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JP4841646B2 - 撮像装置 - Google Patents
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JP4841646B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、デジタルカメラ等の撮像装置に関する。
従来、撮影時に撮影レンズ鏡筒をカメラ本体内の沈胴位置からカメラ本体前面から突出する撮影準備位置へ移動させ、非撮影時には撮影準備位置からカメラ本体内の沈胴位置へ沈胴させることにより、携帯性を向上させたデジタルカメラが知られている。このようなデジタルカメラには、撮影レンズ鏡筒の沈胴を電源スイッチのオンオフにより制御するタイプのもの、撮影レンズ鏡筒の沈胴をカメラ本体前面に設けられたバリアが撮影レンズを覆う閉位置と撮影レンズを露呈する開位置への移動により制御するタイプのもの、更に、撮影レンズ鏡筒の沈胴を撮影用の電源をカメラ本体に着脱することにより制御するタイプのものなどが知られている。撮影用の電源をカメラ本体に着脱することにより制御するタイプのものとしては、例えば、外部制御機器に装着可能な撮影機能付きメモリカードに撮影用の電源を装着すると、レンズが撮影準備位置へ移動し、撮影用の電源を取り外すと、レンズが沈胴する方式のデジタルカメラが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、デジタルカメラとプリンタ装置とをUSB(Universal Serial Bus)ケーブルによりダイレクト接続し、デジタルカメラから所望の画像データをプリンタ装置へ直接転送して印刷するシステム(PictBridgeシステム)が実現されている。このシステムでは、ユーザがデジタルカメラの液晶画面を見ながら印刷したい画像を選択し、この選択された画像をUSBケーブルを介してデジタルカメラからプリンタ装置へ供給し、印刷する。
ここで、ユーザがPictBridgeシステムによる撮影画像のプリントアウトを行う場合、従来は、デジタルカメラとプリンタ装置間をUSBケーブルで接続する、デジタルカメラの主電源をオンする(これによりデジタルカメラは自動的に撮影モードとなる)、デジタルカメラの動作モードを再生モードに切替える、デジタルカメラにより印刷出力操作を行う、といった4つの手順によってPictBridgeシステムによる画像印刷が行われている。
特開平8−125962号公報
上述した従来のデジタルカメラでは、USBケーブルを介してプリンタ装置とダイレクト接続されて相互認識が完了し、印刷が可能な状態に設定されると、デジタルカメラは再生モードからプリンタとの通信もできる通信モードへ移行するが、ここで、デジタルカメラ側またはプリンタ装置側からUSBケーブルを不用意に抜いてしまった場合や、意図的に抜いた場合は、USBケーブルを抜くことにより相互認識ができなくなり、通常、デジタルカメラは再生モードに移行する。しかしながら、デジタルカメラからUSBケーブルを抜いて即座に撮影したい場合には、改めて撮影モードに設定しなくてはならず、煩わしいばかりか、シャッターチャンスを逃してしまうことがあった。
また、従来のデジタルカメラでは、撮影モード状態のまま、即ち、撮影レンズ鏡筒がカメラ本体から前面に突出した状態のまま、プリンタ装置と接続完了しても、当該撮影レンズ鏡筒は移動せず、カメラ本体から前面から突出した状態のままであった。そのため、デジタルカメラを操作している時に、撮影レンズ鏡筒が障害物と接触する虞があった。特に、ユーザが液晶画面を見ながら操作している時は、障害物に気づきにくく、障害物と接触し撮影レンズ鏡筒が破損する可能性が一段と高かった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、その目的は、外部装置と通信接続されて通信モードに移行するデジタルカメラ等の撮像装置において、通信モード状態が解除された際には次の動作への対応がスムーズにできる撮像装置を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明の撮像装置は、通信接続された外部装置へ画像ファイルを供給する撮像装置において、上記外部装置からの信号を受信する受信手段と、上記外部装置から受信した信号に基づいて当該外部装置との通信接続が確立したことを認識する認識手段と、上記認識手段によって上記外部装置との通信接続が認識された際の動作モードが撮影モードであるか否かを確認する確認手段と、上記確認手段によって撮影モードであることが確認された際に、通信接続が確立されている前のモード状態として当該撮影モードを記憶する記憶手段と、撮像装置本体内へ沈胴する撮影レンズ鏡筒と、上記撮影レンズ鏡筒を駆動するレンズ駆動部と、上記確認手段によって上記外部装置との通信接続が認識され、かつ、上記認識手段によって動作モードが撮影モードであることが確認された際に上記レンズ駆動部を制御して上記撮影レンズ鏡筒を撮像装置本体内へ沈胴させ、当該動作モードを上記外部装置と通信可能な通信モードに設定するとともに当該通信モードから他の動作モードへの変更を禁止する設定を行ない、上記認識手段によって上記外部装置との通信接続が非確立の状態となったと確認された際には、上記通信モードから他の動作モードへの変更を禁止する設定を解除し、上記記憶手段に記憶されたモードである撮影モード状態に切り換える設定手段と、を備えことを特徴としている。
この構成によれば、外部装置との通信接続により通信モードに移行した後、当該通信モード状態が解除された際に自動的に通信モード移行直前のモードに戻すことができ、次の動作がスムーズに実行できる。さらに、この構成によれば、撮影レンズ鏡筒沈胴式の撮像装置において、通信モード状態の時に撮影レンズ鏡筒が障害物と接触して損傷することが防止される。
また、本発明の撮像装置において、上記設定手段は、上記通信モードから他の動作モードへの変更を禁止する設定を解除し、上記記憶手段に記憶された撮影モード状態に切り換え、更に、上記レンズ駆動部を制御して上記撮影レンズ鏡筒を撮像装置本体内から繰り出すことを特徴としている。
また、本発明の撮像装置は、UI(ユーザインタフェース)画面を表示させる表示部を更に有し、上記設定手段は、上記受信手段によって外部装置からの信号を受信すると当該表示部にUSBクラスを選択させるための表示画面を自動的に表示させ、上記認識手段は、ユーザによって選択されたUSBクラスに基づいて上記外部装置との通信接続を認識することを特徴とする。
この構成によれば、外部機器からの信号を受信した場合、ユーザは、何ら操作をしなくても、手順に沿ってUSBクラスを選択することができるようになる。
本発明によれば、外部装置との通信接続により通信モードに移行した後、当該通信モード状態が解除された際に自動的に適当なモードに切り換えることができる。これにより、次の動作がスムーズに行え、操作性の良い撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るデジタルカメラ(デジタルカメラ1)を用いたPictBridgeシステムの構成を示す外観図である。 デジタルカメラ1の詳細な構成を示すブロック図である。 デジタルカメラ1の平面図である。 デジタルカメラ1とUSB接続されるプリンタ装置10の構成を示すブロック図である。 USB通信方式選択画面の表示例を示す図である。 本実施形態によるUSBケーブル9接続時の動作制御処理の第1の実施例の流れを示すフローチャートである。 本実施形態によるUSBケーブル9接続時の動作制御処理の第1の実施例の流れを示すフローチャートである。 本実施形態によるUSBケーブル9接続時の動作制御処理の第2の実施例の流れを示すフローチャートである。 本実施形態によるUSBケーブル9接続時の動作制御処理の第2の実施例の流れを示すフローチャートである。 デジタルカメラ1の本体前面に設けられているレンズバリア101の開閉状態を示す外観図である。 本実施形態によるUSBケーブル9接続時の動作制御処理の第3の実施例の流れを示すフローチャートである。 本実施形態によるUSBケーブル9接続時の動作制御処理の第3の実施例の流れを示すフローチャートである。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態を順次説明する。
