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JP4828466B2 - 荷役装置及び合成床版を用いた床版の施工方法 - Google Patents
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JP4828466B2 - 荷役装置及び合成床版を用いた床版の施工方法 - Google Patents

荷役装置及び合成床版を用いた床版の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は橋梁工事等の土木、建設工事に於いて鉄筋等の工事資材を運搬する荷役装置、
合成床版を用いた床版の施工方法に関するものである。
橋梁工事等の土木工事での作業の1つに、コンクリートの打設を行う場合の前作業として鉄筋の配筋作業があり、配筋作業は人手による現場作業となる。又、配筋作業に使用される鉄筋も、配筋作業の進行と共に資材置場から作業現場に搬送される。
従前は、鉄筋等の工事資材は人手により運ばれており、鉄筋が1本10m〜15mと長く、而も重量が30kg〜40kgもあり、作業には大きな負担であったと共に作業性が極めて悪かった。
そこで本出願人は特許文献1に示される様に、荷役方法及び荷役装置を提供し、作業者への負担を軽減すると共に作業効率の大幅な向上を図った。
特許文献1が実施される土木工事は、例えば橋梁工事であり、橋脚間に鋼桁等の鋼材により梁等を掛渡し、更に床版を施工するが、床版の施工は先ず既に掛渡された梁等を利用して足場を組み、更に梁に掛渡る様にコンクリートを打設する為の型枠を設置し、更に型枠内に鉄筋・鉄骨等を組込み、更に所要厚さとなる様に型枠にコンクリートを打設している。
上記した床版の施工方法では、足場として利用できる範囲が、主桁の上フランジに限られており、特許文献1に示される荷役方法及び荷役装置は、斯かる作業状況に対応したものであった。
近年での床版の施工方法の1つとして、鋼製パネルにコンクリートを打設した合成床版を使用した床版施工方法があり、該床版施工方法では、合成床版を構成する鋼製パネルが型枠としての機能を有し、型枠設置作業が省略される。
ここで、図22により合成床版、及び合成床版を使用した床版施工方法について説明する。
図22中、1は主桁を示し、該主桁1,1間に鋼製パネル2が掛渡されて設置される。
該鋼製パネル2は、底鋼板3と該底鋼板3に前記主桁1と直交する方向に配設された補強部材4が所要間隔で溶接され、更にコンクリートの結合を強化する為のスタッド5が所定の密度で植設されたものであり、前記補強部材4としては、形鋼、鉄板等が用いられる。尚、該補強部材4は、前記主桁1と交差する方向、或は平行、略平行に設けられる場合もある。
工場で前記底鋼板3の切出し成型、該底鋼板3への前記補強部材4及び前記スタッド5の溶接が行われる等、前記鋼製パネル2は予め工場で製作される。
完成した該鋼製パネル2が工事現場に運搬され、設置される。又、該鋼製パネル2と鋼製パネル2との継目は、現場で摩擦接合等所要の手段で接合される。該鋼製パネル2が設置された後、前記補強部材4の上側に鉄筋6が配筋される。配筋作業に必要な該鉄筋6は、配筋作業の進行と共に資材置場から作業現場に運搬される。該鉄筋6の配筋が完了すると、コンクリートが打設される。コンクリートの打設に於いて、前記鋼製パネル2、特に前記底鋼板3が型枠として機能し、現場での型設置作業が不要となる。
上記特許文献1に示される荷役方法及び荷役装置は、合成床版を使用した床版施工方法にも実施可能である。合成床版を使用した床版施工方法では前記鋼製パネル2全面が足場として使用可能であるが、特許文献1の荷役方法及び荷役装置では設置場所が前記主桁1の上フランジに限られること、又フランジ面には前記補強部材4が設けられ、設置場所が更に制限される等の制約がある。
特開2005−188079号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、合成床版を使用した床版施工方法に於いて、工事資材を運搬する荷役装置の設置上の制約を解消すると共に、設置作業の簡易化、設置場所の適正化を図り、作業の効率を向上させるものである。
