JP4849293B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
また、上部伝動ケースに設けた受動歯車に移動用駆動手段の駆動歯車を直接噛み合わせているため、受動歯車の直径が大きくなるという課題がある。
本願は、分草装置および引起装置を有するする引起ユニットを上方回動させる構成でありながら左右幅のコンパクトなコンバインを提供するものである。
畦際では、移動機構41の移動用駆動手段42が駆動歯車43を回転させ、駆動歯車43は受動歯車44を回転させ、受動歯車44は上部伝動ケース37を介して分草装置8と引起装置9(引起ユニット26)を上方回動させ、刈刃10を穀稈の根本側に直接接近させて切断し、切断した穀稈を穀稈搬送装置11で搬送するようにして穀稈刈取り、特に、左側の引起装置9の引起ケース31に設けた補助引起装置46の荷重が左側に掛かっても、移動用駆動手段42が左側にあるため引起ケース31を支えているフレームの撓みを抑制し、破損を防止する。
即ち、補助引起装置46が移動用駆動手段42から離れていないため、モーメントは小となり、撓みが抑制され、移動用駆動手段42が正常に作動する。
また、移動用駆動手段42の駆動歯車43が減速ギヤケース55の入力歯車56を回転させ、入力歯車56が減速歯車57を回転させ、減速歯車57が他の減速歯車57を回転させ、減速歯車57は受動歯車44を回転させ、受動歯車44は上部伝動ケース37を介して分草装置8と引起装置9(引起ユニット26)を上方回動させる。
請求項2の記載の発明は、縦支持フレーム20の基部を機体フレーム1側に設けた支持台21に回動自在に取付け、前記刈取フレーム18を前記縦支持フレーム20側に設けた固定フレーム24と該固定フレーム24に対して移動する移動フレーム25とに分割して形成し、該移動フレーム25側に分草装置8と引起装置9を設けて引起ユニット26を構成し、該引起ユニット26の重心Gは、該引起ユニット26を前記回動中心Sを中心に上方へ180度以上回動させたとき、刈取作業位置における前記引起ユニット26の重心位置よりも後側に位置する構成としたことを特徴とするコンバインとしたものであり、180度未満の角度となる高さ位置に位置したときの引起ユニット26の重心は通常の刈取位置より前方に移動し、180度以上に前側上方回動させると、引起ユニット26の重心Gが通常の刈取位置より側面視後側に位置し、刈刃10を畦際(枕地)の穀稈にまで直接近づけて刈取作業を行う。
請求項3の記載の発明は、前記左右の側部フレーム27を穀稈搬送装置11の側方に配置し、該左右の側部フレーム27は、上下中間部に前側に突き出る屈曲部60を設けて、引起装置9に接近するように側面視「く」の字形状に形成したことを特徴とするコンバインとしたものであり、側部フレーム27を、引起装置9に近づけられて穀稈搬送装置11の側方空間を広くする。
請求項2の発明では、上記請求項1記載の発明の効果に加え、刈取部4のみならず、機体全体の重心位置を可及的に後側に位置させることができ、安定した状態で刈取作業を行え、また、刈刃10を畦際(枕地)の穀稈にまで直接近づけて刈取作業を行うことができる。
請求項3の発明では、上記請求項1または請求項2記載の発明の効果に加え、側部フレーム27を引起装置9に近づけることができ、これにより、穀稈搬送装置11の側方空間を広くでき、搬送穀稈に対する干渉を減少させることができ、また、機体全長もコンパクトに納めることができる。
前記刈取部4は、最先端位置に分草装置8を左右に並設し、各分草装置8の後側に分草装置8が分草した穀稈を引起す引起装置9を設け、引起装置9の後側には刈刃10を設け、刈刃10の上方から後側には刈刃10によって刈り取った穀稈を搬送する穀稈搬送装置11を設ける。
