JP4827767B2 - Cleaning device - Google Patents
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Description
本発明は、乳牛の乳頭などの突起状の被洗浄物を洗浄する際に用いて好適な洗浄ユニット及び本体ユニットを備える洗浄装置に関する。 The present invention relates to a cleaning device including a cleaning unit and a main body unit suitable for cleaning a protruding object to be cleaned such as a teat of a cow.
一般に、搾乳を行う乳牛の乳頭には、汚れや雑菌が付着しているため、牛乳の衛生的生産や乳質低下防止の観点或いは牛体の乳房炎等を防止する観点から、搾乳前に、乳頭に対する所定の清拭作業(洗浄作業)を行っている。しかし、このような清拭作業は、通常、大掛かりな洗浄装置を必要とするため、従来、携帯式に構成することにより小型コンパクト化及び使い勝手を高めた洗浄装置も特許文献1で知られている。
In general, since nipples of milking cows are contaminated with dirt and germs, from the viewpoint of hygienic production of milk, prevention of milk quality deterioration or prevention of mastitis of cows, etc. A predetermined wiping operation (cleaning operation) is performed. However, since such a wiping operation usually requires a large-scale cleaning device, a cleaning device that is conventionally compact and compact and has improved usability is also known from
同文献1で開示される突起状物の洗浄装置は、突起状物を内部に収納して、該突起状物の外周部を洗浄する洗浄装置であって、円筒状の外カバーと、突起状物洗浄用のブラシ及び長手方向に延びる溝部を壁部に備え、外カバー内に回動自在に収納される第1洗浄部材と、この第1洗浄部材を両方向へ回転する回動手段と、溝部に係合して長手方向へ移動自在であり、壁部にブラシを備えて突起状物の先端側の洗浄を行う第2洗浄部材とを備え、突起状物の先端部が当接する第2洗浄部材の上面に、先端部の形状に対応して変化し、当該先端部に摺接しながら洗浄を行う弾性を備えた先端部洗浄材を配置したものである。
しかし、上述した特許文献1で開示される従来の洗浄装置(突起状物の洗浄装置)は、次のような解決すべき課題が存在した。
However, the conventional cleaning device (projection cleaning device) disclosed in
第一に、乳頭における起伏のある先端部の洗浄が不十分になりやすい。このため、牛乳の衛生的生産や乳質低下防止或いは牛体の乳房炎等の防止を十分に図れないとともに、汚れが残存しやすいことから洗浄後の確認作業や手作業による追加洗浄などが必要になり、作業性の低下や作業能率の低下を招く。 First, the undulating tip of the teat tends to be insufficiently cleaned. For this reason, hygienic production of milk, prevention of deterioration of milk quality or prevention of mastitis of the bovine body cannot be sufficiently achieved, and dirt is likely to remain, so it is necessary to perform confirmation work after washing or additional washing by hand. Therefore, workability and work efficiency are lowered.
第二に、乳頭にゴミ(稲藁,おがこ,籾殻,糞等)が付着していた場合、洗浄ブラシにそのゴミが付着しやすい。このため、洗浄能力の低下を来しやすいとともに、洗浄ブラシに付着したゴミの頻繁な除去作業を強いられる。 Secondly, when dust (rice straw, sawdust, rice husk, feces, etc.) adheres to the nipple, the dust tends to adhere to the cleaning brush. For this reason, the cleaning ability is likely to be lowered, and it is forced to frequently remove dust adhering to the cleaning brush.
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した洗浄装置の提供を目的とするものである。 An object of the present invention is to provide a cleaning apparatus that solves the problems existing in the background art.
