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JP4847466B2 - 受信シーケンスの到着時間を決定するための装置および方法 - Google Patents
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JP4847466B2 - 受信シーケンスの到着時間を決定するための装置および方法 - Google Patents

受信シーケンスの到着時間を決定するための装置および方法 Download PDF

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Description

本発明は、受信機において受信シーケンスの到着時間を決定するための装置および方法に関し、特にデジタル伝送システムに採用可能な装置および方法に関する。
デジタル伝送システムにおいて、受信機が送信機から送られてくるデジタル信号に同期できるように、送信機は受信機にとって既知のデジタル信号を送信する。送信されてきた信号の正確な到着時間(TOA)を決定するのは、受信機のタスクである。
到着時間を決定するために、デジタル受信信号と既知のデジタル送信信号との間の相互相関が計算される。
図5は、受信信号と受信機に格納される送信信号との連続した相関関係から計算され、時間に沿ってプロットされた相関シーケンス414を示す。図5に示す相関シーケンス414の相関ピークは、格納された送信シーケンスと受信シーケンスとが一致していることを示す。相関シーケンス414から受信シーケンスの到着時間を決定するために、相関シーケンス414の相関度最大点が検出され、相関度最大点の位置から受信信号の到着時間が決定される。図5には2つの主最大点422、422’が示され、これらに対して受信シーケンスの到着時間を示すトリガー信号が1にセットされている。最大点422、422’の間にあるさらなる主最大点は、多重伝搬により生じたものなので、到着時間の計算には考慮されない。
相関度値の所定範囲内またはインデックス1の相関信号の所定範囲内の相関度最大点をそれぞれ検索する場合、その所定範囲内に存在するすべての相関度の最大点を決定することによって相関度最大点を決定することができる。連続する信号、すなわちサンプルのストリームについて相関度最大点を検索する場合、今しがた計算された相関度が、該当する極大点に相当するのかどうかを連続的に評価しなければならない。このような極大点を決定するために、固定された閾値を、評価される相関度がその閾値を上回る場合には相関度最大点が存在するとするルールと共に用いることがある。
相関シーケンスの主最大値による到着時間の決定は、変化する伝送チャンネルに適応の可能性がないので、柔軟性に欠け不正確である。さらに、相関シーケンスの主最大点は、多重伝搬についての影響を受けやすい。これは、後続パスが最大点に大きな影響を与え、その位置をシフトし、到着時間を乱すことを意味する。さらに、主最大点は、ノイズに弱い。したがって、相関度最大点が誤検出された場合、受信シーケンスの到着時間が相関度最大点から非常に不正確に決定されたり、到着時間が誤決定されたりすることがある。到着時間の誤決定の結果、送信機と受信機との間の同期が取れなかったり、受信シーケンスの正確な到着時間が決定できない不正確な同期化しか行われない場合、誤ったデータ伝送が生じたりすることがある。
欧州特許出願公開第1089452A1号によれば、到着時間が相互相関関数の主最大点から決定される。このために、相関最大点の実際の位置にできるだけ近くにある相関シーケンスの3つのサンプルが選択される。これらの3つの値から、相関最大点の実際の位置がサンプルの一部分として推定される。
欧州特許第0933882A2号は、離散波形のピークを認識するための回路について説明している。このために、最大点を形成することができる近似関数が、時間離散値にわたって形成される。また、最大点は、近似関数の導関数のゼロ交差点を形成することによって決定される。
米国特許出願公開第2003/0215035A1号によれば、相関シーケンスの主最大点である相関パルスが、信号の到着時間を決定するために用いられる。多重伝送の効果を補償するために、最初にマルチパス信号の種類と強さとが決定され、次に、相関ファクタが主最大点の位置に加えられる。
米国特許出願公開第2004/0203871A1号によれば、相関値が到着時間を決定するために適しているかどうかが、事前予備推定手段によって見出される。相関カーブのエリアのサイズ最大相関値によって境界されると2つの直接隣接した相関値が推定に役立つ。
国際公開第03/001699A1号は、到着時間のエラーの低減のために用いることができる、相関パルスの幅を計算しさらにそれから相関ファクタを計算することによって到着時間の計算におけるエラーを低減する方法ついて説明している。
