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JP4843782B2 - 表示用枠体 - Google Patents
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Description

本発明は、アイスクリーム等のカップ容器の周囲に巻き付けて使用する表示用枠体に関する。
上記のような表示用枠体の一種として、特許文献1には、係止舌片を備えた広告用枠体が開示されている。特許文献1に開示された広告用枠体を図1に示した。この広告用枠体においては、係止舌片がカップ容器の底部に存在する円形凹部に入り込んで、当該カップ容器が枠体に対して位置ズレするのを防止している。
特許第3458065号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された広告用枠体は、カップ容器に取り付ける場合に、帯状のブランクを筒状に組み立てた後、さらに係止舌片を筒内に折り込み、そしてカップ容器を枠体内に挿入することが必要となる。
すなわち、i)図1(a)のブランクにおいて、接着片を側壁に接着して筒状の枠体を構成する。ii)係止舌片を筒内に折り込んで、図1(b)の状態とする。iii)図1(c)中に矢印Aに示したように、カップ容器を枠体内に挿入する。
このため、製造ラインにおける工程が煩雑となり、工程数が増え、コストアップの原因となってしまう。
また、図2には、上記特許文献1において従来例として示されている枠体を示した。この枠体においては、上述のように組立工程が煩雑になることはないが、別の問題がある。
すなわち、カップ容器と枠体との相対位置がズレることを、「図2中でタブの裏側に存在するスリット状の保持部でカップ容器のフランジ部を保持すること」で防止している。このため、枠体のブランクに、タブおよびスリット状保持部を構成するための切込みを予め入れておくことが必要となる。すなわち、ブランクの構成が複雑となってしまう。
上記従来の事情に鑑み、本発明の目的は、枠体自体の構成が単純で、かつカップ容器への組み付けも簡単で、しかも、カップ容器と枠体とが相対的にガタツクのを有効に防止できる表示用枠体を提供することである。
本発明は、上記課題を有効に解決するために創案されたものであって、以下の特徴を備えた表示用枠体を提供する。
本発明の表示用枠体は、容器底壁に円形凹部を有するカップ容器の周囲に巻き付けて使用する、細長い帯状ブランクから構成される。当該帯状ブランクは、一端に「挿入フラップ」を、他端に「容器固定フラップ」を、容器固定フラップの近傍に「差込スリット」を、有している。
「容器固定フラップ」は、直径がカップ容器の上記円形凹部の内径にほぼ等しく、かつ中心角で少なくとも180°以上の角度範囲に渡って延在する円弧状の外周縁を有する形状である。「挿入フラップ」を「差込スリット」に差し込んで表示用枠体をカップ容器に巻き付けた状態において、「容器固定フラップ」がカップ容器の上記円形凹部内に入り込んで、当該表示用枠体がカップ容器に対して相対的に位置ズレするのを防止する。
上記構成を有する本発明の表示用枠体においては、表示用枠体をカップ容器に組み付ける際には、カップ容器を上方から包み込むように包囲して、挿入フラップを差込スリットに差し込むだけでカップ容器の周囲に固定できる。そして、容器固定フラップがカップ容器底部の円形凹部に嵌入することで、表示用枠体がカップ容器に対してガタツクことなく安定して固定される。しかも、表示用枠体を構成する帯状ブランクには、図2の従来例では必要とされていたような「カップ容器を固定するためのスリット状保持部」を設ける必要もない。
すなわち、枠体自体の構成が簡単であって、カップ容器への組み付けも簡単で、しかも、カップ容器と枠体とが相対的にガタツクのを有効に防止できる。
本発明の実施形態を、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。本発明の表示用枠体は、平坦板状で細長い帯状ブランク(図5)を筒状に組み立てて枠体として構成される(図6)。したがって、明細書では、「帯状ブランク」および「表示用枠体」をともに参照数字10で示す。