本発明は、上述した課題を解決するため、突起状の被洗浄物Mを挿入口2iから内部に挿入可能なハウジング部2,このハウジング部2に挿入した被洗浄物Mを洗浄するブラシ機構部3,このブラシ機構部3を回転させる回転駆動部4及びハウジング部2の内部に洗浄液Lを噴射する噴射部5を備える洗浄ユニットU1と、少なくとも、洗浄ユニットU1に対して洗浄液Lを供給する洗浄液供給手段6及び電力を供給する電力供給手段7を備える本体ユニットU2からなる洗浄装置1を構成するに際して、ブラシ機構部3に、弾性体素材により形成し、被洗浄物Mの先端部Msにおける先端面Mssに当接する先端面洗浄ブラシ11と、この先端面洗浄ブラシ11を中心にして放射方向に延出し、かつ少なくとも先端面Mssから周面部Mfに至る境曲面Msrに当接する境曲面洗浄ブラシ3bx,3by,3bzとを有するブラシ成形体12を備え、先端面洗浄ブラシ11を、先端のエッジ部10e…を被洗浄物Mにおける先端面Mssに当接させて当該先端面Mssの汚れを掻き取る複数の突起部10…を所定の密度で配して形成するとともに、境曲面洗浄ブラシ3bx…を、一又は二以上のシート片部13…に多数の切込部14…を設け、かつシート片部13…の下部13d…の突出長と中間部13m…の突出長を同じに形成し又は少なくとも一つのシート片部13…の下部13d…の突出長を中間部13m…の突出長よりも長く形成してなることを特徴とする。
In order to solve the above-described problems, the present invention provides a
この場合、発明の好適な態様により、複数の突起部10…は、円柱形に形成することができる。
In this case, according to a preferred aspect of the invention, the plurality of
このような構成を有する本発明に係る洗浄装置1によれば、次のような顕著な効果を奏する。
According to the
(1) ブラシ機構部3に、弾性素材により形成し、先端のエッジ部10e…を被洗浄物Mにおける少なくとも先端面Mssに当接させて当該先端面Mssの汚れを掻き取る複数の突起部10…を所定の密度で配した先端面洗浄ブラシ11を備えるため、突起状の被洗浄物Mにおける起伏のある先端部Msであっても有効かつ十分な洗浄を行うことができる。したがって、被洗浄物Mとして乳頭Mmを適用した場合には、牛乳の衛生的生産の確保及び乳質低下防止や乳房炎等の防止に貢献できるとともに、汚れの残存を解消できるため、洗浄後の確認作業や手作業による追加洗浄などが不要或いは軽減され、作業性の向上及び作業能率の向上を図ることができる。
(1) A plurality of
(2) 被洗浄物Mにゴミ(稲藁,おがこ,籾殻,糞等)が付着している場合であっても、ブラシ機構部3におけるブラシに対してゴミが付着しにくい。したがって、洗浄能力の低下やブラシに付着したゴミの頻繁な除去作業を排除し又は軽減することができるとともに、より少ない量の洗浄液Lにより効率良く清拭できる。
(2) Even if dust (rice straw, sawdust, rice husk, feces, etc.) is attached to the object to be cleaned M, it is difficult for dust to adhere to the brush in the
(3) 被洗浄物Mの先端部Msにおける先端面Mssに当接する先端面洗浄ブラシ11と、この先端面洗浄ブラシ11を中心にして放射方向に延出し、かつ少なくとも先端面Mssから周面部Mfに至る境曲面Msrに当接する境曲面洗浄ブラシ3bx…とを設けたため、被洗浄物Mにおける先端部Msに対する洗浄性能をより高めることができ、効率的で良好な洗浄を行うことができる。
(3) A tip
(4) 先端面洗浄ブラシ11と境曲面洗浄ブラシ3bx…は、弾性体素材により形成したブラシ成形体12を用いたため、単一部品により容易かつ低コストに実施できるとともに、被洗浄物Mに対する保護を図りつつ先端部Msに対する十分な洗浄を行うことができる。
(4) Since the tip
(5) 境曲面洗浄ブラシ3bx…は、一又は二以上のシート片部13…に多数の切込部14…を設けて形成したため、ゴミの付きにくい最適な境曲面洗浄ブラシ3bx…を得ることができる。
(5) Since the boundary curved surface cleaning brush 3bx is formed by providing a large number of
(6) 境曲面洗浄ブラシ3bx…を、シート片部13…の下部13d…の突出長と中間部13m…の突出長を同じに形成し、又は少なくとも一つのシート片部13…の下部13d…の突出長を中間部13m…の突出長よりも長く形成できるなど、境曲面洗浄ブラシ3bx…を被洗浄物Mにおける先端部Msの形状に容易に適合させることができる。特に、シート片部13…の下部13d…の突出長を中間部13m…の突出長よりも長く形成すれば、先端部Msにおける境曲面Msrをよりムラ無く洗浄できる。
(6) The boundary curved surface cleaning brush 3bx is formed so that the protruding length of the
(7) 好適な態様により、突起部10…を円柱形に形成すれば、掻き取り効果の高い最適な先端面洗浄ブラシ11を得れるとともに、容易に成形加工することができる。
(7) If the
次に、本発明に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。 Next, the best embodiment according to the present invention will be given and described in detail with reference to the drawings.
