以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図17は本発明をパチンコ機に採用した一実施形態を例示している。図1において、1は遊技機本体で、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。
前枠3は例えば合成樹脂製で、図2,図6,図7等に示すように、外枠2の前面側に当接する矩形状の枠部4と、この枠部4の内側下部に配置される下部装着部3aと、枠部4の内側上部に配置される上部装着部3bとを一体に備え、下部装着部3aに発射手段5等が、上部装着部3bに遊技盤6等が夫々配置されている。枠部4は、上下一対の横枠部4a,4bと、左右一対の縦枠部4c,4dとで構成されており、前枠3はその左右一端側、例えば左縦枠部4c側に設けられた上下方向のヒンジ7により外枠2に枢支されている。
また、前枠3の前側には、下部装着部3aに対応する前面開閉板9と、上部装着部3bに対応するガラス扉10とがヒンジ7と同じ側のヒンジ11により開閉自在に枢支されている。前面開閉板9には、その前側に、発射手段5に供給するための遊技球を貯留する供給皿12、発射手段5を作動させるための発射ハンドル13等が設けられている。
ガラス扉10は、図1,図4等に示すように、遊技盤6の遊技領域6aを透視可能なガラス窓14の窓孔を有する例えば板金製の扉枠15と、この扉枠15の前側に装着された合成樹脂製の化粧カバー16と、扉枠15の裏側に装着されたガラスユニット17とを備え、前枠3側に閉じたとき、扉枠15の外縁側が上横枠部4a及び左右の縦枠部4c,4dの前側に略当接すると共に、ガラスユニット17がその内側に嵌合するようになっている。ガラスユニット17は、前後二枚のガラス板18と、この二枚のガラス板18を外周で保持する合成樹脂製の保持枠19とで構成されており、扉枠15の裏側に設けられた締結摘まみ20により扉枠15に着脱自在に装着されている。
下部装着部3aは、下横枠部4bの上側に沿って横長状に形成されており、図2に示すようにその前側の例えば左右方向略中央に発射手段5が配置され、前面開閉板9側の供給皿12からこの発射手段5に発射用の遊技球が供給されるようになっている。発射手段5は、板金製の支持板21と、この支持板21の前面に装着された発射レール22と、支持板21の前面で前後方向の駆動軸廻りに揺動自在に支持された打撃槌23と、支持板21の裏側に装着され且つ打撃槌23を打撃方向に駆動するロータリソレノイド等の発射駆動手段24等を備え、発射ハンドル13が操作されたときに発射駆動手段24により打撃槌23を打撃方向(時計廻り)に間欠的に駆動することにより、供給皿12から発射レール22上に供給された遊技球を発射レール22に沿って打撃して遊技盤6側に発射させるようになっている。
また、発射手段5の左側には、後述する払い出し手段114から払い出された遊技球を前面開閉板9側の供給皿12に排出するための払い出し口25等が、右側には下部スピーカ26等が夫々配置されている。下部スピーカ26は、スピーカユニット27と、このスピーカユニット27を収容するスピーカボックス28とで構成されており、下部装着部3aに後ろ向きの凹入状に形成された収容部29(図6,図7)内に着脱自在に装着されている。
上部装着部3bは、枠部4の内側で且つ下部装着部3aの上側に配置され、外枠2の内側に嵌合可能な後ろ向き膨出状に形成されており、その前部に遊技盤6を装着可能な遊技盤装着枠30が設けられている。また、上部装着部3bにおける遊技盤装着枠30よりも後側が遊技盤6の後部側を略覆う後部ケース31となっており、更に上部の左右両端側には一対の上部スピーカ32が着脱自在に装着されている。
遊技盤6は、ベニヤ板等により略矩形状に形成されており、図2に示すように、その前面側には発射手段5により発射された遊技球を遊技領域6aの上部側に案内する外レール33aと、遊技領域6aの周囲を規定する周壁の少なくとも一部を構成する内レール33bとが立設されると共に、遊技領域6a内には、その略中央に画像表示手段を備えたセンターケース34aの他、通過ゲート34b、開閉式入賞手段34c、大入賞手段34d、普通入賞手段34e等の各種遊技部品が装着されている。
