JP4831411B2 - 貯留型熱源システム - Google Patents
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Description
続いて、本発明の第1の実施形態にかかる貯留型熱源システムおよび貯留型熱源装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1において、1は本実施形態の貯留型熱源システムである。貯留型熱源システム1は、図示するように基本ユニット2(貯留型熱源装置)と増設ユニット3(貯留型熱源装置)と熱源5とに大別され、両者を配管接続することによって構成されている。基本ユニット2および増設ユニット3は、それぞれ湯水(液体)を貯留可能なメインタンク10(第1貯留タンク)およびサブタンク50(第2貯留タンク)を備えており、メインタンク10およびサブタンク50を中心として第1加熱系統H1(第1加熱系)および第2加熱系統H2(第2加熱系)を形成した構成とされている。
メインタンク貯湯運転は、基本ユニット2を構成するメインタンク10内に所定の温度まで加熱された湯水を貯留する運転方法である。貯留型熱源システム1がメインタンク貯湯運転を実施する場合は、熱源5および循環ポンプ12が作動状態とされる。これにより、図2にハッチングや矢印で示すように、加熱用循環流路11にメインタンク10の底部10b側から湯水が取り出され、メインタンク10の頂部10aに戻る湯水の循環流が発生する。
サブタンク貯湯運転は、増設ユニット3を構成するサブタンク50内に所定の温度まで加熱された湯水を貯留するための運転であり、本実施形態の貯留型熱源システム1において特徴的な運転方法である。サブタンク貯湯運転は、図3に矢印やハッチングで示すように上記したメインタンク貯湯運転でメインタンク10に貯留された高温の湯水と、サブタンク50に存在する湯水とを置換することにより、サブタンク50に高温の湯水を貯留する運転である。
暖房運転は、配管接続口70a,71aに対して配管接続された負荷端末(図示せず)との間で循環する液体を加熱する運転である。暖房運転は、上記したサブタンク貯湯運転の実施後、サブタンク50に貯留されている高温の湯水を図4に矢印やハッチングで示すように循環させることにより実施される。
メインタンク給湯運転は、基本ユニット2に設けられたメインタンク10に貯留されている高温の湯水を配管接続口15aに配管接続されたカラン等に供給するための運転である。メインタンク給湯運転を実施する場合は、三方弁17のポート17b,17cが開状態とされ、ポート17aが閉状態とされる。また、増設ユニット3に設けられた三方弁63が閉状態とされる。これにより、第1頂部側流路15を流れる湯水が、タンク接続流路18や頂部側接続流路19を介して増設ユニット3側に流れない状態となる。
サブタンク給湯運転は、増設ユニット3側に設けられたサブタンク50内に貯留されている湯水を第2頂部側流路52および第1頂部側流路15を介して取り出し、配管接続口15aに配管接続されたカラン等に供給する運転である。さらに具体的には、サブタンク給湯運転を実施する場合は、三方弁17のポート17a,17bが開状態とされると共に、ポート17cが閉状態とされ、メインタンク10内の湯水を頂部10a側から導出できない状態とされる。また、増設ユニット3に設けられた三方弁63のポート63a〜63cが閉状態とされる。これにより、第1頂部側流路15を流れる湯水が、湯水搬送流路60や頂部側接続流路19を介して増設ユニット3側に流れ込んだり、サブタンク50内に貯留されている湯水が頂部50a側に接続された頂部側分岐部65を構成する配管を介して流出するのが阻止される。すなわち、三方弁63を閉状態とすることにより、湯水搬送流路60を介してサブタンク50に対して湯水が流出入できない状態とされる。
追焚運転は、風呂往き流路28および風呂戻り流路29の末端に設けられた配管接続口28a,29aに配管接続された浴槽(図示せず)内に貯留されている湯水を加熱する運転である。追焚運転を実施する場合は、追焚一次側循環ポンプ26および追焚二次側循環ポンプ30が作動状態とされる。風呂一次側循環ポンプ26が作動すると、メインタンク10に貯留されている湯水がメインタンク10の頂部10a側から風呂用循環流路13に流出し、底部10b側に戻る循環流を形成する。風呂用循環流路13を流れる湯水は、中途に設けられた風呂用熱交換器27の一次側を通過する。
続いて、本発明の第2実施形態にかかる貯留型熱源システム80について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、貯留型熱源システム80は、上記第1実施形態の貯留型熱源システム1と大部分が同一の構成であるため、共通する部分については同一の符号を付し、詳細の説明については省略する。
