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JP4820064B2 - 複合型警報器 - Google Patents
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JP4820064B2 - 複合型警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、複合型警報器に関し、より詳細には、設置場所における複数の検知対象物の異常状態を検出し、該異常状態の検知対象物の識別が可能なように警報表示を行う複合型警報器に関するものである。
発生した火災のうち、その多くは住宅・共同住宅等の住宅火災が占めている。そして、その多くの原因となっているのが、火災に気づくのに遅れたための「発見の遅れ」によるものとなっている。また、住宅火災による死者の多くは高齢者であり、高齢者が火災の犠牲になる危険性が若年層に比べて高くなっている。そのため、住宅火災を防ぎ、火災による死者を防ぎ、被害を軽減するためには、火災の早期発見が最も重要であることから、火災警報器の一般住宅への普及が望まれている。
火災警報器は、その感知性能に応じて設置場所が定められている。熱感知機能を有するものは、設置場所の床面積が概ね30平方メートル以下であり、かつ、天井面下15センチメートルから50センチメートルまでの範囲の壁面の中央付近に設置する。煙感知性能を有するものは、天井面下15センチメートルから50センチメートルまでの範囲の壁面の中央付近に設置する。炎感知性能を有するものは、壁面に設置する。
また、一般住宅に設けられる都市ガス等の空気より軽い都市ガスを対象とする都市ガス用警報器は、ガス器具と同じ室内の壁面又は、天井面等でガス器具から水平距離8センチメートル以内、警報器の下端が天井面より30センチメートル以内の位置に設置される。
このように火災警報器と都市ガス用警報器は設置場所が近いことから、火災警報器と都市ガス用警報器を一体化した複合型のガス火災警報器が従来より提供されている。そして、本出願人は、ガス警報器と火災警報器と一体化し、ガスセンサ及び火災センサの信号を統合して信号処理することで、より誤報の少ないガス火災警報器を提供してきた(特許文献1参照)。
特開2000−30165号公報
上述したように複数種類の警報対象を1台で実現する複合型警報器の場合、表示色の各々に対応したランプ(光源)を装置本体の正面に複数設け、発光させたランプの表示色、表示色の組み合わせ、表示色と音声との組み合わせによって警報対象を利用者等に認識させるようにしている。
例えば、緑色、黄色、赤色の3色に対応したランプを用いる場合、ガス漏れの警報方式では、1段目が赤色の点滅で、2段目が赤色ランプ点灯、かつ、合成音声による警報を行うことで、ガス漏れ状態を認識させる。そして、不完全燃焼の警報方式では、低濃度の場合、黄色ランプ点滅、遅延時間後、合成音声による警報を行い、また、高濃度の場合、黄色ランプ点灯、遅延時間後、合成音声による警報を行うことで、不完全燃焼の状態を認識させる。また、火災の警報方式では、赤色ランプ点滅、蓄積時間後、赤色ランプ点灯及び合成音声による警報を行うことで、火災の発生を認識させる。
また、機種によっては、ガス漏れの警報方式は、1段目が緑色ランプと黄色ランプの交互点滅にメロディ音による警報を行い、2段目が赤色ランプの点灯、緑色ランプの消灯、合成音声による警報を行うことで、ガス漏れ状態を認識させる。そして、不完全燃焼の警報方式は、低濃度の場合が黄色ランプ即時点灯、5分経過後に合成音声による警報を行い、また、高濃度の場合が黄色ランプ即時点灯、合成音声による警報を行うことで、不完全燃焼の状態を認識させる。そして、火災の警報方式は、赤色ランプ点灯、合成音声による警報を行うことで、火災の発生を認識させる。
このように複合型警報器の場合、その警報方式は機種によって異なり、また、基本的には滅多に警報が行われるものではないことから、利用者は警報方式を憶えておくことは困難である。そのため、警報状態の発生に応じて警報表示が行われても、その警報表示から咄嗟に警報状態を判断することは困難であり、警報音で判断する傾向にある。
また、ランプの表示色と警報音を組み合わせることで、その警報対象を認識させることは可能であるが、同時に複数の警報対象を検出した場合、ランプの表示色から警報対象を判断することは困難であり、警報音から判断せざるを得ないのが現状である。特に、難聴者等に対しては、警報を知らせる方法が警報表示のみであることから、点灯/点滅の異なる表示パターンだけでは警報を瞬時に判断させるには不十分であるという問題があった。
