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JP4828076B2 - 芳香剤容器 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液状芳香剤を収容する芳香剤容器に関し、特に、芳香剤容器への液状芳香剤の補給を容易にした改良に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から、液状芳香剤を収容する芳香剤容器であって、液状芳香剤に浸された芯部材(吸液芯)を介して液状芳香剤を揮発させるものが知られている(例えば、実開昭57−87608号参照)。この場合、芯部材は、芳香剤容器の上部開口に設置された保持部材により保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の芳香剤容器では、液状芳香剤の補給をするとき、芳香剤容器の上部開口から液状芳香剤を注ぎ込めるように、上部開口から保持部材を取り外し、別体の器具(例えば漏斗)を取り付ける必要があった。このため、液状芳香剤の補充作業には、手間がかかり、また余分な器具が必要となっていた。
【0004】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、液状芳香剤を芯部材により吸い上げて揮発させる芳香剤容器において、芳香剤容器へ液状芳香剤の補給を、芯部材を取り外すことなく、かつ特別な器具を用いずに容易に行い得るものを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明では、液状の芳香剤を収容する容器本体と、前記芳香剤を吸い上げて揮発させる芯部材と、この芯部材を保持する保持部材とを備えた芳香剤容器において、前記保持部材に漏斗部を設け、この漏斗部から前記容器本体内部に液状芳香剤を供給可能とした。
【0006】
本発明では、前記漏斗部の流出口に前記芯部材を挿通して保持する。
本発明では、前記漏斗部の流出口に連通する筒部を備え、この筒部に前記芯部材を挿通して保持するとともに、前記筒部の側面に、前記液状芳香剤が流通するための開口部を形成した。
【0007】
本発明では、前記保持部材に、前記漏斗部よりも上方に位置する空気穴を設けた。
本発明では、前記保持部材は前記容器本体の上部開口の縁に係止されるフランジ部を備え、前記空気穴をこのフランジ部に設けた。
【0008】
【発明の作用及び効果】
本発明によれば、芯部材を保持する保持部材に設けた漏斗部から容器本体に液状芳香剤を供給できるので、液状芳香剤の補給作業は、保持部材を取り外さずに容易に行うことができ、作業の手間が大幅に軽減される。また、補給作業に、別体の補給用器具も必要とされない。
【0009】
また本発明によれば、漏斗部の流出口に連通する筒部側面に開口部を形成したので、流出口に注ぎ込まれた液状芳香剤は、この開口部から容器本体内に流れ込む。これにより、補給作業をスムーズに行うことができる。
【0010】
また本発明によれば、漏斗部よりも上方に空気穴を設けたので、液状芳香剤の補給作業時に、漏斗部に注ぎ込まれた液状芳香剤によって空気穴が塞がれてしまわないようにできる。したがって、補給された液状芳香剤の体積分の空気は、空気穴から適切に逃がされ、液状芳香剤の補給作業は滞り無く行える。
【0011】
また本発明によれば、空気穴はフランジ部に設けられるので、空気穴の位置を、漏斗部から遠く離れ、かつ漏斗部からずれた位置に設けることができる。したがって、漏斗部に注ぎ込まれた液状芳香剤によって空気穴が塞がれてしまうことを確実に防止でき、液状芳香剤の補給作業をスムーズに行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。
図1には、本発明の第1実施形態の芳香剤容器を示す。
【0013】
図示されるように、芳香剤容器は、液状芳香剤1が収容される容器本体2を備えている。この容器本体2の上部には、筒状の保持部材取り付け部3が形成されている。
【0014】
保持部材取り付け部3の上部開口4には、芯部材5を保持する保持部材6がはめ込まれ、設置される。この保持部材6は、筒状の保持部材本体7と、保持部材本体7の上端から張り出す環状のフランジ部8と、保持部材本体7の下部に設けられた漏斗部9と、この漏斗部9下方に延び出す筒部10とから構成されるものである。
【0015】
保持部材本体7は、保持部材取り付け部3の上部開口4よりも小径である一方、フランジ部8は、上部開口4よりも大径となっている。これにより、保持部材6を保持部材取り付け部3の上部開口4からはめ込むと、フランジ部8が容器本体2の上部開口4の縁部に係止され、保持部材6が所定位置に設置されるようになっている。また、保持部材本体7のフランジ部8側の端部は開口しており、保持部材本体7の内側は大気に開放された状態となる。
【0016】
漏斗部9は、略中央部に開口した流出口9Aと、この流出口9Aに向けてテーパ状に傾斜した注ぎ面9Bとからなる。筒部10は、流出口9Aに連結して下方に延び出している。芯部材5は、漏斗部9の流出口9A及び筒部10に挿通される。これにより、芯部材5の下部側は、容器本体2内の液状芳香剤1に浸され、芯部材5の上部側は、流出口9A上方の保持部材本体7の内側に配置される。そして、芯部材5に吸い上げられた液状芳香剤1が、芯部材5の流出口9A上方に露出した部分から揮発していくようになっている。
