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JP4826356B2 - セラミック基板の製造方法 - Google Patents
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Description

この発明は、セラミック基板の製造方法に関するもので、特に、いわゆる無収縮プロセスを利用するセラミック基板の製造方法に関するものである。
この発明にとって興味あるセラミック基板として、積層された複数のセラミック層を備える多層セラミック基板がある。多層セラミック基板は、通常、その表面や内部に導体パターンを形成している。この導体パターンとしては、たとえば、セラミック層の平面方向に延びる面内導体と、セラミック層を厚み方向に貫通するように延びる層間接続導体(代表的にはビアホール導体)とがある。
一般に、このような多層セラミック基板は、そこに半導体デバイスやチップ積層コンデンサ等の表面実装型電子部品を搭載し、これら表面実装型電子部品を相互に配線するものである。また、多層セラミック基板には、キャパシタやインダクタのような受動素子が内蔵されることがあり、上述した面内導体や層間接続導体によって、これらの受動素子が構成され、また、必要に応じて、各表面実装型電子部品と内蔵された受動素子とが相互に接続される。
多層セラミック基板をより多機能化、高機能化、高性能化するためには、上述した導体パターンを高精度かつ高密度に形成することが必要となる。
ところで、多層セラミック基板を得るためには、セラミック層となるべきセラミックグリーンシートを積層してなる未焼結セラミック体を焼成しなければならない。この焼成工程において、セラミックグリーンシートは、そこに含まれるバインダの消失やセラミック粉末の焼結に伴って収縮するが、収縮は、特に大面積の多層セラミック基板においては、基板全体にて均一には生じにくく、そのため、多層セラミック基板の平面方向に関して、収縮ばらつきによる寸法誤差を生じたり、多層セラミック基板全体に反りやうねりが生じたりすることがある。
その結果、導体パターンに不所望な変形や歪みが生じ、より具体的には、面内導体や層間接続導体の位置精度が低下したり、面内導体や層間接続導体において断線が生じたりすることがある。このような導体パターンに生じる変形や歪みは、導体パターンの高密度化を阻害する主たる原因となっている。
そこで、多層セラミック基板を製造するに当たって、多層セラミック基板の平面方向における焼成収縮を実質的に生じさせない方法、いわゆる無収縮プロセスを適用することが、たとえば特許第2554415号公報(特許文献1)において提案されている。
この無収縮プロセスにおいては、Al等のセラミック粉末にホウ珪酸ガラス等のガラス粉末を混合してなる基材用セラミック粉末を主成分とする基材用セラミックグリーンシートが用意されるとともに、たとえばAl粉末を主成分とする拘束用セラミックグリーンシートが用意される。そして、基材用セラミックグリーンシートに面内導体や層間接続導体が形成され後、これらを積層して、未焼結セラミック体を作製し、次いで、この未焼結セラミック体の上下両主面上に拘束用セラミックグリーンシートを配置し、これらを圧着することによって、拘束層付き未焼結セラミック体を構成する複合積層体が作製される。
このようにして得られた複合積層体は、各セラミックグリーンシート中に含まれるバインダ等の有機成分を除去するために熱処理され、次いで、未焼結セラミック体が焼結する温度、すなわち、基材用セラミック粉末が焼結する温度で焼成される。この焼成工程において、拘束層に含まれるAl粉末は実質的に焼結しないため、拘束層は実質的に収縮せず、未焼結セラミック体の上下両主面に対して拘束力を及ぼす。このことから、未焼結セラミック体の平面方向の収縮が実質的に抑制され、未焼結セラミック体は実質的に厚み方向にのみ収縮する。そして、焼成工程の後、拘束層に由来するAl粉末からなる多孔質層を除去することによって、焼結したセラミック体、すなわち多層セラミック基板が取り出される。
上述した無収縮プロセスによれば、平面方向に関して、積層された基材用セラミックグリーンシートの寸法精度が維持されるため、不均一な変形がもたらされにくく、そのため、導体パターンの不所望な変形や歪みがもたらされにくくなり、高精度に形成された信頼性の高い導体パターンを有する多層セラミック基板を得ることができる。
しかしながら、無収縮プロセスには、拘束層の性質に関して、次のような解決されるべき課題がある。すなわち、無収縮プロセスでは、拘束層が未焼結セラミック体の主面を強力に拘束することによって、未焼結セラミック体の収縮が抑制され、多層セラミック基板を高精度に作製することができる。他方、拘束層による拘束力が強力になるほど、焼成工程後において、拘束層の除去が困難になる。そのため、拘束層の一部が多層セラミック基板表面上のたとえば導体に付着したままとなることがあり、この場合には、この導体へのめっき付与性やワイヤボンディング接続性に支障が生じる。この問題を解決するため、強力な洗浄装置が提案されているが、基板表面への損傷が大きく、また、コスト上昇も招く。
