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JP4835339B2 - 洗車設備 - Google Patents
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JP4835339B2 - 洗車設備 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば給油所などに設置され、被洗浄車両と洗車機本体とを相対的に移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行う洗車設備に関するものである。
従来、この種の洗車設備において、被洗浄車両を洗車可能範囲に停車させるための位置修正としては、次のような構成が提供されている。すなわち、車体の通路となる入口側に、平面視においてハの字状で左右二対のガイドローラが上下に設けられるとともに、これらガイドローラを設置する床面側に複数本のローラが設置され、前記ガイドローラは、下方に位置するガイドローラよりも上方に位置するガイドローラが外方に向くように傾けられている。そして、進入してきた車体のタイヤを、ローラ群によって支持案内するとともに、タイヤの側面を左右のガイドローラにより案内している(たとえば、特許文献1参照。)。
実願平1−130364号(実開平3−68162号)のマイクロフィルム(第1頁、第3−6図)
しかし上記した従来構成によると、ローラ群によって形成される支持案内面は扁平状であることから、下方に位置するガイドローラの内向きガイド面(ガイド位置)と支持案内面との間には、ガイドローラの径に応じた大きな段差が生じており、したがって、最近のように扁平率が大きくなっているタイヤの場合、そのホイールがハの字状のガイドローラに接触して、ホイール(車輪)を破損する恐れがある。また、扁平状の支持案内面を形成するローラ群の上方に、側部案内面を形成するガイドローラ群を別個に配設する構成であることから、多数のローラを配設するなど構造が複雑になるとともに、全体が高価となる。
そこで本発明の請求項1記載の発明は、被洗浄車両を洗車可能範囲に停車させるための車両位置修正装置を、車輪を破損させることなく構成し得るとともに、構造簡単にして安価に構成し得る洗車設備を提供することを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の洗車設備は、被洗浄車両と洗車機本体とを相対的に移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行う洗車設備であって、洗浄経路の入口部分には、被洗浄車両の車輪を支持案内する車両位置修正装置が設けられ、この車両位置修正装置は、その軸心の方向が相対移動方向に沿った状態とされた複数の遊転ローラからなり、これら遊転ローラは、その上向き面によって凹円弧状の車輪受け面が形成されるように配設されていることを特徴としたものである。
したがって請求項1の発明によると、洗車を行うための被洗浄車両が正しく駆動走行してきたとき、車両位置修正装置に進入してきた車輪は、凹円弧状の車輪受け面における底円弧部分に位置した遊転ローラの上向き面に乗り移り、そして、遊転ローラ上を転動走行したのち車両位置修正装置から退出し得る。また、被洗浄車両が車幅方向でずれて駆動走行してきたとき、車両位置修正装置に進入してきた車輪は、凹円弧状の車輪受け面における左右の一方の側円弧部分に位置した遊転ローラの上向き面に乗り上がり状に乗り移り、そして遊転ローラ上を転動走行する。このとき車輪は遊転ローラに対して、底円弧部分側(中央部分側)が浮いた偏心状で乗り移っていることから、被洗浄車両の重量によって、車輪を凹円弧状の車輪受け面における底円弧部分側へと自動的に横移動し得る。その際に車輪の横移動(横滑り状)に伴って、車輪が接触した(乗り上った)遊転ローラを軸心の周りに内側下方へと遊転させることになる。
