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JP4832895B2 - 転写装置 - Google Patents
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JP4832895B2 - 転写装置 - Google Patents

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本発明は、転写装置に係り、特に、型の表面に形成された微細な転写パターンを基板の表面に転写するものに関する。
近年、電子線描画法などで石英基板等に超微細な転写パターンを形成して型(テンプレート、スタンパ)を作製し、被成形品(基板)として被転写基板表面に形成されたレジスト膜に前記型を所定の圧力で押圧して、当該型に形成されたパターンを転写するナノインプリント技術が研究開発されている(非特許文献1参照)。
また、前記ナノインプリントを実行するための装置としてたとえば特許文献1に記載の転写装置100が知られている(図6、図7参照)。この転写装置100は、L字型のフレーム102の下部水平部にXステージ106、Yステージ108を設けてその上に被成形品(基板W)の支持部である基板テーブル104を搭載し、フレーム102の垂直部の上部に上下方向の移動機構112を介して型支持部(型保持体)110を設けている。型保持体110は、転写用の微細なパターンが形成されている型Mを保持するものである。
そして、図6に示す状態から基板テーブル104を、Xステージ106、Yステージ108を用いてX軸方向Y軸方向で適宜位置決めし、型保持体110を下降し型Mで基板Wを押圧することで、基板Wへの微細なパターンの転写を行うようになっている。
特開2004−34300号公報 Precision Engineering Journal of the International Societies for Precision Engineering and Nanotechnology
ところで、従来の転写装置100では、基板Wを型Mよりも大きく形成し、基板WをX軸Y軸方向に適宜移動位置決めし、1つの基板Wの複数箇所に転写を行うようになっている。そして、複数箇所に転写がされた基板を適宜切り離し、1枚の大きい基板から多数の製品や半製品を得ることで、転写を効率良く行うことができるようになっている。
また、従来の転写装置100においては、精度良く安定した状態で基板テーブル104を移動位置決めするために、基板テーブル104がこの周辺部(X軸、Y軸方向の両端部やこの近傍で)でXステージ106やYステージ108に支持されている。
したがって、転写をするときに型Mで基板Wを押圧する部位(基板テーブル104の中央部)と、基板テーブル104がXステージ106やYステージ108で支持されている部位(基板テーブル104の周辺部)との位置がずれており、型Mで基板Wを押圧することにより、モーメントが発生し基板テーブル104や基板Wが図6の下方向に撓み正確な転写を行うことが困難になるという問題がある。
なお、この問題解決すべく、基板テーブル104の厚さを厚くする等して基板テーブルの剛性を上げることも考えられるが、基板テーブル104を厚くすると、基板テーブル104の質量が増え、基板テーブル104に位置決め制御が困難になり、転写装置の質量が増え転写装置が大型化する等の弊害がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、型に設けられている微細なパターンを基板に転写する転写装置において、基板を載置する基板テーブルの質量の増加を抑えつつ、転写の際に押圧する力がかかっても、基板テーブルが変形しにくい転写装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、被成形材料である基板を保持する基板テーブルと、前記基板テーブルを移動位置決め可能な基板移動位置決め手段と、前記基板テーブルに対向させて配置した転写用の型を保持可能であると共に、前記基板テーブルに対して接近・離反する方向に相対的に移動自在な型保持体と、前記基板テーブルに対して前記型保持体を相対的に移動させるための駆動手段と、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられる場合、前記基板テーブルが変形することを防止するために、前記基板テーブルに外力を加えることが可能な外力付加手段とを有し、前記外力付加手段は、前記基板テーブルに接触して前記基板テーブルに外力を加える外力付加部材を備えて構成されていると共に、前記基板移動位置決め手段で前記基板テーブルを移動させるときには、前記外力付加部材を前記基板テーブルから離しておき、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられるときに、前記外力付加部材を前記基板テーブルに接触させて外力を付加するように構成されている転写装置において、前記外力付加部材が前記基板テーブルに接触したことを検出する検出手段を備え、前記外力付加手段は、前記基板テーブルと前記型保持体とが互いに離れているときに、前記外力付加部材が前記基板テーブルの方向に移動し、前記検出手段で前記外力付加部材が前記基板テーブルに接触したことを検出したときに、前記外力付加部材の移動を停止すると共にこの停止した前記外力付加部材の位置を保持することで、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられるときの前記基板テーブルの変形を防止するように構成されている転写装置である。
