JP4833003B2 - Method for manufacturing core metal for sealing plate for bearing, core metal, and sealing plate for bearing - Google Patents
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Description
本発明は、転がり軸受に装着する軸受用密封板の芯金製造方法、芯金、及び軸受用密封板に関する。 The present invention relates to a method for manufacturing a cored bar for a bearing sealing plate to be mounted on a rolling bearing, a cored bar, and a bearing sealing plate.
従来から、転がり軸受に装着する軸受用密封板としては、鋼板を金型によりプレス加工してリング状(C型、又はO型形状)に成形した芯金を使用している。従来の芯金製造方法は、図28に示すように、金型の上型101aと下型101bとの間に鋼板102を挟み込み、プレス加工で打ち抜くことによりリング形状の芯金103を製造している。
Conventionally, as a sealing plate for a bearing to be mounted on a rolling bearing, a metal core formed by pressing a steel plate with a die into a ring shape (C shape or O shape) has been used. As shown in FIG. 28, the conventional core metal manufacturing method manufactures a ring-
芯金103を打ち抜いた後の鋼板102には、屑として廃棄される端部102a、102bが発生する。そのため、芯金103の製造には、プレス加工で打ち抜いた後の打ち抜き屑の材料費がかかり製造コストが高くなる問題がある。また、端部102a、102bは鋼板であるため、屑として廃棄されると自然環境を汚染する問題もある。
The
また、上述の製造方法においては、鋼板102を打ち抜くことにより芯金103を製造しているため、芯金103のファイバーフロー(材料繊維の流れ)が円周上で不均一となる。そのため、この芯金103をプレス加工にて所望の形状に曲げ加工した場合、スプリングバックが円周上で不均一となり芯金反りや外径曲げ部の寸法安定性が悪くなることがある。また、この芯金103を、例えば、ゴム膜で覆い軸受用密封板として使用した場合、この軸受用密封板は寸法精度が悪くなることがあるため、軸受内の所望の位置に固定できないことがある。従って、軸受用密封板のゴム膜が軸受に当たる力(緊迫力)に変動が生じ、軸受用密封板は密封性を保つことができないことがあり、軸受内部へのダストの入り込み、軸受用密封板のゴム膜の早期磨耗、及び軸受内のグリースの漏えいが発生し、軸受の寿命が低下する。特に、設計スペースの狭い芯金(径寸法の割りに幅の狭い芯金)ほど剛性に乏しく、プレス加工にて所望の形状に曲げ加工した場合には、ファイバーフローの影響を、より顕著に受け易く、寸法(反り、曲げ、及び高さ等)のばらつきの発生要因となり、寸法精度が悪くなることがある。
Further, in the above-described manufacturing method, the
さらに、軸受用密封板に高硬度仕様が要求される場合、プレス加工による打ち抜き後にさらに硬度を上げる加工を芯金に対して行う。そのため、芯金の製造工数が増加するので、軸受用密封板の製造コストが高くなる。また、鋼板に硬度の高い鋼帯を使用し、これをプレス加工で打ち抜くことにより軸受用密封板の硬度を上げる方法が知られている。しかし、この方法では、打ち抜き金型の寿命が短命になるため、金型の費用が増加し、軸受用密封板の製造コストが高くなる。 Furthermore, when a high hardness specification is required for the bearing sealing plate, the core bar is processed to further increase the hardness after punching by pressing. For this reason, the man-hours for manufacturing the core metal increase, and the manufacturing cost of the bearing sealing plate increases. In addition, a method is known in which a steel strip having a high hardness is used for the steel plate, and the hardness of the sealing plate for the bearing is increased by punching it out by press working. However, in this method, the punching die has a short life, which increases the cost of the die and increases the manufacturing cost of the bearing sealing plate.