外レール33a及び内レール33bは例えば金属板により構成されており、外レール33aは遊技盤6の下部側の左右方向略中央位置又はそれよりも若干左寄りの位置から遊技盤6の左端側及び上端側を経て右上部側まで略円弧状に配置され、内レール33bは遊技盤6の左上方から下部側の左右方向略中央まで外レール33aに並行するようにその内側に配設され、更にそのまま遊技盤6の右縁部近傍まで略円弧状に延設されている。また、遊技盤6の右端部には、外レール33aと内レール33bの端部間を連結する略円弧状の連結レール部40aを備えた例えば合成樹脂製の装飾部材40が配置されている。
また、遊技盤6の裏面側には、図5に示すように、センターケース34a等の遊技部品を後側から覆う裏カバー35が装着され、この裏カバー35の背面側に主制御基板36aが格納された主基板ケース36、演出制御基板37aが格納された演出基板ケース37、液晶制御基板38aが格納された液晶基板ケース38等が着脱自在に装着されている。
裏カバー35は、上部側の上部カバー35aと下部側の集球ケース35bとで構成されており、これら上部カバー35aと集球ケース35bとは遊技盤6に対して例えば個別に装着されている。集球ケース35bは、下部側に排出口39を備え、大入賞手段34d等に入賞して遊技盤6の裏側に案内された遊技球をこの排出口39側に誘導して下向きに排出するように構成されている。
遊技盤装着枠30は、図2,図6,図7等に示すように、上横枠部4aの内周側に設けられる上支持枠41、下部装着部3aの上縁側に設けられる下支持枠42、左縦枠部4cの内周側に設けられる左支持枠43、右縦枠部4dの内周側に設けられる右支持枠44により、前側が遊技盤着脱可能に開放された矩形状に形成されている。上下左右の支持枠41〜44は、夫々遊技盤6をその上下左右の縁部において支持するもので、遊技盤6の外周面に沿って配置される周壁部41a〜44aと、遊技盤6の背面に沿って配置される後壁部41b〜44bとを夫々備えている。なお、下支持枠42の周壁部42aは、スピーカボックス28の上面(外面)28aによりその一部が構成されている。
また、支持枠41〜44のうちの一つ、例えば左支持枠43側には、例えば周壁部43aから遊技盤6の前面側に沿って突設される前面支持部43cと、例えば後壁部43b上又はその内周側に配置され且つ遊技盤6の端部(左端部)を前側の前面支持部43c側に付勢する板ばね等よりなる付勢手段43dとが設けられており、遊技盤6の左縁部をその外周面側及び前後両面側の三方から挟み込むと共に付勢手段43dにより前側、即ち前面支持部43c側に押圧して支持するようになっている。
また、遊技盤装着枠30上又はその近傍には、遊技盤装着枠30に前側から装着された遊技盤6を解除可能に固定する複数、例えば2つのロック手段45a,45bが設けられている。
ロック手段45a,45bは、遊技盤6における前面支持部43cとは反対の端部側に対応して配置されており、例えば上支持枠41の右端部近傍に上ロック手段45aが、下支持枠42の右端部近傍に下ロック手段45bが夫々設けられている。また、遊技盤6には、これらロック手段45a,45bに対応して例えば外縁側に内向き凹入状の切欠部46a,46bが形成されている。
ロック手段45a,45bは、図8〜図11等に示すように、遊技盤装着枠30側に設けられた装着部47内に前後方向の軸廻りに回転可能に装着されるロック部材51と、このロック部材51を装着部47内に保持すると共にロック部材51の回転を所定範囲に規制するロック規制部材52とを備えている。
装着部47は、支持枠41,42の後壁部41b,42bの背面側に一体に設けられ、後端側が開放した前後方向の円筒状に形成されている。装着部47の内周面側には、少なくとも後端側から所定距離の範囲を除いて前後方向に形成される溝状又は切欠状の係合部53が、周方向の複数箇所、例えば左右各一箇所に設けられている。