本発明の目的は、到着時間の確実な決定を可能にする、受信シーケンスの到着時間を決定するための装置、方法およびコンピュータプログラムを提供することである。
この目的は、請求項1に記載の到着時間を決定するための装置、請求項に記載の受信シーケンスの到着時間を決定するための方法および請求項に記載の受信シーケンスの到着時間を決定するためのコンピュータプログラムによって達成される。
本発明は、受信機において受信シーケンスの到着時間を決定するための装置を提供し、その装置は、
受信シーケンスと送信シーケンスとの相関関係から相関シーケンスを決定するように構成される相関手段であって、その相関シーケンスは主最大点を有するピーク形状と少なくとも1つのサイド極大点とを含む、相関手段と、
一方側がサイド極大点で、他方側がピーク形状で境界される区間内に位置する相関シーケンスのポイントを決定するように構成され、さらにそのポイントに基づいて到着時間を決定するように構成される処理手段とを備える。
本発明は、受信機において受信シーケンスの到着時間を決定するための方法をさらに提供し、その方法は、
受信シーケンスと送信シーケンスとの相関関係から相関シーケンスを決定するステップであって、相関シーケンスは主最大点を有するピーク形状と少なくとも1つのサイド極大点とを含む、ステップと、
一方側がサイド極大点で、他方側がピーク形状で境界される区間内に位置する相関シーケンスのポイントを決定し、さらにそのポイントに基づいて到着時間を決定するステップとを備える。
本発明は、受信機において受信シーケンスの到着時間の決定を、相関シーケンスの主最大点に基づいて行うのではなく、主最大点の前後の区間内に位置するポイントに基づいて行う方が有利であるとの知見に基づいている。受信シーケンスは、受信機によって受信される信号の一部とすればよい。到着時間は、受信シーケンスが受信機内に到着した時間ポイント、または、受信シーケンスが受信機によって検出された時間ポイントを示す。到着時間は、たとえば、絶対時間情報とすることも、または、トリガー時間ポイントとすることもできる。そのポイントは、相関シーケンスの値とすることも、または、相関シーケンスの2つの相関値の間に配置されるポイントとすることもできる。
主最大点の前後の区間内のポイントの使用は、そのようなポイントが主最大点自体に比べて多重伝搬についての影響を受けにくいように有利である。これは、そのようなポイントに対しては最大点に対するよりも後続パスの影響が少ないことを意味する。さらに、主最大点の前後のポイントは、ノイズに対してより頑強である。これは、主最大点自体を用いるよりも主最大点の前後の区間中のポイントを用いる方が、より正確に到着時間を決定することができることを意味する。
1つの実施の形態によれば、その区間は、主最大点より時間的に前に配置される。すなわち、到着時間の決定のために、主最大点に関連する相関値より時間的に前に決定された相関値に対応するポイントだけが用いられる。これは、主最大点より前の多重伝搬の影響が、主最大点自体または後続する相関値に対する影響よりも小さいので、より確実に到着時間を決定できるという点において有利である。
1つの実施の形態によれば、そのポイントは、相関値シーケンス上の最大勾配の位置である反転点(変曲点)、または、相関値シーケンスの極値(たとえば最大点)である。ポイントを決定するために、相関シーケンスの一次および二次微分が決定でき、そのポイントを極値またはその微分のゼロ交差点とすることができる。
1つの実施の形態によれば、主最大点の決定後においてだけ、そのポイントが検索される。これは、到着ポイントが実際に決定されたときにだけポイントを計算するためのステップを実施すればよいという利点がある。少なくとも主最大点の存在によって、検索される受信シーケンスが受信された確率は高くなる。ここで、いくつかの反転点が存在することがあるが、すべてが有効とは限らないことに注意すべきである。
別の実施の形態によれば、到着時間を決定するための基準を満たす可能なポイントが相関シーケンスから連続的に決定される。相関最大点の決定の結果として、最後に決定されるポイントが、到着時間が決定されるポイントとして決定される。可能なポイントの連続的な決定には、主最大点が決定される前に既にポイントが決定されているので、到着時間を非常に迅速に決定できるという利点がある。
別の実施の形態によれば、到着時間を極めて正確に決定できるようにするために、相関シーケンスが補間される。
別の実施の形態によれば、可能な時間ポイントを決定することができない場合、相関シーケンスの主最大点に基づいて到着時間が決定される。これは、正確ではないにしても、一時的に行われるさらなる処理を用いて、少なくとも到着時間が決定されるという利点を有する。
以下に、本発明の好適な実施の形態が添付図面を参照してより詳細に説明されるが、これらの図面としては:
