JP4826157B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents
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Description
しかし、パチンコ遊技機の遊技面を大型化しても、パチンコ遊技機の全体の大きさはパチンコ遊技機が取り付けられるパチンコホールの取り付け枠の大きさに制限されることから大型化することはできない。そのため、遊技面の大型化に伴って上受け皿を遊技盤の下方に移動させることでパチンコ遊技機全体における遊技面領域の拡大を図っているのが実状である。
下受け皿は上受け皿の下方位置において前方に突出して配設されており、主として上受け皿へのパチンコ球が多すぎる場合にこれをバイパスさせるもので上受け皿と同様パチンコ球の貯留部としての機能を有する。
所定の利益とは具体的には遊技の結果としてパチンコ球が払い出されることである。
遊技所作とは、遊技において遊技者が楽しむ遊技面における様々な動作であって、いわゆるパチンコ機では例えば遊技釘等の障害物に干渉されながらパチンコ球が落下することは1つの遊技所作であり、そのパチンコ球が入賞口に入賞するか否かも1つの遊技所作といえる。また、パチンコ球が始動口に入賞することで液晶パネルにおいて図柄が変動し停止すること(当然遊技者は図柄が揃ったいわゆる「大当たり」での停止を望む)も遊技所作の1つである。また、パロットではレバーの押し下げに伴ってリールが回転を開始するが、そのリールが回転する動作も遊技所作の1つであり、ボタンの押下によってリールが停止する動作も遊技所作の1つである。
前方壁の内部壁面は垂直に立設されるのではなく後方下がりの傾斜が設けられていることが取り出しやすさの点から好ましい。また、その傾斜は一様でも一様ではなくともよく、一様でない場合では少なくとも底板部寄りよりも上縁寄りのほうが傾斜が緩やかであることがより好ましい。掻き出したパチンコ球は最終的に上縁付近で完全に手の内に握り込むこととなるため、この握り込み位置で傾斜が緩やかであるとパチンコ球を停留させやすくその結果握り込みやすさが向上するからである。この穏やかな傾斜の上縁付近まで溝があることが好ましいが、この位置に溝がなくとも構わない。
複数の溝の形状(断面、溝幅等)は特に限定はされない。また、溝は前方壁の内部壁面において底板部上面付近から前方壁の上縁に渡って形成されることが好ましいが、部分的であっても構わない。
また、ここにパチンコ遊技機としてはいわゆるパチンコ球が遊技面で落下するのを目視できる狭義のパチンコ機の他に、例えばパチンコ球を使ったスロットマシン(いわゆるパロット)の様なその他のパチンコ球を遊技に使用する場合も含む概念である。
まず、本実施の形態のパチンコ機の概略構成について説明する。図1に示すように、パチンコ機の支持枠体としての外枠1は上下左右の各枠板1a〜1dによって四角形に枠組みされた木製の枠体とされている。下部枠板1d上部位置には幕板2が配設されている。図2に示すように、外枠1には遊技機本体3が装着されている。遊技機本体3はパチンコ機の構造的な中核を形成するパネル状の構成部材とされる。
図2に示すように、遊技機本体3を中心としてその他のパネル状の構成部材がその前後方向に積層状に配置されている。遊技機本体3の上半身に形成された遊技盤取り付けスペース5には遊技部としての遊技盤4が嵌合されている。遊技盤4の前方には扉枠7が配設されている。扉枠7の上方位置にはガラス窓Gが嵌合されており、同ガラス窓Gの下方位置には前方に突出形成された上受け皿8が形成されている。遊技盤4の前面には遊技面4aが形成されている。図1に示すように、遊技面4a上には各種入賞口10やアウト口11が配設されている。尚、本実施の形態では障害物としての遊技釘は図示を省略する。
遊技盤4の後方位置には遊技盤4を背面から覆うように機構盤12が配設されている。機構盤12の直下には基板取り付けベース13が配設されている。遊技機本体3の下方位置にはカバープレート14が配設されている。カバープレート14は遊技機本体3に対して開閉可能に装着されている。カバープレート14には前方に突出形成された下受け皿15が形成されている。下受け皿15の右側方には操作ハンドル16が取付けられている。下受け皿15の左側方には灰皿17が配設されている。
