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JP4827660B2 - 表示錠およびそれを取り付けた扉 - Google Patents
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Description

本発明は、開き戸や引き戸などの扉に取り付けられ、扉が施錠状態または開錠状態であることを表示する機能を有する表示錠およびそれを取り付けた扉に関するものである。
従来、住宅のトイレや浴室などの室内と廊下などの室外との間に用いられる開き戸や引き戸、吊戸などの扉において、扉の施錠状態または開錠状態を室外から認識できるように表示錠が設置されている。具体的には、施錠状態では赤色、開錠状態では青色など異なった色の表示部が室外側に設けられた表示窓を通して表示されていた。
しかしながら、従来の表示錠において、夜間など薄暗い状況で、表示部の色を視認することは難しく、扉の施錠状態または開錠状態を認識することが困難であった。とりわけ、高齢者や弱視者などにとっては非常に困難なものであった。
そこで、これを解決する手段として、例えば、特許文献1のように、表示部に蓄光性夜光塗料を用いた表示錠や、特許文献2のように、透光性(光が内部を通り抜ける性質)を有する材料で表示部を形成し、表示部を透過した光を表示窓に向けて反射する反射体を設けた表示錠や、透光性を有する材料で表示部を形成し、表示部を透過した光を蓄光して発光する発光体を設けた表示錠が知られている
特開平10−82219号 特開2006−188883号
いずれの方法も、表示部の視認性を向上させることはできるものの、表示部に蓄光性夜光塗料を用いた表示錠や、透光性を有する材料で表示部を形成し、表示部を透過した光を蓄光して発光する発光体を設けた表示錠は、十分な識別性を得るには輝度が高い蛍光体を選定し用いる必要があった。また、透光性を有する材料で表示部を形成し、表示部を透過した光を表示窓に向けて反射する反射体を設けた表示錠は、室外側の光を反射させて表示部を照らす明るさを得ているため、例えば、トイレなどの室内を使用中で、室内は明るいが、廊下などの室外が薄暗い場合などには、表示部の視認性向上の効果を十分に発揮できないという問題があった。
本発明は、上記の課題を鑑みなされたものであり、室内を使用中に扉が施錠状態または開錠状態であることを、夜間であっても室外から認識し易い表示錠を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明の表示錠は、扉が施錠状態であることを表示する施錠表示部と、開錠状態であることを表示する開錠表示部が、施錠操作、または、開錠操作により切り替わって、そのいずれか一方の表示部が表示窓に表示されるように形成された表示錠において、施錠表示部、および、開錠表示部が透光性を有する材料で形成されてなるとともに、上記扉の一方の面に光導入部が設けられる一方、他方の面に上記表示窓が該表示窓の裏側で上記表示部を表示するように設けられ、上記光導入部と表示窓とは光通過部で接続されており、上記光導入部から導入された光が、光通過部を通過して、上記表示窓に表示された表示部に裏側から入射されて該表示部を透光状態に表示するように形成されてなることを特徴とする。
請求項2に係る発明の表示錠は、開錠表示部と施錠表示部が異なる色に着色された透光性を有する材料で形成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明の扉は、請求項1または請求項2に記載の表示錠を、表示窓側が扉の室外側、光導入部側が扉の室内側となるように取り付けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、扉が施錠状態であることを表示する施錠表示部と、開錠状態であることを表示する開錠表示部が、施錠操作、または、開錠操作により切り替わって、そのいずれか一方の表示部が表示窓に表示されるように形成された表示錠において、施錠表示部、および、開錠表示部が透光性を有する材料で形成されてなるとともに、扉の一方の面に光導入部が設けられる一方、他方の面に表示窓がその裏側で表示部を表示するように設けられ、光導入部と表示窓とは光通過部で接続されており、光導入部から導入された光が、光通過部を通過して、表示窓に表示された表示部に裏側から入射されて表示部を透光状態(内部を光が通り抜けている状態)に表示するように形成されているため、施錠表示部と開錠表示部のどちらが表示窓に表示されているかをはっきりと視認することができ、施錠状態または開錠状態であること認識し易い。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明において、開錠表示部と施錠表示部が異なる色に着色された透光性を有する材料で形成されているため、表示窓を通して、施錠表示部または開錠表示部のどちらが表示されているか認識し易い。
