JP4825960B2 - 制御装置、制御パラメータの調整装置、制御パラメータの調整方法 - Google Patents
制御装置、制御パラメータの調整装置、制御パラメータの調整方法 Download PDFInfo
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Description
(2)本発明の制御装置の一つの実施形態では、前記制御系の特性パラメータを、前記制御手段の制御パラメータとしている。
制御パラメータは、制御手段のPID制御パラメータであるのが好ましい。
この実施形態によると、要求点に対応する特性パラメータとして制御パラメータを生成し、制御手段の制御パラメータを調整することができる。
先ず、本発明の実施形態の特徴的な説明に先立って、上記特許文献1にも開示されている本発明の前提構成について説明する。
[STEP1] 初期データベースの作成
JIT法では、過去の蓄積データがない場合、原理的に同定が行えないため、本手法においては、ある平衡点周りでCHR(Chien,Hrones&Reswick)法を用いて初期データベースを作成する。
[STEP2] 距離の計算、近傍の選択
時刻tにおけるPIDパラメータK(t)の予測値を得るために必要な状態ベクトルを要求点qと呼ぶ。その要求点qとデータベースに蓄えられている状態ベクトルとの距離を、次式の重みつきL1ノルムにより求める。
[STEP3] 局所モデルの構成
続いて、STEP2において選択された近傍に対して、以下で示される、重みつき局所線形平均法(LWA)により局所モデルを構成する。
STEP3において、局所モデルとして得られるPID制御パラメータKoldは、制御誤差(ε:=yr−y)を考慮していないため、STEP2、STEP3を繰り返し行い、PID制御パラメータを逐次抽出したとしても、システムの状態に応じてPID制御パラメータが適切に調整されない恐れがある。そこで、STEP2で得られたPID制御パラメータKoldに対して制御誤差εにより修正を行ない、その修正されたデータKnewをデータベースに蓄えるものとする。
η=[ηP ηI ηD]=A・Kold(t)/r(t)2
η=[ηP ηI ηD]=A・Kold(t)/y(t)2
η=[ηP ηI ηD]=A・Kold(t)/[r(t)・y(t)]
ここで、Aは定数であり、例えば、A=0.1〜10であるのが好ましく、Koldは局所モデル生成部9で生成された上述のPID制御パラメータ、r(t)は上述の設定値(目標温度)、y(t)は制御量である上述の出力(検出温度)である。
ここで、上記(15),(16)式より誤差の評価規範Jおよび上記(13),(14),(17)式よりKnewは、下記のように表される。
Kpnew(t)=Kpold(t)+ηP・ε(t+1){y(t−1)−y(t)}とにより、
学習速度=Kpnew/Kpold
=[Kpold+ηP・ε(t+1){y(t−1)−y(t)}]/Kpold
=1+{ηP・ε(t+1){y(t−1)−y(t)}}/Kpold
となる。
Kpの学習速度∝r(t)・y(t)/Kpold
ここで、学習速度を、これらの変数によらず一定に保つためには、これらの変数の逆数を、ηに設定することによって、変数の影響をキャンセルすればよい。
ηP∝Kpold/[r(t)・y(t)]
したがって、定数Aを用いて次のように表せる。
また、r(t)≒y(t)とすれば、
ηP=A・Kpold/[r(t)・y(t)]≒A・Kpold/r(t)2
≒A・Kpold/y(t)2
KI,KDについても、同様に、次のような算出式が導出できる。
≒A・KI old/y(t)2
ηD=A・KD old/[r(t)・y(t)]≒A・KD old/r(t)2
≒A・KD old/y(t)2
以上をまとめると、
η=[ηP ηI ηD]=A・Kold(t)/r(t)2 (23)
η=[ηP ηI ηD]=A・Kold(t)/y(t)2 (24)
η=[ηP ηI ηD]=A・Kold(t)/[r(t)・y(t)](25)
なお、定数Aは、比例、積分、微分の各学習係数ηP、ηI、ηD毎に、異ならせてもよい。
また、定数Aは、A=1とした。
上述の学習の周期を、制御周期と一致させることが考えられるが、この場合、学習の周期が、むだ時間よりも短いときには、学習が困難になり、発振することがある。
図15は、本発明の他の実施の形態に係る制御パラメータの調整装置を備えるシステムの図1に対応する構成図であり、上述の実施の形態に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
本発明の他の実施形態として、参照モデルを省略し、状態ベクトルとして、参照モデル5の出力に代えて設定値rを用いてもよい。
3 PID制御器 4 調整手段
5 参照モデル 6 データベース
7 PIDチューニング部
Claims (6)