また、近年では、住宅火災による死者数を現象させるために、消防法を改正して新築戸建及び既存戸建住宅等に複合型警報器を含む住宅用火災警報器の設置を義務付ける方針が決められていることから、上述したような問題の早期解決が望まれている。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、警報表示のみで、注目させることができ且つ迅速に異常状態の検知対象物とその対処方法を認識させることができる複合型警報器を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の複合型警報器は、図1の基本構成図に示すように、装置本体の設置場所における複数の検知対象物の状態を検出する状態検出手段13と、該状態検出手段13が検出した状態が予め定められた異常判定条件を満たしているか否かを判定する判定手段11a1と、前記検知対象物に対応して設けられて該検知対象物の異常を表示によって警報する警報表示手段20と、前記判定手段11a1が異常判定条件を満たしていると判定した前記検知対象物に対応する前記警報表示手段20を表示させる表示制御手段11a2と、を備え、前記警報表示手段20の表示によって前記複数の検知対象物の異常を警報する複合型警報器において、前記警報表示手段20は、前記検知対象物の異常に対する対処方法を認識させる絵文字を表示する絵文字表示部21を備え、前記絵文字表示部21は、前記検知対象物に対応して設けられた光源からの光によって発光し、該発光した光が利用者等に向かうように前記装置本体の表面から浮き出させて形成しており、前記表示制御手段11a2は、前記判定手段11a1が異常判定条件を満たしていると判定した前記検知対象物に対応する前記警報表示手段20の前記光源を通常の輝度で発光させ、そして、フラッシュ警報が必要であると判定した場合、該光源を前記通常の輝度よりも高輝度で瞬間的に発光させ、その後通常の輝度に戻すことにより、前記絵文字表示部21をフラッシュ警報させる手段であることを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の複合型警報器によれば、状態検出手段13によって設置場所における複数の検知対象物、例えば、メタンガス、一酸化炭素ガス、温度等の状態が検出される。そして、判定手段11a1によってその状態が異常判定条件を満たしていると判定されると、この異常状態と判定された検知対象物に対応する光源が表示制御手段11a2によって発光され、該光が装置本体の表面から浮き出した絵文字表示部から利用者等に向かって出射され、該出射された光によって絵文字表示部21は表示される。そして、複数の異常が検出されたときは、その全てに対応する絵文字表示部21が表示制御手段11a2によって表示されることで、複数の絵文字が組み合わされて検知対象物の異常が警報される。また、判定手段11a1によって異常状態と判定されると、この異常状態と判定された検知対象物に対応する光源が表示制御手段11a2によって予め定められたタイミングで瞬間的に高輝度で発光され、光源が発した光によって装置本体の表面から浮き出した絵文字表示部21は瞬間的に発光して検知対象物の異常をフラッシュ警報する。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の複合型警報器において、前記絵文字表示部21と前記光源との間に介在して当該光源が発する光を拡散させる拡散部材をさらに備え、前記絵文字表示部21は、前記拡散部材が拡散した光によって発光して前記検知対象物の異常を警報することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の複合型警報器によれば、光源が発した光は、光源と絵文字表示部21との間に介在する拡散部材によって拡散され、該拡散された光によって絵文字表示部21は発光して検知対象物の異常を警報する。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の複合型警報器によれば、装置本体に設置場所における検知対象物の異常状態を検出すると、その検知対象物に対応する絵文字表示部の絵文字による表示によって警報対象物の異常に対する対処方法を認識させる絵文字を表示するようにしたことから、絵文字表示部によって表示された絵文字から異常状態の警報対象物とその対処方法を認識することができるため、被害の軽減を図ることが可能となり、設置場所における安全性の向上により一層貢献することができる。さらに、観測対象物に対応する光源が発した光を利用者等に向かって出射するように、絵文字表示部を装置本体の表面から浮き出すように形成したことから、例えば、複合型警報器が都市ガスのガス漏れ検出機能を有する場合、設置場所は天井面の近傍となるため、絵文字表示部を下方に向くように浮き出させて形成し、また、LPガスのガス漏れ検出機能を有する場合、設置場所は床面の近傍となるため、絵文字表示部を上方に向くように浮き出させて形成すれば、複合型警報器の視認性を向上させることができるため、より一層確実かつ迅速に異常の検知対象物を認識させることができる。