図1及び図2に示すように、上受け皿8は扉枠7前面から前方に向かって突出形成させられている。図1、図2及び図4に示すように、上受け皿8は扉枠7前面を背面壁として前方に張り出し形成された底板部20と、底板部20の前方及び左右の三方から立ち上がる包囲壁21とから構成されている。上受け皿8は図4に示すように平面形状が左右対称形状の台形形状に構成され、図2に示すように包囲壁21は下方寄りほど前方にせり出している。上受け皿8は複数のプラスチック成形パネルを組み合わせて構成された中空の構造体であって、上受け皿8全体としてデザイン的な統一が図られている。
パチンコ球Pが流入する底板部20上面左寄りは球溜まり22とされている。底板部20上面右寄りは同球溜まり22に対して丘状に盛り上がって形成された盛り上がり部23とされている。盛り上がり部23には球溜まり22方向に向かって下がる傾斜が形成されている。
従って、盛り上がり部23に落下したパチンコ球Pは傾斜に沿って球溜まり22方向に流下する。底板部20上面であって扉枠7と盛り上がり部23の間には球溜まり22から右方にかけて右下がりに徐々に狭まる狭窄通路24が形成されている。パチンコ球Pは球溜まり22から狭窄通路24に至るにつれて徐々に整列させられ最終的に縦一列とされて図示しない遊技球案内機構に導かれる。球溜まり22に面した扉枠7前面位置には第1の流入口としての賞球流入口25が形成され、機構盤10から放出された賞球は同賞球流入口25から球溜まり22に向かって流入する。
上受け皿8の直下であって扉枠7前面から前方に向かって下受け皿15とデザイン的に統一された装飾パネル27が突出形成させられている。
底板部30はパチンコ球Pが転動する上部床板32と、底板部30の下面側の外皮を構成する下部床板33との二重構造とされている。図3及び図5に示すように、上部床板32には中央からわずかに右に寄った位置に円形の第1のシャッタ窓34が透設されている。上部床板32は第1のシャッタ窓34位置が最も低くなるような傾斜が形成されている。下部床板33の第1のシャッタ窓34と対向する位置には第1のシャッタ窓34と同形状の第2のシャッタ窓35が形成されている。図6及び図7に示すように上部及び下部床板32,33間にはシャタ36が配設されている。シャタ36にはシャタ36を手動で操作するための球抜きレバー37が一体的に形成されている。シャタ36は図示しないコイルスプリングによって常時両シャッタ窓34,35を塞ぐ方向に付勢されており、同球抜きレバー37を操作してシャタ36をスライド移動させることで両シャッタ窓34,35を介してパチンコ球Pを下受け皿15下方に落下させることが可能となっている。
底板部30の後方にはカバープレート14の装飾パネルとなる背面プレート38が配設されている。背面プレート38は底板部30と包囲壁31に包囲されたカバープレート14の後方全領域を覆っている。背面プレート38には第1のシャッタ窓34に面した位置に第2の流入口としてのバイパス球流入口39が形成されている。バイパス球流入口39は前記バイパスレバー26が操作された場合、球溜まり22から賞球流入口25側まで賞球があふれてしまった場合、更に遊技球を打ち損ねた場合等にパチンコ球Pを上部床板32上に導くための通路とされる。背面プレート3の左寄りには図示しないスピーカの音を前方に出す音響孔40が形成されている。
図3及び図5に示すように、前方壁41の中央寄りは前方に膨出した膨出部43とされている。前方壁41の下面側には切り欠き状の凹部44が形成されており、同凹部44の奥部壁面44aに前記シャタ36から延出された球抜きレバー37が露出されている。
図3、図5〜図7に示すように、前方壁41の内部側には上部床板32から前方壁41の上面41aに向かって後ろ下がりに傾斜した内部壁面としての傾斜面45が形成されている。図6〜図9(a)及び図9(b)に示すように、傾斜面45は上方寄りは徐々に湾曲され水平な前方壁41の上面41aに連接されており、上方寄りほど傾斜が緩やかになるように構成されている。傾斜面45には膨出部43位置において断面略半円形状の7本の溝47が上部床板32から前方壁41の上面41aにかけて等間隔にそれぞれ一直線に形成されている。溝47は図10に示すように、傾斜面43を構成する成型品の表裏に凹凸状に突起するように形成されている。個々の溝47自体は下方から上方に至るまで等幅とされている。相隣り合う溝47の間隔は上方ほど狭まっている。図10及び図12に示すように各溝47の左右方向溝幅はパチンコ球Pの直径よりもわずかに幅狭とされているため、パチンコ球Pは溝47内に嵌合されている状態で溝47の底部には当接せず、わずかに底部から離間して隙間が形成される。