これにより、車両位置修正装置によって車幅方向でのずれを自動的に修正し得、車両位置修正を行った被洗浄車両を、または車両位置修正が不要であった被洗浄車両を、洗浄経路の始端部分に位置し得、以て所期の洗車を行える。
その際に車両位置修正装置は遊転ローラ群を、その上向き面によって凹円弧状(すり鉢状)の車輪受け面を形成するように配設していることで、遊転ローラの位置は徐々に高くなり、以て隣接間は段差が小さいものとなる。これにより被洗浄車両の車両位置修正は、遊転ローラに車輪の下部(タイヤ)のみが接触する状態で、すなわち側部(ホイール)が非接触の状態で行える。そして、凹円弧状(すり鉢状)の車輪受け面を形成するように配設した遊転ローラ群は、被洗浄車両の支持作用と車幅方向でのずれ修正作用とに兼用し得る。
また本発明の請求項2記載の洗車設備は、上記した請求項1記載の構成において、少なくとも中央部分の遊転ローラ群は、相対移動方向の軸心が洗車機本体側を上位として傾斜して配設されていることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、車両位置修正装置に進入してきた車輪は、凹円弧状の車輪受け面を形成する遊転ローラ群の上向き面に乗り移り、そして、傾斜角度に沿って遊転ローラ上を登り走行(転動走行)しながら、車幅方向でのずれを自動的に修正し、以て車両位置修正を行った被洗浄車両を洗浄経路の始端部分に位置し得る。
そして本発明の請求項3記載の洗車設備は、上記した請求項1または2記載の構成において、遊転ローラ群は、凹円弧状の中央側の遊転ローラの軸心に対して、凹円弧状の端側の遊転ローラの軸心が、洗車機本体側において接近するように傾斜して配設されていることを特徴としたものである。
したがって請求項3の発明によると、車輪の横移動(横滑り状)に伴って、車輪が接触した(乗り上った)遊転ローラを軸心の周りに内側下方へと遊転させることになり、以て横移動は摩擦を少なくし、必要以上に荷重が掛からない状態で、円滑に行える。その際に遊転ローラの軸心を、洗車機本体側において接近するように傾斜して配設していることで、凹円弧状の車輪受け面は、洗車機本体側を小径円弧状に、洗車機本体とは反対側を大径円弧状に形成し得、以て車輪の、転動走行しながらの円滑な横移動(横滑り状)を助長し得る。
さらに本発明の請求項4記載の洗車設備は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、車輪を介して支持した被洗浄車両を、洗車機本体の前方から洗車機本体内を経て後方へと搬送するコンベヤ装置が設けられ、このコンベヤ装置への入口部分に車両位置修正装置が設けられていることを特徴としたものである。
したがって請求項4の発明によると、車両位置修正装置によって、車幅方向でのずれを自動的に修正して車両位置修正を行った被洗浄車両を、または車両位置修正が不要であった被洗浄車両を、車輪を介してコンベヤ装置に支持させた状態で停車し得、以て被洗浄車両を洗浄経路の始端部分に位置し得る。そしてコンベヤ装置によって被洗浄車両を洗浄経路上において搬送することで、洗車機本体で所期の洗車を行える。
しかも本発明の請求項5記載の洗車設備は、上記した請求項4記載の構成において、コンベヤ装置が、左右の車輪を振り分けて支持する左右一対のローラコンベヤからなることを特徴としたものである。
したがって請求項5の発明によると、車両位置修正装置によって、車幅方向でのずれを自動的に修正して車両位置修正を行った被洗浄車両を、または車両位置修正が不要であった被洗浄車両を、左右の車輪を振り分けてローラコンベヤに支持させた状態で停車し得、以て被洗浄車両を洗浄経路の始端部分に位置し得る。そして両ローラコンベヤによって被洗浄車両を洗浄経路上において搬送することで、洗車機本体で所期の洗車を行える。
