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JP4826676B2 - 呼接続の規制制御方法、規制制御システム、及び呼制御装置 - Google Patents
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Description

本発明は呼接続の規制制御技術に関する。
本発明は、複数の端末装置からの発呼(音声呼、データ呼等)について、グループ単位で接続規制制御を行う場合に用いるのが好適である。
地震等の災害が発生した場合、知人の安否を確認するため等の理由で携帯電話や固定電話から大量の呼接続要求が携帯電話網などの通信網に対して行われる。しかし、通信網内の交換機、サーバ等で処理可能な呼数は限られているため、それらを全て処理することは難しく、最悪の場合は通信網全体が機能しなくなってしまう場合がある。そのような自体を回避するため、網に過剰な負荷が発生した場合には、ユーザ端末からの呼接続要求を一定の割合で規制する(「繋がりにくくなっています。しばらくたってお掛け直し下さい。」等のガイダンスを流す)等の制御が行われている。
図1は、従来の呼輻輳時の呼接続の規制制御方法を示している。
例えば、災害発生などで携帯電話からの呼接続要求が輻輳している状態で携帯電話網900へ発呼した場合を例示している。現在の携帯電話の規制制御は基本的に携帯電話ユーザ毎に設定された加入者クラスに応じて行われている。ごく一部のVIPユーザ端末は優先的に接続されるクラスに属しており、輻輳時でも比較的繋がりやすい状態となるが、一般ユーザの端末ほとんどは最も優先度の低いクラスに属しているため、輻輳による規制制御実施時に通話ができる可能性は低い。また、一般ユーザの端末はほとんどは同一クラスに属しているため、全ての一般ユーザの端末1−1、1−2、・・・、1―nに対して一律規制910を行うこととなってしまう。例えば、全てのユーザの端末901−1、90−2、・・・、90−nに対して一律的に90%規制が発動される。つまり、どの端末も平均すると10回の呼接続要求に対して1回の割合でしか通話できない状態となる。
しかし、以下のような場合には全ユーザ端末に対する一律の規制制御では良いサービスが実施できているとは言い難い。
(A1)災害発生時には、家族等の集団で過ごしている場合が多い。この際、家族のうち誰か一人と通話可能であれば家族全員の安否を確認することができる。しかし、従来の方法では家族一人一人に対して同一の規制制御を行うため、家族の人数によらず個々の家族員の携帯端末の繋がり難さは同じとなる。
(A2)災害時避難場所に通常よりも繋がり易い公衆電話が臨時に設置される場合があるが、コストも時間もかかってしまう。一方、携帯電話であれば、多くの人が所有しており、これを利用できればコスト、時間は少なくて済む。しかし、現状では全てのユーザの端末に対し同一の規制制御が行われているため、どの端末でも繋がりにくい状態となっておりこれらを有効利用することができていない。
上記の(A1)、(A2)の問題に対応するため、サーバ側でユーザグループを作成し、そのグループごとに優先的に接続可能となる時刻を割り当てる方法が特許文献1に開示されている。しかしながら、この技術には以下のような制約がある。
(B1)通話可能な時刻が限定される。
(B2)グループの設定は網側主導で行われるため、ユーザが介在することはできない。従って、例えば、上記(A1)の問題は解決できない。つまり、家族内で誰か一人が通話可能となれば安否確認ができる、という制御はできない。
(B3)通信事業者を跨った規制制御ができない。
上記の図1は携帯電話網を代表的な例として示したが、固定電話網についても同様な状況がある。災害発生時などでは例えば、同一地域内の住宅の個々の固定電話は一律に呼接続が規制されてしまい、その地域内のどの住宅の固定電話も通話できない状況が発生する。
特開2002−16976号公報。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、新たな呼接続の規制技術を提供することを目的とする。
例えば、端末が属するグループに関する現在又は過去の接続状況応じた接続規制制御を行うことを目的とする。
また、災害発生時には、ユーザは同一地域に集団(例えば、家族等)で過ごしている場合が多い。この際、ユーザが属する集団のうちの誰か一人と通話可能であればその集団全員の安否を確認することができる。しかし、従来の方法では集団に属しているユーザの端末個々に対して同一の規制制御を行うため、集団の人数に依らず個々のユーザの端末は同様に電話が繋がり難い状況となる。
別の側面では、本発明は、ユーザが存在する地域に基づいてユーザの端末をグループ化し、呼輻輳の際は、同時通話数を限定した上でグループ単位に呼接続の規制を緩和する規制制御方法、規制制御システム、管理装置、呼制御装置、及び端末を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段)
本発明では、端末から呼接続要求があった場合に、その端末が属するグループを特定し、そのグループに属する端末についての現在又は過去の接続制御に基いてその端末についての接続規制制御を行う。
これによれば、呼接続要求を行った端末が属するグループ別に呼接続の規制を行うことができる。
また、本発明は、前記グループに属する端末から呼接続要求された場合は、呼接続要求数に対する呼接続を許可しない数の割合を示す規制率を前記グループ別に算定してグループ規制率とし、前記グループ規制率に基づいて呼接続の規制を行うように構成できる。
これにより、ユーザ端末を予めグループ化しておくことにより、例えば、グループの規模に応じて各グループ別に呼輻輳時の呼接続時の規制率を調整できる。
本発明は、また、グループの規模別に、最大通話可能端末数、および、呼輻輳時の所定の通常の規制率に対する規制緩和の度合いを示す規制緩和率を保持し、グループ化されていない端末からの呼接続要求に対しては、前記所定の通常の規制率で規制し、前記グループに属する端末からの前記最大通話可能端末数の範囲内の呼接続要求に対しては、前記所定の通常の規制率及び前記グループに対応する規制緩和率に基づいて算定した前記グループ規制率に基づいて規制する、ように構成できる。
これによれば、グループ化されたユーザ端末は、限定された通話数の範囲内で、グループ化されていないユーザ端末に適用される呼輻輳時の通常の規制率(例えば90%)を一定の割合で緩和した規制率で呼接続することができ、通話できる確率が増大する。
本発明は、さらに、グループ化されていない第1の端末からのグループ化の要求に対して新しいグループを識別するためのグループ識別IDを生成し、前記生成されたグループ識別IDを基に前記第1の端末を含むグループを作成して登録し、前記生成されたグループ識別IDを前記第1の端末に送信し、グループ化されていない第2の端末を前記作成されたグループに追加する際は、前記第1の端末に表示された前記グループ識別IDを基に前記グループに対する端末追加要求を行い、前記端末追加要求に含まれている前記グループ識別IDを基に前記第2の端末を前記グループの端末として登録する、ように構成することもできる。
これによれば、ユーザ端末からの要求に応じて、随時新規グループの作成およびグループへの新規のユーザ端末の追加が可能となり、ユーザ端末のグループ化をより柔軟かつ効率的に行うことができる。
本発明は、また、前記端末のグループ化により登録されるグループに位置情報を対応付け、前記端末の前記グループへの登録は、前記端末の位置情報と、前記端末が属するグループに対応付けられた位置情報とを基に、前記端末が前記グループと同一地域に存在するか否かを判定し、同一地域に存在すると判定した場合に、前記端末を前記グループへ登録する、ように構成することができる。
これによれば、同じ地域内にいるユーザの端末をまとめてグループ化でき、グループの代表者がその地域外と通話できれば、その地域内のユーザにはその通話内容を伝言することができ、例えば、災害発生時などで同一地域に避難している人々への連絡がしやすくなる。
本発明は、さらに、端末のグループ化を管理する管理装置、および、呼接続のグループ別規制を行う呼制御装置を通信網の運用管理を行う事業者毎に設け、前記管理装置はグループ化された端末のグループの構成情報を前記グループ毎にグループ管理レコードとして保持し、前記各事業者の管理装置は、前記管理装置に保持されている前記グループ管理レコードを所定の一定周期で互いに受け渡して更新することにより、互いに同じ内容の前記グループ管理レコードを保持し、前記各事業者の呼制御装置は、グループ化された端末からの複数事業者の通信網に跨る呼接続要求に対して前記グループ規制率に基づいて呼接続の規制を行う、ように構成することもできる。
これによれば、グループ化されたユーザ端末からの異なる事業者の通信網に跨った呼接続要求に対しても、呼輻輳時のグループ別に緩和した規制制御ができるようになる。