本発明は、底鋼板に補強部材を所要間隔で固着してなる鋼製パネルを用いた床版の施工に用いられる荷役装置に於いて、垂直に立設する支柱を有する軌条支持機構が前記補強部材上に載置され、前記軌条支持機構が固定補助具を介して前記底鋼板に植設されたスタッドに固定され、前記支柱に軌条が固定され、該軌条に荷役台車装置を走行可能とした荷役装置に係るものである。
又本発明は、前記支柱間に水平部材が掛渡され、該水平部材が前記固定補助具を介して前記底鋼板に植設された前記スタッドに固定された荷役装置に係るものである。
更に又本発明は、底鋼板に補強部材を所要間隔で固着してなる鋼製パネルを用いた床版の施工に用いられる荷役装置に於いて、垂直に立設する支柱を有する軌条支持機構が前記補強部材上に載置され、前記支柱間に水平部材が掛渡され、該水平部材が前記主桁に植設された検棒に固定され、前記支柱に軌条が固定され、該軌条に荷役台車装置を走行可能とした荷役装置に係るものである。
又本発明は、軌条支持用の支柱を具備する軌条支持機構を、工事区間全域に亘って所要間隔で鋼製パネルに載置する工程と、前記軌条支持機構を前記鋼製パネルに植設された突起部材に固定する工程と、前記支柱に軌条を固定して敷設する工程と、該軌条に荷役台車装置を軌条走行させ、工事資材を運搬する工程と、前記鋼製パネルにコンクリートを打設する工程と、工事の進捗状況に対応して工事完了区間の前記軌条、前記軌条支持機構を除去する工程とを有する合成床版を用いた床版の施工方法に係るものである。
本発明によれば、底鋼板に補強部材を所要間隔で固着してなる鋼製パネルを用いた床版の施工に用いられる荷役装置に於いて、垂直に立設する支柱を有する軌条支持機構が前記補強部材上に載置され、前記軌条支持機構が固定補助具を介して前記底鋼板に植設されたスタッドに固定され、前記支柱に軌条が固定され、該軌条に荷役台車装置を走行可能としたので、前記軌条支持機構は前記合成床版に載置するだけで軌条の敷設が簡単に行え、又軌条設置場所の制約がない。
又本発明によれば、前記支柱間に水平部材が掛渡され、該水平部材が前記固定補助具を介して前記底鋼板に植設された前記スタッドに固定されたので、横風等による外力が作用した場合にも安定がよい。
又本発明によれば、底鋼板に補強部材を所要間隔で固着してなる鋼製パネルを用いた床版の施工に用いられる荷役装置に於いて、垂直に立設する支柱を有する軌条支持機構が前記補強部材上に載置され、前記支柱間に水平部材が掛渡され、該水平部材が前記主桁に植設された検棒に固定され、前記支柱に軌条が固定され、該軌条に荷役台車装置を走行可能としたので、前記軌条支持機構は前記鋼製パネルに載置するだけで軌条の敷設が簡単に行え、又軌条設置場所の制約がない等の優れた効果を発揮する。
又本発明によれば、軌条支持用の支柱を具備する軌条支持機構を、工事区間全域に亘って所要間隔で鋼製パネルに載置する工程と、前記軌条支持機構を前記鋼製パネルに植設された突起部材に固定する工程と、前記支柱に軌条を固定して敷設する工程と、該軌条に荷役台車装置を軌条走行させ、工事資材を運搬する工程と、前記鋼製パネルにコンクリートを打設する工程と、工事の進捗状況に対応して工事完了区間の前記軌条、前記軌条支持機構を除去する工程とを有するので、設置場所の制約を受けることなく、又簡単に、軌条の敷設、荷役台車装置設置が行え、更に又該荷役台車装置による工事資材の搬送が行え、作業効率が向上すると共に工事完了区間について順次、軌条、軌条支持機構を除去するので、工事の完了と合せて軌条、軌条支持機構、荷役装置の除去作業も完了し、床版の施工の作業効率が向上する等の優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
先ず、図1、図2に於いて本発明に係る荷役装置について概略を説明する。尚、図1、図2中、図22中で示したものと同等のものには同符号を付している。
鋼製パネル2の少なくとも2本の補強部材4に掛渡って、自立可能な軌条支持機構8が載置され、該軌条支持機構8が所要間隔で配設され、該軌条支持機構8によって軌条9が支持される。
該軌条9に荷役台車装置11が走行可能に設けられる。該荷役台車装置11としては、例えば特公昭46−36562号公報に記載されたものが使用可能である。
尚、図示の前記荷役台車装置11は単軌条自走式となっており、該荷役台車装置11は駆動台車12と該駆動台車12に適宜連結、編成される荷積台車13,14から構成される。尚、前記軌条支持機構8により2本の軌条(双軌条)を支持する様にすれば、双軌条式の荷役台車装置11が使用可能である。又、自走式でなくとも、手押し式の荷役台車装置11であってもよい。
