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JP4844751B2 - ネットワークリソース管理システム、方法及び無線制御装置 - Google Patents
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JP4844751B2 - ネットワークリソース管理システム、方法及び無線制御装置 - Google Patents

ネットワークリソース管理システム、方法及び無線制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線システムに関し、特に、IP(Internet Protocol)網で構築されたRAN(Radio Access Network)におけるリソース管理システムに関する。
RANの基本構成は、無線基地局装置であるノードBと、無線制御装置であるRNC(Radio Network Controller)とからなる。ノードBは、移動機であるUE(User Equipment)と無線インタフェースを介して接続される。RNCは、無線リソースの管理、ノードBの制御、CAC(Connection Admission Control)処理、ハンドオーバー制御などを行う。ノードBとRNCの間のインタフェースとしてIubインタフェースが規定されており、RNC間のインタフェースとしてIurインタフェースが規定されている。
ATM(Asynchronous Transfer Mode)網で構築されたRANでは、ATMトランスポートを用いてユーザデータを転送するための土管が構築される。ユーザデータ転送には、TB(Transport Block)が用いられる。
上記のRANでは、土管(TB)のためのリソース番号(AAL2 Path ID、CID)をALCAPというプロトコルで確立、解放するために、ノード間でネゴシエーションをする。これにより、ネットワークリソースの管理を行う。
以下に、ATMトランスポートにおけるリソース管理について説明する。ここでは、RNCとして、SRNC(Serving RNC)およびDRNC(Drift RNC)が配置されていると仮定する。
図7に、リソース捕捉時のリソース管理手順を示す。図7を参照すると、まず、SRNCが、DRNCに対してRNSAPメッセージ「Radio Setup Request」を送信し、そのメッセージを受信したDRNCが、ノードBに対してNBAPメッセージ「Radio Setup Request」を送信する。DRNCからのNBAPメッセージに応じて、ノードBが、NBAPメッセージ「Radio Setup Response」をDRNCに送信する。ノードBからの応答メッセージを受信したDRNCは、RNSAPメッセージ「Radio Setup Response」をSRNCに送信する。このように、SRNC、DRNCおよびノードBの各ノード間で、RNSAPメッセージおよびNBAPメッセージを受け渡すことで無線リンク設定(コネクション設定)が行われる。
無線リンク設定後、SRNC、DRNCおよびノードBの各ノード間で、ALCAPを利用したメッセージを送受信することで、IurおよびIubの各インタフェースにおけるリソース割り当ておよびCACが実施される。CACは、コネクション設定時の受付けの可否判断を行うソフトウェア制御であって、通信品質を保証するため、帯域と要求するQoS(Quality of Service)条件とを考慮し、ネットワークリソース不足により品質を保証することができない場合は、呼の受付けを拒否する。
Iurの場合は、ERQ(Establish Request)メッセージがSRNCからDRNCへ渡される。ERQメッセージは、「Peak CPS SDU Bit rate」、「Peak CPS SDU Size」、「Average CPS SDU Bit rate」、「Average CPS SDU size」、「AAL2 path ID (VPCI+VCI)」、「CID」といったパラメータを含む。ここで、リソースに関連するパラメータは、「AAL2 path ID」および「CID」であり、これらパラメータを用いてリソースの割り当てを行う。
CACについては、「Average CPS SDU Bit rate」および「Average CPS SDU size」のパラメータを用いて、[既にアサインしたリソースの帯域]+[Average CPS SDU Bit rate/Average CPS SDU size]の値を計算し、その計算結果とVCIの帯域の許容値を比較する。計算結果が許容値以下であれば、リソースの受け入れを許容し、計算結果が許容値を超えた場合は、リソースの受け入れを拒絶する。
Iubの場合も、Iurと同様に、ERQメッセージがDRNCとノード間で受け渡され、このERQメッセージに含まれるパラメータを用いたリソースの割り当ておよびCACが行われる。