メインタンク貯湯運転は、上記した貯留型熱源システム1におけるメインタンク貯湯運転とほぼ同様にして実施される。すなわち、メインタンク貯湯運転を実施する場合は、増設ユニット3に設けられた三方弁81が閉止された状態とされ、この状態で熱源5と循環ポンプ12が作動状態とされる。これにより、図9に矢印やハッチングで示すように、メインタンク10内に貯留されている湯水が加熱用循環流路11の熱源往き流路11aを介して底部10b側から取り出される。底部10b側から取り出された湯水は、熱源5において加熱され、熱源戻り流路11bを介してメインタンク10に頂部10aから戻される。このようにしてメインタンク10内の湯水の加熱が開始された後、温度センサ14a〜14eにより、メインタンク10内に所定の温度以上の湯水が所定量だけ貯留されたことが確認されると、熱源5および循環ポンプ12が停止状態とされ、メインタンク貯湯運転が完了する。
サブタンク貯湯運転は、上記したメインタンク貯湯運転においてメインタンク10に貯留された高温の湯水をサブタンク50に貯留されている低温の湯水と置換することにより、サブタンク50に高温の湯水を貯留する運転方法である。貯留型熱源システム80がサブタンク貯湯運転を実施する場合は、先ず三方弁81のポート81a,81bが開状態とされると共に、ポート81cが閉状態とされる。また、三方弁63のポート63a,63cが開状態とされると共に、ポート63bが閉状態とされる。すなわち、三方弁63を開度調整することにより、湯水搬送流路60の本流部67を流れる湯水を頂部側分岐部65を介してサブタンク50に頂部50a側から導入可能であり、底部50b側に流入できないように流路が切り替えられる。
サブタンク暖房運転は、上記したサブタンク貯湯運転によってサブタンク50に貯留された湯水を用い、熱交換器62と配管接続口70a,71aに配管接続された負荷端末との間で循環する熱媒体を加熱する運転である。サブタンク暖房運転が実施される場合は、先ず湯水搬送流路60に設けられた三方弁81のポート81b,81cが開状態とされる。これにより、増設ユニット3を構成する流路が基本ユニット2を構成する流路から独立した状態とされる。
メインタンク暖房運転は、メインタンク貯湯運転によってメインタンク10に貯留されている高温の湯水を熱交換器62の一次側に供給することにより、負荷端末から熱交換器62の二次側に供給される熱媒体を加熱する運転方法である。メインタンク暖房運転は、メインタンク10に給湯運転や追焚運転に備えて貯留されている湯水を負荷端末に供給する熱媒体の加熱に使用する運転方法である。そのため、貯留型熱源システム80では、サブタンク50に負荷端末に供給する熱媒体の加熱に適した温度の湯水が貯留されていなかったり、サブタンク50に貯留されている高温の湯水の量が熱媒体を加熱するには少ないにもかかわらず、負荷端末に供給する熱媒体を加熱せねばならない場合にメインタンク暖房を実施する構成とされている。
給湯運転は、上記した貯留型熱源システム1におけるメインタンク給湯運転と同様にして実施される。すなわち、給湯運転を実施する場合は、三方弁63,81が閉状態とされる。この状態で配管接続口15aに配管接続されたカラン等を開くと、図13に矢印やハッチングで示すように配管接続口16aに配管接続された外部の給水源から低温の湯水が供給され、メインタンク10に底部10b側から流入する。これに伴い、メインタンク10の頂部10a側に存在する高温の湯水が第1頂部側流路15を介して流出し、カラン等に供給される。
追焚運転についても、上記した貯留型熱源装置1と同様に、メインタンク10に貯留されている湯水を利用して実施される。すなわち、追焚運転を実施する場合は、追焚一次側循環ポンプ26および追焚二次側循環ポンプ30が作動状態とされる。これにより、図14に矢印やハッチングで示すように、メインタンク10に貯留されている湯水がメインタンク10の頂部10a側から風呂用循環流路13に流出し、底部10b側に戻る循環流を形成すると共に、浴槽内の湯水が風呂往き流路28および風呂戻り流路29を介して循環する。これにより、浴槽内の湯水が、風呂用熱交換器27において風呂用循環流路13を流れる高温の湯水との熱交換により加熱される。
続いて、本発明の第3実施形態にかかる貯留型熱源システム100について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、貯留型熱源システム100は、上記第1,2実施形態の貯留型熱源システム1,80と大部分が同一の構成であるため、共通する部分については同一の符号を付し、詳細の説明については省略する。