請求項に記載の発明は、被成形材料である基板を保持する基板テーブルと、前記基板テーブルを移動位置決め可能な基板移動位置決め手段と、前記基板テーブルに対向させて配置した転写用の型を保持可能であると共に、前記基板テーブルに対して接近・離反する方向に相対的に移動自在な型保持体と、前記基板テーブルに対して前記型保持体を相対的に移動させるための駆動手段と、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられる場合、前記基板テーブルが変形することを防止するために、前記基板テーブルに外力を加えることが可能な外力付加手段とを有し、前記外力付加手段は、前記基板テーブルに接触して前記基板テーブルに外力を加える外力付加部材を備えて構成されていると共に、前記基板移動位置決め手段で前記基板テーブルを移動させるときには、前記外力付加部材を前記基板テーブルから離しておき、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられるときに、前記外力付加部材を前記基板テーブルに接触させて外力を付加するように構成されている転写装置において、前記外力付加部材が前記基板テーブルに接触したことを検出する検出手段を備え、前記外力付加手段は、前記基板テーブルと前記型保持体とが互いに離れているときに、前記外力付加部材前記基板テーブルの方向に移動し、前記検出手段で前記外力付加部材が前記基板テーブルに接触したことを検出したときに前記外力付加部材の移動を停止すると共に、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられるときの前記基板テーブルに加わる力の変化にかかわらず、前記停止した前記外力付加部材の位置が一定の位置になるように保持することで、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられるときの前記基板テーブルの変形を防止するように構成されている転写装置である。
請求項に記載の発明は、フレームに一体的に設けられ、被成形材料である基板を、保持する基板テーブルと、前記基板テーブルに対向させて配置した転写用の型を保持可能であると共に、前記基板テーブルに対して接近・離反する方向で、前記フレームに対して移動自在に設けられた型保持体と、前記型保持体を移動させる駆動手段と、前記フレームと前記基板テーブルとの間に形成されている空間に設けられていると共に、延びた場合には外力付加部材を前記基板テーブルに接触させ、縮んだ場合には前記外力付加部材を前記基板テーブルから離すように、前記フレームに設けられているピエゾ装置とを有する転写装置である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の転写装置において、前記外力付加部材の位置を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果により、前記ピエゾ装置に加える電圧を制御する制御手段とを有する転写装置である。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の転写装置において、前記ピエゾ装置と前記外力付加部材との間に設けられた中間部材と、前記基板テーブルに接触する接触側部位と弾性を備えた弾性部位とを備えて構成され、前記弾性部位が前記中間部材と前記接触側部位との間に位置するようにして、前記中間部材に一体的に設けられた前記外力付加部材と、前記中間部材に対する前記接触側部位の位置を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果により、前記ピエゾ装置に加える電圧を制御する制御手段とを有する転写装置である。
請求項に記載の発明は、フレームに一体的に設けられ、被成形材料である基板を保持する基板テーブルと、前記基板テーブルに対向させて配置した転写用の型を保持可能であると共に、前記基板テーブルに対して接近・離反する方向で、前記フレームに対して移動自在に設けられた型保持体と、前記型保持体を移動させる駆動手段と、前記フレームと前記基板テーブルとの間に形成されている空間に設けられていると共に、延びた場合には外力付加部材を前記基板テーブル方向に移動させ、縮んだ場合には前記外力付加部材を前記基板テーブルから離す方向に移動させるように、前記フレームに設けられているピエゾ装置と、前記ピエゾ装置と前記基板テーブルとの間にかかる力を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果により、前記ピエゾ装置に加える電圧を制御する制御手段とを有する転写装置である。
