JP4824733B2 - 線材巻取装置 - Google Patents
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Description
に関する。
一般に前記位置検知手段は大別すると二つに分類される。一方は、遮光型光センサを用いた位置検知手段であり、他方は、反射型光センサを用いた位置検知手段である。
高速で精密なボビンへの巻き取りでは、線材のボビン端面への接触などによる線材損傷を避けるために、ボビンエッジのバリ取りや、ボビン端面の平滑度は重要である。さらにボビンの回転バランスを崩すことにもなりボビン面へのいかなる細工も一般には避けるべきである。
さらに巻き取ったボビンは熱処理や次行程で利用されるが、この場合にもボビンへの特殊な加工は好ましくない。さらに線材を巻き取るボビン毎に反射マークを付着することは作業工数が別途増える点でも不利である。
反転位置調整部(182d)は、演算された前記ボビン(110)又は前記線材ガイド部(120)の反転位置に対して、前記ボビントラバース駆動装置(130)の応答性や、線材(124)の速度や張力などを勘案した補正を行い、反転位置を調整するものである。
本発明のボビントラバース型の線材巻取装置は、線材をガイドする線材ガイド部は移動させず停止させ、線材を巻くボビンをボビン軸方向に往復移動させて線材を巻き取る構成としている。
線材搬送量(張力)を自動で調整する不図示のダンサーを介して導かれた線材124は、線材ガイド部120に設けられた前記ガイドローラー121によりボビン110への巻き取り位置が決定される。
尚、投光素子からの投射角度αは任意に調整可能に構成され、ボビン110と投光素子L152及び投光素子R153との間の距離やボビン110の軸方向での反転位置等に合わせて調整される。投光素子L152、投光素子R153は別個の2個の投光素子として説明したが、一つの投光素子を投射角度αと投射角度−αに交互に反転させるように構成することで、小さなスペースに配置してコスト低減化を図ることも可能である。以下説明の簡素化のため2個の投光素子として説明を続ける。
前記投射光R153aの変化に伴い、受光器信号処理回路160から出力される位置信号160aが変化する。詳しくは、図4(a)のボビン110の位置では、受光器140は投射光R153aを検知しない(図5a)。図4(b)のボビン110の位置では、受光器140の受光素子R143が投射光R153aを検知する(図5b)。図4(c)のボビン110の位置では、受光器140は投射光R153aを検知しない(図5c)。図4(d)のボビン110の位置では、受光器140の受光素子L142が投射光R153aを検知する(図5d)。
図6に示すように、位置信号160aの波形はボビン110の移動速度や受光素子の幅、投射光の光軸幅の関係によって具体的な波形は変わるもののボビン110の位置及び移動方向を特定する波形を生ずる。例えば、前記増幅器166のゲインを大きく設定して矩形波を受光器信号処理回路160の出力としてもよい。また、受光素子の幅と、投射光の幅の関係によっては、図6(c)のように正と負の波形の間の距離が離れない波形も出現する。
図6の位置信号160aを微分した信号に対して所定の閾値を設け、ボビン110の鍔L111と鍔R112を判定する。また、位置信号160aを微分せずに、位置信号160aの波形の正負の順序でボビン110の鍔L111と鍔R112を判定してもよい。
尚、鍔の判定方法は前記に限定するものでなく、鍔L111及び鍔R112を検知時に出力される位置信号160aの相違点で判定するものであればよい。
図4(a)から図4(d)に至るボビン110の移動に対して、図5のようにそれぞれのボビン110の位置に対応した波形を生じるが、この中で図4(c)の位置は反転基準位置110aに対応している。即ち、位置信号160aが負から正に変わる点(ゼロクロス)は、図4(c)のように受光素子L142と受光素子R143の左右中央部(線材124と同一線上)に投射光R153aが投射される瞬間であり、反転基準位置110aは位置信号160aの波形より一意的に決定できる。投光素子R153と、受光素子R143と、受光素子L142と、鍔R112の右内側端面112aとの位置関係である該基準距離ΔLは放射光の角度αとボビン中心軸と受光センサまでの距離Dとで(ΔL=D/tanα)で計算される。
さらにボビン往復駆動アクチュエータ132がパルスモータの場合には1パルスあたりの移動距離Pがそれぞれ異なるがパルス信号182aへのパルス個数N(N=ΔL/P)を演算するのである。
