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JP4846466B2 - キャップおよび閉止装置ならびに飲料入り閉止装置 - Google Patents
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キャップおよび閉止装置ならびに飲料入り閉止装置 Download PDF

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Description

本発明は、容器口元部を閉止するキャップ、このキャップを用いた閉止装置および飲料入り閉止装置に関し、特に、キャップ本体と、該キャップ本体にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられる閉止体とを備えたキャップ、閉止装置および飲料入り閉止装置に関する。
従来、キャップ本体と、該キャップ本体にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられる閉止体とを備えたキャップが用いられている(特許文献1を参照)。この種のキャップは、閉止体を回動させることによって、容器の口元部を容易に開閉できる。
特開2000−191015号公報
従来のキャップでは、閉止体がキャップ本体に取り付けられているため、閉止体を開放して容器から内容液を取り出す際、例えば容器内の飲料を飲む際に、閉止体が邪魔になって操作がしにくくなることがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、キャップ本体と、該キャップ本体にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられる閉止体とを備えたキャップにおいて、内容液を取り出す際の操作性に優れたキャップ、このキャップを用いた閉止装置および飲料入り閉止装置を提供することを目的とする。
本発明のキャップは、筒状のキャップ本体と、該キャップ本体にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられて該キャップ本体の上部開口を開閉する閉止体とを備え、前記キャップ本体には、該キャップ本体の径方向外方に突出する受け突起が形成され、前記閉止体は、前記上部開口を開放したときに前記受け突起に乗り上げて係止する係止突起を有し、前記受け突起は、前記係止突起が乗り上げる際に当接する傾斜面を有し、この傾斜面が、前記係止突起が乗り上げる方向に徐々に突出高さを増すように形成され、前記閉止体に対する前記ヒンジ部の接続位置は、係止突起が受け突起に係止した状態で、該ヒンジ部によって閉止体に加えられる引張力が開放方向に作用するようにされている
本発明では、前記閉止体に対する前記ヒンジ部の接続位置は、係止突起が受け突起に係止した状態で、前記受け突起に対する前記係止突起の係止位置より低い位置にある構成を採用できる。
前記受け突起は、前記係止突起が乗り上げた状態で当接する突出端面を有し、この突出端面が略平坦に形成されていることが好ましい。
前記係止突起は、閉止状態からの前記閉止体の回動角度が180度を越えるときに前記受け突起に係止するように形成されていることが好ましい。
本発明では、前記ヒンジ部が、前記キャップ本体と前記閉止体とを連結する2つの連結部からなり、これら連結部の周方向位置は、前記受け突起に対し一方側および他方側である構成を採用できる。
本発明の閉止装置は、容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた閉止装置であって、キャップが、上述の構成を有するものであることを特徴とする。
本発明の飲料入り閉止装置は、前記閉止装置内に、飲料が充填されていることを特徴とする。
本発明のキャップでは、閉止体は、開放方向への回動によって受け突起に乗り上げて係止する係止突起を有する。
受け突起は、キャップ本体の径方向外方に突出して形成されているため、受け突起の下方には十分なスペースがある。さらに、係止状態における係止突起は受け突起に乗り上げた状態となる。このため、閉止体の回動角度が大きい場合(例えば180度を越える場合)においても、キャップ本体によって回動が阻害されることがない。
従って、閉止体を、より大きい回動角度で係止状態とすることができる。よって、内容液を取り出す操作、例えば容器内の飲料を飲む操作が容易になる。
図1〜図4は、本発明のキャップの一例を用いた閉止装置を示すもので、図1はこのキャップの側面図、図2は正面図、図3は前記キャップの要部を示す斜視図、図4は前記閉止装置を示す一部断面斜視図である。
図4に示すように、この閉止装置は、容器30と、その口元部31に装着されるキャップ1とからなる。
キャップ1は、円筒状のキャップ本体2と、キャップ本体2の上部開口2aを開閉する閉止体3とを備えている。