(発明の効果)
本発明によれば、新たな呼接続の規制技術を提供することができる。
また、本発明によれば、端末が属するグループに関する現在又は過去の接続状況応じた接続規制制御を行うことができる。
また、本発明によれば、グループの同時通話数を限定した上で該グループに対する呼接続の規制が緩和されるため、グループ内の代表ユーザの端末は呼接続の規制が緩和された状態で通話が可能となり、代表者がその通話内容を同一地域にいるグループ員に伝言することにより、災害発生時などにより同じ地域に固まっているグループ員に対しては必要な情報を確実に伝えることができるようになる。
従来の呼輻輳時の呼接続の規制制御方法を示している。 本発明に係る呼接続のグループ規制制御方法を説明するための図である。 端末として携帯電話を用いる場合の呼接続の規制制御システムを示している。 管理装置の構成例である。 管理装置に含まれるグループ管理DBの構成例である。 グループ管理レコードの設定例である。 グループを識別するためのグループ識別IDの生成方法の1例を示している。 呼制御装置の構成例である。 呼制御装置の局データに保持されるグループ規制緩和情報の構成例である。 グループ規制緩和情報の設定例である。 HLRに保持される加入者管理DBの構成例である。 端末の構成例である。 規制制御システムのユーザインターフェースの1例である。 管理装置の動作フロー例(1)である。 管理装置の動作フロー例(2)である。 管理装置の動作フロー例(3)である。 管理装置の動作フロー例(4)である。 呼制御装置の動作フロー例(1)である。 呼制御装置の動作フロー例(2)である。 呼制御装置の動作フロー例(3)である。 管理装置の他事業者サーバ連携部の動作フロー例(1)である。 管理装置の他事業者サーバ連携部の動作フロー例(2)である。 ユーザ端末移動に伴う位置登録時の動作フロー例(1)である。 ユーザ端末移動に伴う位置登録時の動作フロー例(2)である。
符号の説明
1、10 ユーザの端末
11 Webブラウザ部
12 カメラ処理部
13 コード読み取り部
14 音声通話部
20、20a グループ管理サーバ
21 グループ管理部
22 グループ管理DBアクセス部
23 他事業者サーバ連携部
24 Webアプリ
25 メール送信部
30、30a 呼制御サーバ
31 グループ規制制御部
32 位置登録部
33 トラヒック監視部
34 パケット呼制御部
35 音声呼制御部
40 HLR
50 基地局
100、110、120、130、140、121 端末の画面表示例
200 グループ管理DB
300 局データ
310 通常の規制率
320 グループ規制緩和情報
400 加入者管理DB
800、800a 通信網
900 従来の通信網
図2は、本発明に係る呼接続のグループ規制制御方法を説明するための図である。
この実施例では、複数の端末を含むグループをグループ定義し、端末から発呼があった場合に、その端末が属するグループを特定し、そのグループに属する端末(その端末自身を含める場合、含めない場合があり得る)についての現在又は過去の接続制御に基いてその端末についての接続規制制御を行うこととする。
即ち、まず複数のユーザ端末を含むグループを設定(形成)しておく。グループは複数形成することもでき、図2では、2つの端末グループ10−1、10−2が設定されている例を示している。このグループの設定はユーザによる端末の操作によってグループを形成する端末の識別情報を網側に登録すること等で行うこともできるし、事前に他の端末を利用したり、電話等でサービス提供者にグループを構成する端末の識別情報の登録を依頼しておくこともできる。
尚、グループは、基本的に同一地域にいる人々の集団(家族、企業の社員、非難場所に集まった近隣住民等)に対応する端末により構成することもできる。予め設定しておくこともできる。例えば、家族、同一企業の社員、非難場所に集まった近隣住民などの各人が有する複数の端末でグループを構成することができる。上記図2は携帯電話網の場合のイメージを図示しているが、端末としては固定電話でもよく、その場合は、同一地域の隣近所の住宅でグループを構成することができる。
尚、各グループには、グループ内接続規制制御が行われる。その規制制御の内容については、固定の内容を用いることとしてもよいが、各グループ内で適用する接続規制制御内容についても、各グループのユーザ端末における操作や、事前の登録により選択、設定することができる。
規制制御の内容としては、例えば、各グループ内では、同時(同時期)に通信可能な端末数を限定することが挙げられる。これは、グループに属する端末(その端末自身を含める場合、含めない場合があり得る)についての現在の接続制御に基く規制制御の1手法として挙げられる。例えば、同時に通信可能な端末数として1またはN(Nはグループに属する端末数より小さいものとする)を規制制御パラメータとして網側に登録しておく。
また、例えば、端末数Nをパラメータとして設定しておき、そのNの範囲内では呼接続の規制を、Nの範囲外の呼接続の規制に対して緩くする(繋がりやすくする)こともできる。
尚、グループに属する端末数が増えるほど、同時に発呼できる端末の最大数を大きい値に設定可能とすることもできるし、グループに属する端末数が増えても同時に発呼できる端末の最大数は固定値とすることもできる。
また、緩和の度合いは、例えば、グループに属するユーザ数に応じて行われるものとし、ユーザ数が増えればグループに対する繋がり易さもより繋がりやすいものにするようにしてもよい。
規制制御の内容として、グループに属する端末(その端末自身を含める場合、含めない場合があり得る)についての過去の接続制御に基く規制制御を用いることもできる。
例えば、所定時間内にN個の端末からの発呼を受け付けるようにし、所定時間を経過するまでは、Nを超える数の端末からの発呼を受けつけないようにしたり、所定時間内におけるトータル通信時間を設定し、現在から所定時間内の過去において、グループに属する端末のトータル通信時間を計時し、設定時間を越えなければ、グループ内に端末からの新たな発信を認め、設定時間を越えれば、グループ内に端末からの新たな発信を拒否する等といったことができる。これらは、グループに属する端末についての過去の接続制御に基く規制制御の例として挙げられる。
以上のように、現在又は過去のグループ内の端末の接続制御に基いて規制制御を行うことで、グループ内で調整しあうことで規制による発信不可となる可能性を回避しやすくなる。
例えば、同じグループに属する他の端末のうち、現在通信を行っている端末が何台あるかを見回して確認し、台数が設定された同時(同時期)に通信可能な端末数に達しているかどうか判断し、達していなければ発信を試み、達していれば他の端末において通信が終了するのを待ってから発信する等といったグループ内の調整ができる。従って、無駄な発信を抑えることも可能となり、輻輳の低減に寄与することもできる。
また、グループに属する他の端末のユーザとの間で、所定時間ずつ通信をすることを約束し、設定されたトータル通信時間内に収まるように、順に通信を行うことで、規制による発信の拒否を回避することもできる。
即ち、グループ内で調整を図ることで、発呼の成功率を高めたり、輻輳の低減を図ることもできる。
図3は、端末として携帯電話を用いる場合の呼接続の規制制御システムを示している。
通信網800は、例えば、管理装置の例として用いるグループ管理サーバ20、呼接続装置の例としての呼制御サーバ30、及び、基地局50を含んで構成される。
通信網800は、他事業者の通信網800aと連携することができ、他事業者の通信網800aにもグループ管理サーバ20a、呼制御サーバ30aが含まれる。図3では、他事業者は1つしか示されていないが、複数の他事業者と連携することができる。
ここでは、携帯電話網の加入者となるユーザはグループ10−1にグループ化されている例を示しているが、このグループの数は1に限定されず複数とすることが可能である。
この呼接続のグループ規制制御システムには、また、加入者管理情報を保持するための装置であるホームロケーションレジスタHLR40が含まれる。HLR40は加入者別の情報を格納する加入者管理DBを含んでおり、HLR40は通信網800内のグループ管理サーバ20、呼制御サーバ30からアクセスできるだけでなく、他事業者の通信網800a内のグループ管理サーバ20a、呼制御サーバ30aからもアクセス可能である。
この呼接続のグループ規制制御システムは、例えば、図3の中に点線矢印で示したS01からS04の手順に従って、次のように運用することができる。
S01.ユーザのグループ10−1の代表者(例えば、ユーザA)は、携帯電話端末Aを用いてグループ管理サーバ20にアクセスし、新たなグループを作成して登録する。 この際に作成されたグループのグループ識別IDを取得し、端末画面110上にQRコード111として表示する。このとき、カメラ非搭載端末のために、同時に文字でも表示しておく。QRコード111の情報にはグループ識別ID、グループ管理サーバのWebサイトのURLを含める。また、グループ管理サーバ20はグループ管理DBを保持し、全てのグループのグループ識別ID、所属端末数などのグループ管理に必要情報を格納しておく。