なお、この発明にとって興味ある従来技術として、次のように、互いに異なる性質を有する2種類の拘束層を用いる技術がいくつか提案されている。
特開2001−60767号公報(特許文献2)では、未焼結セラミック積層体の各主面上にそれぞれ形成される第1拘束層および第2拘束層の各厚みに関して、第1拘束層の厚みを第2拘束層の厚みより厚くし、第1拘束層を、焼成によってより大きく収縮し得る主面側に設けるようにしている。
次に、特開2002−198647号公報(特許文献3)では、未焼結セラミック体の主面上に、まず、セラミック粉末とガラス粉末とを含む第1拘束層を形成し、その上に、セラミック粉末を含むがガラス粉末を含まない第2拘束層を形成することによって、焼成工程での拘束力を強化することが提案されている。
次に、特開2002−290043号公報(特許文献4)では、未焼結セラミック体の主面上に第1拘束層とその上に第2拘束層とを形成し、これら第1拘束層と第2拘束層との間に熱膨張係数差を設けることにより、未焼結セラミック体の主面上に形成される導体とセラミックとの熱膨張差によるクラックの発生を防止しながら、安定的に平面方向の収縮を抑制しようとする技術が提案されている。
しかしながら、上記特許文献2〜4の各々に記載の技術は、前述の特許文献1に記載の技術と同様、拘束層に関して、その拘束力を大きくしようとすると、これを除去することが困難になり、他方、これを除去しやすいようにすると、拘束力が小さくなってしまうという問題には着目しておらず、また、このような問題を解決し得るものではない。
特許第2554415号公報 特開2001−60767号公報 特開2002−198647号公報 特開2002−290043号公報
そこで、この発明の目的は、上述した問題を解決し得る、セラミック基板の製造方法を提供しようとすることである。
この発明は、基材用セラミック粉末を含む未焼結セラミック体の少なくとも一方主面上に、未焼結セラミック体の焼結温度では実質的に焼結しない難焼結性セラミック粉末を含む拘束層を付与した後、この拘束層付き未焼結セラミック体を前記未焼結セラミック体の焼結温度で焼成し、次いで、拘束層を除去する、各工程を備える、セラミック基板の製造方法に向けられるものであって、上述した技術的課題を解決するため、次のような構成を備えることを特徴としている。
すなわち、拘束層は、第1拘束層および第1拘束層の拘束力よりも小さい第2拘束層を備え、第2拘束層はガラスを含まず、第2拘束層が未焼結セラミック体の表面上に設けられ、第1拘束層が第2拘束層の表面上に設けられることを特徴としている。
より具体的な第1の実施態様では、第1拘束層が第1難焼結性セラミック粉末を含み、第2拘束層が第2難焼結性セラミック粉末を含むとき、第1難焼結性セラミック粉末の比表面積が、第2難焼結性セラミック粉末の比表面積よりも大きくされる。この場合、第1難焼結性セラミック粉末の比表面積は、第2難焼結性セラミック粉末の比表面積より、1mm/g以上大きいことが好ましい。
より具体的な第2の実施態様では、第1拘束層が第1難焼結性セラミック粉末を含み、第2拘束層が第2難焼結性セラミック粉末を含むとき、第1難焼結性セラミック粉末の平均粒径(D50)が、第2難焼結性セラミック粉末の平均粒径よりも小さくされる。この場合、第1難焼結性セラミック粉末の平均粒径が、第2難焼結性セラミック粉末の平均粒径より、0.2μm以上小さいことが好ましい。
より具体的な第3の実施態様では、第1拘束層が第1難焼結性セラミック粉末を含み、第2拘束層が第2難焼結性セラミック粉末を含み、さらに、第1拘束層および第2拘束層がそれぞれバインダ成分を含有しているとき、第1拘束層のバインダ量が、第2拘束層のバインダ量よりも少なくされる。この場合、第1拘束層の、第1難焼結性セラミック粉末に対するバインダ量が、第2拘束層の、第2難焼結性セラミック粉末に対するバインダ量より、1重量%以上少なくされることが好ましい。
好ましい実施態様では、第1拘束層の厚みは、第2拘束層の厚みより厚くされる。この場合、第1拘束層の厚みは、第2拘束層の厚みの2倍以上であることが好ましい。
この発明において、基材用セラミック粉末は、低温焼結性セラミック粉末であり、未焼結セラミック体は、低温焼結性セラミック粉末を含む未焼結のセラミック基材層を複数積層してなるものであり、その表面および/または内部に、銀または銅を主成分とする未焼結の導体パターンを有していることが好ましい。
また、少なくとも第2拘束層には、未焼結のスタッド導体が形成されており、前述の拘束層付き未焼結セラミック体を焼成する工程は、未焼結セラミック体および未焼結のスタッド導体の双方が焼結する温度で実施され、拘束層を除去する工程によって、焼結後のスタッド導体をセラミック基板から突出させた状態とする、そのようなセラミック基板の製造方法に対して、この発明が特に有利に適用される。
