JP4832755B2 - ポリオルガノシロキサン発泡材、発泡体およびその製造方法 - Google Patents
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Description
(A)(A1)一般式:
R1 aR2 bSiO(4−(a+b))/2 (I)
(式中、R1は、アルケニル基を表し;R2は、たがいに同一でも相異なっていてもよく、脂肪族不飽和結合を有しない置換または非置換の1価の炭化水素基を表し;aは、1または2の整数を表し、bは、0〜2の整数を表し、a+bは、1〜3の整数である)で示される単位を、分子中に少なくとも2個有するアルケニル基含有ポリオルガノシロキサン;
(A2)一般式:
R3 cHdSiO(4−(c+d))/2 (II)
(式中、R3は、たがいに同一でも相異なっていてもよく、脂肪族不飽和結合を有しない置換または非置換の1価の炭化水素基を表し;cは、0〜2の整数を表し、dは、1または2の整数を表し、c+dは、1〜3の整数である)で示される単位を、分子中に少なくとも3個有するポリオルガノハイドロジェンシロキサン、(A)成分のアルケニル基1個に対する、ケイ素原子に結合した水素原子の量が、0.5〜5個になる量;
(A3)白金化合物、触媒量;ならびに
(A4)補強性シリカおよび/またはカーボンブラック
を含む付加反応型ポリオルガノシロキサン組成物100重量部;
(B)平均粒子径1〜500μmのポリオキシアルキレン系吸水性樹脂粉末1〜20重量部;
(C)ノニオン系界面活性剤0.1〜5重量部;
(D)水50〜250重量部;ならびに
(E)表面に親水基を有する充填剤;(D)水に対して1〜50重量%
を含み、
少なくとも(E)が、(A1)と(A4)の均一混合後に配合されることを特徴とするポリオルガノシロキサン発泡材である。
R1 aR2 bSiO(4−(a+b))/2 (I)
(式中、R1、R2、aおよびbは、前述のとおり)で示される単位を、分子中に少なくとも2個有するアルケニル基含有ポリオルガノシロキサンである。該(A1)成分は、本発明の組成物のベースポリマーであり、ケイ素原子に結合したアルケニル基が、(A2)成分中のケイ素原子に結合した水素原子とのヒドロシリル化反応により、架橋を行うとともに、他の成分との連携により発泡体に強度を付与する成分である。
R3 cHdSiO(4−(c+d))/2 (II)
(式中、R3、cおよびdは、前述のとおり)で表される単位を、1分子中に少なくとも3個有するポリオルガノハイドロジェンシロキサンであり、ケイ素原子に結合した水素原子が、(A)成分中のアルケニル基との付加反応、すなわちヒドロシリル反応を行う架橋剤として寄与する。
a−1:両末端がジメチルビニル基で封鎖され、中間単位がジメチルシロキサン単位からなるポリジオルガノシロキサン、粘度10Pa・s;
h−1:両末端がトリメチルシリル基で封鎖され、中間単位としてジメチルシロキサン単位とメチルハイドロジェンシロキサン単位を含み、ケイ素原子に結合した水素原子が0.8重量%であるポリメチルハイドロジェンシロキサン、粘度0.5Pa・s;
(A3)成分として、下記の白金化合物を用いた。
p−1:塩化白金酸と1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラメチルジシロキサンから得られた錯体、白金原子含有量2重量%。
f−1:へキサメチルジシラザンで表面処理された煙霧質シリカ;
(B)成分として、下記の吸水性樹脂粉末を用いた。
b−1:平均粒子径40μmで、粒子径75μm以上の粒子を除去したイソシアナート変性ポリオキシエチレン吸水性樹脂粉末。
c−1:ポリオキシエチレンラウリルエーテル(HLB:9.6)。
e−1:表面処理の施されていない沈殿シリカ。
e’−1:へキサメチルジシラザンで表面処理された沈殿シリカ。
[実施例1〜2、比較例1〜3]
表1に示す組成(単位:部)、および表1に示す製法で発泡材を調製した。具体的には以下の通りである。
実施例1(製法A)
(1) 両末端ビニルオイル(a−1)と表面処理された煙霧質シリカ(f−1)を加熱減圧下で混合し、冷却後、吸水性樹脂粉末(b−1)を混合、さらに水と界面活性剤(c−1)を混合したものを混合して、混合物1を得た。
