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JP4846699B2 - 遊技機 - Google Patents
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JP4846699B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、表面に遊技盤構成部材が装着された遊技盤と、該遊技盤を前方から着脱可能な状態で収納する遊技盤収納部と、遊技盤を遊技盤収納部内へ収納した状態でロックするロック機構とを備えたパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、その前面側に額縁状の遊技盤収納部を備え、該遊技盤収納部内に矩形状の遊技盤を着脱可能な状態で収納している。そして、遊技盤収納部内に操作レバーを備え、遊技盤にはレバー挿入孔を開設し、遊技盤収納部内に遊技盤を収納してレバー挿入孔に操作レバーを挿入し、この状態で操作レバーを回動して遊技盤を遊技盤収納部内に収納した状態でロックできるように構成されたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−244685号公報
ところで、近年では、遊技盤の表面に区画形成される遊技領域を拡大化して遊技の興趣を高めようとする傾向にある。そして、遊技盤の表面のうち遊技領域の外方に位置するスペース、詳しくは、遊技領域を区画する区画部材(言い換えると、遊技盤の一部となる遊技盤構成部材)が配置されるスペースが狭くなりがちであるが、この限られたスペースを有効に活用してパチンコ遊技機の内部構造を効率よく設定することが望まれている。しかしながら、上記特許文献に記載のパチンコ遊技機では、遊技領域の外方のうち操作レバーの前方に位置する部分を開放して操作レバーを操作可能とする必要がある。したがって、遊技盤収納部内に遊技盤を十分に保持する構成が実現できたとしても、操作レバーの前方には遊技盤を構成する遊技盤構成部材を配置することができず、遊技盤の表面の限られたスペースを有効に活用することができない。
そこで、本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技盤を遊技盤収納部へ十分に保持することができる構成を備えながらも、遊技盤の表面の限られたスペースを有効に活用することができる遊技機を提供しようとするものである。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは、表面に遊技盤構成部材が装着された遊技盤と、該遊技盤を前方から着脱可能な状態で収納する遊技盤収納部と、遊技盤を遊技盤収納部内へ収納した状態でロックするロック機構と、を備えた遊技機において、
前記ロック機構は、遊技盤に表裏方向へ貫通する状態で開設された盤側開口と、遊技盤収納部に前後方向へ貫通する状態で開設された収納側開口と、盤側開口および収納側開口に挿通される係止部材と、を備え、
該係止部材は、遊技盤に係止可能な盤側係止部と、遊技盤収納部に係止可能な収納側係止部と、盤側係止部と収納側係止部とを離間した状態で連結する連結軸と、を備え、該連結軸を中心にして当該係止部材を回動すると、盤側係止部を盤側開口の縁部へ係止するとともに収納側係止部を収納側開口の縁部へ係止し、
前記収納側係止部には、係止部材の回動操作を行うための操作ハンドルを備え、該操作ハンドルを遊技盤収納部の後方へ露出し、
前記盤側係止部を盤側開口および収納側開口へ通過可能な形状に設定するとともに、収納側係止部を収納側開口へ通過不能な形状に設定し、
前記盤側係止部を収納側開口へ挿通して遊技盤収納部内に配置するとともに、収納側係止部を収納側開口の縁部へ係止し、この状態で遊技盤を遊技盤収納部内へ収納して盤側係止部を盤側開口へ挿通するように構成され、
前記遊技盤には盤側凹部を当該遊技盤の表面から凹ませて形成し、該盤側凹部と前記盤側開口とを連通して、盤側凹部内に盤側係止部を遊技盤の表面よりも後方に位置する状態で収納し、盤側係止部および盤側凹部の前方に遊技盤構成部材を配置したことを特徴とする遊技機である。
請求項2に記載のものは、前記遊技盤は、前記盤側凹部を形成する被係止ベース部を備え、該被係止ベース部の後部に前記盤側開口を開設し、
前記被係止ベース部の前端部の外周には、遊技盤の表面側に掛合するフランジ部を外方へ向けて突設し、該フランジ部と遊技盤収納部との間に遊技盤を挟持可能としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3に記載のものは、前記係止部材は、盤側係止部を盤側開口へ通過不能な形状に設定するとともに、収納側係止部を盤側開口および収納側開口へ通過可能な形状に設定し、
前記収納側係止部を盤側開口へ挿通して遊技盤の裏面側に配置するとともに、盤側係止部を盤側開口の縁部へ係止し、この状態で遊技盤を遊技盤収納部内へ収納して収納側係止部を収納側開口へ挿通するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
請求項4に記載のものは、前記収納側開口の縁部には係合突起を突設し、
前記収納側係止部のうち収納側開口の縁部に係止し得る位置には、係合突起が係合可能な係合溝部を連結軸が中心となる円弧状に形成し、
該係合溝部の一端を外方へ開放して係合突起を挿入可能な挿入口とし、他端を閉塞して係合突起が係止される係止端とし、係合溝部の深さを挿入口から係止端へ向けて次第に浅く設定し、係合溝部のうち係止端側の深さを係合突起の突出高さよりも浅く設定したことを特徴とする請求項3に記載の遊技機である。
請求項5に記載のものは、前記遊技盤の裏面には、遊技盤に付属する付属部品が装着される装着ベースを備え、該装着ベースのうち盤側開口と収納側開口との間に位置する箇所にはベース側開口を係止部材が挿通可能な状態で開設し、
前記係止部材のうち盤側係止部と収納側係止部との間には、ベース側係止部を収納側係止部とは独立して連結軸周りに回動可能な状態で備え、連結軸を中心にしてベース側係止部を回動すると、該ベース側係止部をベース側開口の縁部へ係止するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機である。
請求項6に記載のものは、前記連結軸は、盤側係止部側に位置する第1軸部と、収納側係止部側に位置する第2軸部と、から構成され、
前記第1軸部は、一端をベース側係止部へ止着するとともに他端を盤側係止部へ止着して、盤側係止部およびベース側係止部と共回り可能とし、
前記第2軸部は、一端を収納側係止部へ止着して収納側係止部と共回り可能とし、
前記第2軸部の他端をベース側係止部へ回動自在な状態で軸着して、盤側係止部とベース側係止部と収納側係止部とを連結し、ベース側係止部を収納側係止部とは独立して回動可能としたことを特徴とする請求項5に記載の遊技機である。
請求項7に記載のものは、前記遊技盤の表面側には、フランジ部を嵌合可能なフランジ受溝部を形成し、
該フランジ受溝部のうち遊技盤の表裏方向に沿って設定される寸法を溝深さ寸法とし、
前記フランジ部のうち遊技盤の表裏方向に沿って設定される寸法をフランジ厚さ寸法とし、
前記溝深さ寸法をフランジ厚さ寸法以上に設定したことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の遊技機である。
本発明によれば、以下のような優れた効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、ロック機構は、遊技盤に表裏方向へ貫通する状態で開設された盤側開口と、遊技盤収納部に前後方向へ貫通する状態で開設された収納側開口と、盤側開口および収納側開口に挿通される係止部材とを備え、該係止部材は、遊技盤に係止可能な盤側係止部と、遊技盤収納部に係止可能な収納側係止部と、盤側係止部と収納側係止部とを離間した状態で連結する連結軸とを備え、該連結軸を中心にして当該係止部材を回動すると、盤側係止部を盤側開口の縁部へ係止するとともに収納側係止部を収納側開口の縁部へ係止し、収納側係止部には、係止部材の回動操作を行うための操作ハンドルを備え、該操作ハンドルを遊技盤収納部の後方へ露出し、遊技盤には盤側凹部を当該遊技盤の表面から凹ませて形成し、該盤側凹部と前記盤側開口とを連通して、盤側凹部内に盤側係止部を遊技盤の表面よりも後方に位置する状態で収納し、盤側係止部および盤側凹部の前方に遊技盤構成部材を配置したので、遊技盤を遊技盤収納部へ十分に保持することができる構成を備えながらも、遊技盤の表面の限られたスペースを有効に活用することができる。さらに、遊技盤の表面に区画形成される遊技領域を拡大し易い。また、ロック機構を遊技機の前方から見え難くすることができ、遊技機の装飾性が損なわれる不都合を抑え易い。