穀稈搬送装置11の構成は任意であるが、一例を示すと、刈刃10の後側に刈り取った穀稈を搬送するラグ式の前側搬送装置12を設け、前側搬送装置12の終端部下方に前側搬送装置12より宙吊り状態にスターホイル形状の掻込装置13を設け、前側搬送装置12と掻込装置13の後側に、前側搬送装置12と掻込装置13が搬送した穀稈を搬送する後側搬送装置14および該後側搬送装置14の上方に設けた穂先搬送装置15を設けて構成している(図2)。
また、前記穀稈搬送装置11には、扱深さ調節用搬送装置や引継搬送装置を含めてもよく、また、掻込装置13を穀稈搬送装置11より除外してもよく、名称等によって限定されない。
前記刈取部4の刈取フレーム18は、縦支持フレーム20側に設けた固定フレーム24と該固定フレーム24に対して移動する移動フレーム25とに分割形成し、前記移動フレーム25側に少なくとも分草装置8および引起装置9を設けて引起ユニット26を構成し、引起ユニット26(移動フレーム25)は固定フレーム24の上部任意固定部に設けた回動中心S中心に一体で前側上方回動するように構成する(図2、図4等)。
また、前記各分草装置8は前後方向の軸棒形状により形成した分草杆30の先端に設け、各分草装置8は公知のものであり、側面視後方に至るに従い高くなる傾斜面を有して形成している。
また、前記引起装置9は公知の構成でよく、一例を示すと、引起装置9の引起ケース31の上部に前後方向の横軸32により駆動歯車33を設け(図6)、駆動歯車33とローラ34との間に引起ラグ35を複数起伏自在に取付けたチエン35aを掛け回し、引起ラグ引起ラグ35は引起ケース31の下方位置で起立して穀稈を引起し、引起ケース31の上部所定位置で引起ケース31内に格納されて下降し、これを反復して穀稈を引き起こすようにすればよい。
前記移動フレーム25は少なくとも分草杆30と上部伝動ケース37とこの両者を連結する引起ケース31と各分草杆30を連結する移動側横フレーム38とを有して構成し、上部伝動ケース37の左右両側は前記左右側部フレーム27の上部に回転自在に取付け、左右方向の上部伝動ケース37の軸心を回動中心Sとして分草装置8および引起装置9が機体進行方向に上方回動して、刈刃10の前側を開放するように構成する。
左右側部フレーム27の上部には懸架部40を設け、該懸架部40に前記上部伝動ケース37を回転自在に取付ける。上部伝動ケース37と左右側部フレーム27の取付部分には移動フレーム25を移動(回動)させる移動機構41を設ける。移動機構41はモータ・油圧シリンダ等により構成した移動用駆動手段42を各引起装置9の内の左側の引起装置9の引起ケース31の左側に位置する左側部フレーム27に取付け、移動用駆動手段42の歯車43に上部伝動ケース37の外周に設けた受動歯車44を噛み合わせる。
移動機構41は、移動用駆動手段42に通電すると、歯車43が受動歯車44を回転させて、受動歯車44は上部伝動ケース37を懸架部40に対して回転させ、これにより引起ユニット26を上部伝動ケース37の軸心を回動中心Sとして上方回動させる。
この場合、移動機構41の移動用駆動手段42を各引起装置9の内の左側の引起装置9の引起ケース31の左側に位置する左側部フレーム27に取付けているから、左側の引起装置9の引起ケース31に設けた補助引起装置46(図5)の荷重が、左側に掛かるが、移動用駆動手段42が左側にあるため引起ケース31を支えているフレームの撓みを抑制し、破損を防止する。
また、前記補助引起装置46は、左右方向の横軸中心に前記引起ラグ35に対して交差方向となる前後方向に回転する引起(分草)ラグを設けたものであり、分草装置8に続いて分草して引き起こしを行う。
即ち、引起ユニット26(移動フレーム25)は、図12、図15のように、回動中心Sを中心に180度以上の角度となるように前側上方回動するが、この通常作業位置と上方回動位置との間の回動範囲を外れた位置に、移動用駆動手段42を配置させる。