また、検知対象物の異常状態の検出に応じて光源を予め定められたタイミングで瞬間的に発光させるようにしたことから、警報時には装置本体の表面から浮き出した絵文字表示部がフラッシュしているように利用者等に視認させることができるため、利用者等を絵文字表示部に注目させることが可能となり、警報時の視認性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、光源が発した光は拡散部材によって拡散させ、該拡散光によって絵文字表示部を表示するようにしたことから、絵文字表示部を光源が発した光によって効率よく発光させることができるため、警報時の視認性をより一層向上させることができる。また、この拡散部材によって光源と絵文字表示部との間に介在する空気層で光が減衰する量を低減させることができる。
以下、本発明に係る複合型警報器の一実施の形態を、図2〜図11の図面を参照して説明する。
ここで、図2は本発明に係る複合型警報器の正面図であり、図3は本発明に係る複合型警報器の基本構成の一例を示す構成図であり、図4は図3中の直線A−Aを通る矢印方向の断面を示す断面図であり、図5は光源の駆動回路の一例を示す図であり、図6は警報モードを説明するための図であり、図7は複数の警報を行う場合のタイミングチャートを示す図であり、図8は図3のCPUが実行する本発明に係る処理概要の一部を示すフローチャートであり、図9は図3のCPUが実行する本発明に係る処理概要の他の一部を示すフローチャートであり、図10は本発明に係る他の最良の形態を説明するための断面図であり、図11は本発明に係る絵文字表示部を浮き出させる場合の最良の形態を説明するための断面図である。
図2に示すように、複合型警報器10は、合成樹脂等で略箱状に形成された筐体10aからなり、その感知性能に応じた設置場所に、筐体10aの背面側に設けられた固定部材を介して固定される。そして、複合型警報器10は、商用電源等からなる電源部(図示せず)から供給される電力によって動作している。
複合型警報器10は、図3に示すように、予め定められたプログラムに従って動作するマイクロプロセッサ(MPU)11を有している。MPU11は、周知のように、予め定めたプログラムに従って各種の処理や制御などを行う中央演算処理装置(CPU)11a、CPU11aのためのプログラム等を格納した読み出し専用のメモリであるROM11b、各種のデータを格納するとともにCPU11aの処理作業に必要なエリアを有する読み出し書き込み自在のメモリであるRAM11c等を有して構成している。
複合型警報器10はさらに、前記電源部からの電力供給が断たれた場合でも、格納された各種データの保持が可能であり、CPU11aの処理作業に必要な各種格納エリアを有する電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のEEPROM12を有し、MPU11が読み書き可能に接続している。
EEPROM12は、装置本体の設置場所における検知対象物の状態が正常であるか否かを判定するための異常判定条件を示す異常判定条件情報、警報モードを示すモード情報、光源を瞬間的に発光させるタイミングを示すタイミング情報、フラッシュ警報を行うか否かを判定するための判定条件を示すフラッシュ判定条件情報等の各種情報を記憶している。
複合型警報器10はさらに、火災の発生を検出する火災検出部13aと、ガス漏れを検出するガス検出部13bと、不完全燃焼により発生するCO(一酸化炭素)を検出するCO検出部13cとを備え、それらの各検出部はMPU11に接続されている。
なお、本最良の形態では、請求項中の状態検出手段が、火災検出部13aとガス検出部13bとCO検出部13cで実現する場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、複合型警報器10がガス漏れ複合型警報器の場合はガス検出部13のみで状態検出手段を実現するなど、種々異なる形態とすることができる。
火災検出部13aは、例えば、熱センサ、煙センサ等の機器に適切な火災センサが用いられ、該火災センサは筐体正面に形成した貫通孔から筐体の外部に露出した状態で設けられ、その貫通孔の周囲に設けられた保護部材によって火災センサは保護されている。そして、火災検出部13aは、設置場所における火災に関する状態信号をMPU11に出力する。
ガス検出部13bは、例えば、半導体ガスセンサ、接触燃焼式ガスセンサ等の機器に適切なガスセンサが用いられ、筐体の正面の右上部分から側面に掛けて形成した複数のスリット等から流入するガスの濃度等を検出し、その濃度に応じた検出信号をMPU11に出力する。
