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JP4817070B2 - ナビゲーション装置及びナビゲーション方法 - Google Patents
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Description

本発明は、自動車等に搭載されて車両走行を支援するナビゲーション装置及びナビゲーション方法に係り、特に、過去の走行データに基づいて目的地を推定する機能等に関する。
ナビゲーション装置は、目的地が設定されると地図データベースを用いて出発地から目的地までの経路を探索し、GPS(Global Positioning System)やジャイロ・加速度計を利用して自車両を前記探索経路に沿って誘導するものである。そして、同装置における目的地の設定方法には、住所を選択して設定するもの、表示部に表示された地図上で設定するものがあり、更に、その具体的な設定操作についても、操作者のボタン操作による方式や、操作者の発声音を音声認識手段で認識させる方式がある。
しかし、住所を選択入力させる場合には、都道府県から市町村名、字や番地の設定というように操作者に対して何度も選択入力を強いることが多く、地図上で設定を行う場合には、出発地から目的地までが遠いと、何度も画面上で地図をスクロールさせたり、表示倍率を変更させたりする必要がある。また、音声認識手段を利用した操作情報入力にあっては、現状では未だ認識率が十分とは言えず、実用化には未だ困難がある。
そこで、従来から操作者が目的地を設定しなくとも過去の走行経路データ等を利用して目的地を推定する方法が様々に提案されている。例えば、下記特許文献1においては、過去の経路軌跡と車両の現在地及び進行方向に基づいて車両が向かうと予測される目的地又はその周辺地を推定する方法が開示されている。また、下記特許文献2においては、自車両の走行履歴から前もって複数の目的地候補を求めておき、現在走行中の道路のリンク情報と、過去に現在走行中の道路のリンクから目的地候補へ行った頻度情報(データベースに格納)とから目的地を推定する方法が開示されている。
特開2005−90978号公報 特開平7−83678号公報
ところで、前記各特許文献で開示されている方法によると、過去の膨大な走行履歴や経路軌跡等をデータベースとして記憶させておく必要があり、大容量の記憶手段が必要になると共に、そのデータベースのデータ量が大きくなるにつれて検索に時間がかかるようになる。また、操作者(運転手)にとっては自車両を停車させたより安全な状態で推定目的地を確認したいところであるが、前記各特許文献の開示技術では自車両の進行方向や走行中の道路のリンク情報を用いるために、運転走行中での確認を強いられるという問題がある。
そこで、本発明は、そのような問題点に鑑みて、操作者が目的地の設定入力を行わなくても、出発時に目的地の推定を行うことが可能であり、且つそのための情報を大きなデータベースとして用意しておく必要がなく、低コストで構成できるナビゲーション装置及びナビゲーション方法を提供することを目的とする。
本発明は、車載型のナビゲーション装置であって、予め目的地を設定することにより出発地から前記目的地までの自車両の走行経路を探索し、その探索した走行経路に沿って自車両を誘導するナビゲーション装置において、自車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、現在の時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、現在の曜日情報を取得する曜日情報取得手段と、自車両の出発を検出する出発検出手段と、前記出発検出手段が自車両の出発を検出した場合に、前記位置情報取得手段による位置情報と前記時刻情報取得手段による時刻情報と前記曜日情報取得手段による曜日情報とを記憶する第1の記憶手段と、自車両の過去の1又は2以上の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報とを記憶した第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段が記憶した位置情報と時刻情報と曜日情報とに対する前記第2の記憶手段が記憶している各走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報との類似性を、前記各走行経路毎に評価する類似性評価手段と、前記類似性評価手段により、前記第2の記憶手段の走行経路の内で前記類似性が最も高いとされ、且つその評価値が所定以上の類似性を示す値となった走行経路に係る目的地を今回の自車両の走行についての目的地として推定する目的地推定手段とを備え、前記目的地推定手段が推定した目的地の位置情報を走行経路の探索用に設定し、自車両の走行終了を検出する到着検出手段と、前記到着検出手段が自車両の走行終了を検出した時に、前記位置情報取得手段による位置情報を確定した目的地の位置情報として記憶する第3の記憶手段と、前記第2の記憶手段の各走行経路に係る目的地の位置情報で定まる各位置と前記第3の記憶手段が記憶した目的地の位置情報で定まる位置との間の各距離を算出すると共に、その距離が最小値となる前記第2の記憶手段の走行経路を求める第1の距離算出手段と、前記第1の距離演算手段が算出した各距離の内の最小値が所定閾値より小さいか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の距離演算手段が求めた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報で定まる位置と前記第1の記憶手段が記憶している位置情報で定まる位置との間の距離を算出する第2の距離算出手段と、前記第2の距離算出手段が算出した距離が所定閾値より小さいか否かを判定する第2の判定手段と、前記第1の距離演算手段が求めた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