(2) 混合物1に沈殿シリカ(e−1)を混合し、Hオイル(h−1)と白金触媒(p−1)を加え、発泡材を調製した。
実施例2(製法B)
(1) 両末端ビニルオイル(a−1)と表面処理された煙霧質シリカ(f−1)を加熱減圧下で混合し、混合物1を得た。
(2) 水と界面活性剤(c−1)を混合したものに、吸水性樹脂粉末(b−1)を混合して、吸水性樹脂粉末が均一に吸水した状態で沈殿シリカ(e−1)を混合し、混合物2を得た。
(3) 混合物1と混合物2を混合し、Hオイル(h−1)と白金触媒(p−1)を加え、発泡材を調製した。
比較例1(製法A)
沈殿シリカ(e−1)を使用しない以外は、実施例1(製法A)と同様にして発泡材を調製した。
比較例2(製法A)
沈殿シリカ(e−1)に代えてへキサメチルジシラザンで表面処理された沈殿シリカ(e’−1)を使用した以外は、実施例1(製法A)と同様にして発泡材を調製した。
比較例3(製法C)
(1) 両末端ビニルオイル(a−1)と表面処理された煙霧質シリカ(f−1)および沈殿シリカ(e−1)を加熱減圧下で混合し、冷却後、吸水性樹脂粉末(b−1)を混合して、混合物1を得た。
(2) 水と界面活性剤(c−1)を混合し、混合物2を得た。
(3) 混合物1と混合物2を混合し、Hオイル(h−1)と白金触媒(p−1)を加え、発泡材を調製した。
[シート成形方法]
上記のように調製した発泡材を、120mm×120mm、厚さ6mmの金型に注型し、密閉、加圧して、90℃で20分加熱することによってプレス成形を行い、ゴム状弾性体を得た。型を開放して弾性体を取り出し、250℃の乾燥器中で4時間加熱して、水分を除去し、スポンジ状に硬化した発泡体を作製した。
[ローラー成形方法]
内径25mm、長さ230mmのパイプ状金型に、表面をプライマー処理した外径12mmのシャフトをパイプの中心になるように両端部のフランジを介して配置した。両端のフランジは、材料の注型孔・エアーベントとしてφ4mmの孔を有する。
(1)硬さ:シート硬化物の中央部および端から2cmの部分(以下、端部という)の硬さを、JIS K 6249におけるタイプEデュロメータによって測定した。
(2)線収縮率:
JIS K 6249のシート法に準じて、シートの相対する辺の中心間の距離を測定し、線収縮率を算出した
(3)熱伝導率:
京都電子(株)製、迅速熱伝導率計を用いて測定した。
(4)ロール成形性:
成形後のロールの成形状態を目視で確認した。
(5)ロール直径:
レーザー測定機を用いてローラー中央部および端部から2cmの部分の直径を測って平均値を求めた。
Claims (14)
- (A)(A1)一般式:
R1 aR2 bSiO(4−(a+b))/2 (I)
(式中、R1は、アルケニル基を表し;R2は、たがいに同一でも相異なっていてもよく、脂肪族不飽和結合を有しない置換または非置換の1価の炭化水素基を表し;aは、1または2の整数を表し、bは、0〜2の整数を表し、a+bは、1〜3の整数である)で示される単位を、分子中に少なくとも2個有するアルケニル基含有ポリオルガノシロキサン;
(A2)一般式:
R3 cHdSiO(4−(c+d))/2 (II)
(式中、R3は、たがいに同一でも相異なっていてもよく、脂肪族不飽和結合を有しない置換または非置換の1価の炭化水素基を表し;cは、0〜2の整数を表し、dは、1または2の整数を表し、c+dは、1〜3の整数である)で示される単位を、分子中に少なくとも3個有するポリオルガノハイドロジェンシロキサン、(A)成分のアルケニル基1個に対する、ケイ素原子に結合した水素原子の量が、0.5〜5個になる量;
(A3)白金化合物、触媒量;ならびに
(A4)補強性シリカおよび/またはカーボンブラック
を含む付加反応型ポリオルガノシロキサン組成物100重量部;
(B)平均粒子径1〜500μmのポリオキシアルキレン系吸水性樹脂粉末1〜20重量部;
(C)ノニオン系界面活性剤0.1〜5重量部;
(D)水50〜250重量部;ならびに
(E)表面に親水基を有する充填剤;(D)水に対して1〜50重量%
を含み、