鋼板の使用量を少なくするために、螺旋状に巻いた鋼板を切断し、切断面を溶接することにより芯金を製造する方法が知られている(例えば、後記特許文献1参照)。この方法は、鋼板の屑を出さずに芯金を製造することができるので、製造コストを低減できる。しかし、この方法は、鋼板の内径側を基準として芯材に巻き付けるので、鋼板の外径側の体積が減少し、芯金の径方向及び厚み方向の寸法が不安定になり、また、厚み方向を強制していないので、厚み方向に撓みを生じ、薄板鋼板を精度良くリング状に成形することができない。そのため、この方法で製造した芯金は、外径部の寸法精度が悪くなることがある。また、この方法で製造した芯金を、例えば、ゴム膜で覆い軸受用密封板として使用した場合、この軸受用密封板は寸法精度が悪くなることがある。
In order to reduce the amount of steel sheet used, a method of manufacturing a cored bar by cutting a spirally wound steel sheet and welding the cut surface is known (for example, see
また、従来から、芯金の外径部を曲げ、断面略L字形に成形した芯金(以下、L字形芯金という)をゴム膜で覆った軸受用密封板(以下、密封板という)が知られている。図29(a)(b)に、このような密封板を軸受溝に圧入する様子を示す。密封板106は、従来の芯金製造方法により製造された芯金の外径を曲げたL字形芯金104と、このL字形芯金104を覆うゴム膜105と、を備える。軸受110は、軸受外輪111と軸受内輪112と、を備え、軸受外輪111と軸受内輪112との間には密封板106が圧入される軸受溝113が設けられている。芯金は、鋼板からプレス加工により打ち抜かれているため、切断面104aにバリやダレが発生することがあり、切断面104aが鋭利になる場合がある。なお、L字形芯金は、芯金金型に挟み込んだ鋼板を1ストロークによるプレス加工によって打ち抜き及び曲げを同時に行うことにより製造することもできる。
Further, conventionally, a bearing sealing plate (hereinafter referred to as a sealing plate) in which a core metal (hereinafter referred to as an L-shaped core metal) formed by bending an outer diameter portion of a core metal and having a substantially L-shaped cross section is covered with a rubber film. Are known. FIGS. 29A and 29B show how such a sealing plate is press-fitted into the bearing groove. The
密封板106が、軸受110の軸受溝113に圧入されて圧力負荷状態となった場合、L字形芯金104の切断面104aが鋭利になると、切断面104aが、切断面104aと軸受外輪111の端面111aとに挟まれた外径リップ105bを破ることがある。そのため、密封板106を軸受溝113に圧入した場合、密封板106が所望の位置からズレるため、軸受内輪112に密接するゴム膜105の内径リップ105aも所望の位置からズレることにより、内径リップ105aの締め代に変動をきたし、これにより緊迫力が変動する。緊迫力が低下すると、密封性が低下し、軸受内部にダスト等が侵入する。また、緊迫力が増加すると、内径リップ105aの早期磨耗や、軸受発熱の増加により、軸受の寿命が低下し易い。
When the
また、L字形芯金104の成形工程において、打ち抜き、及び曲げ工程を別工程とすることにより、切断面104aをフラットにする方法が知られている。しかし、この方法では、複数の工程が必要になり、生産性が低下するため、芯金の製造コストが増加し、軸受用密封板の製造コストが高くなる。
Moreover, in the molding process of the L-shaped
ところで、従来から、1.5mm以上の厚みがある鋼板をリング状に成形するフラットリングメイキングマシンが知られている。図30(a)(b)(c)及び図31は、フラットリングメイキングマシンによるリング形状鋼板の成形方法を示す。図30(a)は、リング形状に曲げられた鋼板126の先端が裁断刃125の上に位置する状態を示し、図30(b)は鋼板126の先端がガイドロール122及び芯金ロール123の間の上方を通過する状態を示し、図30(c)は鋼板126が裁断刃125と裁断刃127とにより切断される状態を示す。このフラットリングメイキングマシンは、フィードロール(図示せず)から鋼板126を押し出し、押し出された鋼板126がガイドロール122と芯金ロール123とに設けられた溝131、141を幅方向の拘束を受けながら通過した後、曲げロール124に押し当てられ、リング形状に成形される。リング形状に成形された鋼板は、一巻分の長さだけ裁断刃125と裁断刃127とで切断された後、切断面を溶接することにより、O型形状に成形される。なお、裁断刃125と裁断刃127とは、それぞれ可動刃であるが、これに限られず、一方が固定刃であってもよい。
By the way, conventionally, a flat ring making machine for forming a steel sheet having a thickness of 1.5 mm or more into a ring shape is known. 30 (a) (b) (c) and FIG. 31 show a method of forming a ring-shaped steel plate using a flat ring making machine. FIG. 30A shows a state where the tip of the
上記の成形方法においては、図31に示すように、ガイドロール122と芯金ロール123とに設けられた溝131、141が鋼板126を幅方向に拘束するだけで厚み方向には拘束していない。そのため、リング形状に成形された鋼板は厚み方向への変形が生じるため、厚み方向の寸法が不均一となり、形状が安定しないという問題がある。このため、このリング形状に成形された鋼板を、例えば、ゴム膜で覆い軸受用密封板として使用した場合、この軸受用密封板の形状も安定しないので、この軸受用密封板を軸受内の所望の位置に固定することが難しい。そのため、軸受の密封性を保つことができなくなることがあり、軸受内部へのダストの入り込み、軸受用密封板のゴム膜の早期磨耗、及び軸受内のグリースの漏えいが発生し、軸受の寿命が低下し易い。
In the above forming method, as shown in FIG. 31, the
また、リング形状に成形された鋼板をゴム膜で覆わずに軸受用密封板として使用した場合であっても、この軸受用密封板は形状が安定しないため軸受内の所望の位置に固定することが難しい。例えば、この軸受用密封板を、軸受と軸受用密封板との間に微小隙間を設けた非接触型の軸受用密封板(ラビリンスシール)として使用する場合、この軸受用密封板を所望の位置に固定することが難しい。そのため、軸受と軸受用密封板との間の隙間に変動が生じ、軸受の密封性を保つことができなくなることがある。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、製造コストを低減することができ、また、寸法精度が良く、密封性を保つことができる軸受用密封板の芯金製造方法、芯金、及び軸受用密封板を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and can reduce the manufacturing cost, and can produce a metal core for a sealing plate for a bearing that has good dimensional accuracy and can maintain hermeticity. It is an object to provide a method, a metal core, and a bearing sealing plate.