まず、本実施形態に係る洗浄装置1の構成について、図1〜図8を参照して具体的に説明する。
First, the configuration of the
洗浄装置1は、図2に示す洗浄ユニットU1と本体ユニットU2を備える。洗浄ユニットU1には所定長さの接続部Ucが付属し、この接続部Ucを介して本体ユニットU2に接続することができる。この洗浄装置1は手で持って牛舎内の任意の場所まで携帯することができる。
The
洗浄ユニットU1は、図3に示すように、基本的形態として、ハウジング部2,ブラシ機構部3,回転駆動部4及び噴射部5を備える。ハウジング部2は、全体を円筒形に形成し、上端開口が挿入口2iとなる。したがって、この挿入口2iを通して乳頭Mm(突起状の被洗浄物M)をハウジング部2の内部に挿入できる。また、ハウジング部2における外周面2fの上部には、リング形の噴射部形成部材21を取付ける。この場合、噴射部形成部材21の内周面には、周方向に沿ったリング状の凹溝による上下一対の液通路22u,22dを形成するとともに、各液通路22u,22dに臨むハウジング部2の外周面2fには、周方向に沿って複数の上噴射孔23u…及び複数の下噴射孔23d…を、それぞれ一定間隔おきに形成する。これにより、ハウジング部2の上部に、上噴射部5uと下噴射部5dがそれぞれ上下に離間して設けられ、上噴射部5u(上噴射孔23u…)は、後述する洗浄部材8に対してその上方に配されるとともに、下噴射部5d(下噴射孔23d…)は、洗浄部材8に対してその下方に配される。上噴射部5uと下噴射部5dは噴射部5を構成する。さらに、噴射部形成部材21には、各液通路22u,22dに洗浄液Lを供給する接続口部24u,24dを有する。
As shown in FIG. 3, the cleaning unit U <b> 1 includes a
回転駆動部4は、ケーシング26にブラシモータ(直流モータ)27を内蔵して構成し、ケーシング26の上端面からブラシモータ27のロータシャフト27sが上方に突出する。そして、ケーシング26の上端はハウジング部2の下端開口に取付ける。また、ケーシング26には排液口部28を一体形成する。この排液口部28を通してハウジング部2の内部における使用後の洗浄液Lを外部に排出できる。
The
ブラシ機構部3は、ハウジング部2に挿入した乳頭Mmの周面部Mfを洗浄する第一洗浄ブラシ部3aと乳頭Mmの先端部Msを洗浄する第二洗浄ブラシ部3bを備える。第一洗浄ブラシ部3aは、図6及び図7に示す刷毛状をなす三つの洗浄ブラシ3ax,3ay,3azを備え、各洗浄ブラシ3ax…は一端(上端)を連結リング31の下面に固定して構成する。これにより、各洗浄ブラシ3ax…は、連結リング31に沿って120〔゜〕間隔で配され、連結リング31から吊下げられるとともに、各洗浄ブラシ3ax…におけるブラシ先端は、連結リング31の中心軸に向けて配される。各洗浄ブラシ3ax…におけるブラシ材質は、乳頭Mmを傷付けることのない軟質の合成樹脂素材を利用できるとともに、各洗浄ブラシ3ax…の上下方向の寸法及びブラシ長などは、乳頭Mmの長さ(大きさ)を考慮して選定し、特に、ブラシ密度は、ゴミが付着(残存)しにくい密度を選定する。
The
第二洗浄ブラシ部3bは、図7に示すブラシ成形体12を備える。ブラシ成形体12は、ゴム等の弾性体素材、望ましくは、硬度の低いシリコンゴムによりスター状に形成し、中央に乳頭Mmの先端部Msにおける先端面Mssに当接する先端面洗浄ブラシ11と、この先端面洗浄ブラシ11を中心にして120〔゜〕間隔で放射方向三方向に延出し、先端面Mssから周面部Mfに至る境曲面Msrに当接する境曲面洗浄ブラシ3bx,3by,3bzを有する。このように、先端面洗浄ブラシ11と境曲面洗浄ブラシ3bx…を、シリコンゴム等の弾性体素材により形成したブラシ成形体12を用いることにより、単一部品により容易かつ低コストに実施できるとともに、被洗浄物Mに対する保護を図りつつ先端部Msに対する十分な洗浄を行うことができる利点がある。また、先端面洗浄ブラシ11と境曲面洗浄ブラシ3bx…を組合わせることにより、被洗浄物Mの先端部Msに対する洗浄性能をより高めることができ、効率的で良好な洗浄を行うことができる。
The second
先端面洗浄ブラシ11は、図1に示すように、多数の円柱形による突起部10…を所定の密度に配して形成する。突起部10…は、上端(先端)にエッジ部10e…が形成されるため、乳頭Mm上の汚れを掻き取ることができる。したがって、様々な形状、特に、乳頭Mmの先端面Mssのような起伏(凹部)のある形状であっても良好な洗浄を行うことができる。突起部10…を、円柱形に形成することにより、掻き取り効果の高い最適な先端面洗浄ブラシ11を得れるとともに、容易に成形加工することができる利点がある。なお、突起部10…を配する密度の選定は重要であり、当接する乳頭Mmに対する悪影響と掻き取り能力のバランスを考慮して選定する。
As shown in FIG. 1, the front end