図1は、本実施形態に係るデジタルカメラ(撮像装置)とプリンタ装置とをUSBケーブルを介してダイレクト接続したダイレクトプリントシステム(以下、通称であるPictBridgeシステムと称する)の構成を示す外観図である。この図1に示されるPictBridgeシステムは、デジタルカメラ1と、このデジタルカメラ1とUSBケーブル9を介して接続されるプリンタ装置10とを備える。デジタルカメラ1とプリンタ装置10は、USB接続により相互にデータを送受信することが可能である。
図1に示されるように、デジタルカメラ1のカメラ本体の上面部にレリーズスイッチ釦4等が配置されている。カメラ本体の背面部には、ファインダ接眼窓3、LCD表示部2、電源スイッチやモード選択スイッチ等を兼ねるダイヤルスイッチ部5、LCD表示部2のカーソル操作スイッチを兼ねる十字キースイッチ部7、メニュー選択スイッチ部6、USBコネクタ8等が配置されている。そして、USBコネクタ8には、図示のようにUSBケーブル9の一端が接続される。
以上の他、カメラ本体の前面部には、不図示の撮影レンズやファインダ窓やストロボ窓等が配置されている。また、カメラ本体の側面部又は底面部には、不図示であるが、撮影画像データの記録媒体であるメモリカードを装填するカードコネクタや電池を収納する電池収納室等が配置されている。
次に、図2を参照して、デジタルカメラ1の構成を詳細に説明する。図2は、デジタルカメラ1の構成を示すブロック図である。
図2に示されるように、デジタルカメラ1は、後述する各制御素子を駆動制御してカメラ全体の制御を司るカメラコントローラとしてのCPU21を内蔵している。このCPU21は、デジタルカメラ1の動作モードを管理する。この動作モードの主なものには、被写体を撮影する撮影モード、メモリカード39に記憶されている画像データを伸張してLCD表示部2に再生表示させる再生モード、デジタルカメラとプリンタ装置とがUSBケーブルを介してダイレクト接続された際に、プリンタ装置と通信し、画像データを送信可能にする通信モードなどがある。なお、詳細は後述するが、上記通信モードに切替えられると、画像データを伸張してLCD表示部2に再生表示させ、その画像を見て印刷対象画像を選択し、プリンタ装置へ送信することができる。また、CPU21は、主電源のオンオフを管理する。
このデジタルカメラ1においては、撮影レンズ22及び絞り部23を介して被写体像が取り込まれ、その被写体像は、CCD等の撮像素子29にて電気信号に変換される。この撮影レンズ22は、レンズ駆動部24を介して進退駆動される。絞り部23は、絞り駆動部25を介して絞り駆動される。これら駆動部24,25はCPU21によって制御される。
撮影レンズ22は、図3に示されるように撮影レンズ鏡筒22aに内蔵されている。この撮影レンズ鏡筒22aは、二段構造となっており、非撮影時にはデジタルカメラ1の本体内へ折り畳まれて沈胴し、撮影時には沈胴位置からカメラ本体前面の撮影準備位置へ筍状に突出することができるようになっている。図3(a)は撮影レンズ突出時のデジタルカメラ1の平面図、図3(b)は撮影レンズ沈胴時のデジタルカメラ1の平面図である。
そして、撮影レンズ鏡筒22aが、レンズ駆動部24による進駆動によって、図3(a)に示されるように、デジタルカメラ1の本体内からカメラ本体前面の撮影準備位置へと突出する。また、カメラ本体前面の撮影準備位置に突出していた撮影レンズ鏡筒22aが、レンズ駆動部24による退駆動によって、図3(b)に示されるように本体内の沈胴位置に沈胴する。撮影レンズ鏡筒22aの突出は、撮影モードへの移行時に行う。例えば主電源オン時に自動的に撮影モードへ移行するようにし、このタイミングで撮影レンズ鏡筒22aの突出を行う。一方、撮影レンズ鏡筒22aの沈胴については、通常は、主電源オフ時に行う。この主電源オフ時以外における撮影レンズ鏡筒22aの沈胴タイミングについては、後述する。
撮像素子29は、タイミング回路27によりCPU21と同期した状態で撮像素子ドライバ28を介して駆動される。この撮像素子29の撮像出力は、プロプロセス回路30とA/D変換回路31によりデジタル画像データとしてデジタル処理回路32に取り込まれる。デジタル処理回路32より出力されるデジタル画像データは、メモリコントローラ33の制御の下でバスラインを通ってフレームメモリ34に格納される。さらに、このフレームメモリ34に格納された画像データは、バスラインを通りカードI/F38を介してカードコネクタに装着されたメモリカード39に撮影コマ毎に記録される。撮影コマ毎の画像データに対応して画像データのヘッダ情報も記録される。デジタル処理回路32にてデジタル画像処理が施された画像データやメモリカード39に記録された画像データ、或いは後述するプリンタ装置10でプリントされる画像データ等、及びプリンタ装置10にプリントさせる際の画像選択画面、プリント枚数等のプリンタ情報は、LCD表示部2に表示される。この場合、画像データは、バスライン及びLCDドライバ42を介してLCD表示部2に供給され、プリンタ情報は、後述するROM37に格納されたプログラムに基づいてLCDドライバ42によりLCD表示部2に供給される。
