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JP4844745B2 - 無線通信システム - Google Patents
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Description

本発明は、それぞれが共通の複数の周波数チャネルの中から選択した任意の周波数チャネルを用いて無線通信を行う一対の無線通信機を備えた無線通信システムに関し、特に、特定小電力無線を用いてセキュリティデータの通信を行う無線通信システムに用いて好適な無線通信システムに関する。
ガス漏れセンサなどで検出したセキュリティ情報を無線子機から無線親機へ特定小電力無線で送信し、無線親機から公衆回線経由でセンタ装置へ伝送する小電力セキュリティ無線システムがある(特許文献1参照)。
ところで、無線通信における最大の障害は妨害電波であり、無線子機が電波を送信したときに妨害電波が存在すると、無線親機は無線子機からのセキュリティ情報を正常に受信できない。そこで、図12に示すように、予め送信側の無線子機と受信側の無線親機との間で使用する複数の周波数チャネル(ここでは1〜10チャネル)を定めておき、送信側と受信側とがそれらの周波数チャネルを同一の順番(1、2、3、・・・10チャネル)で選択して送信、受信を行うことにより、妨害電波の影響を回避できるようにした無線通信システムがある(特許文献2参照)。
このような無線通信システムでは、図12にて「受信ズレ0」の欄に示すように、送信側と受信側が同一の周波数チャネルを選択するタイミングが一致していれば、網かけで示すように、順次切換えた全チャネルで互いの周波数チャネルが一致する。しかし、図12にて「受信ズレ1〜9」として示すように、送信側と受信側の時計の時刻のズレなどにより、送信側と受信側が同一の周波数チャネルを選択するタイミングが一致せずにずれた場合、互いの周波数チャネルがいつまでも一致しなくなる。つまり、図12の場合、ズレ量0〜9の10通りのズレに対し、周波数チャネルが一致するのは、ズレ量が0の場合のみであるから、周波数チャネルが一致する確率は10%に過ぎない。
そこで、文献に記載されたものではないが、図13に示すように、送信側の周波数チャネルを昇順(チャネル1、2、3、・・・10)に切換えるとともに、受信側の周波数チャネルを降順(チャネル10、9、8、・・・1)に切換えることにより、ズレ量が奇数の場合に周波数チャネルが一致するようにして、一致する確率を50%に向上させた無線通信システムがある。
しかしながら、セキュリティ情報という緊急で重要な情報を伝送するシステムにとって50%という確率は不十分であり、100%に近くすることが望ましい。
特開平6−291723号公報 特開平11−113045号公報
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、それぞれが共通の複数の周波数チャネルの中から選択した任意の周波数チャネルを用いて無線通信を行う一対の無線通信機を備えた無線通信システムにおいて、送信側と受信側とが周波数チャネルを切換えるときに、互いの周波数チャネルが一致する確率を向上させることである。
請求項1の発明は、それぞれが共通の複数の周波数チャネルの中から選択した任意の周波数チャネルを用いて無線通信を行う一対の無線通信機を備えた無線通信システムにおいて、一方の無線通信機は、前記複数の周波数チャネルを所定の順序で切換えて送信部に設定する送信チャネル切換え手段を有し、他方の無線通信機は、前記複数の周波数チャネルを1以上の飛び数で前記送信チャネル切換え手段と同順に切換えて受信部に設定する受信チャネル切換え手段を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の無線通信システムにおいて、前記他方の無線通信機は、設定された周波数チャネルの異なる二つの受信部を有することを特徴とする。
(作用)
請求項1に係る発明によれば、一方の無線通信機は複数の周波数チャネルを所定の順序で切換えて送信部に設定し、他方の無線通信機は前記複数の周波数チャネルを1以上の飛び数で前記送信チャネル切換え手段とは同順に切換えて受信部に設定する。
請求項2に係る発明によれば、他方の無線通信機は前記複数の周波数チャネルを1以上の飛び数で前記送信チャネル切換え手段と同順に切換え、かつ互いに異なる周波数チャネルを二つの受信部に設定する。
本発明によれば、それぞれが共通の複数の周波数チャネルの中から選択した任意の周波数チャネルを用いて無線通信を行う一対の無線通信機を備え、送信側と受信側とが周波数チャネルを切換えるときに、互いの周波数チャネルが一致する確率を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1に示すように、本発明の第1の実施形態の無線通信システムは無線子機1と、無線親機2と、ガス漏れセンサなどのセンサ3とを備えている。無線子機1と無線親機2とは特定小電力無線電波を用いて通信を行う。無線親機2は、図示しない携帯電話モデム及び交換機を介してセンタ装置に接続される。なお、ここでは、無線子機1は1台のみであるが、無線子機1を複数台設けてもよい。
無線子機1は、この無線子機全体の制御等を行う制御部11と、制御部11に接続され、無線親機2に対し、アンテナ13から特定小電力無線電波を用いたデータ送信を行う送信部12とを備えている。
無線親機2は、この無線親機全体の制御等を行う制御部21と、制御部21に接続され、無線子機1から特定小電力無線電波により送信されたデータをアンテナ23経由で受信する受信部22とを備えている。