図8に、リソース開放時のリソース管理手順を示す。図8を参照すると、まず、SRNCが、DRNCに対してRNSAPメッセージ「Radio Reconfiguration Prepare」を送信し、そのメッセージを受信したDRNCが、NBAPメッセージ「Radio Reconfiguration Prepare」をノードBに送信する。DRNCからのメッセージを受信したノードBは、NBAPメッセージ「Radio Reconfiguration Ready」をDRNCに送信する。ノードBからのメッセージを受信したDRNCは、RNSAPメッセージ「Radio Reconfiguration Response」をSRNCに送信する。
DRNCからの応答メッセージを受信したSRNCは、RRCメッセージ「Radio Bearer Release Request」をノードBに送信する。その後、SRNC、DRNCおよびノードBの各ノード間で、ALCAPを利用したREL(Release Request massage)およびRLC(Release Complete massage)を受け渡すことで、IurおよびIubの各インタフェースにおけるリソース開放とCAC帯域積み上げ値の変更が行われる。
ユーザがBear確立の際に申告した帯域値がATMトランスポートで処理可能な帯域であるかを判定するために、既に確立済みのユーザのBear帯域の合計値に、新規ユーザがBear確立の際に申告した帯域値を加算し、その加算値とATMトランスポートの容量(物理的なパイプの太さ)とを比較する。既に確立済みのユーザのBear帯域の合計値に、新規ユーザが申告した帯域値を加算することを、CAC帯域積み上げと呼ぶ。CAC帯域積み上げ値は、[Σ(既に確立済みのユーザ毎のBear帯域値)+(今回新規に確立されるBear帯域値)]で与えられる。
ところで、次世代ネットワークには、IP(Internet Protocol)網で構築されたRANを用いるものがある。このIPベースのRANにおいては、IPサービスを前提としたリソース管理の方法が提案されている。
特許文献1には、パケットベースのアクセスネットワークにおいて1つまたは複数のIPベースのリソースを管理する方法が開示されている。このリソース管理方法では、まず、特定のユーザに対して第1のインタフェースを経由する第1のワイヤレス接続と、第2のインタフェースを経由して同時にアクティブになる第2のワイヤレス接続の少なくとも1つを有効化する。次に、特定のユーザに対する特定のサービスの間に、第1および第2のワイヤレス接続とワイヤライン接続を介して複数のパケットの伝送を示す情報を配信する。そして、関連の情報に基づいて、第1および第2のワイヤレス接続とワイヤライン接続のうちから少なくとも1つの接続を選択し、パケットベースのアクセスネットワークにおいて複数のパケットのルーティングを決定する。
特開2006−279923号公報
IPベースのRANにおいては、ALCAPのようなTBを確立するための特別なプロトコルは存在しないため、図7および図8に示したようなALCAPでのリソース管理を適用することはできない。
特許文献1に記載されたIPベースのリソース管理方法は、UEおよびHA(Home agent)で終端するIP網におけるIPサービスを前提としており、ユーザデータレイヤにおける処理が対象とされる。したがって、このリソース管理方法は、RNCレベルでのIPトランスポートにおけるリソース管理に適用することは困難である。
このように、IPベースのRANにおいて、RNCレベルでのIPトランスポートにおけるリソース管理は、これまで実現されていない。
本発明の目的は、上記問題を解決し、RNCレベルでのIPトランスポートにおけるリソース管理を行うことが可能なネットワークリソース管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のネットワークリソース管理システムは、
トランスポートブロックを単位とするデータがIPトランスポートを通じて送受信される第1のインタフェースを介して無線基地局装置と接続される第1の無線制御装置と、
前記データが前記IPトランスポートを通じて送受信される第2のインタフェースを介して前記第1の無線制御装置と接続される第2の無線制御装置と、を有し、
前記第2の無線制御装置は、前記トランスポートブロックの集合であるトランスポートブロックセットで送信される最大ブロック数、前記トランスポートブロックのサイズ、および前記トランスポートブロックセットが送信される時間間隔を含む無線パラメータが付与されたプロトコルメッセージを前記第1の無線制御装置に送信し、
前記第1の無線制御装置は、
前記トランスポートブロックセットで送信されたデータについて予め取得した、前記トランスポートブロックの平均値である第1のファクタと前記IPトランスポートの特有部分のデータサイズの平均値である第2のファクタとを、それぞれ定義し、
前記第2の無線制御装置から受信したプロトコルメッセージに含まれている最大ブロック数、トランスポートブロックのサイズ、および時間間隔に基づいて得られる前記トランスポートブロックの最大ビットレートに前記第1のファクタを乗じてユーザプレーンのデータ量を算出し、