上記した本発明の請求項1によると、洗車を行うための被洗浄車両が正しく駆動走行してきたとき、車両位置修正装置に進入してきた車輪を、凹円弧状の車輪受け面における底円弧部分に位置した遊転ローラの上向き面に乗り移らせ、そして、遊転ローラ上を転動走行したのち車両位置修正装置から退出できる。また、被洗浄車両が車幅方向でずれて駆動走行してきたとき、車両位置修正装置に進入してきた車輪を、凹円弧状の車輪受け面における左右の一方の側円弧部分に位置した遊転ローラの上向き面に乗り上がり状に乗り移らせ、そして遊転ローラ上を転動走行できる。このとき車輪は遊転ローラに対して、底円弧部分側(中央部分側)が浮いた偏心状で乗り移っていることから、被洗浄車両の重量によって、車輪を凹円弧状の車輪受け面における底円弧部分側へと自動的に横移動できる。その際に車輪の横移動(横滑り状)に伴って、車輪が接触した(乗り上った)遊転ローラを軸心の周りに内側下方へと遊転させることになり、以て横移動は摩擦を少なくし、必要以上に荷重が掛からない状態で、円滑に行うことができる。
これにより、車両位置修正装置によって車幅方向でのずれを自動的に修正でき、車両位置修正を行った被洗浄車両を、または車両位置修正が不要であった被洗浄車両を、洗浄経路の始端部分に位置でき、以て所期の洗車を行うことができる。
その際に遊転ローラ群を、その上向き面によって凹円弧状の車輪受け面を形成するように配設していることで、遊転ローラの位置を徐々に高くでき、以て隣接間の段差が小さいものにできる。これにより被洗浄車両の車両位置修正は、遊転ローラに車輪の下部(タイヤ)のみが接触する状態で、すなわち側部(ホイール)が非接触の状態で行うことができ、以て被洗浄車両を好適な位置(洗車可能範囲)に停車させるための車両位置修正装置を、車輪を破損することなく構成できる。そして、凹円弧状(すり鉢状)の車輪受け面を形成するように配設した遊転ローラ群は、被洗浄車両の支持作用と車幅方向でのずれ修正作用とを兼用でき、これにより車両位置修正装置は、遊転ローラの数を少なくして、すなわち構造簡単にして安価に構成できる。
また上記した本発明の請求項2によると、車両位置修正装置に進入してきた車輪は、凹円弧状の車輪受け面を形成する遊転ローラ群の上向き面に乗り移り、そして、傾斜角度に沿って遊転ローラ上を登り走行(転動走行)しながら、車幅方向でのずれを自動的に修正でき、以て車両位置修正を行った被洗浄車両を洗浄経路の始端部分に位置できる。
そして上記した本発明の請求項3によると、車輪の横移動(横滑り状)に伴って、車輪が接触した(乗り上った)遊転ローラを軸心の周りに内側下方へと遊転させることができ、以て横移動は摩擦を少なくし、必要以上に荷重が掛からない状態で円滑に行うことができる。その際に遊転ローラの軸心を、洗車機本体側において接近するように傾斜して配設していることで、凹円弧状の車輪受け面は、洗車機本体側を小径円弧状に、洗車機本体とは反対側を大径円弧状に形成でき、以て車輪の、転動走行しながらの円滑な横移動(横滑り状)を助長することができる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、車両位置修正装置によって、車幅方向でのずれを自動的に修正して車両位置修正を行った被洗浄車両を、または車両位置修正が不要であった被洗浄車両を、車輪を介してコンベヤ装置に支持させた状態で停車でき、以て被洗浄車両を洗浄経路の始端部分に位置できる。そしてコンベヤ装置によって被洗浄車両を洗浄経路上において搬送することで、洗車機本体で所期の洗車を行うことができる。
しかも上記した本発明の請求項5によると、車両位置修正装置によって、車幅方向でのずれを自動的に修正して車両位置修正を行った被洗浄車両を、または車両位置修正が不要であった被洗浄車両を、左右の車輪を振り分けてローラコンベヤに支持させた状態で停車でき、以て被洗浄車両を洗浄経路の始端部分に位置できる。そして両ローラコンベヤによって被洗浄車両を洗浄経路上において搬送することで、洗車機本体で所期の洗車を行うことができる。