(1)アルケニル基含有ポリオルガノシロキサン(A1)と補強性シリカおよび/またはカーボンブラック(A4)を加熱減圧下で混合し、冷却後、ポリオキシアルキレン系吸水性樹脂粉末(B)を混合し、さらに水(D)とノニオン系界面活性剤(C)を混合したものを混合して、混合物1を得て、
(2)該混合物1に表面に親水基を有する充填剤(E)を混合し、ポリオルガノハイドロジェンシロキサン(A2)と白金化合物(A3)を加えて得られる、ポリオルガノシロキサン発泡材。 - (A)(A1)一般式:
R 1 a R 2 b SiO (4−(a+b))/2 (I)
(式中、R 1 は、アルケニル基を表し;R 2 は、たがいに同一でも相異なっていてもよく、脂肪族不飽和結合を有しない置換または非置換の1価の炭化水素基を表し;aは、1または2の整数を表し、bは、0〜2の整数を表し、a+bは、1〜3の整数である)で示される単位を、分子中に少なくとも2個有するアルケニル基含有ポリオルガノシロキサン;
(A2)一般式:
R 3 c H d SiO (4−(c+d))/2 (II)
(式中、R 3 は、たがいに同一でも相異なっていてもよく、脂肪族不飽和結合を有しない置換または非置換の1価の炭化水素基を表し;cは、0〜2の整数を表し、dは、1または2の整数を表し、c+dは、1〜3の整数である)で示される単位を、分子中に少なくとも3個有するポリオルガノハイドロジェンシロキサン、(A)成分のアルケニル基1個に対する、ケイ素原子に結合した水素原子の量が、0.5〜5個になる量;
(A3)白金化合物、触媒量;ならびに
(A4)補強性シリカおよび/またはカーボンブラック
を含む付加反応型ポリオルガノシロキサン組成物100重量部;
(B)平均粒子径1〜500μmのポリオキシアルキレン系吸水性樹脂粉末1〜20重量部;
(C)ノニオン系界面活性剤0.1〜5重量部;
(D)水50〜250重量部;ならびに
(E)表面に親水基を有する充填剤;(D)水に対して1〜50重量%
を含み、
(1)アルケニル基含有ポリオルガノシロキサン(A1)と補強性シリカおよび/またはカーボンブラック(A4)を加熱減圧下で混合し、混合物1を得て、
(2)水(D)とノニオン系界面活性剤(C)を混合したものに、ポリオキシアルキレン系吸水性樹脂粉末(B)を混合して、ポリオキシアルキレン系吸水性樹脂粉末(B)が均一に吸水した状態で表面に親水基を有する充填剤(E)を混合し、混合物2を得て、
(3)該混合物1と該混合物2を混合し、ポリオルガノハイドロジェンシロキサン(A2)と白金化合物(A3)を加えて得られる、ポリオルガノシロキサン発泡材。 - (A)の23℃における見掛粘度が0.5〜1,000Pa・sである、請求項1又は2記載の発泡材。
- (A1)の平均重合度が、50〜2,000である、請求項1〜3の何れか1項記載の発泡材。
- (A4)の量が、(A1)の0.5〜50重量%である、請求項1〜4のいずれか1項記載の発泡材。
- (B)が、末端反応性ポリオキシアルキレンとポリイソシアナートとの反応によって得られるポリマーである、請求項1〜5のいずれか1項記載の発泡材。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載の発泡材を成形して硬化させ、ついで加熱により水を蒸発させて得られる発泡体。
- 研磨レススポンジロールである、請求項7記載の発泡体。
- 表面にフッ素樹脂コーティングを施した、請求項8記載の発泡体。
- フッ素樹脂フィルムを一体成形した、請求項8記載の発泡体。
- 請求項8記載の発泡体の外層として、フッ素ゴム層またはフッ素樹脂層を設けた、乾式トナーの定着部に使用される加圧ロール。
- カーボンブラックを含み、感光ドラムに接触して、帯電ロール、転写ロール、現像ロールまたは静電除去ロールとして使用される、請求項7記載の発泡体。
- 請求項1〜6のいずれか1項記載の発泡材を成形し、温度60〜100℃で硬化させた後、温度150℃〜300℃に加熱することを特徴とする、発泡体の製造方法。
- 成形が、射出成形である、請求項13記載の発泡体の製造方法。
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