ロック部材51は、装着部47内に収容・保持される支持台54と、この支持台54から前向きに突設される軸部55と、この軸部55の前端側に配置される固定摘まみ部56と、軸部55の軸方向中間部分に配置される押圧部57とを例えば一体に備え、固定摘まみ部56及び押圧部57を後壁部41b,42bに設けられた挿通孔58を介して前側に突出させた状態で支持台54が装着部47内に回転自在に収容されている。
支持台54は、装着部47の内周に沿う円筒部59と、この円筒部59の前端側を略塞ぐ底板部60とを一体に備えており、その底板部60の中心に対応して軸部55が前向きに突設されている。円筒部59は、その軸方向長さが装着部47よりも短く形成され、その後縁部には、ロック規制部材52側の突起部61に対応するガイド溝62が、例えば周方向の二箇所に設けられている。
固定摘まみ部56は、ロック操作及びロック解除操作を行う際の操作部としての機能と、遊技盤6の前面側に係合して前後方向に固定する係合部としての機能を併せ持つもので、軸部55の前端側から半径方向の例えば互いに反対側の二方向に突出するように設けられている。
本実施形態では、この固定摘まみ部56を縦向きにした状態がロック解除位置(図10に二点鎖線で示す)、そのロック解除位置から時計廻りに略90度回転させた横向きの状態がロック位置(図10に実線で示す)となっており、ロック解除位置では、固定摘まみ部56が遊技盤6側の切欠部46a,46bに干渉しないで前後に通過可能であり、ロック位置では固定摘まみ部56が切欠部46a,46bの周辺部で遊技盤6の前面側に係合するようになっている。
なお、例えば遊技盤6の前面側で且つ切欠部46a,46bの周辺部、例えば左右両側には、固定摘まみ部56のロック方向への回転軌跡に対応して前側への突出量が徐々に増加する傾斜部63が設けられており、固定摘まみ部56をロック解除位置からロック位置まで回転させる際、固定摘まみ部56が傾斜部63に徐々に乗り上げて遊技盤6を後ろ向きに押圧するようになっている。
押圧部57は、固定摘まみ部56によるロック動作と連動して遊技盤6をその盤面方向(盤面に沿った方向)に押圧するもので、軸部55の軸方向中間部分に半径方向外向きの突起状に一体形成されている。この押圧部57は、固定摘まみ部56が縦向きのロック解除位置にあるときには切欠部46a,46bに干渉せず、固定摘まみ部56がロック解除位置からロック位置まで回転される際に切欠部46a,46bの内面側の被押圧部64c,64dを遊技盤6の盤面に沿って所定の原点位置Oに向けて押圧するようになっている。
本実施形態では、原点位置Oを、遊技盤装着枠30の4つの隅部のうち、下部側で且つ前面支持部43c側の隅部に設定している(図2)。切欠部46a,46bの被押圧部64c,64dは、原点位置Oとロック手段45a,45bの軸心とを結ぶ直線に略垂直な平面状に形成されており、上ロック手段45a側の押圧部57は被押圧部64cを原点位置Oに向けて斜め下向きに、下ロック手段45bの押圧部57は被押圧部64dを原点位置Oに向けて左向きに、夫々押圧するようになっている。
なお、挿通孔58は、例えば固定摘まみ部56を縦向きにした状態で、この固定摘まみ部56と押圧部57とが前後に通過可能な形状に形成されている。
ロック規制部材52は、装着部47の内周に沿う円筒部71と、この円筒部71の前端側を略塞ぐ前壁部72とを一体に備え、ロック部材51の支持台54の後側に当接するように装着部47内に例えば圧入により装着されている。
円筒部71には、装着部47側の係合部53に対応して周方向の複数箇所、例えば左右各一箇所に係合爪73が設けられている。この係合爪73は、円筒部71の後端側から前向きに形成された一対のスリット74間に形成され、その外面側に爪部73aが突設されると共に内外方向に弾性変形可能となっている。ロック規制部材52を装着部47に後側から嵌め込む際には、係合爪73は内向きに待避し、ロック規制部材52の前端側がロック部材51の後端側に当接したときに、係合爪73の爪部73aが係合部53に係合して、ロック規制部材52を装着部47内に回転不能に保持するようになっている。