この発明に係るセラミック基板の製造方法は、前述した拘束層を除去する工程の後、セラミック基板上に表面実装型電子部品を搭載する工程をさらに備えていてもよい。
この発明によれば、拘束力が比較的小さいが、焼成後に除去しやすい第2拘束層を未焼結セラミック体の表面上に設けているので、その上に設けられた第1拘束層とともに、焼結後のセラミック基板から容易に除去することができる。他方、焼成時における未焼結セラミック体に対する拘束力は、第2拘束層からのものに加えて、拘束力の比較的大きい第1拘束層から第2拘束層を通して及ぼされるので、未焼結セラミック体に対して十分な拘束力を及ぼすことができ、高精度にセラミック基板を得ることができる。
この発明において、第1拘束層の厚みが第2拘束層の厚みより厚くされると、第1拘束層による拘束力の影響が第2拘束層を通して未焼結セラミック体の表面に確実に及ぼされるようにすることができる。また、第1拘束層が及ぼす拘束力をより大きくすることができる。
基材用セラミック粉末が低温焼結性セラミック粉末であり、未焼結セラミック体が、この低温焼結性セラミック粉末を含む未焼結のセラミック基材層を複数積層してなるものであるとき、この発明を適用することによって、多層セラミック基板を有利に製造することができる。この場合、未焼結セラミック体の表面および/または内部に形成されている未焼結の導体パターンが銀または銅を主成分とするとき、焼結したセラミック体を得るため、未焼結の導体パターンとの同時の焼成を問題なく行なうことができるとともに、比較的低コストで導電性に優れた導体パターンを形成することができる。
スタッド導体がセラミック基板から突出した状態となっているセラミック基板を得ようとする場合には、焼成後において、通常、拘束層を除去しにくい。しかしながら、この発明によれば、拘束層を容易に除去できるので、この発明を、スタッド導体が設けられたセラミック基板の製造に適用すれば、この発明による効果がより顕著に発揮される。
この発明に係るセラミック基板の製造方法の好ましい実施形態として、多層セラミック基板の製造方法について説明する。
図1ないし図4は、この発明の第1の実施形態による多層セラミック基板の製造方法を説明するための断面図である。
まず、図1に示すように、未焼結のセラミック基材層1(図2参照)となるべき基材層用グリーンシート1aが用意される。基材層用グリーンシート1aは、低温焼結性セラミック粉末を、バインダ、溶剤、可塑剤等からなるビヒクル中に分散させることによって、スラリーを作製し、次いで、得られたスラリーをドクターブレード法のようなキャスティング法によってシート状に成形することによって得られる。
より具体的には、上記低温焼結性セラミック粉末としては、CaOを0〜55重量%、SiOを45〜70重量%、Alを0〜30重量%、および不純物を0〜10重量%含むとともに、これら100重量部に対して、Bを5〜20重量部含む混合物を、1200℃以上の温度で溶融してガラス化した後、水中で急冷し、これを粉砕して、平均粒径が3.0〜3.5μmのCaO−SiO−Al−B系ガラス粉末を作製し、このガラス粉末:50〜65重量%(好ましくは60重量%)と、不純物が0〜10重量%のアルミナ粉末:50〜35重量%(好ましくは40重量%)とを混合したものが用いられる。
また、バインダとしては、たとえば、アクリルまたはブチラール系の樹脂が用いられ、溶剤としては、たとえば、トルエン、キシレン、水系溶剤が用いられ、可塑剤としては、たとえば、DOP(ジオクチルフタレート)やDBP(ジブチルフタレート)が用いられる。
また、上述したスラリーは、たとえば、粘度1000〜40000mPa・sに調整され、基材層用グリーンシート1aの厚みは、たとえば0.02〜0.4mmとされる。
なお、未焼結のセラミック基材層1は、上述したキャスティング法により形成したグリーンシート1aによって与えられることが好ましいが、厚膜印刷法により形成した未焼結の厚膜印刷層によって与えられてもよい。
次いで、同じく図1を参照して、パンチング加工やレーザー加工等により、基材層用グリーンシート1aに層間接続導体用孔2が形成される。そして、層間接続導体用孔2に、導電性ペーストが充填され、未焼結の層間接続導体3が形成される。
また、基材用グリーンシート1a上に、導電性ペーストを印刷することによって、未焼結の面内導体4が形成される。なお、図示した実施形態では、一部の面内導体4については、後述する第2拘束層用グリーンシート8a上に形成される。
上述した層間接続導体3および面内導体4を形成するための導電性ペーストは、銀または銅を主成分とするものが好ましいが、その他、Ag/Pd、Ag/Ptを主成分とするものであってもよい。また、導電性ペーストに代えて、必要に応じて、抵抗ペーストやガラスペーストが用いられてもよい。