前記軌条9の上面には前記駆動台車12、前記荷積台車13,14が車輪15を介して軌乗し、走行自在となっている。又、前記軌条9の下面にはラック16が設けられており、前記駆動台車12は前記軌条9に噛合する走行ギア(図示せず)を有し、該走行ギアを駆動回転することで、前記駆動台車12が走行し、又前記荷積台車13,14を牽引する様になっている。
次に、前記軌条支持機構8について説明する。
図3は第1の実施の形態に係る軌条支持機構8を示している。
該軌条支持機構8は、平行に配設される2本の台座バー18,18と、該台座バー18,18に直交し、掛渡る支持バー19と、該支持バー19に立設される支柱21を具備している。
前記台座バー18は断面が矩形中空の角パイプが好ましく、少なくとも補強部材4,4に掛渡る長さを有している。前記支柱21は断面が円形中空のパイプが好ましく、前記支持バー19に溶接等所要の手段により固着される。該支持バー19の両端には端金具22が溶接等により固着され、前記支持バー19の両端に前記端金具22を挿通したボルト23により前記台座バー18が固着される。
前記支持バー19の裏面と前記台座バー18の側面に掛渡る断面L字状の連結具24がボルトにより固定され、前記台座バー18と前記支持バー19との連結を補強する。尚、前記連結具24は前記台座バー18、前記支持バー19のいずれか一方に溶接等により予め固着してもよい。
前記支持バー19の両端に前記台座バー18を取付けることで、前記軌条支持機構8が簡単に組立てられる。前記支持バー19の両端に固着された前記台座バー18によって、前記補強部材4上に載置される台座フレーム20が構成される。該台座フレーム20によって前記軌条支持機構8は自立可能となっている。
該軌条支持機構8を所定の間隔で、前記補強部材4上に載置することで、前記支柱21の設置が完了する。前記軌条支持機構8の設置範囲は、資材置場から最も遠い工事箇所に及ぶ工事区間全長に亘る。前記支柱21に軌条9を固定することで該軌条9の敷設が完了する。又、状況に応じて、前記支柱21間に水平部材25を取付け、前記支柱21の支持を補強する。
前記軌条9は、先ず工事の全区間に敷設され、工事は遠い部位から施工され、施工が完了した部分から、漸次、前記軌条9を取外し、又前記軌条支持機構8を除去する。従って、該軌条支持機構8、前記軌条9は工事の作業を邪魔することなく、又工事が完了した時点では、前記軌条9、前記軌条支持機構8の全て、或は、殆どが除去された状態となっている。
前記軌条9、前記水平部材25の取付けについて、図4を参照して説明する。
前記支柱21の上端に軌条固定金具26が嵌合され、該軌条固定金具26は押しボルト27により固定される。尚、前記軌条固定金具26の嵌合孔を盲孔とすることで、該軌条固定金具26を前記支柱21の上端に突当てることで該支柱21に対する位置決めが可能となり、前記支柱21の長さを管理することで前記軌条固定金具26の上下位置の調整を省略することができる。
或は、前記軌条固定金具26の上端を前記支柱21の上端に揃えることで、前記軌条固定金具26の上下位置の調整を省略することができる。
前記軌条9と前記軌条固定金具26間にスペーサ28を介在させ、ボルト29により前記軌条9を前記軌条固定金具26に固定する。尚、前記スペーサ28を省略し、前記軌条9を前記軌条固定金具26に直接固定してもよい。又、前記軌条固定金具26と前記スペーサ28は一体に成形してもよい。
前記水平部材25はクランプ31により前記支柱21に直交した状態で固定される。
前記軌条9の固定、前記水平部材25の取付けが完了すると、前記軌条9に荷役台車装置11を軌乗させる。
前記軌条支持機構8の前記支柱21に前記軌条9、前記水平部材25が取付けられ、複数の前記軌条支持機構8が連結されることで、該軌条支持機構8の設置状態が安定し、該軌条支持機構8を鋼製パネル2に固定しなくても前記補強部材4に載置した状態だけで、前記荷役台車装置11の安定走行が可能となる。
尚、横風が強く、一層の安定が要求される場合は、前記軌条支持機構8を底鋼板3に多数植設されたスタッド5を利用して固定する。
該スタッド5を利用して前記軌条支持機構8を固定する場合は、固定補助具33を使用する。