一方、各境曲面洗浄ブラシ3bx…は、図1における(a)及び(b)に示すように、並んだ二枚のシート片部13,13に多数の切込部14…を設けて形成する。この場合、(a)は、シート片部13,13の下部13d…の突出長が中間部13m…の突出長と同じに選定したタイプを示すとともに、(b)は、一つのシート片部13の下部13dの突出長が中間部13mの突出長よりも長くなるように選定したタイプを示す。このように、シート片部13…を用いた境曲面洗浄ブラシ3bx…は、ゴミの付きにくい最適な境曲面洗浄ブラシ3bx…を得れるとともに、被洗浄物Mにおける先端部Msの形状に容易に適合させることができる利点がある。特に、シート片部13…の下部13d…の突出長を中間部13m…の突出長よりも長く形成した場合には、先端部Msにおける境曲面Msrをよりムラ無く洗浄できる。なお、各境曲面洗浄ブラシ3bx…と先端面洗浄ブラシ11間の境界部3bs…は、図1に示すように薄肉形成する。また、第二洗浄ブラシ部3bは、図7に示すベース部35を備え、このベース部35にブラシ成形体12を固定する。これにより、各境曲面洗浄ブラシ3bx…は先端面洗浄ブラシ11に対して境界部3bs…から直角に起立する。例示のブラシ成形体12は、別体に形成した境曲面洗浄ブラシ3bx…を組付けた場合を示したが、全体を一体成形してもよい。
On the other hand, as shown in FIGS. 1A and 1B, each boundary curved surface cleaning brush 3bx... Is formed by providing a large number of
さらに、ブラシ機構部3は、図6に示すように、第一洗浄ブラシ部3a及び第二洗浄ブラシ部3bを支持するカップ状をなすブラシホルダ37を備え、このブラシホルダ37の底面部下面は、回転駆動部4におけるロータシャフト27sに結合する。第一洗浄ブラシ部3aは、ブラシホルダ37に対して上から装着する。この場合、ブラシホルダ37には、上端から切込状のスリット部37s…を形成し、このスリット部37s…に第一洗浄ブラシ部3aにおける各洗浄ブラシ3ax…を嵌合させる。これにより、各洗浄ブラシ3ax…は、ブラシホルダ37の周面に固定される。第二洗浄ブラシ部3bは、ブラシホルダ37の内部に収容する。そして、ブラシ付勢手段16を構成する三つのスプリング38…により第二洗浄ブラシ部3bを上方に付勢するとともに、ブラシホルダ37に形成したガイドスリット37g…にベース部35に形成した凸部39…を係合させる。これにより、ブラシホルダ37により第二洗浄ブラシ部3bが昇降自在に支持されるブラシ支持手段15が構成される。このようなブラシ機構部3の構成により、各洗浄ブラシ3ax…と各境曲面洗浄ブラシ3bx…は、図4に示すように、周方向に沿って60〔゜〕間隔で交互に配される。
Further, as shown in FIG. 6, the
このように、ブラシ機構部3を、乳頭Mmの周面部Mfを洗浄可能な第一洗浄ブラシ部3aと先端部Msを洗浄可能な第二洗浄ブラシ部3bにより構成するとともに、第二洗浄ブラシ部3bを昇降自在に支持するブラシ支持手段15と、第二洗浄ブラシ部3bを上方へ付勢するブラシ付勢手段16を設けて構成すれば、異なる長さの乳頭Mmに対応して先端部Msの洗浄を常にムラ無く良好に行うことができる利点がある。
As described above, the
さらに、ブラシホルダ37の上端に位置する連結リング31の上面には、洗浄部材8を取付ける。洗浄部材8は、図6及び図7に示すように、円盤状に形成し、中央に乳頭Mmが挿通する挿通孔8iを有する。この際、挿通孔8iは、乳頭Mmを挿入した際に、乳頭Mm間に無用な隙間が生じないようにその内径を選定する。また、洗浄部材8の上面には、洗浄部8w、具体的には、上面から上方に突出する複数のフィン状部8wf…を有する洗浄部8wを設ける。この場合、各フィン状部8wf…は放射方向に形成するとともに、周方向に沿って一定間隔おきに配する。洗浄部材8は、ゴム等の弾性体素材、望ましくはシリコンゴムにより一体成形する。使用するシリコンゴムの硬度は、前述したブラシ成形体12に用いたシリコンゴムの硬度より高いものを用いることができる。これにより、洗浄部材8は、ハウジング部2の挿入口2iに配され、ブラシ機構部3と一体に回転することにより乳頭Mmにおける根元部位Mmbを洗浄する専用の洗浄部材となる。このように、洗浄部材8をシリコンゴム等の弾性体素材により一体成形すれば、単一部品により容易かつ低コストに実施できるとともに、乳頭Mmに対する保護を図りつつ根元部位Mmbに対する十分な洗浄を行うことができる。その他、洗浄ユニットU1には、ハウジング部2を手で持った状態で操作できる運転スイッチ25(図8参照)が付設されている。なお、図1,図6及び図7において、n…は、固定用のネジ又はピンを示している。
Further, the cleaning