図1は、本発明の実施の形態による受信シーケンスの到着時間を決定するための装置の概略図を示し、
図2は、本発明の実施の形態による相関関係のグラフ図を示し、
図3aは、本発明の実施の形態による補間手段の概略図を示し、
図3bは、図3aで用いられるフィルタ係数の概観を示し、
図4は、本発明の実施の形態による到着時間を決定するための装置を有する受信機の概略図を示し、
図5は、従来技術による相関シーケンスのグラフ図を示す。
以下の本発明の好適な実施の形態の説明において、各種図面に図示された同様なエレメントに対しては、同様なまたは類似の番号を用い、これらエレメントの重複した説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態による受信シーケンスの到着時間を決定するための装置の概略図である。この装置は、相関手段102および処理手段104を備える。相関手段102は、受信シーケンス112を受信するように構成される。さらに、相関手段102は、送信シーケンス112を受信するように構成され、送信シーケンス113を格納するための記憶手段(図示せず)を含む。相関手段102は、受信シーケンス112と送信シーケンス113との間の相関関係を実行し、受信シーケンス112と伝送シーケンス113との相関関係から得られる相関シーケンス114を処理手段104に提供するように構成される。処理手段104は、相関シーケンス114の主最大点に隣接する区間内のポイントを決定し、さらにその受信シーケンス112の到着を定めるこのポイントに基づいて到着時間116を計算し提供するように構成される。この主最大点は、この区間の一部でなく、または、主最大点を表す相関値は、ポイントを決定する際に除外される。
この実施の形態によれば、受信シーケンスの到着時間を決定するための装置は、デジタル伝送システムの受信機中に配置される。受信シーケンス112は、送信機と受信機とを同期するために用いることができる。このために、送信機から送られ、受信機で受信シーケンス112として受信される送信シーケンス113は、その装置には既知のものである。送信機と受信機との間の搬送周波数オフセット、チャンネル定数aおよび遅延Lを除いて、完全な伝送において、送信機が送信シーケンスx[k]を送信したときに、受信機は、複素ベースバンド信号
Figure 0004847466
を受信する。相関手段102は、受信信号y[k]と送信機および受信機中に格納されている元の信号x[k]との相関を取る。受信信号y[k]と相関シーケンスx[k]との間の相互相関は、
Figure 0004847466
のように定められる。
ここで、インデックスlは、相関計算においてy[k]がどれだけシフトされるかを示す。y[k]がシフトされ、y[k+L]とx[k]とが最適に一致すると、相関値として次の値
Figure 0004847466
が得られる。
この場合、相関シーケンス114は、ryx[L]が最大となる最大点を有する。図1において、受信シーケンス112は信号yに相当し、受信シーケンス113は信号xに相当し、相関シーケンス114は信号rに相当する。
処理手段104は、相関シーケンス114の値のコースから受信シーケンス112の到着を決定するように構成される。このために、処理手段104は、相関シーケンス114の主最大点を決定するように構成される。これは、閾値決定によって相関最大点を決定する、主最大点を決定するための手段(図示せず)を用いて行うことができる。これは、相関シーケンス114のある値が特定の閾値を超える場合に主最大点が存在することを意味する。
伝送システムによっては、主最大点を決定するための手段を、干渉効果の影響を被っている主最大点も検出するように構成することができる。この実施の形態によれば、相関度シーケンス114上で、検討されるウィンドウ中の主最大点より前の反転点が検索される。これは、具体的には、まず最初に主最大点が決定され、次に時間的に戻るステップが相関度カーブ114上で最初の反転点が検出されるまで行われる。反転点は、それに基づいて到着時間が決定されるポイントとして見なされる。反転点を検索するためには、相関度関数114の一次および二次微分が必要となる。相関度関数114の微分は、サンプル方式でしか存在しないので、微分は、近似的に、サンプル方式でしか計算できない。このように、反転点の位置は、初期的には、オーバーサンプリング・ラスタまたはサンプリング・ラスタにおいてしか検出できない。この微分を行うために、処理手段104は、相関シーケンス114の一次および二次微分を形成するための手段を含んでもよい。
主最大点より前に位置する反転点の決定の後に、トリガー信号が処理手段104によって提供される。そのトリガー信号は、受信シーケンス112の到着時間116を示す。到着時間116は、受信機の内部クロックに基づく時間情報であってもよい。到着時間が受信機の同期化のために用いられる場合、受信機が同期できるトリガー信号を提供するだけでも十分である。