発時の時刻情報と前記第1の記憶手段が記憶している時刻情報とから時間差の絶対値を算出する時間差算出手段と、前記時間差算出手段が算出した時間差の絶対値が所定閾値より小さいか否かを判定する第3の判定手段と、前記第1乃至第3の判定手段の判定結果が全て肯定的であった場合には、前記第1の記憶手段の位置情報と時刻情報と曜日情報、及び前記第3の記憶手段の目的地の位置情報を用いて、前記第1の距離算出手段によって求められた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報を修正して更新し、前記第1乃至第3の判定手段の判定結果が少なくとも1つでも否定的であった場合には、前記第1の記憶手段の位置情報と時刻情報と曜日情報、及び前記第3の記憶手段の目的地の位置情報を新規な走行経路に係る情報として前記第2の記憶手段に追加するデータ更新・追加手段とを備えることを特徴としたナビゲーション装置に係る。
本発明のナビゲーション装置によれば、出発の際に得られる位置情報と時刻情報と曜日情報が、予め登録してある過去の1又は2以上の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報とどれだけ類似しているかを評価し、最も類似していると評価された走行経路の出発に係る情報であって、且つその類似度合いが一定以上であるとみなせる情報(同一性ありとみなせる情報)であることを条件に、その走行経路に係る目的地を今回の自車両の目的地として推定するようにしている。従って、位置情報取得手段がGPSを利用している場合には、出発検出手段が自車両の出発を検出した時に直ちに目的地を推定してナビゲーション動作へ移行でき、路車間通信システムを利用した場合でも、出発地に近い交差点等に入った時点でナビゲーション動作へ移行できる。また、自車両の走行が終了する度に、前記第2の記憶手段の登録データを逐次適正化できると共に、不必要にデータ量を増大させないようにできる。尚、本発明における出発検出手段による自車両の出発検出方式としては、(1)停車時間(例えば、アクセサリ電源がOFF状態の継続時間)が所定時間を超えた後、アクセサリ電源がONになった状態を出発とみなす方式、(2)停車時間が所定時間を超えた後、GPS又は路車間通信により取得できた位置が前記所定時間だけ停車していた位置から一定以上の距離になった状態を出発とみなす方式、(3)停車時間が所定時間を超えた後、最初に路車間通信で情報を取得した状態を出発とみなす方式、(4)停車時間が所定時間を超えた後、速度センサ又は加速度センサから検出される速度値又は加速度値が一定値を超えた状態を出発とみなす方式、(5)特別に設けた出発ボタンがON操作された状態を出発とみなす方式等が採用できる。
前記発明のナビゲーション装置においては、前記類似性評価手段が前記第2の記憶手段における走行経路毎の類似性を評価するために用いる評価値Jを、J=WL*L+WT*T+WD*D(但し、前記Lは前記第1の記憶手段が記憶した位置情報で与えられる位置と前記第2の記憶手段が記憶している走行経路に係る出発地の位置情報で与えられる位置との間の距離、前記Tは前記第1の記憶手段が記憶した時刻情報と前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発時の時刻情報との時間差の絶対値、前記Dは、前記第1の記憶手段が記憶した曜日情報と前記第2の記憶手段が記憶しているいずれかの出発時の曜日情報とが一致した場合には0とし、それ以外の場合には正の整数として与えられる数値、前記WLは前記距離Lに関する重み付け係数、前記WTは前記時間の絶対値Tに対する重み付け係数、前記WDは前記曜日情報の一致/不一致に関する指数Dに対する重み付け係数)として与えておけば、実際に即した評価値で目的地の推定をより高い精度で行うことが可能になる。
更に、前記データ更新・追加手段が、前記第1の距離算出手段によって求められた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報を修正して更新する場合において、出発地の位置情報の修正に関しては、前記第1の記憶手段の位置情報で定まる位置と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る出発地の位置情報で定まる位置との中間位置の位置情報に修正するようにし、目的地の位置情報の修正に関しては、前記第3の記憶手段の位置情報で定まる位置と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る目的地の位置情報で定まる位置との中間位置の位置情報に修正するようにし、出発時刻情報の修正に関しては、前記第1の記憶手段の時刻情報と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る出発時の時刻情報との平均値に相当する時刻情報に修正するようにし、出発時の曜日情報の修正に関しては、前記第1の記憶手段の曜日情報が前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る曜日情報の中に存在しなければ、前記第1の記憶手段の曜日情報を追加して修正するようにすれば、登録データに逐次合理的な修正を加えて適正化することができる。
尚、前記発明のナビゲーション装置は次のように方法の発明として捉えることができる。