また、係止部材は、盤側係止部を盤側開口および収納側開口へ通過可能な形状に設定するとともに、収納側係止部を収納側開口へ通過不能な形状に設定し、盤側係止部を収納側開口へ挿通して遊技盤収納部内に配置するとともに、収納側係止部を収納側開口の縁部へ係止し、この状態で遊技盤を遊技盤収納部内へ収納して盤側係止部を盤側開口へ挿通するように構成したので、係止部材を予め遊技盤に備えておく必要がない。したがって、遊技盤の交換時に係止部材を別個に準備して新たな遊技盤に備える必要がなく、機種交換準備の手間や機種交換に掛かるコストの改善を図ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、遊技盤は、前記盤側凹部を形成する被係止ベース部を備え、該被係止ベース部の後部に前記盤側開口を開設し、被係止ベース部の前端部の外周には、遊技盤の表面側に掛合するフランジ部を外方へ向けて突設し、該フランジ部と遊技盤収納部との間に遊技盤を挟持可能としたので、遊技盤収納部内に遊技盤を確実に保持することができる。
請求項3に記載の発明によれば、係止部材は、盤側係止部を盤側開口へ通過不能な形状に設定するとともに、収納側係止部を盤側開口および収納側開口へ通過可能な形状に設定し、収納側係止部を盤側開口へ挿通して遊技盤の裏面側に配置するとともに、盤側係止部を盤側開口の縁部へ係止し、この状態で遊技盤を遊技盤収納部内へ収納して収納側係止部を収納側開口へ挿通するように構成したので、遊技盤を遊技盤収納部へ保持する手段の設定、ひいては、遊技機設計の自由度を広げることができる。
請求項4に記載の発明によれば、収納側開口の縁部には係合突起を突設し、収納側係止部のうち収納側開口の縁部に係止し得る位置には、係合突起が係合可能な係合溝部を連結軸が中心となる円弧状に形成し、該係合溝部の一端を外方へ開放して係合突起を挿入可能な挿入口とし、他端を閉塞して係合突起が係止される係止端とし、係合溝部の深さを挿入口から係止端へ向けて次第に浅く設定し、係合溝部のうち係止端側の深さを係合突起の突出高さよりも浅く設定したので、収納側係止部と遊技盤収納部との係合を確実に行うことができ、遊技盤のロック状態が不用意に解除される不都合をなくすことができる。
請求項5に記載の発明によれば、遊技盤の裏面には、遊技盤に付属する付属部品が装着される装着ベースを備え、該装着ベースのうち盤側開口と収納側開口との間に位置する箇所にはベース側開口を係止部材が挿通可能な状態で開設し、係止部材のうち盤側係止部と収納側係止部との間には、ベース側係止部を収納側係止部とは独立して連結軸周りに回動可能な状態で備え、連結軸を中心にしてベース側係止部を回動すると、該ベース側係止部をベース側開口の縁部へ係止するように構成したので、遊技盤に装着ベースを止着する構成をロック機構とは別個に設ける必要がなく、遊技盤の構成部品数を低く抑えることができる。
請求項6に記載の発明によれば、連結軸は、盤側係止部側に位置する第1軸部と、収納側係止部側に位置する第2軸部とから構成され、第1軸部は、一端をベース側係止部へ止着するとともに他端を盤側係止部へ止着して、盤側係止部およびベース側係止部と共回り可能とし、第2軸部は、一端を収納側係止部へ止着して収納側係止部と共回り可能とし、第2軸部の他端をベース側係止部へ回動自在な状態で軸着して、盤側係止部とベース側係止部と収納側係止部とを連結し、ベース側係止部を収納側係止部とは独立して回動可能としたので、簡単な構成で収納側係止部とは独立して回動可能なベース側係止部を実現することができる。
請求項7に記載の発明によれば、遊技盤の表面側には、フランジ部を嵌合可能なフランジ受溝部を形成し、該フランジ受溝部のうち遊技盤の表裏方向に沿って設定される寸法を溝深さ寸法とし、フランジ部のうち遊技盤の表裏方向に沿って設定される寸法をフランジ厚さ寸法とし、溝深さ寸法をフランジ厚さ寸法以上に設定したので、遊技盤の表面からフランジ部が突出することを避けることができ、盤側凹部の前方に遊技盤構成部材を配置し易い。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の斜視図、図2は遊技盤を取り外した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。
パチンコ遊技機1は、機枠(外枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、該前面枠3のベースとなる前面枠本体4に矩形状の遊技盤5を収納可能とし、該遊技盤5の表面には、略円形状の遊技領域6を区画形成している。また、前面枠3の前面側には、一側(図1中、左側)が軸着された透明部材保持枠9を開閉(回動)可能に設け、該透明部材保持枠9に透視可能な透明部材10を保持している。そして、透明部材保持枠9を閉じると、遊技盤5が透明部材保持枠9により覆われるとともに、透明部材10が遊技領域6の前方に配置され、透明部材10を通して遊技領域6を前方から視認できるように構成している。さらに、透明部材保持枠9の下方には、一側(図1中、左側)が前面枠3に軸着された上皿ユニット11を開閉(回動)可能に設け、該上皿ユニット11の下方には、下皿ユニット12を上皿ユニット11に対して左右方向にずれた位置に配置している。また、下皿ユニット12の左側に灰皿14を備え、下皿ユニット12の右側に、発射装置(図示せず)を操作するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)15を備えている。
前面枠本体4は、矩形状の開口部を上寄りに開設した合成樹脂製枠体であり、開口部の周縁に額縁状の遊技盤収納部18を備え、遊技盤収納部18内に遊技盤5を遊技盤収納部18の前方から着脱可能な状態で収納するように構成されている。また、遊技盤収納部18の下方に遊技盤載置部19を設け、該遊技盤載置部19に遊技盤5の下端を載置することで、遊技盤5の上下方向の位置を規制できるように構成されている。
遊技盤収納部18は、前面枠3の軸着側(図2中、左側)に軸着側壁部21を備えるとともに、軸着側とは反対の開放側(図2中、右側)に開放側壁部22を備えている。また、軸着側壁部21の上端部と開放側壁部22の上端部とを接続する状態で上側壁部23を備え、各側壁部21,22,23の後縁(すなわち遊技盤収納部18の後部)から内側に向かって背面壁部24を形成し、該背面壁部24に遊技盤5の裏面側を当接できるように構成されている。そして、遊技盤収納部18の軸着側壁部21(すなわち遊技盤収納部18の一側)には、遊技盤5の側部(図2中、左側部)を前方から掛合可能な掛合片25を上下2箇所に設けている。
遊技盤5は、図2および図3(c)に示すように、合板やプラスチックなどにより形成される略矩形状の遊技盤本体28と、該遊技盤本体28の表面の周縁部に装着され、遊技盤本体28の表面側に略円形の遊技領域6を区画形成する区画部材29(本発明における遊技盤構成部材の一種)と、遊技盤本体28の裏面側に止着された装着ベース30と、該装着ベース30の裏面側に装着されて遊技盤5に付属する遊技制御装置31等の付属部品とを備えて構成されている。また、遊技領域6内には、表示装置32や入賞口33等の役物を備え、遊技領域6の側方(図2中、左側方)には、遊技球を遊技盤5の外方(具体的には遊技盤5の下方に配置された発射装置)から遊技領域6へ案内する発射球案内流路34を形成している。さらに、区画部材29のうち遊技領域6を挟んで発射球案内流路34とは反対側に位置する部分には、ゴム製の緩衝部材35(本発明における遊技盤構成部材の一種)を遊技領域6に臨ませた状態で備え、発射球案内流路34から遊技領域6の上縁部に沿って飛翔してきた遊技球がこの緩衝部材35に衝突して下方の遊技領域6へ流下するように構成されている。