CO検出部13cは、例えば、接触燃焼式などのCOセンサが用いられ、ガス検出部13bと同様に、前記スリット等から流入するCOガスの濃度等を検出し、その濃度に応じた検出信号をMPU11に出力する。
なお、本最良の形態では、ガス検出部13b及びCO検出部13cを別々のセンサによって実現する場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、1台のセンサで実現するなど種々異なる形態とすることができる。その場合は、ガスとCOを異なるタイミングで検出することで対応することができる。
複合型警報器10はさらに、合成音声による警報音を発する警報部16と、警報表示を行う警報表示部20と、を備える。そして、警報部16は、例えば、MPU11が出力した音声情報を音声信号に変換してスピーカから装置外部に出力する。
警報表示部20は、請求項中の警報表示手段に相当し、火災用光源17a、CO用光源17b、ガス用光源17c、電源用光源17d等の複数の光源を備え、それらの光源としては、例えば、LED、バルブ、ランプ等から機器に適切なものが用いられる。そして、本最良の形態では、図4に示すように、火災用光源17a及びガス用光源17cに赤色LED、CO用光源17bに黄色LED、電源用光源17dに緑色LEDがそれぞれ用いられ、図4に示すように、配線基板18に実装されている。
警報表示部20はさらに、各光源が発した光を拡散する拡散部材19を備える。そして、導光部材等によって形成されている拡散部材19は、火災用光源17aに対応する第1レンズ19aと、CO用光源17bに対応する第2レンズ19bと、ガス用光源17cに対応する第3レンズ19cと、電源用光源17dに対応する第4レンズ19dと、を備える。
第1レンズ19a〜第3レンズ19cの形状はほぼ同一となっており、第4レンズ19dのみがそれらよりも若干小さく形成している。そして、電源用光源17dは、複合型警報器10が通電状態である場合は常時点灯されていることから、第4レンズ19dが緑色に光輝しているか否かに基づいて、利用者等は複合型警報器10の通電状態を認識することができる。
各レンズの光源と対向する一端側は、図4に示すように、レンズの長手方向に交わる幅方向の断面が円弧状、また、他端側は平面となるようにそれぞれ形成されている。そして、拡散部材19は、第1レンズ19a〜第4レンズ19dをそれぞれの他端側で連結する連結部材19eを備え、この連結部材19eは、その外形が略長方形の平板状に形成している。
また、筐体10aには、連結部材19eの外形に対応した形状の開口部10bを形成しており、連結部材19eはその表面が筐体10aの表面と連続する同一面となるように開口部10bに嵌合される。
警報表示部20はさらに、開口部10bに嵌合された拡散部材19を覆い隠すとと共に、拡散部材19を筐体10aに対して固定する表示プレート20aを備える。この表示プレート20aは、透光性の樹脂部材等によって略長方形状のベース部材によって形成しており、その裏面には粘着部材を設けている。
表示プレート20aの第1レンズ19a〜第4レンズ19dの他端側と対向する表面の位置には、各光源に割り振られた検知対象物を示すための絵文字を表示する絵文字表示部21a〜21dを設けており、それ以外の表面部分は、筐体10aと同一色の塗料が塗布され、その表面にはさらにシボ加工が施されている。
絵文字表示部21aは、検知対象物を火災としており、図2に示すように、”炎”を絵文字化したものとなっている。絵文字表示部21bは、検知対象物をCOガスとしており、不完全燃焼の対処方法を認識させるために、図2に示すように”窓を開けて換気する”を絵文字化したものとなっている。絵文字表示部21cは、検地対象物をメタンガスとしており、ガス漏れ発生時の対処方法を認識させるために、図2に示すように”ガス栓を締める”を絵文字化したものとなっている。また、絵文字表示部21dは、電源を絵文字化したものとなっている。
なお、本最良の形態では、表示プレート20aが電源に対応した絵文字表示部21dを備える構成とした場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、その構成から絵文字表示部21dを削除する構成とすることもできる。
表示プレート20aに対する絵文字表示部21a〜21dの形成については、表示プレート20aの表面にシボ加工を施すことによって、光源が発した光の色の強さを容易に変更するようにしている。よって、表示プレート20aの表面を、表示色の強さに応じた表面の粗さに形成することで、最適な表示輝度で絵文字表示部21a〜21dを表示させることができる。