隣接する前記軌条支持機構8,8間に断面が円形である補助バー34を掛渡し、該補助バー34と前記スタッド5とを前記固定補助具33によって連結する。
図4〜図6を参照して、前記固定補助具33の一例について説明する。
該固定補助具33は補助金具A35、補助金具B36、補助金具C37から構成され、前記補助金具A35は前記補助バー34と嵌合する円筒部38と該円筒部38に溶接されたプレート部39とを有し、前記補助金具B36はL字形状をしている。
前記補助金具C37は、L字状に屈曲されたプレート部41と、該プレート部41に溶接等により固着されたナット42と、該ナット42に螺合された連結ボルト43とからなり、又前記プレート部41には前記スタッド5の頭部が挿脱可能な係合孔44が穿設されている。
前記補助金具A35を前記補助バー34に嵌合させ、該補助バー34に対して前記補助金具A35を回転自在な状態としておく。前記プレート部39に前記補助金具B36をボルトにより固定する。前記補助金具B36に前記連結ボルト43を遊挿し、該連結ボルト43を前記ナット42に螺合させ、前記プレート部41を前記係合孔44を介して前記スタッド5に係合させる。
前記連結ボルト43を締込むことで、前記固定補助具33の長さが調整され、又前記補助金具A35が前記補助バー34に対して回転することで、前記固定補助具33の傾きが調整される。
前記固定補助具33の長さ、傾きが決定されたところで、押し螺子45によって前記補助金具A35を前記補助バー34に固定する。
尚、上記説明では、前記補助バー34を前記固定補助具33により前記スタッド5に固定したが、前記水平部材25を前記固定補助具33により前記スタッド5に固定してもよい。
又、図4に示される様に、前記軌条支持機構8が主桁1上に設けられる場合は、前記軌条支持機構8の固定については、保持固定手段として検棒(図示せず)を用いてもよい。
該検棒は、前記主桁1のフランジに所定間隔で立設されたものであり、コンクリートの打設厚み等を測定する場合に使用される。
前記検棒にパイプを嵌込み固定し、該パイプと前記水平部材25とをクランプ31を用いて固定すれば、より簡便に前記軌条支持機構8を固定することができる。
尚、該軌条支持機構8の設置位置は、前記補強部材4上に載置されるものであり、前記主桁1上に限られることはない。
図7により第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態では、台座バー18が3以上の補強部材4に跨る長さを有している場合であり、又前記台座バー18,18に掛渡る支持バー19も複数本(図示では2本)とし、各支持バー19に支柱21が立設され、軌条支持機構8が2本の前記支柱21を有する場合を示している。前記台座バー18と前記支持バー19とで井桁状の台座フレーム20が構成される。
尚、前記支持バー19と前記台座バー18の連結は、第1の実施の形態で示したと同様であり、各部材に分割可能であると共に、事前に組立て、ユニットとして設置可能である。従って、トラック等による搬送は、部材に分解し、現地ではユニットとして組立て設置してもよい。
図8は、第3の実施の形態を示している。該第3の実施の形態では、軌条支持機構8を台座バー18と支持バー19とで矩形枠の台座フレーム20に組立てる様にしたものである。矩形枠とするには、前記台座バー18と前記支持バー19とを第1の実施の形態と同様連結してもよく、或は溶接等により枠体を一体化し、台座フレーム20を形成してもよい。
図9は、第4の実施の形態を示しており、該第4の実施の形態では、支柱21の補強の為の水平部材25を省略し、支持バー19と前記支柱21の上端部間にターンバックル47を張設したものである。
図10は第5の実施の形態を示しており、軌条支持機構8と補強部材4間に空間Gが形成される様に、台座バー18と前記補強部材4間にスペーサ48を介在させたものである。
該スペーサ48は、下側と上側にそれぞれ凹溝が形成され、凹溝は直交しており、下側の凹溝は前記補強部材4と摺動自在に嵌合し、上側の凹溝は前記台座バー18と摺動自在に嵌合する様になっている。従って、前記軌条支持機構8と鋼製パネル2との間で位置ずれがあっても、前記スペーサ48が外れることはない。或は、該スペーサ48を前記台座バー18に溶接付けしてもよい。
前記スペーサ48を介設し、前記軌条支持機構8と前記補強部材4間に空間Gを形成することにより、前記軌条支持機構8を設置したままで配筋が行え、作業性が向上する。