そして、パチンコ遊技機1は、区画部材29の側部の後方、具体的には、区画部材29のうち遊技領域6を挟んで掛合片25とは反対側に位置する側部(図2中、右側部)の上下両側の後方に、遊技盤5を遊技盤収納部18内へ収納した状態でロックするロック機構40を備えている。ロック機構40は、図3(a),(c),(d)および図4に示すように、遊技盤5に開設された盤側開口41と、遊技盤収納部18の背面壁部24に開設された収納側開口42と、盤側開口41および収納側開口42に挿通される係止部材43とを備えて構成されている。具体的に説明すると、遊技盤5は、遊技盤本体28のうち遊技盤収納部18内に収納された状態で開放側壁部22側に位置する上下両隅部に、矩形状の盤貫通口45を遊技盤5の表裏方向へ貫通し、該盤貫通口45には矩形状の被係止ベース部46を嵌合している。そして、被係止ベース部46を遊技盤5の表面に位置する部分から遊技盤5の裏面側へ向けて凹ませて盤側凹部47を形成し、該盤側凹部47の奧側に位置する区画壁(言い換えると被係止ベース部46のうち遊技盤5の裏面側に位置する後部)の中央部分を円形状に後方へ1段凹ませて被係止壁48とし、該被係止壁48に盤側開口41を横向き長穴状で開設している。さらに、該盤側開口41を遊技盤5の表裏方向へ貫通する状態で開設して、盤側開口41と盤側凹部47とを前後に連通し(図5(a),(b)参照)、盤側凹部47の前方に区画部材29を配置して盤側凹部47の前側開放口を閉塞している(図3(a)参照)。なお、区画部材29のうち、上側のロック機構40の前方に位置する部分には緩衝部材35を備えている。
また、図4および図5に示すように、被係止ベース部46の前端部の外周には、遊技盤5の表面側に掛合するフランジ部51を外方へ向けて突設し、盤貫通口45のうち遊技盤5の表面側の外周にはフランジ受溝部52を形成している。そして、フランジ部51をフランジ受溝部52へ嵌合するとともにビス等の止着部材53で止着して、被係止ベース部46が遊技盤5の盤貫通口45から脱落することを防いでいる。さらに、フランジ受溝部52のうち遊技盤5の表裏方向に沿って設定される寸法を溝深さ寸法FDとし、フランジ部51のうち遊技盤5の表裏方向に沿って設定される寸法をフランジ厚さ寸法FTとし、溝深さ寸法FDをフランジ厚さ寸法FT以上(詳しくはフランジ厚さ寸法FTと同じ寸法)に設定して、フランジ部51の前縁部が遊技盤5の表面から突出することを避けている(図3(a)参照)。
収納側開口42は、図3(d)に示すように、背面壁部24のうち盤側開口41が重合し得る箇所に背面壁部24の前後方向へ貫通する状態で開設されており、盤側開口41と同じ横向き長穴状および同じ大きさに設定されている。さらに、図3(a),(b)に示すように、背面壁部24の裏側のうち収納側開口42の周辺には、円環状の収容壁55を遊技盤本体28の後方へ向けて突設し、収容壁55で囲まれた領域内に係止部材43の一部を収容できるように構成されている。
係止部材43は、遊技盤5と遊技盤収納部18の背面壁部24とを係止するための部材である。そして、図6(a),(b)に示すように、遊技盤5に係止可能な盤側係止部60と、遊技盤収納部18に係止可能な収納側係止部61と、盤側係止部60と収納側係止部61とを前後方向へ離間した状態で連結する連結軸62とを備え、盤側開口41および収納側開口42に挿通された状態で連結軸62を中心にして回動できるように構成されている。さらに、連結軸62の長さ(前後方向の長さ)、すなわち盤側係止部60と収納側係止部61との離間距離を被係止壁48の厚さ(前後方向の厚さ)と背面壁部24の厚さ(前後方向の厚さ)との和よりも僅かに広く設定して、盤側係止部60と収納側係止部61との間に盤側開口41の縁部および収納側開口42の縁部を挟持した状態で回動できるように構成されている。
盤側係止部60は、係止部材43の前側に配置された長尺な部材であり、連結軸62とは直交する方向(言い換えると遊技盤5の表裏方向や遊技盤収納部18の前後方向とは直交する方向)へ延在し、盤側開口41および収納側開口42へ通過可能な形状、具体的には、正面(遊技盤5の前方)から見て盤側開口41および収納側開口42よりもひと回り小さい長円形状に設定されている。また、盤側係止部60の前後方向の厚さを盤側凹部47の前後方向の奥行き寸法よりも十分に薄く設定し、盤側凹部47内に収納された状態で盤側凹部47から前方へ突出することを避けている。そして、盤側係止部60の後側の中央部には連結軸62の前端を止着して、連結軸62と共回りするように構成されている。
また、収納側係止部61は、係止部材43の後側に配置された起立円板形状の部材であり、当該収納側係止部61の直径を収容壁55の内径よりもひと回り小さく、且つ収納側開口42の開口長さ(長手方向に沿った長さ)よりも大きく設定して、収容壁55の内側に収容可能であるとともに、収納側開口42へ通過不能な形状に構成されている。さらに、収納側係止部61の前面側の中心には連結軸62の後端を止着して、連結軸62および盤側係止部60と共回りするように構成されている。また、収納側係止部61の後面には、係止部材43の回動操作を行うための操作ハンドル63を盤側係止部60と平行になる延在状態で備えている。
このような構成を備えた係止部材43(ロック機構40)は、連結軸62を中心にして操作ハンドル63を遊技盤収納部18の後方から見て時計方向となる解除回動方向(図3(b)中、矢印Aで示す回動方向)へ回動操作して横向き状態にすると、盤側係止部60を横向きに寝かせた状態に設定してロック解除姿勢となり(図4参照)、盤側係止部60を盤側開口41および収納側開口42に対して挿脱することを許容する。また、ロック解除姿勢から操作ハンドル63を90度回動、詳しくは遊技盤収納部18の後方から見て反時計方向となるロック回動方向(図3(b)中、矢印Bで示す回動方向)に90度回動して縦向き起立状態にすると、盤側係止部60を縦向きに起立した状態に設定してロック姿勢となり(図3(a)参照)、盤側係止部60を盤側開口41および収納側開口42に対して挿脱することを規制する。
さらに、パチンコ遊技機1は、係止部材43の回動を規制してロック姿勢を維持し易い回動規制機構65を備えている。回動規制機構65は、被係止壁48に設けられた係合突起66と、盤側係止部60に設けられた係合溝部67とから構成されている。具体的に説明すると、図5(a)に示すように、被係止壁48の前面(盤側凹部47に臨ませた面)のうち盤側開口41の上方および下方に位置する縁部に係合突起66を被係止壁48の前方へ向けて突設し、図6(c)に示すように、盤側係止部60のうち盤側開口41の縁部に係止し得る位置、言い換えると盤側係止部60の後面には、係合突起66が係合可能な係合溝部67を連結軸62が中心となる円弧状に形成している。また、係合溝部67の一端、詳しくはロック回動方向Bの下流側に位置する端部を盤側係止部60の外方(ロック回動方向B)へ開放して挿入口67aとし、該挿入口67aから係合突起66を挿入できるように構成されている。さらに、係合溝部67の他端、詳しくはロック回動方向Bの上流側に位置する端部を閉塞して係止端67bとし、係止部材43がロック姿勢に変換した状態で係止端67bに係合突起66を係止するように構成されている。なお、盤側係止部60には、該盤側係止部60の長手方向の一端寄りおよび他端寄りに係合溝部67をそれぞれ2つずつ備え、被係止壁48には、盤側開口41の上方および下方に係合突起66をそれぞれ2つずつ備えている。
そして、図6(d)に示すように、係合溝部67の深さ(盤側係止部60の後面から係合溝部67の底部までの深さ)を挿入口67aから係止端67bへ向けて次第に浅く設定し、係合溝部67のうち挿入口67a側の深さLD1を係合突起66の被係止壁48からの突出高さLH(図5(c)参照)よりも深くして、係合突起66を挿入口67aへ挿入し易いように構成されている。また、係合溝部67のうち係止端67b側の深さLD2を係合突起66の突出高さLHよりも浅く設定し、係止端67bが係合突起66を盤側係止部60の後方へ向けて押圧して、被係止壁48を盤側係止部60から離す方向、すなわち収納側係止部61側へ押圧できるように構成されている。
次に、遊技盤収納部18内に遊技盤5を収納する手順について説明する。なお、前面枠3は、遊技盤収納部18の裏側を操作できる状態(例えば、機枠2に対して前面枠3を開いて前面枠3の裏側を露出させた状態)に変換しておく。また、ロック機構40においては、係止部材43をロック解除姿勢に設定し、この状態で盤側係止部60を収納側開口42へ背面壁部24の後方から挿通して遊技盤収納部18内に配置するとともに、収納側係止部61を収容壁55内に収容して収納側開口42の縁部へ係止しておき(図2および図7参照)、操作ハンドル63を遊技盤収納部18の後方へ露出して遊技盤収納部18の後方から係止部材43(ロック機構40)を操作できるようにしておく。このとき、収容壁55の内周面からストッパー(図示せず)を突設し、該ストッパーと背面壁部24との間で収納側係止部61を挟持すれば、収納側係止部61が収容壁55内から脱落する不都合、ひいては、ロック解除姿勢における盤側係止部60が収納側開口42から後方へ抜けて係止部材43が遊技盤収納部18から脱落する不都合を阻止することができて好適である。