S02. グループ10−1の代表者以外のユーザは、代表者の端末Aに表示されたQRコード111を自分の携帯電話端末Bで読み取る。QRコードが認識できない端末の場合は、端末のキーを使用しグループ識別IDを手動で入力する。
S03. 代表者以外のユーザは端末Bを用いてグループ管理サーバ20にアクセスし、代表者と同じグループに属するユーザとして登録する。各ユーザが所属するグループのグループ識別IDはHLR40内の加入者管理DBにも設定される。
S04. グループ管理サーバ20は、他事業者の通信網800aのグループ管理サーバ10aと連携して、グループ10−1の管理情報を受け渡し、複数事業者に跨ったグループ規制制御を行う。
S05. 上記ステップS01からS03によりグループ10−1に登録された各ユーザは、災害発生などの呼輻輳時に、通常と同様に発信動作を行う。
発信要求を受けた通信網800の呼制御サーバ30は発ユーザの加入者情報をHLR40から読み出し、いずれのグループに属しているかを判別する。グループに属していない場合は、通常の規制制御(一律規制)を行う。
グループに所属している場合には、そのグループ規模に応じた規制緩和を行う。例えば、呼輻輳による通常の90%規制発動中に、
(1)グループに所属していないユーザから呼接続要求が発信された場合は、 通常通り90%規制(10回に1回通話可能)を行い、
(2)5人構成のグループに属するユーザから呼接続要求が発信された場合は、50%規制(2回に1回は通話可能)を行い、
(3)10人構成のグループに属するユーザから呼接続要求が発信された場合は、20%規制(5回に4回は通話可能)を行い、
(4)30人構成のグループに属するユーザから呼接続要求が発信された場合は、0%規制(規制しない)を行う。
但し、グループ内で同時に通話状態となれるのは1端末限りとする。
上記(4)の例の30人グループの場合は、グループ内で他に誰も通話していない場合は必ず通話可能となるが、グループ内の誰かが通話中の場合は、その端末の通話が終了するまで通話できない(「同一グループ内で通話中のユーザがいます。しばらく待っておかけ直し下さい」等のガイダンスを流す)。災害発生時などでは、通常同一グループ内のユーザはすぐ近くにいるため、該当者の通話終了を目で確認後、再度発呼動作を行うこととなる。
着信側についても規制発動中であれば、着信者の所属するグループ規模に応じて同様の規制緩和処理を行う。
上記のように、呼輻輳時の際にグループ別に呼接続の規制を緩和することにより、ユーザにとっては災害等による呼輻輳時でも通話可能となる確率が向上する、という効果が得られる。また、事業者にとっては、個々のユーザから発信が繰り返されるのを回避して通信網の輻輳を低減させ、通信網全体の性能が向上する。また、災害時避難場所等に臨時に設置される公衆電話の代替手段を提供すると言う形で災害対策に貢献できる。
図4は、管理装置の構成例である。
管理装置の例として用いるグループ管理サーバ20は、例えば、 グループ管理部21、グループ管理DBアクセス部22、他事業者サーバ連携部23、Webアプリ部24、メール送信部25、グループ管理DB200を含んで構成される。
グループ管理DB200は、各グループの構成情報を格納しているレコードの集まりで、各レコードは作成済みグループのグループ識別ID、位置情報、所属するユーザ数、通話中ユーザ数、などを含んでいる。その詳細は図5で後述する。
グループ管理部21は、Webアプリ部24と連携し、グループの登録、削除、グループ識別IDの付与等のグループ管理を行う。グループ管理に必要なデータはグループ管理DB200に保持する。また、グループに属するユーザ端末の追加、削除を行い、グループ管理DB200に保持されている該グループの所属ユーザ数を更新すると同時に、HLR40に含まれる加入者管理DBのグループ識別IDを更新する。
Webアプリ部24は、グループの登録、削除、ユーザ端末の登録、削除等を行うためのユーザインタフェースの制御をWebアプリケーションを用いて行う。
グループ管理DBアクセス部22は、呼制御サーバ30からの要求に応じて、グループ管理DB200に保持されている情報を通知、または、更新する。例えば、最大端末数201や各グループのグループ管理レコードに保持されているグループの構成情報を呼制御サーバ30へ送信し、また、呼制御サーバ30からの要求に応じて、グループ管理レコードの通話中端末数、通話中端末数差分を更新する。
他事業者サーバ連携部23は、定期的に他事業者のグループ管理サーバ20aと通信を行い、互いのグループ管理DBの内容が一致させる。
メール送信部25は、端末に対し必要に応じてグループ登録状態をメールで通知する。例えば、ユーザの移動に伴い、ユーザの端末が当初属していたグループの場所から離れた場合に、グループ管理サーバ20は該ユーザ端末をグループから削除するが、グループから削除された旨のメールを、本メール送信部25を介して該ユーザ端末に送信する。
図5は、管理装置に含まれるグループ管理DBの構成例である。
グループ管理DB200は、最大ユーザ数201と、複数のグループ管理レコード群(図5ではn個のグループ管理レコード)210を含んで構成され、各グループの構成などグループ管理に必要な情報をグループ単位にグループ管理レコードに格納している。
最大端末数201は、各グループを構成するユーザ端末数の共通の最大値で、各グループはこの最大端末数201の値以下の端末数で構成される。最大端末数201は同一グループ内の通話中ユーザの有無を目視確認可能なレベル、例えば、“30”端末数程度に設定しておくのが望ましい。
グループ管理コード群210は、各グループの構成や状態などのグループ管理に必要な情報をグループ単位に1個のグループ管理レコードとして格納している。各グループ管理レコードは作成済みグループのグループ識別ID211、位置情報212、所属端末数213、通話中端末数214、更新有無フラグ215、所属端末数差分216、通話中端末数差分217を含んで構成することができる。
グループ識別ID211は、各グループを一意的に特定できる値を設定する。二重に同一のグループ識別IDが使用されることを避けるため、グループが削除された後も同一グループ識別IDは再利用されないようにする。グループ識別ID211の生成方法については図7で後述する。
位置情報212には、グループ作成を行った代表ユーザの端末の位置情報を設定する。この位置情報は、グループに加わるユーザ端末がグループ作成時の代表ユーザの端末の位置と近い場所にいるか否かの判定に利用する。
所属端末数213には、該グループに所属している端末数を設定する。グループ作成時は代表ユーザの端末しか所属していないため“1”を設定し、以降ユーザ端末の追加・削除に応じて加減する。
通話中端末数214にはグループ内で現在通話中の端末の数を設定する。該グループ作成時は通話中端末が存在しないため“0”を設定し、以降所属端末の通話開始、終了に応じて加減する。
更新有無フラグ215には、前回の他事業者の管理装置(グループ管理サーバ)へのデータ送信時以降に、該当グループのデータが更新された際に“ON”を設定する。“ON”となったグループは次回の送信タイミング時の送信対象となる。初期値は“OFF”とする。
所属端末数差分216には、前回の他事業者のグループ管理サーバへのデータ送信時以降の所属端末数の差分値を示す。つまり、所属端末数が増加した場合は正符号の増加数で、減少した場合は負符号の減少数となる。なお、初期値は“0”とする。
通話中端末数差分217には、前回の他事業者のグループ管理サーバへのデータ送信時以降の通話中端末数の差分値を示す。つまり、通話中端末数が増加した場合は正符号の増加数で、減少した場合は負符号の減少数となる。なお、初期値は“0”とする。
図6は、上記図5に示したグループ管理DB200に格納されるグループ管理レコード群210の1例を、各グループ管理レコードの値を1行とした表形式で示している。
図7は、グループを識別するためのグループ識別IDの生成方法の1例である。
ここでは代表ユーザの電話番号211aとグループ作成時の時刻情報211bを元に仮グループ識別ID211cを生成し、同一のグループ識別IDが生成されることを防いでいる。さらにその仮グループ識別ID211cを暗号化することにより、代表ユーザの個人情報である端末の電話番号が不特定多数に公開されるを防止できる。
図8は、呼制御装置の構成例である。
呼制御装置として用いられる呼制御サーバ30は、グループ規制制御部31、位置登録部32、トラヒック監視部33、パケット呼制御部34、音声呼制御部35、局データ300を含んで構成することができる。
位置登録部32は、ユーザの移動に伴う位置登録時に該ユーザの端末の位置情報をグループ管理サーバ20に通知する。