この発明によれば、型に設けられている微細なパターンを基板に転写する転写装置において、基板を載置する基板テーブルの質量の増加を抑えつつ、転写の際に押圧する力がかかっても、基板テーブルが変形しにくい転写装置を提供することができるという効果を奏する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る転写装置1の概略構成を示す図である。
なお、本件明細書においては、説明の便宜のために、水平方向の一方向をX軸方向とし、水平方向の他の一方向であって前記X軸方向に垂直な方向をY軸方向とし、鉛直方向をZ軸方向とする。
転写装置1は、従来の転写装置100と同様に、型Mの表面に形成された微細なパターン(たとえば凹凸パターン)を基板Wの表面に転写する装置であり、基板テーブル104と型保持体(型保持テーブル)110とを備えている。
基板テーブル104は、基板移動位置決め手段の例であるXステージ、Yステージ(図1においてはいずれも図示せず)によって支持され、X軸方向、Y軸方向に移動位置決め自在になっている。
また、基板テーブル104は、たとえば、所定の厚みを有する矩形な板状に形成され厚さ方向が上下方向(Z軸方向)に一致するように配置されており、上面の平面に被成形材料である薄い平板状の基板(たとえば矩形な板状の基板)Wを搭載し保持することができるように構成されている。
基板Wの一方の表面には、前記型Mの微細な転写パターンが転写される部位である被成形層(たとえばUV硬化樹脂または熱硬化樹脂で構成された被成形層)が設けられており、基板テーブル104に保持された状態では、基板Wの上側の平面に前記被成形層が存在しており、基板Wの下側の平面(被成形層が設けられていない面)が前記基板テーブル104の上面に接している。
型保持体110は、基板テーブル104の上方に設けられている。また、型保持体110は、下面の平面に転写用の型(矩形な平板状の型)Mを配置し保持することができるようになっている。型保持体110の下面は、基板テーブル104の上面に対して平行になっている。したがって、型保持体110の下面に保持された型Mの下面と基板テーブル104に保持された基板Wの上面とは対向し互いに平行になっている。また、型保持体110の下面に保持された型Mの下面には、微細な転写パターンが存在している。
また、型保持体110は、型Mの転写パターンを基板Wに転写すべく型Mの下面が基板Wの上面に接触している位置と、基板Wを基板テーブル104に設置しもしくは基板Wを前記基板テーブル104から取り外すべく型Mが基板Wから離れた位置との間で、基板テーブル104に対して接近・離反する方向(基板テーブル104の上面に直交する方向;Z軸方向)に相対的に移動自在になっている。
たとえば、型保持体110は、図示しないリニアガイドベアリング等を介して転写装置1のフレーム102(「L」字状以外の形態であってもよい。)に対して、Z軸方向に移動自在になっている。しかしながら、転写装置1のフレーム102に型保持体110が固定されておりフレーム102に対して基板テーブル104がZ軸方向に移動するように構成されていてもよいし、さらには、転写装置1のフレーム102に対して、型保持体110と基板テーブル104との両方が移動するように構成されていてもよい。すなわち、転写装置1のフレーム102に対して、型保持体110、基板テーブル104の少なくともいずれか一方がZ軸方向で移動するように構成されていればよい。
図1に示す転写装置1では、基板テーブル104が下方に位置し型保持体110が上方に位置しているが、逆に、基板テーブル104が上方に位置し型保持体110が下方に位置していてもよいし、型保持体110や基板テーブル104の移動方向が水平方向や斜め方向になるようにしてもよい。
また、転写装置1には、基板テーブル104に対して型保持体110を相対的に移動するための駆動手段(図示せず)と硬化手段(図示せず)とが設けられている。前記駆動手段は、サーボモータ等のアクチュエータを用いて、たとえば、型保持体110をZ軸方向に移動するものである。前記硬化手段は、型Mの転写パターンを基板Wに転写すべく前記駆動手段によって型Mが基板Wに押し付けられたとき(押圧されたとき)に、基板Wの上面に設けられている被成形層を硬化させるためのものであり、被成形層が熱硬化性樹脂で構成されている場合には、前記被成形層を加熱し、被成形層がUV硬化樹脂で構成されている場合には、前記被成形層に紫外線を照射するものである。