上記目的を達成するために請求項1の発明は、 長尺状の鋼板を曲げロールに押し当てることにより、リング状に成形される軸受用密封板の芯金製造方法であって、薄板鋼板を長尺方向に押し出しつつ、該薄板鋼板の幅方向一端側を曲げロールに押し当てることにより、薄板鋼板の幅方向一端側が外径となり、幅方向他端側が内径となるように薄板鋼板を円弧状に湾曲させるリング加工工程と、前記リング加工工程により、円弧状に湾曲された薄板鋼板を切断することにより、リング状の芯金を成形する成形工程と、を備え、前記リング加工工程において、薄板鋼板が曲げロールに押し当たるまでの通路中に配設された、薄板鋼板の幅方向一端側をガイドするガイドロールと、このガイドロールに対向し、薄板鋼板の幅方向他端側を矯正する芯金ロールとにより、薄板鋼板を幅方向両側から挟み込むと共に、前記ガイドロール、芯金ロール、及び曲げロールのそれぞれに設けられた溝に薄板鋼板を嵌通させることにより、該薄板鋼板の幅方向及び厚み方向の寸法変化を矯正しつつ、薄板鋼板を曲げ加工し、前記成形工程において、切断された薄板鋼板の開口部をレーザ溶接により溶接することにより、リング状の芯金を成形するものである。
In order to achieve the above object, the invention of
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の軸受用密封板の芯金製造方法において、前記成形工程の後に、リング状の芯金の外径部、及び/又は内径部をプレス加工することにより成形するプレス加工工程をさらに備えたものである。 According to a second aspect of the present invention, in the method for manufacturing a core for a bearing sealing plate according to the first aspect, after the forming step, the outer diameter portion and / or the inner diameter portion of the ring-shaped core bar are pressed. This further includes a pressing process for forming .
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2のいずれか一項に記載の軸受用密封板の芯金製造方法により製造された芯金である。
Invention of
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2のいずれか一項に記載の軸受用密封板の芯金製造方法により製造されたリング状の芯金を備える軸受用密封板である。
Invention of
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2のいずれか一項に記載の軸受用密封板の芯金製造方法により製造されたリング状の芯金を弾性体で覆ってなる軸受用密封板である。
The invention according to
請求項1の発明によれば、薄板鋼板を曲げロールに押し当てることにより円弧状に湾曲させ、切断することによりリング状の芯金を製造するので、従来のようにリング状の芯金の製造時に打ち抜き屑が出なくなり、リング状の芯金の材料として用いる薄板鋼板の量を少なくすることができ、軸受用密封板の芯金製造コストを低減することができる。 According to the first aspect of the present invention, the ring-shaped cored bar is manufactured by pressing the thin steel plate against the bending roll so as to be bent into an arc shape, and then cutting. Occasionally, punching waste is not generated, the amount of the thin steel plate used as the material of the ring-shaped core metal can be reduced, and the core bar manufacturing cost of the bearing sealing plate can be reduced.
また、薄板鋼板の幅方向一端側が外径となり、幅方向他端側が内径となるように薄板鋼板をリング形状に湾曲させているので、リング状の芯金のファイバーフローが円周方向であり、同心円上のファイバーフローは均一となる。そのため、リング状の芯金にプレス加工を行った場合、円周上の変形状態が均一となるので、芯金反りや外径曲げ部寸法が安定する精度の良い軸受用密封板の芯金を製造することができる。また、薄板鋼板の幅方向及び厚み方向の寸法変化を矯正しつつ、薄板鋼板を曲げ加工するので、薄板鋼板をリング形状に寸法精度良く湾曲させることができ、寸法精度の良い軸受用密封板の芯金を製造することができる。 Also, since the thin steel plate is curved in a ring shape so that one end in the width direction of the thin steel plate has an outer diameter and the other end in the width direction has an inner diameter, the fiber flow of the ring-shaped cored bar is in the circumferential direction, Concentric fiber flow is uniform. For this reason, when a ring-shaped metal core is pressed, the deformed state on the circumference becomes uniform, so a metal core for a bearing sealing plate with a high accuracy that stabilizes the metal core warp and the outer diameter bend dimensions can be obtained. Can be manufactured. In addition, since the thin steel plate is bent while correcting the dimensional change in the width direction and the thickness direction of the thin steel plate, the thin steel plate can be bent into a ring shape with high dimensional accuracy. A mandrel can be manufactured.