図11は第6の実施の形態を示しており、台座バー18を円形に構成し、該台座バー18の中心から放射状に支持バー19を取付け、該支持バー19が交差する中心に支柱21を立設したものである。前記台座バー18と前記支持バー19によって一体化された円形状の台座フレーム20が形成される。
図12に示す第7の実施の形態では、支持バー19を交差させて十字状(4分岐)の台座フレーム20を形成し、前記支持バー19の交差部に支柱21を立設したものである。尚、前記支持バー19を分岐させる態様としては、3つ股状(3分岐)、或は5分岐以上であってもよい。
図13は第8の実施の形態を示しており、支持バー19を台座プレート49に溶接等により固定し、台座フレーム20を形成したものである。前記台座プレート49は、少なくとも2本の補強部材4に跨る充分な面積を有している。尚、前記支持バー19と前記台座プレート49は一体にしなくともよく、該台座プレート49を敷板として使用してもよい。
図14は第9の実施の形態を示しており、台座プレート49に支持バー19を直交して連結し、台座フレーム20を形成したものである。前記台座プレート49が補強部材4上に載置され、前記支持バー19が前記補強部材4と交差する様に延出し、少なくとも2本の補強部材4に掛渡る様になっている。
図15に示す第10の実施の形態は、更に簡略化したものである。該第10の実施の形態に係る軌条支持機構8は、2本の補強部材4に掛渡る充分な面積を有する台座プレート49に支柱21を立設した構成となっており、前記台座プレート49が台座フレーム20として機能する。尚、前記支柱21を前記台座プレート49に立設する構造としては、前記台座プレート49に短いシャフトを立設し、該台座プレート49に前記支柱21が嵌脱可能とし、前記軌条支持機構8の設置時には前記シャフトに前記支柱21を嵌合させて、該支柱21を立設する。
図16は第11の実施の形態を示しており、該第11の実施の形態では軌条支持機構8、特に台座フレーム20を構成する部材を少なくしたものである。支持バー19が補強部材4に対して直交して配設され、前記支持バー19の両端にはそれぞれ支柱21が立設され、前記支持バー19の両端には台座バー18がそれぞれ斜めに設けられたものであり、該台座バー18は少なくとも2つの補強部材4に跨る様に長さと角度が設定されている。
図17は第12の実施の形態を示しており、支持バー19が補強部材4に対して直交して配設され、前記支持バー19の両端にはそれぞれ支柱21が立設され、前記支持バー19の両端には台座バー18がそれぞれ2本宛設けられたものである。2本の台座バー18,18はY字状に設けられ、各台座バー18がそれぞれ補強部材4に載置される様になっている。
尚、上記各実施の形態のいずれも、前記スタッド5、或は検棒(図示せず)を利用して鋼製パネル2側に固定してもよい。
又、前記軌条支持機構8は前記補強部材4上に設置するだけでよく、設置後直ちに軌条9の敷設が行え、作業性は極めて良好である。
図18、図19は第13の実施の形態を示しており、該第13の実施の形態では、第11の実施の形態より軌条支持機構8の構成部材を更に少なくしたものである。
第13の実施の形態に於ける軌条支持機構8は、所要の長さを有する台座バー18と、該台座バー18に立設される支柱21を具備している。前記台座バー18は断面が矩形中空の角パイプが好ましく、該台座バー18の長さは、補強部材4に対して傾斜した状態で、少なくとも2本の補強部材4に掛渡る長さとなっている。前記支柱21は断面が円形中空のパイプが好ましく、前記支柱21は溶接等により前記台座バー18に固着される。該台座バー18に前記支柱21が固着された状態で、T字状の軌条支持部材50が構成される。
前記台座バー18を前記補強部材4に対して傾斜させ、且つ2本の補強部材4に掛渡る様にして前記軌条支持部材50を前記補強部材4に載置する。
前記軌条支持部材50を主桁1の長手方向に所要間隔で配置する。前記台座バー18の傾斜の向きについては、任意であるが、例えば、図18に示される様に、傾斜方向を交互に変えて設置する。
前記軌条支持部材50を立て、前記支柱21を垂直とし、隣接する前記支柱21,21間に水平部材25を掛渡し、該水平部材25と前記支柱21とをクランプ31により連結固定する。少なくとも、2つの軌条支持部材50を前記水平部材25により連結することで、前記軌条支持部材50は自立可能となる。
