JP4830195B2 - 半導体装置とそれを用いた適用回路およびその適用回路が形成された半導体集積回路装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として絶縁ゲート型サイリスタなどの半導体装置とそれを用いた適用回路およびその適用回路を同一半導体基板に形成した半導体集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高電圧回路と低電圧回路を同一の半導体基板上に形成したパワーIC(パワー集積回路)の分野において、図5に示す回路がよく知られている。図中の出力段回路201とそれに駆動信号を伝送するバイアス回路202で構成される出力回路(適用回路)は、N11、N12、N13、P11、P12およびP13は高耐圧のnチャネルMOSFETとpチャネルMOFETで構成され、P11とN11が出力段回路201であり、P12、P13、N12、N13が出力段回路201を駆動する信号を出力するバイアス回路202である。また、これを駆動するために、低耐圧の素子で構成された低電圧駆動回路203からN11、N12、N13にゲート信号が伝えられる。P11、P12、P13へのゲート信号は、N12、N13のドレイン側から供給されるしくみになっている。また、HVは高圧電源の高電位側であり、LVは低圧電源の高電位側である。
【0003】
このような適用回路を複数備えた集積回路(IC)としてAC型プラズマディスプレイ用駆動ICがある。このICの出力OUTに容量性負荷である放電管(コンデンサCと見做せる)を接続し、動作させる場合、出力電圧が100V程度、また、瞬間的に発生する放電電流を流すために1出力あたり100mA前後の電流駆動能力がICに要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示す従来回路では、前記したようにP11としてpチャネルMOSFETが用いられる。しかし、このpチャネルMOSFETは、高耐圧になるとオン抵抗が大きく、そのオンオン抵抗を小さくするためには、導通する活性領域の面積を広くする必要がある。また、ゲート電圧は0Vから100V程度の高耐圧に晒されるので、ゲート酸化膜を厚くしたMOSFETとしなければならない。
【0005】
また、図5の従来回路では、バイアス回路で用いられるMOSFETの個数が4個であり、部品点数が多く、製造コストが高い。また、P12、P13のゲート電圧は0Vから100V程度の高圧に晒されるために、ゲート酸化膜の厚みを、通常のMOSFETに比べて厚くした特殊なMOSFETを用いる必要があり、製造コストが高くなる。
【0006】
また、図5の従来回路を同一の半導体基板に形成した半導体集積回路装置にすると、出力段回路201のP11の占有面積と4個のMOSFETで構成されるバイアス回路102の占有面積が大きいために、チップ面積が大きくなり、製造コストが増大する。
この発明の目的は、前記の課題を解決して、活性領域の縮小化とゲート電圧の高耐圧化を図ることができる半導体装置と、この半導体装置を用いて部品点数を少なくできる適用回路と、占有面積の小さなこの適用回路を形成し、製造コストの低減を図ることができる半導体集積回路装置とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、第1導電型の半導体基板の表面層に選択的に形成された第2導電型のベース領域と、該ベース領域の表面層に選択的に形成された第1導電型のカソード領域と、前記ベース領域と離れて選択的に形成された第2導電型のアノード領域と、該アノード領域と前記カソード領域に挟まれた前記半導体基板上に形成された厚いフィールド酸化膜と、前記アノード領域と前記ベース領域に挟まれた前記半導体基板上の前記厚いフィールド酸化膜上に形成されたゲート電極とを具備する構成の半導体装置とする。
【0008】