また、表示プレート20aにおいては、絵文字表示部21a〜21dの絵文字の部分のみが、第1レンズ19a〜第4レンズ19dで拡散された光の透過が可能となっており、各光源の点灯によって絵文字表示部21a〜21dから出射した光によって各絵文字が光輝しているように利用者等に視認させることができる。
なお、本最良の形態では、拡散部材19を表示プレート20aによって筐体10aに固定する場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、拡散部材19に係止片等を設け、筐体10aに取り付ける形態など種々異なる形態とすることができる。
次に、火災用光源17a、CO用光源17b、ガス用光源17c、電源用光源17dの一例を、図5に示す回路を参照して説明する。図5において、LED171のアノードは電源Vに接続され、カソードは通常輝度用の負荷抵抗である抵抗172と高輝度(フラッシュ)用の負荷抵抗ある抵抗173の一端側に接続されている。そして、抵抗172,173の他端側は、トランジスタ174,175の各コレクタに接続されている。そして、トランジスタ174,175の各エミッタは接地されており、ベースはそれぞれ抵抗176,177を介してMPU11に接続されている。
MPU11は、LED171を通常の輝度で発光させる場合は、トランジスタ174のベースをON、トランジスタ175のベースをOFFとする。また、LED171を瞬間的に高輝度で発光させる場合は、トランジスタ174のベースをONさせた状態で、トランジスタ175のベースを予め定められたタイミングで瞬間的にONさせる。その結果、通常の輝度で発光していたLED171を、瞬間的に高輝度で発光させることで、LED171が恰もフラッシュしているように利用者等に視認させることができる。
次に、上述したEEPROM12に記憶されるモード状態の一例を、図6の図面を参照して説明する。なお、本最良の形態では、複合型警報器10は火災、ガス漏れ、不完全燃焼(CO)の3つに対する警報を行うことを前提とする。
複合型警報器10は、図6に示すように、モード1、モード2、モード3、モード4の4つの警報モードを有している。そして、モード1が火災と不完全燃焼が同時に発生している場合、モード2が火災とガス漏れが同時に発生している場合、モード3が不完全燃焼とガス漏れが同時に発生している場合、モード4が火災、不完全燃焼、ガス漏れの全てが発生している場合を示している。なお、本最良の形態では、ガス漏れ、不完全燃焼、火災の順に優先順位が高くなるように設定されているが、モード毎に優先順位を設定するなど種々異なる形態とすることができる。
また、タイミング情報は、火災、不完全燃焼、ガス漏れに対応する光源の発光させるタイミングを示すタイミングデータを有し、タイミング情報は単一の警報対象と上述したモードに対応するように設けられている。例えば、図7に示すタイミングチャートを参照して、モード4に対応するタイミング情報を説明する。
モード4に対応したタイミング情報は、火災、不完全燃焼、ガス漏れの各々の対し、基準時間からの遅延時間D、光源を発光させる周期T、給電時間Fが設けられる。そして、CPU11aはモード4を確定すると、モード4において、火災の遅延時間Tは、モード4を確定した時刻t0に対する遅延時間であることから、時刻t1から周期Tごとに火災用光源17aが給電時間Dだけ給電させる。また、不完全燃焼の遅延時間Dは、火災用光源17aの発光を開始した時刻t1であることから、時刻t2から周期TごとにCO用光源17bが給電時間Dだけ給電させる。また、ガス漏れの遅延時間Dは、CO用光源光源17bの発光を開始した時刻t2であることから、時刻t3から周期Tごとにガス用光源17cが給電時間Dだけ給電させる。よって、異なるタイミングで、火災用光源17a、CO用光源17c、ガス用光源17cの順に瞬間的に発光する。
また、他の警報モードについても警報対象の数が異なるだけで、基本的な考え方は同一であることから説明は省略する。なお、遅延時間D、周期T、給電時間Fの設定値については、各検知対象毎に異なる設定値とするなど種々異なる形態とすることができる。
次に、複合型警報器10のCPU11aが実行する処理概要の一例を、図8及び図9のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、火災検出部13a、ガス検出部13b、CO検出部13cの各々から入力される検出信号が検出情報としてRAM11cにそれぞれ記憶される。そして、ステップS2(判定手段)において、各検出情報と予め定められた異常判定条件情報とが比較され、該比較結果に基づいて異常状態を検出したか否かが判定される。異常状態を検出していないと判定された場合は(S2でN)、ステップS1に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、異常状態を検出したと判定された場合は(S2でY)、ステップS3に進む。