而して、前記水平部材25と前記軌条支持部材50とを順次組付けて行けば、所要範囲に掛渡る前記軌条支持機構8が組上がる。
該軌条支持機構8の前記支柱21に軌条9を固定することで該軌条9の敷設が完了する。該軌条9の設置範囲は、資材置場から最も遠い工事箇所に及ぶ工事区間全長に亘る。
該軌条9は、先ず工事の全区間に敷設され、工事は遠い部位から施工され、施工が完了した部分から、漸次、前記軌条9、前記軌条支持部材50、前記水平部材25を取外し、除去する。従って、前記軌条9、前記軌条支持部材50、前記水平部材25は工事の作業を邪魔することなく、又工事が完了した時点では、前記軌条9、前記軌条支持機構8の全て、或は、殆どが除去された状態となっている。
前記軌条9、前記水平部材25の取付けについて、図19を参照して説明する。
前記支柱21の上端に軌条固定金具26が嵌合され、該軌条固定金具26は押しボルト27により固定される。尚、前記軌条固定金具26の嵌合孔を盲孔とし、該軌条固定金具26を前記支柱21の上端に突当てることで該支柱21に対する位置決めが可能となり、或は、前記軌条固定金具26の嵌合孔が貫通している場合は、該軌条固定金具26の上端を前記支柱21の上端に揃えることで、前記軌条固定金具26の上下位置の調整を省略することができる。
前記軌条9と前記軌条固定金具26間にスペーサ28を介在させ、或は直接前記軌条9を前記軌条固定金具26に直接固定してもよい。前記水平部材25は前記クランプ31により前記支柱21に直交した状態で固定される。
前記軌条9の固定、前記水平部材25の取付けが完了すると、前記軌条9に荷役台車装置11を軌乗させる。
複数の前記軌条支持部材50の前記支柱21が前記水平部材25により連結され、更に前記軌条9が取付けられることで、前記軌条支持機構8の設置状態が安定し、該軌条支持機構8を鋼製パネル2に固定しなくても前記補強部材4に載置した状態だけで、前記荷役台車装置11の安定走行が可能となる。
尚、図20に示す様に、横風等の外力が作用し、一層の安定が要求される場合は、前記固定補助具33を介して前記水平部材25を前記底鋼板3に多数植設されたスタッド5を利用して固定する。
尚、前記軌条支持機構8が主桁1上に設けられる場合は、保持固定手段として検棒(図示せず)を利用し、前記水平部材25を前記クランプ31を用いて検棒に固定する。
図21により第14の実施の形態を説明する。尚、図21中、図18中で示したものと同等のものには同符号を付してある。
第14の実施の形態では、上記第13の実施の形態に於ける軌条支持部材50,50を葛折り状に連結したものである。
該軌条支持部材50,50の連結は、前記台座バー18,18の端部を所定の角度に固定する様に連結してもよく、或は屈曲自在に連結してもよい。屈曲自在に連結した場合は、同じ長さの台座バー18を用いた場合でも、屈曲角度を調整することで、該台座バー18に立設された支柱21の間隔を調整することができる。
又、前記台座バー18を屈曲自在に連結した場合は、複数の軌条支持部材50を予め連結し、設置現場で広げて設置することができる。予め複数連結することで、現場での連結作業が軽減され、又複数連結することで、自立可能となり、作業性が向上する。又、運搬時には折畳めむ様にすることで、搬送性、取扱い性が向上する。尚、前記台座バー18,18を分解可能とし、搬送時には分解してもよい。
前記支柱21,21間に水平部材25を掛渡して取付けることで、前記軌条支持部材50,50間の屈曲状態が固定される。前記支柱21に軌条9を取付け、該軌条9の敷設を行う。
軌条支持機構8の安定性をより確保する為に、スタッド5、検棒を利用して固定できることは第13の実施の形態と同様である。
又、前記軌条支持機構8を構成する軌条支持部材50は、台座バー18と支柱21の2本の部材からなり、使用部材の少ない、又極めて簡単な構造となっている。
本発明では、補強部材4の上に軌条支持機構8を載置すればよいので、該軌条支持機構8の設置位置に制約はなく、鋼製パネル2上の任意の位置に前記軌条支持機構8の設置が可能である。
又、該軌条支持機構8は前記補強部材4上に設置するだけでよく、設置後直ちに軌条9の敷設が行え、作業性は極めて良好である。