請求項2の発明によれば、リング状の芯金の外径部が、従来のように切断面ではないので、外径部は鋭利ではなくフラットとなり、外径部をプレス加工しても外径部が鋭利になりにくい。そのため、外径部をプレス加工したリング状の芯金をゴム膜で覆った軸受用密封板に使用したとき、芯金がゴム膜を破ることを防止し、密封性を保つことができる。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、請求項1又は2のいずれかの発明と同様の効果が得られる。
According to the invention of
請求項4の発明によれば、請求項1又は2のいずれかの発明と同様の効果が得られる。
According to the invention of
請求項5の発明によれば、リング状の芯金の外径部が、従来のように切断面ではないので、リング状の芯金を弾性体で覆っても、リング状の芯金の外径部がゴム膜を破ることを防止することができる。
According to the invention of
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る軸受用密封板の芯金製造方法について、図1乃至図6を参照して説明する。図1、図2、及び図3は薄板鋼板6が押し出されてリング形状(円弧状)に湾曲されるまでの工程を順に示す。本明細書で言うリング状の芯金は、O型形状の芯金、及びC型形状の芯金を含むものであり、本実施形態ではO型形状の芯金の製造方法について説明する。
(First embodiment)
Hereinafter, a method for manufacturing a metal core for a bearing sealing plate according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 1 to 6. 1, 2, and 3 sequentially show steps until the
フラットリングメイキングマシン1は、フィードロール(図示せず)から押し出された、0.1〜1.5mmの厚さの長尺状の鋼板(以下、薄板鋼板という)をその長尺方向に押し出すようにガイドするワイヤーガイド7と、薄板鋼板6の幅方向一側をガイドするガイドロール2と、薄板鋼板6の幅方向他側を矯正する芯金ロール3と、薄板鋼板6が押し当たる曲げロール4と、薄板鋼板6を切断する裁断刃5と、を備える。
The flat
芯金ロール3は、ガイドロール2に対向し、ガイドロール2と芯金ロール3とは、薄板鋼板6が曲げロール4に押し当たるまでの通路中に、薄板鋼板6を幅方向に挟み込むように配設されている。ガイドロール2と芯金ロール3と曲げロール4とは、それぞれ薄板鋼板6が嵌通する溝21、31、41が設けられている。裁断刃5と裁断刃5aとは、薄板鋼板6を挟み込むことにより切断するものである。なお、図1(b)において、溝21、31、41の溝深さの寸法xは、薄板鋼板6の厚み方向への押さえ量の寸法である。薄板鋼板6の材質は、例えば、SECC、SECC−P、SPCC、SK5、SUS430、SUS304、SPTFSなどが用いられる。なお、ガイドロール2と芯金ロール3とは、薄板鋼板6の通路中に任意の数だけ配設されてもよい。また、曲げロール4は薄板鋼板6が押し当たる任意の位置に任意の数だけ配設されてもよい。また、裁断刃5と裁断刃5aとは、それぞれ可動刃であるが、これに限られず、一方が固定刃であってもよい。
The
薄板鋼板6は、図1及び図4(a)に示すように、フィードロールから長尺方向に押し出されると、ガイドロール2と芯金ロール3とにより幅方向両側から挟み込まれると共に、溝21、31、41を嵌通し、薄板鋼板6の幅方向一端側が曲げロール4に押し当たり、薄板鋼板6の幅方向一端側が外径6bとなり、幅方向他端側が内径6cとなるリング形状に湾曲される。このとき、薄板鋼板6は、ガイドロール2と芯金ロール3とにより幅方向両側から挟み込まれるので、幅方向の寸法変化が矯正される。また、薄板鋼板6は、溝21、31、41を嵌通するので、厚み方向の寸法変化が矯正される。さらに、フィードロールから薄板鋼板6を押し出すと、薄板鋼板6の先端部6aは、図2及び図4(b)に示すように、ガイドロール2と芯金ロール3との間の上方を通過する。
As shown in FIGS. 1 and 4A, the
さらに、薄板鋼板6を押し出すと、図3及び図4(c)に示すように、薄板鋼板6の先端部6aが裁断刃5の上方を一周する。このとき、裁断刃5と裁断刃5aとが薄板鋼板6を切断し、図5に示すように、リング形状の薄板鋼板8を成形する。このリング形状の薄板鋼板8の切断面8aを溶接することにより、図6に示す芯金9が製造される。具体例として、溝21、31、41の溝高さの寸法は0.4mm、溝深さの寸法xは2mmであるとき、フラットリングメイキングマシン1に、薄板鋼板6の幅Wが5mm、薄板鋼板6の厚みtが0.4mmの薄板鋼板6を供給し、リング形状に成形された薄板鋼板6の直径ΦDが30mmの芯金9を製造した。なお、薄板鋼板8の切断面8aを、マッシュシーム溶接やバット溶接により溶接した場合、切断面8aの幅方向及び厚み方向に余剰部分ができることがあるので、これらを研磨やプレス加工等の処理を行うことにより除去しなければならないことがある。一方、薄板鋼板8の切断面8aを、レーザ溶接により溶接した場合、切断面8aの寸法を変えずに溶融させて溶着させることができるので、切断面8aの幅方向及び厚み方向に余剰部分ができることがない。そのため、溶接後に研磨やプレス加工等の処理が不要となり、芯金9の製造コストを低減させることができる。従って、切断面8aの溶接には、レーザ溶接が好ましい。
Further, when the
上記製造方法においては、従来のように製造時に薄板鋼板6の打ち抜き屑が出ないので、従来の製造方法と比べて材料として用いる薄板鋼板6の量を少なくすることができる。そのため、芯金9の製造コストを低減することができ、また、芯金9を使用する軸受用密封板の製造コストを低減することができる。なお、材料費の高い鋼板、例えば、SUS材や銅などを薄板鋼板6として用いる場合ほど、芯金9及び芯金9を使用する軸受用密封板の製造コストを、従来の製造コストと比べて大きく低減することができる。
In the manufacturing method described above, punching scraps of the
また、薄板鋼板6の幅方向一端側を曲げロール4に押し当てることにより、薄板鋼板6の幅方向一端側が外径6bとなり、幅方向他端側が内径6cとなるように、薄板鋼板6をリング形状に湾曲させ、切断した後、溶接して芯金9を製造している。そのため、芯金9のファイバーフローは円周方向であり同心円上のファイバーフローは均一となる。従って、芯金9にプレス加工を行った場合であっても、円周上の変形状態が均一となるので、芯金反りや外径曲げ部の寸法精度が安定し、精度の良い軸受密封板用芯金を製造することができ、芯金9を使用した軸受用密封板は密封性を保つことができる。また、材料として用いる薄板鋼板6の幅が狭いなど、強度の弱い薄板鋼板6を材料として用いる場合でも、上記と同様の効果が得られるため、プレス加工を行っても、軸受密封板用芯金の寸法(反り、曲げ、及び高さ等)精度が安定する。