キャップ本体2は、水平スコア6(弱化線)によって、主部8と、タンパーエビデンスリング部9(以下、TEリング部9という)とに区画されている。
主部8の内面には、口元部31の下部雄ネジ32に螺合する本体ネジ部10が形成されている。
TEリング部9は、ブリッジ7によって主部8の下端に連結されている。TEリング部9の内面には、容器30の膨出段部33に係止する係止手段である突条11が形成されている。
図1〜図3に示すように、キャップ本体2の上縁部2bには、キャップ本体2の軸方向に沿って上方に延びる延出部25が形成されている。延出部25は、周方向に沿う板状に形成されている。
延出部25の上部外面には、キャップ本体2の径方向外方に突出する受け突起26が形成されている。受け突起26は、キャップ本体2の外面よりも外方に突出していることが好ましい。
図3に示すように、受け突起26は、キャップ本体2の軸方向に対しほぼ垂直な上面26aと、前記軸方向に沿う突出端面26bと、上方に向かって徐々に突出高さを増す傾斜面である下面26cとを有する断面台形状に形成されている。
突出端面26bは、略平坦に形成するのが好ましい。
延出部25は、内面側が容器30の口元部31に当接するように形成すると、閉止体3を開放する際に内方に撓むことがなくなり、閉止体3の動作が安定する。
キャップ本体2の上縁部2bには、キャップ本体2の軸方向に沿って上方に延びる2つのヒンジ基部24が形成されている。ヒンジ基部24は、周方向に沿う板状に形成され、その上縁部24aは、延出部25から離れる方向に漸次高さを減じるように形成することができる。
ヒンジ基部24の周方向位置は、延出部25の一方側および他方側とされている。
図4に示すように、閉止体3は、口元部31を開閉自在に閉止するものであって、円形の天板部4と、その周縁から垂下する筒部5と、筒部5の外面に形成された操作部16を備えている。操作部16は、天板部4にほぼ平行に、筒部5の下部から外方に突出して形成されている。
天板部4の内面には、口元部31に挿入されてその内面31aに当接する筒状の内側シール突起12を形成するのが好ましい。また、天板部4の内面には、口元部31の開口端面31bに当接する環状の開口端シール突起13と、口元部31の外面31cに当接する環状の外側シール突起14とを形成するのが好ましい。
筒部5の内面には、口元部31の上部雄ネジ34に螺合する閉止ネジ部17が形成されている。閉止ネジ部17は、単条ネジであってもよいし、多条ネジであってもよい。
図2に示すように、筒部5には、略矩形状の切欠きである凹部5aが形成されている。凹部5aの内縁部5bは閉止体3の周方向に沿って形成されている。
凹部5aの内縁部5bの略中央部には、閉止体3の径方向外方に突出する係止突起27が形成されている。
図1および図3に示すように、係止突起27は、径方向外方に向かって下降する傾斜面である係止面27aと、閉止体3の軸方向に対しほぼ垂直な下面27bとを有する断面略三角形状に形成されている。
閉止体3は、ヒンジ部21を介してキャップ本体2に取り付けられており、ヒンジ部21によって回動可能となっている。
ヒンジ部21は、2つの連結部23からなる。連結部23は、凹部5aの内縁部5bと、ヒンジ基部24の上縁部24aとの間に形成されている。
連結部23は、周方向に沿う薄板状とされ、可撓性を有する。
連結部23は、基端部23aにおいてヒンジ基部24に接続され、先端部23bにおいて閉止体3に接続されている。連結部23の周方向位置は、受け突起26の一方側および他方側となっている。
閉止体3は、連結手段であるブリッジ(図示略)を介してキャップ本体2の上端に連結するのが好ましい。このブリッジは、閉止体3に上方への力を加えることによって容易に破断し、閉止体3を開放することができるように形成することができる。
図4に示すように、キャップ本体2および閉止体3の外面には、上下方向に沿う突条であるナール部22が形成することができる。なお、図4以外の図ではナール部の図示を省略した。
キャップ1の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂を使用することができる。
キャップ1の成形法としては、圧縮成形、射出成形などを採用できる。
次に、容器30について説明する。
図4に示すように、口元部31は、太径部35と、その上端から上方に延びる細径部36とを備えている。
細径部36の外面には、上部雄ネジ34が形成されている。上部雄ネジ34は、単条ネジであってもよいし、多条ネジであってもよい。
太径部35は、細径部36より外径が大きくされており、その外面には、下部雄ネジ32が形成されている。太径部35の内径は、細径部36の内径にほぼ等しくされている。太径部35の下部には、膨出段部33が形成されている。
容器30の材料としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの合成樹脂、ガラスを挙げることができる。
次に、図1、図5〜図7を参照してキャップ1の使用方法の一例を説明する。