他方、同じく図1に示すように、第1拘束層5および6ならびに第2拘束層7および8(図2参照)とそれぞれなるべき第1拘束層用グリーンシート5aおよび6aならびに第2拘束層用グリーンシート7aおよび8aが用意される。これら拘束層用グリーンシート5a、6a、7aおよび8aは、上記の基材層用グリーンシート1aならびに未焼結の層間接続導体3および面内導体4の焼結温度では実質的に焼結しない、たとえばアルミナ粉末のような難焼結性セラミック粉末を含むものである。
拘束層用グリーンシート5a、6a、7aおよび8aは、上記の難焼結性セラミック粉末を、バインダ、溶剤、可塑剤等からなるビヒクル中に分散させてスラリーを作製し、得られたスラリーをドクターブレード法のようなキャスティング法によってシート状に成形することによって作製される。
拘束層用グリーンシート5a、6a、7aおよび8aがアルミナ粉末を含む場合、その焼結温度は1500〜1600℃であるため、基材層用グリーンシート1aならびに層間接続導体3および面内導体4の焼結温度では実質的に焼結しない。
第1拘束層用グリーンシート5aおよび6aと、第2拘束層用グリーンシート7aおよび8aとは、各々が及ぼす拘束力が互いに異なるようにされる。つまり、グリーンシート5aおよび6aならびに7aおよび8aの各々は、第1拘束層5および6の方が第2拘束層7および8よりも拘束力が大きくなるように選択される。
そのため、グリーンシート5aおよび6aならびに7aおよび8aの各々における難焼結性セラミック粉末の比表面積(SSA)の大小を利用できる。一般に、難焼結性セラミック粉末の比表面積が大きいほど、拘束力が大きくなる傾向があり、具体的には、第1拘束層用グリーンシート5aおよび6aに含まれる難焼結性セラミック粉末の比表面積がたとえば5.0〜10.0m/gとされたとき、第2拘束層用グリーンシート7aおよび8aに含まれる難焼結性セラミック粉末の比表面積が1.0〜4.0m/gとされる。
あるいは、グリーンシート5aおよび6aならびに7aおよび8aの各々における難焼結性セラミック粉末の平均粒径(D50)の大小を利用できる。一般に、難焼結性セラミック粉末の平均粒径が小さいほど、拘束力が大きくなる傾向があり、具体的には、第1拘束層用グリーンシート5aおよび6aに含まれる難焼結性セラミック粉末の平均粒径がたとえば0.3〜0.6μmとされたとき、第2拘束層用グリーンシート7aおよび8aに含まれる難焼結性セラミック粉末の平均粒径が0.7〜2.0μmとされる。
あるいは、グリーンシート5aおよび6aならびに7aおよび8aの各々におけるバインダ量を利用できる。一般に、バインダ量が少ないほど、拘束力が大きくなる傾向があり、具体的には、第1拘束層用グリーンシート5aおよび6aに含まれる、難焼結性セラミック粉末に対するバインダ量がたとえば7.0重量%とされたとき、第2拘束層用グリーンシート7aおよび8aに含まれる、難焼結性セラミック粉末に対するバインダ量が10.0重量%とされる。
なお、これらの詳細については、図2に示した第1拘束層5および6ならびに第2拘束層7および8を形成した状態において説明する。
次に、層間接続導体3や面内導体4といった導体パターンがそれぞれ形成された複数の基材層用グリーンシート1aが積層されることによって、図2に示すような未焼結セラミック体9が作製される。未焼結セラミック体9において、基材層用グリーンシート1aは未焼結のセラミック基材層1を構成する。
また、未焼結セラミック体9の上方主面上に第2拘束層用グリーンシート7aが積層され、それによって第2拘束層7が付与される。また、未焼結セラミック体9の下方主面上に第2拘束層用グリーンシート8aが積層され、それによって第2拘束層8が付与される。さらに、第2拘束層7の表面上に第1拘束層用グリーンシート5aが積層され、それによって第1拘束層5が設けられる。さらに、第2拘束層8の表面上に第1拘束層用グリーンシート6aが積層され、それによって第1拘束層6が設けられる。
このようにして得られた拘束層5〜8を備える未焼結セラミック体9、すなわち複合積層体10は、静水圧プレスまたは金型を用いた一軸プレスを適用してプレスされる。このプレス圧力は、9.8〜196MPa、好ましくは98〜196MPaに選ばれ、温度は30〜100℃、好ましくは50〜80℃に選ばれる。
なお、この実施形態では、第1拘束層5および6ならびに第2拘束層7および8は、それぞれ、各1枚の第1拘束層用グリーンシート5aおよび6aならびに第2拘束層用グリーンシート7aおよび8aによって構成されたが、必要に応じて、複数枚のグリーンシートを積層することにより構成されてもよい。また、拘束層5〜8は、グリーンシート5a〜8aによって与えられるのではなく、厚膜印刷法により形成した厚膜印刷層によって与えられてもよい。
複合積層体10において、第2拘束層7および8は、第1拘束層5および6の拘束力より小さい拘束力を有している。このような拘束力の差を生じさせるため、好ましくは、次のような条件の少なくとも1つが選択される。