予め与えられている前記IPトランスポートの特有部分のデータサイズを前記時間間隔で割った値に前記第2のファクタを乗じて前記IPトランスポートの特有部分のデータ量を算出し、
前記ユーザプレーンのデータ量および特有部分のデータ量の加算値を前記第1および第2のインタフェースにおけるコネクション受付制御のための帯域積み上げ値として用い、該帯域積み上げ値が、規定された帯域の範囲内であれば、前記第1および第2のインタフェースにおけるリソースの割り当てを実行し、該帯域積み上げ値が、規定された帯域の範囲を超えている場合は、前記第1および第2のインタフェースにおけるリソースの割り当てを拒絶する、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、無線パラメータであるTFS(Transport Format Set)の情報が、プロトコルメッセージ(RNSAPメッセージ)を通じて、第2の無線制御装置(SRNC)から第1の無線制御装置(DRNC)へ供給される。このTFSの情報は、最大ブロック数、トランスポートブロックのサイズ、および時間間隔を含み、第1の無線制御装置(DRNC)は、これらパラメータからトランスポートブロックの最大ビットレートを計算することができる。
また、第1の無線制御装置(DRNC)は、トランスポートブロックの平均値である第1のファクタ(AF#1)とIPトランスポートの特有部分のデータサイズの平均値である第2のファクタ(AF#2)とを、それぞれ定義する。第1のファクタ(AF#1)をトランスポートブロックの最大ビットレートに乗じることで、ユーザプレーンのデータ量を計算することができる。IPトランスポートの特有部分のデータサイズを時間間隔で割った値に第2のファクタを乗じることで、IPトランスポートの特有部分のデータ量を算出することができる。このユーザプレーンのデータ量とIPトランスポートの特有部分のデータ量の加算値が、コネクション受付制御(CAC)のための帯域積み上げ値である。この帯域積み上げ値に基づいて、リソースの割り当ての可否を判断する。
このように、ALCAPのようなTBの確立・変更のための特別なプロトコルを備えていないIPベースのRANにおいて、UEとSRNCの間に位置するDRNCが、CACにおける帯域積み上げを行うのに必要なパラメータを取得することができ、それに基づいてリソース管理を行うことが可能となっている。
本発明によれば、IPベースのRANにおいて、ATMベースのRANと同様に、一定以上のサービス品質を確保することができ、致命的な輻輳の発生を抑制することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるIPベースのネットワークリソース管理システムを適用したIPトランスポートネットワークシステムの構成を示す模式図である。
図1を参照すると、IPトランスポートネットワークは、移動機であるUE14と無線インタフェースを介して接続される複数のノードB13と、これらノードB13がIPトランスポート10を介して接続されるDRNC12と、DRNC12がIPトランスポート10を介して接続されるSRNC11とからなる。
IPトランスポート10、SRNC11、DRNC12及びノードB13によりIPベースのRANが構成される。ノードB13とDRNC12の間のインタフェースとしてIubインタフェースが規定されており、DRNC12とSRNC11間のインタフェースとしてIurインタフェースが規定されている。ノードB13は無線基地局装置である。
SRNC11およびDRNC12はいずれも無線制御装置(RNC)であって、ノードBの制御やハンドオーバー制御など既存のRNCにおける動作に加えて、IubおよびIurの各インタフェースにおけるリソースの管理およびCAC処理を行う。SRNC11には、MSC(Mobile Switching center)16およびSGSN(Serving GPRS Support Node)17がIPトランスポート10を介して接続される。
MSC16は、限られたサイズのテキストデータの転送制御を行う。SGSN17は、RANと接続される加入者ノードであって、在圏する移動機の加入者に関する情報(提供可能なQoSサービスクラス、接続可能な接続先情報、認証情報など加入者情報)を管理する。加入者情報は、UEの電源投入時にHLP(Home Location Register)からSGSN17へ供給される。SGSN17は、UEの発着信時に、加入者情報に基づく接続制御を行う。UE14、MSC16およびSGSN17は、既存のものであるので、ここでは、その詳細な説明は省略する。
SRNC11およびDRNC12は、基本的に同じ構成である。図2に、SRNC11およびDRNC12に適用されるRNCの主要部を示す。図2を参照すると、RNC100は、制御部101、リソース管理/CAC部102、NBAPプロトコル部103およびRNSAPプロトコル部104からなる。リソース管理/CAC部102は、リソース管理機能部とCAC機能部を有する。制御部101は、データ定義部101aおよびタイマー部101bを備える。