また、第1導電型の半導体基板の表面層に選択的に形成された第2導電型のベース領域と、該ベース領域と一部重複して、該ベース領域の周囲に形成された、該ベース領域より不純物濃度が高い第2導電型のウエル領域と、前記ベース領域と前記ウエル領域の表面層に、選択的に形成された第1導電型のカソード領域と、前記ウエル領域と離れて選択的に形成された第2導電型のアノード領域と、該アノード領域と前記カソード領域に挟まれた前記半導体基板上に形成された厚いフィールド酸化膜と、前記アノード領域と前記ウエル領域に挟まれた前記半導体基板上の前記厚いフィールド酸化膜上に形成されたゲート電極と、を具備する構成の半導体装置とする。
【0009】
また、第1導電型の半導体基板の表面層に選択的に形成された第2導電型のベース領域と、該ベース領域と一部重複して、該ベース領域の周囲に形成された、該ベース領域より不純物濃度が高い第2導電型のウエル領域と、前記ベース領域と前記ウエル領域の表面層に、選択的に形成された第1導電型のカソード領域と、前記ウエル領域と離れて選択的に形成された前記半導体基板の不純物濃度より高い第2導電型のバッファ領域と、該バッファ領域の表面層に選択的に形成された第2導電型のアノード領域と、該アノード領域と前記カソード領域に挟まれた前記半導体基板上に形成された厚いフィールド酸化膜と、前記バッファ領域と前記ウエル領域に挟まれた前記半導体基板上の前記厚いフィールド酸化膜上に形成されたゲート電極とを具備する構成の半導体装置とする。
【0010】
また、アノードが高圧電源の高電位側に接続する前記の半導体装置と、該半導体素子のカソード側と接続するドレインと前記高圧電源のグランド側と接続するソースとを有するnチャネルの第1MOSFETと、負荷へ電力を供給する出力点となる前記カソードと前記ドレインの接続点と、前記半導体素子のゲートと接続し、該半導体素子をオン制御する信号を伝送するバイアス回路とを具備する適用回路を形成した半導体集積回路装置であって、前記半導体装置が前記バイアス回路を介してオン制御され、該バイアス回路が低圧駆動回路で制御され、前記第1MOSFETが前記低圧駆動回路でオン・オフ制御され、前記半導体装置の主電流が保持電流以下となることで前記半導体装置をオフ制御され、該オフ動作の後、前記第1MOSFETをオン動作させる適用回路とする。
【0011】
また、前記バイアス回路が、pチャネルの第2MOSFETとnチャネルの第3MOSFETで構成されるインバータ回路であって、前記第2MOSFETと前記第3MOSFETとのゲートが互いに接続し、該接続点に前記低圧駆動回路から出力される第1信号が入力され、前記第2MOSFETのドレインと前記第3MOSFETのドレインの接続点から出力される第2信号を前記半導体装置のゲートへ入力して、前記半導体装置がオン制御されるよい。
また、前記適用回路を同一の半導体基板に形成するとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の半導体装置は、横型サイリスタであり、この横型サイリスタの半導体基板上に絶縁膜を介してゲート電極を形成し、このゲート電極に電位変化を与え、その変化でベース内の空乏層の電位分布を変化させて変位電流を発生させ、その変位電流をゲート電流として利用して、サイリスタを点弧させたり、ゲート電極に高い電圧を与えて、アバランシェ電流を流し、このアバランシェ電流でサイリスタを点弧させるものである。
【0013】
また、この発明の半導体装置を図6のトーテムポール回路の高電位側の素子として用いることで、ICチップの小型化を図ることができる。つぎに、その実施例について説明する。
図1は、この発明の第1実施例の半導体装置の構成図で、同図(a)は要部断面図、同図(b)は同図(a)に矢印Aで示す半導体基板表面での平面図である。
【0014】
同図(a)において、n- 半導体基板1の表面層にpベース領域2を形成し、このpベース領域2と一部重複して、このpベース領域2の周囲にp+ ウエル領域3を形成し、pベース領域2とp+ ウエル領域3の表面層にn+ カソード領域4を形成する。p+ ウエル領域3と離れてn- 半導体基板1の表面層にnバッファ領域6を形成し、nバッファ領域6の表面層にp+ アノード領域7を形成する。n+ カソード領域4上にカソード電極13を形成し、p+ アノード領域7上にアノード電極14を形成する。