ステップS3(表示制御手段)において、異常状態を検出した検知対象物に対応する警報表示部20の各光源に対応するトランジスタ174をONさせることで、予め定められた通常電圧による点灯が要求され、その後ステップS4に進む。
ステップS4において、RAM11cの検出情報と予め定められたフラッシュ判定条件情報とが比較され、、該比較結果に基づいてフラッシュ警報が必要であるか否かが判定される。フラッシュ警報が必要ではないと判定された場合は(S4でN)、ステップS7に進む。一方、フラッシュ警報が必要であると判定された場合は(S4でY)、ステップS5に進む。
ステップ5において、フラッシュ警報が必要と判定した検知対象物に基づいて警報モードが確定され、警報モードデータとしてRAM11cに記憶される。そして、ステップS6(表示制御手段)において、RAM11cの警報モードデータが示す警報モードと該警報モードに対応する複数の光源を指定して表示制御モジュールを起動させ、その後ステップS7に進む。
そして、起動された表示制御モジュールは、EEPROM12の該当するタイミング情報に基づいた前記周期T毎に給電時間Fの間だけトランジスタ175をONさせることで、前記通常電圧よりも高い高電圧が周期T毎に瞬間的に光源171に印加され、光源171は高輝度で発光させる。また、複数の光源を制御する場合は、指定された警報モードに対応するEEPROM12のタイミング情報が示す順番、かつ、タイミングで光源171を高輝度で発光させる。
ステップS7において、ステップS1と同様に、各検出部から入力される検出信号が新たな検出情報としてRAM11cにそれぞれ記憶される。そして、ステップS8において、検出情報と前記フラッシュ判定条件情報とが比較され、該比較結果に基づいてフラッシュ警報が不要となった検知対象物があるか否かが判定される。不要となった検知対象物はないと判定された場合は(S8でN)、図9に示すステップS12に進む。一方、不要となった検知対象物があると判定された場合は(S8でY)、ステップS9に進む。
ステップS9において、全ての検知対象物のフラッシュ警報が不要となったか否かが判定される。全てが不要となっていないと判定された場合は(S9でN)、ステップS10(表示制御手段)において、フラッシュ警報が不要となった検知対象物のフラッシュ警報の停止が表示制御モジュールに要求され、その後図9に示すステップS12に進む。そして、表示制御モジュールは、要求された検知対象物に対応する光源のフラッシュ警報を停止する。
ステップS9で全ての検知対象物のフラッシュ警報が不要となったと判定された場合は(S9でY)、ステップS11(表示制御手段)において、起動している表示制御モジュールに対して終了が要求されることで、フラッシュ警報表示が終了され、その後図9に示すステップS12に進む。
図9に示すステップS12において、各検出情報と予め定められた異常判定条件情報とが比較され、該比較結果に基づいて正常状態に復帰したか否かが判定される。正常状態に復帰していないと判定された場合は(S12でN)、ステップS7に戻り、一連の処理が繰り返される。また、正常状態に復帰したと判定された場合は(S12でY)、ステップS13に進む。
ステップS13(表示制御手段)において、点灯させている検知対象物に対応する警報表示部20の各光源に対応するトランジスタ174をOFFさせることで、各光源の消灯が要求され、その後ステップS14に進む。
ステップS14において、前記比較結果に基づいて全てが復帰したか否かが判定される。全てが復帰していないと判定された場合は(S14でN)、図8に示すステップS7に戻り、一連の処理が繰り返される。また、全てが復帰したと判定された場合は(S14でY)、ステップS15に進む。
ステップS15において、終了要求を受けたか否かが判定される。終了要求を受けていないと判定された場合は(S15でN)、図8に示すステップS1に戻り、一連の処理が繰り返される。また、終了要求を受けたと判定された場合は(S15でY)、処理を終了する。
以上の説明からも明らかなように、本最良の形態においては、複合型警報器10のCPU11aが、特許請求の範囲に記載の判定手段及び表示制御手段として機能している。しかしながら、本発明はこれに限定するものではなく、表示制御手段を、警報表示部20のドライバ回路として実現させるなど種々異なる形態とすることができる。
次に、上述した本発明の複合型警報器10の動作(作用)の一例を、火災、不完全燃焼、ガス漏れの全ての異常を検出した場合について説明する。