また、転写装置1には、前述したように、基板テーブル104を、X軸方向、Y軸方向で移動位置決め自在な基板移動位置決め手段が設けられている。この基板移動位置決め手段は、たとえば、前述したXステージ106、Yステージ108を用いて構成されている。より詳しくは、基板テーブル104は、たとえばリニアガイドベアリングを介して、基板テーブル104の周辺部でフレーム102に支持されている。
そして、基板テーブル104と型保持体110とが互いに離れているときに(基板Wと型Mとが互いに離れているときに)、サーボモータ等のアクチュエータを用いて、基板テーブル104をX軸方向、Y軸方向に移動位置決め自在になっている。
なお、型Mの面積は、基板Wの面積よりも小さくなっており、したがって、基板テーブル104を水平方向に適宜移動位置決めして、各位置決め後毎に基板Wへの転写を行うことができるようになっている。そして、前記複数回の転写後、転写がされた基板Wを適宜切り離せば、1枚の大きい基板Wから多数の製品や半製品を得ることができるものである。
また、転写装置1には、型Mの転写パターンを基板Wに転写すべく前記駆動手段によって型Mが基板Wに押し付けられる場合、基板テーブル104が変形すること(下方向に撓むこと)を防止するために、基板テーブル104に外力を加えることが可能な外力付加手段が設けられている。
前記外力付加手段は、たとえば、型Mが押し付けられる基板テーブル104の箇所の近傍に、押し付け力に相当する反力を付加するように構成されている。すなわち、前記外力付加手段は、型Mによって力が加えられる方向(Z軸方向)から眺めた場合、型Mが押し付けられる箇所とほぼ一致している箇所であって基板テーブル104の下面に位置する箇所に、型Mと同じ面積で前記反力(図1では上向きの力)を付加するように構成されている。
また、前記外力付加手段は、基板テーブル104に接触して基板テーブル104に外力を加える外力付加部材を備えて構成されていると共に、前述したように、前記基板移動位置決め手段で基板テーブル104をX軸方向やY軸方向に移動するときには、前記外力付加部材を基板テーブル104から離しておき、前記駆動手段によって型Mが基板Wに押し付けられるときに、前記外力付加部材を基板テーブル104に接触させて外力を付加するように構成されている。
例を掲げてより詳しく説明すると、前記外力付加手段は、ピエゾ装置3を用いて構成されている。ピエゾ装置3は、薄い板状の多数のピエゾ素子4を、これらの厚さ方向に積層して構成されている。
そして、基板Wを基板テーブル104に設置するときや、基板テーブル104をX軸方向やY軸方向に移動位置決めするときには、各ピエゾ素子4(ピエゾ装置3)に電圧を加えることなく、図1に示すように、ピエゾ装置3の上面と基板テーブル104の下面とを距離Lだけ離しておく。また、前記駆動手段によって型Mが基板Wに押し付けられるときには、各ピエゾ素子4(ピエゾ装置3)に適宜の電圧を加えることにより、基板テーブル104にピエゾ装置3の上面を接触させ、基板テーブル104の変形を防止するようになっている。なお、図1に示す転写装置1では、最も上に位置しているピエゾ素子4aが、前記外力付加部材に相当する。
ところで、ピエゾ装置3に十分な剛性がある場合には、型Mが基板Wに非接触なときであってピエゾ装置3が基板テーブル104に接触したときの各ピエゾ素子4に加えた電圧Vを、型Mで基板テーブル104を押圧するときに上昇させる必要はなくそのまま維持していればよい。
一方、ピエゾ装置3に十分な剛性がない場合や基板テーブル104の撓みを一層正確に防止する場合には、型Mで基板テーブル104を押圧する際、この押圧力に応じ前記電圧Vを適宜上げ、基板テーブル104の撓みを防止すればよい。
なお、前記外力付加部材(ピエゾ素子ではなくたとえばスレンレス鋼で構成された外力付加部材)を、エアーシリンダ等の流体圧シリンダを用いて駆動してもよい。この際、基板テーブル104に加える力を、空気圧を変えることにより制御することが望ましい。また、前記外力付加部材を、フレーム102に対してZ軸方向に移動するように設け、前記外力付加部材をボールネジ等の機構を介してサーボモータ等のアクチュエータで駆動してもよい。
なお、基板テーブル104は、前述したように周辺部で支持されており、基板テーブル104の下にはピエゾ装置3を設置するための空間が存在しているものである。
次に、ピエゾ装置3に十分な剛性があるものとして、転写装置1の動作について説明する。
まず、図1に示すように、型保持体110と基板テーブル104とが互いに離反しており、型保持体110には型Mが設置され基板テーブル104には基板Wが設置されており、基板テーブル104の下面とピエゾ装置3の上面とは離れているものとする。
この状態で、図示しない制御装置の制御の下、基板WをX軸、Y軸方向で適宜位置決めし、この後、各ピエゾ素子4に電圧を加えて、基板テーブル104の下面にピエゾ装置3の上面を接触させ(押圧しないで接触だけさせ)この状態を維持する。なお、各ピエゾ素子4に加える電圧の値は、前記制御装置に予めインプットされているものとする。
