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JP4834983B2 - Iceサーバ - Google Patents
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Description

本発明は、マルチプロセッサシステムのプログラムデバッグを行う場合に使用して好適なICE(In-Circuit Emulator:インサーキットエミュレータ)サーバに関する。
図5は従来のマルチプロセッサ・デバッグシステムの一例を示す図である。図5中、1A、1Bはデバッガ、2A、2BはICE、3A、3Bはマルチプロセッサシステムを構成するプロセッサであり、共有メモリを有するものである。この例では、デバッガ1AはICE2Aを介してプロセッサ3Aのプログラムデバッグを行い、デバッガ1BはICE2Bを介してプロセッサ3Bのプログラムデバッグを行う。
特開平8−305607号公報 特開平6−332747号公報
図5に示す従来のマルチプロセッサ・デバッグシステムでは、デバッガ1A、1Bがメモリ空間を共有した場合、いずれか一方のデバッガがメモリを参照するときに、他方のデバッガが設定したソフトウエアブレークポイント(以下、SWブレークポイントという)の値が表示されてしまい、本来のメモリ値が表示できないという問題点があった。
また、いずれか一方のデバッガが設定した命令コードへのSWブレークポイントを他方のデバッガが通過した際に命令ブレークが発生した場合、ユーザには他方のデバッガでSWブレークポイントを設定していない命令コードで命令ブレークが発生したように見えてしまうという問題点があった。
また、デバッガ1AとICE2Aの通信プロトコル及びデバッガ1BとICE2Bの通信プロトコルは、それぞれ、一致している必要があり、ICEとデバッガの通信プロトコルが異なる場合には、通信プロトコルを変更する必要があるという問題点があった。また、デバッガが対象プロセッサに接続されていない状態では、当該対象プロセッサの状態を表示できないという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑み、マルチプロセッサシステムのプログラムデバッグを勝手良く行うことができるICEサーバを提供することを目的とする。
本発明中、第1の発明は、複数のデバッガとICEとの間に接続されるICEサーバであって、前記複数のデバッガが設定したソフトウエアブレークポイントを管理する所定手段を有するものである。
第2の発明は、複数のデバッガとICEとの間に接続されるICEサーバであって、前記複数のデバッガと前記ICEの通信プロトコルを変更することなく、前記複数のデバッガと前記ICEとの間の通信を可能とする所定手段を有するものである。
第3の発明は、複数のデバッガとICEとの間に接続されるICEサーバであって、各デバッガが対象とするプロセッサの状態を一括管理する所定手段を有するものである。
第1の発明によれば、前記所定手段により、メモリにはSWブレークポイントを設定したままで、ユーザは、いずれかのデバッガが対象とするプロセッサのプログラムデバッグを行う場合、他のデバッガが設定したSWブレークポイントを気にせずに、プログラムデバッグを行うことができるので、マルチプロセッサシステムのプログラムデバッグを勝手良く行うことができる。
第2の発明によれば、前記所定手段により、ユーザは、通信プロトコルの変更を行う必要がないので、マルチプロセッサシステムのプログラムデバッグを勝手良く行うことができる。
第3の発明によれば、前記所定手段により、対象とするプロセッサに接続されていないデバッガがあるときでも、全プロセッサの状態把握が可能となるので、マルチプロセッサシステムのプログラムデバッグを勝手良く行うことができる。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態を使用したマルチプロセッサ・デバッグシステムの一例を示す図である。図1中、4A、4Bはデバッガ、5は本発明の第1実施形態、6A、6BはICE、7A、7Bはマルチプロセッサシステムを構成するプロセッサであり、共有メモリを有するものである。
本例では、デバッガ4Aは本発明の第1実施形態5及びICE6Aを介してプロセッサ7Aのプログラムデバッグを行い、デバッガ4Bは本発明の第1実施形態5及びICE6Bを介してプロセッサ7Bのプログラムデバッグを行う。