あるいは、処理手段104は、相関シーケンス114上の反転点を連続的に決定するように構成されてもよい。さらに主最大点が相関シーケンス114中に決定された場合、最後に決定された反転点226が到着時間を決定するために用いられる。
図2は、相関シーケンス114のグラフ図を示す。図2に示す相関シーケンス114は、図5に示す相関シーケンスの一部である。特に、図2は、図5に示す相関シーケンスの中の最初の相関ピークを示す。相関シーケンス114は、図1に示す相関手段によって計算された複数の相関値を含む。これらの相関値の3つが、参照番号で表されている。相関値222は相関シーケンス114の主最大点を表し、相関値224は相関シーケンス114のサイド極大点を表し、相関値226は相関シーケンス114の反転点を表す。相関シーケンス114の相関値は、時間に沿ってプロットされている。相関手段102では、相関値224は、相関値226、222より時間的に前に計算されている。相関シーケンス114は、相関度シーケンス、すなわち、相関値の大きさが垂直方向にプロットされたものである。
相関シーケンス114は、主最大点222に向かうピーク形状を含む。ポイント224は、主最大点222より前の最初のサイド極大点である。サイド極大点224に続く相関値は、主最大点222より前の極小点である。反転点226とそれより前に位置する相関値との間で、相関シーケンスの勾配が最大となっている。図2から、主最大点222の後にも、反転点、最大勾配範囲、極小点およびサイド極大点が並んでいるのが分かる。
この実施の形態によれば、受信機において受信シーケンスの到着時間を決定するために、主最大点222が用いられず、主最大点222の前後の区間内に配置されたポイントまたは相関値が用いられる。この実施の形態によれば、その区間は、一方側がサイド極大点224で他方側が主最大点222で境界されている。この区間内のどのポイントが到着時間の決定に最も適しているか、すなわち、時間軸上のどの位置が多重伝搬およびノイズについての影響を最も受け難いかは、用いられる送信シーケンスおよび伝送システムによる。たとえば、主最大点222より前の、最初のサイド極大値224、最初の極小値、最高勾配の区域(すなわち反転点)または最初の反転点は、到着時間を決定するための用いられてもよい。
この実施の形態において、反転点226が到着時間を決定するための適したポイントとして決定される。このために、相関度値シーケンス114上で、関連ウィンドウまたは区間内の主最大点より前の反転点が検索される。これは、まず最初に主最大点222が決定され、次に時間的に戻るステップが相関度カーブ114上で最初の反転点116が検出されるまで行われる。
反転点を検索するためには、相関度関数114の一次および二次微分が必要となる。この関数は、サンプル方式でしか存在しないので、すなわち相関シーケンス114は図2中の十字印で示された相関値だけから構成されているので、図1に示す処理手段104では、微分が近似的にサンプル方式でしか計算できない。このように、反転点の位置は、初期的にはサンプリング・ラスタ中でしか検出できない。
あるいは、その区間は、主最大点222の後に及んでもよい。
図1に示す受信シーケンス112および送信シーケンス113は複素数値を含む。到着時間の推定における精度の向上は、相関手段102で計算される複素相関値をアップサンプリングすることによって達成できる。これは、ゼロ挿入およびローパスフィリタリングによって達成することもできる。次に、アップサンプルされた複素相関値の大きさが計算され、さらなる処理に用いられる。
図3aは、多相構造におけるアップサンプリング・フィルタとして、具体的に実現された形で相関シーケンスをアップサンプリングするための手段の実施の形態を示す。相関シーケンス314’は、入力としてアップサンプリング手段に提供され、アップサンプルされた相関シーケンスの形で出力314として出力される。図3aに示すアップサンプリング・フィルタは、ブロック0−5−1、0−5−2および0−5−3と表され、並列に配置される3つのFIRフィルタを含む。遅延手段0−5−4は、これらのFIRフィルタと並列に接続される。FIRフィルタおよび遅延手段の入力端は、入力314’に接続される。FIRフィルタおよび遅延手段の出力端は、FIRフィルタおよび遅延手段の出力値からアップサンプルされた相関シーケンス314を決定する並直列コンバータ0−5−5に接続される。
