、光源側の面を回折面とすることで、軸上色収差を補正したので、+1nmのモードホッピングが起こった場合の波面収差のデフォーカス成分を0.006λrms(計算値)と小さく抑えることができた。このとき、回折構造によって透過波面に付加される光路差を表す光路差関数の係数を、1次回折光が最大の回折光量を有するように設計した。図15に実施例7に関する光路図を示し、図16に実施例7に関する球面収差図を示す。
【0094】
【表8】
Figure 0004817036
【0095】
以上の実施例1〜7の対物レンズでは、上述した(2)式、(21)式、(27)式を満たすように設計することで、像高特性を良好に補正した。
【0096】
実施例8は、f=1.88mm、NA0.80、t=0.10mm、λ=405nm、m=0の両面非球面単玉レンズである。実施例8のレンズデータを表9に示す。レンズ材料は、実施例6の材料と同じ光学プラスチックであるので説明は割愛する。図17に実施例8に関する光路図を示し、図18に実施例8に関する球面収差図を示す。
【0097】
【表9】
Figure 0004817036
【0098】
実施例9は、f=1.76mm、NA0.85、t=0.10mm、λ=405nm、m=0の両面非球面単玉レンズである。実施例9のレンズデータを表10に示す。レンズ材料は光学ガラス(HOYA社製:TAFD30)とした。図19に実施例9に関する光路図を示し、図20に実施例9に関する球面収差図を示す。
【0099】
【表10】
Figure 0004817036
【0100】
以上の実施例8,9の対物レンズでは、上述した(23)式、(25)式、(27)式を満たすように設計することで、像高特性を良好に補正するとともに、光源側の面に入射する光束径が3mmである小径の高NAレンズでありながら、作動距離を0.7mm以上を確保した。
【0101】
なお、上述の表または図では、10のべき乗の表現にE(またはe)を用いて、例えば、E−02(=10−2)のように表す場合がある。
【0102】
【発明の効果】
本発明によれば、光情報記録媒体の情報の記録および/または再生用の対物レンズにおいて、開口数が0.85より大とされ、像高特性の良好な非球面単玉対物レンズを提供でき、また、波長が400nm程度と短い光源を使用する高密度光ピックアップ装置に用いるのに好適な、開口数が0.85より大とされた非球面単玉対物レンズを提供できる。また、開口数が0.70より大とされた非球面単玉レンズにおいて、像高特性が良好であって、作動距離が十分に確保され、かつ軽量な非球面単玉対物レンズを提供できる。
【0103】
また、上述の対物レンズを搭載し、高密度の記録・再生が可能となる光ピックアップ装置及び記録・再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の光ピックアップ装置を概略的に示す図である。
【図2】本実施の形態の別の光ピックアップ装置を概略的に示す図である
【図3】実施例1に関する光路図である。
【図4】実施例1に関する球面収差図である。
【図5】実施例2に関する光路図である。
【図6】実施例2に関する球面収差図である。
【図7】実施例3に関する光路図である。
【図8】実施例3に関する球面収差図である。
【図9】実施例4に関する光路図である。
【図10】実施例4に関する球面収差図である。
【図11】実施例5に関する光路図である。
【図12】実施例5に関する球面収差図である。
【図13】実施例6に関する光路図である。
【図14】実施例6に関する球面収差図である。
【図15】実施例7に関する光路図である。
【図16】実施例7に関する球面収差図である。
【図17】実施例8に関する光路図である。
【図18】実施例8に関する球面収差図である。
【図19】実施例9に関する光路図である。
【図20】実施例9に関する球面収差図である。
【符号の説明】
1 光源
2 カップリングレンズ
5 ビームエキスパンダ
8 対物レンズ
9 保護層
9’ 情報記録面
10 2軸アクチュエータ
11 1軸アクチュエータ
14 光検出器

Claims (23)

  1. 光情報記録媒体の情報の記録および/または再生用の対物レンズであって、
    前記対物レンズは、少なくとも1つの面が非球面とされた単玉レンズであり次式を満たすことを特徴とする対物レンズ。
    0.85<NA<0.98
    0.80<d/f<3.00
    0.5<Φ1<5.8
    0.35<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.80
    ただし、
    NA:前記対物レンズの光情報記録媒体側の開口数
    d:前記対物レンズの光軸上の厚さ(mm)
    f:前記対物レンズの無限遠物体での焦点距離(mm)
    Φ1:前記光源側の面の有効径(mm)
    X1:光軸に垂直で光源側の面の頂点に接する平面と、有効径最周辺(上記NAのマージナル光線が入射する光源側の面上の位置)における光源側の面との光軸方向の差(mm)で、上記接平面を基準として光情報記録媒体の方向に測る場合を正、光源の方向に測る場合を負とする。
    X2:光軸に垂直で光情報記録媒体側の面の頂点に接する平面と、有効径最周辺(上記NAのマージナル光線が入射する光情報記録媒体側の面上の位置)における光情報記録媒体側の面との光軸方向の差(mm)で、上記接平面を基準として光情報記録媒体の方向に測る場合を正、光源の方向に測る場合を負とする。
    n:前記対物レンズの光源の波長における屈折率
    m:前記対物レンズの結像倍率
  2. 前記対物レンズは次式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。