複合型警報器10は、火災検出部13a、ガス検出部13b、CO検出部13cの各々から入力される検出信号に基づいて検知対象物の異常を検出すると、その検知対象物に対応する警報表示部20の該当する光源を点灯させる。例えば、ガス検出部13bからの検出信号の異常を検出すると、ガス用光源17cを点灯させる。そして、ガス用光源17cが発した光は、第3レンズ19cによって拡散され、その拡散光によって警報表示部20の絵文字表示部21cが光輝しているように利用者等に視認させる。その結果、利用者等は、その絵文字表示部21cの絵文字から、ガス漏れの発生、かつ、ガス栓を締める必要があることを認識することができる。
また、利用者等が絵文字21cによる警報表示が気づかれずに、ガス漏れ状態が悪化したことを複合型警報器10が認識すると、フラッシュ警報が必要であると判定し、予め定められたタイミングで、点灯させているガス用光源17cを高輝度で発光させる。その結果、点灯している絵文字表示部21cは周期的にフラッシュしているように表示されるため、利用者等に警報表示部を注目させることができる。
また、複合型警報器10は、火災検出部13a、ガス検出部13b、CO検出部13cの各々から入力される検出信号に基づいて複数の検知対象物の異常を検出すると、それらの検知対象物に対応する警報表示部20の該当する全ての光源を点灯させることで、警報表示部20の絵文字表示部21a〜21cの何れか、若しくは、全てを表示することになる。このように複数の絵文字表示部21a〜21cを表示しても、各表示部は絵文字となっていることから、利用者等は表示されている絵文字に基づいて容易に検知対象物の異常を認識することができる。
以上説明したように、装置本体に設置場所における検知対象物の異常状態を検出すると、その検知対象物に対応する絵文字表示部21a〜cの絵文字による表示によって警報対象物の異常を警報するようにしたことから、表示された絵文字によって利用者等に異常状態の検知対象物を迅速に認識させることができるため、設置場所における安全性の向上に貢献することができる。特に、絵文字による警報により難聴者等に対して視覚的に危険を確実かつ迅速に認識させることが期待できる。また、複数の検知対象物が異常状態となれば、それぞれに対応する絵文字表示部21a〜cの絵文字表示により警報が行われることから、何の検知対象物に対する警報なのかを、警報音に依存することなく、確実かつ迅速に認識させることができる。
また、検知対象物の異常に対する対処方法を認識させる絵文字を表示するように絵文字表示部21a〜cを構成するようにしたことから、絵文字表示部21a〜cによって表示された絵文字から異常状態の警報対象物とその対処方法を認識することができるため、被害の軽減を図ることが可能となり、設置場所における安全性の向上により一層貢献することができる。
さらに、検知対象物の異常状態の検出に応じて光源を予め定められたタイミングで瞬間的に発光させるようにしたことから、部警報時には絵文字表示部21a〜cがフラッシュしているように利用者等にに視認させることができるため、利用者等を絵文字表示部21a〜cに注目させることが可能となり、警報時の視認性を向上させることができる。
また、光源が瞬間的に発した光は拡散部材19によって拡散させるようにしたことから、光源のフラッシュ効果を強調することができるため、警報時の視認性をより一層向上させることができる。そして、この拡散部材によって光源と絵文字表示部との間に介在する空気層で光りが減衰する量を低減させることができる。
なお、上述した本最良の形態では、拡散部材19(図4参照)を用いた構成とした場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、拡散部材19を削除した構成とすることもできる。その一例を、図10の図面を参照して以下に説明する。なお、本最良の形態で説明したものと同一あるいは相当する部分には同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
図10に示すように、本最良の形態の構成と異なる点は、警報表示部20の火災用光源17a、CO用光源17b、ガス用光源17c、電源用光源17dを、チップLEDからディスクリートLEDに変更し、筐体10aに各光源の干渉を防止する遮光壁10cを形成したことである。このような構成とすることで、構成を簡単化することができ、部品点数の削減を図ることができる。
また、遮光壁10cによって光源17a火災用光源17a、CO用光源17b、ガス用光源17c、電源用光源17dの光によって光源に対応していない絵文字表示部21a〜dが発光することを防止することができるため、視認性をより一層向上させることができる。
さらに、上述した複合型警報器10は、図11に示すように、絵文字表示部21a〜21dを浮き出させる構成とすることもできる。この場合、エンボス加工等によって表示プレート20aの絵文字表示部21a〜21dの箇所を浮き出させて表示プレート20aを形成し、該表示プレート20aを筐体(装置本体)10aの所定箇所に貼着させることで、筐体10aの表面から絵文字表示部21a〜21dを浮き出させることができる。なお、絵文字表示部21a〜21dの形状については、浮き出した部分の断面が略三角形、略円弧等の様々な形状とすることができる。