また、バスラインにはROM37とRAM36が接続されている。ROM37には、カメラコントローラとしてのCPU21がカメラの撮影及び再生動作全体を制御したり、画像データをプリンタ装置10へ送信するためのファームウェア、及びLCDドライバ42が印刷指定画面をLCD表示部2に表示したりするプログラム等が格納される。RAM36には、撮影時に取り込まれる測距時及び測光時のデータが一時的に格納される。
なお、上記フレームメモリ34には、LCD表示部2に供給される画像データも一時的に保存される。
以上の他、CPU21には、レリーズスイッチ釦4、各種設定用の十字キースイッチ部7、電源オンやモード設定用のダイヤルスイッチ5、メニュー選択スイッチ部6等に対するスイッチ入力回路41、USBコネクタ8に接続されているUSBコントローラ35、ストロボ発光部26等が接続されている。USBコントローラ35は、USBコネクタ8に接続されるUSBケーブル9を介してUSBプロトコルによるデータの送受信を行う。
これにより、CPU21は、物理通信レイヤとしてのUSBを介してPTP(Picture Transfer Protocol)通信を行うことができ、USBケーブル9を介して接続されるプリンタ装置10を検出することができる。このプリンタ装置10の検出は、USBコントローラ35がUSBによる電源供給用の電圧5Vを検出することにより行う。
次に、図4を参照して、プリンタ装置10の構成を詳細に説明する。図4は、デジタルカメラ1とUSB接続される外部機器の一例であるプリンタ装置10の構成を示すブロック図である。
図4に示されるように、プリンタ装置10は、Y(イエロー)、M(マゼンダ)、C(シアン)からなるインクリボンを使用する面順次方式の昇華型熱転写プリンタ装置であり、ROM53に格納されるプリント制御プログラムに従って後述する各制御素子を制御するプリンタコントローラとしてのCPU51を内蔵している。そして、プリンタ装置10においては、デジタルカメラ1に記録される画像データ及びヘッダ情報等がUSBケーブル9を介して接続されるUSBコネクタ50を経由し、USBコントローラ70及びバスラインを介してCPU51及びフレームメモリ52に取り込まれる。
フレームメモリ52に格納された画像データは、画像処理回路54にて補正パラメータに基づき、RGBからCMYへの色変換、ドット/インチによるサイズ変換、γ変換、色補正、サムネイル変換、枠合成等の処理が施される。画像処理回路54の変換出力データは、CPU51の制御の下でヘッドドライバ63を介してプリントヘッド(サーマルプリントヘッド)64に出力される。
一方、プリントヘッド64のプリント動作に同期してモータドライバ55,59を介し、リボン送りモータ(M)56、給紙モータ(M)60が駆動され、インクリボン、用紙が給送され、用紙へのプリントが実行される。
インクリボン送り状態は、リボンセンサ57により検出され、インクリボン残量データがCPU51に取り込まれる。また、用紙を格納する用紙カセットに収納されている残りの用紙枚数データは、給紙センサ58により検出され、CPU51に取り込まれる。プリンタ装置10には、プリンタの動作状態又はプリント動作時における警告等を表示するLED13、及びプリント動作時における警告音を発する警告手段であるPCV(圧電ブザー)68と、プリンタ電源スイッチ部11及びプリント開始スイッチ部12によりオン操作されるスイッチ接点11a,12aとが配置され、それぞれCPU51に接続されている。
また、バスラインにはROM53が接続されている。ROM53には、デジタルカメラ1との通信動作及びプリンタ全体を動作させるためのプログラムが格納されている。
次に、上記構成に係る画像印刷時の動作を説明する。