Further, by pressing one end in the width direction of the
また、押し出された薄板鋼板6を、ガイドロール2と芯金ロール3とにより幅方向両側から挟み込むと共に、溝21、31、41を嵌通させ、幅方向及び厚み方向の寸法変化を矯正しつつ、曲げロール4に押し当てリング形状に湾曲させる。そのため、薄板鋼板6は、幅方向及び厚み方向の撓み等を矯正しながらリング形状に湾曲されるので、寸法精度の良い芯金9を製造することができる。なお、上記製造方法においては、製造される芯金9の径サイズは、曲げロール4の移動量で決まる。そのため、芯金幅が同じ、かつ、径サイズが異なる芯金9を製造する場合、ガイドロール2、芯金ロール3、及び曲げロール4を再利用することができ、芯金9の製造コストを低減することができると共に、芯金9を使用する軸受用密封板の製造コストを低減することができる。
The extruded
また、薄板鋼板6の幅方向及び厚み方向の寸法変化を矯正しつつリング形状に加工するため、薄板鋼板6の厚み方向を矯正するための押さえ量xを考慮しなければならない。そのため、押さえ量xと、薄板鋼板6の厚みt及び幅Wとの関係は、t≦x<0.5Wの範囲となることが好ましい。また、溝21、31、41の溝高さの寸法はほぼ厚みtと等しくなる。また、上記製造方法における薄板鋼板6の加工範囲は、それぞれ下記条件式(1)、(2)、及び(3)を満足するものとしている。なお、これらの条件は、O型形状の芯金9を製造する場合に限られず、C型形状等のリング形状の芯金を製造する場合であっても満足するものとする。また、厚みtは、0.1〜0.6mmが好ましい。
(1) ΦD/W = 4.0〜20.0
(2) W/t = 1.0〜23.0
(3) t = 0.1〜1.5(単位mm)
Moreover, in order to process into the ring shape, correcting the dimensional change of the
(1) ΦD / W = 4.0 to 20.0
(2) W / t = 1.0-23.0
(3) t = 0.1 to 1.5 (unit: mm)
また、曲率が大きく、幅寸法が広く、厚み寸法の精度が要求される芯金9を製造する場合、薄板鋼板6をフラットリングメイキングマシン1に供給してリング形状に湾曲させる際に、薄板鋼板6の外径部が引き伸ばされて厚みが薄くなり、薄板鋼板6の内径部が圧縮されて厚くなることがある。そのため、内径部及び外径部の厚みの変化量を予め見込んだ薄板鋼板6、つまり、外径部が厚く、内径部が薄く、断面が台形形状である薄板鋼板6を用いることにより、厚みが均一である寸法精度の良い芯金9を製造することができる。具体的には、外径の厚みが0.43mm、内径部の厚みが0.37mm、Wが5.0mmである薄板鋼板6をフラットリングメイキングマシン1に供給し、ΦDが30mm、Wが5.0mm、tが0.4mmである厚みの均一な芯金9を製造した。
Further, when manufacturing a cored bar 9 having a large curvature, a wide width dimension, and a high precision in thickness dimension, when the
次に、上述した製造方法により製造された芯金9を基に、さらに加工を行った変形例について、図7乃至図9を参照して説明する。芯金10は、図7に示すように、内径部10aをプレス加工で曲げた後、プレス加工で打ち抜くことによりカエリ形状に成形されている。そのため、芯金10の外径部は加工されておらず、切断面ではないため鋭利ではなくフラットである。芯金11は、図8に示すように、外径部11aをプレス加工で曲げることにより断面略L字形状に成形されている。しかし、この外径部11aは切断面ではないため鋭利ではなくフラットである。芯金12は、図9に示すように、内径部12bをプレス加工で曲げた後にプレス加工で打ち抜くことによりカエリ形状に成形されている。また、外径部12aはプレス加工で曲げられることにより断面略L字形状に成形されている。そのため、内径部12bは切断面であるため鋭利であるが、外径部12aは切断面ではないため鋭利ではなくフラットである。また、各芯金10、11、12は、薄板鋼板を曲げロールに押し当てることにより、リング形状に成形されているため、従来のような芯金金型を用いてプレス加工による打ち抜きを行っていない。従って、各芯金10、11、12の外径部は、いずれもプレス加工による打ち抜きを行っておらず、しかも、切断面ではないため鋭利ではなくフラットであるため、プレス加工により曲げられても鋭利な形状になり難い。
Next, a modified example in which processing is further performed based on the cored bar 9 manufactured by the above-described manufacturing method will be described with reference to FIGS. As shown in FIG. 7, the cored
また、芯金9をプレス加工する場合や引っ張り等することにより、芯金10、11、12の形状以外に成形した場合でも、成形された芯金の外径部は鋭利ではなくフラットであるため、この外径部をプレス加工による打ち抜き等を行わない限り、鋭利な形状になることは殆どない。また、各芯金10、11、12の外径部の形状と内径部の形状とが逆となる芯金を成形した場合、この芯金の内径部はプレス加工による打ち抜きを行っていないので、内径部は切断面ではないため鋭利ではなくフラットであり、プレス加工により曲げられても鋭利な形状になり難い。従って、フラットとなる端面が内径部となる以外は、上述と同様の効果を得られる。なお、各芯金10、11、12は、上述した芯金9を金型に挟み込んで、1ストロークによるプレス加工によって打ち抜き及び曲げを同時に行うことにより製造することもできる。
Further, even when the cored bar 9 is pressed or pulled, the outer diameter part of the molded cored bar is not sharp but flat, even when it is molded other than the shape of the cored