図3aに示すアップサンプリング・フィルタを用いて、到着時間を決定するために用いられる相関シーケンスの相関最大点またはポイントの位置決定をリファインするために可能性が提供される。このために、サンプルレートB_clock_16で得られた相関信号314’は、(r−1)個のゼロを挿入した後にローパスフィルタリングすることによって、B_clock_16*Rのサンプルクロックにもたらされる。ここで、Rはアップサンプリング・ファクタである。実施上の理由で、アップサンプリング・フィルタを除くか、別のオーバーサンプリング・ファクタを選択するか、または、フィルタ係数の数を低減することが有利である。この実施に形態においては、アップサンプリング・フィルタが選択される。このように、オーバーサンプリング・ファクタは、R=4に設定される。
フィルタの実施については単純化が可能である。一方、多相実施も可能である。入力シーケンス314’は、4番目のデジット毎にだけゼロ以外の数字を有する。FIRフィルタが「タップ付き遅延線」構造であると見なされる場合、各出力値の計算にはL/R係数だけが用いられる。ここで、LはFIRフィルタ長を表す。用いられる係数は、丁度R個の値を出力した後に、周期的に繰り返される。このように、そのようなFIRフィルタについては、L/R長のR個の部分フィルタに分割することができる。そして、対応するフィルタ群からの出力を、正しい順序でより高いレートのデータストリームに多重化するだけでよい。
部分フィルタの対称性によって、さらなる単純化が得られる。FIRフィルタを実現することによって、部分フィルタ0−5−2を正規係数構造すなわちストレート長で軸対称にし、第4の部分フィルタを遅延エレメント0−5−4に低減する。
入力データストリーム314’は、4つのフィルタに、すなわち、第4の部分フィルタの低減の後、遅延エレメント0−5−4および3つのフィルタ0−5−1、0−5−2、0−5−3に並列に入力され、フィルタリングの後、4つの並列データストリームnet31、net28、net29、net38は、並直列コンバータを表すブロック0−5−5においてデータレートB_clock_4の直列データストリームに変換される。この入力の並列化によって、入力314’と出力314との間で、ポートレートの4倍化が達成される。
図3bは、図3aに示すフィルタのフィルタ係数を示す。これから部分フィルタが生成される。第2の部分フィルタは、奇数長の軸対称構造を有するので、このフィルタは、さらに短縮可能で、すなわち、乗算の数を少なくとも半分にできる。
部分フィルタ4を占めるのはデジット6で1だけなので、このブロックは、遅延=5の遅延エレメント0−5−4で置き換えることができる。これにより、入力は5エレメント分シフトされることになる。
図1に示す受信シーケンス112と送信シーケンス114との相関関係は、部分相関を用いて実行することができる。これは、受信シーケンスと送信シーケンスとの間に、相関値を無効にしかねないような周波数オフセットが存在する場合、特に有用である。
到着時間を高精度な方法で決定するための基準とするポイントの位置を決定するために、図1に示す処理手段104は、図2に示す相関シーケンス114のサンプルの間の補間を行うための補間手段をさらに含んでもよい。この補間については、たとえば、線形補間とすることができる。この補間は、相関シーケンス全体に対して行われてもよい。また、反転点に基づいて到着時間の決定を行う図2に記載した実施の形態において、反転点の前後の時間ポイントの間だけの補間を行ってもよい。この非常に精細に分解された反転点位置の推定から、最終的に高い精度で到着時間を決定することができる。
本発明の方法は、MATLAB関数として実現することができる。1つの実施の形態によれば、ビーコンbeaconnoが受信機で受信される。サブサンプル値の範囲中において、相関シーケンスの相関値corrvalsの量における最初のピークが検索される。これらの相関値は、それらの大きさとしてではなく複素数値として送信される。この実施の形態のアルゴリズムは、相関度の微分に関し、8倍のオーバーサンプルを前後の相関器によって作動し、最初のピークの最大傾斜の時間ポイントまたは反転点を非常に正確に決定することができる。
この実施の形態によれば、到着時間が反転点から決定できない場合、最初のピークの位置が出力される。さらに、sync−los−TOAデータセットが生成される。反転点の振幅に対して正規化される反転点での理想的なTバースト自己相関の正規化一次微分が決定される。さらに、相関度関数のアップサンプリングが行われる。各々の値の後に7つのゼロをつなげることによって、corrvalsのアップサンプルされたバージョンが生成される。これは、8番目毎の値が相関値となることを意味する。引き続くローパスフィルタリングにおいて、アップサンプルされた信号の全てのスペクトルイメージは除去される。ここで、補間フィルタは、サンプル・ラスタ中の相関値が補間されるだけで増幅されないように構成される。これは、係数1が正確に中央に配置され、それぞれの8デジットの距離にはゼロだけが配置されることを意味する。この実施の形態では、アップサンプルされた相関値の大きさだけが関心をひく。