以下、SRNC11およびDRNC12のそれぞれにおける各部の動作を説明する。
(1)SRNC11:
リソース管理/CAC部102は、局データの管理、Iurインタフェースにおけるリソース管理およびCAC処理を実施する。CAC処理では、TFS(Transport Format Set)を参照して必要な帯域計算(帯域積み上げ)が行われる。局データは、局ごとに定義されたデータベースであって、後述するアクティビティファクタAF#1、AF#2、TFSの各パラメータがサービス毎に定義される。
RNSAPプロトコル部104は、局データや上位装置から供給されるリソース管理に必要な情報を参照してRNSAPメッセージを作成し、そのRNSAPメッセージを、Iurインタフェースを通じてDRNC12に送信する。RNSAPメッセージは、SRNC11のIPアドレス、SRNC11のUDPポート番号およびTFSなどの情報を含む。ここで、リソースはIPアドレスおよびUDPポート番号である。
リソース管理/CAC部102は、Iurインタフェースにおける使用されていないリソース(IPアドレスおよびUDPポート番号)の割り当てを行う。リソースの割り当てに際して、リソース管理/CAC部102は、CAC処理での帯域計算結果が、規定された帯域の範囲内であれば、リソースの割り当てを実行する。CAC処理での帯域計算結果が、規定された帯域の範囲を超えている場合は、リソース管理/CAC部102は、リソースの割り当てを拒絶する。
データ定義部101aは、Iurインタフェースを通じて伝送されるTBS(Transport Block Set)を監視するとともに、局データにおいて、ユーザプレーンの無線データスループットのため、ユーザプレーンのデータ量を計算するためのアクティブファクタAF#1をベアラサービスおよびレート毎に定義する。これと同様に、データ定義部101aは、局データにおいて、IPトランスポートの特有部分のデータ量を計算するためのアクティブファクタAF#2も定義する。アクティブファクタAF#1、AF#2は、CAC処理での帯域積み上げを算出する際に利用される。この帯域積み上げ値Aは、以下の式で与えられる。
A=[TB最大値×TBサイズ/TTI]×AF#1
+[ヘッダサイズ/TTI]×AF#2 ・・・(式1)
ここで、アクティブファクタAF#1はTBの平均値とされ、アクティブファクタAF#2はIPトランスポートのヘッダサイズの平均値とされる。
NBAPプロトコル部103は、ノードBとの間で、RRCメッセージを受け渡す。制御部101は、ノードBからのRRCメッセージを受信すると、リソースを開放するための処理およびCAC帯域積み上げ値の変更を実施する。
(2)DRNC12:
リソース管理/CAC部102は、SRNC11のものと同様のものであり、局データの管理や、IurおよびIubの各インタフェースにおけるリソース管理およびCAC処理を実施する。
RNSAPプロトコル部104は、SRNC11との間で、Iurインタフェースを通じてRNSAPメッセージを送受信する。RNSAPプロトコル部104がSRNC11へ送信するRNSAPメッセージは、DRNC12のIPアドレス、DRNC12のUDPポート番号およびTFSなどの情報を含む。ここで、リソースはIPアドレスおよびUDPポート番号である。
リソース管理/CAC部102は、Iurインタフェースにおける使用されていないリソース(IPアドレスおよびUDPポート番号)の割り当てを行う。リソースの割り当てに際して、リソース管理/CAC部102は、CAC処理でのIurインタフェースの帯域計算結果が、規定された帯域の範囲内であれば、リソースの割り当てを実行する。帯域計算結果が、規定された帯域の範囲を超えている場合は、リソース管理/CAC部102は、リソースの割り当てを拒絶する。
データ定義部101aは、Iurインタフェースを通じて伝送されるTBSを監視するとともに、局データにおいて、ユーザプレーンの無線データスループットのため、ユーザプレーンのデータ量を計算するためのアクティブファクタAF#1をベアラサービスおよびレート毎に定義する。これと同様に、データ定義部101aは、局データにおいて、IPトランスポートの特有部分のデータ量を計算するためのアクティブファクタAF#2も定義する。これらIurインタフェースに関するアクティブファクタAF#1、AF#2は、CAC処理での帯域積み上げを算出する際に利用される。この帯域積み上げ値も、上述した式1で与えられる。
NBAPプロトコル部103は、ノードB13との間で、Iubインタフェースを通じてNBAPメッセージの受け渡しを行う。NBAPメッセージは、DRNC12のIPアドレス、DRNC12のUDPポート番号およびTFSなどの情報を含む。ここで、リソースはIPアドレスおよびUDPポート番号である。