遊技者は下受け皿15に貯留されているパチンコ球Pを上受け皿8に戻すため、図6に示すように、下受け皿15に前方壁41の膨出部43方向から手Hを差し入れる。そして、図7に示すようにパチンコ球Pの上方からパチンコ球Pを押し分けながら上部床板32の上面(つまり底面)に向かって没入させていく。そして、徐々に手Hの指を折り曲げていく。指の折り曲げに伴ってその指先は上部床板32に接した位置あるいは上部床板32近傍位置から徐々に傾斜面45方向に移動していく。この指の折り曲げ動作に伴ってパチンコ球は例えば図12のように指の腹やあるいは掌によって押さえられながら傾斜面45に沿って掻き出されていく。
アンカー球Aが溝47に嵌合される際には、アンカー球Aは溝47の底部には当接せず、わずかに底部から離間しているため、図11に示すように指先を立てて溝47内にわずかに進入させた状態で下方から上方に向かってパチンコ球を押し上げるように取り出すような動作も可能である。
(1)パチンコ球Pは溝47に嵌合されることでアンカー球Aとなり、手Hの指の腹と掌と協働して他の遊離したパチンコ球Pを保持するアンカーの役割を果たすこととなる。この結果、従来に比べて手の内からパチンコ球がこぼれにくくなりより多くのパチンコ球を下受け皿から取り出すことが可能となる。
(2)溝47の幅はパチンコ球Pの径よりも小さいため、アンカー球Aは溝47の底部47aに接することなく若干浮いた状態で嵌合されることとなる。そのため、図11のように指先が若干溝47内に進入すると溝47に嵌合されているアンカー球Aをしっかりと掻き出すこととなって、パチンコ球Pが非常に握りやすくなっている。
(3)下受け皿15の前方壁41は前方に膨出した膨出部43とされているため、手を差し入れやすく、傾斜面45は上方寄りの傾斜が緩やかになっているため掻き出したパチンコ球は最終的に上縁付近で完全に手の内に握り込む際に握り込みやすさが向上する。
(4)各溝47は上方ほど隣接する溝47同士が接近しているため、パチンコ球Pを溝47に沿って持ち上げるにつれパチンコ球は互いに接近するため、手の内に収まりやすくより多くのパチンコ球を取り出すことが可能となる。
・上記実施の形態では溝47の幅は長手方向に等幅であったが、等幅でなくとも構わない。例えば図13に示すように下方寄りが幅広で上方寄りが幅狭としてもよい。パチンコ球Pを上方に持ち上げていくと、徐々に溝47の幅が狭くなってアンカー球Aは溝47の底部47aに接することなく若干浮いた状態となる。そのため上記と同様指先が若干溝47内に進入するとアンカー球Aをしっかりと掻き出すこととなって、パチンコ球Pが非常に握りやすくなる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由である。
(1)請求項1〜6において前記各溝は下方から上方まで一直線状に形成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
これによってパチンコ球を溝に沿って速やかに取り出すことが可能となる。
(2)請求項1〜6又は付記1において前記前方壁の内部壁面は後方下がりの傾斜面とされていることを特徴とするパチンコ遊技機。
これによって、パチンコ球は傾斜に沿って引き上げながら手前側に寄せることができ、パチンコ球を溝に沿って速やかつ容易に取り出すことができる。
(3)付記1において前記傾斜面は上方寄りほど傾斜が緩やかになることを特徴とするパチンコ遊技機。
掻き出したパチンコ球は最終的に上縁付近で完全に手の内に握り込むこととなるため、これによって、パチンコ球を上縁付近に停留させやすくなり握り込みやすさが向上するからである。
30…底板部、31…包囲壁、39…第2の流入口としてのバイパス球流入口、41…前方壁、45…前方壁の内部壁面となる傾斜面、47…溝、P…パチンコ球。
Claims (1)
- 遊技者の能動的な操作によって遊技者に所定の利益を与えるための遊技所作が実行されるとともにその所作の結果を遊技者に目視させる遊技面を備えた遊技部と、
前記遊技部の下部位置であって前記所定の利益としてのパチンコ球を流入させるための流入口が形成された背面壁の前面位置に配置され、同背面壁から前方に向かって張り出し形成され同流入口から流入されるパチンコ球を受ける底板部と、同底板部を三方から包囲する包囲壁とから構成されたパチンコ球受け皿とを備え、
前記パチンコ球受け皿の前記包囲壁の一部をなす前方壁の内部壁面には上下方向に延びる複数の溝が形成され、前記溝の幅は少なくとも上方寄り位置においてパチンコ球の直径よりもわずかに幅狭に形成されるとともに、前記溝は下方寄りよりも上方寄りのほうが深く形成されることを特徴とするパチンコ遊技機。
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