次に、上述した製造方法により製造された芯金を使用した軸受用密封板について、図10乃至図13を参照して説明する。軸受用密封板97は、図10に示すように、芯金9をゴム膜13(弾性体)で覆ったものである。軸受用密封板98は、図11に示すように、芯金10をゴム膜14で覆ったものである。軸受用密封板90は、図12に示すように、芯金11をゴム膜15で覆ったものである。軸受用密封板99は、図13に示すように、芯金12をゴム膜16で覆ったものである。
Next, a bearing sealing plate using the cored bar manufactured by the manufacturing method described above will be described with reference to FIGS. 10 to 13. As shown in FIG. 10, the bearing sealing plate 97 is obtained by covering the core metal 9 with a rubber film 13 (elastic body). As shown in FIG. 11, the
次に、軸受用密封板90を軸受に圧入した状態について、図14及び図15を参照して説明する。軸受50は、図14(a)に示すように、軸受外輪51と軸受内輪52とを備え、軸受外輪51と軸受内輪52との間には軸受用密封板90が圧入される軸受溝53が設けられている。また、軸受50の内部には、潤滑剤であるグリース(図示せず)が充填されている。
Next, a state in which the
機械等でプレスすることにより軸受用密封板90を軸受溝53に圧入すると、図14(b)に示すように、軸受用密封板90は、ゴム膜15の外径リップ15aが軸受溝53に嵌め込まれると共に、ゴム膜15の内径リップ15bが軸受内輪52に密接されることにより軸受50を密封する。このとき、軸受用密封板90は、従来の軸受用密封板に比べて、芯金11の外径部11aが鋭利な形状になることは殆どない。そのため、図15に示すように、軸受外輪51の端面51aと、芯金11の外径部11aとに挟まれたゴム膜部15cを、芯金11の外径部11aが破ることが殆どない。また、軸受用密封板90を軸受溝53に圧入した場合、軸受用密封板90を所望の位置に固定することができるので、軸受内輪52に密接するゴム膜15の内径リップ15bも所望の位置に固定され、内径リップ15bの締め代変動をきたすことがないので、緊迫力変動もない。従って、軸受用密封板90を軸受溝53に圧入するなどの圧力負荷状態で使用する場合であっても、芯金11の外径部11aがゴム膜部15cを破ることが殆どないので、軸受用密封板90の密封性を保つことができ、軸受50の内部にダスト等が入り込むことを防ぐと共に、軸受50の内部のグリースの漏えいを防ぐことができる。
When the
なお、軸受用密封板90を軸受50の軸受溝53に圧入した場合の例を示したが、これに限られず、軸受用密封板97、98、99を軸受50の軸受溝53に圧入した場合であっても、これらの軸受用密封板97、98、99に使用される芯金9、10、12の外径部が鋭利ではないので、ゴム膜13、14、16を破ることがなく、密封性を保つことができる。そのため、軸受50の内部にダスト等が入り込むことを防ぐと共に、軸受50の内部のグリースの漏えいを防ぐことができる。
Although an example in which the
次に、上述した製造方法により製造された芯金を使用した軸受密封板のさらなる変形例について、図16乃至図18を参照して説明する。軸受密封板91は、図16に示すように、芯金9及びO型形状のゴム片71から構成され、芯金9とゴム片71とを順に軸受溝53に圧入することにより、芯金9をゴム片71の弾性力によって軸受溝53に押さえ込んで固定している。芯金9は、外径部端面の寸法が安定しているので、芯金9の内径部と軸受内輪52の外径面との微小隙間のバラツキが殆どないため、安定した密封性を保つことができる。軸受密封板92は、図17に示すように、芯金9及びゴム片72から構成され、ゴム片72と芯金9とを順に軸受溝53に圧入することにより、ゴム片72の弾性力によって芯金9を軸受溝53の凹部53aに押さえ込んで固定している。芯金9は、外径部端面の寸法が安定しているので、上記と同様の効果を得ることができ、安定した密封性を保つことができる。軸受密封板93は、図18に示すように、芯金10及びゴム片73から構成され、ゴム片73と芯金10とを順に軸受溝53に圧入することにより、ゴム片73の弾性力によって芯金10を軸受溝53の凹部53aに押さえ込んで固定している。また、芯金10は、外径部端面の寸法が安定しているので、上記と同様の効果を得ることができ、安定した密封性を保つことができる。従って、軸受密封板91、92、93を軸受溝53に圧入した場合、軸受50の内部にダスト等が入り込むことを防ぐと共に、軸受50の内部のグリースの漏えいを防ぐことができる。なお、ゴム片71、72、73の代わりに弾性力を有する止め輪等を用いてもよい。
Next, a further modification of the bearing sealing plate using the core bar manufactured by the above-described manufacturing method will be described with reference to FIGS. 16 to 18. As shown in FIG. 16, the
次に、上述した製造方法により製造された芯金を使用した軸受密封板のさらなる変形例について、図19乃至図22を参照して説明する。軸受密封板94は、図19に示すように、芯金11から構成される。芯金11は、軸受溝53に嵌入されて、芯金11の外径部が軸受外輪51と密接し、内径部が軸受内輪52と微小隙間を持って対向してラビリンスシールを形成するので、密封性を保つことができる。軸受密封板95は、図20に示すように、芯金12から構成される。芯金12は、軸受溝53に嵌入されて、芯金12の外径部が軸受外輪51と密接し、内径部が軸受内輪52と微小隙間を持って対向してラビリンスシールを形成するので、密封性を保つことができる。
Next, a further modification of the bearing sealing plate using the core bar manufactured by the manufacturing method described above will be described with reference to FIGS. 19 to 22. The