遊技盤収納部18に遊技盤5を取り付けるには、まず、透明部材保持枠9を大きく開き、遊技領域6をパチンコ遊技機1の前方に向けた遊技盤5の側部(左側部)を掛合片25と背面壁部24との間に差し込んで遊技盤5の表面の側部に掛合片25を引っ掛ける。遊技盤5に掛合片25を引っ掛けたならば、遊技盤5の左側面を軸着側壁部21に押し当てるようにしながら遊技盤5の右側部を遊技盤収納部18内に押し入れ、遊技盤5の下端を遊技盤載置部19上に載置する。そして、遊技盤載置部19に遊技盤5を載せたならば、遊技盤5を十分に後退させて背面壁部24に遊技盤5の裏面および被係止壁48を当接し、遊技盤収納部18に遊技盤5を収納する。すると、掛合片25が遊技盤5を軸着側壁部21側へ向けて押圧して遊技盤収納部18内における遊技盤5の左右方向の位置が決まる。さらには、図7に示すように、遊技盤収納部18内に配置された盤側係止部60を当該盤側係止部60の前方から近づく盤側開口41へ通し、盤側凹部47の内部および区画部材29の後方に位置する。このとき、盤側係止部60は、盤側凹部47の奥行き寸法よりも薄い前後幅で形成されているので、遊技盤5の表面よりも後方に位置する状態で盤側凹部47内に収納される。したがって、盤側係止部60の前端が遊技盤5の表面よりも前方へ突出することがない。
盤側係止部60を盤側開口41に挿通して盤側凹部47内に収納し、盤側開口41および収納側開口42に連結軸62を挿通したならば、操作ハンドル63をロック回動方向Bへ回動操作して係止部材43をロック解除姿勢からロック姿勢へ変換する。すると、盤側係止部60が回動して被係止壁48の前面に重合する。この結果、係止部材43は、盤側係止部60を盤側開口41の縁部へ係止するとともに収納側係止部61を収納側開口42の縁部へ係止し、盤側係止部60と収納側係止部61との間に被係止壁48と背面壁部24とを前後に重合した状態で挟持する。したがって、遊技盤5を遊技盤収納部18内へ収納した状態でロックすることができる。さらに、図3(a)に示すように、フランジ部51と背面壁部24(遊技盤収納部18)との間に遊技盤5(詳しくは盤貫通口45の縁部)を挟持する。これにより、遊技盤収納部18内に遊技盤5を確実に保持することができる。
また、係止部材43をロック解除姿勢からロック姿勢へ変換する最中には、係合溝部67に係合突起66を挿入口67aから受け入れて係合し、この係合溝部67を当該係合溝部67内に係合突起66を摺動させながらロック回動方向Bへ回動する。そして、係止部材43をロック姿勢へ変換し終わると、係合溝部67の係止端67bに係合突起66を係止して、盤側係止部60、ひいては係止部材43がロック回動方向Bおよび解除回動方向Aへ回動することを規制し、さらには、係合突起66を盤側係止部60の後方へ向けて押圧し、被係止壁48を収納側係止部61へ押圧する。この結果、遊技盤収納部18内における遊技盤5の前後方向の位置決めを十分に行うことができる。また、係止端67bに係合突起66を係止することで、収納側係止部61と遊技盤収納部18との係合を確実に行うことができ、遊技盤5の保持状態が不用意に解除される不都合をなくすことができる。
ロック機構40により遊技盤5を遊技盤収納部18内に収納した状態でロックしたならば、透明部材保持枠9を閉じて遊技領域6を透明部材保持枠9で覆い、前面枠3が機枠2に対して開状態であれば前面枠3を閉じる。このような手順で遊技盤5を収納したパチンコ遊技機1は、ロック機構40の盤側係止部60の前方および遊技盤5の盤側凹部47の前方に区画部材29を配置している。したがって、遊技盤5を遊技盤収納部18へ十分に保持することができる構成を備えながらも、遊技盤5の表面の限られたスペースを有効に活用することができる。さらに、遊技盤5の表面に区画形成される遊技領域6を拡大し易い。また、ロック機構40をパチンコ遊技機1の前方から見え難くすることができ、パチンコ遊技機1の装飾性が損なわれる不都合を抑え易い。そして、係止部材43を遊技盤収納部18へ予め取り付け、この状態で遊技盤5を遊技盤収納部18内へ収納して盤側係止部60を盤側開口41へ挿通したので、係止部材43を予め遊技盤5に備えておく必要がない。したがって、遊技盤5の交換時に係止部材43を別個に準備して新たな遊技盤5に備える必要がなく、機種交換の準備の手間や機種交換に掛かるコストの改善を図ることができる。また、溝深さ寸法FDをフランジ厚さ寸法FT以上に設定しているので、遊技盤5の表面からフランジ部51が突出することを避けることができ、盤側凹部47の前方に区画部材29を配置し易い。
そして、遊技盤収納部18内に装着した遊技盤5を取り外す場合には、前記した操作とは逆の手順で行う。すなわち、前面枠3および透明部材保持枠9を開き、操作ハンドル63を解除回動方向Aへ回動操作して係止部材43をロック姿勢からロック解除姿勢へ変換して、係合突起66を係合溝部67から外す。係止部材43をロック解除姿勢へ変換したならば、遊技盤5の右側部を先に手前に引き出す。すると、被係止ベース部46の被係止壁48が背面壁部24から前方へ離間して盤側開口41から盤側係止部60を後方へ抜き出す。そして、遊技盤収納部18の左側部の掛合片25から遊技盤5の左側部を外して遊技盤5を手前に引き出す。このようにして、遊技盤5を容易に取り外すことができる。
ところで、上記実施形態では、ロック機構40の係止部材73を遊技盤収納部18へ予め取り付けて収納側係止部61を背面壁部24(収納側開口42の縁部)へ係止しておき、遊技盤収納部18内に遊技盤5を収納してから盤側係止部75を被係止壁48(盤側開口41の縁部)へ係止するように構成したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8に示す第2実施形態のロック機構70は、係止部材73を遊技盤5へ予め取り付けて盤側係止部75を被係止壁48(盤側開口41の縁部)へ常時係止しておき、遊技盤収納部18内に遊技盤5を収納してから収納側係止部76を背面壁部24(収納側開口42の縁部)へ係止するように構成している。また、第2実施形態におけるパチンコ遊技機1は、基本的には第1実施形態と同じであるが、ロック機構70の収納側開口42、係止部材73(詳しくは盤側係止部75および収納側係止部76)の構成、さらには回動規制機構80の構成が異なる。
具体的に説明すると、第2実施形態における収納側開口42は、図8(d)および図11(a)に示すように、背面壁部24のうち盤側開口41の中心部が重合し得る箇所に背面壁部24の前後方向へ貫通する状態で開設されており、盤側開口41と同じ大きさではあるが、盤側開口41とは直交する縦向き長穴状に設定されている。
盤側係止部75は、図9および図10(a)に示すように、起立円板形状を呈しており、当該盤側係止部75の直径を被係止壁48の直径よりもひと回り小さく、且つ盤側開口41の開口長さ(長手方向に沿った長さ)よりも大きく設定して、被係止壁48の凹み部分に嵌合可能であるとともに、盤側開口41へ通過不能な形状に構成されている。また、図8(a)に示すように、盤側係止部75の前後方向の厚さを盤側凹部47の前後方向の奥行き寸法よりも十分に薄く設定し、盤側凹部47内に収納された状態で盤側凹部47から前方へ突出することを避けている。さらに、収納側係止部76の後面側の中心には連結軸82の前端を止着して、連結軸82と共回りするように構成されている。
また、収納側係止部76は、図10(a),(b)に示すように、係止部材73の後側に配置された長尺な部材であり、連結軸82とは直交する方向へ延在し、盤側開口41および収納側開口42へ通過可能な形状、具体的には、正面(遊技盤5の前方)から見て盤側開口41および収納側開口42よりもひと回り小さい長円形状に設定されている。そして、盤側係止部75の前側の中央部には連結軸82の後端を止着して、連結軸82および盤側係止部75と共回りするように構成されている。さらに、盤側係止部75の後部には、係止部材73の回動操作を行うための操作ハンドル83を膨出している。