[実施の形態1]
以下に、本発明の実施の形態1を、据置型の洗車機本体に採用した状態として、図に基づいて説明する。
図2、図3において、洗車設備は、車両(被洗浄車両)50と洗車機本体1とを相対的に移動させながら、車両50に対して洗車を行うものであって、床面F上に設置された据置型の洗車機本体1と、支持した車両50を洗車機本体1の前方から洗車機本体1内を経て後方へと搬送すべく床面F上に配設されたコンベヤ装置11と、このコンベヤ装置11により形成された洗浄経路18の入口部分に設けられた車両位置修正装置21などにより構成されている。
前記洗車機本体1の前部には洗浄部2が形成され、後部には乾燥部3が形成されている。前記洗浄部2には、車両50の表面を洗浄するために、ロッカーブラシ4、トップブラシ5、サイドブラシ6、洗浄水や洗剤を車両50の表面へ噴霧するスプレー装置(図示せず。)などが設けられている。また前記乾燥部3には、車両50の表面に空気を吹き付けて乾燥させるために、乾燥用トップノズル7、乾燥用サイドノズル8などが設けられている。さらに、乾燥用トップノズル8の手前側には、ワックスを車両50の表面に噴射するワックス噴射ノズル9が複数設けられている。
前記コンベヤ装置11は、前記車両50における左右の車輪51を振り分けて支持する左右一対のローラコンベヤ12,12から構成されている。これらローラコンベヤ12,12は、コンベヤフレーム13と、このコンベヤフレーム13に設けられた多数のローラ14と、ローラ14群に連動された回転駆動装置(図示せず。)などにより構成され、ローラ14群の上面によってローラコンベヤ12の搬送支持面15が形成されている。
図1〜図5において、前記車両位置修正装置21は車両50の車輪51を支持案内するもので、両ローラコンベヤ12,12への入口部分にそれぞれ設けられている。これら車両位置修正装置21は、フレーム体22と、このフレーム体22側にローラ軸23を介して遊転自在に支持された8本(複数本)の遊転ローラなどから構成されている。ここで遊転ローラは4本ずつ左右対称に配置され、以下においては、中央側から端側へと順に、それぞれ左右一対の中央部遊転ローラ24A、中央寄り遊転ローラ24B、端寄り遊転ローラ24C、端部遊転ローラ24Dと称して説明する。
これら遊転ローラ24A,24B,24C,24Dは、その軸心25A,25B,25C,25Dの方向が相対移動方向に沿った状態とされている。その際に図1、図4に示すように、中央部遊転ローラ24Aの軸心25Aに対して中央寄り遊転ローラ24Bの軸心25Bが少し上位とされ、中央寄り遊転ローラ24Bの軸心25Bに対して端寄り遊転ローラ24Cの軸心25Cが少し上位とされ、端寄り遊転ローラ24Cの軸心25Cに対して端部遊転ローラ24Dの軸心25Dが少し上位とされて配設されることで、これら遊転ローラ24A,24B,24C,24Dの上向き面によって凹円弧状(すり鉢状)の車輪受け面26が形成されるように配設される。
そして、遊転ローラ24A,24B,24C,24D群のうち、少なくとも中央部分の遊転ローラ24A,24B群は、相対移動方向の軸心25A,25Bが洗車機本体1側を上位として傾斜して配設されている。すなわち図4に示すように、側面視において、中央部遊転ローラ24Aは、その軸心25Aが洗車機本体1側を上位とした上下大傾斜角度27θとして配設され、中央寄り遊転ローラ24Bは、その軸心25Bが洗車機本体1側を上位とした上下小傾斜角度27θとして配設されている。また端寄り遊転ローラ24Cと端部遊転ローラ24Dとは、その軸心25C,25Dが水平状として配設されている。
その際に、床面F側に凹部Gを形成し、この凹部G内にフレーム体22をセットしており、これにより、中央部遊転ローラ24Aと中央寄り遊転ローラ24Bとは、洗車機本体1側の端部の上向き面が、前記ローラコンベヤ12の搬送支持面15と同一またはほぼ同一のレベルとなるように設定され、また中央部遊転ローラ24Aは、洗車機本体1とは反対側の端部の上向き面が、前記床面F上に配設された傾斜床板19の後端上面と同一またはほぼ同一のレベルとなるように設定されている。