他方、本体ユニットU2は、図2に示すように、底面に足部41f…を設けたケーシング41を備え、このケーシング41の内部には、図8に示す洗浄液タンク42,洗浄液ポンプ43,制御部44及び洗浄液回収タンク45を内蔵する。図2中、46はケーシング41の上面に設けたグリップであり、このグリップ46を手で持って携帯することができる。また、42cは洗浄液タンク42の給液口42oに着脱するキャップを示すとともに、45gは、洗浄液回収タンク45に付設したグリップを示し、このグリップ45gを利用して本体ユニットU2から洗浄液回収タンク45を着脱できる。47は洗浄液回収タンク45に付設した吸引ファンを示す。
On the other hand, as shown in FIG. 2, the main unit U2 is provided with a
図8に、本体ユニットU2の構成をブロック系統図により示す。洗浄ユニットU1と本体ユニットU2は、接続部Ucを介して接続され、この接続部Ucには、二本の給液チューブ51u,51d、排液チューブ52及び給電線53を含む。本体ユニットU2において、洗浄液ポンプ43の吸入口は洗浄液タンク42に接続する。また、洗浄液ポンプ43の吐出口は、上噴射部バルブ54uと一方の給液チューブ51uを介して上噴射部5uの接続口部24uに接続するとともに、下噴射部バルブ54dと他方の給液チューブ51dを介して下噴射部5dの接続口部24dに接続する。これにより、洗浄ユニットU1に対して洗浄液Lを供給する洗浄液供給手段6が構成される。吸引ファン47は、洗浄液回収タンク45に付設するとともに、この洗浄液回収タンク45は、排液チューブ52を介して排液口部28に接続する。これにより、ハウジング部2の内部における使用後の洗浄液Lを回収して本体ユニットU2に貯留する洗浄液回収手段13が構成される。制御部44は、各種制御を実行するマイクロコンピュータを利用したコントローラ44cを備える。コントローラ44cはメモリ44mを備え、このメモリ44mは、少なくとも、各種データを登録するデータ登録機能及びシーケンス制御を行うための制御プログラムを格納するプログラム格納機能を備えている。さらに、コントローラ44cには、配線57を介して洗浄ユニットU1に備える運転スイッチ25を接続するとともに、電源スイッチ55及びバッテリ56を接続する。また、コントローラ44cの出力部は給電線53を介してブラシモータ27に接続する。これにより、洗浄ユニットU1に対して電力を供給する電力供給手段7が構成される。
FIG. 8 is a block diagram showing the configuration of the main unit U2. The cleaning unit U1 and the main unit U2 are connected via a connection portion Uc. The connection portion Uc includes two
次に、本実施形態に係る洗浄装置1の使用方法及び動作について、図1〜図8を参照しつつ図9〜図11に基づいて説明する。
Next, the usage method and operation | movement of the washing | cleaning
洗浄装置1を使用する際は、洗浄液タンク42に所定の洗浄液Lを収容するとともに、洗浄液回収タンク45を空にする。また、充電の終了したバッテリ56を搭載する。そして、洗浄装置1は、牛舎内における任意の洗浄場所まで持って行く。なお、第二洗浄ブラシ部3bはスプリング38…により上方に付勢されるため、未装着の洗浄ユニットU1における第二洗浄ブラシ部3bは、図3に示す最上昇位置にある。一方、洗浄は、予備洗浄と主洗浄からなる。図9に、予備洗浄及び主洗浄を行う際に利用するシーケンス制御パターンのタイミングチャートを示す。
When the
最初に予備洗浄を行う。予備洗浄は、主洗浄を行う前に各乳頭Mm…を洗浄液Lで濡らすことにより主洗浄において汚れをより落とし易くする目的で行う。まず、洗浄ユニットU1を任意の乳頭Mmに装着、即ち、挿入口2iにおける洗浄部材8の挿通孔8iを通して乳頭Mmをハウジング部2の内部へ挿入する。そして、運転スイッチ25を押してONにする。この場合、運転スイッチ25を押している間だけONになり、この運転スイッチ25のONに対応して、洗浄液ポンプ43,上噴射部バルブ54u,下噴射部バルブ54d,ブラシモータ27及び吸引ファン47がそれぞれONになる。
First, pre-cleaning is performed. The preliminary cleaning is performed for the purpose of making it easier to remove dirt in the main cleaning by wetting each teat Mm... With the cleaning liquid L before performing the main cleaning. First, the cleaning unit U1 is attached to an arbitrary teat Mm, that is, the teat Mm is inserted into the