尚、図4(c)では右内側端面112a上のボビン110の中心軸で投射光を反射するものとしているが、これに限定されるものでなく、右内側端面112aの任意の点で反射してもよい。この場合、任意の反射点と、受光センサまでの距離をDとしてΔLは求められ、パルス個数Nを演算する。
該反転位置調整部182dは、前記左右鍔判定部182bから出力される信号で左右方向を判断すると同時に、前記ボビン鍔距離演算部182cの演算値であるパルス個数Nから、前記指示手段184で指定された補正値でパルス個数Nを補正して、該補正した値をパルス信号182aとして往復駆動アクチュエータ132に送信する。
そして、左右鍔判定部182bに入力された位置信号160aにおいては、負から正に信号が変化(図6a)しているので、ボビン110の反転方向を右と決定される。ボビン鍔距離演算部182cでは、位置信号160aが負から正に変わる点(ゼロクロス)を検出したときに、距離ΔLに対応したパルス個数Nの信号を反転位置調整部182dに出力する。反転位置調整部182dでは、前記ボビン鍔距離演算部182cの演算値であるパルス個数Nから、指示手段184で指定された補正値でパルス個数Nを補正して、該補正した値をパルス信号182aとして往復駆動アクチュエータ132に送信する。このようにして、ボビン110を最適な位置で反転駆動させることができ、線材124を鍔地点まで巧く巻き取ることが出来るのである。
はじめに、ボビン回転駆動アクチュエータ131の回転軸131aにボビン110を固設して、回転軸左右方向の所定の位置までボビン110を移動させる。そして、図7(a)のように投射光を一方の鍔に投射して、反射された投射光が受光素子L142と受光素子R143の間に投射されるように投光素子の投射角度αを調整する。
もしくは、投光素子の投射角度αを固定したあと、一方の鍔に反射された投射光が受光素子L142と受光素子R143の間に投射されるように、ボビン110を回転軸左右方向に移動して調整する。
こうして、振れを検知すると、回転を停止させて、警報を発し、ボビン110を再度セットすることになる。
ボビン110に振れがない時に出力される所定の位置信号160aと、前記受光器140から出力される位置信号160aと、を比較してボビン110の振れ検知を行う。例えば、前記両信号を比較して、閾値以上のまたは閾値以下の信号が出力されたり、ハンチングして異なる波形の位置信号160aが出力されたりした際には、ボビン110の振れがあると認識するのである。この場合には、異常が発生したので警報を発し、巻取り作業を停止する。
このように構成することで、ボビン110の鍔が線材124の巻き取り位置に来る前に、光学幾何線形距離位置情報を前もって検知してボビン110を最適な位置で反転駆動させることができ、巻取り精度を高めることが可能である。また、投光器150と受光器140の位置が固定されているため、精度よく検知することが可能となる。
本発明のガイドトラバース型の線材巻取装置は、線材を巻くボビンは左右移動させず、線材ガイド部をボビン軸方向に往復移動させて線材を巻き取る構成としている。
また、線材ガイドローラー支持台122には、線材ガイド部ネジ軸332aが螺嵌され、ボビン110の回転軸方向に往復駆動可能に構成されている。
該反転位置調整部382dは、前記左右鍔判定部182bから出力される信号で左右方向を判断すると同時に、前記ボビン鍔距離演算部182cの演算値であるパルス個数Nから、前記指示手段184で指定された補正値でパルス個数Nを補正して、該補正した値をパルス信号382aとして往復駆動アクチュエータ332に送信する。
このように構成することで、ボビン110の鍔が線材124の巻き取り位置に来る前に、光学幾何線形距離位置情報を前もって検知して線材ガイド部120を最適な位置で反転駆動させることができ、巻取り精度を高めることが可能である。また、投光器150と受光器140と線材ガイド部120が一体的に移動するため、精度よく検知することが可能となる。
このように構成することで、投光器150と受光器140との間に位置するボビン110が邪魔にならずシステム構成が簡素となる。
110 ボビン
112 鍔R
112a 右内側端面
120 線材ガイド部
124 線材
130 ボビントラバース駆動装置
140 受光器
142 受光素子L
143 受光素子R
150 投光器
152 投光素子L
153 投光素子R
160 受光器信号処理回路
180 ボビントラバース駆動装置制御手段
Claims (7)
- 線材(124)を巻き取るボビン(110)と、
該ボビン(110)の所定の位置に線材(124)をガイドする線材ガイド部(120)と、