本発明の第1実施形態5において、8Aはデバッガ4Aとの接続を図るデバッガ用インタフェース、8Bはデバッガ4Bとの接続を図るデバッガ用インタフェース、9AはICE6Aとの接続を図るICE用インタフェース、9BはICE6Bとの接続を図るICE用インタフェースである。
10はデバッガ4A、4Bとの通信を行うマルチデバッガ通信部、11はICE6A、6Bを制御するICE制御部、12はSWブレークの管理に必要な情報を保持させるためのSWブレークポイントテーブル、13はSWブレークポイントテーブル12を使用してSWブレークを管理するSWブレーク管理部である。
14A、15Aはデバッガ4AとICE6Aの通信プロトコルが異なる場合に、デバッガ4AとICE6Aの通信プロトコルを変更することなく、デバッガ4AとICE6Aとの間の通信を可能とするICEプロトコル変換部である。
14B、15Bはデバッガ4BとICE6Bの通信プロトコルが異なる場合に、デバッガ4BとICE6Bの通信プロトコルを変更することなく、デバッガ4BとICE6Bとの間の通信を可能とするICEプロトコル変換部である。
16はプロセッサ7A、7Bの状態(実行中、リセット、ブレーク停止等の状態)を把握するプロセッサ状態把握部、17はプロセッサ状態把握部16が把握したプロセッサ7A、7Bの状態情報を保持するプロセッサ状態テーブルである。
図2はSWブレークポイントテーブル12の構成例を示す図である。SWブレークポイントテーブル12は、SWブレークポイントのアドレスを表示するアドレス表示欄18と、SWブレークポイントにあった元のプログラムの命令コードを表示する命令コード表示欄19と、SWブレークポイントを設定したデバッガを表示するSWブレークポイント設定デバッガ表示欄20を有している。
SWブレークポイントテーブル12は、SWブレーク管理部13により管理され、アドレス表示欄18、命令コード表示欄19及びSWブレークポイント設定デバッガ表示欄20への各情報の書き込みは、SWブレーク管理部13により行われる。
本発明の第1実施形態5では、SWブレーク管理部13は、デバッガ4Aからのメモリ読出し要求が、デバッガ4Bが設定したSWブレークポイントに対するものである場合、即ち、デバッガ4Aが、デバッガ4Bが設定したSWブレークポイントの命令コードを読もうとした場合、SWブレークポイントテーブル12が保持するデバッガ4BがSWブレークポイントを設定する前の元のプログラムの命令コードをメモリ読み出し結果としてデバッガ4Aに通知する。
また、SWブレーク管理部13は、デバッガ4Bからのメモリ読出し要求が、デバッガ4Aが設定したSWブレークポイントに対するものである場合、即ち、デバッガ4Bが、デバッガ4Aが設定したSWブレークポイントの命令コードを読もうとした場合、SWブレークポイントテーブル12が保持するデバッガ4AがSWブレークポイントを設定する前の元のプログラムの命令コードをメモリ読み出し結果としてデバッガ4Bに通知する。
このSWブレーク管理部13の機能により、メモリにはSWブレークポイントを設定したままで、デバッガ4Aは、デバッガ4BがSWブレークポイントを設定する前の元のプログラムの命令コードを読むことができ、また、デバッガ4Bは、デバッガ4AがSWブレークポイントを設定する前の元のプログラムの命令コードを読むことができる。
また、SWブレーク管理部13は、プロセッサ7Aが、デバッガ4Bが設定したSWブレークポイントの命令コードを実行して命令ブレークが発生した場合、命令ブレークの発生をデバッガ4Aに通知することなく、プログラムの命令コードを再実行させ、また、プロセッサ7Bが、デバッガ4Aが設定したSWブレークポイントの命令コードを実行して命令ブレークが発生した場合、命令ブレークの発生をデバッガ4Bに通知することなく、プログラムの命令コードを再実行させるようにすることもできる。
このように、本発明の第1実施形態5では、SWブレークポイントテーブル12とSWブレーク管理部13とを設け、全てのプロセッサ7A、7BのSWブレークポイントを管理するとしているので、メモリにはSWブレークポイントを設定したままで、ユーザは、デバッガ4Aによるプロセッサ7Aのプログラムデバッグにおいては、デバッガ4Bが設定したSWブレークポイントを気にせずに、デバッグを行うことができ、また、デバッガ4Bによるプロセッサ7Bのプログラムデバッグにおいては、デバッガ4Aが設定したSWブレークポイントを気にせずに、デバッグを行うことができる。