さらに、遊転ローラ24A,24B,24C,24D群は、凹円弧状の中央側の遊転ローラの軸心に対して、凹円弧状の端側の遊転ローラの軸心が、洗車機本体1側において接近するように、水平方向において傾斜して配設されている。すなわち図5に示すように、平面視において、中央部遊転ローラ24Aは、その軸心25Aが相対移動方向に沿った傾斜しない状態として配設され、中央寄り遊転ローラ24Bは、その軸心25Bが洗車機本体1側において中央部遊転ローラ24Aの軸心25Aに接近するように左右小傾斜角度28θとして配設され、端寄り遊転ローラ24Cは、その軸心25Cが洗車機本体1側において中央寄り遊転ローラ24Bの軸心25Bに接近するように左右中傾斜角度28θとして配設され、端部遊転ローラ24Dは、その軸心25Dが洗車機本体1側において端寄り遊転ローラ24Cの軸心25Cに接近するように左右大傾斜角度28θとして配設されている。
これにより遊転ローラ24A,24B,24C,24D群は、平面視において、一対の中央部遊転ローラ24Aが平行状として配設され、この中央部遊転ローラ24Aの外側に一対の中央寄り遊転ローラ24Bが左右小傾斜角度28θでハの字状として配設され、この中央寄り遊転ローラ24Bの外側に一対の端寄り遊転ローラ24Cが左右中傾斜角度28θでハの字状として配設され、この端寄り遊転ローラ24Cの外側に一対の端部遊転ローラ24Dが左右大傾斜角度28θでハの字状として配設されることになる。
上述したように、中央部遊転ローラ24Aの軸心25Aが上下大傾斜角度27θとして配設されるとともに、中央寄り遊転ローラ24Bの軸心25Bが上下小傾斜角度27θとして配設され、そして中央寄り遊転ローラ24Bの軸心25Bが左右小傾斜角度28θ、端寄り遊転ローラ24Cの軸心25Cが左右中傾斜角度28θ、端部遊転ローラ24Dの軸心25Dが左右大傾斜角度28θとして配設されていることにより、凹円弧状の車輪受け面26は、図1に示すように、洗車機本体1側が小径円弧状26rに形成されるとともに、洗車機本体1とは反対側が大径円弧状26Rに形成される。
以上の22〜26などにより、車両位置修正装置21の一例が構成される。なお左右の車輪51は、ホイール51Aと扁平タイヤ51Bからなり、扁平タイヤ51Bの扁平率の大きいものが使用されている。
以下に、上記した実施の形態1における作用を説明する。
洗車を行うために車両50を洗浄経路18へと駆動走行させる際に、入口部分において左右の車輪51を、それぞれ車両位置修正装置21上で転動(通過)させる。これにより車両50を、左右の車輪51を振り分けてローラコンベヤ12の搬送支持面15に支持させた状態で停車し得、以て洗浄経路18の始端部分に位置し得る。その際に、入口部分を駆動走行する車両50は、その車輪51が車両位置修正装置21上を転動する際に車両位置修正が成される。
すなわち、車両50が正しく駆動走行してきたとき、床面F上から傾斜床板19を介して車両位置修正装置21に進入してきた車輪51は、図1、図4、図5のそれぞれ仮想線イに示すように、凹円弧状の車輪受け面26における底円弧部分に位置した左右一対の中央部遊転ローラ24Aの上向き面に乗り移る。そして車輪51は、上下大傾斜角度27θに沿って中央部遊転ローラ24A上を登り走行(転動走行)したのち、洗車機本体1側の端部の上向き面からローラコンベヤ12の搬送支持面15に乗り移って、この搬送支持面15上を駆動走行することになる。このように、車輪51が中央部遊転ローラ24A上を登り走行(転動走行)している間に、これら中央部遊転ローラ24Aは殆んど遊転しない。