請求項3の発明によれば、請求項1または請求項2の発明の表示錠を、表示窓側が扉の室外側、光導入部側が扉の室内側となるように扉に取り付けているため、室内が使用中で扉が施錠状態にあることを、室外から表示窓を見ることで確認することができる。また、室内の照明の光を室外から確認できるため、室内の照明の消し忘れを防止することができる。
以下、本発明を実施するための実施形態を図面に基づき説明する。尚、本発明は本実施形態の記載内容に限られるものではない。
図1は、本発明の第1実施形態に係るレバーハンドルの取付座と一体化した表示錠Aを取り付けたドアの一部の室外側正面図であり、図2は室内側正面図、図3は戸先側の側面断面図である。1は建物の開口部に、吊元側を回動可能に取り付けられたドアであって、ドア1の戸先側には、ラッチボルトおよびデッドボルトを備えた錠本体(図示しない)が埋め込まれており、ハンドルレバー2の操作および表示錠Aのサムターン3の操作により、ラッチボルトおよびデッドボルトがそれぞれ戸先側から出入りするように、表示錠Aの表示窓4側を扉の室外側、光導入部5側を扉の室内側として取り付けられている。ここで室内側とは、その部屋側から施錠または開錠操作を行なうトイレや浴室などの部屋側であり、室外側とは、廊下など、該室内側と扉を挟んで反対側を指す。
表示錠Aは、サムターン3の操作に連動して、円板状の表示部6が回動可能なように、取付座7の表面に設けられた浅い凹部7aに収まって取り付けられており、施錠状態では施錠表示部6a、開錠状態では開錠表示部6bが、カバー部材8に設けられた表示窓4を通して表示されるようになっている。
また、サムターン3の上部には、凸レンズ状の光導入部5が備えてあり、光導入部5より導入された室内側の光が、光導入部5の裏面側から、表示窓4を通して表示される表示部6の裏面側まで斜めに設けられた筒状の光通過部9内を通過し、表示窓4に表示された施錠表示部6a、または、開錠表示部6bを透光状態とするように構成されている。
これにより、光導入部5から導入された室内側の光が施錠表示部6a、または、開錠表示部6bを透光状態とするため、表示部6の色をはっきりと視認することができ、高齢者や弱視者などでも、施錠状態または開錠状態であることを認識し易い。
光導入部5は、凸レンズ状のものの他、平板状のものなどを用いることもできるが、集光し易い凸レンズ状のものを用いることが好ましい。多く集光することで、表示部の視認性を向上させることができる。光導入部5の材料には、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの樹脂や、ガラスなどの光透過性を有する材料を用いることができる。
光通過部9は、金属製や、内面が金属塗料の塗布、金属蒸着などにより鏡面状に仕上げられた筒状体、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの樹脂製の棒状体、光ファイバーケーブルなどを用いることができるが、光を効率よく通過させることを考慮すると、内面が鏡面状に仕上げられた筒状体や光ファイバーなどを用いることが好ましい。
表示部6は、透光性を有する材料であれば特に限定されず、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの樹脂や、ガラスなどを用いることができ、例えば、施錠表示部6aは赤色、開錠表示部6bは青色などに着色したものを組み合わせて形成される。また、室内使用中のプライバシー保護を考慮すると、サンドブラスト加工やフロスト加工などの方法により光が拡散するように表面加工を施しておくことが好ましい。
また、本実施形態では、サムターン3が光導入部5から光が導入される際の邪魔とならないように、光通過部9を光導入部5の裏面から表示部6の裏面側まで斜めに設けているが、サムターン3のサイズを小さくすることにより、まっすぐに設けるようにしてもよい。
図4に、第2実施形態の表示錠Bを取り付けたドア10の戸先側の側面断面図を示す。ドア10の戸先側には、デッドボルトを備えた錠本体(図示しない)が埋め込まれており、表示錠Bのサムターン11の操作により、デッドボルトが戸先側から出入りするように、表示錠Bの表示窓12側を扉の室外側、サムターン11側を扉の室内側として取り付けられている。