洗浄液ポンプ43,上噴射部バルブ54u及び下噴射部バルブ54dのONにより、洗浄液タンク42内の洗浄液Lは、開放された給液チューブ51u及び51dを介して上噴射部5u及び下噴射部5dに供給される。そして、図10に示すように、洗浄液Lは、上噴射孔23u…から洗浄部材8の上方に噴射されるとともに、下噴射孔23d…から洗浄部材8の下方に噴射される。また、バッテリ56,コントローラ44c及び給電線53を介してブラシモータ27に給電が行われ、ブラシモータ27は、正転と逆転を交互に繰り返す(図10中、矢印Fpn方向)。図9中、Tsが正転(又は逆転)時間、Tiが正転と逆転間におけるブラシモータ27の僅かな停止時間をそれぞれ示す。なお、正転/逆転の各時間は、0.4〜0.8〔秒〕程度に設定できる。ブラシモータ27の回転により、第一洗浄ブラシ部3a,第二洗浄ブラシ部3b及び洗浄部材8が一体に回転し、乳頭Mmに対する予備洗浄が行われる。さらに、吸引ファン47のONにより、排液チューブ52内が吸引されるため、ハウジング部2の内部における使用後の洗浄液Lは、排液チューブ52を介して本体ユニットU2における洗浄液回収タンク45に回収(貯留)される。
When the cleaning
一方、作業者は、適当な時間を見計らって、運転スイッチ25を押すのを解除(OFF)する。図9中、Taが運転スイッチ25のON時間を示している。予備洗浄は、乳頭Mmを洗浄液Lで濡らすことを目的とするため、時間Taとしては、数〔秒〕程度の僅かな時間で足りる。なお、時間Taについては、最大時間Tamが設定されており、この最大時間Tamを越えた場合には、後述する主洗浄における制御パターンとなる。運転スイッチ25がOFFになることにより、洗浄液ポンプ43,上噴射部バルブ54u,下噴射部バルブ54d及びブラシモータ27もそれぞれOFFになる。しかし、運転スイッチ25がOFFになっても、吸引ファン47は時間Tb、例えば、数〔秒〕程度経過してOFFになる。以上により、一つの乳頭Mmの予備洗浄が終了する。同様の予備洗浄を他の三つの乳頭Mm…に対しても順次行う。
On the other hand, the operator releases (OFF) pressing of the
予備洗浄が終了したなら、次いで、主洗浄を行う。主洗浄でも基本的な操作は予備洗浄と同じであるが、作業者は、乳頭Mmの汚れ度合等を考慮して、運転スイッチ25を押す時間(ON時間)を任意に変えることができる。まず、洗浄ユニットU1を任意の乳頭Mmに装着、即ち、挿入口2iにおける洗浄部材8の挿通孔8iを通して乳頭Mmをハウジング部2の内部へ挿入する(図10参照)。そして、運転スイッチ25を押してONにする。図9中、Tdが運転スイッチ25のON時間を示している。
When the preliminary cleaning is completed, the main cleaning is then performed. Although the basic operation in the main cleaning is the same as that in the preliminary cleaning, the operator can arbitrarily change the time for pressing the operation switch 25 (ON time) in consideration of the degree of contamination of the teat Mm. First, the cleaning unit U1 is attached to an arbitrary teat Mm, that is, the teat Mm is inserted into the
この運転スイッチ25のONにより、洗浄液ポンプ43,上噴射部バルブ54u,下噴射部バルブ54d,ブラシモータ27及び吸引ファン47がそれぞれONになる。したがって、予備洗浄の場合と同様に、洗浄液タンク42内の洗浄液Lは、開放された給液チューブ51u及び51dを介して上噴射部5u及び下噴射部5dに供給される。そして、図10に示すように、洗浄液Lは、上噴射孔23u…から洗浄部材8の上方に噴射されるとともに、下噴射孔23d…から洗浄部材8の下方に噴射される。また、ブラシモータ27は、正転と逆転を交互に繰り返す(図10中、矢印Fpn方向)。ブラシモータ27の回転により、第一洗浄ブラシ部3a,第二洗浄ブラシ部3b及び洗浄部材8が一体に回転し、乳頭Mmに対する主洗浄が行われる。
When the