リソース管理/CAC部102は、Iubインタフェースにおける使用されていないリソース(IPアドレスおよびUDPポート番号)の割り当てを行う。リソースの割り当てに際して、リソース管理/CAC部102は、CAC処理での帯域計算結果が、規定された帯域の範囲内であれば、リソースの割り当てを実行する。CAC処理でのIubインタフェースの帯域計算結果が、規定された帯域の範囲を超えている場合は、リソース管理/CAC部102は、リソースの割り当てを拒絶する。
データ定義部101aは、Iubインタフェースを通じて伝送されるTBSを監視するとともに、局データにおいて、ユーザプレーンの無線データスループットのため、ユーザプレーンのデータ量を計算するためのアクティブファクタAF#1をベアラサービスおよびレート毎に定義する。これと同様に、データ定義部101aは、局データにおいて、IPトランスポートの特有部分のデータ量を計算するためのアクティブファクタAF#2も定義する。これらIubインタフェースに関するアクティブファクタAF#1、AF#2は、CAC処理での帯域積み上げを算出する際に利用される。この帯域積み上げ値も、上述した式1で与えられる。
タイマー部101bは、SRNC11からRNSAPメッセージ(Radio Link Reconfiguration Prepare)を受信したタイミングで起動され、起動後、一定時間を経過した後にタイムアウトするように設定されている。リソース管理/CAC部102は、このタイマー部101bのタイムアウトのタイミングで、IubおよびIurの各インタフェースにおけるリソースの解放およびCAC帯域積み上げ値の変更を実施する。
次に、本実施形態のIPトランスポートネットワークシステムのリソース管理動作について具体的に説明する。
(リソース捕捉)
図3に、リソース捕捉時の動作を示す。図3を参照すると、まず、SRNC11が、Iurインタフェースのリソース割り当ておよびCAC処理を開始し、TFS(TBサイズ、TTI、TB最大値)、SRNC11のIPアドレスおよびUDPポート番号を含むRNSAPメッセージをDRNC12へ送信する。SRNC11によるIurインタフェースのリソース割り当ておよびCAC処理は、DRNC12へ送信するRNSAPメッセージに含まれているTFS、SRNC11のIPアドレスおよびUDPポート番号に基づいて行う。
RNSAPメッセージを受信したDRNC12は、IurおよびIubの各インタフェースについてのリソース割り当ておよびCAC処理を開始し、TFS(TBサイズ、TTI、TB最大値)、SRNC11のIPアドレスおよびUDPポート番号を含むNBAPメッセージをノードB13へ送信する。DRNC12によるIurインタフェースのリソース割り当ておよびCAC処理は、SRNC11から受信したRNSAPメッセージに含まれているTFS、SRNC11のIPアドレスおよびUDPポート番号に基づいて行う。他方、DRNC12によるIubインタフェースのリソース割り当ておよびCAC処理は、ノードB13へ送信するNBAPメッセージに含まれているTFS、SRNC11のIPアドレスおよびUDPポート番号に基づいて行う。
NBAPメッセージを受信したノードB13は、応答メッセージをDRNC12に送信する。応答メッセージを受信したDRNC12は、SRNC11から受信したRNSAPメッセージの応答メッセージをSRNC11に送信する。
以上の手順では、SRNC11によるIurインタフェースのリソース割り当ておよびCAC処理の実施のプロセスと、DRNC12によるIurおよびIubの各インタフェースのリソース割り当ておよびCAC処理の実施のプロセスのそれぞれにおいて、リソース管理部/CAC部102が、アクティブファクタAF#1、AF#2を考慮した帯域積み上げを行う。
以下に、アクティブファクタAF#1、AF#2を考慮したCACでの帯域積み上げを具体的に説明する。
図4に、Iurインタフェースを通じて伝送されるTBSを模式的に示す。図4を参照すると、TBSは、IPv4に対応するものであって、IP特定ヘッダとTBからなる。IP特定ヘッダは、UDP/IPのヘッダを含む。TBサイズは、336ビットである。TTIは、20msである。FPヘッダは16ビットで、最大ビットレートは68Kbps(=336×4+16)である。
図4の例では、第1のTTIの期間で、TBの数が4つのTBSが送信される。第2、第3のTTIの期間では、TBは送信されない。第4のTTIの期間で、TBの数が2つのTBSが送信される。第5のTTIの期間では、TBは送信されない。第6のTTIの期間で、TBの数が1つのTBSが送信され、第7のTTIの期間で、TBの数が3つのTBSが送信される。
図5に、図4に示したTBSのIP特定ヘッダおよびTBのそれぞれの平均値を示す。第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7のTTIの期間におけるTBの値(TBの数をTBの最大値で割った値)は、それぞれ4/4、0/4、0/4、2/4、0/4、1/4、3/4である。よって、第1から第7のTTIの期間におけるTBの値の平均値は、0.36である。データ定義部101aは、このTBの平均値(0.36)をアクティブファクタAF#1として定義する。そして、データ定義部101aは、CACの帯域積み上げのためのユーザプレーンのデータ量として、