表示錠Bは、サムターン11の操作に連動して、第1実施形態と同様の円板状の表示部13が回動可能なように、台座14の表面に設けられた浅い凹部14aに収まって取り付けられており、施錠状態では施錠表示部13a、開錠状態では開錠表示部13bが、カバー部材15に設けられた表示窓12を通して表示されるようになっている。
サムターン11、および、台座14の透光部14b、14cはアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂などの透光性を有する材料で形成されており、サムターン11より導入された室内側の光は、透光部14b内、透光部14bの裏面側と透光部14cの裏面側の間に設けた筒状の光通過部16内、透光部14c内、表示部13内を順次、透過または通過するように構成されている。
図5は、本発明の第3実施形態に係る引手と一体化した表示錠Cを取り付けた引戸の一部の室外側正面図であり、図6は室内側正面図、図7は戸先側の側面断面図である。17は建物の開口部の上枠などの上部、あるいは、床面上などの下部に取り付けられたレールをガイドとしてスライドする引戸であって、引戸17の戸先側には、カマを備えた錠本体(図示しない)が埋め込まれており、表示錠Cのつまみ18の操作により、カマが戸先側から出入りするように、表示錠Cの表示窓19側を扉の室外側、光導入部20側を扉の室内側として取り付けられている。
表示錠Cは、つまみ18を上下に操作することにより、表示部21が連動して上下に動くように連結されて構成されている。施錠状態では施錠表示部21a、開錠状態では開錠表示部21bが引手本体部22に設けられた表示窓19を通して表示されるようになっている。
つまみ18の上部には、凸レンズ状の光導入部20が備えてあり、光導入部20より導入された室内側の光が、光導入部20に接続された筒状の光通過部23内を通過し、表示窓19に表示された施錠表示部21a、または、開錠表示部21bを透光状態に表示するように構成されている。
以上のように、本発明の表示錠およびそれを取り付けた扉は、室内を使用中に扉が施錠状態または開錠状態であることを室外から認識し易く、また、室内の照明の消し忘れを防止することができるため、一般住宅は勿論、高齢者が多く生活するグループホーム等で特に有用である。
表示錠Aを取り付けたドアの一部の室外側正面図。 表示錠Aを取り付けたドアの一部の室内側正面図。 表示錠Aを取り付けたドアの一部の戸先側の側面断面図。 表示錠Bを取り付けたドアの一部の戸先側の側面断面図。 表示錠Cを取り付けた引戸の一部の室外側正面図。 表示錠Cを取り付けた引戸の一部の室内側正面図。 表示錠Cを取り付けた引戸の一部の戸先側の側面断面図。
A 、B 、C 表示錠
1 、10 ドア
2 ハンドルレバー
3 、11 サムターン
4 、12 、19 表示窓
5 、20 光導入部
6 、13 、21 表示部
6a 、13a 、21a 施錠表示部
6b 、13b 、21b 開錠表示部
7 取付座
7a 、14a 凹部
8 、15 カバー部材
9 、16 、23 光通過部
14 台座
14b 、14c 透光部
17 引戸
18 つまみ
22 引手本体部

Claims (3)

  1. 扉が施錠状態であることを表示する施錠表示部と、開錠状態であることを表示する開錠表示部が、施錠操作、または、開錠操作により切り替わって、そのいずれか一方の表示部が表示窓に表示されるように形成された表示錠において、
    施錠表示部、および、開錠表示部が透光性を有する材料で形成されてなるとともに、
    上記扉の一方の面に光導入部が設けられる一方、他方の面に上記表示窓が該表示窓の裏側で上記表示部を表示するように設けられ、
    上記光導入部と表示窓とは光通過部で接続されており、
    上記光導入部から導入された光が、光通過部を通過して、上記表示窓に表示された表示部に裏側から入射されて該表示部を透光状態に表示するように形成されてなることを特徴とする表示錠。
  2. 開錠表示部と施錠表示部が異なる色に着色された透光性を有する材料で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の表示錠。
  3. 請求項1または請求項2に記載の表示錠を、表示窓側が扉の室外側、光導入部側が扉の室内側となるように取り付けたことを特徴とする扉。
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