続いて、型保持体110を下降して、型Mで基板を押圧しつつ、基板Wの被成形層を硬化させる。硬化が終わったら、型保持体110を上昇し、各ピエゾ素子4への電圧の印加を止め、基板Wへの1回目の転写を終了する。
続いて、基板WをX軸、Y軸方向で更に適宜位置決めし、2回目以降の転写を行い、転写が総て終了したら、基板Wを転写装置1から取り外し、次の基板Wへの転写を行う。
転写装置1によれば、型Mが基板Wに押し付けられるときに、基板テーブル104に外力を加えることが可能な外力付加手段を備えているので、基板テーブル104の剛性(たとえば厚さ)を高めることなく、転写すべく型Mで基板Wを押圧したときにおける基板テーブル104の変形量を小さく押さえることができ、正確な転写を行うことができる。
また、基板テーブル104の剛性を高める必要がないので、基板テーブル104の質量を低減することができ基板テーブル104の位置決め制御を早く容易に行うことができ、転写装置1の質量が増え転写装置1が大型化することを避けることができる。
また、転写装置1によれば、型Mが押し付けられる基板テーブル104の箇所の近傍に、押し付け力に相当する反力を付加するように構成されているので、型Mで基板Wを押圧したときに、基板テーブル104にモーメントが発生することを防止することができ、基板テーブル104の変形を効率よく抑制することができる。
また、転写装置1によれば、基板移動位置決め手段で基板テーブル104を移動するときには、外力付加部材を基板テーブル104から離しておき、型Mが基板Wを押圧されるときに、外力付加部材を基板テーブル104に接触させて外力を付加するように構成されているので、基板テーブル104の移動を小さい力で行うことができ、外力付加部材や基板Wが磨耗することを防止することができる共に、型Mで基板Wを押圧したときにおける基板テーブル104の変形量を小さく押さえることができる。
[第2の実施形態]
図2は、本発明の第2の実施形態に係る転写装置1aの概略構成を示す図である。
本発明の第2の実施形態に係る転写装置1aは、基板テーブル104に外力付加部材7が接触したことを検出する検出手段を備えている点が第1の実施形態に係る転写装置1とは異なり、その他の点は、第1の実施形態に係る転写装置1とほぼ同様に構成されほぼ同様の効果を奏する。
すなわち、前記外力付加手段は、基板テーブル104と型保持体110とが互いに離れているときに、外力付加部材7を基板テーブル104の方向に移動し、前記検出手段で外力付加部材7が基板テーブル104に接触したことを検出したときに、外力付加部材7の移動を停止すると共にこの停止した外力付加部材7の位置を保持することで、前記駆動手段によって型Mが基板Wに押し付けられるときの基板テーブル104の変形を防止するように構成されている。
転写装置1aによれば、外力付加部材7が基板テーブル104に接触したことを検出したときに、外力付加部材7の移動を停止すると共にこの停止した外力付加部材7の位置を保持するように構成されているので、外力付加部材7で基板テーブル104を押す量が不足して基板テーブル104に外力付加部材7が接触せず型Mで押されたときに基板テーブル104が下方に変形することや、外力付加部材7で基板テーブル104を押しすぎて、基板テーブル104が上方に変形してしまう自体を回避することができる。
なお、転写装置1aにおいて、基板テーブル104と型保持体110とが互いに離れているときに、外力付加部材7を基板テーブル104の方向に移動し、前記検出手段で外力付加部材7が基板テーブル104に接触したことを検出したときに外力付加部材7の移動を停止すると共に、前記駆動手段によって型Mが基板Wに押し付けられるときの基板テーブル104に加わる力の大きさの変化にかかわらず、前記停止した外力付加部材7の位置が一定の位置になるように(前記駆動手段によって型Mが基板Wに押し付けられることによる基板テーブル104に加わる力によっても、前記停止した外力付加部材7がフレーム102に対して動かないように)保持することで、前記駆動手段によって型Mが基板Wに押し付けられるときの基板テーブル104の変形を防止するように、前記外力付加手段を構成してもよい。
より具体的に説明すると、転写装置1aは転写装置1と同様に、フレーム102、基板テーブル104、型保持体110を備えて構成されており、また、前記外力付加手段としてピエゾ装置3aを備えている。ピエゾ装置3aは、薄い環状(たとえば円環状)のピエゾ素子を積層して構成されて筒状に形成されている。
ピエゾ装置3aの下端は、板状の部材5を介してフレーム102に一体的に設けられており、ピエゾ装置3aの上端には、板状の外力付加部材7が一体的に設けられている。
前記検出手段は、たとえば、非接触センサ9で構成されており、非接触センサ9は筒状のピエゾ装置3aの内側に設けられている。そして、外力付加部材7の下面と非接触センサ9の検出部(上面)との間の距離zを検出することができるようになっており、非接触センサ9で、非接触センサ9の外力付加部材7との間の距離を検出することにより、外力付加部材7の上面が基板テーブル104の下面に接触したことを検出することができるようになっている。