(AF#1×TB最大値×TBサイズ+FPヘッダ長)/TTI=25.0Kbps
を算出する。
また、第1、第4、第6、第7のTTIの期間においてのみTBSが送信されているので、第1から第7のTTIの期間におけるIP特定ヘッダの値の平均値は、0.57(=4/7)である。データ定義部101aは、このIP特定ヘッダの平均値をアクティブファクタAF#2として定義する。そして、データ定義部101aは、アクティブファクタAF#2を考慮したCACの帯域積み上げのためのIPトランスポートのデータ量を算出する。
UDPの場合で、IP特定ヘッダが、ヘッダ(8×8=64ビット)+IPv6、ヘッダ(20×8=160ビット)+L2、ヘッダ(22×8=176ビット)の3つのヘッダに対応する場合は、IP特定ヘッダのサイズ(ビット長)は、それらヘッダの合計値である400ビットとなる。この場合、データ定義部101aは、CACの帯域積み上げのためのIPトランスポートのデータ量として、
AF#2×IP特定ヘッダ長/TTI=11.4Kbps
を算出する。
リソース管理/CAC部102は、ユーザプレーンのデータ量(25.0Kbps)およびIPトランスポートのデータ量(11.4Kbps)の加算値に基づいてCACの帯域積み上げを実施する。すなわち、この加算値が、上述した式1で算出される帯域積み上げ値Aである。
(リソース解放)
図6に、リソース解放時の動作を示す。図6を参照すると、まず、SRNC11が、RNSAPメッセージ(Radio Reconfiguration Prepare)をDRNC12へ送信する。RNSAPメッセージを受信したDRNC12は、NBAPメッセージ(Radio Reconfiguration Prepare)をノードB13に送信すると同時に、タイマー部101bを起動する。
NBAPメッセージを受信したノードB13は、NBAPメッセージ(Radio Reconfiguration Ready)をDRNC12に送信する。NBAPメッセージを受信したDRNC12は、RNSAPメッセージ(Radio Reconfiguration Response)をSRNC11に送信する。
RNSAPメッセージを受信したSRNC11は、RRCメッセージ(Radio Bearer Release Request)をノードB13に送信する。ノードB13は、RRCメッセージの応答メッセージをSRNC11に送信する。SRNC11は、応答メッセージを受信すると、Iurインタフェースのリソース解放とCACの帯域積み上げ値の変更を実施する。
タイマー部101bがタイムアウトすると、DRNC12は、IurおよびIubの各インタフェースにおけるリソース解放とCACの帯域積み上げ値の変更を実施する。タイマー部101bは、SRNC11とノードB13の間でのRRCメッセージの受け渡しが完了した後にタイムアウトするように設定されている。これにより、DRNC12におけるリソース解放のタイミングが早すぎてデータが欠落する、といった問題を解決することができる。
SRNC11におけるIurインタフェースのCACの帯域積み上げ値の変更およびDRNC12におけるIurおよびIubの各インタフェースにおけるCACの帯域積み上げ値の変更において、リソース捕捉で説明した帯域積み上げ値の算出手法を適用する。
以上説明した本実施形態のIPトランスポートネットワークシステムによれば、DRNCおよびSRNCのそれぞれにおいて、局データとして、ユーザプレーンの無線データスループットのための、ユーザプレーンのデータ量を算出するためのファクタとしてAF#1を定義するとともに、IPトランスポートの特有部分(具体的には、IP特定ヘッダ)のデータ量を算出するためのファクタとしてAF#2を定義する。こうして定義したAF#1およびAF#2を用いてユーザプレーンのデータ量およびIPトランスポートの特有部分のデータ量をそれぞれ算出し、その結果に基づいて帯域積み上げ値を算出する。これにより、IPトランスポートにおけるリソース管理を実現することができ、その結果、ATMベースのRANと同様に、一定以上のサービス品質を確保することができ、致命的な輻輳の発生を抑制することができる。
また、過剰な帯域積み上げのために期待された加入者(TB数)が入らないことがないように、適切なファクタ(AF#1、AF#2)を定義することで、適切なCACを実施することができる。
IPトランスポートにおけるリソース管理においては、ヘッダ部分のオーバーヘッダがある。具体的は、IPの場合、ヘッダとしては複数のパターンがあり、それぞれのパターンでヘッダのサイズ(ビット長)が異なる。例えば、IPv4の場合のヘッダのサイズは、IPv6の場合のヘッダのサイズと異なる。このため、IPv6のヘッダに対応するAF#2を考慮して帯域積み上げ値を算出した場合において、IPv4のデータが流れてきた場合は、[IPv6のヘッダサイズ]−[IPv4のヘッダサイズ]の値(差分)だけ、余分に帯域が積み上げられることになる。本実施形態では、AF#1、AF#2はサービス毎に定義される。すなわち、AF#2はIPv6、IPv4についてそれぞれ定義される。よって、IPv4の場合は、そのIPv4で定義したAF#2を使用することで、上記帯域積み上げの余剰の発生を抑制することができる。