- 制御パラメータに従って制御対象を制御する制御手段と、制御系の特徴量を含むベクトルが状態ベクトルとして蓄積されるとともに、制御系の特性パラメータが蓄積されるデータベースのデータに基づいて、前記制御手段の制御パラメータを調整する調整手段とを備え、
前記調整手段は、新たな状態ベクトルが与えられることにより、前記データベースの状態ベクトルに基づいて、前記新たな状態ベクトルに対応する特性パラメータを生成する特性パラメータ生成部と、前記特性パラメータ生成部で生成した特性パラメータを、修正係数を用いて制御誤差またはモデル誤差が小さくなる方向に修正する特性パラメータ修正部とを含み、前記特性パラメータ修正部で修正した特性パラメータを、前記データベースに蓄積する制御装置であって、
前記特性パラメータ修正部は、前記修正係数を、予め定めた算出式に従って算出し、
前記制御系の特性パラメータは、前記制御手段の制御パラメータであり、
前記算出式は、前記制御パラメータの項を含むとともに、目標値の項および制御量の項の少なくともいずれか一方の項を含み、
さらに、前記算出式は、前記修正係数が、前記制御パラメータに比例し、かつ、前記目標値の2乗、前記目標値の最大値の2乗、前記制御量の2乗、前記制御量の最大値の2乗、または、前記目標値または前記目標値の最大値と前記制御量または前記制御量の最大値との積のいずれかに反比例することを示す式であることを特徴とする制御装置。 - 前記特性パラメータ修正部は、前記制御対象のむだ時間以上の周期で、前記特性パラメータの修正を行なう請求項1に記載の制御装置。
- 制御パラメータに従って制御対象を制御する制御装置の前記制御パラメータを調整する装置であって、
制御系の特徴量を含むベクトルが状態ベクトルとして蓄積されるとともに、制御系の特性パラメータが蓄積されるデータベースのデータに基づいて、前記制御装置の制御パラメータを調整する調整手段を備え、
前記調整手段は、新たな状態ベクトルが与えられることにより、前記データベースの状態ベクトルに基づいて、前記新たな状態ベクトルに対応する特性パラメータを生成する特性パラメータ生成部と、前記特性パラメータ生成部で生成した特性パラメータを、修正係数を用いて制御誤差またはモデル誤差が小さくなる方向に修正する特性パラメータ修正部とを含み、前記特性パラメータ修正部で修正した特性パラメータを、前記データベースに蓄積するものであって、
前記特性パラメータ修正部は、前記修正係数を、予め定めた算出式に従って算出し、
前記制御系の特性パラメータは、前記制御装置の制御パラメータであり、
前記算出式は、前記制御パラメータの項を含むとともに、目標値の項および制御量の項の少なくともいずれか一方の項を含み、
さらに、前記算出式は、前記修正係数が、前記制御パラメータに比例し、かつ、前記目標値の2乗、前記目標値の最大値の2乗、前記制御量の2乗、前記制御量の最大値の2乗、または、前記目標値または前記目標値の最大値と前記制御量または前記制御量の最大値との積のいずれかに反比例することを示す式であることを特徴とする制御パラメータの調整装置。 - 前記特性パラメータ修正部は、前記制御対象のむだ時間以上の周期で、前記特性パラメータの修正を行なう請求項3に記載の制御パラメータの調整装置。
- 制御パラメータに従って制御対象を制御する制御装置の前記制御パラメータを調整する方法であって、
制御系の特徴量を含むベクトルを状態ベクトルとしてデータベースに蓄積するとともに、制御系の特性パラメータを前記データベースに蓄積するステップと、新たな状態ベクトルが与えられることにより、前記データベースの状態ベクトルに基づいて、前記新たな状態ベクトルに対応する特性パラメータを生成するステップと、生成した特性パラメータを、修正係数を用いて制御誤差またはモデル誤差が小さくなる方向に修正する修正ステップと、修正した特性パラメータを、前記データベースに蓄積する蓄積ステップと、特性パラメータに基づいて、前記制御パラメータを調整するステップとを含み、
前記修正ステップでは、前記修正係数を、予め定めた算出式に従って算出し、
前記制御系の特性パラメータは、前記制御装置の制御パラメータであり、
前記算出式は、前記制御パラメータの項を含むとともに、前記制御パラメータの項を含むとともに、目標値の項および制御量の項の少なくともいずれか一方の項を含み、
さらに、前記算出式は、前記修正係数が、前記制御パラメータに比例し、かつ、前記目標値の2乗、前記目標値の最大値の2乗、前記制御量の2乗、前記制御量の最大値の2乗、または、前記目標値または前記目標値の最大値と前記制御量または前記制御量の最大値との積のいずれかに反比例することを示す式であることを特徴とする制御パラメータの調整方法。 - 前記修正ステップの特性パラメータの修正の周期が、前記制御対象のむだ時間以上である請求項5に記載の制御パラメータの調整方法。
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