この場合、第一洗浄ブラシ部3aは、刷毛状の洗浄ブラシ3ax…により乳頭Mmの周面部Mfに対する洗浄を行う。また、第二洗浄ブラシ部3bは、シート片部13…を用いた境曲面洗浄ブラシ3bx…により乳頭Mmの先端部Msにおける境曲面Msr部位の洗浄を行うとともに、円柱形の突起部10…を用いた先端面洗浄ブラシ11により乳頭Mmの先端部Msにおける先端面Mss部位の洗浄を行う。この際、境曲面洗浄ブラシ3bx…は、シート片部13…を用いたため、ゴミが付着しにくい利点があるとともに、先端面洗浄ブラシ11は、円柱形の突起部10…を用いたため、上端のエッジ部10e…により乳頭Mm上の汚れを容易に掻き取ることができる。さらに、洗浄部材8の回転により、洗浄部8w(フィン状部8wf…)による乳頭Mmにおける根元部位Mmbの洗浄が行われ、この洗浄には洗浄部材8の上方に配した上噴射部5uから噴射される洗浄液Lが用いられる。この際、円盤状の洗浄部材8を用いるため、ゴミはブラシ機構部3のブラシで掻き取られる前に、その一部又は全部が洗浄部材8により除去されるとともに、洗浄液Lにより速やかに流される。即ち、根元部位Mmbの洗浄に使用された洗浄液Lは、洗浄水圧及び吸引圧により洗浄部材8の挿通孔8iと乳頭Mm間の隙間から内部に入り、乳頭Mmの周面部Mfを伝わり先端部Ms側に流される。
In this case, the first
このように、本実施形態に係る洗浄装置1では、乳頭Mmにおける根元部位Mmbに対しても有効かつ十分な洗浄を行うことができる。したがって、搾乳時のティートカップライナに対する汚れの付着が回避され、牛乳の衛生的生産の確保及び乳質低下防止や乳房炎等の防止に貢献できるとともに、汚れの残存を解消できるため、洗浄後の確認作業や手作業による追加洗浄などが不要或いは軽減され、作業性の向上及び作業能率の向上を図ることができる。また、乳頭Mmにゴミ(稲藁,おがこ,籾殻,糞等)が付着している場合であっても、ゴミはブラシ機構部3のブラシで掻き取られる前に、洗浄部材8により除去されるとともに、洗浄液Lにより速やかに流され、しかも、ブラシ機構部3におけるブラシに対してゴミが付着しにくい。したがって、洗浄能力の低下やブラシに付着したゴミの頻繁な除去作業を排除し又は軽減できるとともに、より少ない量の洗浄液Lにより効率良く清拭できる。さらに、上面に洗浄部8wを有する洗浄部材8が回転して被洗浄物Mにおける根元部位Mmbの洗浄を行うため、根元部位Mmbに対して洗浄ユニットU1を必要以上の力で押付ける必要が無く、根元部位Mmb側に対して不必要な負担をかけてしまう弊害を回避できるとともに、洗浄時間も不必要に長くなる弊害を回避できる。しかも、洗浄部材8の上方に配した上噴射部5u及び洗浄部材8の下方に配した下噴射部5dからなる噴射部5を備えるため、少ない洗浄液Lにより乳頭Mmにおける先端部Msから根元部位Mmbまで効率良く洗浄することができる。
Thus, in the
一方、吸引ファン47により、排液チューブ52内が吸引されるため、ハウジング部2の内部における使用後の洗浄液Lは、排液チューブ52を介して本体ユニットU2における洗浄液回収タンク45に回収(貯留)される。よって、使用後の汚れた洗浄液Lが外部に無用に排出される不具合を回避することができる。
On the other hand, since the inside of the
そして、作業者は、適当な時間を見計らって、運転スイッチ25を押すのを解除(OFF)する。図9中、Tdが運転スイッチ25のON時間を示している。主洗浄は正規の洗浄を行うため、時間Tdは、予備洗浄時の時間Taよりも長くする。例示の場合、時間Tdは時間Taの2倍程度である。なお、時間Tdは最大時間Tamを越えるため、最大時間Tamが経過した時点では、上噴射部バルブ54uが自動でOFFになり、上噴射部5uからの洗浄液Lの噴射が停止する。したがって、最大時間Tamが経過した以降は、乳頭Mmの根元部位Mmbに対する実質的な洗浄が終了し、洗浄部材8は回転するフィン状部8wf…により液切り及び乾燥を開始する。
Then, the operator releases (OFF) pressing of the
運転スイッチ25がOFFになることにより、ブラシモータ47の回転は、図9に示すように、正転方向にのみ回転する(図11中、矢印Fp方向)。また、洗浄液ポンプ43,下噴射部バルブ54dはそのままONを継続し、予め設定したTe時間(例えば、数〔秒〕程度)経過後に、洗浄液ポンプ43,下噴射部バルブ54d及びブラシモータ47がOFFになる。したがって、運転スイッチ25をOFFにした後、このTe時間内に、洗浄ユニットU1を乳頭Mmから離脱する。この場合、Te時間内では、回転するフィン状部8wf…により洗浄部材8は送風ファンとして機能するため、Te時間内に、洗浄ユニットU1を乳頭Mmから離脱することにより、乳頭Mmに対して迅速な液切り及び乾燥を行うことができる。特に、このようなファン機能に加え、離脱中に下噴射部5dから洗浄液Lの噴射を継続した場合であっても、乳頭Mmの周面部Mfの径が洗浄部材8の挿通孔8iより大きい部位は、挿通孔8iにより液切りが行われるとともに、乳頭Mmの周面部Mfの径が洗浄部材8の挿通孔8iより小さい部位は、挿通孔8iと周面部Mf間における隙間から空気の高速進入及びブラシ機構部3の正転方向のみの回転により迅速な液切り及び乾燥を行うことができる。図11が離脱時の状態を示している。そして、Te時間経過後、さらに、Tf時間(例えば、数〔秒〕程度)が経過すれば、吸引ファン47が自動でOFFになる。以上により、一つの乳頭Mmの主洗浄が終了する。同様の主洗浄を他の三つの乳頭Mm…に対しても順次行う。
When the