前壁部72には、その前面側に、ロック部材51側のガイド溝62に対応する突起部61が設けられている。この突起部61は、例えば前壁部72の中心を通って左右両側の縁部に至る直線状に配置されている。
ロック部材51側のガイド溝62は、固定摘まみ部56がロック解除位置にあるとき (図12(b))に突起部61が係合する解除側係合部62aと、固定摘まみ部56がロック位置にあるとき(図12(a))に突起部61が係合するロック側係合部62bとの間に設けられている。これにより、ロック部材51の回転範囲は、ロック規制部材52側の突起部61がガイド溝62に係合する範囲、即ち図12(b)に示すロック解除位置と図12(a)に示すロック位置との間の略90度の範囲に規制される。
なお、ガイド溝62には、解除側係合部62aとロック側係合部62bとに夫々隣接する位置に、ガイド溝62上のその他の部分よりも溝深さが浅い浅溝部62cが設けられており、固定摘まみ部56をロック解除位置からロック位置、又はロック位置からロック解除位置に切り換える際には、突起部61がこれら浅溝部62cを乗り越えてロック側係合部62b,解除側係合部62aに到達し、これらロック側係合部62b,解除側係合部62a内に保持されるようになっている。
また、ロック規制部材52の後部側には、後述する回転阻止部75,76が係合するリブ77が設けられている。このリブ77は、ロック規制部材52の軸心を通るように前壁部72の背面側に沿って配置され、その両端側が円筒部71の内周側に連結されており、このリブ77の中心部近傍に回転阻止部75,76の係合溝75a,76aが後側から係合している。リブ77は、ロック規制部材52の軸心に対して係合爪73の配置位置に直交する方向に配置されており、また突起部61とも直交している。
なお、ロック規制部材52は、係合爪73が係合部53に係合することにより、装着部47内における後方への移動だけでなく回転も規制されているが、ロック規制部材52は後ろ向きに大きな力が作用することは少ないのに対し、回転方向にはロック操作及びロック解除操作の度に大きな力が作用する。そこで、本実施形態では、ロック規制部材52のリブ77に回転阻止部75,76の係合溝75a,76aを後側から係合させることにより、係合爪73による回転方向の規制を補助し、固定摘まみ部56に必要以上に強い回転力が加えられた場合でもロック規制部材52の回転を確実に防止できるようにしている。
また、ロック手段45a,45bの近傍には、固定摘まみ部56に対応してその周辺部に摘まみ避け凹溝78,79が前後方向に設けられている。摘まみ避け凹溝78,79は、例えば固定摘まみ部56と同心で且つ固定摘まみ部56よりも大径の円筒面状で、固定摘まみ部56の軸心に沿って前後方向に形成されており、上ロック手段45a側の摘まみ避け凹溝78は上支持枠41の周壁部41a上に、下ロック手段45b側の摘まみ避け凹溝79は、下支持枠42の周壁部42aの一部を構成している下部スピーカ26のスピーカボックス28の上面28a上に、夫々設けられている。なお、スピーカボックス28の上面28aは、その前側がロック部材51から遠ざかる方向、即ち前下がりの傾斜状に形成されており、この傾斜面上に摘まみ避け凹溝79が設けられている。
遊技盤6上で遊技領域6aをなるべく広く確保するためには、ロック手段45a,45bはなるべく遊技盤6の外縁側近傍を保持するように配置する必要があるが、その場合、ロック手段45a,45bが遊技盤装着枠30の周壁部41a〜44a等に接近することとなり、固定摘まみ部56が著しく操作し難くなる問題がある。本実施形態では、ロック手段45a,45bの近傍に摘まみ避け凹溝78,79を設けているため、ロック手段45a,45bを遊技盤6の外縁側近傍に対応する位置に配置しているにも拘わらず固定摘まみ部56の操作を極めて容易に行うことができる。
また、摘まみ避け凹溝79を前下がりの傾斜状に形成されたスピーカボックス28の上面28a上に設けているため、固定摘まみ部56の操作はより容易である。更に、下部スピーカ26のスピーカボックス28に摘まみ避け凹溝79を設けたことにより、下部スピーカ26を着脱する際にスピーカボックス28と固定摘まみ部56との干渉を防止できる。