初めに、デジタルカメラ1のUSBコネクタ8がプリンタ装置10のUSBコネクタ50とUSBケーブル9を介して接続されると、デジタルカメラ1のCPU21は、USBコネクタ50を介してプリンタ装置10から供給される電圧(5V)を検出する。そして、この検出に応じて、デジタルカメラ1のCPU21は、LCDドライバ42を制御し、ROM37から印刷制御画面を表示するためのプログラムを読み出してLCD表示部2に印刷指定画面を表示する。この印刷指定画面を参照しつつ、十字キースイッチ部7等を操作することで、所望とする印刷指定が可能となる。デジタルカメラ1のCPU21は、当該印刷指定に係る信号を受けると、対応する画像データを着脱自在なメモリカード39から読み出し、USBコントローラ35、USBコネクタ8、USBケーブル9を介してプリンタ装置10に送信する。次いで、プリンタ装置10のCPU51は、デジタルカメラ1から取得した画像ファイルの印刷出力を開始する。これにより、画像ファイルの印刷出力が実行される。
ここで、USBケーブル9接続時の確認手順を説明する。USBケーブル9には、VBUSと称する5V電源線、GND線、D+及びD−といった2本の信号線の合計4本の配線が含まれており、専用コネクタで着脱される。デジタルカメラ1は、外部機器であるプリンタ装置10との接続を確認するために、VBUSの電圧レベルを監視する。このVBUSの電圧を検出した場合に、デジタルカメラ1のCPU21はUSBケーブル9が接続されたと判断する。また、VBUSの電圧断を検出した場合に、デジタルカメラ1のCPU21はUSBケーブル9の接続が解放されたと判断する。
一方、PCやプリンタ装置10等の外部機器は、デジタルカメラ1との接続を検出するために、信号線D+若しくはD−のプルアップを監視する。デジタルカメラ1は、外部機器であるプリンタ装置10に接続されるとVBUSの電圧を検出してUSBケーブル9が接続されたことを検出するが、例えば、D+、D−のプルアップを行わないため、直ぐには通信を確立しない。従って、外部機器であるプリンタ装置10はデジタルカメラ1との接続を認識しない。
この間に、デジタルカメラ1は、外部機器であるプリンタ装置10から与えられるVBUSの電圧値の変化に応じて、UI(ユーザインタフェース)画面にUSBクラス(プリンタまたはPC)を選択させるような画面(図5の画面)を自動的に表示する。ユーザは、所望とする外部機器であるプリンタ装置10を当該UI画面にて選択可能となる。UI画面はLCD表示部2に表示される。なお、図5の画面例では、USBクラスとしてPCが選択されている。
デジタルカメラ1は、ユーザの選択に応じたUSBクラスのデスクリプタを自動的に生成し、D+若しくはD−をプルアップすることで、外部機器であるプリンタ装置10との接続を確認した旨を知らせる。これにより、プリンタ装置10は、デジタルカメラ1との接続を認識し、USBプロトコルの確立に必要な所定の通信を行う。
こうして通信が確立されると、ユーザへの確認も含め、どのような外部機器に接続されたのかをデジタルカメラ1のUI画面上に表示する。これ以降、ユーザは、操作を開始し、好きな作業を行うことができる。
次に、PictBridgeシステムにおいて印刷実行可能状態に至る手順を説明する。
PictBridgeシステムでは、USBケーブル9を介して接続されている機器間のデータ転送用の通信プロトコルにPTP(Picture Transfer Protocol)が採用されており、このPTPがトランスポート層の通信プロトコルとして用いられる。物理通信レイヤにはUSBが用いられる。そして、PTPトランスポート層とDPSアプリケーション層の間に変換レイヤであるDSP層を設け、PTPとのマッピングを行う。DSP層には、USB接続された双方の機器がDPS機能を有するものか否かを相互認識するDPSディスカバリ機能が設けられている。
初めに、USBケーブルの接続後、USBケーブル9を介して接続されている機器間でUSBプロトコルが確立すると、次にPTP通信の確立処理が実行される。次いで、双方の機器間でPTPによる通信接続が確立した後に、DPSディスカバリが実行される。そして、このDPSディスカバリ成立によって、双方の機器の制御がDPSアプリケーションに移行する。これにより、PictBridgeシステムによる画像印刷が実行可能となる。
次に、本実施形態によるデジタルカメラ1の動作制御方法について説明する。