また、ICEプロトコル変換部14A、15A、14B、15Bを備えているので、デバッガ4AとICE6Aの通信プロトコル及びデバッガ4BとICE6Bの通信プロトコルが異なる場合であっても、デバッガ4AとICE6Aの通信プロトコル及びデバッガ4BとICE6Bの通信プロトコルを変更することなく、即ち、デバッガ4A、4B及びICE6A、6Bにあるモニタプログラムを変更することなく、デバッガ4AとICE6Aとの間及びデバッガ4BとICE6Bとの間の通信を行うことができる。
また、プロセッサ状態テーブル17を参照することにより、ユーザは、デバッガ4Aがプロセッサ7Aに接続されていない場合であっても、プロセッサ7A、7Bの状態を一括表示して、プロセッサ7A、7Bの状態把握を行うことができ、また、デバッガ4Bがプロセッサ7Bに接続されていない場合であっても、プロセッサ7A、7Bの状態を一括表示してプロセッサ7A、7Bの状態把握を行うことができる。したがって、動作状態によりデバッガ4A、4Bの連携などを行うことができる。
図3は本発明の第1実施形態を使用したマルチプロセッサ・デバッグシステムの他の例を示す図である。図3に示す例では、ICE6Aには2個のプロセッサ7A、21が接続されており、デバッガ4Aは、本発明の第1実施形態5及びICE6Aを介してプロセッサ7A、21のプログラムデバッグを行い、デバッガ4Bは、本発明の第1実施形態5及びICE6Bを介してプロセッサ7Bのプログラムデバッグを行う。
この例では、ユーザは、デバッガ4A、4Bが設定したSWブレークポイントを気にせずにプロセッサ7A、21、7Bのプログラムデバッグを行うことができ、また、デバッガ4AとICE6Aの通信プロトコル及びデバッガ4BとICE6Bの通信プロトコルが異なる場合であっても、デバッガ4AとICE6Aの通信プロトコル及びデバッガ4BとICE6Bの通信プロトコルを変更する必要がなく、また、全てのプロセッサ7A、21、7Bの状態把握を行うことができる。
以上のように、本発明の第1実施形態5によれば、図1に示すように使用する場合には、マルチプロセッサシステムを構成するプロセッサ7A、7Bのプログラムデバッグを勝手良く行うことができ、また、図3に示すように使用する場合には、マルチプロセッサシステムを構成するプロセッサ7A、7B、21のプログラムデバッグを勝手良く行うことができる。
(第2実施形態)
図4は本発明の第2実施形態を使用したマルチプロセッサ・デバッグシステムの一例を示す図である。本発明の第2実施形態22は、2個のプロセッサ7A、7Bに対して1個のICE23が使用される場合に使用するものであり、ICE23に対応させて1個のICE用インタフェース24を備えるようにし、その他については、図1に示す本発明の第1実施形態5と同様に構成したものである。
本発明の第2実施形態22によれば、本発明の第1実施形態5と同様に、ユーザは、デバッガ4A、4Bが設定したSWブレークポイントを気にせずに、プロセッサ7A、7Bのプログラムデバッグを行うことができ、また、デバッガ4A、4BとICE23の通信プロトコルが異なる場合であっても、デバッガ4A、4BとICE23の通信プロトコルの変更を行う必要がなく、また、プロセッサ7A、7Bの状態把握を行うことができるので、プロセッサ7A、7Bのプログラムデバッグを勝手良く行うことができる。
なお、本発明の第1実施形態5及び第2実施形態22においては、SWブレークポイントテーブル12及びSWブレーク管理部13からなるSWブレーク管理手段と、ICEプロトコル変換部14A、15A、14B、15BからなるICEプロトコル変換手段と、プロセッサ状態把握部16及びプロセッサ状態テーブル17からなるプロセッサ状態把握・保持手段を設けるようにした場合について説明したが、この代わりに、これら3個の手段のうち、いずれか1個又は2個の手段のみを設けるようにしても良い。
ここで、本発明のICEサーバを整理すると、本発明のICEサーバには、少なくとも、以下のICEサーバが含まれる。
(付記1)複数のデバッガとICEとの間に接続されるICEサーバであって、前記複数のデバッガが設定したソフトウエアブレークポイントを管理する所定手段を有することを特徴とするICEサーバ。
(付記2)前記所定手段は、前記複数のデバッガのうち、いずれかのデバッガからのメモリ読出し要求が、他のデバッガが設定したSWブレークポイントに対するものである場合、元のプログラムの命令コードをメモリ読出し結果として前記いずれかのデバッガに通知することを特徴とする付記1記載のICEサーバ。