無線子機1の制御部11、無線親機2の制御部21は、ともにCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータからなり、それぞれ図示しないクロック生成部で生成された基準クロックをカウントして時刻情報を生成する。ここで、無線子機1の時刻情報と、無線親機2の時刻情報とは、無線子機1及び無線親機2を設置するときに時刻合わせが行われる。しかし、その後は個々に基準クロックをカウントして時刻情報を生成するので、無線子機1と無線親機2との設置環境の温度差などによりズレが発生することがある。
無線子機1の制御部11は、送信部12の周波数チャネルを設定するための送信チャネル設定カウンタ11aを備えている。また、無線親機2の制御部21は、受信部22の周波数チャネルを設定するための受信チャネル設定カウンタ21aを備えている。
以上の構成を有する無線通信システムの動作を説明する。
センサ3の検知信号が無線子機1の制御部11に入力されると、制御部11は送信チャネル設定カウンタ11aに送信部12の送信チャネルを設定するとともに、検知信号に対応するセキュリティ情報(電文)を送信部12へ出力する。送信部12は、設定された送信チャネルの無線電波に電文を載せて、アンテナ13から送信する。ここで、送信部12の送信チャネルはチャネル1、2、・・・nの順(昇順)に設定される。つまり、チャネル1を使用した送信、チャネル2を使用した送信、・・・チャネルnを使用した送信を順に行う。さらに、このn個のチャネルの順次の送信を所定の回数(例、3回)繰り返す。
これに対し、無線親機2の受信部22の受信周波数チャネルは、無線子機1の送信チャネルと同順(昇順)であり、かつ飛び数を1にしている。つまり、チャネル1、3、・・・、2、4、・・・を使用した受信を順次行う。そして、このn個のチャネルの順次の受信を繰り返し常時行う。
図2〜9は、それぞれnが3〜8、10、12の場合の送信チャネル、受信チャネル、送受信チャネル間のズレ、送受信チャネルの一致の有無、一致する確率を本実施形態及び従来システム(受信チャネルを送信チャネルと逆順に切換えたもの)について示す図である。以下、順に説明する。
図2に示すように、n=3の場合、無線子機1は、図2に「送信チャネル」と記載されている欄の下に示されているとおり、チャネル1、2、3の順に送信を行う動作を所定の回数繰り返す。これに対し、無線親機2は、図2に「飛び」と記載されている欄の右に示す受信チャネルを用いて、順次受信を行う動作を常時繰り返す。ここで、無線子機1と無線親機2の時刻ズレが小さい時には、「受信ズレ」が「0」の欄に示されているように、チャネル1、3、2の順に受信するが、時刻がずれて「受信ズレ」が「1」になった場合はチャネル2、1、3の順に受信し、「受信ズレ」が「2」になった場合はチャネル3、2、1の順に受信する。
ここで、図2に網かけで示すように、「受信ズレ」が「0」の場合はチャネル1、「受信ズレ」が「1」の場合はチャネル3、「受信ズレ」が「2」の場合はチャネル2で、一順のチャネル切換えの間に一回送信チャネルと受信チャネルとが一致する(図の「hit/loop」=1)。つまり、受信ズレがどのような値であっても、送信チャネル切換えの周期内に一致するため、一致する確率(図2の「hit_ rate」)は100%となる。これに対し、従来システムの場合は、「受信ズレ」が「0」の場合はチャネル2、「受信ズレ」が「1」の場合はチャネル1、「受信ズレ」が「2」の場合はチャネル3で、送信チャネルと受信チャネルとが一致するから、一致する確率は100%となる。つまり、n=3の場合は、従来システム、本実施形態ともに100%である。
n=4(図3)の場合は、従来システムの50%に対し、本実施形態は75%であるから、25%アップしている。n=5(図4)の場合は、n=3の場合と同様、従来システム、本実施形態ともに100%である。n=6(図5)の場合は、従来システムの50%に対し、本実施形態は83%であるから、33%アップしている。n=7(図6)の場合は、n=3、5の場合と同様、従来システム、本実施形態ともに100%である。n=8(図7)の場合は、従来システムの50%に対し、本実施形態は88%であるから、38%アップしている。n=10(図8)の場合は、従来システムの50%に対し、本実施形態は90%であるから、40%アップしている。n=12(図9)の場合は、従来システムの50%に対し、本実施形態は92%であるから、42%アップしている。
以上により、nが奇数の場合は、従来システム、本実施形態ともに100%であり、確率に差異はない。これに対し、nが偶数の場合は、従来システムでは50%に固定されているのに対し、本実施形態では75%以上であり、かつnが大きくなるに従って大きな値となる。つまり、nを偶数とし、かつ切換えるチャネル数が多くなる程、従来システムに対する確率アップの効果が大きくなる。
このように、本発明の第1の実施形態の無線通信システムによれば、送信側はチャネル1、2、・・・nの順(昇順)に切換え、受信側は送信側と同じ昇順であり、かつ飛び数を1にして切換えることにより、互いの周波数チャネルが一致する確率を75%以上にすることができる。
なお、上記実施形態では、送信チャネルを低い方から高い方へと昇順に切換えているが、逆に高い方から低い方へと降順に切換えてよい。また、チャネル1〜nが周波数順に並べたものでなくてもよい。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態は、nが偶数の場合の確率を100%にすることのできる無線通信システムである。図10は本実施形態の無線通信システムの構成を示す図である。この図において、図1と同一の構成要素には図1と同じ符号を付した。
本実施形態において、無線子機1とセンサ3の構成及び動作は第1の実施形態と同じである。これに対し、無線親機4は、この無線親機全体の制御等を行う制御部41、並びに制御部41に接続され、無線子機1から特定小電力無線電波により送信されたデータをそれぞれアンテナ44、45経由で受信する第1の受信部42、第2の受信部43を備えている。制御部41のROMには、それぞれが第1、第2の受信部42、43の周波数チャネルを設定するための第1、第2の受信チャネル設定カウンタ41a、41bが設けられている。
