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JP4842902B2 - 床用目地装置 - Google Patents
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Description

本発明はアングル状の目地部を介して設置された左右の床躯体間の目地部を覆う床用目地装置に関する。
従来のアングル状の目地部のコーナー部には長方形状の目地プレートを配置したり、コーナー部に位置する目地プレートの一側部が当接するように突出する台形状に形成したものが使用されている。
このため、左右の床躯体が異なる方向に揺れ動いた場合、前者はコーナー部の目地プレートは1本のピンで支持しているため、無理な荷重が加わり、損傷しやすいという欠点があった。
後者はコーナー部の目地プレートは当接する一側部の先端部が三角形状となり、突出すると危険になるとともに、該先端部が三角形状になっているため、損傷しやすいという欠点があった。
特許第3662172号
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、アングル状の目地部でも角部目地プレートに無理な荷重が加わるのを防止できるとともに、安全に使用することができる床用目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明はアングル状の目地部を介して設けられた内側床躯体の目地部側に形成された角部が台形状の上部輪郭形状の目地プレート支持凹部と、この目地プレート支持凹部と対応する部位の外側床躯体の目地部側に形成された角部が台形状の上部輪郭形状の反目地部側が傾斜面の目地プレートスライド支持凹部と、前記角部の目地プレート支持凹部にピンで先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が角部の目地プレートスライド支持凹部を覆うように支持された角部目地プレートと、この角部目地プレートの両側面と一側面が当接するように形成された前記目地プレート支持凹部にピンで先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が前記目地プレートスライド支持凹部を覆うように支持された他側面が上下辺と直角な台形状の左右の目地プレートと、この左右の目地プレートの先端部側の一側面に取付けられた、前記角部目地プレートの両側面と当接するようにスプリングを介して接続する左右の目地プレート接続具とで床用目地装置を構成している。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)アングル状の目地部を介して設けられた内側床躯体の目地部側に形成された角部が台形状の上部輪郭形状の目地プレート支持凹部と、この目地プレート支持凹部と対応する部位の外側床躯体の目地部側に形成された角部が台形状の上部輪郭形状の反目地部側が傾斜面の目地プレートスライド支持凹部と、前記角部の目地プレート支持凹部にピンで先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が角部の目地プレートスライド支持凹部を覆うように支持された角部目地プレートと、この角部目地プレートの両側面と一側面が当接するように形成された前記目地プレート支持凹部にピンで先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が前記目地プレートスライド支持凹部を覆うように支持された他側面が上下辺と直角な台形状の左右の目地プレートと、この左右の目地プレートの先端部側の一側面に取付けられた、前記角部目地プレートの両側面と当接するようにスプリングを介して接続する左右の目地プレート接続具とで構成されているので、角部目地プレートによって、この角部目地プレートの両側部に配置される左右の目地プレートが大きくなるのを防止し、先端部が突出して危険になるのを防止することができる。
(2)前記(1)により、角部目地プレートの先端部の幅寸法を大きく設定しなくてもよいので、後端部のピンで容易に支持することができる。
(3)前記(1)によって、角部目地プレートと、この角部目地プレートの両端部の左右の目地プレートとをスプリングを介装した左右の目地プレート接続具で接続しているので、左右の目地プレートと角部目地プレートとがほぼ一体状態で移動し、損傷を効率よく防止するとともに、後端部が突出して危険となったりするのを確実に阻止することができる。
(4)前記(1)によって、角部目地プレートにより、左右の目地プレートが大きくなるのを防止できる。したがって、目地プレートを軽くでき、設置作業を容易に行なうことができる。
(5)請求項2も前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、地震時に角部目地プレートをよりスムーズに移動させることができる。
以下、図面に示す本発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図11に示す本発明を実施するための最良の第1の形態において、1はアングル状の目地部2を介して設けられた左右の床躯体3、4間を接続する床用目地装置で、この床用目地装置1は前記左右の床躯体3、4の内側に位置する床躯体3の目地部2側に形成された角部が台形状の上部輪郭形状の目地プレート支持凹部5と、この目地プレート支持凹部5と対応する部位の外側に位置する床躯体4の目地部2側に形成された角部が台形状の下部輪郭形状の反目地部側が傾斜面6の目地プレートスライド支持凹部7と、前記角部、すなわち台形状の上部辺部位の目地プレート支持凹部5aにピン8で先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が角部の目地プレートスライド支持凹部7aを覆うように支持された先端部が傾斜面9に形成された角部目地プレート10と、この角部目地プレート10の両側面と一側面が当接するように形成された、前記目地プレート支持凹部5に両端部寄りの部位がピン8、8で先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が前記目地プレートスライド支持凹部7を覆うように支持された先端部が傾斜面9で、他側面が上下辺と直角な台形状の左右の目地プレート11、12と、この左右の目地プレート11、12の先端部側の一側面に取付けられた、前記角部目地プレート10の両側面10a、10aと当接するようにスプリング13を介して接続する左右の目地プレート接続具14、14と、前記左右の目地プレート11、12の他側面側の目地部を覆うように並列された前記目地プレート支持凹部5に両端部寄りの部位がピン8、8で先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が前記目地プレートスライド支持凹部7を覆うように支持された先端部が傾斜面9の長方形状の複数個の目地プレート15、15とで構成されている。