以上、各種実施形態について詳細に説明したが、本発明は、このような実施形態に限定されるものではなく、細部の構成,形状,数量,数値等において、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更,追加,削除することができる。例えば、先端面洗浄ブラシ11を形成する弾性体素材としてシリコンゴムを例示したが、他の弾性体素材の使用を排除するものではない。また、突起部10…は、円柱形に形成した場合を例示したが、側面視が台形(逆台形)となる円錐柱,楕円柱形,角柱形等、同様の機能を発揮する各種形状を適用できる。さらに、ブラシ機構部3は、被洗浄物Mの周面部Mfを洗浄する第一洗浄ブラシ部3aと当該被洗浄物Mの先端部Msを洗浄する第二洗浄ブラシ部3bにより構成した場合を示したが、第一洗浄ブラシ部3aと第二洗浄ブラシ部3bは一体に構成してもよい。他方、洗浄ユニットU1と本体ユニットU2を接続部Ucにより接続する場合を示したが、洗浄ユニットU1と本体ユニットU2を一体、即ち、本体ユニットU2に洗浄ユニットU1を組込む構成を排除するものではない。
Although various embodiments have been described in detail above, the present invention is not limited to such embodiments, and the detailed configuration, shape, quantity, numerical values, and the like are within the scope not departing from the gist of the present invention. , Can be changed, added and deleted arbitrarily. For example, although silicon rubber has been exemplified as the elastic material forming the tip
なお、洗浄装置1は、乳牛の乳頭Mmを洗浄する際に用いて好適であるが、突起状の被洗浄物Mであれば、その他、手の指等の突起状となる各種被洗浄物を適用できる。
The
1:洗浄装置,2:ハウジング部,2i:挿入口,3:ブラシ機構部,3a:第一洗浄ブラシ部,3b:第二洗浄ブラシ部,3bx:境曲面洗浄ブラシ,3by:境曲面洗浄ブラシ,3bz:境曲面洗浄ブラシ,4:回転駆動部,5:噴射部,6:洗浄液供給手段,7:電力供給手段,10…:突起部,10e…:エッジ部,11:先端面洗浄ブラシ,12:ブラシ成形体,13…:シート片部,13d…:シート片部の下部,13m…:シート片部の中間部,14…:切込部,15:ブラシ支持手段,16:ブラシ付勢手段,M:突起状の被洗浄物,Mf:被洗浄物の周面部,Ms:被洗浄物の先端部,Mss:先端面,Msr:境曲面,L:洗浄液,U1:洗浄ユニット,U2:本体ユニット DESCRIPTION OF SYMBOLS 1: Cleaning apparatus, 2: Housing part, 2i: Insertion port, 3: Brush mechanism part, 3a: First cleaning brush part, 3b: Second cleaning brush part, 3bx: Boundary surface cleaning brush, 3by: Boundary surface cleaning brush 3bz: boundary curved surface cleaning brush, 4: rotational drive unit, 5: spraying unit, 6: cleaning liquid supply unit, 7: power supply unit, 10 ...: protrusion, 10e ...: edge unit, 11: tip surface cleaning brush, 12: Brush molded body, 13 ...: Sheet piece part, 13d ...: Lower part of sheet piece part, 13m ...: Middle part of sheet piece part, 14 ...: Cut part, 15: Brush support means, 16: Brush biasing Means, M: protruding object to be cleaned, Mf: peripheral surface portion of the object to be cleaned, Ms: tip of the object to be cleaned, Mss: tip surface, Msr: boundary surface, L: cleaning liquid, U1: cleaning unit, U2: Main unit
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