第1の条件は、第1拘束層5および6が第1難焼結性セラミック粉末を含み、第2拘束層7および8が第2難焼結性セラミック粉末を含むとき、第1難焼結性セラミック粉末の比表面積が、第2難焼結性セラミック粉末の比表面積よりも大きくされることである。この条件の妥当性を確認するため、第1難焼結性セラミック粉末の比表面積と第2難焼結性セラミック粉末の比表面積との差を種々に変えて、収縮抑制効果と拘束層除去性とを評価した結果が表1に示されている。
なお、表1ならびに後掲の表2ないし表5において、収縮抑制効果の欄に「◎」とあるのは、収縮率が±0.05%以内の場合であり、「○」とあるのは、収縮率が±0.05を超えかつ±0.10%以内の場合であり、「×」とあるには、収縮率が±0.10%を超えた場合である。また、拘束層除去性の欄に「○」とあるのは、拘束層5〜8が容易に除去できた場合であり、「×」とあるのは、完全な除去が困難であった場合である。
Figure 0004826356
表1からわかるように、第1難焼結性セラミック粉末の比表面積が、第2難焼結性セラミック粉末の比表面積より、1mm/g以上大きいとき、収縮抑制効果および拘束層除去性の双方について良好な結果が得られている。
第2の条件は、第1拘束層5および6が第1難焼結性セラミック粉末を含み、第2拘束層7および8が第2難焼結性セラミック粉末を含むとき、第1難焼結性セラミック粉末の平均粒径(D50)が、第2難焼結性セラミック粉末の平均粒径よりも小さくされることである。この条件の妥当性を確認するため、第1難焼結性セラミック粉末の平均粒径と第2難焼結性セラミック粉末の平均粒径との差を種々に変えて、収縮抑制効果と拘束層除去性とを評価した結果が表2に示されている。
Figure 0004826356
表2からわかるように、第1難焼結性セラミック粉末の平均粒径が、第2難焼結性セラミック粉末の平均粒径より、0.2μm以上小さいとき、収縮抑制効果および拘束層除去性の双方について良好な結果が得られている。
第3の条件は、第1拘束層5および6が第1難焼結性セラミック粉末を含み、第2拘束層7および8が第2難焼結性セラミック粉末を含むとともに、第1拘束層5および6ならびに第2拘束層7および8がそれぞれバインダ成分を含有しているとき、第1拘束層5および6のバインダ量が、第2拘束層7および8のバインダ量よりも少なくされることである。この条件の妥当性を確認するため、第1拘束層5および6の、第1難焼結性セラミック粉末に対するバインダ量と第2拘束層7および8の、第2難焼結性セラミック粉末に対するバインダ量との差を種々に変えて、収縮抑制効果と拘束層除去性とを評価した結果が表3に示されている。
Figure 0004826356
表3からわかるように、第1拘束層5および6の、第1難焼結性セラミック粉末に対するバインダ量が、第2拘束層7および8の、第2難焼結性セラミック粉末に対するバインダ量より、1重量%以上少ないとき、収縮抑制効果および拘束層除去性の双方について良好な結果が得られている。
上述した第1ないし第3の条件は、その単に1つだけが満たされていれば十分であるが、2つ以上の条件が満たされている場合の評価結果が表4に示されている。
Figure 0004826356
表4に示したいずれの試料においても、収縮抑制効果および拘束層除去性の双方において良好な結果が得られている。
また、第1拘束層5および6の各厚みは、第2拘束層7および8の各厚みより厚いことが好ましい。このことを確認するため、第1拘束層5および6の各々の厚みならびに第2拘束層7および8の各々の厚みを種々に変えることによって、これらの厚みの比率を変えて、収縮抑制効果と拘束層除去性とを評価した結果が表5に示されている。
Figure 0004826356
表5からわかるように、第1拘束層5および6の各々の厚みが、第2拘束層7および8の各々の厚みの2倍以上であるとき、収縮抑制効果および拘束層除去性の双方について良好な結果が得られている。なお、表5では現れていないが、第1拘束層5および6の各々の厚みは、第2拘束層7および8の各々の厚みの5倍以上であるとき、特に良好であることが確認されている。
図2に示した未焼結セラミック体9が、複数の多層セラミック基板を得るための集合基板の状態にあるとき、後で実施される分割工程を容易にするため、未焼結セラミック体9の少なくとも一方の主面から厚みの20%程度まで溝を形成する工程が、複合積層体10を得た後、前述したプレス工程の前または後に実施される。
次に、複合積層体10が、未焼結セラミック体9の焼結温度、たとえば1050℃以下、好ましくは800〜1000℃の温度で焼成される。この焼成工程での雰囲気としては、層間接続導体3および面内導体4において銅を用いた場合には、酸化防止のため、還元性雰囲気が適用されるが、銀、Ag/Pd、Ag/Ptを用いた場合には、大気雰囲気を適用することが可能である。