なお、前記目地プレート支持凹部5および前記目地プレートスライド支持凹部7を必要に応じてそれぞれ金属材製の下地板で覆ってもよい。
前記左右の目地プレート接続具14、14は左右の目地プレート11、12の先端部側の一側面に形成されたボルト挿入孔16、16と、このボルト挿入孔16、16と対応する部位の前記角部目地プレート10の両側面に形成されたボルト挿入孔17、17と、このボルト挿入孔17、17と前記ボルト挿入孔16、16へ挿入されるボルト18、18と、このボルト18、18の先端部にスプリング13、13、座金19、19を介して螺合されるナット20、20と、このナット20、20、前記スプリング13、13、座金19、19を覆うように、前記角部目地プレート10に取付けられたスプリングケース21、21とで構成されている。
前記角部目地プレート10は図7に示すように金属材製の浅皿状で、後端部が前記目地プレート支持凹部5aの角部の台形状の上部辺とほぼ同じ幅寸法で、先端部が目地プレートスライド支持凹部7aの角部の台形状の下部辺とほぼ同じ幅寸法の角部目地プレート本体22と、この角部目地プレート本体22の後端部の中央部に設けられたピン支持ケース23と、前記角部目地プレート本体22の先端部寄りの両側面に取付けられたスプリングケース21、21と、前記角部目地プレート本体22内に充填されたモルタル24と、このモルタル24の表面に設置されたタイル等の床化粧板25とで構成されている。
前記左右の目地プレート11、12は図8に示すように、前記角部目地プレート10側が傾斜面26、27で、反対側が上下辺に対して直角な金属材製で浅皿
状の台形状の左右の目地プレート本体28、29と、この左右の目地プレート本体28、29の前記角部目地プレート10のボルト挿入孔17、17と対応する部位に形成されたボルト挿入孔16、16と、前記左右の目地プレート本体28、29の両側後部に設けられたピン支持ケース23、23と、前記左右の目地プレート本体28、29内に充填されたモルタル24、24と、このモルタル24、24の表面に設置されたタイル等の床化粧板25、25とで構成されている。
前記複数個の目地プレート15は図9に示すように、長方形で浅皿状の金属材製の目地プレート本体30と、この目地プレート本体30の両側後部に設けられたピン支持ケース23、23と、前記目地プレート本体30内に充填されたモルタル24と、このモルタル24の表面に設置したタイル等の床化粧板25とで構成されている。
上記構成の床用目地装置1は通常時には図1および図2に示すように、アングル状の目地部2を角部目地プレート10、左右の目地プレート11、12、複数個の目地プレート15で、隙間なく、覆われている。
地震等で左右の床躯体3、4が異なる前後左右方向に揺れ動いた場合、内側に位置する床躯体3の目地プレート支持凹部5に角部目地プレート10、左右の目地プレート11、12、複数個の目地プレート15がピン8、8、8、8、8で支持されているため、目地部2の左右方向Xの揺れ動き側は図11に示すように、角部目地プレート10、左右の目地プレート11、12、複数個の目地プレート15の先端部は目地プレートスライド支持凹部7上を左右方向にスライド移動して、外方へ突出してその揺れ動きを吸収し、目地部2の前後方向Yの揺れ動き側は図10に示すように、角部目地プレート10、左右の目地プレート11、12、複数個の目地プレート15の先端部は目地プレートスライド支持凹部7を前後方向にスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
この角部目地プレート10、左右の目地プレート11、12および複数個の目地プレート15の前後左右方向の揺れ動き時には、左右の目地プレート11、12と角部目地プレート10がスプリング13を介して接続する左右の目地プレート接続具14、14で接続されているため、左右の目地プレート11、12と角部目地プレート10とがほぼ一体となって移動する。
なお、角部目地プレート10の移動時は、該角部目地プレート10の一側部側あるいは他側部側が目地プレートスライド支持凹部7の傾斜面6によって高くなるが、左右の目地プレート接続具14、14の伸長によって、角部目地プレート10と左右の目地プレート11、12が元の状態へ戻るような移動が可能で、その揺れ動きを安全に吸収することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図12ないし図23に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図12ないし図15に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、角部目地プレート10、左右の目地プレート11、12、複数個の目地プレート15の先端部にヒンジ部材31、31、31、31を介して先端部が上下方向へ回動可能なカバープレート32、32、32、32を取付けた点で、このようなカバープレート32、32、32、32が取付けられた角部目地プレート10、左右の目地プレート11、12、複数個の目地プレート15を用いて構成した床用目地装置1Aにしても、より安全に使用できるとともに、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図16ないし図19に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、先端部に傾斜面が形成されていない角部目地プレート10A、左右の目地プレート11A、12Aおよび複数個の目地プレート15Aを用いるとともに、それぞれの先端部にヒンジ部材31、31、31、31を介して、先端部が上下方向に回動可能なカバープレート32、32、32、32を取付けた点で、このようなカバープレート32、32、32、32を用いた角部目地プレート10A、左右の目地プレート11A、12A、複数個の目地プレート15Aを用いて構成した床用目地装置1Bにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図20ないし図23に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と主に異なる点は、両側面を下部が内側に位置する傾斜面に形成した角部目地プレート10Bと、この角部目地プレート10Bの両側面側の一側面を下部が内側に位置する傾斜面に形成した左右の目地プレート11B、12Bと、角部目地プレート10Bの先端部寄りの両側面およびこれと対応する部位の左右の目地プレート11B、12Bの一側面に上下方向に長いボルト挿入孔16A、17Aを形成し、このボルト挿入孔16A、17Aに挿入されるボルト18Aの頭部18aと角部目地プレート10Bの側面間および、ボルト18Aの先端部に座金19を介して螺合されたナット20の座金19と左右の目地プレート11B、12Bの一側面との間に介装されたスプリング13、13および、これらのボルト18A、スプリング13、13等を覆うスプリングケース21、21とからなる目地プレート接続具14Aとを用いた点で、このように構成した床用目地装置1Cにしても、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同様な作用効果が得られるとともに、地震時に角部目地プレート10Bの上下移動を伴い移動をよりスムーズに行うことができる。
なお、角部目地プレート10Bおよび左右の目地プレート11B、12Bの当接面は両面が傾斜面に形成することなく、角部目地プレートの両側面だけ、左右の目地プレートの一側面だけを傾斜面に形成しても同様な効果が得られる。
本発明は床用目地装置を製造する産業で利用される。
本発明を実施するための最良の第1の形態の平面図。 図1の2−2線に沿う断面図。 図1の3−3線に沿う断面図。 図1の4−4線に沿う断面図。 図1の5−5線に沿う拡大断面図。 目地プレート支持凹部および目地プレートスライド支持凹部の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の角部目地プレートの説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の左右の目地プレートの説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の目地プレートの説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の異なる前後方向へ揺れ動いた状態の説明図。 本発明を実施するための最良の第1の形態の異なる左右方向へ揺れ動いた状態の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の平面図。 図12の13−13線に沿う断面図。 図12の14−14線に沿う断面図。 図12の15−15線に沿う断面図。 本発明を実施するための第3の形態の平面図。 図16の17−17線に沿う断面図。 図16の18−18線に沿う断面図。 図16の19−19線に沿う断面図。 本発明を実施するための第4の形態の平面図。 図20の21−21線に沿う断面図。 図20の22−22線に沿う断面図。 角部目地プレートおよび左右の目地プレートの説明図。
符号の説明
1、1A、1B、1C:床用目地装置、
2、:目地部、 3:左の床躯体、
4:右の床躯体、
5:目地プレート支持凹部、 6:傾斜面、
7:目地プレートスライド支持凹部、
8:ピン、 9:傾斜面、
10、10A、10B:角部目地プレート、
11、11A、11B:左の目地プレート、
12、12A、12B:右の目地プレート、
13:スプリング、
14、14A:目地プレート接続具、
15、15A:目地プレート、
16、16A:ボルト挿入孔、
17、17A:ボルト挿入孔、 18、18A:ボルト、
19:座金、 20:ナット、
21:スプリングケース、
22:角部目地プレート本体、
23:ピン支持ケース、 24:モルタル、
25:床化粧板、 26、27:傾斜面、
28:左の目地プレート本体、
29:右の目地プレート本体、
30:目地プレート本体、 31:ヒンジ部材、
32:カバープレート。

Claims (2)

  1. アングル状の目地部を介して設けられた内側床躯体の目地部側に形成された角部が台形状の上部輪郭形状の目地プレート支持凹部と、この目地プレート支持凹部と対応する部位の外側床躯体の目地部側に形成された角部が台形状の上部輪郭形状の反目地部側が傾斜面の目地プレートスライド支持凹部と、前記角部の目地プレート支持凹部にピンで先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が角部の目地プレートスライド支持凹部を覆うように支持された角部目地プレートと、この角部目地プレートの両側面と一側面が当接するように形成された前記目地プレート支持凹部にピンで先端部が上方へ回動可能に支持され、先端部が前記目地プレートスライド支持凹部を覆うように支持された他側面が上下辺と直角な台形状の左右の目地プレートと、この左右の目地プレートの先端部側の一側面に取付けられた、前記角部目地プレートの両側面と当接するようにスプリングを介して接続する左右の目地プレート接続具とからなることを特徴とする床用目地装置。
  2. 角部目地プレートの両側面と当接する左右の目地プレートの一側面は上面が当接し、下面に隙間が生じるように該角部目地プレートの両側面、左右の目地プレートの一側面あるいは角部目地プレートの両側面と左右の目地プレートの一側面を傾斜面に形成するとともに、角部目地プレートと左右の目地プレートは上下移動可能にスプリングを介して接続する左右の目地プレート接続具とを設けたことを特徴とする請求項1記載の床用目地装置。
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