本発明の実施の形態を示す側面図である。 図1のA−A矢視図である。 本発明の第1の実施の形態に使用される軌条支持機構の斜視図である。 該軌条支持機構の正面図である。 該軌条支持機構に使用される補助金具の正面図である。 該補助金具の平面図である。 本発明の第2の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 本発明の第3の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 (A)は、本発明の第4の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図であり、(B)は、側面図である。 (A)は、本発明の第5の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図であり、(B)は、側面図である。 本発明の第6の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 本発明の第7の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 本発明の第8の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 本発明の第9の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 本発明の第10の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 本発明の第11の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 本発明の第12の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 本発明の第13の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 本発明の第13の実施の形態に使用される軌条支持機構の正面図である。 本発明の第13の実施の形態に使用される固定補助具の平面図である。 本発明の第14の実施の形態に使用される軌条支持機構の平面図である。 合成床版を示す説明図である。
符号の説明
1 主桁
2 鋼製パネル
3 底鋼板
4 補強部材
5 スタッド
6 鉄筋
8 軌条支持機構
9 軌条
11 荷役台車装置
12 駆動台車
14 荷積台車
18 台座バー
19 支持バー
20 台座フレーム
21 支柱
25 水平部材
26 軌条固定金具
33 固定補助具
35 補助金具A
36 補助金具B
37 補助金具C
47 ターンバックル
48 スペーサ
50 軌条支持部材

Claims (4)

  1. 底鋼板に補強部材を所要間隔で固着してなる鋼製パネルを用いた床版の施工に用いられる荷役装置に於いて、垂直に立設する支柱を有する軌条支持機構が前記補強部材上に載置され、前記軌条支持機構が固定補助具を介して前記底鋼板に植設されたスタッドに固定され、前記支柱に軌条が固定され、該軌条に荷役台車装置を走行可能としたことを特徴とする荷役装置。
  2. 前記支柱間に水平部材が掛渡され、該水平部材が前記固定補助具を介して前記底鋼板に植設された前記スタッドに固定された請求項1の荷役装置。
  3. 底鋼板に補強部材を所要間隔で固着してなる鋼製パネルを用いた床版の施工に用いられる荷役装置に於いて、垂直に立設する支柱を有する軌条支持機構が前記補強部材上に載置され、前記支柱間に水平部材が掛渡され、該水平部材が前記主桁に植設された検棒に固定され、前記支柱に軌条が固定され、該軌条に荷役台車装置を走行可能としたことを特徴とする荷役装置。
  4. 軌条支持用の支柱を具備する軌条支持機構を、工事区間全域に亘って所要間隔で鋼製パネルに載置する工程と、前記軌条支持機構を前記鋼製パネルに植設された突起部材に固定する工程と、前記支柱に軌条を固定して敷設する工程と、該軌条に荷役台車装置を軌条走行させ、工事資材を運搬する工程と、前記鋼製パネルにコンクリートを打設する工程と、工事の進捗状況に対応して工事完了区間の前記軌条、前記軌条支持機構を除去する工程とを有することを特徴とする合成床版を用いた床版の施工方法。
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