なお、IPv4かIPv6の判断は、RANAPメッセージ(RAB Assignment Request)のTransport Layer Addressというパラメータで判断することができる。IPv4の場合は4オクテットであり、IPv6の場合は16オクテットであり、この相違点を利用してIPv4かIPv6の判断を行う。
また、サービスよってユーザのデータ量が異なる場合は、サービスに応じてAF#1を切り替えることで、帯域積み上げの余剰の発生を抑制することができる。
以上説明した本実施形態のIPトランスポートネットワークシステムは、本発明の一例であり、その構成および動作は発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更することができる。
本発明の一実施形態であるIPベースのネットワークリソース管理システムを適用したIPトランスポートネットワークシステムの構成を示す模式図である。 図1に示すSRNCおよびDRNCに適用されるRNCの主要部を示すブロック図である。 図1に示すIPトランスポートネットワークシステムのリソース捕捉時の動作を説明するための図である。 Iurインタフェースを通じて伝送されるTBSを説明するための模式図である。 図4に示すTBSのIP特定ヘッダおよびTBのそれぞれの平均値を説明するための図である。 図1に示すIPトランスポートネットワークシステムのリソース解放時の動作を説明するための図である。 ATMベースのRANにおけるリソース捕捉時のリソース管理手順を説明するための図である。 ATMベースのRANにおけるリソース開放時のリソース管理手順を説明するための図である。
符号の説明
100 RNC
101 制御部
101a データ定義部
101b タイマー部
102 リソース管理/CAC部
103 NBAPプロトコル部
104 RNSAPプロトコル部

Claims (10)

  1. トランスポートブロックを単位とするデータがIPトランスポートを通じて送受信される第1のインタフェースを介して無線基地局装置と接続される第1の無線制御装置と、
    前記データが前記IPトランスポートを通じて送受信される第2のインタフェースを介して前記第1の無線制御装置と接続される第2の無線制御装置と、を有し、
    前記第2の無線制御装置は、前記トランスポートブロックの集合であるトランスポートブロックセットで送信される最大ブロック数、前記トランスポートブロックのサイズ、および前記トランスポートブロックセットが送信される時間間隔を含む無線パラメータが付与されたプロトコルメッセージを前記第1の無線制御装置に送信し、
    前記第1の無線制御装置は、
    前記トランスポートブロックセットで送信されたデータについて予め取得した、前記トランスポートブロックの平均値である第1のファクタと前記IPトランスポートの特有部分のデータサイズの平均値である第2のファクタとを、それぞれ定義し、
    前記第2の無線制御装置から受信したプロトコルメッセージに含まれている最大ブロック数、トランスポートブロックのサイズ、および時間間隔に基づいて得られる前記トランスポートブロックの最大ビットレートに前記第1のファクタを乗じてユーザプレーンのデータ量を算出し、
    予め与えられている前記IPトランスポートの特有部分のデータサイズを前記時間間隔で割った値に前記第2のファクタを乗じて前記IPトランスポートの特有部分のデータ量を算出し、
    前記ユーザプレーンのデータ量および特有部分のデータ量の加算値を前記第1および第2のインタフェースにおけるコネクション受付制御のための帯域積み上げ値として用い、該帯域積み上げ値が、規定された帯域の範囲内であれば、前記第1および第2のインタフェースにおけるリソースの割り当てを実行し、該帯域積み上げ値が、規定された帯域の範囲を超えている場合は、前記第1および第2のインタフェースにおけるリソースの割り当てを拒絶する、ネットワークリソース管理システム。
  2. 前記第1の無線制御装置は、前記第2の無線制御装置から特定のプロトコルメッセージを受信すると、該受信タイミングから一定時間経過した後に前記第1および第2のインタフェースにおけるリソースを解放する、請求項1に記載のネットワークリソース管理システム。
  3. 前記IPトランスポートの特有部分が、IPヘッダである、請求項1または2に記載のネットワークリソース管理システム。
  4. 前記第1の無線制御装置は、前記第1および第2のファクタをサービス毎に定義し、前記ユーザプレーンのデータ量およびIPトランスポートの特有部分のデータ量を算出する際に、サービス毎に前記第1および第2のファクタを切り替える、請求項1から3のいずれか1項に記載のネットワークリソース管理システム。
  5. トランスポートブロックを単位とするデータがIPトランスポートを通じて送受信されるインタフェースを介して別の無線制御装置と接続される無線制御装置であって、