このように光源17a火災用光源17a、CO用光源17b、ガス用光源17c、電源用光源17dが発した光を利用者等に向かって出射するように、絵文字表示部21a〜21dを筐体(装置本体)10aの表面から浮き出すように形成したことから、例えば、複合型警報器10が都市ガスのガス漏れ検出機能を有する場合、設置場所は天井面の近傍となるため、絵文字表示部を下方に向くように浮き出させて形成し、また、LPガスのガス漏れ検出機能を有する場合、設置場所は床面の近傍となるため、絵文字表示部を上方に向くように浮き出させて形成すれば、複合型警報器10の視認性を向上させることができるため、より一層確実かつ迅速に異常の検知対象物を認識させることができる。
さらに、検知対象物の異常状態の検出に応じて光源17a火災用光源17a、CO用光源17b、ガス用光源17c、電源用光源17dを予め定められたタイミングで瞬間的に発光させるようにすれば、警報時には装置本体の表面から浮き出した絵文字表示部21a〜21dがフラッシュしているように利用者等に視認させることができるため、利用者等を絵文字表示部21a〜21dに注目させることが可能となり、警報時の視認性を向上させることができる。
また、上述した本最良の形態では、請求項中の警報表示手段を複数の光源を用いた警報表示部20によって実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、警報表示部を液晶ディスプレイ装置等で実現する場など種々異なる実施の形態とすることができる。このように液晶ディスプレイ装置を用いれば、絵文字を動画(アニメーション)として表示させることもできる。
本発明の複合型警報器の基本構成を示す構成図である。 本発明に係る複合型警報器の正面図である。 本発明に係る複合型警報器の基本構成の一例を示す構成図である。 図3中の直線A−Aを通る矢印方向の断面を示す断面図である。 光源の駆動回路の一例を示す図である。 警報モードを説明するための図である。 複数の警報を行う場合のタイミングチャートを示す図である。 図3のCPUが実行する本発明に係る処理概要の一部を示すフローチャートである。 図3のCPUが実行する本発明に係る処理概要の他の一部を示すフローチャートである。 本発明に係る他の最良の形態を説明するための断面図である。 本発明に係る絵文字表示部を浮き出させる場合の最良の形態を説明するための断面図である。
符号の説明
10 複合型警報器
11a1 判定手段(CPU)
11a2 表示制御手段(CPU)
13 状態検出手段(火災検出部、ガス検出部、CO検出部)
17 光源
19 拡散部材
20 警報表示手段(警報表示部)
21 絵文字表示部

Claims (2)

  1. 装置本体の設置場所における複数の検知対象物の状態を検出する状態検出手段と、該状態検出手段が検出した状態が予め定められた異常判定条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、前記検知対象物に対応して設けられて該検知対象物の異常を表示によって警報する警報表示手段と、前記判定手段が異常判定条件を満たしていると判定した前記検知対象物に対応する前記警報表示手段を表示させる表示制御手段と、を備え、前記警報表示手段の表示によって前記複数の検知対象物の異常を警報する複合型警報器において、
    前記警報表示手段は、前記検知対象物の異常に対する対処方法を認識させる絵文字を表示する絵文字表示部を備え、
    前記絵文字表示部は、前記検知対象物に対応して設けられた光源からの光によって発光し、該発光した光が利用者等に向かうように前記装置本体の表面から浮き出させて形成しており、
    前記表示制御手段は、前記判定手段が異常判定条件を満たしていると判定した前記検知対象物に対応する前記警報表示手段の前記光源を通常の輝度で発光させ、そして、フラッシュ警報が必要であると判定した場合、該光源を前記通常の輝度よりも高輝度で瞬間的に発光させ、その後通常の輝度に戻すことにより、前記絵文字表示部をフラッシュ警報させる手段である
    ことを特徴とする複合型警報器。
  2. 前記絵文字表示部と前記光源との間に介在して当該光源が発する光を拡散させる拡散部材をさらに備え、
    前記絵文字表示部は、前記拡散部材が拡散した光によって発光して前記検知対象物の異常を警報する
    ことを特徴とする請求項1に記載の複合型警報器。
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