このような構成を備えた係止部材73(ロック機構70)は、連結軸82を中心にして操作ハンドル83を遊技盤収納部18の後方から見て反時計方向となる解除回動方向(図8(b)中、矢印Cで示す回動方向)へ回動操作して縦向き状態にすると、収納側係止部76を縦向き起立状態に設定してロック解除姿勢となり(図8(c)および図12参照)、収納側係止部76を収納側開口42に対して挿脱することを許容する。また、ロック解除姿勢から操作ハンドル83を90度回動、詳しくは遊技盤収納部18の後方から見て時計方向となるロック回動方向(図8(b)中、矢印Dで示す回動方向)に90度回動して横向き状態にすると、収納側係止部76を横向きに寝かせた状態に設定してロック姿勢となり(図8(a),(b)参照)、収納側係止部76を収納側開口42に対して挿脱することを規制する。なお、係止部材73を収納側開口42へ挿通していない状態でロック姿勢へ変換すると、収納側係止部76を盤側開口41に対して挿脱することを許容し(図9参照)、ロック解除姿勢へ変換すると、収納側係止部76を盤側開口41に対して挿脱することを規制する(図12参照)。
回動規制機構80は、背面壁部24に設けられた係合突起86と、収納側係止部76に設けられた係合溝部87とから構成されている。具体的に説明すると、背面壁部24の後面のうち収納側開口42の左右両側方に位置する縁部に係合突起86を背面壁部24の後方へ向けて突設し(図11(a),(b)参照)、収納側係止部76のうち収納側開口42の縁部に係止し得る位置、言い換えると収納側係止部76の前面には、係合突起86が係合可能な係合溝部87を連結軸82が中心となる円弧状に形成している(図10(b)参照)。また、係合溝部87の一端、詳しくはロック回動方向Dの下流側に位置する端部を収納側係止部76の外方(ロック回動方向D)へ開放して挿入口87aとし、該挿入口87aから係合突起86を挿入できるように構成されている。さらに、係合溝部87の他端、詳しくはロック回動方向Dの上流側に位置する端部を閉塞して係止端87bとし、係止部材73がロック姿勢に変換した状態で係止端87bに係合突起86を係止するように構成されている。なお、収納側係止部76には、該収納側係止部76の長手方向の一端寄りおよび他端寄りに係合溝部87をそれぞれ2つずつ備え、背面壁部24には、収納側開口42の左右両側方に係合突起86をそれぞれ2つずつ備えている。
そして、図10(c)に示すように、係合溝部87の深さ(収納側係止部76の前面から係合溝部87の底部までの深さ)を挿入口87aから係止端87bへ向けて次第に浅く設定し、係合溝部87のうち挿入口87a側の深さLD3を係合突起86の背面壁部24からの突出高さLH′(図11(b)参照)よりも深くして、係合突起86を挿入口87aへ挿入し易いように構成されている。また、係合溝部87のうち係止端87b側の深さLD4を係合突起86の突出高さLH′よりも浅く設定し、係合突起86が収納側係止部76、ひいては係止部材73を遊技盤収納部18の後方へ向けて押圧して、盤側係止部75および被係止壁48を背面壁部24へ押圧できるように構成されている。
次に、第2実施形態において遊技盤収納部18内に遊技盤5を収納する手順について説明する。なお、前面枠3は、遊技盤収納部18の裏側を操作できる状態(例えば、機枠2に対して前面枠3を開いて前面枠3の裏側を露出させた状態)に変換しておく。また、ロック機構70においては、係止部材73をロック姿勢に設定し、この状態で収納側係止部76を盤側開口41へ被係止壁48の前方から挿通して遊技盤5の裏面側に配置するとともに、盤側係止部75を盤側凹部47内に収容して盤側開口41の縁部へ係止しておく。さらに、係止部材73をロック解除姿勢に変換して収納側係止部76(係止部材73)が盤側開口41から抜け落ちないようにしておく。このとき、盤側係止部75は、盤側凹部47の奥行き寸法よりも薄い前後幅で形成されているので、遊技盤5の表面よりも後方に位置する状態で盤側凹部47内に収納される。したがって、盤側係止部75の前端が遊技盤5の表面よりも前方へ突出することがない。
遊技盤収納部18に遊技盤5を取り付けるには、まず、透明部材保持枠9を大きく開き、遊技領域6をパチンコ遊技機1の前方に向けた遊技盤5の側部(左側部)を掛合片25と背面壁部24との間に差し込んで遊技盤5の表面の側部に掛合片25を引っ掛け、遊技盤5の右側部を遊技盤収納部18内に押し入れ、遊技盤5の下端を遊技盤載置部19上に載置する。そして、遊技盤載置部19に遊技盤5を載せたならば、遊技盤5を十分に後退させて背面壁部24に遊技盤5の裏面および被係止壁48を当接し、遊技盤収納部18に遊技盤5を収納する。さらに、図12に示すように、遊技盤5の裏面側に突出した収納側係止部76を背面壁部24へ前方から近づけて収納側開口42へ通して収容壁55の内側に収容する。すると、操作ハンドル83が遊技盤収納部18の後方へ露出して遊技盤収納部18の後方から係止部材73(ロック機構70)を回動操作可能となる。
収納側係止部76を収納側開口42に挿通して収容壁55内に収容し、盤側開口41および収納側開口42に連結軸82を挿通したならば、操作ハンドル83をロック回動方向Dへ回動操作して係止部材73をロック解除姿勢からロック姿勢へ変換する。すると、収納側係止部76が回動して背面壁部24の後面に重合する。この結果、係止部材73は、盤側係止部75を盤側開口41の縁部へ係止するとともに収納側係止部76を収納側開口42の縁部へ係止し、盤側係止部75と収納側係止部76との間に被係止壁48と背面壁部24とを前後に重合した状態で挟持する。したがって、遊技盤5を遊技盤収納部18内へ収納した状態でロックすることができる。
また、係止部材73をロック解除姿勢からロック姿勢へ変換する最中には、係合溝部87に係合突起86を挿入口87aから受け入れて係合し、この係合溝部87を当該係合溝部87内に係合突起86を摺動させながらロック回動方向Dへ回動する。そして、係止部材73をロック姿勢へ変換し終わると、係合溝部87の係止端87bに係合突起86を係止して、収納側係止部76、ひいては係止部材73がロック回動方向Dおよび解除回動方向Cへ回動することを規制し、さらには、係合突起86が収納側係止部76を背面壁部24の後方へ向けて押圧して、盤側係止部75および被係止壁48を背面壁部24へ押圧する。この結果、遊技盤収納部18内における遊技盤5の前後方向の位置決めを十分に行うことができる。また、係止端87bに係合突起86を係止することで、収納側係止部76と遊技盤収納部18との係合を確実に行うことができ、遊技盤5の保持状態が不用意に解除される不都合をなくすことができる。
ロック機構70により遊技盤5を遊技盤収納部18内に収納した状態でロックしたならば、透明部材保持枠9を閉じて遊技領域6を透明部材保持枠9で覆い、前面枠3が機枠2に対して開状態であれば前面枠3を閉じる。このような手順で遊技盤5を収納した第2実施形態のパチンコ遊技機1においても、ロック機構70の盤側係止部75の前方および遊技盤5の盤側凹部47の前方に区画部材29を配置している。したがって、遊技盤5を遊技盤収納部18へ十分に保持することができる構成を備えながらも、遊技盤5の表面の限られたスペースを有効に活用することができる。そして係止部材73を遊技盤5へ予め取り付け、この状態で遊技盤5を遊技盤収納部18内へ収納して収納側係止部76を収納側開口42へ挿通したので、遊技盤5を遊技盤収納部18へ保持する手段の設定、ひいては、パチンコ遊技機1の設計の自由度を広げることができる。
ところで、上記各実施形態では、ロック機構40,70が遊技盤5と遊技盤収納部18とを係止したが、本発明はこれに限定されない。例えば、図13に示す第3実施形態においては、ロック機構90の係止部材93が遊技盤5と遊技盤収納部18と装着ベース30とを係止できるように構成されている点で上記実施形態と異なる。具体的に説明すると、第3実施形態におけるパチンコ遊技機1は、図13(a)〜(c)に示すように、遊技盤5の裏面に配置される装着ベース30を被係止ベース部46および盤貫通口45へ後方から被覆する大きさに設定し、装着ベース30の隅部のうち盤側開口41と収納側開口42との間に位置する箇所にはベース側開口95を係止部材93が挿通可能な状態で開設している。また、装着ベース30の裏面側のうちベース側開口95の周辺には、円環状のベース側収容壁96を装着ベース30の後方へ向けて突設し、ベース側収容壁96で囲まれた領域内に係止部材93の一部を収容可能とし、ベース側収容壁96の後端を背面壁部24に当接できるように構成されている。すなわち、ベース側収容壁96は、装着ベース30と背面壁部24とを離間するスペーサとして機能する。
そして、ロック機構90は、基本的には第2実施形態のロック機構70と同じであるが、収納側開口42の向きや係止部材93の連結軸98の構成が異なる。収納側開口42は、図13(d)に示すように、背面壁部24のうち盤側開口41の後方に位置し得る箇所に背面壁部24の前後方向へ貫通する状態で開設されており、盤側開口41と同じ横向き長穴状および同じ大きさに設定されている。また、背面壁部24の後面のうち収納側開口42の上方および下方に位置する縁部に係合突起86を背面壁部24の後方へ向けて突設している。