トラヒック監視部33は、通信網のトラヒック情報(例えば、1分間に100人発信している、などの情報)をグループ規制制御部31へ通知する。
グループ規制制御部31は、トラヒック監視部33から通知されたトラヒック情報を基に、呼接続要求の規制を発動するか否かを判定する。そして、規制を発動した場合は、局データ300に保持されている通常の規制率310、および、グループ規制緩和情報320を基に各グループの規制率を算定し、パケット呼制御部34、音声呼制御部35に通知する。パケット呼制御部34、音声呼制御部35はグループ規制制御部31から通知された規制率を基に規制処理を行う。
局データ300は、通常の規制率310とグループ規制緩和情報320を保持している。
通常の規制率310は、グループ化されていない端末に適用される規制率で、例えば90%の規制率の場合は、10回に1回の割合で通話が許可される。
グループ規制緩和情報320は、図9、10で後述するように、グループの構成情報、規制緩和率、最大通話可能端末数、などのグループ別の規制制御に必要は情報をグループ規模別に分類して保持している。グループ規制制御部31は、発呼端末が規制発動地域にいる場合、発呼端末の所属するグループのグループ規模の分類に応じて規制率を緩和する。その際、グループ規模の分類に応じて通話可能端末数を限定する。着呼ユーザが規制発動地域にいる場合も同様に規制緩和制御を行う。
図9は、呼制御装置の局データに保持されるグループ規制緩和情報の構成例である。
グループ規制緩和情報320は、グループ規模の分類別に設けられる規制制御レコードの集まりとして構成され、各規制制御レコードは、例えば、最小端末数321、最大端末数322、規制緩和率323、最大通話可能端末数324、最大通話可能時間325を含んで構成することができる。
最小端末数321、最大端末数322はグループ規模の分類として使用する。例えば、図10に示すグループ規制緩和情報の設定例の場合は、グループ規模に応じて、所属端末数が6のグループは分類Aに、所属端末数が25のグループは分類Dとなる。また、所属端末数が少なくいずれの分類にも属さない場合(図10の例では所属端末数が3以下の場合)は、グループに所属していない場合と同等の規制制御が行われる。
規制緩和率323は規制を緩和させる度合いを%で示す値で、この規制緩和率と通常の規制率を基に、グループ規制率を次のようにして求めることができる。
(グループ規制率)=(通常の規制率)×[100−(規制緩和率))]/100
例えば、90%の規制発動中の地域で図10の分類Bの規模のグループに属する端末が発呼した場合、規制緩和後のグループ規制率は90×(100−50)=45%となる。同様に分類Dの規模のグループの場合はグループ規制率が0%となり、他に通話中の端末がなければ必ず通話可能となる。
最大通話可能端末数324はグループ内で同時に通話できる端末数である。通常は1を設定するがグループ規模や通信システムの性能によっては図10の分類E〜Hのように2以上を設定することも可能とすることができる。
最大通話可能時間325には規制緩和により通話可能となる端末の最大通話可能時間を設定する。通話開始から最大通話可能時間が経過した場合は、発着信双方のユーザに対し通話可能時間を経過した旨のガイダンスを流し、強制的に呼切断する。図10の例では全分類に対して同値としているが、グループ規模に応じて設定値を変えることができる。
図10は、グループ規制緩和情報の設定例である。
ここでは、各規制制御レコードの値を1行とする表形式で示しており、グループ規模に基づいて分類されたA、B、C、D、E、F、G、Hの8つの分類による規制緩和情報の設定例を示している。
図11は、HLRに保持される加入者管理DBの構成例である。
加入者管理DB400は、HLR40の中に保持され、端末のユーザとなる各加入者毎に設けられる加入者レコードの集まりとして構成される。
各加入者レコードは、例えば、加入者番号410、付加サービス契約情報420、位置情報430、所属グループ識別ID440を含んで構成される。
所属グループ識別ID440は、本発明のグループ規制制御のために従来の加入者情報に付加される情報で、加入者番号410で識別されるユーザ(加入者)の端末が所属するグループのグループ識別IDが設定される。ここで、グループ未加入のユーザ端末に対しては無効値として、グループ識別IDとして使用されない値、例えば“0”、を設定する。
図12は、端末の構成例である。
規制制御システムでユーザが使用する端末10は、例えば、Webブラウザ部11、カメラ処理部12、コード読み取り部13、音声通話部14、メール受信部15を含んで構成することができる。
Webブラウザ部11は、グループを新規に作成する場合、コード読み取り機能非搭載端末によるユーザ追加登録時、などに使用するもので、グループ管理サーバ20とデータを受け渡すために使用する。
コード読み取り部13は、カメラ処理部12を介して他のユーザの端末画面に表示されているQRコードを読み取ることにより、読み取ったQRコードに含まれているURLのWebサイト(グループ管理サーバ20)へ自動的にアクセスしてQRコードに含まれているグループ識別IDをグループ管理サーバ20へ送信する。これにより、新たなユーザ端末のグループへの追加登録が簡単な操作で行うことができる。
音声通話部14は音声によるユーザ端末間の通話処理を行う。
メール受信部15は、ユーザの移動に伴いその端末が所属グループの登録位置から離れた場合に、グループ管理サーバ20から送信されてくる該ユーザの端末がグループから削除された旨のメッセージを受信して表示する。
上記図12で示した端末としては、例えば、携帯電話を用いることができるが、グループ管理サーバ20へのグループおよび端末の登録を別手段で行うことにより、固定電話を端末として用いることもできる。その場合は、例えば、同一地域の隣近所でグループを作って予め登録しておくことにより、代表者の固定電話は規制が緩和され、災害発生時等の連絡を効率的に行うことができる。
図13は、規制制御システムのユーザインタフェースの1例を示している。ここでは、ユーザがカメラ機能を搭載した携帯電話を端末として用いた場合の端末の画面例を示している。
この例では、グループ管理サーバ20がWebアプリ部24を介してユーザの携帯電話端末10とグループ管理のためのデータの受け渡しを行う。グループ管理サーバ20は、Webアプリ部24を介して端末10のWebブラウザ部11と連携しながら、グループの作成・削除、端末の追加・削除、グループ情報の表示を行う。
以下に端末10の画面遷移の1例を示す。
画面100はグループ管理機能のメイン画面で、ここから画面110、120、130、140へ遷移する。
画面110はグループ管理サーバ20のグループ作成処理が完了した時点で表示される。このとき、他のユーザの端末を同グループに追加登録するための、グループ管理サーバ20のWebサイトのURLおよびグループ識別ID情報を含むQRコード111,112、を各事業者別に画面に表示する。これにより、携帯電話のカメラを用いてQRコードを読み取るだけの簡単な操作で、他のユーザの端末が該グループに新たに参加することができる。
画面120は、グループへの端末追加の際に追加するグループのグループ識別IDを手動で入力する画面で、カメラ非搭載の端末等、QRコード読み取りによる端末追加が行えない場合に利用する。
画面121は、上記画面120からの入力操作による端末のグループへの追加完了時に表示される。この際も、画面110と同様にグループ管理サーバへのアクセスのためのQRコードを表示する。
画面130はグループからユーザの端末が削除されたときに表示されるもので、例えば、グループ識別IDとユーザ端末の電話番号を表示する。
画面140は、グループ管理サーバ20のWebサイトにアクセスしたユーザ端末の所属するグループの情報を表示する。同時に、画面110と同様のWebサイトへのアクセス用のQRコードも表示する。
グループを新規に作成する場合、グループの代表となるユーザの端末は事業者が提供するグループ管理サーバ20のWebサイトにアクセスする。以降、グループ管理サーバ20のWebアプリ部24が提供する例えば図13に示す画面100、110、120のようなユーザインタフェースを用いて、端末のカメラ入力、または、キー操作によりグループ登録を行う。このとき、グループ管理DB200にはグループの代表者の端末のグループ作成時の位置情報がそのグループの位置情報として登録される。
図14は、管理装置の動作フロー例(1)で、端末からグループ登録要求がグループ管理サーバ20へ送信された際の処理フローを示している。
S101. グループ管理サーバ20はHLR40の加入者管理DB400を検索して該ユーザ端末の加入者レコードの所属グループ識別IDを取り出す。
S102. 上記ステップS101で取り出した所属グループ識別IDの値が初期値、つまり、「所属グループなし」を示す値“0”になっているか否かを判定し、「所属グループなし」の場合は(YES)次のステップS103へ進み、そうでない場合は(NO)該端末は既存のグループに所属しているためステップS108へ移行する。