以上の構成を有する無線通信システムにおいて、センサ3の検知信号が無線子機1の制御部11に入力され、無線子機1からセキュリティ情報を送信するときに、送信部12の送信チャネルをチャネル1、2、・・・nの順(昇順)に切換えることは第1の実施形態と同じである。これに対し、無線親機4では、アンテナ44、45の受信信号はそれぞれ第1の受信部42、第2の受信部43に入力される。ここで、第1、第2の受信部42、43の受信周波数チャネルは、制御部41により、それぞれ第1、第2の受信チャネル設定カウンタ41a、41bに基づいて、無線子機1の送信チャネルと同順(昇順)であり、かつ飛び数を1にしている。ただし、第1の受信部42の受信チャネルと、第2の受信部43の受信チャネルとが異なるように設定している。
図11はn=6の場合の送信チャネル、受信チャネル、送受信チャネル間のズレ、送受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。ここで、A〜Fはそれぞれズレが0〜5の場合である。便宜上、第1の実施形態(図5)とは反対に送信チャネルがずれたものとして記載した。また、ここでは、第1の受信部42の受信チャネルに対し、第2の受信部43の受信チャネルを切換え周期の1/6進めている。
この図と図5(第1の実施形態)とを比較すると、図5の場合はズレが3のときに送信チャネルと受信チャネルとが一致しないため確率が83%止まりであるが、本実施形態では、ズレが3のとき、第1の実施形態の受信部22と同じ受信チャネル設定である第1の受信部42では、送信チャネルと受信チャネルとが一致しないが、異なる受信チャネル設定である第2の受信部43では、送信チャネルと受信チャネルとが一致するため、第1、第2の受信部42、43の双方を合わせれば確率100%となる。図11A〜Fより、ズレが0〜5の全ての場合について、確率100%となることが分かる。
このように、本実施形態によれば、受信部を2つ設けるとともに、その受信周波数チャネル異ならせることにより、チャネル数が偶数の場合において、送受信チャネル間のズレがどのような値になっても、送信チャネルと受信チャネルとが必ず一致する。このため、確実な情報伝送が要求されているセキュリティ情報の伝送システムに極めて有効である。
本発明の第1の実施形態の無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態においてnが3の場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。 本発明の第1の実施形態においてnが4の場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。 本発明の第1の実施形態においてnが5の場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。 本発明の第1の実施形態においてnが6の場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。 本発明の第1の実施形態においてnが7の場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。 本発明の第1の実施形態においてnが8の場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。 本発明の第1の実施形態においてnが10の場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。 本発明の第1の実施形態においてnが12の場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。 本発明の第2の実施形態の無線通信システムの構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態においてnが6の場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。 従来の無線通信システムにおいて送、受信チャネルを同順に切換えた場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。 従来の無線通信システムにおいて送、受信チャネルを逆順に切換えた場合の送、受信チャネル及びそのズレ、送、受信チャネルの一致の有無、一致する確率を示す図である。
符号の説明
1・・・無線個機、2・・・無線親機、11,21,41・・・制御部、11a・・・送信チャネル設定カウンタ、12・・・送信部、21a・・・受信チャネル設定カウンタ、22・・・受信部、41a・・・第1の受信チャネル設定カウンタ、41b・・・第1の受信チャネル設定カウンタ、42・・・第1の受信部、43・・・第2の受信部。

Claims (2)

  1. それぞれが共通の複数の周波数チャネルの中から選択した任意の周波数チャネルを用いて無線通信を行う一対の無線通信機を備えた無線通信システムにおいて、
    一方の無線通信機は、前記複数の周波数チャネルを所定の順序で切換えて送信部に設定する送信チャネル切換え手段を有し、他方の無線通信機は、前記複数の周波数チャネルを1以上の飛び数で前記送信チャネル切換え手段と同順に切換えて受信部に設定する受信チャネル切換え手段を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1記載の無線通信システムにおいて、
    前記他方の無線通信機は、設定された周波数チャネルの異なる二つの受信部を有することを特徴とする無線通信システム。
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