図5は、キャップ1の動作を示す説明図であり、図6は閉止体3を開放した状態のキャップ1を示す側面図であり、図7は閉止体3を開放した状態のキャップ1を示す要部拡大図である。
以下、図5を参照して、キャップ1の動作を詳しく説明する。図5(a)〜図5(e)は、図1に示す閉止状態からの閉止体3の回動角度がそれぞれ0度、約90度、約135度、約180度、約225度である場合を示す。なお、図5では、ヒンジ部21の図示を省略した。
図1、図5(a)および図5(b)に示すように、操作部16に上方への力を加えると、閉止体3とキャップ本体2とを連結するブリッジ(図示略)が破断し、閉止体3は、ヒンジ部21によって図中右回り(開放方向)に回動する。
これによって、キャップ本体2の上部開口2aが開放されるとともに、シール突起12、13、14が口元部31から離れ、容器30の密封が解除される。
図5(b)に示すように、回動角度が大きくなると、閉止体3は、係止突起27が受け突起26に当接しながら回動する。この図に示す位置では、係止突起27の下面27bが突出端面26bに当接する。閉止体3の回動によって、連結部23は主に基端部23aにおいて弾性的に曲げ変形する。
図5(c)に示すように、閉止体3をさらに回動させると、係止突起27の先端27cは受け突起26の下方に至る。この図に示す位置では、係止突起27の下面27bが受け突起26の下面26cに当接する。
図5(d)に示すように、閉止体3をさらに回動させると、係止突起27の先端27cは受け突起26の下面26cに当接する。
図5(e)に示すように、閉止体3をさらに回動させると、係止突起27は、傾斜面である下面26cに沿って上昇する。下面26cは、上方に向かって徐々に突出高さを増すように形成されているため、この過程では、キャップ本体2から離れる方向の力が、徐々に大きくなりながら係止突起27に加えられる。
このため、係止突起27はキャップ本体2から離れる方向に移動するとともに、連結部23により閉止体3に作用する引張力が大きくなり、開放方向の動作に対する抵抗が大きくなる。
閉止体3をさらに回動させると、係止突起27は、受け突起26に乗り上げた状態となって係止する。係止突起27の先端27cが突出端面26bに達すると、係止突起27に作用する力はそれ以上上昇しなくなるため、開放方向の動作に対する抵抗が小さくなり、クリック感が得られる。
図5(e)に示すように、受け突起26の下方には十分なスペースがあり、係止突起27が受け突起26に乗り上げた状態となっているので、閉止体3の回動角度が180度を越えているにもかかわらず、閉止体3の上部(天板部4の周縁部付近)がキャップ本体2に当接しておらず、閉止体3の回動が阻害されていない。
係止突起27が受け突起26に係止することによって、閉止体3は位置決めされ、その姿勢が維持される。以下、この状態を係止状態という。この図に示す位置では、係止突起27の係止面27aは、受け突起26の突出端面26bに当接する。
突出端面26bは、略平坦に形成されているため、高さ方向の寸法は十分に大きい。このため、係止突起27の高さ位置に多少の変動がある場合でも、係止突起27は確実に突出端面26bに係止する。また、係止突起27と受け突起26とが面接触するため、係止突起27の姿勢が変動しにくく、安定的に受け突起26に係止する。
係止突起27が受け突起26に係止する際の閉止体3の回動角度は180度以上であることが好ましく、180度を越えることがより望ましい。
図6および図7に示すように、係止状態においては、閉止体3に対する連結部23の接続位置28は、係止面27aと突出端面26bの当接位置(係止位置)よりも低い位置にある。
閉止体3には、連結部23によって図中略左方への引張力が加えられるため、前記係止位置を支点として右回り(開放方向)の力が作用する。係止状態では、この力が連結部23の弾性復元力とつりあうため、閉止体3の姿勢が安定に維持される。
閉止体3を左回り(閉止方向)に押圧すると、受け突起26に対する係止突起27の係止が外れ、図5に示す開放過程とは逆の過程を経て閉止体3が回動し、口元部31が閉止される。
キャップ本体2を開栓方向に回転させると、TEリング部9が膨出段部33に係止することから、主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止され、その結果、主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、ブリッジ7が破断し、主部8がTEリング部9から切り離される。
キャップ1では、閉止体3は、開放方向への回動によって受け突起26に乗り上げて係止する係止突起27を有する。
図5(e)に示すように、受け突起26は、キャップ本体2の径方向外方に突出して形成されているため、受け突起26の下方には十分なスペースがある。さらに、係止状態における係止突起27は受け突起26に乗り上げた状態となる。このため、閉止体3の回動角度が大きい場合(例えば180度を越える場合)においても、キャップ本体2によって回動が阻害されることがない。