初めに、図6,図7を参照して、第1の実施例を説明する。図6,図7は、本実施形態によるUSBケーブル9接続時の動作制御処理の第1の実施例の流れを示すフローチャートである。
デジタルカメラ1のCPU21は、VBUSの電圧検出によりUSBケーブル9が接続されたことを検出すると、図6の処理を開始する。先ずステップS101において、CPU21は、現在の主電源のオンオフを確認する。この確認の結果、主電源がオフならば、主電源をオンに設定し、RAM36内のケーブル接続前の動作状態を記録する所定記憶領域(以下、接続前状態記録領域と称する)に「主電源オフ」を書き込む(ステップS102、S103)。
一方、主電源がオンならば、ステップS104において、CPU21は、現在の動作モードを確認する。この確認の結果、撮影モードである場合に、CPU21は、接続前状態記録領域に「撮影モード」を書き込む(ステップS105)。さらに、レンズ駆動部24を制御して撮影レンズ鏡筒22aをデジタルカメラ1の本体内へ沈胴させる(ステップS106)。ステップS104の確認の結果、再生モードである場合には、CPU21は、接続前状態記録領域に「再生モード」を書き込む(ステップS107)。
次いで、ステップS108において、CPU21は、DPSディスカバリを実行する。
この結果、DPSディスカバリが不成立の場合には(ステップS109がNO)、CPU21はLCD2の画面上に、プリンタを認識できない旨を表示する(ステップS110)。
一方、DPSディスカバリが成立した場合には(ステップS109がYES)、CPU21は動作モードを通信モードに設定する(ステップS111)。さらに、動作モードの変更禁止を設定して動作モードを通信モードに固定する(ステップS112)。これにより、動作モードの変更操作が無効化される。この結果、ユーザは、動作モード変更の誤操作を気にすることなく、PictBridgeシステムによる画像印刷のための操作を存分に行うことができる。
次いで、図7のステップS113において、CPU21は、USBケーブルの接続の解放を監視する。そして、USBケーブルの接続の解放を検出すると(ステップS114がYES)、動作モードの変更禁止を解除する(ステップS115)。次いで、ステップS116において、CPU21は、RAM36内の接続前状態記録領域に記録されているケーブル接続前の動作状態を読み出す。そして、ケーブル接続前の動作状態に戻す処理を行う。具体的には、ケーブル接続前の動作状態が「主電源オフ」ならば、主電源をオフする(ステップS117)。ケーブル接続前の動作状態が「撮影モード」ならば、動作モードを撮影モードに設定する(ステップS118)。さらに、レンズ駆動部24を制御して撮影レンズ鏡筒22aをデジタルカメラ1の本体内から繰り出す(ステップS119)。この繰り出しにより撮影レンズ鏡筒22aがデジタルカメラ1の本体内から突出し、撮影可能な状態となる。また、ケーブル接続前の動作状態が「再生モード」ならば、動作モードを再生モードに設定する(ステップS120)。
上述した第1の実施例によれば、外部装置であるプリンタ装置10との通信接続により通信モードに移行した後、動作モードの変更が禁止されるので、通信モード状態の時にユーザ操作によって不用意に通信モード以外のモードに移行することが防止できる。この結果、プリンタ装置10との通信処理を安定して行うことができる。
また、外部装置であるプリンタ装置10との通信接続により通信モードに移行した後、当該通信モード状態が解除された際に自動的に通信モード移行直前のモードに戻すことができ、次の動作がスムーズに実行できる。これにより、操作性の良いデジタルカメラを提供することができる。
また、USBケーブルが接続されることにより、突出していた撮影レンズ鏡筒22aが自動的にデジタルカメラ本体内に沈胴するので、印刷操作時に撮影レンズと障害物とが衝突する等の不慮の事故が未然に防止される。
また、DPSディスカバリが成立すると、自動的に通信モードに移行するので、ユーザが動作モードを通信モードに変更操作する手間が省ける。また、USBケーブルが接続されても印刷不可能な場合には通信モードに移行しないので、無用な動作モードの変更が防止される。
また、USBケーブルが接続されることにより、自動的に主電源がオンされるので、ユーザが主電源をオン操作する手間が省ける。