また、遊技盤装着枠30の内周側、例えば左支持枠43側の周壁部43a及び右支持枠44側の周壁部44aには、図6,図7及び図13に示すように、ガラス扉10を閉じたときのガラスユニット17の外縁部に対応してガラス避け凹溝81,82が設けられている。このガラス避け凹溝81,82は、ガラスユニット17の外周面の形状に対応して略円筒面状に形成され、周壁部43a,44aの前縁側から後ろ向き所定幅の範囲に設けられている。なお、ヒンジ11の反対側、即ちガラス扉10の開閉端側に対応するガラス避け凹溝82は、ガラスユニット17に対応する前端側所定幅の前凹部82aが、ガラス扉10を開閉する際のガラスユニット17の外縁部の動作軌跡に対応してその凹入深さが後端側よりも前端側の方が大きく形成されている。
また、遊技盤装着枠30の内周側、例えば右支持枠44側の周壁部44aには、図7及び図13に示すように、遊技盤6の前面側とガラスユニット17の背面側との間の遊技領域6aに対応して盤飾り避け凹溝83が設けられている。この盤飾り避け凹溝83は、遊技盤6の右端側に張り出すようにその前面側に装着された装飾部材40の外周面に対応して例えば略円筒面状に形成されている。
後部ケース31は、図6,図7等に示すように、遊技盤6の裏側の裏カバー35の外周面に沿って配置される上下左右の周壁部91〜94と、裏カバー35の背面に沿って配置される後壁部95とで構成されている。後壁部95には、その略中央に遊技盤6の裏側の基板ケース36〜38等が嵌合する開口部96が設けられると共に、この開口部96を後側から開閉可能に覆う開閉カバー97(図3)が着脱自在に装着されている。
後部ケース31の下周壁部92には、図6に示すように、集球ケース35bの排出口39に対応する切欠部98と、遊技盤6のアウト口99(図2)から遊技盤6の裏側に案内された遊技球を後側の切欠部98側に誘導する傾斜案内部100とが設けられている。
また、後部ケース31の右周壁部94には、図7,図14,図15に示すように、遊技盤装着枠30側に向けて外向き膨出状の裏カバー嵌合部101が形成され、この裏カバー嵌合部101に裏カバー35側の膨出部105が内側から嵌合している。裏カバー嵌合部101は、その側壁部102が右支持枠44の周壁部44aと前後に滑らかに接続されており、右支持枠44の後壁部44bはこの裏カバー嵌合部101に対応する部分が欠落している。
裏カバー嵌合部101の側壁部102は、前枠3を開閉する際に後部ケース31が外枠2と干渉しないように(14,図15)、その後部側が内向き、即ち開口部96側に傾斜する傾斜部102aとなっている。なお、この傾斜部102aが設けられていることにより、遊技盤6の遊技盤装着枠30への着脱時、即ち遊技盤6の左端側を左支持枠43側に係合させた状態で右端側を前向き又は後ろ向きに移動させる場合の裏カバー35と前枠3側との干渉も防止できる。
裏カバー嵌合部101の上壁部103及び下壁部104は、側壁部102側に向けて外向きに傾斜する、即ち右下がり及び右上がりの傾斜面103a,104aと、それら傾斜面103a,104aの下縁部及び上縁部から周壁部44aに向けて外向きに延設された水平面103b,104bとで構成されている。
このような裏カバー嵌合部101を設けることで、遊技盤6の外縁側いっぱいまで拡げた遊技領域6aに対応して、遊技盤6の外縁側近傍まで遊技部品を配置することが可能であり、しかも前枠3開閉時の外枠2との干渉、遊技盤6着脱時の前枠3との干渉を防止できる。
後部ケース31の背面側には、図3に示すように、例えば開口部96の上側に遊技球タンク111とタンクレール112とを備えた遊技球タンクユニット113が、開口部96の左右一側、例えば左側に払い出し手段114と払い出し通路115とを備えた払い出しユニット116が、夫々着脱自在に装着されており、遊技球が大入賞手段34d等の入賞口に入賞したとき、又は図外の自動球貸し機から球貸し指令があったときに、遊技球タンク111内の遊技球をタンクレール112を経て払い出し手段114により払い出し、その遊技球を払い出し通路115、払い出し口25を経て供給皿12に案内するようになっている。