従って、閉止体3を、より大きい回動角度で係止状態とすることができる。よって、内容液を取り出す操作、例えば容器内の飲料を飲む操作が容易になる。
キャップ1では、係止状態における閉止体3の回動角度は受け突起26の高さに応じた値となるため、受け突起26の突出高さを調整することによって、閉止体3の回動角度の調整を容易に行うことができる。
また、受け突起26が傾斜面である下面26cを有するので、係止突起27が受け突起26に乗り上げる際の抵抗を低減し、閉止体3の開放動作を容易にすることができる。
また、2つの連結部23が受け突起26の両側に形成されているので、ヒンジ部21のねじれが起こりにくく、回動する際の閉止体3の姿勢の乱れを防ぐことができる。
この種の構造のキャップとしては、キャップ本体の内部に筒状の注ぎ口部が設けられたものがあるが、この構造は複雑であるので、閉止体を閉じた状態で成形するのは難しいため、このタイプのキャップは、閉止体をキャップ本体に対し開放した状態で成形が行われる。
これに対し、上記キャップ1は、構造が単純であるため、閉止体3を閉じた状態(図1および図2に示す状態)で、圧縮成形や射出成形により成形することができる。このため、キャップ1の投影面積を最小限にすることができ、1つの金型で作製できる数を多くすることができる。従って、製造コストの点で有利である。
上記閉止装置は、果汁飲料、茶飲料、コーヒー飲料、炭酸飲料等の飲料を容器30に充填し、口元部31にキャップ1を装着することによって、飲料が充填された飲料入り閉止装置とすることができる。
また、本発明の閉止装置は、飲料に限らず、液状物全般に適用可能である。例えば調味料(醤油等)、調理油(サラダ油等)、化粧品(化粧水等)などに適用できる。
本発明にかかるキャップの一例を示す側面図である。 図1に示すキャップの正面図である。 図1に示すキャップの要部を示す斜視図である。 図1に示すキャップを用いた閉止装置を示す一部断面斜視図である。 図1に示すキャップの動作を示す説明図である。 閉止体を開放した状態のキャップを示す側面図である。 閉止体を開放した状態のキャップを示す要部拡大図である。
符号の説明
1・・・キャップ、2・・・キャップ本体、2a…上部開口、3・・・閉止体、21…ヒンジ部、23…連結部、26…受け突起、26b…突出端面、26c…下面(傾斜面)、27・・・係止突起、28…接続位置、30…容器、31…口元部。

Claims (7)

  1. 筒状のキャップ本体と、該キャップ本体にヒンジ部を介して回動可能に取り付けられて該キャップ本体の上部開口を開閉する閉止体とを備え、
    前記キャップ本体には、該キャップ本体の径方向外方に突出する受け突起が形成され、
    前記閉止体は、前記上部開口を開放したときに前記受け突起に乗り上げて係止する係止突起を有し、
    前記受け突起は、前記係止突起が乗り上げる際に当接する傾斜面を有し、この傾斜面が、前記係止突起が乗り上げる方向に徐々に突出高さを増すように形成され、
    前記閉止体に対する前記ヒンジ部の接続位置は、係止突起が受け突起に係止した状態で、該ヒンジ部によって閉止体に加えられる引張力が開放方向に作用するようにされていることを特徴とするキャップ。
  2. 前記閉止体に対する前記ヒンジ部の接続位置は、係止突起が受け突起に係止した状態で、前記受け突起に対する前記係止突起の係止位置より低い位置にあることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記受け突起は、前記係止突起が乗り上げた状態で当接する突出端面を有し、この突出端面が略平坦に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
  4. 前記係止突起は、閉止状態からの前記閉止体の回動角度が180度を越えるときに前記受け突起に係止するように形成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のキャップ。
  5. 前記ヒンジ部が、前記キャップ本体と前記閉止体とを連結する2つの連結部からなり、
    これら連結部の周方向位置は、前記受け突起に対し一方側および他方側であることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載のキャップ。
  6. 容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた閉止装置であって、
    キャップが、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のものであることを特徴とする閉止装置。
  7. 請求項6に記載の閉止装置内に、飲料が充填されていることを特徴とする飲料入り閉止装置。
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