該ボビン(110)を回転駆動させて、該ボビン(110)をボビン(110)の回転軸(131a)方向に往復駆動させるボビントラバース駆動装置(130)と、
該ボビントラバース駆動装置(130)を制御する制御手段(180)と、
を備える線材巻取装置(100)であって、
前記ボビン(110)の左右の鍔(111・112)の内側端面(111a・112a)に向けて所定の角度(α)で投射光を投射する投光器(150)と、
該投光器(150)から投射され、前記ボビン(110)の内側端面(111a・112a)で反射された投射光を受光する受光器(140)と、を具備し、
前記制御手段(180)は、左右鍔判定部(182b)と、ボビン鍔距離演算部(182c)とを備え、
投射光検知時に前記受光器(140)から出力される位置信号(160a)から、
左右鍔判定部(182b)が左の鍔L111または右の鍔R112を判定し、
ボビン鍔距離演算部(182c)がボビン鍔までの距離(ΔL)から、前もってボビン(110)を反転するための距離位置情報を演算して、
前記ボビントラバース駆動装置(130)に駆動信号を送信して、前記ボビン(110)の駆動方向を反転させることを特徴とする線材巻取装置。 - 線材(124)を巻き取るボビン(110)と、
該ボビン(110)の所定の位置に線材(124)をガイドする線材ガイド部(120)と、
該ボビン(124)を回転駆動させて、前記線材ガイド部(120)をボビン(110)の回転軸方向に往復駆動させるガイドトラバース駆動装置(330)と、
該ガイドトラバース駆動装置(330)を制御する制御手段(380)と、
を備える線材巻取装置(100)であって、
前記ボビン(110)の左右の鍔(111・112)の内側端面(111a・112a)に向けて所定の角度(α)で投射光を投射する投光器(150)と、
前記線材ガイド部(120)に設けられ、該投光器(150)から投射され、前記ボビン(110)の内側端面(111a・112a)で反射された投射光を受光する受光器(140)と、を具備し、
前記制御手段(380)は、左右鍔判定部(182b)と、ボビン鍔距離演算部(182c)とを備え、
投射光検知時に前記受光器(140)から出力される位置信号(160a)から、
左右鍔判定部(182b)が左の鍔L111または右の鍔R112を判定し、
ボビン鍔距離演算部(182c)がボビン鍔までの距離(ΔL)から、前もってボビン(110)を反転するための距離位置情報を演算して、
前記ボビントラバース駆動装置(330)に駆動信号を送信して前記線材ガイド部(120)の駆動方向を反転させることを特徴とする線材巻取装置。 - 前記投光器(150)と前記受光器(140)は機構的に分離され、前記投光器(150)は、前記制御手段(380)の信号に基づいて、前記線材ガイド部(120)と同期して往復駆動することを特徴とする請求項2に記載の線材巻取装置。
- 前記投光器(150)と前記受光器(140)は機構的に同一機材に取り付けられ、前記ボビン(110)を挟み前記同一機材の対向位置に前記投光器(150)からの投射光を反射する反射板(200)を設置したことを特徴とする請求項2に記載の線材巻取装置。
- 前記制御手段(380)は、前記ボビン(110)への巻き取り動作状態でのボビン径変化に応じて、線材ガイド部(120)を上下に移動させ、前記ボビン(110)の内側端面での反射位置を調整する線材ガイド部駆動アクチュエータ制御部(384)を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の線材巻取装置。
- 前記制御手段(380)は、反転位置調整部(182d)を備え、
反転位置調整部(182d)は、演算された前記ボビン(110)又は前記線材ガイド部(120)の反転位置に対して、前記ボビントラバース駆動装置(130)の応答性や、線材(124)の速度や張力などを勘案した補正を行い、反転位置を調整する請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の線材巻取装置。 - 前記制御手段(180・380)は、ボビン(110)の振れを検知する振れ検知部(183)を備え、
前記振れ検知部(183)は、前記受光器(140)から出力される前記信号と、ボビン(110)に振れがない時に出力される所定の信号と、を比較することで前記ボビン(110)の振れを検知する請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の線材巻取装置。
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