さらに、制御装置の制御の下、非接触センサ9の検出結果により、ピエゾ装置3aに加える電圧を制御するように構成されている。
より詳しく説明すると、図2に示すように、型保持体110が基板テーブル104から離れて型Mが基板Wに非接触な状態であってピエゾ装置3aが縮んでいる状態(初期状態)における、基板テーブル104と外力付加部材7との間の距離を「L」とし外力付加部材7と非接触センサ9との間の距離zを「z」とする。
前記初期状態からピエゾ装置3aが延びて、距離zが、「L+z」になると、外力付加部材7が基板テーブル104に接触したことになる。
前記制御装置は、前記初期状態からピエゾ装置3aに加える電圧を徐々にあげていってピエゾ装置3aを徐々に延ばして外力付加部材7を徐々に上昇させ、非接触センサ9で基板テーブル104に外力付加部材7が接触したことを検出したときに(距離zが「L+z」になったときに)、ピエゾ装置3aに加える電圧の上昇を止めて、基板テーブル104に外力付加部材7が接触したときの電圧Vを維持するようになっている(すなわち、距離zを「L+z」で維持するようになっている。)
前述したように電圧Vを維持している状態で、型Mで基板テーブル104が押圧されると、基板テーブル104が変形し前記距離zが「L+z」よりも小さくなろうとするが、このとき、前記制御装置は、ピエゾ装置3aに加える電圧を一層上昇させて、前記距離zが「L+z」の状態を保つようにしてもよい。
ところで、ピエゾ装置3aに十分剛性がある場合は、型Mで基板テーブル104が押圧されたときに、ピエゾ装置3aに加える電圧を上昇させる必要はなく、前記電圧Vを維持してもよい。
さらには、部材5や外力付加部材7の弾性を考慮して、ピエゾ装置3aに加える電圧を制御してもよい。すなわち、ピエゾ装置3aで基板テーブル104を押圧した場合には、部材5や外力付加部材7もごく僅かに縮むが、このごく僅かな縮みをも考慮して、ピエゾ装置3aに加える電圧を上昇させ、距離zを「L+z」よりもごくわずかに大きく(部材5や外力付加部材7が縮んだ量だけ大きく)するようにしてもよい。
転写装置1aによれば、外力付加部材7が基板テーブル104に接触したことを検出したときに、外力付加部材7の移動を停止すると共に、型Mが基板Wを押圧するときの基板テーブル104に加わる力の大きさが変化しても、停止した外力付加部材7の位置が一定の位置になるように保持されるので、型Mで基板Wを押圧したときにおける基板テーブル104の変形をほぼ無くすことができ、一層正確な転写を行うことができる。
なお、転写装置1aにおいて、基板テーブル104に歪ゲージ11を設け、この歪ゲージ11で前記検出手段を構成してもよいし、基板テーブル104の上方に設けた非接触センサ15で、前記検出手段を構成してもよいし、基板テーブル104と外力付加部材7との間のインピーダンスを検出するインピーダンス検出装置13を設け、このインピーダンス検出装置13で前記検出手段を構成してもよい。
[第3の実施形態]
図3は、本発明の第3の実施形態に係る転写装置1bの概略構成を示す図である。
本発明の第3の実施形態に係る転写装置1bは、外力付加部材7bとピエゾ装置3aとの間に中間部材17を設けた点が第2の実施形態に係る転写装置1aとは異なり、その他の点は、第2の実施形態に係る転写装置1aとほぼ同様に構成されほぼ同様の効果を奏する。
すなわち、本発明の第3の実施形態に係る転写装置1bは、ピエゾ装置3aと外力付加部材7bとの間に板状の中間部材17を備えて構成されている。中間部材17は、ピエゾ装置3aと外力付加部材7bとに一体的に設けられている。
外力付加部材7bは、ピエゾ装置3aの伸縮により基板テーブル104に接触しもしく基板テーブル104から離反する接触側部位(所定の厚さを備えた板状の接触側部位)23と、弾性を備えた弾性部位19と、中間部材17に接している筒状の基端部側部位21を備えて構成されている。弾性部位19は、所定の厚さを備えた円錐台の側面形状に形成されており、小径部が接触側部位23につながり、大径部が基端部側部位21につながっている。
また、中間部材17に対する接触側部位23の位置(Z軸方向の位置)を検出する検出手段の例である非接触センサ25が、基端部側部位21の内側で、中間部材17に一体的に設けられている。
そして、非接触センサ25の検出結果により、ピエゾ装置3aに加える電圧を制御するように構成されている。
すなわち、ピエゾ装置3aに加える電圧を徐々に上げていき、ピエゾ装置3aが徐々に延びて、接触側部位23の上端が基板テーブル104の下面に接触し、接触側部位23で基板テーブル104が押圧されると、弾性部位19が変形し、接触側部位23が中間部材17に対してごく僅かに下方向に移動する。この移動を非接触センサ25で検出することにより、転写装置1aの場合と同様に、ピエゾ装置3aに加える電圧を制御するようになっている。