(1) ナビゲーション装置を用いた車両のナビゲーション方法であって、予め目的地を設定することにより出発地から前記目的地までの自車両の走行経路を探索し、その探索した走行経路に沿って自車両を誘導するナビゲーション方法において、前記ナビゲーション装置は、第1の記憶手段と、自車両の過去の1又は2以上の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報とを記憶した第2の記憶手段とを備え、自車両の位置情報を取得する位置情報取得手順と、現在の時刻情報を取得する時刻情報取得手順と、現在の曜日情報を取得する曜日情報取得手順と、自車両の出発を検出する出発検出手順と、前記出発検出手順で自車両の出発を検出した場合に、前記位置情報取得手順による位置情報と前記時刻情報取得手順による時刻情報と前記曜日情報取得手順による曜日情報とを第1の記憶手段に記憶させる出発情報記憶手順と、前記第1の記憶手段に記憶させた位置情報と時刻情報と曜日情報とに対する前記第2の記憶手段が記憶している走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報との類似性を、前記各走行経路毎に評価する類似性評価手順と、前記類似性評価手順により、前記第2の記憶手段の走行経路の内で前記類似性が最も高いとされ、且つその評価値が所定以上の類似性を示す値となった走行経路に係る目的地を今回の自車両の走行についての目的地として推定する目的地推定手順とを有し、前記目的地推定手順で推定された目的地の位置情報を走行経路の探索用に設定し、前記ナビゲーション装置は、さらに第3の記憶手段を備え、自車両の走行終了を検出する到着検出手順と、前記到着検出手順で自車両の走行終了を検出した時に、前記位置情報取得手順による位置情報を確定した目的地の位置情報として前記第3の記憶手段に記憶させる目的地記憶手順と、前記第2の記憶手段の各走行経路に係る目的地の位置情報で定まる各位置と前記第3の記憶手段が記憶した目的地の位置情報で定まる位置との間の各距離を算出すると共に、その距離が最小値となる前記第2の記憶手段の走行経路を求める第1の距離算出手順と、前記第1の距離演算手順で算出した各距離の内の最小値が所定閾値より小さいか否かを判定する第1の判定手順と、前記第1の距離演算手順で求めた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報で定まる位置と前記第1の記憶手段が記憶している位置情報で定まる位置との間の距離を算出する第2の距離算出手順と、前記第2の距離算出手順で算出した距離が所定閾値より小さいか否かを判定する第2の判定手順と、前記第1の距離演算手順で求めた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発時の時刻情報と前記第1の記憶手段が記憶している時刻情報とから時間差の絶対値を算出する時間差算出手順と、前記時間差算出手順で算出した時間差の絶対値が所定閾値より小さいか否かを判定する第3の判定手順と、前記第1乃至第3の判定手順での判定結果が全て肯定的であった場合には、前記第1の記憶手段の位置情報と時刻情報と曜日情報、及び前記第3の記憶手段の目的地の位置情報を用いて、前記第1の距離算出手順で求められた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報を修正して更新し、前記第1乃至第3の判定手順での判定結果が少なくとも1つでも否定的であった場合には、前記第1の記憶手段の位置情報と時刻情報と曜日情報、及び前記第の3記憶手段の目的地の位置情報を新規な走行経路に係る情報として前記第2の記憶手段に追加するデータ更新・追加手順とを有することを特徴としたナビゲーション方法。
(2) 前記類似性評価手順において前記第2の記憶手段における走行経路毎の類似性を評価するために用いる評価値Jを、J=WL*L+WT*T+WD*D(但し、前記Lは前記第1の記憶手段に記憶させた位置情報で与えられる位置と前記第2の記憶手段が記憶している走行経路に係る出発地の位置情報で与えられる位置との間の距離、前記Tは前記第1の記憶手段に記憶させた時刻情報と前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発時の時刻情報との時間差の絶対値、前記Dは、前記第1の記憶手段に記憶させた曜日情報と前記第2の記憶手段が記憶しているいずれかの出発時の曜日情報とが一致した場合には0とし、それ以外の場合には正の整数として与えられる数値、前記WLは前記距離Lに関する重み付け係数、前記WTは前記時間の絶対値Tに対する重み付け係数、前記WDは前記曜日情報の一致/不一致に関する指数Dに対する重み付け係数)として与えることとした前記(1)のナビゲーション方法
(3) 前記データ更新・追加手順により、前記第1の距離算出手順で求められた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報を修正して更新する場合において、出発地の位置情報の修正に関しては、前記第の1記憶手段の位置情報で定まる位置と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る出発地の位置情報で定まる位置との中間位置の位置情報に修正するようにし、目的地の位置情報の修正に関しては、前記第3の記憶手段の位置情報で定まる位置と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る目的地の位置情報で定まる位置との中間位置の位置情報に修正するようにし、出発時刻情報の修正に関しては、前記第1の記憶手段の時刻情報と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る出発時の時刻情報との平均値に相当する時刻情報に修正するようにし、出発時の曜日情報の修正に関しては、前記第1の記憶手段の曜日情報が前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る曜日情報の中に存在しなければ、前記第1の記憶手段の曜日情報を追加して修正するようにした前記(1)又は前記(2)のナビゲーション方法。
本発明のナビゲーション装置及びナビゲーション方法によれば、自車両の出発条件と過去の走行情報との類似性に基づいて目的地を推定することにより、走行開始時には推定した目的地が確認でき、運転走行中の確認を不要にしてより安全な車両の運転を実現する。また、本発明では、過去の走行データと出発条件との類似性を判断する上で合理的な評価を行える数式を用いることで、より精度良く目的地を推定することを可能にしている。更には、走行後に、今回確定した目的地に最も近い目的地を含んでいる過去の走行経路に係る登録データと今回の走行に係る情報との比較結果に基づいて、前記登録データを修正して更新するか、又は今回の走行に係る情報を新規な登録データとするかを決定するため、走行経路の登録データについて逐次適正化が図れると共に、不必要に登録データ量を増大させることを回避させて、検索時間を短縮できる。