n+ カソード領域4にはpベース領域2とカソード電極13とを短絡するカソードショート孔5が形成され、p+ アノード領域7にはnバッファ領域6とアノード電極7を短絡するアノードショート孔8が形成されている。n+ カソード領域4の一部上と、p+ ウエル領域3上と、nバッファ領域7上およびn半導体基板1上にフィールド酸化膜9を形成し、このフィールド酸化膜9上にカソード側フィールドプレート10とアノード側フィールドプレート11とを形成する。また、p+ ウエル領域3とnバッファ領域7に挟まれたn- 半導体基板1上のフィールド酸化膜9上にゲート電極15を形成する。このカソード側フィールプレート10とカソード電極13、アノード側フィールドプレート11とアノード電極14は層間絶縁膜12のコンタクトホール16、17を介して電気的に接続する。
【0015】
前記のp+ ウエル領域3、nバッファ領域6、カソードショート孔5、アノードショート孔8は、このサイリスタに急峻な電圧が印加した場合に誤点弧しないように、また、保持電流が小さく成りすぎないように設けるものであり、用途によっては設けなくても構わない。また、この発明の半導体装置の特徴の一つは、ゲート電極15を厚い酸化膜で形成されたフィールド酸化膜9上に形成したことで、このゲート電極15に100V程度の高い電圧が印加しても、ゲート酸化膜に相当するフィールド酸化膜9が、絶縁破壊することがない点である。
【0016】
つぎに、具体的な諸元について説明する。n- 半導体基板1の不純物濃度は1×1016cm-3程度、pベース領域2の不純物濃度は7×1016〜5×1017cm-3で拡散深さ約2〜2.5μm、p+ ウエル領域3の不純物濃度は3×1018cm-3程度で、拡散深さ約3〜4μm、n+ カソード領域4の不純物濃度は1019cm-3程度で拡散深さ0.5μm程度、nバッファ濃度6の不純物濃度は1×1017〜2×1018cm-3で拡散深さは2μm程度、p+ アノード領域7の不純物濃度は1019cm-3以上で拡散深さ0.5μm程度、p+ ウエル領域3とnバッファ領域6の表面での間隔は20μm程度である。また、フィールド酸化膜9の厚みは厚い箇所で500〜600nm、薄い箇所で20〜30nmであり、フィールドプレート10、11はポリシリコンで形成され、カソード電極13とアノード電極14とゲート電極15は例えばAl−Si膜で形成される。また、フィールド酸化膜9と接するゲート電極部15aはポリシリコンで形成される。
【0017】
同図(b)において、n+ カソード領域4、p+ アノード領域7、カソードショート孔5、アノードショート孔8はストライプ状をしており、p+ ウエル領域3は、n+ カソード領域4を取り囲んでいる。また、カソードショート孔5およびアノードショート孔8は多数の小孔であっても構わない。また、n+ カソード領域4およびp+ アノード領域7は図面の上下端で繋がっていても構わない。
【0018】
つぎに、動作について説明する。カソード電極13をグランド電位にして、アノード電極14にプラス電圧を印加する。図示しない空乏層はp+ ウエル領域3とn- 半導体基板1のpn接合から広がり、nバッファ領域6に達する。この状態で、ゲート電極12にプラスの電圧を印加すると、p+ ウエル領域3とn- 半導体基板1内に形成された空乏層の広がりが変化し、その変化によって、変位電流が流れる。この変位電流が、サイリスタのゲート電流となり、サイリスタが点弧する。また、高いゲート電圧を印加すると、前記のpn接合が降伏を起こしてアバランシェ電流が流れ、このアバランシェ電流でサイリスタを点弧させることも可能である。この構造では、厚いフィールド酸化膜9上にゲート電極が形成されているため、ゲート電極9には100V程度の高い電圧を印加することができる。
【0019】
また、このサイリスタをオフさせるには、サイリスタに流れる主電流を保持電流以下にする必要がある。この保持電流が小さいと、主電流が小さくなるまでサイリスタはオン状態を維持する。このサイリスタを高い周波数で動作させるためには、ある程度大きな主電流でオフさせる必要があり、そのため、このサイリスタでは、1mA程度の大きな保持電流を有するように前記のp+ ウエル領域3、nバッファ領域6の不純物濃度に設定する。また、カソードショート孔5やアノードショート孔8を設けるとさらに保持電流を増大させる上で効果的である。