このように、アップサンプルされた相関度の一次微分は、インデックスiのサブサンプルとインデックスi+1のサブサンプルとの間の微分、すなわち、実質的にはインデックスi+0.5における微分を含む。二次微分が行われ、この微分では、インデックスがサブサンプルのインデックスと一致するように、ダミー値0が前に置かれる。TOA決定すなわち到着時間の決定のために、反転点の位置が決定される。このために、主ピークが検索されるが、これが最初のパスである必要はない。最大振幅についての規定閾値t_peakthreshに最初に達する最初のピークの近似位置が検索される。この実施の形態によれば、最初のパスは、主パスより10*log10(t_peakthresh)dB下の値を超えることはない。
自己相関の主リップルでなく左側のサイド・リップルが検出される場合、妥当ならば、最初のパスと主パスとの高低差を縮めることもできる。正確に主リップルを検出する必要がある場合、自己相関を観察することによって、安全を取ってサイド・リップルがt_peakthreshファクタ内に入らないようにして、どの位のファクタでサイド・リップルを最大点より低くするかを知ることができる。
相関度関数は、あらゆるピークより前に、反転点、すなわち最大一次微分を持つポイントを有する。続いて、反転点の左隣のインデックス、すなわち、正の二次微分を有する最後のエレメントが検索される。反転点の左隣のポイントのインデックスを決定した後、線形補間によって、反転点の正確な位置が計算される。到着時間を決定する場合に、フィルタの一連の処理時間が差し引かれる。反転点が検出されない場合、実際は到着時間は決定できないのだが、次のバーストに対してウィンドウが右方向に続いて行くように、最初のピークの位置がとられる。
さらに、理想的なカーブからの偏差の形で品質尺度が決定される。理想的なカーブからの偏差は、ノイズの多い一方向だけの受信に対してもそうであるが、主として、追従するパスが最初のパスに対してあまり弱くない場合のマルチパス受信に対する適切な品質尺度となる。このために、反転点の左右のアップサンプルされた相関度のインデックスが決定される。正に反転点においては相関度の線形補間が決定される。さらに、反転点の左右の微分点のインデックスが決定される。ここでは、一次微分のインデックスが、相関度のインデックスについて0.5シフトされていることが考慮される。正に反転点における微分の線形補間の後、反転点における正規化微分が決定される。このように、品質尺度は、理想的な正規化勾配に対する反転点における実際の正規化勾配の対数比となる。反転点が検出されなかった場合、アップサンプリングには意味がない。したがって、極度に劣悪な品質値が生成される。この実施では、最小の表現値が用いられる。
図4は、本発明の実施の形態による受信機への受信シーケンスの到着時間を決定するための装置を有する受信機のブロック図を示す。その装置は、相関手段102、処理手段104およびアップサンプリング手段301を備える。ミキサ430は、サンプルクロックB_clock中の複素ベースバンドに変換された受信信号をフィルタ431に転送する。フィルタ431は、ミキサ430の下流に接続される。フィルタ431によって生成される受信信号は、図1に示す受信シーケンス112を含み、相関ブロック102において既知の信号シーケンスと相関がとられる。相関ブロック102は、連続的に相関度値を提供するように構成され、これらから、引き続き受信シーケンスの到着時間が決定される。次に、次のアップサンプル・ブロック301において、相関度値をアップサンプルすることができる。後続する処理手段104において、アップサンプルされた相関シーケンスの反転点が決定され、トリガー信号116の形で到着時間が出力される。
前述の実施に形態においては、デジタル通信システムが参照されてきたが、本発明のアプローチは、ある手段における任意のデータシーケンスの到着時間を決定するために用いることができる。受信シーケンスから、相互相関、自己相関または他の種の相関によって、相関シーケンスを決定することができ、そこから次に到着時間が決定される。
状況によっては、本発明の到着時間を決定するための方法は、ハードウェアまたはソフトウエアで実施することができる。この実施は、対応する方法が実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働する、電子的に読み取り可能な制御信号を有する、デジタル記憶媒体、特に、フロッピー(登録商標)ディスクまたはCD上で実行することができる。そのため、本発明は、一般に、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるときに、機械で読み取り可能なキャリアに格納された本発明による方法を実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラム製品にも存在する。言い換えると、本発明は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、この方法を実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラムとして実現することができる。