以下、本発明のナビゲーション装置及びナビゲーション方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。先ず、図1は車載ナビゲーション装置のシステム回路図である。同図において、10はCPU、11は所要プログラムと地図データや閾値等の各種固定データを格納したROM、12はシステム動作中にアップデートされる各種データをセーブするRAM、13は路車間通信により位置情報等を受信する通信部、14は通信用アンテナ、15はモード設定画面やナビゲーション画面等を表示させる液晶表示部、16は必要に応じてモード設定や地図上での位置指定等の指示入力等を行うための操作部を示し、ROM11とRAM12はCPU10のバス10aに直接接続されており、通信部13と液晶表示部14と操作部15はそれぞれインターフェイス(I/F)13a,15a,16aを介してバス10aに接続されている。尚、CPU10はタイマ10bを備えている。また、操作部16のI/F16aには自動車のアクセサリ電源(常時通電電源に対して鍵によってON/OFF可能な電源)のON/OFF信号も入力されており、CPU10がアクセサリ電源の状態を検出できるようになっている。
ここで、ROM11が格納している所要プログラムとしては、装置全体の動作を制御するシステム制御プログラム、ナビゲーション機能の中核をなす経路探索プログラム、液晶表示部15での地図表示等を制御する表示制御プログラム、及びタイマ10bのカウント値に基づいて日時・曜日等を求める時計/カレンダープログラムのように通常の機能制御用プログラムの他に、この実施形態に特有のプログラムとして、位置情報取得・停車時間プログラム、目的地推定プログラム、及び登録データ更新・追加プログラムがあり、それらは後述する各機能を実行するためのものである。
位置情報取得・停車時間計時プログラムによる手順は図2のフローチャートに示される。この手順はナビゲーション動作の前提として独立に実行され、通信部13は自車両が交通信号機を通過する度に路車間通信システムからその交通信号機が設置された位置情報や地名情報(交差点名等)のデータを受信するが、その受信データを逐次更新しながらRAM12にセーブさせるものである。また、この実施形態では、後述するように自車両の停車時間が一定以上の場合に目的地推定モードを有効とするようにしているため、前記位置情報取得と共に停車時間を計測する手順も兼ねている。
具体的には、CPU10はアクセサリ電源のON設定を検出すると(S1)、前回の停車時におけるアクセサリ電源のOFF時点から開始されている停車時間の計時動作を終了させる(S2)。そして、通信部13が路車間通信用の交通信号機から位置情報と地名情報等を受信する度に、それら情報をI/F13aからバス10aに取り込んでRAM12のアドレス領域A0に上書き条件でセーブさせ、そのセーブ動作はアクセサリ電源のOFF設定が確認されるまで繰り返し実行される(S3〜S5→S3)。従って、アクセサリ電源がON状態の期間中、RAM12のアドレス領域A0には常に直近に通過した交通信号機の位置情報と地名情報がセーブされていることになる。尚、アクセサリ電源がOFFにされると、CPU10は、その検出により停車時間の計時動作を開始させると共に、アクセサリ電源の次のON設定に対する待機状態となる(S5,S6→S1)。
次に、目的地推定モードが設定されている場合におけるナビゲーション動作手順を図3のフローチャートを用いて説明する。先ず、アクセサリ電源がONにされると、CPU10は操作部16から目的地推定モードが設定されているか否かを確認する(S10,S11)。また、前記の位置情報取得・停車時間計時手順で得られている停車時間が所定時間以上(例えば、5時間以上)であるか否かを確認し、所定時間以上であった場合に目的地推定モードの設定を有効とする(S12)。そして、同モードが有効である場合には、前記位置情報取得・停車時間計時手順(図2)によりRAM12のアドレス領域A0にセーブされている位置情報(出発地位置情報)と時計/カレンダープログラムによって求められている現在(出発時)の時刻情報・曜日情報をRAM12のアドレス領域A1にセーブさせる(S13)。ここに、目的地推定モードが有効に設定されているか否かはRAM12に設けられている判別フラグのON/OFFによって確認する。
従って、RAM12のアドレス領域A1には、図4に示すように、出発地位置情報(経度と緯度)、出発時刻情報、及び出発の曜日情報がセーブされているが、CPU10はこの時点で直ちに目的地推定プログラムを実行する(S13,S14)。同プログラムによる目的地推定手順は図5のフローチャートに示される。先ず、RAM12のアドレス領域A1にセーブさせた「出発地位置情報/出発時刻情報/曜日情報」とアドレス領域B1におけるデータ番号:No.P(Pの初期値は1)の登録データに係る「出発地位置情報/出発時刻情報/曜日情報」とからデータの類似性に関する評価値J(P)を算出する(S21,S22)。ここで、アドレス領域B1の登録データは後述する登録データの更新・追加手順(図9)のステップS47,S48で修正・登録させたものであり、自車両における過去の走行データが図6に示すように「データ番号/目的地名/目的地位置情報/出発地位置情報/出発時刻情報/出発時の曜日情報」としてまとめられている。
前記評価値J(P)は次の数式(a)で表される。
J(P)=WL*L(P)+WT*T(P)+WD*D(P) ・・・ (a)
ここに、WL,WT,WDは重み付け係数であり、L(P),T(P),D(P)はそれぞれ次のように算出される。
(1) L(P):出発地間の距離