    0.40<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.80
  3. 前記対物レンズ次式を満たすことを特徴とする請求項に記載の対物レンズ。
    0.47<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.80
  4. 前記対物レンズ次式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。
    0.47<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.75
  5. 前記対物レンズ次式を満たすことを特徴とする請求項に記載の対物レンズ。
    0.35<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.70
  6. 前記対物レンズ次式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。
    0.40<(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))<0.65
  7. 前記対物レンズは波長λの光源を有する光ピックアップ装置用の対物レンズであるとともに、前記波長λの値が次式を満たすことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の対物レンズ。
    350nm<λ<550nm
  8. 前記対物レンズ次式を満たすことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の対物レンズ。
    0.95<d/f<3.00
  9. 前記対物レンズ次式を満たすことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の対物レンズ。
    0.80<d/f<1.35
  10. 前記対物レンズは次式を満たすことを特徴とする請求項1乃至5または請求項7のいずれか1項に記載の対物レンズ。
    1.1<d/f<1.9
  11. 前記対物レンズは次式を満たすことを特徴とする請求項10に記載の対物レンズ。
    0.49≦(X1−X2)・(n−1)/(NA・f・√(1+|m|))≦0.67
  12. 前記対物レンズ次式を満たすことを特徴とする請求項10又は11に記載の対物レンズ。
    0.44≦r1/(n・f・(1−|m|))≦0.48
  13. 前記対物レンズは両面が非球面とされた単玉レンズであることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の対物レンズ。
  14. 前記対物レンズの光源側の面の近軸曲率半径r1(mm)の値が次式を満たすことを特徴とする請求項1乃至11又は請求項13のいずれか1項に記載の対物レンズ。
    0.25<r1/(n・f・(1−|m|))<0.65
  15. 前記対物レンズは光情報記録媒体の情報記録面を保護している保護層の厚さに対応した球面収差補正がなされ、前記保護層の厚さt(mm)の値が次式を満たすことを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の対物レンズ。
    0.0≦t<0.15
  16. 前記対物レンズは光学プラスチック材料から形成されたことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の対物レンズ。
  17. 前記対物レンズは光学ガラス材料から形成されたことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の対物レンズ。
  18. 光源と、前記光源から出射された光束を光情報記録媒体の情報記録面上に集光させるための対物レンズを含む集光光学系と、を備え、前記情報記録面からの反射光を検出することで前記光情報記録媒体に対する情報の記録および/または再生を行う光ピックアップ装置であって、
    前記対物レンズとして請求項1乃至17のいずれか1項に記載の対物レンズを有することを特徴とする光ピックアップ装置
  19. 前記光ピックアップ装置はカップリングレンズを有し、温度変化によって球面収差が変動した場合、前記カップリングレンズを光軸方向に変移させることで球面収差の補正を行うことを特徴とする請求項18に記載の光ピックアップ装置
  20. 前記光ピックアップ装置はカップリングレンズを有し、湿度変化によって球面収差が変動した場合、前記カップリングレンズを光軸方向に変移させることで球面収差の補正を行うことを特徴とする請求項18に記載の光ピックアップ装置
  21. 前記光ピックアップ装置はカップリングレンズを有し、波長のばらつきによって球面収差が変動した場合、前記カップリングレンズを光軸方向に変移させることで球面収差の補正を行うことを特徴とする請求項18に記載の光ピックアップ装置。
  22. 前記光ピックアップ装置はカップリングレンズを有し、光情報記録媒体の保護層の厚さ誤差によって球面収差が変動した場合、前記カップリングレンズを光軸方向に変移させることで球面収差の補正を行うことを特徴とする請求項18に記載の光ピックアップ装置
  23. 請求項16乃至22のいずれか1項に記載の光ピックアップ装置を搭載したことを特徴とする音声および/または画像の記録装置、および/または、音声および/または画像の再生装置
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