S103. 加入者管理DB400の該ユーザの加入者レコードから現在の位置情報を取り出す。
S104. 新たなグループ識別IDを生成する。新たなグループ識別IDの生成の際は、例えば前記図7で示した方法を用いることにより、既にあるグループ識別IDと重複しないよいに生成することができる。
S105.グループ管理サーバ20のグループ管理DB200に、生成したグループ識別ID,位置情報を書き込んだ新たなグループ管理レコードを追加して登録する。このとき、初期値として、所属ユーザ数には“1”を、通話中ユーザ数には“0”を、所属ユーザ数には“1”を、通話中ユーザ数には“0”を、更新有無フラグには“OFF”を、所属ユーザ数差分には“0”を、通話中ユーザ数差分には“0”をそれぞれ設定する。
S106. 上記ステップS104で生成したグループ識別ID、および、全事業者のグループ管理WebサイトのURLを含むQRコードを生成する。
S107. グループ管理サーバ20のWebアプリ部24を介して、グループ登録完了メッセージを端末10へ表示すると同時に、上記ステップS106で生成したQRコードを、例えば前記図13の画面110のように表示し、処理を終了する。このQRコードは、同じグループに新たな端末が加わる際に利用される。
S108. 本ステップに移行するのは、該端末は既に既存のグループに属している場合であり、複数のグループに同時には所属できない旨のメッセージをグループ管理サーバ20に含まれるWebアプリ部を介して端末に表示し、処理を終了する。
上記のようにして、Webブラウザ機能を有する端末(例えば、携帯端末)を用いてグループ管理サーバ20へアクセスすることにより、ユーザの端末からの要求に応じて即時にグループを設定することができる。
図15は、管理装置の動作フロー例(2)で、ユーザ端末から端末追加要求がグループ管理サーバ20へ送信された際の処理フローを示している。
グループへの端末追加は、例えば、既にグループに属している他ユーザの端末上に表示されたQRコード(前記図13の111、112)を、追加するユーザの端末のカメラを用いて読み取り、自らの契約する事業者のグループ管理サーバにアクセスすることにより実施することができる。この場合、前記図13の画面100、120は経由せず、画面121へダイレクトに遷移する。一方、コード読み取りができない端末は前記図13の画面100のメインメニューで「ユーザ追加」を選択後、画面120において手動でグループ識別IDを入力することにより該ユーザの端末追加要求を行う。
S201. グループ管理サーバ20は、HLR40の加入者管理DB400を検索して、該ユーザ端末の加入者レコードの所属グループ識別IDを取り出す。
S202. 上記ステップS201で取り出したグループ識別IDの値が初期値、つまり、「所属グループなし」を示す値になっているか否かを判定し、「所属グループなし」の場合は(YES)次のステップS203へ進み、そうでない場合は(NO)該端末は既存のグループに所属しているためステップS212へ移行する。
S203. 加入者管理DB400の該端末の加入者レコードから位置情報を取り出す。ここで取得した位置情報は追加端末の現在の位置情報となる。
S204. 追加先となるグループのグループ識別IDを取得する。このグループ識別IDは該ユーザの端末からグループ管理サーバ20へ送信されてくる端末追加要求の中に含まれている。例えば、該ユーザが前記図13に示す画面110のQRコード111を読み取って端末追加要求を行った場合は、グループ識別IDは端末追加要求として送信されるURL情報に含めることができる。また、該ユーザが前記図13に示す画面120からグループ識別IDを手動で入力した場合は、グループ識別IDは入力フォームデータとして送信される。
S205. 上記ステップS204で取得したグループ識別IDを基にグループ管理DB200内のグループ管理レコードを検索し、該グループ識別IDが示すグループ管理レコードの位置情報を取得する。ここで取得した位置情報は、該グループを登録した時点の位置情報となる。
S206. 上記ステップS205で取得したグループ登録時の位置情報と、上記ステップS203で取得した追加端末の現在の位置情報とを比較して、同一地域か否かを判定し、同一地域と判定した場合は(YES)次のステップS207へ進み、同一地域でないと判定した場合は(NO)ステップ212へ移行する。同一地域か否かの判定は、二つの位置情報の差分が所定の値の範囲内か否かを判定して行うことができる。
S207. 上記ステップS204で取得したグループ識別IDが示すグループ管理レコードの所属端末数が、所定の上限値、つまり、グループ管理DB200内の最大端末数201に設定されている値、を超えているか否かを判定し、所定の上限値を超えていれば(YES)ステップS212へ移行し、そうでない場合は(NO)次のステップS208へ進む。
S208. グループ管理DB200内の該グループ識別IDに対応するグループ管理レコードの所属端末数、および、所属端末数差分をカウントアップ(+1)する。
S209. 加入者管理DB400内の追加対象ユーザ端末の加入者レコードに該グループ識別IDを設定する。
S210. 該グループ識別ID、各事業者のグループ管理サーバのWebサイトのURLを含むQRコードを生成する。
S211. 上記ステップS210で生成したQRコードを含む端末追加完了メッセージを、Webアプリ部を介して、該ユーザの端末へ送信して表示し、処理を終了する。
ユーザの端末への表示は、例えば、前記図13の画面121のように行うことができる。
S212. 本ステップへ移行するのは、何らかのエラーを検出した場合であり、エラーの種別に応じた内容のエラーメッセージを、Webアプリ部を介して該ユーザの端末へ送信して表示し、処理を終了する。
例えば、上記ステップS202の判定によるエラーの場合は、「複数のグループに同時に所属できない」旨のメッセージを、上記ステップS206の判定によるエラーの場合は、「グループ作成地域から離れている」旨のメッセージを、上記ステップS207の判定によるエラーの場合は、「所属端末数が多すぎる」旨のメッセージを、それぞれ、該ユーザの端末へ表示する。
図16は、管理装置の動作フロー例(3)で、ユーザ端末からユーザ削除要求がグループ管理サーバ20へ送信された際の処理フローを示している。
グループからの端末削除は、例えば、削除したいユーザの端末からグループ管理サーバ20のWebサイトにアクセスすることにより実施することができる。ユーザインタフェースとしては、前記図13に示した画面100、画面130を用いて行うことができる。
S301. グループ管理サーバ20は、HLR40の加入者管理DB400を検索してグループから削除しようとしているユーザ端末の加入者レコードの所属グループ識別IDを取得する。
S302. 上記ステップS301で取得した所属グループ識別IDの値が初期値、つまり、「所属グループなし」を示す値、例えば“0”、になっているか否かを判定し、「所属グループなし」の場合は(YES)ステップS306へ移行し、そうでない場合は(NO)、次のステップS303へ進む。
S303. 加入者管理DB400の該ユーザの加入者レコードのグループ識別IDを「所属グループなし」を示す値、例えば“0”、に設定する。
S304. グループ管理DB200の対象グループのグループ管理レコードの所属ユーザ数、所属ユーザ数差分をそれぞれカウントダウン(1減算)する。ここで、所属ユーザ数が“0”となった場合には、グループそのものを削除する必要があるが、その前にはユーザ数が減少したことを他事業者のグループ管理サーバ20aにも通知する必要がある。このため、ここではグループの削除は行わず、図21で後述するように、他事業者へのグループ差分データ送信後にグループの削除を実施する。
S305. グループ管理サーバ20に含まれるWebアプリ部を介して、端末削除完了メッセージメッセージを端末へ表示して、処理を終了する。
S306. 本ステップへ移行するのは、該ユーザ端末が現在どこのグループにも所属していない場合であり、該端末の削除はできないため、その旨のメッセージをグループ管理サーバ20に含まれるWebアプリ部を介して端末に表示し、処理を終了する。
上記図14、15、16で示したグループ作成、端末の登録、削除の手順は、Webブラウザ機能を持つ携帯電話、特に、カメラ機能を持つ携帯電話を用いることにより、ユーザが簡単な操作で行うことができる。この操作は、呼の輻輳がない通常の通話状態のときに予め実施することができる。
端末が固定電話の場合は上記のような操作はできない場合が多い。その場合でも、予めグループ管理サーバ20にグループ管理レコードを何らかの方法で格納し更新することができれば、本発明の呼輻輳時のグループ規制制御を実施することができる。例えば、既知の別の方法を用いて、あるいは、電話やFAXなどにより人手を介してグループ管理サーバ20のグループ管理DB200へ新規グループの登録、端末の登録、削除を行ってもよい。