次に、図8,図9を参照して、第2の実施例を説明する。図8,図9は、本実施形態によるUSBケーブル9接続時の動作制御処理の第2の実施例の流れを示すフローチャートである。
デジタルカメラ1のCPU21は、VBUSの電圧検出によりUSBケーブル9が接続されたことを検出すると、図8の処理を開始し、現在の主電源のオンオフを確認する(ステップS201)。この確認の結果、主電源がオフならば、主電源をオンに設定する(ステップS202)。
一方、主電源がオンならば、CPU21は、現在の動作モードを確認し(ステップS203)、撮影モードである場合には、レンズ駆動部24を制御して撮影レンズ鏡筒22aをデジタルカメラ1の本体内へ沈胴させる(ステップS204)。なお、ステップS203の確認の結果、再生モードである場合には、そのままステップS205へ進む。
次いで、ステップS205において、CPU21は、DPSディスカバリを実行する。
この結果、DPSディスカバリが不成立の場合には(ステップS206がNO)、CPU21はLCD2の画面上に、プリンタを認識できない旨を表示する(ステップS207)。
一方、DPSディスカバリが成立した場合には(ステップS206がYES)、CPU21は動作モードを通信モードに設定し(ステップS208)、さらに、動作モードの変更禁止を設定して動作モードを通信モードに固定する(ステップS209)。
次いで、図9のステップS210において、CPU21は、USBケーブルの接続の解放を監視する。そして、USBケーブルの接続の解放を検出すると(ステップS211がYES)、動作モードの変更禁止を解除する(ステップS212)。次いで、ステップS213において、CPU21は、デジタルカメラ1の本体前面に設けられているレンズバリアの開閉状態を確認する。
図10は、デジタルカメラ1の本体前面に設けられているレンズバリア101の開閉状態を示す外観図である。図10(a)では、レンズバリア101が撮影レンズを覆う閉位置にある状態が示されている。図10(b)では、レンズバリア101が撮影レンズを露呈する開位置にある状態が示されている。なお、この図10(b)には、上記ステップS204で撮影レンズ鏡筒22aをデジタルカメラ1の本体内に沈胴させた状態を示している。また、レンズバリア101が開状態の時には、フラッシュ102、ファインダ103及び測距/測光窓104などが露呈している。レンズバリア101は、図10(a)の閉位置と図10(b)の開位置とに移動可能となっている。
次いで、レンズバリア101が開状態の場合には、CPU21は、動作モードを撮影モードに設定し(ステップS214)、さらに、レンズ駆動部24を制御して撮影レンズ鏡筒22aをデジタルカメラ1の本体内から繰り出す(ステップS215)。一方、レンズバリア101が閉状態の場合には、カメラ機能動作停止モードへ移行して主電源をオフ状態に設定する(ステップS216、S217)。
上述した第2の実施例によれば、上記第1の実施例と同様に、外部装置であるプリンタ装置10との通信接続により通信モードに移行した後、動作モードの変更が禁止されるので、通信モード状態の時にユーザ操作によって不用意に通信モード以外のモードに移行することが防止できる。さらに、当該通信モード状態が解除された際に、レンズバリアの位置に応じて適当な動作モードに移行することができる。これにより、次の動作がスムーズに実行でき、操作性の良いデジタルカメラを提供することができる。
次に、図11,図12を参照して、第3の実施例を説明する。図11,図12は、本実施形態によるUSBケーブル9接続時の動作制御処理の第3の実施例の流れを示すフローチャートである。
図11,図12において、ステップS301〜S312までの処理は、上述した図8,9のステップS201〜S212までの処理にそれぞれ対応しており、その説明を省略する。図12のステップS313において、CPU21は、デジタルカメラ1の本体裏面に設けられている電源スイッチやモード選択スイッチ等を兼ねるダイヤルスイッチ部(以下、通称であるモードダイヤルと称する)5(図1参照)の設定状態を確認する。