アドレス領域A1の出発地位置情報である経度をXS1、緯度をYS1とし、アドレス領域B1におけるデータ番号:No.Pの出発地位置情報である経度をXS2、緯度をYS2として、L(P)=√{kX 2*(XS1−XS22+kY 2*(YS1−YS22}で与えられる。但し、kXは経度から長さの単位(例えば、メートル)への変換係数であり、kYは緯度から長さの単位への変換係数である。尚、kXは緯度によって変化する。
(2) T(P):出発時刻間の差の絶対値
アドレス領域A1の出発時刻情報をTS1、アドレス領域B1におけるデータ番号:No.Pの出発時刻情報をTS2として、T(P)=|TS1−TS2|で与えられる。
(3) D(P):曜日情報に係る評価要素
アドレス領域A1の曜日情報とアドレス領域B1におけるデータ番号:No.Pの曜日情報のいずれかが一致した場合には「0」とし、それ以外の場合は「1」として与える。例えば、アドレス領域A1の曜日情報が「水曜日」であり、アドレス領域B1におけるデータ番号:No.Pの曜日情報が「月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日」である場合には、「水曜日」が共通しているためにD(P)=0となるが、アドレス領域B1におけるデータ番号:No.Pの曜日情報が「土曜日、日曜日」である場合には、共通する曜日がないためにD(P)=1となる。
このようにして評価値J(P)を算出すると、CPU11は今回のデータ番号:No.Pに係る評価値J(P)と前回算出時点までの評価値の最小値Jminとを比較し、J(P)<Jminの場合には、今回の評価値J(P)をJminとしてセーブすると共に、今回の算出時点までで評価値J(P)が最小となったデータ番号を示すKをPとしてセーブしておく(S23,S24)。一方、J(P)≧Jminの場合には、JminとKはそのままとする(S23→S25)。尚、データ番号No.1(P=1)においてはJminが存在しないため、その場合のJminには評価値J(P)のとり得る最大値よりも十分に大きな値を設定しておく。
そして、以上の手順はアドレス領域B1における最後のデータ番号の登録データまで順次実行されると(S25→S26→S22〜S25)、CPU10はその時点でセーブされている評価値J(P)の最小値Jminと閾値Jthとを比較し、Jmin<JthであればRAM12のアドレス領域B1におけるデータ番号No.Kの目的地名情報とその位置情報(経度と緯度)を設定目的地としてアドレス領域B0にコピーする(S28)。また、CPU10はアドレス領域B0の目的地名情報と位置情報をROM11の地図データと共にI/F15aへ読み出し、液晶表示部15により目的地を地図上に表示させる(S29)。
これは、評価値J(P)の最小値Jminが閾値Jthより小さい場合は、RAM12のアドレス領域A1にセーブさせた「出発地位置情報/出発時刻情報/曜日情報」とアドレス領域B1のデータ番号No.Kの登録データ(即ち、評価値J(P)が最小値Jminとなった登録データ)に係る「出発地位置情報/出発時刻情報/曜日情報」が酷似しており、「出発条件に同一性あり」とみなし得ることから、目的地も同一になると推定するものである。具体的には、通勤や通学、子供の送迎等に自車両が使用される場合には、出発の位置や時刻や曜日等の条件はほぼ固定されていることが多いため、前記のように出発の際に登録データとの間で出発条件に係る類似性を評価し、酷似していれば登録データに基づいて合理的に目的地を推定できる。
尚、逆にJmin≧Jthであった場合は、出発条件に同一性があるとは認められないため、CPU10はROM11からI/F15aへ「目的地不明」の表示データを読み出し、液晶表示部15によりその表示を行わせる(S27→S30)。
ここで、図3のフローチャートに戻って、前記目的地推定プログラムの実行により(S14)、図7に示すように、推定された目的地名情報とその位置情報が設定目的地としてRAM12のアドレス領域B0にセーブされていると共に、液晶表示部15では地図上に目的地を表示させている。そして、その状態からCPU10は本来の経路探索プログラムにより、地図データを用いて出発地から目的地までの経路を探索して誘導を行う(S15-1,S15-2)。
次に、自車両が目的地へ到達して運転手が降車する際にはアクセサリ電源がOFFにされるが(S16)、この実施形態のナビゲーション装置では、CPU10がI/F16からアクセサリ電源のOFFを検出することにより、RAM12のアドレス領域A0にその時点でセーブされている地名情報と位置情報を確定した目的地名と目的地位置としてアドレス領域A1の該当部分(図4参照)にセーブし、図8に示すように今回の走行情報としてまとめる(S17)。
ステップS17で今回の走行情報についてアドレス領域A1へのセーブが完了すると、CPU10は登録データの更新・追加プログラムを実行する(S18)。同プログラムによる登録データの更新・追加手順は図9のフローチャートに示される。先ず、CPU10はRAM12のアドレス領域B1に登録されている各目的地位置の中で、アドレス領域A1における確定した目的地位置に最も近いものを求めるが(S41)、この場合には、求めた目的地位置に対応した登録データの番号をNo.Qとし、また、RAM12のアドレス領域B1のNo.Qに係る目的地位置とアドレス領域A1の目的地位置との間の距離はLdであったとする。
ここで、CPU10は、Ldthを閾値としてLd<Ldthの関係が成立するか否かを判断し、成立していれば、RAMのアドレス領域B1のNo.Qに係る出発地位置とアドレス領域A1の出発地位置との間の距離Lsを算出する(S42,S43)。次に、CPU10は、Lsthを閾値としてLs<Lsthの関係が成立するか否かを判断し、成立していれば、RAMのアドレス領域B1のNo.Qに係る出発時刻とアドレス領域A1の出発時刻との間の時間差の絶対値|Ts|を算出する(S44,S45)。そして、CPU10は、Tsthを閾値として|Ts|<Tsthの関係が成立するか否かを判断し、これも成立していれば、RAM12のアドレス領域B1のNo.Qに係る登録データを修正して更新する(S46,S47)。