上述の焼成工程の結果、複合積層体10において、拘束層5〜8は実質的に焼結しないが、未焼結セラミック体9が焼結して、図3に示すように、拘束層5〜8の間に、焼結後のセラミック体、すなわち多層セラミック基板11が得られている。図2と図3とを対比すればわかるように、焼結後の多層セラミック基板11は、焼成前の未焼結セラミック体9に比べて、拘束層5〜8の作用により、平面方向の収縮が抑制されている。他方、厚み方向に関しては、図2に未焼結セラミック体9の厚みT1および図3に焼結後の多層セラミック基板11の厚みT2がそれぞれ示されているが、T2<T1であり、焼結後の多層セラミック基板11は、焼成前の未焼結セラミック体9に比べて、厚み方向に比較的大きく収縮している。
次に、焼成後の複合積層体10から、たとえばウェットブラスト、サンドブラスト、ブラッシング等の手法に基づいて、拘束層5〜8を除去することによって、図4に示すように、多層セラミック基板11が取り出される。このとき、多層セラミック基板11の表面に第2拘束層7および8が接しているので、その外側の第1拘束層5および6とともに、第2拘束層7および8を容易に除去することができ、多層セラミック基板11の表面に拘束層5〜8の残渣をほとんど残さない状態とすることができる。
次いで、必要に応じて、多層セラミック基板11の表面が洗浄される。このとき、それほど強い洗浄力を及ぼす必要はない。洗浄方法としては、超音波洗浄やアルミナ砥粒等を叩き付ける物理的処理が適用されても、エッチング等の化学的処理が適用されても、あるいは、これらの処理が組み合わされてもよい。
次に、多層セラミック基板11の表面に露出した面内導体4のような導体パターンにめっきが施される。このめっきは、後述する表面実装型電子部品の実装の信頼性を高めるためのもので、たとえば、Ni/Au、Ni/Pd/Au、Ni/Sn等のめっきが施され、めっき方法としては電気めっきおよび無電解めっきのいずれが適用されてもよい。
このようにして得られた多層セラミック基板11の上方主面上には、図5の断面図に示すように、表面実装型電子部品12および13が搭載される。一方の表面実装型電子部品12は、たとえばチップコンデンサであり、外表面上に位置する面内導体4にはんだ14を介して電気的に接続される。他方の表面実装型電子部品13は、たとえば半導体チップであり、外表面上に位置する面内導体4にはんだバンプ15を介して電気的に接続される。図5では図示しないが、必要に応じて、表面実装型電子部品12および13は樹脂封止されてもよい。
前述したように、多層セラミック基板11が集合基板の状態で製造されるとき、上述のように、表面実装型電子部品12および13を搭載した後に分割工程を実施することが好ましい。
多層セラミック基板11は、図6の断面図に示すように、マザー基板16上に実装される。このとき、多層セラミック基板11の下方主面上に形成された面内導体4が、はんだ17を介して、マザー基板16上の導電ランド18に電気的に接続される。
図7ないし図10は、この発明の第2の実施形態による多層セラミック基板の製造方法を説明するための断面図である。図7ないし図10は、それぞれ、図1ないし図4に対応している。図7ないし図10において、図1ないし図4に示した要素に相当する要素には同様の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
第2の実施形態では、図10に示すように、スタッド導体21および22を備える多層セラミック基板11aが製造される。したがって、第2の実施形態は、第1の実施形態に対して、これらスタッド導体21および22を形成するための変更が加えられている点においてのみ異なっている。したがって、以下には、この異なる点について主として説明する。
図7に示した工程は、図1に示した工程に対応している。この工程において、上方に位置する第1拘束層用グリーンシート5aについては、外側第1拘束層用グリーンシート23aと内側第1拘束層用グリーンシート24aとの2枚に分割されて用意される。そして、内側第1拘束層用グリーンシート24aおよび第2拘束層用グリーンシート7aの各々にスタッド導体用孔25が形成され、これらスタッド導体用孔25に導電性ペーストが充填され、未焼結のスタッド導体21が形成される。
他方、下方に位置する第1拘束層用グリーンシート6aおよび第2拘束層用グリーンシート8aの各々には、スタッド導体用孔26が形成され、このスタッド導体用孔26に導電性ペーストが充填され、未焼結のスタッド導体22が形成される。
上述のように、スタッド導体21および22が、それぞれ、第2拘束層用グリーンシート7aおよび8aだけでなく、第1拘束層用グリーンシート5aおよび6aの各々の少なくとも一部にまで及ぶように形成されたのは、スタッド導体21および22について比較的大きい突出寸法を得ようとするためである。また、上方のスタッド導体21のように、第1拘束層用グリーンシート5aの一部、すなわち内側第1拘束層用グリーンシート24aにのみ及ぶように形成されたのは、スタッド導体21の突出寸法を調整するためである。