【0020】
図2は、この発明の第2実施例の半導体装置の要部平面図である。この図は図1(b)に相当する図である。この実施例は、図1の2本のストライプ状をしたn+ カソード領域4をそれぞれ複数個に分割(ここでは各3個に分割)して、実質的にカソードショート孔5の占有面積を増大させて、n+ カソード領域4からの電子の注入を抑制して、阻止状態(ゲート駆動なしの状態)でのサイリスタがアバランシェ電流で、ラッチアップするのを防止する。それによって、サイリスタのアバランシェ耐量を向上させた構造である。当然、この構造ではサイリスタは点弧しにくくなり、保持電流が大きくなるために、用途に応じて占有面積を決める必要がある。
【0021】
図3は、この発明の第3実施例で、この発明の半導体装置を用いた適用回路図である。この図は、図5に相当する回路図である。この発明の適用回路100は、出力段回路101とバイアス回路102で構成されている。ここで、Thは本発明品のサイリスタ、N1はnチャネルMOSFETで、従来回路のN11と同じMOSFETである。P1はゲート酸化膜が薄い低耐圧pチャネルMOSFET、N2はゲート酸化膜が薄い低耐圧nチャネルMOSFETである。また、D1は電圧抑制のためのツェナーダイオードである。
【0022】
高圧電源の高電位側HVにThのアノード51が接続し、カソード52とN1のドレイン54と接続し、N1のソース55をグランド側GNDに接続する。接続点66が出力段回路101の出力となり、容量性負荷であるコンデンサCに接続する。バイアス回路102はP1とN2のインバータ回路で構成され、P1のドレイン58とN2のドイレン60の接続点67がバイアス回路102の出力となり、この接続点67とThのゲート53を接続する。N2のソース61をグランド側GNDに接続する。低圧電源で駆動される低圧駆動回路103はD1とバッファ回路65などで構成され、低圧電源の高電位側LVとD1のカソード63が接続し、D1のアノード64をグランド側GNDに接続する。ThおよびN1を制御する制御信号電圧71が入力される信号線とバッファ回路65の入力側69を接続する。低電圧駆動回路103からは、バイアス回路102のP1のソース57に印加される低圧電源の高電位側電圧LVと、バイアス回路102を構成するインバータ回路のゲート68に伝送される制御信号電圧71と、バッファ回路65の出力側70からN1のゲート56に入力される電圧と、がそれぞれ出力される。
【0023】
この発明のバイアス回路102では、MOSFETの個数を2個とすることができて、従来のバイアス回路202に比べて部品点数を半減できる。
つぎに、この回路の動作を説明する。H信号(高い電圧の信号)がバイアス回路102に入力すると、P1はオフし、N2はオンする。そうすると、バイアス回路102の接続点67の電位はグランド側GNDの電位となり、このグランド電位がThのゲート53に与えられる。一方、バッファ回路65の出力からもH信号がN1に与えられる。このような状態ではN1がオンとなり、Thはオフとなる。従って、容量性負荷であるコンデンサCの両端の電圧は0Vとなる。
【0024】
つぎに、L信号(0Vの信号)がバイアス回路102に入力すると、P1はオンし、N2はオフする。バイアス回路102の接続点67の電位は低圧電源の高電位側LVの電位となり、この高電位がThのゲート53に与えられる。一方、バッファ回路65の出力からもL信号がN1に与えられる。そのため、この状態ではN1がオフとなり、Thはオンとなり、負荷のコンデンサCへ、Thを通って高圧電源の高電位側HVから充電電流i1 が流れ、コンデンサCを充電する。コンデンサCの電圧は上昇し高圧電源の高電位側HVの電位に近づくと、コンデンサCの充電電流i1 が小さくなり、この充電電流i1 がThの保持電流以下となるとThは自己消弧、つまり、オフする。このとき、ゲート53の電位は、カード52の電位の上昇に伴って上昇するが、D1によりゲート53の電位は低圧電源の高電位側LVの電位に抑えられる。
【0025】