係止部材93は、図14に示すように、第2実施形態と同じ構成の盤側係止部75および収納側係止部76を備え、盤側係止部75と収納側係止部76とを第2実施形態とは異なる構成の連結軸98で連結している。さらに、連結軸98の中間部分、言い換えると盤側係止部75と収納側係止部76との間には、ベース側開口95の縁部へ係止可能なベース側係止部100を備えている。連結軸98は、盤側係止部75側に位置する第1軸部98aと、収納側係止部76側に位置する第2軸部98bとから構成されており、第1軸部98aと第2軸部98bとを同一直線上に配置している。また、第1軸部98aの後端(一端)をベース側係止部100の前面の中央部へ止着するとともに前端(他端)を盤側係止部75の後面側の中心へ止着して、盤側係止部75と第1軸部98aとベース側係止部100とが共回りするように構成されている。さらに、第2軸部98bの後端(一端)を収納側係止部76の前面側の中央部へ止着するとともに前端(他端)をベース側係止部100の前面の中央部へ回動自在な状態で軸着して、盤側係止部75とベース側係止部100と収納側係止部76とを連結し、収納側係止部76と第2軸部98bとが共回りするように構成されている。
そして、第1軸部98aの長さ(前後方向の長さ)、すなわち盤側係止部75とベース側係止部100との離間距離を被係止壁48の厚さ(前後方向の厚さ)と装着ベース30の厚さ(前後方向の厚さ)との和よりも僅かに広く設定して、盤側係止部75とベース側係止部100との間に盤側開口41の縁部およびベース側開口95の縁部を挟持した状態で回動できるように構成されている。また、第1軸部98aの前端から第2軸部98bの後端までの長さ、すなわち盤側係止部75と収納側係止部76との離間距離を被係止壁48の厚さ、装着ベース30の厚さ、ベース側収容壁96の突出長さ、および背面壁部24の厚さの和よりも僅かに広く設定して、盤側係止部75と収納側係止部76との間に盤側開口41の縁部、ベース側開口95の縁部、および収納側開口42の縁部を挟持した状態で収納側係止部76を回動できるように構成されている。
ベース側係止部100は、連結軸98とは直交する方向(言い換えると遊技盤5の表裏方向や装着ベース30の前後方向とは直交する方向)へ延在する部材であり、盤側開口41およびベース側開口95へ通過可能な形状、具体的には、正面(遊技盤5の前方)から見て盤側開口41およびベース側開口95よりもひと回り小さい長円形状に設定されている。また、ベース側係止部100の前後方向の厚さをベース側収容壁96の突出長さ、言い換えると遊技盤収納部18に遊技盤5を収納した状態における装着ベース30と背面壁部24との離間距離よりも薄く設定し、ベース側収容壁96内に収容された状態で背面壁部24に当接することを避けている。
さらに、ベース側係止部100は、当該ベース側係止部100の前側に位置する前側部100aと、後側に位置する後側部100bとをビス等の止着部材101で止着して構成されており、前側部100aに第1軸部98aおよび盤側係止部75を止着部材102で止着し、後側部100bには回動穴100cを開設し、該回動穴100cに第2軸部98bの前端を回動自在な状態で挿通している。そして、第2軸部98bの前端にストッパー103をビス104およびナット105等の止着具で止着して、第2軸部98bがベース側係止部100から脱落することを阻止している。
このような構成を備えたので、係止部材93は、ベース側係止部100と収納側係止部76とを連結し、ベース側係止部100を収納側係止部76とは独立して連結軸98の周りに回動できる。そして、連結軸98を中心にして収納側係止部76の操作ハンドル83を遊技盤収納部18の後方から見て反時計方向となる解除回動方向(図13(b)中、矢印Eで示す回動方向)へ回動操作して横向き状態にすると、収納側係止部76を横向きに寝かせた状態に設定してロック解除姿勢とし(図15(b)参照)、この収納側係止部76を収納側開口42に対して挿脱することを許容する。また、ロック解除姿勢から操作ハンドル83を90度回動、詳しくは遊技盤収納部18の後方から見て時計方向となるロック回動方向(図13(b)中、矢印Fで示す回動方向)に90度回動すると、収納側係止部76を縦向き起立状態に設定してロック姿勢とし(図13(a),(b)参照)、収納側係止部76を収納側開口42に対して挿脱することを規制する。なお、係止部材93を盤側開口41およびベース側開口95へ挿通しているが収納側開口42へ挿通していない状態で(図15(b)参照)、収納側係止部76をロック姿勢へ変換すると、収納側係止部76をベース側開口95に対して挿脱することを許容し、ロック解除姿勢へ変換すると、収納側係止部76をベース側開口95に対して挿脱することを規制する。また、係止部材93を盤側開口41へ挿通しているが収納側開口42およびベース側開口95へ挿通していない状態で(図15(a)参照)、収納側係止部76をロック姿勢へ変換すると、収納側係止部76を盤側開口41に対して挿脱することを規制し、ロック解除姿勢へ変換すると、収納側係止部76を盤側開口41に対して挿脱することを許容する。
さらに、連結軸98を中心にしてベース側係止部100を遊技盤収納部18の後方から見て反時計方向となる止着解除方向(図13(b)中、矢印Gで示す回動方向)へ回動操作して縦向き起立状態にすると、止着解除姿勢となり(図15(a)参照)、ベース側係止部100をベース側開口95に対して挿脱することを許容する。また、止着解除姿勢からベース側係止部100を90度回動、詳しくは遊技盤収納部18の後方から見て時計方向となる止着方向(図13(b)中、矢印Hで示す回動方向)に90度回動して横向きに寝かせた状態にすると、止着姿勢となり(図15(b)参照)、ベース側係止部100をベース側開口95に対して挿脱することを規制する。なお、係止部材93を盤側開口41へ挿通しているがベース側開口95へ挿通していない状態で(図15(a)参照)、ベース側係止部100を止着姿勢へ変換すると、ベース側係止部100を盤側開口41に対して挿脱することを許容し、止着解除姿勢へ変換すると、ベース側係止部100を盤側開口41に対して挿脱することを規制する。
そして、第3実施形態におけるパチンコ遊技機1は、ベース側係止部100の回動を規制して止着姿勢を維持し易い止着維持機構108を回動規制機構80とは別個に備えている。止着維持機構108は、装着ベース30に設けられたベース側係合突起109と、ベース側係止部100に設けられたベース側係合溝部110とから構成されている。具体的に説明すると、装着ベース30の後面のうちベース側開口95の左右両側方に位置する縁部にベース側係合突起109を装着ベース30の後方へ向けて突設し(図13(c)参照)、ベース側係止部100のうちベース側開口95の縁部に係止し得る位置、言い換えるとベース側係止部100の前面には、ベース側係合突起109が係合可能なベース側係合溝部110を連結軸98が中心となる円弧状に形成している(図14参照)。また、ベース側係合溝部110の一端、詳しくは止着方向Hの下流側に位置する端部をベース側係合溝部110の外方(止着方向H)へ開放して挿入口110aとし、該挿入口110aからベース側係合突起109を挿入できるように構成されている。さらに、ベース側係合溝部110の他端、詳しくは止着方向Hの上流側に位置する端部を閉塞して係止端110bとし、ベース側係止部100が止着姿勢に変換した状態で係止端110bにベース側係合突起109を係止するように構成されている。なお、ベース側係止部100には、該ベース側係止部100の長手方向の一端寄りおよび他端寄りにベース側係合溝部110をそれぞれ1つずつ備え、装着ベース30には、ベース側開口95の左右両側方にベース側係合突起109をそれぞれ1つずつ備えている。
そして、ベース側係合溝部110の深さ(ベース側係止部100の前面からベース側係合溝部110の底部までの深さ)を挿入口110aから係止端110bへ向けて次第に浅く設定し、ベース側係合溝部110のうち挿入口110a側の深さをベース側係合突起109の装着ベース30からの突出高さよりも深くして、ベース側係合突起109を挿入口110aへ挿入し易いように構成されている。また、ベース側係合溝部110のうち係止端110b側の深さをベース側係合突起109の突出高さよりも浅く設定し、ベース側係合突起109がベース側係止部100、ひいては係止部材93を装着ベース30の後方へ向けて押圧して、盤側係止部75および被係止壁48を装着ベース30へ押圧できるように構成されている。