図8に示した工程は、図2に示した工程に対応している。図8に示した複合積層体10aにおいて、上方の第1拘束層5は、外側第1拘束層用グリーンシート23aによって与えられた外側第1拘束層23と、内側第1拘束層用グリーンシート24aによって与えられた内側第1拘束層24とによって構成されている。また、未焼結のスタッド導体21および22は、少なくとも第2拘束層7および8にそれぞれ形成されている。より詳細には、スタッド導体21は、第2拘束層7および内側第1拘束層24に形成され、他方、スタッド導体22は、第2拘束層8および第1拘束層6に形成されている。
図9に示した工程は、図3に示した工程に対応している。この工程において、拘束層5〜8の間に、焼結した多層セラミック基板11aが位置しているが、このような焼結した多層セラミック基板11aを得るための焼成工程では、図8に示した未焼結セラミック体9ならびに未焼結のスタッド導体21および22のすべてが焼結する温度で実施される。焼成後において、焼結したスタッド導体21および22は、拘束層5〜8の内部に位置するが、多層セラミック基板11aから突出した状態にある。
図10に示した工程は、図4に示した工程に対応している。図9に示した複合積層体10aから拘束層5〜8を除去することによって、図10に示すように、焼結後の多層セラミック基板11aが取り出される。このとき、多層セラミック基板11aから突出するスタッド導体21および22が拘束層5〜8の内部に位置しているので、拘束層5〜8を円滑に除去することが比較的困難である。しかしながら、この実施形態では、拘束力の比較的小さい第2拘束層7および8が多層セラミック基板11aに接するように位置しているので、これら第2拘束層7および8を第1拘束層5および6とともに容易に除去することができる。
図11に示した工程は、図5に示した工程に対応している。この工程において、多層セラミック基板11aの上方主面上には、表面実装型電子部品12および13が搭載される。一方の表面実装型電子部品12の実装構造については、図5に示した表面実装型電子部品12の場合と同様である。他方の表面実装型電子部品13は、スタッド導体21にはんだバンプ15を介して電気的に接続される。このような表面実装型電子部品13の実装状態において、スタッド導体21は、多層セラミック基板11aと表面実装型電子部品13との熱膨張係数の差を吸収し、熱衝撃により、電気的接続状態が破壊されたり、表面実装型電子部品13に機械的損傷が及ぼされたりすることを防止する。また、多層セラミック基板11aの下方主面上には、表面実装型電子部品27が搭載される。この表面実装型電子部品27は、たとえば半導体チップであり、多層セラミック基板11aの下方主面上に位置する面内導体4にはんだバンプ28を介して電気的に接続される。
図12に示した工程は、図6に示した工程に対応している。この工程において、多層セラミック基板11aは、マザー基板16上に実装される。このとき、多層セラミック基板11aの下方主面から突出したスタッド導体22が、はんだ29を介して、マザー基板16上の導電ランド18に電気的に接続される。この状態において、スタッド導体22は、多層セラミック基板11aとマザー基板16との間に表面実装型電子部品27を配置するための空間を形成するように作用する。
以上、この発明を図示した実施形態に関連して説明したが、この発明の範囲内において、その他種々の変形例が可能である。
たとえば、第1拘束層と第2拘束層との間で拘束力の差を生じさせるため、前述した実施形態では、そこに含まれる、難焼結性セラミック粉末の比表面積および平均粒径、ならびにバインダ量のいずれかについて差を持たせたが、このような手段に限られるものではない。たとえば、第1拘束層にファイバー状のものやガラスを含有させることにより、第1拘束層の拘束力を第2拘束層より大きくすることができる。また、第1拘束層に含まれる第1難焼結性セラミック粉末としてアルミナ粉末を採用し、第2拘束層に含まれる第2難焼結性セラミック粉末としてジルコニア粉末を採用すれば、ジルコニアはアルミナに比べて焼結温度が高いので、第2拘束層の拘束力を第1拘束層の拘束力より小さくすることができる。また、難焼結性セラミック粉末の凝集状態を変え、第2拘束層において、より凝集した難焼結性セラミック粉末を用いると、第2拘束層の拘束力を第1拘束層の拘束力より小さくすることができる。
図示した実施形態は、多層セラミック基板の製造方法に関するものであったが、この発明は、多層構造を有しないセラミック基板の製造方法にも適用することができる。