つぎに、再び、H信号がバイアス回路102に入力すると、P1はオフし、N2はオンする。バイアス回路102の接続点67の電位はグランド側GNDの電位となり、このグランド電位がThのゲート53に与えられる。一方、バッファ回路65の出力からもH信号がN1に与えられる。そのため、この状態ではN1がオンする。Thは、すでにオフ状態となり、コンデンサCはN1を通してグランド側に放電電流i2 し、コンデンサCの両端の電圧は0Vとなる。
【0026】
この動作を繰り返すことで、所定の周波数で、0Vから高圧電源の電源電圧まで変化するコンデンサCの電圧波形が得られる。つまり、このコンデンサCをプラズマディスプレイ回路の放電管に置き換えると、放電管が点滅動作することになる。
この動作で注意する点は、N1をオンさせるタイミングが、Thが自己消弧した後である必要がある。それは、Thにオフ信号が入力しても、Thに保持電流以上の電流が流れているとオフしないからである。従って、この発明の適用回路100を用いる場合は、Thが自己消弧した後でN1をオンさせるような動作モードで使用することが重要である。
【0027】
このことから、プラズマディスプレイ回路等に本発明のサイリスタを用いる場合には、サイリスタの保持電流を1mA程度と大きくすることが好ましい。
図4は、この発明の第4実施例で、図3の適用回路を同一の半導体基板に形成した半導体集積回路装置の要部断面図である。図3のN1、P1、N2は通常のCMOS工程で形成できる。尚、素子の分離の方法としては、誘電体分離技術をを用いるのが好ましい。
【0028】
まず、バイアス回路102を構成するP1とN2の形成について説明する。n- 半導体基板1の表面層に、CMOSのnチャネルMOSFETであるN2を形成するためのpウエル領域28を形成し、n+ ソース領域29、n+ ドレイン領域30を形成し、ゲート電極32、ソース電極33およびドレイン電極34を形成する。このpウエル領域28と離してpチャネルMOSFETであるP1のp+ ソース領域35、p+ ドレイン領域36、ゲート電極38、ソース電極39およびドレイン電極40を形成する。
【0029】
つぎに、出力段回路101のN1の形成について説明する。N1を形成するためのpウエル領域21を形成する。このpウエル領域21はN2を形成するためのpウエル領域28とは離して形成し、n+ ソース領域22、n+ ドレイン領域23を形成し、ゲート電極25、ソース電極26およびドレイン電極27を形成する。Thの形成は図1で説明したのでこのでは省略する。
【0030】
出力段回路101のThの占有面積は、前記したように、従来のMOSFETの場合と比べて小さくなる。また、バイアス回路102のMOSFETの個数が従来回路の半分にすることで、このバイアス回路102の占有面積も小さくなる。従って、この発明の半導体集積回路装置のチップ面積を、削減することができる。その結果、製造コストの低減を図ることができる。
【0031】
【発明の効果】
この発明によれば、チャネルを形成しない絶縁ゲート型の横型サイリスタを形成することで、等価的に厚い酸化膜を用いたMOSFETと同等のゲート耐圧が得られ、且つ、活性面積が小さい半導体装置とすることができる。
また、この半導体装置を用いると、プラズマディスプレイ回路などの適用回路の部品点数を削減できる。また、適用回路に用いられるMOSFETのゲート酸化膜は薄くできて、ゲート酸化膜が厚い特殊なMOSFETを必要としない。
【0032】
また、この適用回路を同一の半導体基板に形成することで、チップ面積が小さい、低コストの半導体集積回路装置とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の半導体装置の構成図で、(a)は要部断面図、(b)は(a)に矢印Aで示す半導体基板表面での平面図
【図2】この発明の第2実施例の半導体装置の要部平面図
【図3】この発明の第3実施例で、この発明の半導体装置を用いた適用回路図
【図4】この発明の第4実施例で、図3の適用回路を同一の半導体基板に形成した半導体集積回路装置の要部断面図
【図5】従来回路図
【符号の説明】
1 n- 半導体基板
2 pベース領域
3 p+ ウエル領域
4 n+ カソード領域
5 カソードショート孔
6 nバッファ領域
7 p+ アノード領域