図17は、管理装置の動作フロー例(4)で、ユーザ端末からグループ情報表示要求がグループ管理サーバ20へ送信された際の処理フローを示している。
例えば、いずれかのグループに所属するユーザがグループ管理サーバ20のWebサイト上で、前記図13に示したメニュー画面100で「グループ情報表示」を選択すると画面140が表示され、自らが所属するグループのグループ識別ID、所属ユーザ数、通話中ユーザの有無を端末画面上で確認することができる。
S401. グループ管理サーバ20は、加入者管理DB400を検索して該ユーザ端末の加入者レコードの所属グループ識別IDを読み出す。
S402. 上記ステップS401で読み出した所属グループ識別IDが「所属グループなし」を示す値、例えば“0”、か否かを判定し、「所属グループなし」ならば(YES)、ステップS406へ移行し、そうでなければ(NO)次のステップS403へ進む。
S403. 上記ステップS401で読み出した所属グループ識別IDをキーにしてグループ管理DB200内のグループ管理レコードを検索し、該所属グループ識別IDに対応するグループ管理レコードの所属端末数、通話中端末数を取得する。
S404. 該所属グループ識別ID、および、各事業者のグループ管理サーバのWebサイトのURL情報を含むQRコードを生成する。
S405. グループ管理サーバ20のWebアプリ部を介して、上記ステップS404で生成したQRコード、グループ管理レコードの所属端末数、通話中端末数を含むグループ情報メッセージを該ユーザの端末へ送信して表示し、処理を終了する。端末への表示は、例えば、前記図13に示した画面140のように行うことができる。
上記のように、ユーザの端末へ現在グループ内で通話中の端末数が表示されるため、最大通話可能端末数を超えて他のユーザ端末が通話のための発呼を行うことを防止でき、不要な呼接続要求による通信網の負荷増大を抑制できる。
図18は、呼制御装置の動作フロー例(1)で、発信側に規制がかかっている場合の呼制御サーバ30のグループ規制制御部31の処理フローを示している。本動作フローには示していないが、グループ規制制御部31は、呼制御サーバ30内のトラヒック監視部33から通知される現在の通信網のトラヒック状態情報を基に発信側の呼接続規制を行うか否かを示す規制発動情報を保持している。また、本処理フローは、ユーザ端末からの発呼をトリガにして呼制御サーバ30により実行される。
S501. 呼制御サーバ30は、呼制御サーバ30が保持する規制発動情報を基に発信側の呼接続規制が発動されているか否かを判定し、発信規制がされている場合は(YES)次のステップS502へ進み、発信規制がされていない場合は(NO)図19のステップ512へ移行する。
S502. 加入者管理DB400を検索して発信したユーザ端末の加入者レコードの所属グループ識別IDを読み出す。
S503. 上記ステップS502で読み出した所属グループ識別IDの値を判定し、所属グループがある場合は(YES)次のステップS504へ進み、所属グループがない場合は(NO)ステップS508へ移行して通常と同様の規制率を用いて規制の判定を行う。所属グループがあるか否かの判定は、例えば、所属グループ識別IDの値が“0”でないときは所属グループがあり、“0”のときは所属グループがないと判定することができる。
S504. 所属グループ識別IDをキーとしてグループ管理DB200を検索し、該所属グループ識別IDに対応するグループ管理レコードの所属端末数、通話中端末数を取得する。
S505. 呼制御サーバ30の局データ300に含まれているグループ規制緩和情報320と上記ステップS504で取得した所属端末数を基に、グループ規制緩和率、最大通話可能端末数、最大通話可能時間を求める。
S506. 上記ステップS504で取得した通話中端末数が上記ステップS505で取得した最大通話可能端末数以下か否か、つまり、
(通話中端末数) =< (最大通話可能端末数)
か否かを判定し、通話中端末数が最大通話可能端末数以下の場合は(YES)次のステップS507へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS510へ移行する。
S507. 上記ステップS505で求めた規制緩和率と、局データ300に含まれている通常の規制率310を基に、該グループのグループ規制率を次のようにして求める。
(グループ規制率)=(通常の規制率)* [100−(グループ規制緩和率)]/100
S508. 該ユーザ端末の通話の可否を判定する。
ここで、上記ステップS507から本ステップへ移行してきた場合は上記ステップS507で求めたグループ規制率を基に、また、上記ステップS503から本ステップへ移行してきた場合は通常の規制率を基に、通話の可否を判定する。
S509. 上記S508の判定結果が通話可の場合は(YES)ステップS512へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS511へ移行する。
S510. 同一グループ内に通話中ユーザがいるため通話できない旨のガイダンスを流し、処理を終了する。
S511. しばらく待って掛け直すべき旨のガイダンスを流し処理を終了する。この処理は既存の規制制御処理と同様である。
図19は、呼制御装置の動作フロー例(2)で、着信側に規制がかかっている場合のグループ規制制御部31の処理フローを示している。本動作フローには示していないが、グループ規制制御部31は、呼制御サーバ30内のトラヒック監視部33から通知される現在の通信網のトラヒック状態情報を基に着信側の呼接続規制を行うか否かを示す規制発動情報を保持している。また、本処理フローは、前記図18の本発明の呼制御サーバの動作フロー例(1)に引き続いて実行される。
S512.呼制御サーバ30は、呼制御サーバ30が保持する規制発動情報を基に着信側の呼接続規制が発動されているか否かを判定し、着信規制がされている場合は(YES)次のステップS513へ進み、着信規制がされていない場合は(NO)図20のステップ523へ移行する。
S513. 加入者管理DB400を検索して着信するユーザ端末の加入者レコードの所属グループ識別IDを読み出す。
S514. 上記ステップS513で読み出した所属グループ識別IDの値を判定し、所属グループがある場合は(YES)次のステップS515へ進み、所属グループがない場合は(NO)ステップS519へ移行して通常の規制率を用いて通話の可否の判定を行う。
S515. 所属グループ識別IDをキーとしてグループ管理DB200を検索し、該所属グループ識別IDに対応するグループ管理レコードの所属端末数、通話中端末数を取得する。
S516. 呼制御サーバ30の局データ300に含まれているグループ規制緩和情報320と上記ステップS515で取得した所属端末数を基に、グループ規制緩和率、最大通話可能端末数、最大通話可能時間を求める。
S517. 上記ステップS515で取得した通話中端末数が上記ステップS516で求めた最大通話可能端末数以下か否か、つまり、
(通話中端末数) =< (最大通話可能端末数)
か否かを判定し、通話中端末数が最大通話可能端末数以下の場合は(YES)次のステップS518へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS521へ移行する。
S518. 上記ステップS516で求めたグループ規制緩和率と、局データ300に含まれている通常の規制率310を基に、該グループのグループ規制率を次のようにして求める。
(グループ規制率)=(通常の規制率)* [100−(グループ規制緩和率)]/100
S519. 該ユーザ端末の通話の可否を判定する。
ここで、上記ステップS518から本ステップへ移行した場合は上記ステップS518で求めたグループ規制率を基に、また、上記ステップS514から本ステップへ移行した場合は通常の規制率を基に、通話の可否を判定する。
S520. 上記S519の判定結果が通話可の場合は(YES)図20のステップS523へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS522へ移行する。
S521. 同一グループ内に通話中ユーザがいるため通話できない旨のガイダンスを流し、処理を終了する。
S522. しばらく待って掛け直すべき旨のガイダンスを流し処理終了する。この処理は既存の規制制御処理と同様である。
図20は、呼制御装置の動作フロー例(3)で、呼接続、通話、呼切断の処理フローを示している。また、本処理フローは、前記図19の呼制御装置の動作フロー例(2)に引き続いて実行される。
S523. 呼制御サーバ30は、発信側の規制緩和を行ったか否かを判定し、規制緩和を行った場合は(YES)次のステップS524へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS525へ移行する。