また、車両50が車幅方向でずれて駆動走行してきたとき、床面F上から車両位置修正装置21に進入してきた車輪51は、凹円弧状の車輪受け面26における左右の一方の側円弧部分に位置した中央寄り遊転ローラ24B、端寄り遊転ローラ24C、端部遊転ローラ24Dのいずれか、たとえば図1、図4、図5のそれぞれ仮想線ロに示すように、端寄り遊転ローラ24Cの上向き面に乗り上がり状に乗り移る。そして車輪51は、洗車機本体1側の端部へと走行(転動走行)するが、このとき車輪51は遊転ローラ24Cに対して、底円弧部分側(中央部分側)が浮いた偏心状で乗り移っていることから、車両50の重量によって、車輪51を凹円弧状の車輪受け面26における底円弧部分へと自動的に横移動し得る。
その際に車輪51の横移動(横滑り状)に伴って、扁平タイヤ51Bが順に接触した(乗り上った)遊転ローラ24C,24B,24Aを軸心25C,25B,25Aの周りに順次、内側下方へと遊転させることになり、以て横移動は摩擦を少なくし、必要以上に荷重が掛からない状態で、円滑に行えることになる。また、遊転ローラ24A,24B,24C,24D群は、凹円弧状の中央側の遊転ローラの軸心に対して、凹円弧状の端側の遊転ローラの軸心を、洗車機本体1側において接近するように傾斜して配設して、凹円弧状の車輪受け面26を、洗車機本体1側を小径円弧状26rに、洗車機本体1とは反対側を大径円弧状26Rに形成していることで、車輪51を登り走行(転動走行)しながらの円滑な横移動(横滑り状)を助長することになる。
このように車両位置修正装置21によって、車両50の車幅方向でのずれを自動的に修正し得、以て車両位置修正を行える。その際に遊転ローラ24A,24B,24C,24Dを、その上向き面により凹円弧状(すり鉢状)の車輪受け面26を形成するように配設していることで、遊転ローラ24A,24B,24C,24Dの位置は徐々に高くなり、以て隣接間は段差が小さいものとなる。これにより車両50の車両位置修正は、遊転ローラ24A,24B,24C,24Dに扁平タイヤ51Bのみが接触する状態、すなわちホイール51Aが非接触の状態で行え、以て車両50を好適な位置(洗車可能範囲)に停車させるための車両位置修正装置21を、ホイール51A(車輪51)を破損することなく構成し得る。
また、上向き面によって凹円弧状(すり鉢状)の車輪受け面26を形成するように配設した遊転ローラ24A,24B,24C,24Dは、車両50の支持作用と車幅方向でのずれ修正作用とを兼用して行え、これにより車両位置修正装置21は、遊転ローラ24A,24B,24C,24Dの数を少なくして、すなわち構造簡単にして安価に構成し得る。
このように車両位置修正装置21によって、車幅方向でのずれを自動的に修正し、車両位置修正を行った車両50を、または車両位置修正が不要であった車両50を、左右の車輪51を振り分けてローラコンベヤ12の搬送支持面15に支持させた状態で停車し得、以て車両50を洗浄経路18の始端部分に位置し得る。そしてコンベヤ装置11によって車両50を洗浄経路18上において搬送することで、洗浄部2で所期の洗浄を行い、そして乾燥部3で乾燥し、以て車両50に対する洗車を行える。
上記した実施の形態1では、据置型の洗車機本体1に対して、コンベヤ装置11により支持した車両50を洗車機本体1の前方から洗車機本体1内を経て後方へと搬送することで、車両50と洗車機本体1とを相対的に移動させる形式が示されているが、これは、コンベヤ装置(搬送手段)による被洗浄車両の搬送と洗車機本体の走行とを組み合わせた形式や、車両位置修正装置21を通過させた被洗浄車両を床面上の所定位置に停車させた状態で洗車機本体のみを走行させる形式(搬送手段が不要の形式)などであってもよい。