このような構成のロック機構90等を備えて遊技盤本体28に装着ベース30を止着するには、まず、係止部材93のベース側係止部100を止着姿勢(横向き姿勢)に設定するとともに収納側係止部76をロック解除姿勢(横向き姿勢)に設定し、この状態で収納側係止部76およびベース側係止部100を盤側開口41へ被係止壁48の前方から挿通して遊技盤本体28の裏面側に配置するとともに、盤側係止部75を盤側凹部47内に収容して盤側開口41の縁部へ係止する。盤側係止部75を盤側開口41の縁部へ係止したならば、連結軸98を中心にベース側係止部100を止着解除方向Gへ回動して止着解除姿勢(縦向き姿勢)に設定するとともに、収納側係止部76を回動(例えば解除回動方向Eへ90度回動)してロック姿勢(縦向き姿勢)に設定する(図15(a)参照)。そして、遊技盤本体28の後部に装着ベース30を重合し、収納側係止部76およびベース側係止部100をベース側開口95へ通して装着ベース30の後方に配置し、この状態でベース側係止部100を止着方向Hへ回動して止着姿勢(横向き姿勢)へ変換するとともに、収納側係止部76を90度回動(例えばロック回動方向Fへ90度回動)してロック解除姿勢(横向き姿勢)へ変換する。すると、ベース側係止部100が装着ベース30の後面に重合する。この結果、係止部材93は、盤側係止部75を盤側開口41の縁部へ係止するとともにベース側係止部100をベース側開口95の縁部へ係止し、盤側係止部75とベース側係止部100との間に被係止壁48と装着ベース30とを前後に重合した状態で挟持する。このようにして、遊技盤本体28に装着ベース30を止着することができる。
また、ベース側係止部100を止着解除姿勢から止着姿勢へ変換する最中には、ベース側係合溝部110にベース側係合突起109を挿入口110aから受け入れて係合し、このベース側係合溝部110を当該ベース側係合溝部110内にベース側係合突起109を摺動させながら連結軸98を中心に止着方向Hへ回動する。そして、ベース側係止部100を止着姿勢へ変換し終わると、ベース側係合溝部110の係止端110bにベース側係合突起109を係止して、ベース側係止部100が止着方向Hおよび止着解除方向Gへ回動することを規制し、さらには、ベース側係合突起109がベース側係止部100、ひいては係止部材93を装着ベース30の後方へ向けて押圧して、盤側係止部75および被係止壁48を装着ベース30へ押圧する。この結果、遊技盤本体28に装着ベース30を十分に押し付けて止着することができる。また、係止端110bにベース側係合突起109を係止することで、ベース側係止部100と装着ベース30との係合を確実に行うことができ、装着ベース30の止着状態が不用意に解除される不都合をなくすことができる。
そして、装着ベース30が止着された遊技盤5を遊技盤収納部18へ収納するには、まず、透明部材保持枠9を大きく開き、遊技領域6をパチンコ遊技機1の前方に向けた遊技盤5の側部(左側部)を掛合片25と背面壁部24との間に差し込んで遊技盤5の表面の側部に掛合片25を引っ掛け、遊技盤5の右側部を遊技盤収納部18内に押し入れ、遊技盤5の下端を遊技盤載置部19上に載置する。そして、遊技盤載置部19に遊技盤5を載せたならば、遊技盤5を十分に後退させて背面壁部24に遊技盤5の裏面、詳しくは装着ベース30のベース側収容壁96の後端を当接し、遊技盤収納部18に遊技盤5を収納する。さらに、図15(b)に示すように、ベース側収容壁96から後方へ突出した収納側係止部76を背面壁部24へ前方から近づけて収納側開口42へ通して収容壁55の内側に収容する。すると、操作ハンドル83が遊技盤収納部18の後方へ露出して遊技盤収納部18の後方から係止部材93(ロック機構90)を操作可能となる。
収納側係止部76を収納側開口42に挿通して収容壁55内に収容したならば、操作ハンドル83をロック回動方向Fへ回動操作して収納側係止部76をロック解除姿勢からロック姿勢へ変換する。すると、収納側係止部76が背面壁部24の後面に重合する。この結果、係止部材93は、盤側係止部75を盤側開口41の縁部へ係止するとともに収納側係止部76を収納側開口42の縁部へ係止し、遊技盤5を遊技盤収納部18内へ収納した状態でロックすることができる。ロック機構90により遊技盤5を遊技盤収納部18内に収納した状態でロックしたならば、透明部材保持枠9を閉じて遊技領域6を透明部材保持枠9で覆い、前面枠3が機枠2に対して開状態であれば前面枠3を閉じる。このような手順で遊技盤5を収納した第3実施形態のパチンコ遊技機1においては、遊技盤5に装着ベース30を止着する構成をロック機構90とは別個に設ける必要がなく、遊技盤5の構成部品数を低く抑えることができる。また、簡単な構成で収納側係止部76とは独立して回動可能なベース側係止部100を実現することができる。
ところで、ロック機構は、遊技領域6内を飛翔する遊技球の衝突を利用して、ロック姿勢を維持できるようにしてもよい。例えば、図16に示す第4実施形態のロック機構70は、基本的には第2実施形態と同じ構成であるが、係止部材73に緩衝部材を接続した点で異なる。具体的に説明すると、第4実施形態における遊技盤5は、区画部材29のうちロック機構70(詳しくは遊技盤5の上側に位置するロック機構70)の前方に配置された部分を切り欠いて球進入空間部115を形成し、該球進入空間部115を遊技領域6へ連通して遊技球が進入できるように構成されている。また、盤側係止部75の前面側の中央部、言い換えると連結軸82の延長線上には延長ロッド116を球進入空間部115に到達するまで前方へ向けて延設し、該延長ロッド116の前端に短冊状の止着基部118を止着し、係止部材43をロック姿勢とした状態で止着基部118が縦向きに延在するように設定されている。そして、止着基部118の前側にはゴム製の緩衝部材119を止着部材120で止着し、緩衝部材119の側部を球進入空間部115に臨ませている。さらに、被係止ベース部46の前端には盤側凹部47の前側を閉塞する蓋部121を備えて遊技球が盤側凹部47へ進入することを阻止し、蓋部121の上部には回動ストッパー122を着脱可能な状態で突設し、該回動ストッパー122を緩衝部材119のうち延長ロッド116よりも上方に位置する上部の側面にロック回動方向Dの上流側(図16(a)中、左側)から当接して緩衝部材119、延長ロッド116、係止部材73が解除回動方向Cへ回動することを阻止している。なお、遊技盤5を遊技盤収納部18から取り外す際には、回動ストッパー122を蓋部121から外して係止部材43を解除回動方向Cへ回動操作できるようになっている。
このような構成を備えて、遊技領域6を飛翔する遊技球が球進入空間部115へ進入し、緩衝部材119の上部へロック回動方向Dの上流側から衝突すると、この遊技球は、緩衝部材119で跳ね返って下方の遊技領域6へ流下する。また、緩衝部材119が遊技球から受けた衝撃により、緩衝部材119および延長ロッド116には、ロック回動方向Dの回転モーメントが延長ロッド116(すなわち連結軸82の延長線上)を中心にして発生し、この回転モーメントが延長ロッド116から係止部材73へ伝達される。この結果、係止部材73は、ロック回動方向Dへ回動する方向へ付勢される。したがって、ロック機構70は、回動ストッパー122と緩衝部材119との係合により係止部材73が解除回動方向Cへの回動を阻止するだけではなく、仮に係止部材73が不用意に解除回動方向Cへ回動してしまったとしても、遊技球の飛翔勢を利用して係止部材73をロック姿勢に戻すことができる。
ところで、上記各実施形態では、盤側係止部および盤側凹部47の前方に区画部材29および緩衝部材35,119を配置したが、本発明はこれに限定されず、遊技盤5の一部を構成する遊技盤構成部材であれば、どのようなものを配置してもよい。また、遊技盤5に被係止ベース部46を装着し、該被係止ベース部46に盤側凹部47および盤側開口41を形成したが、本発明はこれに限定されず、被係止ベース部を設けずに盤側凹部および盤側開口を形成してもよい。例えば、遊技盤本体28の隅部を表面から裏面へ向けて凹ませて盤側凹部を形成し、該盤側凹部の奥面に盤側開口を開設してもよい。