図1は、本発明の実施の形態による受信シーケンスの到着時間を決定するための装置の概略図を示す。 図2は、本発明の実施の形態による相関関係のグラフ図を示す。 図3aは、本発明の実施の形態による補間手段の概略図を示す。 図3bは、図3aで用いられるフィルタ係数の概観を示す。 図4は、本発明の実施の形態による到着時間を決定するための装置を有する受信機の概略図を示す。 図5は、従来技術による相関シーケンスのグラフ図を示す。

Claims (9)

  1. 受信機において受信シーケンスの到着時間を決定するための装置であって、
    前記受信シーケンス(112)と送信シーケンス(113)との相関関係から相関シーケンス(114)を決定するように構成される相関手段(102)であって、前記相関シーケンスは主最大点(222)を有するピーク形状を含む、相関手段と、
    前記主最大点(222)を決定するように構成される決定手段と、
    前記主最大点の決定の結果として、前記最大点に隣接する区間内に前記相関シーケンスのポイント(226)の位置を決定するように構成される処理手段(104)であって、前記ポイントは、前記相関シーケンス(114)中の変曲点、サイド最大点、極小点または最大勾配の点であり、さらに、前記処理手段は、前記ポイントの位置から前記到着時間を決定するように構成される、処理手段とを備え
    前記区間は、一方側が前記主最大点(222)で境界され、前記主最大点は、前記ポイントが決定される前記区間の一部でない、装置。
  2. 前記装置は、前記相関シーケンス(114)から選択ポイントを連続的に決定するように構成され、選択ポイントは、前記相関シーケンス中の変曲点、サイド最大点、極小点または最大勾配の点であり、さらに、前記装置は、前記主最大点の決定に応じて、その位置から前記到着時間が決定されるポイント(226)として選択ポイントを決定するように構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記処理手段(104)は、前記相関シーケンス(114)を補間して補間相関シーケンスを提供するように構成される補間手段を含み、前記処理手段は、前記補間相関シーケンスから前記ポイント(226)を決定するように構成される、請求項1または請求項2に記載の装置。
  4. 前記装置は、前記ポイント(226)の決定に応じて、前記到着時間についての情報を有するトリガー信号(116)を提供するように構成される、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の装置。
  5. 前記装置は、前記区間中でポイント(226)が決定できない場合に、前記主最大点(222)に基づいて前記到着時間を決定するように構成される、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の装置。
  6. 前記相関シーケンスは、少なくとも1つのサイド極大点(124)を含み、
    前記区間は、一方側が前記サイド極大点で、他方側が前記主最大点で境界される、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の装置。
  7. 前記ポイントは、前記主最大点より前に位置する、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の装置。
  8. 受信機において受信シーケンスの到着時間を決定するための方法であって、
    前記受信シーケンス(112)と送信シーケンス(113)との相関関係から相関シーケンス(114)を決定するステップであって、前記相関シーケンスは主最大点(222)を有するピーク形状を含む、ステップと、
    前記主最大点を決定するステップと、
    前記主最大点の決定の結果として、前記主最大点に隣接する区間内に前記相関シーケンスのポイント(226)の位置を決定するステップであって、前記ポイントは、前記相関シーケンス(114)中の変曲点、サイド最大点、極小点または最大勾配の点であり、さらに、前記ポイントの位置から前記到着時間を決定するステップとを備え
    前記区間は、一方側が前記主最大点(222)で境界され、前記主最大点は、前記ポイントが決定される前記区間の一部でない、方法。
  9. コンピュータ上で実行されるときに、請求項8に記載の方法を実行するためのプログラムコードを有するコンピュータプログラム。
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