図3は、本発明の一実施形態に係る表示用枠体10をカップ容器60に取り付けた状態で示す上方斜視図で、図4は、それを底壁側から示す下方斜視図である。
詳細は後述するが、図3および図4に示すように、表示用枠体10は、カップ容器60の周囲に巻き付けて使用するものであって、容器固定フラップ30がカップ容器底部の円形凹部61内に入り込んで係合する。これにより、表示用枠体10がカップ容器60に対してガタつくことなく、安定して固定される。
この表示用枠体10には、例えば、商品名や商品内容(カップ容器内のアイスクリーム具体的内容)についての広告や、成分表示等が印刷される。カップ容器60とは別にこのような表示用枠体10を設けることで、カップ容器自体のデザイン自由度を高め、商品の高級感を演出することができる。
例えば、図3および図4の例では、カップ容器60内には、バナナ風味のアイスクリームが収容されている。このような場合に、図示したように、カップ容器60の本体および蓋材の全面にバナナの画像を表示することができ、特にフルカラー印刷によって中身の素材感を全面的に強調して、販売促進効果を高めることができる。
カップ容器についてこのような効果的なデザインが従来から望まれていたが、原材料、アレルギー物質等の必要事項の表記を省略すると公正競争規約違反となるため、カップ全面に画像を表示することはできなかった。本発明は、カップ容器とは別の表示用枠体を採用することで係る要請に応えるものである。
≪帯状ブランク10の構成(図5、図6)≫
帯状ブランク10は、一端に挿入フラップ20を、他端に容器固定フラップ30を、それぞれ備えた細長い形態を為している。そして、容器固定フラップ30の近傍には、差込スリット40が形成されている。
挿入フラップ20を差込スリット40に差し込むことで、図6に示したように、筒状の表示用枠体10を構成することができる。
図5の展開図において、2点鎖線はすべて折罫を示している。すなわち、帯状ブランク10を筒状に組み立てる場合に、各折罫の位置でブランクが折り畳まれる。
ただし、挿入フラップ20の根元に存在する折罫21、および容器固定フラップ30の根元に存在する折罫31は、ここで折りグセを付けることで、差込スリット40に挿入フラップ20を挿入しやすくするために設けたものである。
図6ではカップ容器の図示は省略しているが、カップ容器の周囲に表示用枠体10を巻き付けた状態においては、図4に示したように、容器固定フラップ30がカップ容器底部の円形凹部61内に嵌入し、表示用枠体10がカップ容器60に対して相対的に位置ズレするのを防止する。
≪容器固定フラップ30がガタを防止する原理≫
図5の展開図において、容器固定フラップ30は扇形形状とされており、その直径は、カップ容器の円形凹部61の内径にほぼ等しく、かつ中心角で少なくとも180°以上の角度範囲をもって延在している。このような形状を有する結果、容器固定フラップ30は、円形凹部61内に入り込んだ場合に、円形凹部61内でガタツクことなく、一定位置に納まる。つまり、表示用枠体10全体がカップ容器60に対して、安定して固定される。
図7は、以上の原理を説明する説明図である。図7において、環状の領域61aは、円形凹部61の周壁を示しており、扇状領域30a、30a'は、容器固定フラップ30の形状を示している。
図7(a)に示したように、扇状領域30aの中心角αが180°を超えていると、環状周壁61aに対して、扇状領域30aは、矢印A〜Dのいずれの方向にもその相対位置を変えることなく、一定位置に安定して収容される。
なお、以上のことは、環状周壁61aと扇状領域30aとの間に隙間が存在しない理想的な状態でのみ成立する。実際には、カップ底部の円形凹部61と表示用枠体の容器固定フラップ30との間には僅かな隙間が存在するので、厳密な意味において全くガタツキがないとは言えない。しかし、定性的に考えて、次に説明する図7(b)の場合よりは、ガタツキを小さく抑えることが可能である。
図7(b)では、扇状領域30a'の中心角αが180°未満の場合を示している。この場合には、矢印A方向の相対移動は防止できても、矢印B’〜D’の方向における相対移動を防止することはできず、結果として、表示用枠体10をカップ容器60に対して安定して固定することはできない。
したがって、次のことが言える。つまり、ガタツキを抑えるためには、容器固定フラップ30の具体的な形状は、図示したものに限定されず、少なくとも「直径がカップ容器の円形凹部61の内径にほぼ等しく、かつ中心角で少なくとも180°以上の角度範囲に渡って延在する円弧状の外周縁を有する形状」であれば足りる。したがって、この条件を満たす限りにおいて、多様な形態を採用することができる。

≪差込スリット40の形成位置≫
図示した例においては、差込スリット40は、折罫31に沿って設けられている(図5)。折罫31は、容器固定フラップ30の根元に位置していて、細長い帯状ブランク10の長手方向と直交して延在している。
このような位置に差込スリット40を配置すると、容器固定フラップ30を掴んで折罫31に折りグセを付けることで、平板状のブランク10に切られたスリットを開口させることができ、その後で挿入フラップ20を差し込み易くなる。すなわち、開口作業が簡便化される。
しかしながら、差込スリット40は、図示の位置に限られず、例えば、容器固定フラップ30の中央付近、あるいは図示した位置よりも容器固定フラップ30から遠ざかった位置など、適当な位置に形成することができる。
従来の表示用枠体を示す説明図。 他の従来例を示す説明図。 本発明の一実施形態に係る表示用枠体をカップ容器に取り付けた状態で示す上方斜視図。 図3をカップ底壁側から見た下方斜視図。 図3の表示用枠体を構成する帯状ブランクの展開図。 図5の帯状ブランクを筒状に組み立てた状態を示す斜視図。 容器固定フラップがガタツキを防止する原理を説明する説明図。
符号の説明
10 帯状ブランク(表示用枠体)
20 挿入フラップ
21 折罫
30 容器固定フラップ
30a 扇状領域
31 折罫
40 差込スリット
60 カップ容器
61 円形凹部
61a 環状周壁

Claims (3)

  1. 円形周壁で規定される円形凹部(61)を容器底部に有するカップ容器(60)の周囲に巻き付けて使用する、細長い帯状ブランク(10)から構成される表示用枠体であって、
    当該帯状ブランク(10)は、一端に挿入フラップ(20)を、他端に容器固定フラップ(30)を、容器固定フラップの近傍に差込スリット(40)を、有しており、
    容器固定フラップ(30)は、直径が上記円形周壁の内径にほぼ等しく、かつ当該円形周壁に対する中心角が少なくとも180°以上の角度範囲に渡って延在する円弧状の外周縁を有する扇形状であって、
    当該帯状ブランク(10)をカップ容器(60)に巻き付けて枠体と為すとき、
    (i)帯状ブランク(10)の容器固定フラップ(30)を有する上記他端においては、容器固定フラップ(30)の先端から測って円形凹部の直径寸法にほぼ等しい寸法で延在する長さ部分が、円形凹部に沿って延在するよう帯状ブランク(10)が折られ、
    (ii)帯状ブランク(10)の挿入フラップ(20)を有する上記一端においては、容器固定フラップ(30)の下方側から挿入フラップ(20)が差込スリット(40)に差し込まれ、
    それによって、容器固定フラップ(30)がカップ容器の上記円形凹部(61)内に入り込んで、当該表示用枠体がカップ容器(60)に対して相対的に位置ズレするのを防止することを特徴とする、表示用枠体。
  2. 上記容器固定フラップ(30)は、帯状ブランク(10)の長手方向と直交する折罫(31)を介して、帯状ブランク(10)に連設されていて、
    当該折罫(31)に沿って、上記差込スリット(40)が形成されていることを特徴とする、請求項1記載の表示用枠体。
  3. 円形周壁で規定される円形凹部(61)を容器底部に有するカップ容器(60)に、請求項1または2記載の表示用枠体を取り付けて構成される、表示用枠体付きカップ容器。
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