そして、上記した実施形態は、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、表面に遊技盤構成部材が装着された遊技盤と、該遊技盤を前方から着脱可能な状態で収納する遊技盤収納部と、遊技盤を遊技盤収納部内へ収納した状態でロックするロック機構とを備えた遊技機であればどのような遊技機でもよい。例えば、封入球式パチンコ機、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機等の遊技機であってもよい。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
パチンコ遊技機の斜視図である。 遊技盤を取り外した状態のパチンコ遊技機の斜視図である。 (a)はロック機構の断面図、(b)はロック機構の後方から見た斜視図、(c)は盤側開口の位置を示す遊技盤の説明図、(d)は収納側開口の位置を示す前面枠本体の説明図である。 ロック機構の分解斜視図である。 被係止ベース部の説明図であり、(a)は正面図、(b)は後方から見た斜視図、(c)は部分断面図である。 係止部材の説明図であり、(a)は後方から見た斜視図、(b)は前方から見た斜視図、(c)は盤側係止部の背面図、(d)は係合溝部の断面図である。 遊技盤を遊技盤収納部の背面壁部へ近づける状態の説明図である。 第2実施形態の説明図であり、(a)はロック機構の断面図、(b)はロック機構の後方から見た斜視図、(c)は盤側開口の位置を示す遊技盤の説明図、(d)は収納側開口の位置を示す前面枠本体の説明図である。 第2実施形態におけるロック機構の分解斜視図である。 第2実施形態における係止部材の説明図であり、(a)は後方から見た斜視図、(b)は収納側係止部の正面図、(d)は係合溝部の断面図である。 第2実施形態における収納側開口の説明図であり、(a)は背面図、(b)は断面図である。 第2実施形態において遊技盤を遊技盤収納部の背面壁部へ近づける状態の説明図である。 第3実施形態の説明図であり、(a)はロック機構の断面図、(b)はロック機構の後方から見た斜視図、(c)はベース側開口の背面図、(d)は収納側開口の背面図である。 第3実施形態における被係止ベース部の斜視図および係止部材の分解斜視図である。 (a)は第3実施形態において遊技盤本体に装着ベースを近づける状態の説明図、(b)は遊技盤を遊技盤収納部の背面壁部へ近づける状態の説明図である。 第4実施形態の説明図であり、(a)は緩衝部材を接続したロック機構の正面図、(b)は断面図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
4 前面枠本体
5 遊技盤
6 遊技領域
18 遊技盤収納部
24 背面壁部
28 遊技盤本体
29 区画部材
30 装着ベース
35 緩衝部材
40 ロック機構
41 盤側開口
42 収納側開口
43 係止部材
46 被係止ベース部
47 盤側凹部
48 被係止壁
51 フランジ部
52 フランジ受溝部
60 盤側係止部
61 収納側係止部
62 連結軸
63 操作ハンドル
66 係合突起
67 係合溝部
67a 挿入口
67b 係止端
70 ロック機構
73 係止部材
75 盤側係止部
76 収納側係止部
80 回動規制機構
82 連結軸
83 操作ハンドル
86 係合突起
87 係合溝部
87a 挿入口
87b 係止端
90 ロック機構
93 係止部材
95 ベース側開口
96 ベース側収容壁
98 連結軸
100 ベース側係止部
108 止着維持機構
109 ベース側係合突起
110 ベース側係合溝部
110a 挿入口
110b 係止端
115 球進入空間部
119 緩衝部材
122 回動ストッパー

Claims (7)

  1. 表面に遊技盤構成部材が装着された遊技盤と、該遊技盤を前方から着脱可能な状態で収納する遊技盤収納部と、遊技盤を遊技盤収納部内へ収納した状態でロックするロック機構と、を備えた遊技機において、
    前記ロック機構は、遊技盤に表裏方向へ貫通する状態で開設された盤側開口と、遊技盤収納部に前後方向へ貫通する状態で開設された収納側開口と、盤側開口および収納側開口に挿通される係止部材と、を備え、
    該係止部材は、遊技盤に係止可能な盤側係止部と、遊技盤収納部に係止可能な収納側係止部と、盤側係止部と収納側係止部とを離間した状態で連結する連結軸と、を備え、該連結軸を中心にして当該係止部材を回動すると、盤側係止部を盤側開口の縁部へ係止するとともに収納側係止部を収納側開口の縁部へ係止し、
    前記収納側係止部には、係止部材の回動操作を行うための操作ハンドルを備え、該操作ハンドルを遊技盤収納部の後方へ露出し、
    前記盤側係止部を盤側開口および収納側開口へ通過可能な形状に設定するとともに、収納側係止部を収納側開口へ通過不能な形状に設定し、
    前記盤側係止部を収納側開口へ挿通して遊技盤収納部内に配置するとともに、収納側係止部を収納側開口の縁部へ係止し、この状態で遊技盤を遊技盤収納部内へ収納して盤側係止部を盤側開口へ挿通するように構成され、
    前記遊技盤には盤側凹部を当該遊技盤の表面から凹ませて形成し、該盤側凹部と前記盤側開口とを連通して、盤側凹部内に盤側係止部を遊技盤の表面よりも後方に位置する状態で収納し、盤側係止部および盤側凹部の前方に遊技盤構成部材を配置したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記遊技盤は、前記盤側凹部を形成する被係止ベース部を備え、該被係止ベース部の後部に前記盤側開口を開設し、
    前記被係止ベース部の前端部の外周には、遊技盤の表面側に掛合するフランジ部を外方へ向けて突設し、該フランジ部と遊技盤収納部との間に遊技盤を挟持可能としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記係止部材は、盤側係止部を盤側開口へ通過不能な形状に設定するとともに、収納側係止部を盤側開口および収納側開口へ通過可能な形状に設定し、
    前記収納側係止部を盤側開口へ挿通して遊技盤の裏面側に配置するとともに、盤側係止部を盤側開口の縁部へ係止し、この状態で遊技盤を遊技盤収納部内へ収納して収納側係止部を収納側開口へ挿通するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記収納側開口の縁部には係合突起を突設し、
    前記収納側係止部のうち収納側開口の縁部に係止し得る位置には、係合突起が係合可能な係合溝部を連結軸が中心となる円弧状に形成し、
    該係合溝部の一端を外方へ開放して係合突起を挿入可能な挿入口とし、他端を閉塞して係合突起が係止される係止端とし、係合溝部の深さを挿入口から係止端へ向けて次第に浅く設定し、係合溝部のうち係止端側の深さを係合突起の突出高さよりも浅く設定したことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記遊技盤の裏面には、遊技盤に付属する付属部品が装着される装着ベースを備え、該装着ベースのうち盤側開口と収納側開口との間に位置する箇所にはベース側開口を係止部材が挿通可能な状態で開設し、
    前記係止部材のうち盤側係止部と収納側係止部との間には、ベース側係止部を収納側係止部とは独立して連結軸周りに回動可能な状態で備え、連結軸を中心にしてベース側係止部を回動すると、該ベース側係止部をベース側開口の縁部へ係止するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  6. 前記連結軸は、盤側係止部側に位置する第1軸部と、収納側係止部側に位置する第2軸部と、から構成され、
    前記第1軸部は、一端をベース側係止部へ止着するとともに他端を盤側係止部へ止着して、盤側係止部およびベース側係止部と共回り可能とし、
    前記第2軸部は、一端を収納側係止部へ止着して収納側係止部と共回り可能とし、
    前記第2軸部の他端をベース側係止部へ回動自在な状態で軸着して、盤側係止部とベース側係止部と収納側係止部とを連結し、ベース側係止部を収納側係止部とは独立して回動可能としたことを特徴とする請求項5に記載の遊技機。
  7. 前記遊技盤の表面側には、フランジ部を嵌合可能なフランジ受溝部を形成し、
    該フランジ受溝部のうち遊技盤の表裏方向に沿って設定される寸法を溝深さ寸法とし、
    前記フランジ部のうち遊技盤の表裏方向に沿って設定される寸法をフランジ厚さ寸法とし、
    前記溝深さ寸法をフランジ厚さ寸法以上に設定したことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載の遊技機。
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