8 アノードショート孔
9 フィールド酸化膜
10、11 フィールドプレート
12 層間絶縁膜
13 カソード電極
14 アノード電極
15 ゲート電極
15a ゲート電極部
16、17 コンタクトホール
100 適用回路
101 出力段回路
102 バイアス回路
Th サイリスタ(本発明品)
N1 nチャネルMOSFET
P1 pチャネルMOSFET
N2 nチャネルMOSFET
Claims (7)
- 第1導電型の半導体基板の表面層に選択的に形成された第2導電型のベース領域と、該ベース領域の表面層に選択的に形成された第1導電型のカソード領域と、前記ベース領域と離れて選択的に形成された第2導電型のアノード領域と、該アノード領域と前記カソード領域に挟まれた前記半導体基板上に形成された厚いフィールド酸化膜と、前記アノード領域と前記ベース領域に挟まれた前記半導体基板上の前記厚いフィールド酸化膜上に形成されたゲート電極とを具備することを特徴とする半導体装置。
- 第1導電型の半導体基板の表面層に選択的に形成された第2導電型のベース領域と、該ベース領域と一部重複して、該ベース領域の周囲に形成された、該ベース領域より不純物濃度が高い第2導電型のウエル領域と、前記ベース領域と前記ウエル領域の表面層に、選択的に形成された第1導電型のカソード領域と、前記ウエル領域と離れて選択的に形成された第2導電型のアノード領域と、該アノード領域と前記カソード領域に挟まれた前記半導体基板上に形成された厚いフィールド酸化膜と、前記アノード領域と前記ウエル領域に挟まれた前記半導体基板上の前記厚いフィールド酸化膜上に形成されたゲート電極とを具備することを特徴とする半導体装置。
- 第1導電型の半導体基板の表面層に選択的に形成された第2導電型のベース領域と、該ベース領域と一部重複して、該ベース領域の周囲に形成された、該ベース領域より不純物濃度が高い第2導電型のウエル領域と、前記ベース領域と前記ウエル領域の表面層に、選択的に形成された第1導電型のカソード領域と、前記ウエル領域と離れて選択的に形成された前記半導体基板の不純物濃度より高い第1導電型のバッファ領域と、該バッファ領域の表面層に選択的に形成された第2導電型のアノード領域と、該アノード領域と前記カソード領域に挟まれた前記半導体基板上に形成された厚いフィールド酸化膜と、前記バッファ領域と前記ウエル領域に挟まれた前記半導体基板上の前記厚いフィールド酸化膜上に形成されたゲート電極とを具備することを特徴とする半導体装置。
- アノードが高圧電源の高電位側に接続する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体装置と、該半導体装置のカソード側と接続するドレインと前記高圧電源のグランド側と接続するソースとを有するnチャネルの第1MOSFETとから構成され、負荷へ電力を供給する出力点となる前記カソードと前記ドレインの接続点を有する出力段回路と、前記半導体装置のゲートと接続し、該半導体装置をオン制御する信号を伝送するバイアス回路とを具備する適用回路。
- 請求項4に記載の適用回路において、前記半導体装置が低圧駆動回路で制御されるバイアス回路を介してオン制御され、前記第1MOSFETが前記低圧駆動回路でオン・オフ制御され、前記半導体装置の主電流が保持電流以下となることで前記半導体装置をオフ制御され、該オフ動作の後、前記第1MOSFETをオン動作させることを特徴とした適用回路。
- 前記バイアス回路が、pチャネルの第2MOSFETとnチャネルの第3MOSFETで構成されるインバータ回路であって、前記第2MOSFETと前記第3MOSFETとのゲートが互いに接続し、該接続点に前記低圧駆動回路から出力される第1信号が入力され、前記第2MOSFETのドレインと前記第3MOSFETのドレインの接続点から出力される第2信号を前記半導体装置のゲートへ入力して、前記半導体装置がオン制御されることを特徴とする請求項5に記載の適用回路。
- 請求項4ないし請求項6に記載の適用回路を同一半導体基板に形成したことを特徴とする半導体集積回路装置。
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