即ち、今回の走行で確定した目的地と最も近い目的地を含むNo.Qの登録データを検出し、その目的地位置/出発地位置/出発時刻と今回の走行に係る目的地位置/出発地位置/出発時刻とがそれぞれどれだけ類似しているかを確認し、全てが一定以上に近似している場合には、近隣範囲内での駐車位置の変更や出発時刻の僅かなずれ等による相違でしかなく、No.Qの登録データをより適正なものにするために修正して更新する。
具体的には、各情報について次のような修正がなされたデータにより更新される。
(1) 目的地位置情報の修正
RAM12のアドレス領域A1における目的地位置情報の経度をXG1、緯度をYG1とし、アドレス領域B1におけるデータ番号:No.Qの目的地位置情報の経度をXG2、緯度をYG2とした場合に、修正した目的地位置情報の経度をXG3=(XG1+XG2)/2、緯度をYG3=(YG1+YG2)/2とする。但し、東経は正、西経は負、北緯は正、南緯は負で表し、XG1とXG2は東経180度又は西経180度をまたいで存在しないこととする。
(2) 出発地位置情報の修正
RAM12のアドレス領域A1における出発地位置情報の経度をXS1、緯度をYS1とし、アドレス領域B1におけるデータ番号:No.Qの出発地位置情報の経度をXS2、緯度をYS2とした場合に、修正した出発地位置情報の経度をXS3=(XS1+XS2)/2、緯度をYS3=(YS1+YS2)/2とする。但し、東経は正、西経は負、北緯は正、南緯は負で表し、XS1とXS2は東経180度又は西経180度をまたいで存在しないこととする。
(3) 出発時刻の修正
RAM12のアドレス領域A1における出発時刻情報をTS1、アドレス領域B1におけるデータ番号:No.Qの出発時刻情報をTS2とした場合に、修正した出発時刻情報をTS3=(TS1+TS2)/2とする。但し、1日を24時間で表し、分及び秒の単位は時に換算されているものとする。例えば、午後2時15分30秒は14.25833時として表される。また、TS1とTS2は24時又は0時をまたいでいないものとする。
(4) 出発時の曜日の修正
RAM12のアドレス領域A1における出発時の曜日情報の曜日がアドレス領域B1におけるデータ番号:No.Qの出発時の曜日情報の中に存在しない場合には、アドレス領域A1側の曜日情報の曜日をアドレス領域B1におけるデータ番号:No.Qの出発時の曜日情報に追加する。例えば、アドレス領域A1における出発時の曜日情報が「水曜日」であり、アドレス領域B1におけるデータ番号:No.Qの出発時の曜日情報が「月曜日と火曜日」の場合には、後者の曜日情報に「水曜日」が加えられて、「月曜日と火曜日と水曜日」に修正される。この修正は、家族の送迎のための曜日が新たに追加された場合等に発生する。
再び図9に戻って、Ld<LdthとLs<Lsthと|Ts|<Tsthの条件のいずれか1つでも成立しない場合には、RAM12のアドレス領域A1の各情報を新たなデータ番号を付してアドレス領域B1に追加登録する(S42→S48,S44→S48,S46→S48)。即ち、前記条件のいずれか1つでも成立しない場合には新規な経路による走行がなされたものとみなし、アドレス領域B1に登録しておくこととしている。
ここで、図3に戻って、以上ではこの実施形態に特有の目的地推定モードが設定されている場合(ステップS12でYの場合)について説明したが、同モードが設定されていない場合には、操作部16から目的地情報を入力させる方法等の通常のナビゲーション動作を実行する(S12→S19)。尚、以上の実施形態においては、位置情報の取得のために路車間通信システムを利用しているが、GPSを利用する方式、又は路車間通信システムとGPSの双方を併用する方式にしてもよい。
本発明は自動車等に搭載されるナビゲーション装置に適用できる。
本発明の実施形態に係るナビゲーション装置のシステム回路図である。 位置情報取得・停車時間計時手順を示すフローチャートである。 ナビゲーション動作手順を示すフローチャートである。 自車両の出発時においてRAMのアドレス領域A1に出発地位置等の情報がセーブされた状態を示す図である。 目的地推定手順を示すフローチャートである。 RAMのアドレス領域B1に格納されている登録データを示す図である。 推定された目的地情報がナビゲーションのための設定情報としてRAMのアドレス領域B0にセーブされた状態を示す図である。 目的地が確定してRAMのアドレス領域A1に目的地位置等の情報がセーブされた状態を示す図である。 登録データの追加・更新手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10…CPU、10a…バス、10b…タイマ、11…ROM、12…RAM、13…通信部、13a,15a,16a…インターフェイス、14…アンテナ、15…液晶表示部、16…操作部。

Claims (6)

  1. 車載型のナビゲーション装置であって、予め目的地を設定することにより出発地から前記目的地までの自車両の走行経路を探索し、その探索した走行経路に沿って自車両を誘導するナビゲーション装置において、
    自車両の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    現在の時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
    現在の曜日情報を取得する曜日情報取得手段と、
    自車両の出発を検出する出発検出手段と、
    前記出発検出手段が自車両の出発を検出した場合に、前記位置情報取得手段による位置情報と前記時刻情報取得手段による時刻情報と前記曜日情報取得手段による曜日情報とを記憶する第1の記憶手段と、