S524. グループ管理DB200を検索し、発信ユーザの所属するグループのグループ管理レコードの通話中端末数、通話中端末数差分をそれぞれカウントアップ(1加算)する。
S525. 着信側の規制緩和を行った否かを判定し、規制緩和を行った場合は(YES)次のステップS526へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS527へ移行する。
S526. グループ管理DB200を検索し、着信ユーザの端末が所属するグループのグループ管理レコードの通話中端末数、通話中端末数差分をそれぞれカウントアップ(1加算)する。
S527. 呼接続処理を実行する。但し、最大で通話可能な時間は局データ300のグループ規制緩和情報320に設定されている発信者グループ規模分類による最大通話可能時間、着信者グループ規模分類による最大通話可能時間のいずれか短い時間とする。
S528. 通話処理を行う。ただし、通話時間がグループ規制緩和情報320に設定されている最大通話可能時間を越えた場合は強制的に切断する。発信側規制緩和、着信側規制緩和の両方を行った場合は、通話可能時間は短い方を適用する。
S529. 呼切断処理を行う。
S530. 発信側の規制緩和を行った否かを判定し、規制緩和を行った場合は(YES)次のステップS531へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS532へ移行する。
S531. グループ管理DB200を検索し、発信ユーザの端末が所属するグループのグループ管理レコードの通話中端末数、通話中端末数差分をそれぞれカウントダウン(1減算)する。
S532. 着信側の規制緩和を行ったか否かを判定し、規制緩和を行った場合は(YES)次のステップS533へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS534へ移行る。
S533. グループ管理DB200を検索し、着信ユーザ端末の所属するグループのグループ管理レコードの通話中端末数、通話中端末数差分をそれぞれカウントダウン(1減算)する。
S534. 時間切れによる強制切断が行われたか否かを判定し、強制切断が行われた場合は(YES)次のステップへ進み、そうでない場合は(NO)処理を終了する。
S535. 時間切れにより切断した旨のガイダンスを発信者、着信者双方に流し、処理を終了する。
上記、図18、19、20に示したグループ規制制御により、グループ規制緩和情報320に予め設定されたグループ規模分類別の規制制御情報に基づいて、各グループの代表者となるユーザの端末は各グループの規模に応じて規制緩和された状態で通話が可能となり、災害発生時などの呼輻輳状態のときでもグループ内での連絡ができるようになる。
図21は、管理装置の他事業者サーバ連携部の動作フロー例(1)で、事業者間で連携するためにグループ管理DB200の差分データを送信する際の処理フローを示している。本処理フローは、所定の一定周期で起動される。
S601. 自装置のグループ管理DB200から更新有無フラグが“ON”となっているグループ管理レコードを全て取得する。
S602. 上記ステップS601で取得したグループ管理レコードを、連携している全ての他事業者のグループ管理サーバに差分データとして送信する。
S603. 自装置のグループ管理DB200内の全てのグループ管理レコードについて、その更新有無フラグを“OFF”に、所属端末数差分を“0”に、通話中端末数差分を“0”に設定する。
S604. 自装置のグループ管理DB200から所属端末数が“0”になっているグループ管理レコードを検索し、それを削除して処理を終了する。
図22は、管理装置の他事業者サーバ連携部の動作フロー例(2)で、事業者間で連携するためにグループ管理DB200の差分データを受信する際の処理フローを示している。本処理フローは、他事業者のグループ管理サーバから差分データを受信した都度実行される。
S701. 他事業者のグループ管理サーバから差分データを受信する。
S702. 自装置のグループ管理DB200から、受信した差分データに含まれるグループ管理レコードのグループ識別IDと一致するグループ識別IDのグループ管理レコードを検索する。
S703. 上記ステップS702でグループ識別IDが一致するグループ管理レコードが存在する場合は(YES)、次のステップS704へ進み、そうでない場合は(NO)ステップS708へ移行する。
S704. 本ステップへ移行するのは、グループが既に存在して、他事業者において同じグループに対して所属端末数、通話中端末数の増減があった場合なので、受信した差分データに含まれているグループ管理レコードの通話中端末数差分を自装置のグループ管理DB200内の対応する(グループ識別IDが同じ)グループ管理レコードの通話中端末数に反映する。つまり、自装置のグループ管理DB200内の対応するグループ管理レコードの通話中端末数を、受信した通話中端末数差分が示す値だけ増減させる。
S705. 受信した差分データに含まれているグループ管理レコードの所属端末数差分を自装置のグループ管理DB200内の対応する(グループ識別IDが同じ)グループ管理レコードの所属端末数に反映する。つまり、グループ管理DB200内の対応するグループ管理レコードの所属端末数を受信した所属端末数差分が示す値だけ増減させる。
S706. 上記ステップS705の処理により、グループ管理DB200内の対応する(グループ識別IDが同じ)グループ管理レコードの所属端末数が“0”になったか否かを判定し、“0”になった場合は(YES)次のステップS707へ進み、そうでない場合は(NO)処理を終了する。
S707. グループ管理DB200からその所属端末数が“0”になったグループ管理レコードを削除し、処理を終了する。
S708. 本ステップへ移行するのは、他事業者のユーザ端末がグループを新規に作成した場合であり、受信した差分データに含まれているグループ管理レコードのグループ識別ID,位置情報、所属端末数、通話中端末数を、新規のグループ管理レコードに設定して自装置のグループ管理DB200に追加登録し、処理を終了する。このとき、該グループ管理レコード内その他のフィールドには初期値を設定しておく。
上記図21.22に示したように、異なる事業者のグループ管理サーバ間で定期的にグループ管理レコードの差分データを受け渡すことにより、各事業者は共通のグループ管理DBを保持することができ、事業者間に跨ったグループ規制制御を行うことができる。事業者間の差分データの連携は定期的に行うが、グループ作成初期段階でもより早く事業者を跨ったユーザ端末の登録ができるよう、また、他事業者ユーザ端末の通話状況をできるだけ早く把握できるよう、1分間隔程度での実施が望ましい。
なお、前記図21のステップS604で、ある事業者Aが差分データ送信後に所属端末数が0のグループXを削除するのとほぼ同時刻に、他事業者Bのユーザ端末が同グループXに追加されている可能性がある。この場合も上記図21、22の事業者間の連携手段を用いれば、事業者Bの差分データを事業者Aが受信した際に、グループ新規追加としてグループXは復活することになるため、問題は生じない。
図23は、ユーザ端末の移動に伴う位置登録時の動作フロー例(1)で、ユーザの移動に伴う端末の位置登録時に、該ユーザ端末をグループから削除する場合の呼制御サーバの処理フロー例を示している。
S801. ユーザの端末の移動に伴い、呼制御サーバ30は該ユーザ端末の位置登録処理を行う。本処理は、ユーザ端末の移動時や電源ON時に行われる従来の位置登録機能の一つとして実現できる。
S802. 呼制御サーバ30はHLR40の加入者管理DB400を検索して、位置登録を行ったユーザ端末の加入者レコードの所属グループ識別IDを読み出す。
S803. 上記ステップS802で読み出した所属グループ識別IDの値を判定し、該ユーザ端末が所属しているグループがある場合は(YES)次のステップS804へ進み、そうでない場合は(NO)該ユーザ端末はいずれのグループにも属していないため何もせずに処理を終了する。この判定は、上記ステップS802で読み出した所属グループ識別IDの値がグループ識別IDとしては使用しない値、例えば“0”、に設定されているか否かで判定することができ、“0”でない場合は所属グループがあり、“0”の場合は所属グループがないと判定することができる。
S804. 位置登録を行ったユーザ端末の加入者レコードの位置情報を読み出す。
S805. グループ管理サーバ20へ、位置登録を行ったユーザ端末の加入者番号、位置情報、所属するグループ識別IDを含む位置登録情報を通知して、処理を終了する。ここで通知された位置登録情報を基に、グループ管理サーバ20は該ユーザ端末の削除処理を行う。