そのため、引起ユニット26(分草装置8および引起装置9)がどの位置にあっても、移動用駆動手段42と干渉することを防止する。
また、左右の懸架部40の間であって、懸架部40の近傍に受動歯車44を設けると、上部伝動ケース37へ掛かる荷重を懸架部40に分散して、上部伝動ケース37の撓み・変形を抑制・防止できる。
前記受動プーリ48は上部伝動ケース37に設けた伝動軸51に回転を伝達し、伝動軸51は引起装置9の駆動歯車33に回転を伝達する。
この場合、受動プーリ48は懸架部40より外側に配置し(図6)、懸架部40から受動プーリ48および受動歯車44の距離を夫々短くすることにより懸架部40に加わるモーメントを減少できる。
即ち、懸架部40の左右両側に、受動歯車44および受動プーリ48の夫々を配置したので、受動歯車44および受動プーリ48に掛かる荷重モーメントを左右に分散させて懸架部40は支持でき、支持強度を向上させ、また、懸架部40から受動プーリ48および受動歯車44の距離を夫々短くすることによりコンパクトに設計でき、移動用駆動手段42をカバー等で包囲することも可能となる。
また、ベルト50に当接させるテンションプーリ48aを移動用駆動手段42と回動中心Sとの間に配置すると、前記上部カバー47よる包囲も可能となって、好適である(図11)。
複数の減速歯車57により減速するので、減速ギヤケース55内の各歯車の径を小さくでき、結果的に、減速ギヤケース55も含めて移動機構41全体をコンパクトにできる。
180度以下の角度となる高さ位置に位置したときの引起ユニット26(移動フレーム25)の重心は通常の刈取位置より前方に移動するが、180度以上で前側上方回動させると、引起ユニット26(移動フレーム25)の重心Gが通常の刈取位置より側面視後側に位置するので、刈取部4全体を安定させた状態で刈取作業を行える。
即ち、圃場入口や畦越え後の機体は前傾姿勢であったり、機体重心位置が極端に前側に位置しているが、移動フレーム25(引起ユニット26)の重心Gを刈取位置より後側に位置させることにより、刈取部4のみならず、機体全体の重心位置を可及的に後側に位置させ、安定した状態で刈取作業を行え、また、刈刃10を畦際(枕地)の穀稈にまで直接近づけて刈り取れる。
刈取下側フレーム19の左右両側に設けた左右側部フレーム27は、上下中間部に前側に突き出る屈曲部60を設け、側面視「く」の字形状に形成する(図2)。左右側部フレーム27は、穀稈搬送装置11の側方に位置するので、直線状に形成した場合に比し「く」の字形状に形成することで、引起装置9に近づけられて穀稈搬送装置11の側方空間を広くし、搬送穀稈に対する干渉を減少させ、また、機体全長もコンパクトに納めることができる。
走行装置2により圃場を走行すると、刈取部4の分草装置8が圃場の穀稈を分草し、分草された穀稈は引起装置9により引き起こされ、引き起こされた穀稈が刈刃10により切断され、穀稈搬送装置11により穀稈供給搬送装置16に穀稈を搬送し、穀稈供給搬送装置16により脱穀室に穀稈が供給されて脱穀される。
刈取部4は、刈取フレーム18に分草装置8と引起装置9と刈刃10と穀稈搬送装置11を設けて構成し、刈取フレーム18は縦支持フレーム20の先端に取付けられ、縦支持フレーム20の基部は機体フレーム1側に設けた支持台21に回動自在に取付けているから、刈取上下シリンダを伸縮させると、刈取部4を上下させることができ、これにより刈取部4全体を上下させて刈高さを調節して前進して作業を行う。
この場合、複数並設した分草装置8と引起装置9は一体的に引起ユニット26に構成しているから、引起ユニット26を移動させると、刈刃10の前方全体を一度に開放し、開放作業を容易にする。