軸受密封板96は、図21に示すように、断面略L字形状の芯金17から構成される。図22には、芯金17を軸受溝53に圧入する様子を示し、点線で示された芯金17bが軸受溝53に圧入する前の状態を示し、実線で示された芯金17aが軸受溝53に圧入した後の状態を示す。芯金17は、図22に示すように、芯金17の外径部を軸受外輪51に押し当てながら軸受溝53に圧入されるので、芯金17の外径部が軸受内輪52の方向に曲げられと共に芯金17の曲げ部17cが拡径される。そのため、芯金17の外径部が軸受外輪51と密接し、芯金17の内径部が軸受内輪52と微小隙間を持って対向してラビリンスシールを形成するので、密封性を保つことができる。従って、各軸受密封板94、95、96は、軸受溝53に嵌入された場合、軸受50の内部にダスト等が入り込むことを防ぐと共に、軸受50の内部のグリースの漏えいを防ぐことができる。
As shown in FIG. 21, the
なお、軸受用密封板90〜99を、それぞれ非接触型の軸受用密封板(ラビリンスシール)として使用する場合であっても、軸受用密封板90〜99を構成する芯金の組込み偏心が抑えられるので、軸受用密封板90〜99の内径部と軸受内輪52との微小隙間の寸法が安定する。また、軸受用密封板90〜99の芯金の外径部は鋭利ではないので、芯金を覆うゴム膜又はゴム片を破ることが殆どない。そのため、軸受用密封板90〜99は、軸受の密封性を保つことができる。
Even when the
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る軸受用密封板の芯金製造方法について、図23乃至図26を参照して説明する。本実施形態ではリング状の芯金としてC型形状の芯金を用いた場合について説明する。芯金81は、図23に示すように、第1の実施形態に示した芯金製造方法において、リング形状の薄板鋼板8の切断面を溶接しないことにより製造されるものであり、第1の実施形態に示した芯金9と同様の効果を得ることができる。
(Second Embodiment)
Next, a method for manufacturing a metal core for a bearing sealing plate according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In this embodiment, a case where a C-shaped cored bar is used as a ring-shaped cored bar will be described. As shown in FIG. 23, the cored
芯金82は、図24に示すように、内径部82aをプレス加工で曲げた後、プレス加工で打ち抜くことにより、内径部82aがカエリ形状に成形されている。芯金83は、図25に示すように、外径部83aをプレス加工で曲げることにより、外径部83aが断面略L字形状に成形されている。芯金84は、図26に示すように、外径部84aをプレス加工で曲げることにより、外径部84aが断面略L字形状に成形され、さらに内径部84bをプレス加工で曲げた後にプレス加工で打ち抜くことにより、内径部84bがカエリ形状に成形されている。各芯金82、83、84は、薄板鋼板を曲げロールに押し当てることによりリング形状に成形されているため、従来のような金型を用いてプレス加工による打ち抜きを行っていない。また、各芯金82、83、84の外径部は、いずれもプレス加工による打ち抜きを行っていない。従って、各芯金82、83、84の外径部は切断面ではないため鋭利ではなくフラットであり、プレス加工により曲げられても鋭利な形状になり難い。
As shown in FIG. 24, the cored
また、芯金81をプレス加工する場合や引っ張り等することにより、芯金82、83、84に示した形状以外に成形する場合でも、成形された芯金の外径部は鋭利ではなくフラットであるため、この外径部をプレス加工による打ち抜き等を行わない限り、鋭利な形状になり難い。また、各芯金82、83、84の外径部の形状と内径部の形状とが逆となる芯金を成形した場合、成形された芯金の内径部はプレス加工による打ち抜きを行っていないので、内径部は切断面ではないため鋭利ではなくフラットであり、プレス加工により曲げられても鋭利な形状になり難い。従って、フラットとなる端面が内径部となる以外は、上述と同様の効果を得ることができる。なお、各芯金82、83、84は、上記製造方法により製造された芯金81を芯金金型に挟み込んで、1ストロークによるプレス加工によって打ち抜き及び曲げを同時に行うことにより製造することもできる。
Even when the cored
また、上述した製造方法により製造された芯金81〜84は、切断面を溶接しないものを示したが、これに限られず、例えば、図27に示すように、切断面の一部85aを溶接した芯金85であってもよい。また、芯金81〜85は、軸受用密封板90〜99を構成する芯金として使用されてもよい。
Moreover, although the metal cores 81-84 manufactured by the manufacturing method mentioned above showed what does not weld a cut surface, it is not restricted to this, For example, as shown in FIG. 27, a
なお、本発明は、上記各実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態においては、0.1〜1.5mmの厚さの鋼板(薄板鋼板)を材料として用いたが、これに限られず、0.1〜1.5mmの厚さの硬鋼板を材料として用いてもよい。この場合、従来のように芯金打ち抜き後に硬度を上げる加工を行う必要がないため、硬鋼の芯金の製造工数を低減することができる。また、従来のように硬鋼を打ち抜くことがないため、打ち抜き金型の寿命が短命にならず、打ち抜き金型の費用がかからない。従って、硬鋼の芯金の製造コストを低減することができ、また、硬鋼の芯金を使用する軸受用密封板の製造コストを低減することができる。 The present invention is not limited to the configuration of each of the embodiments described above, and various modifications can be made without departing from the spirit of the invention. For example, in the above embodiment, a steel plate (thin steel plate) having a thickness of 0.1 to 1.5 mm is used as a material. However, the present invention is not limited thereto, and a hard steel plate having a thickness of 0.1 to 1.5 mm is used. It may be used as a material. In this case, since it is not