さらに、中間部材17のフレーム102に対する変位を、非接触センサ27を用いて検出するようにして、基板テーブル104の変形を一層正確に防止するようにしてもよい。
[第4の実施形態]
図4は、本発明の第4の実施形態に係る転写装置1cの概略構成を示す図である。
本発明の第4の実施形態に係る転写装置1cは、ピエゾ装置3aと基板テーブル104との間にかかる力を検出する検出手段を設けた点が第1の実施形態に係る転写装置1とは異なり、その他の点は、第1の実施形態に係る転写装置1とほぼ同様に構成されほぼ同様の効果を奏する。
すなわち、第4の実施形態に係る転写装置1cは、基板テーブル104の下面に前記検出手段の例であるロードセル29を一体的に設け、外力付加部材7と基板テーブル104との間にかかる押圧力(型Mで基板Wを押圧するときの押圧力)を検出し、この検出結果により、ピエゾ装置3aに加える電圧を制御するように構成されている。
すなわち、ピエゾ装置3aに加える電圧を徐々に上げていき、ピエゾ装置3aが徐々に延びて、外力付加部材7の上端がロードセル29の下面に接触し、外力付加部材7でロードセル29が押圧されたことを検出すること等により、転写装置1aの場合と同様に、ピエゾ装置3aに加える電圧を制御するようになっている。
なお、図5に示すように、ピエゾ装置3aとフレーム102との間にロードセル29を設けてもよい。
ところで、前記第1の実施形態では、ピエゾ装置等のアクチュエータを用いて、基板テーブル104に外力を付加するようになっているが、前記アクチュエータに代え、高い剛性の支持部材を用い基板テーブル104の変形を防止してもよい。
前記支持部材は、基端部がフレーム102に一体的に設けられ、先端部が基板テーブル104に接触しもしくは先端部が基板テーブル104からごく僅かに離れており、基板Wが載置される側とは反対側に位置する空間であってフレーム102と基板テーブル104との間の空間にZ軸方向に延びて存在している。また、前記支持部材は、たとえば、鋼やステンレス鋼で構成され鋼やステンレス鋼の材質で満たされている。
本発明の第1の実施形態に係る転写装置の概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る転写装置の概略構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る転写装置の概略構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る転写装置の概略構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る転写装置の変形例の概略構成を示す図である。 従来の転写装置の概略構成を示す図である。 図6におけるVII矢視を示す図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c 転写装置
3、3a ピエゾ装置
4 ピエゾ素子
7 外力付加部材
9、25、27 非接触センサ
29 ロードセル
M 型
W 基板

Claims (6)

  1. 被成形材料である基板を保持する基板テーブルと
    前記基板テーブルを移動位置決め可能な基板移動位置決め手段と、
    記基板テーブルに対向させて配置した転写用の型を保持可能であると共に、前記基板テーブルに対して接近・離反する方向に相対的に移動自在な型保持体と
    前記基板テーブルに対して前記型保持体を相対的に移動させるための駆動手段と
    前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられる場合、前記基板テーブルが変形することを防止するために、前記基板テーブルに外力を加えることが可能な外力付加手段とをし、
    前記外力付加手段は、前記基板テーブルに接触して前記基板テーブルに外力を加える外力付加部材を備えて構成されていると共に、前記基板移動位置決め手段で前記基板テーブルを移動させるときには、前記外力付加部材を前記基板テーブルから離しておき、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられるときに、前記外力付加部材を前記基板テーブルに接触させて外力を付加するように構成されている転写装置において、
    前記外力付加部材が前記基板テーブルに接触したことを検出する検出手段を備え、
    前記外力付加手段は、前記基板テーブルと前記型保持体とが互いに離れているときに、前記外力付加部材が前記基板テーブルの方向に移動し、前記検出手段で前記外力付加部材が前記基板テーブルに接触したことを検出したときに、前記外力付加部材の移動を停止すると共にこの停止した前記外力付加部材の位置を保持することで、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられるときの前記基板テーブルの変形を防止するように構成されている、
    ことを特徴とする転写装置。
  2. 被成形材料である基板を保持する基板テーブルと、