    前記トランスポートブロックの集合であるトランスポートブロックセットで送信される最大ブロック数、前記トランスポートブロックのサイズ、および前記トランスポートブロックセットが送信される時間間隔を含む無線パラメータが付与されたプロトコルメッセージを前記別の無線制御装置から受信するプロトコル部と、
    前記トランスポートブロックセットで送信されたデータについて予め取得した、前記トランスポートブロックの平均値である第1のファクタと前記IPトランスポートの特有部分のデータサイズの平均値である第2のファクタとを、それぞれ定義するデータ定義部と、
    前記別の無線制御装置から受信したプロトコルメッセージに含まれている最大ブロック数、トランスポートブロックのサイズ、および時間間隔に基づいて得られる前記トランスポートブロックの最大ビットレートに前記第1のファクタを乗じてユーザプレーンのデータ量を算出し、予め与えられている前記IPトランスポートの特有部分のデータサイズを前記時間間隔で割った値に前記第2のファクタを乗じて前記IPトランスポートの特有部分のデータ量を算出し、該算出したユーザプレーンのデータ量および特有部分のデータ量の加算値を前記インタフェースにおけるコネクション受付制御のための帯域積み上げ値として用いるコネクション受付制御部と、を有し、
    前記コネクション受付制御部は、前記帯域積み上げ値が、規定された帯域の範囲内であれば、前記インタフェースにおけるリソースの割り当てを実行し、前記帯域積み上げ値が、規定された帯域の範囲を超えている場合は、前記インタフェースにおけるリソースの割り当てを拒絶する、無線制御装置。
  6. 前記トランスポートブロックを単位とするデータが前記IPトランスポートを通じて送受信される別のインタフェースを介して無線基地局装置と接続される別のプロトコル部をさらに有し、
    前記コネクション受付制御部は、前記帯域積み上げ値が、規定された帯域の範囲内であれば、前記別のインタフェースにおけるリソースの割り当てを実行し、前記帯域積み上げ値が、規定された帯域の範囲を超えている場合は、前記別のインタフェースにおけるリソースの割り当てを拒絶する、請求項5に記載の無線制御装置。
  7. 前記コネクション受付制御部は、前記別の無線制御装置から特定のプロトコルメッセージを受信すると、該受信タイミングから一定時間経過した後に前記インタフェースおよび別のインタフェースにおけるリソースを解放する、請求項6に記載の無線制御装置。
  8. 前記IPトランスポートの特有部分が、IPヘッダである、請求項5から7のいずれか1項に記載の無線制御装置。
  9. 前記データ定義部は、前記第1および第2のファクタをサービス毎に定義し、
    前記コネクション受付制御部は、前記ユーザプレーンのデータ量およびIPトランスポートの特有部分のデータ量を算出する際に、サービス毎に前記第1および第2のファクタを切り替える、請求項5から8のいずれか1項に記載の無線制御装置。
  10. トランスポートブロックを単位とするデータがIPトランスポートを通じて送受信されるインタフェースを介して別の無線制御装置と接続される無線制御装置において行われるネットワークリソース管理方法であって、
    前記トランスポートブロックの集合であるトランスポートブロックセットで送信される最大ブロック数、前記トランスポートブロックのサイズ、および前記トランスポートブロックセットが送信される時間間隔を含む無線パラメータが付与されたプロトコルメッセージを前記別の無線制御装置から受信するステップと、
    前記トランスポートブロックセットで送信されたデータについて予め取得した、前記トランスポートブロックの平均値である第1のファクタと前記IPトランスポートの特有部分のデータサイズの平均値である第2のファクタとを、それぞれ定義するステップと、
    前記別の無線制御装置から受信したプロトコルメッセージに含まれている最大ブロック数、トランスポートブロックのサイズ、および時間間隔に基づいて得られる前記トランスポートブロックの最大ビットレートに前記第1のファクタを乗じてユーザプレーンのデータ量を算出するステップと、
    予め与えられている前記IPトランスポートの特有部分のデータサイズを前記時間間隔で割った値に前記第2のファクタを乗じて前記IPトランスポートの特有部分のデータ量を算出するステップと、
    算出した前記ユーザプレーンのデータ量および特有部分のデータ量の加算値を前記インタフェースにおけるコネクション受付制御のための帯域積み上げ値として用い、前記帯域積み上げ値が、規定された帯域の範囲内であれば、前記インタフェースにおけるリソースの割り当てを実行し、前記帯域積み上げ値が、規定された帯域の範囲を超えている場合は、前記インタフェースにおけるリソースの割り当てを拒絶するステップと、含む、ネットワークリソース管理方法。
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