この発明の第1の実施形態によるセラミック基板の製造方法を説明するためのもので、基材層用グリーンシート1aおよび拘束層用グリーンシート5a〜8aを互いに分離して示す断面図である。 図1に示した基材層用グリーンシート1aおよび拘束層用グリーンシート5a〜8aを積層して得られた未焼結の複合積層体10を示す断面図である。 図2に示した複合積層体10を焼成した後の状態を示す断面図である。 図3に示した拘束層5〜8を除去して取り出された焼結後の多層セラミック基板11を示す断面図である。 図4に示した多層セラミック基板11上に表面実装型電子部品12および13を搭載した状態を示す断面図である。 図5に示した多層セラミック基板11をマザー基板16上に実装した状態を示す断面図である。 この発明の第2の実施形態によるセラミック基板の製造方法を説明するための図1に対応する図である。 この発明の第2の実施形態によるセラミック基板の製造方法を説明するための図2に対応する図である。 この発明の第2の実施形態によるセラミック基板の製造方法を説明するための図3に対応する図である。 この発明の第2の実施形態によるセラミック基板の製造方法を説明するための図4に対応する図である。 図10に示した多層セラミック基板11a上に表面実装型電子部品12、13および27を搭載した状態を示す断面図である。 図11に示した多層セラミック基板11aをマザー基板16上に実装した状態を示す断面図である。
符号の説明
1a 基材層用グリーンシート
1 セラミック基材層
3 層間接続導体
4 面内導体
5a,6a 第1拘束層用グリーンシート
5,6 第1拘束層
7a,8a 第2拘束層用グリーンシート
7,8 第2拘束層
9 未焼結セラミック体、
10,10a 複合積層体
11,11a 多層セラミック基板
12,13,27 表面実装型電子部品
21,22 スタッド導体

Claims (12)

  1. 基材用セラミック粉末を含む未焼結セラミック体の少なくとも一方主面上に、前記未焼結セラミック体の焼結温度では実質的に焼結しない難焼結性セラミック粉末を含む拘束層を付与した後、この拘束層付き未焼結セラミック体を前記未焼結セラミック体の焼結温度で焼成し、次いで、前記拘束層を除去する、各工程を備える、セラミック基板の製造方法において、
    前記拘束層は、第1拘束層および前記第1拘束層の拘束力よりも小さい第2拘束層を備え、前記第2拘束層はガラスを含まず、前記第2拘束層が前記未焼結セラミック体の表面上に設けられ、前記第1拘束層が前記第2拘束層の表面上に設けられることを特徴とする、セラミック基板の製造方法。
  2. 前記第1拘束層は第1難焼結性セラミック粉末を含み、前記第2拘束層は第2難焼結性セラミック粉末を含み、前記第1難焼結性セラミック粉末の比表面積は、前記第2難焼結性セラミック粉末の比表面積よりも大きい、請求項1に記載のセラミック基板の製造方法。
  3. 前記第1難焼結性セラミック粉末の比表面積は、前記第2難焼結性セラミック粉末の比表面積より、1mm/g以上大きい、請求項2に記載のセラミック基板の製造方法。
  4. 前記第1拘束層は第1難焼結性セラミック粉末を含み、前記第2拘束層は第2難焼結性セラミック粉末を含み、前記第1難焼結性セラミック粉末の平均粒径(D50)は、前記第2難焼結性セラミック粉末の平均粒径よりも小さい、請求項1に記載のセラミック基板の製造方法。
  5. 前記第1難焼結性セラミック粉末の平均粒径は、前記第2難焼結性セラミック粉末の平均粒径より、0.2μm以上小さい、請求項4に記載のセラミック基板の製造方法。
  6. 前記第1拘束層は第1難焼結性セラミック粉末を含み、前記第2拘束層は第2難焼結性セラミック粉末を含み、さらに、前記第1拘束層および前記第2拘束層はそれぞれバインダ成分を含有しており、前記第1拘束層のバインダ量は、前記第2拘束層のバインダ量よりも少ない、請求項1に記載のセラミック基板の製造方法。
  7. 前記第1拘束層の、前記第1難焼結性セラミック粉末に対するバインダ量は、前記第2拘束層の、前記第2難焼結性セラミック粉末に対するバインダ量より、1重量%以上少ない、請求項6に記載のセラミック基板の製造方法。
  8. 前記第1拘束層の厚みは、前記第2拘束層の厚みよりも厚い、請求項1ないし7いずれかに記載のセラミック基板の製造方法。
  9. 前記第1拘束層の厚みは、前記第2拘束層の厚みの2倍以上である、請求項8に記載のセラミック基板の製造方法。
  10. 前記基材用セラミック粉末は、低温焼結性セラミック粉末であり、前記未焼結セラミック体は、前記低温焼結性セラミック粉末を含む未焼結のセラミック基材層を複数積層してなるものであり、その表面および/または内部に、銀または銅を主成分とする未焼結の導体パターンを有している、請求項1ないし9のいずれかに記載のセラミック基板の製造方法。
  11. 少なくとも前記第2拘束層には、未焼結のスタッド導体が形成されており、前記拘束層付き未焼結セラミック体を焼成する工程は、前記未焼結セラミック体および前記未焼結のスタッド導体の双方が焼結する温度で実施され、前記拘束層を除去する工程によって、焼結後の前記スタッド導体をセラミック基板から突出させた状態とする、請求項1ないし10のいずれかに記載のセラミック基板の製造方法。
  12. 前記拘束層を除去する工程の後、セラミック基板上に表面実装型電子部品を搭載する工程をさらに備える、請求項1ないし11のいずれかに記載のセラミック基板の製造方法。
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