    前記基板テーブルを移動位置決め可能な基板移動位置決め手段と、
    前記基板テーブルに対向させて配置した転写用の型を保持可能であると共に、前記基板テーブルに対して接近・離反する方向に相対的に移動自在な型保持体と、
    前記基板テーブルに対して前記型保持体を相対的に移動させるための駆動手段と、
    前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられる場合、前記基板テーブルが変形することを防止するために、前記基板テーブルに外力を加えることが可能な外力付加手段とを有し、
    前記外力付加手段は、前記基板テーブルに接触して前記基板テーブルに外力を加える外力付加部材を備えて構成されていると共に、前記基板移動位置決め手段で前記基板テーブルを移動させるときには、前記外力付加部材を前記基板テーブルから離しておき、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられるときに、前記外力付加部材を前記基板テーブルに接触させて外力を付加するように構成されている転写装置において、
    前記外力付加部材が前記基板テーブルに接触したことを検出する検出手段を備え、
    前記外力付加手段は、前記基板テーブルと前記型保持体とが互いに離れているときに、前記外力付加部材が前記基板テーブルの方向に移動し、前記検出手段で前記外力付加部材が前記基板テーブルに接触したことを検出したときに前記外力付加部材の移動を停止すると共に、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられるときの前記基板テーブルに加わる力の変化にかかわらず、前記停止した前記外力付加部材の位置が一定の位置になるように保持することで、前記駆動手段によって前記型が前記基板に押し付けられるときの前記基板テーブルの変形を防止するように構成されている、
    ことを特徴とする転写装置。
  3. フレームに一体的に設けられ、被成形材料である基板を、保持する基板テーブルと、
    前記基板テーブルに対向させて配置した転写用の型を保持可能であると共に、前記基板テーブルに対して接近・離反する方向で、前記フレームに対して移動自在に設けられた型保持体と、
    前記型保持体を移動させる駆動手段と、
    前記フレームと前記基板テーブルとの間に形成されている空間に設けられていると共に、延びた場合には外力付加部材を前記基板テーブルに接触させ、縮んだ場合には前記外力付加部材を前記基板テーブルから離すように、前記フレームに設けられているピエゾ装置と、
    を有することを特徴とする転写装置。
  4. 求項3に記載の転写装置において、
    前記外力付加部材の位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果により、前記ピエゾ装置に加える電圧を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする転写装置。
  5. 請求項に記載の転写装置において、
    前記ピエゾ装置と前記外力付加部材との間に設けられた中間部材と、
    前記基板テーブルに接触する接触側部位と弾性を備えた弾性部位とを備えて構成され、前記弾性部位が前記中間部材と前記接触側部位との間に位置するようにして、前記中間部材に一体的に設けられた前記外力付加部材と、
    前記中間部材に対する前記接触側部位の位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果により、前記ピエゾ装置に加える電圧を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする転写装置。
  6. フレームに一体的に設けられ、被成形材料である基板を保持する基板テーブルと、
    前記基板テーブルに対向させて配置した転写用の型を保持可能であると共に、前記基板テーブルに対して接近・離反する方向で、前記フレームに対して移動自在に設けられた型保持体と
    前記型保持体を移動させる駆動手段と、
    前記フレームと前記基板テーブルとの間に形成されている空間に設けられていると共に、延びた場合には外力付加部材を前記基板テーブル方向に移動させ、縮んだ場合には前記外力付加部材前記基板テーブルから離す方向に移動させるように、前記フレームに設けられているピエゾ装置と、
    前記ピエゾ装置と前記基板テーブルとの間にかかる力を検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果により、前記ピエゾ装置に加える電圧を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする転写装置。
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