貯留型熱源システム100におけるメインタンク貯湯運転は、上記した貯留型熱源装置1,80と同様にして実施される。すなわち、メインタンク貯湯運転は、三方弁17,63,81が閉止された状態で熱源5および循環ポンプ12を作動させることにより実施される。循環ポンプ12を作動させると、図16に矢印やハッチングで示すように、メインタンク10内の湯水が底部10b側から取り出され、熱源5で加熱された後、頂部10a側に戻される。温度センサ14a〜14eによりメインタンク10内に所定温度まで加熱された湯水が所定量貯留されたことが確認されると、熱源5および循環ポンプ12が停止し、メインタンク貯湯運転が完了する。
貯留型熱源システム100におけるサブタンク貯湯運転は、上記した貯留型熱源装置80と同様にして実施される。すなわち、サブタンク貯湯運転を実施する場合は、三方弁81のポート81a,81bが開状態、ポート81cが閉状態とされると共に、三方弁63a,63cが開状態、ポート63bが閉状態とされる。そして、その後にポンプ61が作動状態とされる。これにより、図17に矢印やハッチングで示すようにメインタンク10に貯留されている高温の湯水が頂部10a側から第1頂部側流路15を介して取り出され、頂部側接続流路19→配管75→湯水搬送流路60の本流部67→頂部側分岐部65の順で流れた後、サブタンク50の頂部50a側に流入する。これに伴い、サブタンク50内に存在する低温の湯水は、第2底部側流路53を介して底部50b側から取り出され、配管77および底部側接続流路21を流れた後、メインタンク10の底部10b側に流入する。
サブタンク暖房運転は、上記第2実施形態の貯留型熱源システム80と同様にして実施される。すなわち、サブタンク暖房運転を実施する場合は、三方弁17のポート17aが閉状態とされる。また、三方弁63は、ポート63a,63bが開状態とされ、ポート63cが閉止される。さらに、三方弁81は、ポート81aが閉止され、ポート81b,81cが開状態とされる。
メインタンク暖房運転についても、上記第2実施形態の貯留型熱源システム80と同様にして実施される。すなわち、メインタンク暖房運転を実施する場合は、三方弁17のポート17aが閉状態とされる。また、三方弁63は、ポート63a,63bが開状態とされ、ポート63cが閉止される。さらに、三方弁81は、ポート81a,81bが開状態とされ、ポート81cが閉状態とされる。
メインタンク給湯運転は、上記第1,2実施形態の貯留型熱源システム1,80と同様にして実施される。すなわち、メインタンク給湯運転を実施する場合は、三方弁17のポート17aが閉状態とされると共に、ポート17b,17cが開状態とされ、メインタンク10内の湯水を第1頂部側流路15を介してメインタンク10から導出可能な状態とされる。また、三方弁81が閉状態とされる。この状態で配管接続口15aに配管接続されたカラン等が開栓されると、配管接続口16aに配管接続された外部の給水源からメインタンク10の底部10b側に低温の湯水が導入される。これに伴い、メインタンク10の頂部10a側に貯留されている高温の湯水がメインタンク10から押し出され、カラン等に供給される。
サブタンク給湯運転は、第1実施形態の貯留型熱源システム1において実施されたのとほぼ同様にして実施される。すなわち、サブタンク給湯運転を実施する場合は、三方弁81のポート81b,81cが開状態、ポート81aが閉状態とされると共に、三方弁17のポート17a,17bが開状態、ポート17cが閉状態とされる。この状態において配管接続口15aに配管接続されたカラン等が開栓されると、配管接続口16aに配管接続された外部の給水源からサブタンク50の底部50b側に低温の湯水が導入される。これに伴い、サブタンク50の頂部50a側に貯留されている高温の湯水がサブタンク50から押し出される。サブタンク50から押し出された湯水は、第2頂部側流路52→配管76→タンク接続流路18→第1頂部側流路15の順で流れ、カラン等に供給される。
追焚運転についても、上記した貯留型熱源装置1と同様にして実施される。さらに具体的には、貯留型熱源装置100が追焚運転を実施する場合は、追焚一次側循環ポンプ26および追焚二次側循環ポンプ30が作動状態とされ、図22に矢印やハッチングで示すように、メインタンク10に貯留されている湯水が風呂用循環流路13を循環すると共に、浴槽内の湯水が風呂往き流路28および風呂戻り流路29を介して循環する。これにより、浴槽内の湯水が、風呂用熱交換器27において風呂用循環流路13を流れる高温の湯水との熱交換により加熱される。
2 基本ユニット
3 増設ユニット
5 熱源
10 メインタンク(第1貯留タンク)
10a,50a 頂部
10b,50b 底部