    自車両の過去の1又は2以上の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報とを記憶した第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段が記憶した位置情報と時刻情報と曜日情報とに対する前記第2の記憶手段が記憶している各走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報との類似性を、前記各走行経路毎に評価する類似性評価手段と、
    前記類似性評価手段により、前記第2の記憶手段の走行経路の内で前記類似性が最も高いとされ、且つその評価値が所定以上の類似性を示す値となった走行経路に係る目的地を今回の自車両の走行についての目的地として推定する目的地推定手段と
    を備え、前記目的地推定手段が推定した目的地の位置情報を走行経路の探索用に設定し、
    自車両の走行終了を検出する到着検出手段と、
    前記到着検出手段が自車両の走行終了を検出した時に、前記位置情報取得手段による位置情報を確定した目的地の位置情報として記憶する第3の記憶手段と、
    前記第2の記憶手段の各走行経路に係る目的地の位置情報で定まる各位置と前記第3の記憶手段が記憶した目的地の位置情報で定まる位置との間の各距離を算出すると共に、その距離が最小値となる前記第2の記憶手段の走行経路を求める第1の距離算出手段と、
    前記第1の距離演算手段が算出した各距離の内の最小値が所定閾値より小さいか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の距離演算手段が求めた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報で定まる位置と前記第1の記憶手段が記憶している位置情報で定まる位置との間の距離を算出する第2の距離算出手段と、
    前記第2の距離算出手段が算出した距離が所定閾値より小さいか否かを判定する第2の判定手段と、
    前記第1の距離演算手段が求めた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発時の時刻情報と前記第1の記憶手段が記憶している時刻情報とから時間差の絶対値を算出する時間差算出手段と、
    前記時間差算出手段が算出した時間差の絶対値が所定閾値より小さいか否かを判定する第3の判定手段と、
    前記第1乃至第3の判定手段の判定結果が全て肯定的であった場合には、前記第1の記憶手段の位置情報と時刻情報と曜日情報、及び前記第3の記憶手段の目的地の位置情報を用いて、前記第1の距離算出手段によって求められた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報を修正して更新し、前記第1乃至第3の判定手段の判定結果が少なくとも1つでも否定的であった場合には、前記第1の記憶手段の位置情報と時刻情報と曜日情報、及び前記第3の記憶手段の目的地の位置情報を新規な走行経路に係る情報として前記第2の記憶手段に追加するデータ更新・追加手段と
    を備えることを特徴としたナビゲーション装置。
  2. 前記類似性評価手段が前記第2の記憶手段における走行経路毎の類似性を評価するために用いる評価値Jを、
    J=WL*L+WT*T+WD*D
    (但し、前記Lは前記第1の記憶手段が記憶した位置情報で与えられる位置と前記第2の記憶手段が記憶している走行経路に係る出発地の位置情報で与えられる位置との間の距離、前記Tは前記第1の記憶手段が記憶した時刻情報と前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発時の時刻情報との時間差の絶対値、前記Dは、前記第1の記憶手段が記憶した曜日情報と前記第2の記憶手段が記憶しているいずれかの出発時の曜日情報とが一致した場合には0とし、それ以外の場合には正の整数として与えられる数値、前記WLは前記距離Lに関する重み付け係数、前記WTは前記時間の絶対値Tに対する重み付け係数、前記WDは前記曜日情報の一致/不一致に関する指数Dに対する重み付け係数)
    として与えることとした請求項1に記載のナビゲーション装置。
  3. 前記データ更新・追加手段が、前記第1の距離算出手段によって求められた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報を修正して更新する場合において、
    出発地の位置情報の修正に関しては、前記第1の記憶手段の位置情報で定まる位置と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る出発地の位置情報で定まる位置との中間位置の位置情報に修正するようにし、目的地の位置情報の修正に関しては、前記第3の記憶手段の位置情報で定まる位置と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る目的地の位置情報で定まる位置との中間位置の位置情報に修正するようにし、出発時刻情報の修正に関しては、前記第1の記憶手段の時刻情報と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る出発時の時刻情報との平均値に相当する時刻情報に修正するようにし、出発時の曜日情報の修正に関しては、前記第1の記憶手段の曜日情報が前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る曜日情報の中に存在しなければ、前記第1の記憶手段の曜日情報を追加して修正するようにした請求項1又は2に記載のナビゲーション装置。
  4. ナビゲーション装置を用いた車両のナビゲーション方法であって、予め目的地を設定することにより出発地から前記目的地までの自車両の走行経路を探索し、その探索した走行経路に沿って自車両を誘導するナビゲーション方法において、
    前記ナビゲーション装置は、第1の記憶手段と、自車両の過去の1又は2以上の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報とを記憶した第2の記憶手段とを備え、