【0017】
筒部10は、流出口9Aの直ぐ下の部分が、芯部材5よりも大径な大径部10Aとなっている。この大径部10Aには、縦方向に延びる複数の開口部11が開口している。これにより、保持部材9の漏斗部9に、補充分の液状芳香剤1を注ぎ込むと、注ぎ込まれた液状芳香剤1の一部は、芯部材5を通って容器本体2内に補給され、注ぎ込まれた液状芳香剤1の残りの部分は、開口部11を通って容器本体2内に流れ込むようになっている。また、フランジ部8には、空気穴12が形成されており、この空気穴12を通って、補給された液状芳香剤1の容積分の空気が、容器本体2内から逃がされるようになっている。
【0018】
このような構成により、本実施形態によれば、芳香剤容器への液状芳香剤1を補給は、芯部材5及び保持部材7を容器本体2に装着したままで保持部材7の漏斗部9に液状芳香剤1を注ぎ込むことにより、容易に行える。したがって、液状芳香剤1の補給作業の手間を大幅に軽減できる。また、補給作業のために、特別の器具(例えば別体の漏斗等)を用いる必要もなくなる。さらに、補給作業時に芯部材5を触る必要がないので、補給作業者の手が液状芳香剤1で汚れてしまうこともない。
【0019】
また、保持部材7の空気穴12は、フランジ部8に形成されている。このフランジ部8は、保持部材6上端の漏斗部9から離れた位置にあり、また漏斗部9から側方にずれた位置にある。このため、漏斗部9に液状芳香剤1を注ぎ込むときに、注ぎ込まれていく液状芳香剤1がフランジ部8上の空気穴12を塞いでしまうことはなく、容器本体2内の空気は、空気穴12からスムーズに逃がされていく。したがって、液状芳香剤1の補給作業はスムーズに行える。
【0020】
なお、液状芳香剤1の補給時には、芯部材5を保持部材6から取り外してもよい。これにより、液状芳香剤1は、漏斗部9の流出口9Aから筒部10の内側を通って容器本体2内に注ぎ込まれていき、より迅速に、液状芳香剤1の補給を行うことができる。
【0021】
図2には、本発明の第2実施形態における芳香剤容器の一部を示す。
本実施形態は、上記第1実施形態と比較して、保持部材6の空気穴の位置が異なるのみで、他の構成に関しては上記第1実施形態を共通する。したがって、第1実施形態と共通する構成に関しては、同一の符番を付けて示し、説明を省略する。
【0022】
図示されるように、本実施形態では、保持部材本体7の上端付近の側面に、空気穴13を形成している。このように、空気穴13を保持部材本体7の側面に形成しても、空気穴13は漏斗部9よりも上方に配置されるので、空気穴13が液状芳香剤1の補給作業の邪魔とならないようにできる。なお、注ぎ込まれる液状芳香剤1が空気穴13から逆流してしまうことを確実に防止するためには、空気穴13は、保持部材本体7のなるべく上端付近に形成されることが好ましい。
【0023】
また、上記各実施形態では、空気穴12、13を漏斗部9よりも上方に設けたが、漏斗部9の注ぎ面9Bを十分に広くとるならば、注ぎ面9B内に空気穴を形成することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の芳香剤容器を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施形態の芳香剤容器の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 液状芳香剤
2 容器本体
3 保持部材取り付け部
4 上部開口
5 芯部材
6 保持部材
7 保持部材本体
8 フランジ部
9 漏斗部
9A 流出口
9B 注ぎ面
10 筒部
10A 大径部
11 開口部
12 空気穴
13 空気穴

Claims (5)

  1. 液状芳香剤を収容可能な容器本体と、
    液状芳香剤を吸い上げて揮発させる芯部材と、
    前記容器本体の上部開口に取り付けられ前記芯部材を保持する保持部材と
    を備えた芳香剤容器において、
    前記保持部材に、液状芳香剤を供給可能な漏斗部と、前記漏斗部の流出口に連通する筒部とを備え、
    前記芯部材を前記漏斗部の流出口及び前記筒部に挿通して保持するとともに、
    前記筒部に、前記芯部材よりも大径の大径部を設け、
    前記大径部に開口部を形成し、
    前記漏斗部に供給された液状芳香剤の少なくとも一部が、前記開口部を流通して前記容器本体の内部に流入し得るようにしたことを特徴とする芳香剤容器。
  2. 前記保持部材に、前記漏斗部よりも上方に位置する空気穴を設けたことを特徴とする請求項1に記載の芳香剤容器。
  3. 前記容器本体の内部に供給された液状芳香剤の容積分の空気が、前記空気穴を通して、前記容器本体の内部から逃がされるようになっていることを特徴とする請求項2に記載の芳香剤容器。
  4. 前記保持部材は芳香剤容器の上部開口の縁に係止されるフランジ部を備え、前記空気穴をこのフランジ部に設けたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の芳香剤容器。
  5. 前記漏斗部に供給された液状芳香剤は、前記芯部材と前記開口部の両方を通って前記容器本体の内部に流入することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の芳香剤容器。
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