(付記3)前記所定手段は、前記複数のデバッガのうち、いずれかのデバッガが制御するプロセッサが、他のデバッガが設定したSWブレークポイントの命令コードを実行して命令ブレークが発生した場合、前記命令ブレークの発生を前記いずれかのデバッガに通知することなく、プログラムの命令コードを再実行させることを特徴とする付記1記載のICEサーバ。
(付記4)前記所定手段は、前記複数のデバッガが設定したSWブレークポイントのアドレスと、前記複数のデバッガが前記SWブレークポイントを設定する前の元のプログラムの命令コードとを関連付けて保持する所定テーブルを有することを特徴とする付記1又は2記載のICEサーバ。
(付記5)複数のデバッガとICEとの間に接続されるICEサーバであって、前記複数のデバッガと前記ICEの通信プロトコルを変更することなく、前記複数のデバッガと前記ICEとの間の通信を可能とする所定手段を有することを特徴とするICEサーバ。
(付記6)複数のデバッガとICEとの間に接続されるICEサーバであって、各デバッガが対象とするプロセッサの状態を一括管理する所定手段を有することを特徴とするICEサーバ。
(付記7)前記所定手段は、前記プロセッサの状態を把握するプロセッサ状態把握部と、前記プロセッサ状態把握部が把握した前記プロセッサの状態を記憶するプロセッサ状態テーブルを有することを特徴とする付記6記載のICEサーバ。
本発明の第1実施形態を使用したマルチプロセッサ・デバッグシステムの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態が備えるソフトウエアブレークポイントテーブルの構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態を使用したマルチプロセッサ・デバッグシステムの他の例を示す図である。 本発明の第2実施形態を使用したマルチプロセッサ・デバッグシステムの一例を示す図である。 従来のマルチプロセッサ・デバッグシステムの一例を示す図である。
符号の説明
1A、1B…デバッガ
2A、2B…インサーキットエミュレータ
3A、3B…プロセッサ
4A、4B…デバッガ
5…本発明の第1実施形態(ICEサーバ)
6A、6B…インサーキットエミュレータ
7A、7B…プロセッサ
8A、8B…デバッガ用インタフェース
9A、9B…インサーキットエミュレータ用インタフェース
10…マルチデバッガ通信部
11…ICE制御部
12…ソフトウエアブレークポイントテーブル
13…ソフトウエアブレーク管理部
14A、15A、14B、15B…ICEプロトコル変換部
16…プロセッサ状態把握部
17…プロセッサ状態テーブル
18…アドレス表示欄
19…命令コード表示欄
20…ソフトウエアブレークポイント設定デバッガ表示欄
21…プロセッサ
22…本発明の第2実施形態(ICEサーバ)
23…インサーキットエミュレータ
24…インサーキットエミュレータ用インタフェース

Claims (3)

  1. 複数のプロセッサによって共有されるメモリに格納される前記複数のプロセッサに共通のプログラムをデバッグするとともに前記複数のプロセッサのそれぞれに対応して設けられる複数のデバッガと前記プロセッサをエミュレートするインサーキットエミュレータとの間に接続されるICEサーバであって、
    前記複数のデバッガのうちの一のデバッガからの前記メモリへの読み出し要求が、前記複数のデバッガのうちの他のデバッガによってソフトウエアブレークポイントが設定された命令コードに対するものである場合に、前記ソフトウエアブレークポイントのアドレスにあった元のプログラムの命令コードを前記一のデバッガに通知する所定手段を有すること
    を特徴とするICEサーバ。
  2. 前記所定手段は、
    前記複数のデバッガのうちの一のデバッガがデバッグするプロセッサが、前記複数のデバッガのうちの他のデバッガによってソフトウエアブレークポイントが設定された前記命令コードを実行して命令ブレークが発生した場合、前記命令ブレークの発生を前記一のデバッガに通知することなく、前記命令コードを再実行させること
    を特徴とする請求項1に記載のICEサーバ。
  3. 前記複数のデバッガのそれぞれが対応する前記プロセッサに接続されているか否かを示すプロセッサの状態を表示する手段を有すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のICEサーバ。
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