次いで、モードダイヤル5が撮影モード位置に設定されている場合には、CPU21は、動作モードを撮影モードに設定し(ステップS314)、さらに、レンズ駆動部24を制御して撮影レンズ鏡筒22aをデジタルカメラ1の本体内から繰り出す(ステップS315)。モードダイヤル5が再生モード位置に設定されている場合には、CPU21は、動作モードを再生モードに設定する(ステップS316)。モードダイヤル5が主電源オフ位置に設定されている場合には、CPU21は、カメラ機能動作停止モードへ移行して主電源をオフ状態に設定する(ステップS317、S318)。
上述した第3の実施例によれば、上記実施例と同様に、外部装置であるプリンタ装置10との通信接続により通信モードに移行した後、動作モードの変更が禁止されるので、通信モード状態の時にユーザ操作によって不用意に通信モード以外のモードに移行することが防止できる。さらに、当該通信モード状態が解除された際に、モードダイヤル5の設定に動作モードを合わせることができる。これにより、次の動作がスムーズに実行でき、操作性の良いデジタルカメラを提供することができる
なお、上述した実施形態においては、外部装置との通信接続が確立したことを条件として通信モードに設定したが、USBケーブルが接続されたことを条件として通信モードに設定するようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態を図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態においては、有線通信接続方式の一つとしてUSB接続方式を用いたが、他の方式を用いてもよい。例えばIEEE1394、RS−232Cなどの有線通信接続方式を用いてもよい。また、赤外線通信等の無線通信接続方式を用いてもよい。
また、本発明の撮像装置は、デジタルカメラ等の撮像機能が主機能である機器の他、電子的撮像機能を有する携帯電話機等の撮像機能が主機能ではない機器も含むものとする。
1…デジタルカメラ(撮像装置)、5…ダイヤルスイッチ部、9…USBケーブル、10…プリンタ装置(外部装置)、21…カメラコントローラ(CPU)、24…レンズ駆動部、35…USBコントローラ、101…レンズバリア。

Claims (3)

  1. 通信接続された外部装置へ画像ファイルを供給する撮像装置において、
    上記外部装置からの信号を受信する受信手段と、
    上記外部装置から受信した信号に基づいて当該外部装置との通信接続が確立したことを認識する認識手段と、
    上記認識手段によって上記外部装置との通信接続が認識された際の動作モードが撮影モードであるか否かを確認する確認手段と、
    上記確認手段によって撮影モードであることが確認された際に、通信接続が確立されている前のモード状態として当該撮影モードを記憶する記憶手段と、
    撮像装置本体内へ沈胴する撮影レンズ鏡筒と、
    上記撮影レンズ鏡筒を駆動するレンズ駆動部と、
    上記確認手段によって上記外部装置との通信接続が認識され、かつ、上記認識手段によって動作モードが撮影モードであることが確認された際に上記レンズ駆動部を制御して上記撮影レンズ鏡筒を撮像装置本体内へ沈胴させ、当該動作モードを上記外部装置と通信可能な通信モードに設定するとともに当該通信モードから他の動作モードへの変更を禁止する設定を行ない、上記認識手段によって上記外部装置との通信接続が非確立の状態となったと確認された際には、上記通信モードから他の動作モードへの変更を禁止する設定を解除し、上記記憶手段に記憶されたモードである撮影モード状態に切り換える設定手段と、
    を備えことを特徴とする撮像装置。
  2. 上記設定手段は、上記通信モードから他の動作モードへの変更を禁止する設定を解除し、上記記憶手段に記憶された撮影モード状態に切り換え、更に、上記レンズ駆動部を制御して上記撮影レンズ鏡筒を撮像装置本体内から繰り出すことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. UI(ユーザインタフェース)画面を表示させる表示部を更に有し、上記設定手段は、上記受信手段によって外部装置からの信号を受信すると当該表示部にUSBクラスを選択させるための表示画面を自動的に表示させ、上記認識手段は、ユーザによって選択されたUSBクラスに基づいて上記外部装置との通信接続を認識することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
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