遊技球タンクユニット113は、図16に示すように、上側が開放した皿状の遊技球タンク111と、この遊技球タンク111の左右方向一端側、例えば左端側から横向きに突設されたタンクレール112とを一体に備え、後部ケース31の上周壁部91に凹入状に形成されたタンクユニット装着部117(図6〜図8)に後側から着脱自在に装着されている。
遊技球タンクユニット113には、上ロック手段45aの後側に対応して、例えば前側の側壁118から前向きに回転阻止部75が突設されている。この回転阻止部75には、その先端側に係合溝75aが形成されており、遊技球タンクユニット113が前枠3の後側に装着されたとき、この係合溝75aが上ロック手段45a側のリブ77に後側から係合して、ロック規制部材52の回転を規制するようになっている。
また、後部ケース31の下側で且つ下部装着部3aの背面側には、基板装着台121が着脱自在に装着されており、この基板装着台121の背面側に、例えば電源基板122が格納された電源基板ケース123と、払い出し制御基板124が格納された払い出し基板ケース125とが着脱自在に装着されている。
基板装着台121には、図17に示すように、その前面側に上下方向の球排出通路126が着脱自在に装着され、また先端側に係合溝76aが形成された回転阻止部76が前向きに突設されており、この基板装着台121が前枠3の後側に装着されたとき、球排出通路126が後部ケース31側の切欠部98の下側に連通すると共に、回転阻止部76の係合溝76aが下ロック手段45b側のリブ77に後側から係合して、ロック規制部材52の回転を規制するようになっている。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機では、遊技盤装着枠30の周壁部41a,42aに、ロック部材51の半径方向外側に向けて凹入する摘まみ避け凹溝78,79を前後方向に設けているため、遊技盤6上で遊技領域6aをなるべく広く確保すべくロック部材51を遊技盤6の外縁側近傍に対応する位置に配置しているにも拘わらずロック部材51の操作を極めて容易に行うことができる。
また、スピーカボックス28とこのスピーカボックス28の前側に装着されるスピーカユニット27とで構成され且つ遊技機本体1に対して前側から着脱可能な下部スピーカ26を備え、スピーカボックス28の上面28aが周壁部42aの一部分を構成し、このスピーカボックス28の上面28aに摘まみ避け凹溝79を設けているため、下部スピーカ26を着脱する際にスピーカボックス28とロック部材51との干渉を防止できる。
周壁部42aの一部を構成するスピーカボックス28の外面28aを、前側が遊技盤6の外周面から遠ざかる方向の傾斜状に形成し、その傾斜面上に摘まみ避け凹溝79を設けているため、ロック部材51の操作をより容易に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、摘まみ避け凹溝は、ロック部材51の配置位置に応じて周壁部41a〜44a上の任意の位置に設ければよい。ロック部材51が例えば遊技盤装着枠30の隅部近傍に配置されている場合には、その隅部を挟む2つの周壁部41a,44a等に跨るように又は夫々に摘まみ避け凹溝を設ければよい。
摘まみ避け凹溝は、ロック部材51の中心から一定距離の円筒状である必要はなく、多角形状、円錐面状等でもよい。遊技盤装着枠30は、遊技盤6を後側から着脱するものであってもよい。スピーカボックス28の外面以外の周壁部41a〜44aの少なくとも一部を前側(遊技盤6を後側から着脱する場合には後側)が遊技盤6の外周面から遠ざかる方向の傾斜状に形成し、その傾斜面上に摘まみ避け凹溝を設けてもよい。
また本発明は、パチンコ機に限らず、アレンジボール機、雀球遊技機等の各種の弾球遊技機においても同様に実施することが可能である。