図24は、ユーザ端末の移動に伴う位置登録時の動作フロー例(2)で、ユーザの移動に伴う端末の位置登録時に該ユーザ端末をグループから削除する場合のグループ管理サーバ20の処理フロー例を示している。本処理フローは、前記図23のステップS805により呼制御サーバ30から位置登録情報がグループ管理サーバ20へ送信された時に実行される。
S901. グループ管理サーバ20は、前記図23のステップS805によりグループ管理サーバ20へ通知された位置登録情報を受信する。位置登録情報には移動したユーザ端末の加入者番号、位置情報、所属グループ識別IDが含まれている。
S902. 受信した位置登録情報に含まれる所属グループ識別IDをキーとしてグループ管理DB200を検索し、該当グループのグループ管理レコードの位置情報を取得する。この位置情報は該当グループの登録時の位置情報である。
S903. 上記ステップS902で取得した該当グループの位置情報と、移動に伴い位置登録を行ったユーザ端末の現在の位置情報とを比較し、その差分値が所定の値以下か否かを判定する。
S904. 上記ステップS903で差分値が所定の値以下の場合は該ユーザ端末は該当グループと同一地域にいると判断して(YES)処理を終了し、そうでない場合は(NO)該ユーザ端末は該グループの地域外にあると判断して次のステップS905へ進む。
S905. HLR40の加入者管理DB400内にある該ユーザ端末の加入者レコードの所属グループ識別IDを、「所属グループなし」を意味する値、例えば“0”、に設定する。
S906. グループ管理DB200内の該当グループのグループ管理レコードの所属端末数、所属端末数差分をカウントダウン(1減算)する。
S907. グループ管理サーバ20のメール送信部25を介して、該ユーザの端末に対し、「グループ登録地から離れたためグループから削除された」旨をメールで通知し、処理を終了する。メールで通知するのは、前記図16に示したユーザの意思によるグループからの削除とは異なり、該ユーザ端末はグループ管理サーバ20のWebサイトにアクセスしている状態ではないため、Webアプリ機能により端末画面にユーザ削除を示すメッセージを表示できないためである。
以上詳述した本発明の実施形態の図面では、携帯電話網の代表的な例として表記しているが、本発明の本質はこれに限定されることはなく、例えば、固定電話網についても適用することができる。

Claims (10)

  1. グループ化された端末からの呼接続要求を制御する呼制御装置が、端末が属する各グループに対して、グループの規模別に、最大通話可能端末数、および、呼輻輳時の所定の通常の規制率に対する規制緩和の度合いを示す規制緩和率を割り当て、
    グループ化されていない端末からの呼接続要求に対しては、前記所定の通常の規制率で規制し、
    前記グループに属する端末からの記最大通話可能端末数の範囲内の呼接続要求に対しては、前記所定の通常の規制率及び前記グループに対応する規制緩和率に基づいて算定した、呼接続要求数に対する呼接続を許可しない数の割合を示すグループ規制率を基に規制する
    ことを特徴とする規制制御方法。
  2. 請求項1に記載の規制制御方法において、
    呼接続要求数に対する呼接続を許可しない数の割合を示す前記規制率を百分率で表示して、前記グループ規制率をA%、前記所定の通常の規制率をB%、前記規制緩和率をC%とした場合、
    前記呼制御装置は前記グループ規制率Aの算定を、
    A=B*(100−C)/100
    により行う
    ことを特徴とする規制制御方法。
  3. 請求項1に記載の規制制御方法において、
    端末からの要求に基づいて前記端末グループの登録を行なう管理装置は、
    グループ化されていない第1の端末からのグループ化の要求に対して新しいグループを識別するためのグループ識別IDを生成し、
    前記生成されたグループ識別IDを基に前記第1の端末を含むグループを作成して登録し、
    前記生成されたグループ識別IDを前記第1の端末に送信し、
    グループ化されていない第2の端末を前記作成されたグループに追加する際は、前記第1の端末に表示された前記グループ識別IDを基に前記グループに対する端末追加要求を行い、
    前記端末追加要求に含まれている前記グループ識別IDを基に前記第2の端末を前記グループの端末として登録する
    ことを特徴とする規制制御方法。
  4. 請求項に記載の規制制御方法において、
    前記管理装置は、
    前記端末のグループ化により登録されるグループに位置情報を対応付け、
    前記端末の前記グループへの登録は、前記端末の位置情報と、前記端末が属するグループに対応付けられた位置情報とを基に、前記端末が前記グループと同一地域に存在するか否かを判定し、同一地域に存在すると判定した場合に、前記端末を前記グループへ登録する
    ことを特徴とする規制制御方法。
  5. 請求項4に記載の規制制御方法において、
    前記管理装置は、
    前記グループ化された端末の移動時に、前記端末の位置情報と前記端末が属するグループに対応付けられた位置情報とを基に、前記端末が前記グループと同一地域に存在するか否かを判定し、同一地域に存在しないと判定した場合は、前記移動した端末を前記グループから削除する
    ことを特徴とする規制制御方法。
  6. 呼接続を行う端末を前記端末の要求に応じてグループ化する管理装置と、
    端末をグループ分けし、グループの規模別に、最大通話可能端末数、および、呼輻輳時の所定の通常の規制率に対する規制緩和の度合いを示す規制緩和率を割り当て、グループ化されていない端末からの呼接続要求に対しては、前記所定の通常の規制率で規制し、前記グループに属する端末からの前記最大通話可能端末数の範囲内の呼接続要求に対しては、前記所定の通常の規制率及び前記グループに対応する規制緩和率に基づいて算定した、呼接続要求数に対する呼接続を許可しない数の割合を示すグループ規制率を基に規制を行う呼制御装置と、
    前記端末が属するグループを示す所属グループ識別IDを前記端末に対応付けて保持する加入者管理DBを備える、
    ことを特徴とする規制制御システム。
  7. 請求項6に記載の規制制御システムにおいて、
    前記管理装置、および、前記呼制御装置を通信網の運用管理を行う事業者毎に設け、
    前記管理装置はグループ化された端末のグループの構成情報を前記グループ毎にグループ管理レコードとして保持し、
    前記各事業者の管理装置は、前記管理装置に保持されている前記グループ管理レコードを所定の一定周期で互いに受け渡して更新することにより、互いに同じ内容の前記グループ管理レコードを保持し、
    前記各事業者の呼制御装置は、グループ化された端末からの複数事業者の通信網に跨る呼接続要求に対して前記グループ規制率に基づいて呼接続の規制を行う
    ことを特徴とする規制制御システム。
  8. 請求項6に記載の規制制御システムにおいて、
    前記管理装置は、発呼を行う端末をグループ化して管理するためのグループ管理情報を保持するグループ管理DBと、前記端末からの要求に応じて前記グループ管理レコードを登録更新して管理するグループ管理部と、前記グループ管理情報を呼接続の制御を行う呼制御装置へ送受信するグループ管理DBアクセス部とを備え、
    前記グループ管理DBは前記グループ化された各グループ毎に、前記グループに所属している端末数を示す所属端末数と、前記グループ内で現在通話中の端末数を示す通話中端末数を保持し、
    前記グループ管理DBアクセス部は前記グループ管理DBに保持されている前記所属端末数と前記通話中端末数を前記呼制御装置へ送信する、
    ことを特徴とする規制制御システム。
  9. 請求項8に記載の規制制御システムにおいて、
    グループを新たに作成する際に、グループ作成要求情報をグループを管理する管理装置へ送信する手段と、前記管理装置から作成されたグループのグループ識別情報を受信して表示する手段と、端末をグループに追加する際に、該グループのグループ識別情報を含む端末追加要求情報を前記管理装置に送信する手段とを具備した端末をさらに備える
    ことを特徴とする規制制御システム。
  10. グループ化された端末が属するグループの規模別に、最大通話可能端末数、および、呼輻輳時の所定の通常の規制率に対する規制緩和の度合いを示す規制緩和率を割り当て、グループ化されていない端末からの呼接続要求に対しては、前記所定の通常の規制率で規制し、前記グループに属する端末からの前記最大通話可能端末数の範囲内の呼接続要求に対しては、前記所定の通常の規制率及び前記グループに対応する規制緩和率に基づいて算定した、呼接続要求数に対する呼接続を許可しない数の割合を示すグループ規制率を基に規制するグループ規制制御部を備える
    ことを特徴とする呼制御装置。
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