また、分草装置8および引起装置9は、移動フレーム25(引起ユニット26)ごと移動させるから、操縦部7にいる作業者は畦際の穀稈まで直接近づいて切断する刈取作業を、刈刃10およびその前側上方周辺から視認でき、作業性および操作性を向上させ、好適である。
Claims (3)
- 最前方位置に左右に複数並設した分草装置(8)と、該分草装置(8)の後方に複数並設した穀稈を引き起こすラグ式の引起装置(9)と、該引起装置(9)により引き起こされた穀稈を切断する刈刃(10)と、該刈刃(10)の後方に設けた搬送装置(11)とを有する刈取部(4)を機体前部に設け、該刈取部(4)は、刈取部(4)のうち、少なくとも、前記分草装置(8)と引起装置(9)を、刈取フレーム(18)の刈取下側フレーム(19)の左右両側の側部フレーム(27)の上部に設けた上部伝動ケース(37)から吊り下げて該上部伝動ケース(37)の軸心を回動中心(S)として上方回動するように構成し、前記各引起装置(9)のうちの左側の引起装置(9)の引起ケース(31)の左側に位置する左側部フレーム(27)に、前記分草装置(8)と引起装置(9)を上方回動させる移動機構(41)の移動用駆動手段(42)を設け、前記移動機構(41)は、移動用駆動手段(42)の駆動歯車(43)の回転により前記分草装置(8)および引起装置(9)に設けた受動歯車(44)を回転させて行うように構成し、前記左側部フレーム(27)には移動用駆動手段(42)の駆動歯車(43)に噛合う入力歯車(56)と、該入力歯車(56)と前記受動歯車(44)に至る間に一又は二以上の減速歯車(57)とを有する減速ギヤケース(55)を設け、前記左右の側部フレーム(27)の上部には懸架部(40)を夫々設け、該各懸架部(40)に前記上部伝動ケース(37)を回転自在に取付け、前記上部伝動ケース(37)の側部には受動プーリ(48)を設け、前記受動プーリ(48)は前記上部伝動ケース(37)に設けた伝動軸(51)に回転を伝達し、伝動軸(51)は引起装置(9)の駆動輪体(33)に回転を伝達する構成とし、前記左右の懸架部(40)のうち、左側の懸架部(40)の左右両側に、受動歯車(44)および受動プーリ(48)の夫々を配置し、前記側部フレーム(27)に設けた出力プーリ(49)は、機体の下部に備えた走行装置(2)のクローラ(52)の上面より上方に位置させ、前記受動プーリ(48)と前記出力プーリ(49)との間にベルト(50)を掛け回し、該ベルト(50)に当接するテンションプーリー(48a)を側面視で移動用駆動手段(42)と回動中心(S)の間に配置したことを特徴とするコンバイン。
- 請求項1に記載されたコンバインにおいて、縦支持フレーム(20)の基部を機体フレーム(1)側に設けた支持台(21)に回動自在に取付け、前記刈取フレーム(18)を前記縦支持フレーム(20)側に設けた固定フレーム(24)と該固定フレーム(24)に対して移動する移動フレーム(25)とに分割して形成し、該移動フレーム(25)側に分草装置(8)と引起装置(9)を設けて引起ユニット(26)を構成し、該引起ユニット(26)の重心(G)は、該引起ユニット(26)を前記回動中心(S)を中心に上方へ180度以上回動させたとき、刈取作業位置における前記引起ユニット(26)の重心位置よりも後側に位置する構成としたことを特徴とするコンバイン。
- 請求項1または請求項2に記載されたコンバインにおいて、前記左右の側部フレーム(27)を穀稈搬送装置(11)の側方に配置し、該左右の側部フレーム(27)は、上下中間部に前側に突き出る屈曲部(60)を設けて、引起装置(9)に接近するように側面視「く」の字形状に形成したことを特徴とするコンバイン。
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