necessary to perform the process of increasing the hardness after punching the core metal as in the prior art, it is possible to reduce the man-hours for manufacturing the hard steel core metal. Further, since the hard steel is not punched as in the prior art, the life of the punching die is not shortened and the cost of the punching die is not required. Therefore, the manufacturing cost of the hard steel cored bar can be reduced, and the manufacturing cost of the bearing sealing plate using the hard steel cored bar can be reduced.
また、外径部をプレス加工で曲げることにより断面略L字形状に成形された芯金11を示したが、本発明はこれに限らず、例えば、フラットリングメイキングマシン1に、予め所望の形状、例えば、断面略L字形状である薄板鋼板を材料として用いて、この薄板鋼板をリング形状に成形し、切断した後、切断面を溶接することにより断面略L字形状である芯金を製造してもよい。この場合、製造された芯金の外径部をプレス加工により曲げる必要がないため、断面略L字形状である芯金の製造コストを低減することができると共に、この芯金を使用する軸受用密封板の製造コストを低減することができる。
Moreover, although the
1 フラットリングメイキングマシン
2 ガイドロール
3 芯金ロール
4 曲げロール
5 裁断刃
6 薄板鋼板
7 ワイヤーガイド
8 リング形状の薄板鋼板
9 O型形状の芯金(リング状の芯金)
21 溝
31 溝
41 溝
81 C型形状の芯金(リング状の芯金)
DESCRIPTION OF
21
Claims (5)
薄板鋼板を長尺方向に押し出しつつ、該薄板鋼板の幅方向一端側を曲げロールに押し当てることにより、薄板鋼板の幅方向一端側が外径となり、幅方向他端側が内径となるように薄板鋼板を円弧状に湾曲させるリング加工工程と、
前記リング加工工程により、円弧状に湾曲された薄板鋼板を切断することにより、リング状の芯金を成形する成形工程と、を備え、
前記リング加工工程において、薄板鋼板が曲げロールに押し当たるまでの通路中に配設された、薄板鋼板の幅方向一端側をガイドするガイドロールと、このガイドロールに対向し、薄板鋼板の幅方向他端側を矯正する芯金ロールとにより、薄板鋼板を幅方向両側から挟み込むと共に、前記ガイドロール、芯金ロール、及び曲げロールのそれぞれに設けられた溝に薄板鋼板を嵌通させることにより、該薄板鋼板の幅方向及び厚み方向の寸法変化を矯正しつつ、薄板鋼板を曲げ加工し、
前記成形工程において、切断された薄板鋼板の開口部をレーザ溶接により溶接することにより、リング状の芯金を成形することを特徴とする記載の軸受用密封板の芯金製造方法。 A method of manufacturing a metal core of a sealing plate for a bearing formed into a ring shape by pressing a long steel plate against a bending roll,
While extruding the thin steel plate in the longitudinal direction, the one end in the width direction of the thin steel plate is pressed against the bending roll, so that one end in the width direction of the thin steel plate becomes the outer diameter and the other end in the width direction becomes the inner diameter. A ring processing step for bending the
Forming the ring-shaped cored bar by cutting the thin steel plate curved in an arc shape by the ring processing step ,
In the ring processing step, a guide roll that is disposed in a passage until the thin steel plate is pressed against the bending roll, guides one end in the width direction of the thin steel plate, and faces the guide roll in the width direction of the thin steel plate. By sandwiching the thin steel plate from both sides in the width direction with the core metal roll that corrects the other end side, by inserting the thin steel plate into the grooves provided in each of the guide roll, the core metal roll, and the bending roll, While correcting the dimensional change in the width direction and the thickness direction of the thin steel plate, bending the thin steel plate,
The method for producing a core metal for a sealing plate for a bearing according to claim 1, wherein, in the forming step, a ring-shaped metal core is formed by welding an opening of the cut sheet steel plate by laser welding .
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