    自車両の位置情報を取得する位置情報取得手順と、
    現在の時刻情報を取得する時刻情報取得手順と、
    現在の曜日情報を取得する曜日情報取得手順と、
    自車両の出発を検出する出発検出手順と、
    前記出発検出手順で自車両の出発を検出した場合に、前記位置情報取得手順による位置情報と前記時刻情報取得手順による時刻情報と前記曜日情報取得手順による曜日情報とを第1の記憶手段に記憶させる出発情報記憶手順と、
    前記第1の記憶手段に記憶させた位置情報と時刻情報と曜日情報とに対する前記第2の記憶手段が記憶している走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報との類似性を、前記各走行経路毎に評価する類似性評価手順と、
    前記類似性評価手順により、前記第2の記憶手段の走行経路の内で前記類似性が最も高いとされ、且つその評価値が所定以上の類似性を示す値となった走行経路に係る目的地を今回の自車両の走行についての目的地として推定する目的地推定手順と
    を有し、前記目的地推定手順で推定された目的地の位置情報を走行経路の探索用に設定し、
    前記ナビゲーション装置は、さらに第3の記憶手段を備え、
    自車両の走行終了を検出する到着検出手順と、
    前記到着検出手順で自車両の走行終了を検出した時に、前記位置情報取得手順による位置情報を確定した目的地の位置情報として前記第3の記憶手段に記憶させる目的地記憶手順と、
    前記第2の記憶手段の各走行経路に係る目的地の位置情報で定まる各位置と前記第3の記憶手段が記憶した目的地の位置情報で定まる位置との間の各距離を算出すると共に、その距離が最小値となる前記第2の記憶手段の走行経路を求める第1の距離算出手順と、
    前記第1の距離演算手順で算出した各距離の内の最小値が所定閾値より小さいか否かを判定する第1の判定手順と、
    前記第1の距離演算手順で求めた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報で定まる位置と前記第1の記憶手段が記憶している位置情報で定まる位置との間の距離を算出する第2の距離算出手順と、
    前記第2の距離算出手順で算出した距離が所定閾値より小さいか否かを判定する第2の判定手順と、
    前記第1の距離演算手順で求めた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発時の時刻情報と前記第1の記憶手段が記憶している時刻情報とから時間差の絶対値を算出する時間差算出手順と、
    前記時間差算出手順で算出した時間差の絶対値が所定閾値より小さいか否かを判定する第3の判定手順と、
    前記第1乃至第3の判定手順での判定結果が全て肯定的であった場合には、前記第1の記憶手段の位置情報と時刻情報と曜日情報、及び前記第3の記憶手段の目的地の位置情報を用いて、前記第1の距離算出手順で求められた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報を修正して更新し、前記第1乃至第3の判定手順での判定結果が少なくとも1つでも否定的であった場合には、前記第1の記憶手段の位置情報と時刻情報と曜日情報、及び前記第の3記憶手段の目的地の位置情報を新規な走行経路に係る情報として前記第2の記憶手段に追加するデータ更新・追加手順と
    を有することを特徴としたナビゲーション方法。
  5. 前記類似性評価手順において前記第2の記憶手段における走行経路毎の類似性を評価するために用いる評価値Jを、
    J=WL*L+WT*T+WD*D
    (但し、前記Lは前記第1の記憶手段に記憶させた位置情報で与えられる位置と前記第2の記憶手段が記憶している走行経路に係る出発地の位置情報で与えられる位置との間の距離、前記Tは前記第1の記憶手段に記憶させた時刻情報と前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発時の時刻情報との時間差の絶対値、前記Dは、前記第1の記憶手段に記憶させた曜日情報と前記第2の記憶手段が記憶しているいずれかの出発時の曜日情報とが一致した場合には0とし、それ以外の場合には正の整数として与えられる数値、前記WLは前記距離Lに関する重み付け係数、前記WTは前記時間の絶対値Tに対する重み付け係数、前記WDは前記曜日情報の一致/不一致に関する指数Dに対する重み付け係数)
    として与えることとした請求項に記載のナビゲーション方法。
  6. 前記データ更新・追加手順により、前記第1の距離算出手順で求められた前記第2の記憶手段の走行経路に係る出発地の位置情報と出発時の時刻情報と出発時の曜日情報と目的地の位置情報を修正して更新する場合において、
    出発地の位置情報の修正に関しては、前記第の1記憶手段の位置情報で定まる位置と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る出発地の位置情報で定まる位置との中間位置の位置情報に修正するようにし、目的地の位置情報の修正に関しては、前記第3の記憶手段の位置情報で定まる位置と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る目的地の位置情報で定まる位置との中間位置の位置情報に修正するようにし、出発時刻情報の修正に関しては、前記第1の記憶手段の時刻情報と前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る出発時の時刻情報との平均値に相当する時刻情報に修正するようにし、出発時の曜日情報の修正に関しては、前記第1の記憶手段の曜日情報が前記第2の記憶手段の前記走行経路に係る曜日情報の中に存在しなければ、前記第1の記憶手段の曜日情報を追加して修正するようにした請求項4又は5に記載のナビゲーション方法。
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