11 加熱用循環流路(第1液体流路)
15 第1頂部側流路
16 第1底部側流路
17 三方弁(弁)
18 タンク接続流路
19 頂部側接続流路
21 底部側接続流路
50 サブタンク(第2貯留タンク)
52 第2頂部側流路
52b 第2頂部側分岐流路
53 第2底部側流路
60 湯水搬送流路(第2液体流路)
61 ポンプ
62 熱交換器
63,81 三方弁(流路調整手段)
65 頂部側分岐部
66 底部側分岐部
67 本流部
75,76,77 配管
Claims (5)
- 基本ユニットと増設ユニットとを有し、両者を配管接続して構成される貯留型熱源システムであって、
前記基本ユニットが、熱源において発生した熱エネルギーによって加熱された液体を貯留可能な第1貯留タンクと、当該第1貯留タンクの頂部側に接続された第1頂部側流路と、第1貯留タンクの底部側に接続された第1底部側流路と、熱源と第1貯留タンクとの間で液体を循環させることが可能な第1液体流路と、第1貯留タンクの底部側に繋がる底部側接続流路と、第1貯留タンクの頂部側に繋がる頂部側接続流路とを有するものであり、
増設ユニットが、液体を貯留可能な第2貯留タンクと、当該第2貯留タンクの頂部側に接続された第2頂部側流路と、第2貯留タンクの底部側に接続された第2底部側流路と、第2液体流路とを有し、
当該第2液体流路が、本流部と、当該本流部から分岐された頂部側分岐部と、前記本流部から分岐された底部側分岐部と、第2液体流路を流れる液体と他の液体との間で熱エネルギーを授受可能な熱交換器とを備え、本流部を流れる液体を頂部側分岐部あるいは底部側分岐部のいずれか一方に選択的に流通させることが可能なものであり、
基本ユニットの頂部側接続流路に、増設ユニットの第2液体流路の本流部が配管接続され、
基本ユニットの底部側接続流路に、増設ユニットの第2底部側流路が配管接続されており、
第1貯留タンクの底部側に貯留されている液体を第1液体流路を介して取り出して熱源において加熱し、熱源で加熱された液体を第1貯留タンクの頂部側に戻す第1貯留運転と、
第1貯留タンクの頂部側に貯留されている液体を頂部側接続流路を介して取り出し、第2液体流路の本流部および頂部側分岐部を介して第2貯留タンクの頂部側に導入すると共に、第2貯留タンクの底部側に貯留されている液体を第2底部側流路を介して取り出し、底部側接続流路を介して第1貯留タンクの底部側に導入することにより、第1貯留タンクに貯留されている液体の一部又は全部と、第2貯留タンクに貯留されている液体の一部又は全部とを置換する第2貯留運転とを実施可能であり、
当該第2貯留運転が、前記第1貯留運転において所定温度以上の液体が所定量以上貯留されることを条件として実施され、
第2貯留運転において第1貯留タンクと第2貯留タンクとの間を流れる液体の流速及び/又は流量が、第1貯留運転において第1液体流路を流れる液体の流速及び/又は流量よりも大きいことを特徴とする貯留型熱源システム。 - 第2頂部側流路が、第2液体流路の本流部に直接的あるいは間接的に接続されており、
液体を圧送可能なポンプが、第2液体流路の本流部の中途に配されており、
熱交換器が、第2液体流路の本流部及び/又は底部側分岐部に配されていることを特徴とする請求項1に記載の貯留型熱源システム。 - タンク接続流路と流路切替手段とを有し、
第1頂部側流路の中途にタンク接続流路が流路切替手段を介して接続されており、
当該流路切替手段によって第1頂部側流路とタンク接続流路との導通状態を調整可能であり、
前記タンク接続流路に第2頂部側流路が接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の貯留型熱源システム。 - 第2頂部側流路が、第2液体流路、頂部側接続流路、あるいは、第2液体流路と頂部側接続流路とを繋ぐ配管の中途に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の貯留型熱源システム。
- タンク接続流路と流路切替手段と、第2頂部側分岐流路とを有し、
第1頂部側流路の中途にタンク接続流路が流路切替手段を介して接続されており、
当該流路切替手段によって第1頂部側流路とタンク接続流路との導通状態を調整可能であり、
前記タンク接続流路に第2頂部側流路が接続されており、
前記第2頂部側分岐流路が、第2頂部側流路の中途で分岐された流路であり、第2液体流路、頂部側接続流路、あるいは、第2液体流路と頂部側接続流路とを繋ぐ配管の中途に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の貯留型熱源システム。
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