上記した実施の形態1では、車両位置修正装置21として、凹円弧状の車輪受け面26を形成するように複数の遊転ローラ24A,24B,24C,24Dを配設し、そして少なくとも中央部分の遊転ローラ24A,24B群を、その軸心25A,25Bが洗車機本体1側を上位として傾斜して配設(上下傾斜)するとともに、凹円弧状の中央側の遊転ローラ24A,24B,24Cの軸心25A,25B,25Cに対して、凹円弧状の端側の遊転ローラ24B,24C,24Dの軸心25B,25C,25Dを洗車機本体1側において接近するように傾斜して配設(左右傾斜)した形式、すなわち、凹円弧状の車輪受け面26に上下傾斜と左右傾斜を組み合わせた形式が示されているが、これは凹円弧状の車輪受け面26のみ形成して上下傾斜や左右傾斜のない形式、凹円弧状の車輪受け面26に上下傾斜を組み合わせた形式、凹円弧状の車輪受け面26に左右傾斜を組み合わせた形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、コンベヤ装置11として、左右一対のローラコンベヤ12,12からなる形式が示されているが、これは左右一対のスラットコンベヤからなる形式、左右一体(一つ)のローラコンベヤやスラットコンベヤからなる形式などであってもよい。
上記した実施の形態1では、前記車両位置修正装置21が、両ローラコンベヤ12,12への入口部分にそれぞれ設けられた形式が示されているが、これは、いずれか一方のローラコンベヤ12への入口部分のみに設けられた形式などであってもよい。この場合に他方のローラコンベヤ12への入口部分には、ローラコンベヤや床板などによって傾斜走行経路が形成される。
本発明の実施の形態1を示し、洗車設備における車両位置修正装置の縦断正面図である。 同洗車設備の概略側面図である。 同洗車設備の概略平面図である。 同洗車設備における車両位置修正装置の縦断側面図である。 同洗車設備における車両位置修正装置の平面図である。
符号の説明
1 洗車機本体
2 洗浄部
3 乾燥部
11 コンベヤ装置
12 ローラコンベヤ
15 搬送支持面
18 洗浄経路
21 車両位置修正装置
22 フレーム体
23 ローラ軸
24A 中央部遊転ローラ(遊転ローラ)
24B 中央寄り遊転ローラ(遊転ローラ)
24C 端寄り遊転ローラ(遊転ローラ)
24D 端部遊転ローラ(遊転ローラ)
25A 軸心
25B 軸心
25C 軸心
25D 軸心
26 凹円弧状の車輪受け面
26r 小径円弧状
26R 大径円弧状
27θ 上下大傾斜角度
27θ 上下小傾斜角度
28θ 左右小傾斜角度
28θ 左右中傾斜角度
28θ 左右大傾斜角度
50 車両(被洗浄車両)
51 車輪
51A ホイール
51B 扁平タイヤ
F 床面

Claims (5)

  1. 被洗浄車両と洗車機本体とを相対的に移動させながら、被洗浄車両に対して洗車を行う洗車設備であって、洗浄経路の入口部分には、被洗浄車両の車輪を支持案内する車両位置修正装置が設けられ、この車両位置修正装置は、その軸心の方向が相対移動方向に沿った状態とされた複数の遊転ローラからなり、これら遊転ローラは、その上向き面によって凹円弧状の車輪受け面が形成されるように配設されていることを特徴とする洗車設備。
  2. 少なくとも中央部分の遊転ローラ群は、相対移動方向の軸心が洗車機本体側を上位として傾斜して配設されていることを特徴とする請求項1記載の洗車設備。
  3. 遊転ローラ群は、凹円弧状の中央側の遊転ローラの軸心に対して、凹円弧状の端側の遊転ローラの軸心が、洗車機本体側において接近するように傾斜して配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の洗車設備。
  4. 車輪を介して支持した被洗浄車両を、洗車機本体の前方から洗車機本体内を経て後方へと搬送するコンベヤ装置が設けられ、このコンベヤ装置への入口部分に車両位置修正装置が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗車設備。
  5. コンベヤ装置が、左右の車輪を振り分けて支持する左右一対のローラコンベヤからなることを特徴とする請求項4記載の洗車設備。
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