以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、および画像処理プログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
本実施の形態においては、本発明にかかる画像処理装置をPC(Personal Computer)に適用した例を示すが、これに限定されることなく、画像処理を行う機能を備えた複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置や、コピー、ファックス、プリンタなどの複数の機能を一つの筐体に収納した複合機(マルチ ファンクション装置、MFP:Multi Function Peripherals)等、画像処理を行う機能を備えたものであれば本発明を適用することができる。
本実施の形態にかかる画像処理システムは、PCにおいて、利用者が指定した処理対象となる画像(処理対象画像)に関連する情報と、その情報の種別に対応する識別子とを、QRコード(Quick Response code)を用いてその画像に埋め込んでプリンタに送信することで、プリンタにおいてQRコードが埋め込まれた画像を印刷するものである。
ここで、「QRコード」とは、小さな正方形の点を縦横同じ数だけ並べたマトリックス型2次元コードで、一辺に21個並べた「バージョン1」から、177個並べた「バージョン40」まで、40通りの仕様が用意されている。また、QRコードにおける点の数が多いほうがたくさんの情報を記録できるが、必要な面積は大きくなっていくことになる。また、QRコードの3つの角には「回」の字型の「切り出しシンボル」(ファインダパターン)が配置されており、360度どの向きから読み取っても正確に情報が読み出せるようになっている。
また、本実施の形態の画像処理装置では、文字や数字などのデータを2次元の図形パターンとして物体の表面や紙面に刻印・印刷する2次元コードの一つであるQRコードを用いて印刷する処理対象画像に情報を埋め込んでいるが、これに限定されることなく、「PDF417」「Data Matrix」「Maxi Code」等の2次元コードなど、処理対象画像に情報を埋め込める技術であればいずれの方法を用いてもよい。なお、「PDF417」とは、従来のバーコードを積み重ねたような形のスタック型2次元コードである。また、「Data Matrix」とは、L字のアライメントパターンと、点線状のタイミングセルを配置し、その中に実際のデータが入るという構成の2次元コードである。また、「Maxi Code」とは、中央に特徴的な2重丸のファインダパターンがあり、これによりリーダが2次元コードの位置を瞬時に認識することができる2次元コードである。なお、第2の実施の形態以降も同様である。
図1は、第1の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施の形態にかかる画像処理システムは、PC100と、プリンタ200と、外部サーバ300と、情報抽出装置400とを備えており、電話回線、無線ネットワーク、インターネットなどのネットワーク500を介してそれぞれ接続されている。
プリンタ200は、処理対象画像にQRコードが埋め込まれた情報重畳画像と印刷指令とをPC100から受信して、情報重畳画像の印刷、すなわち、処理対象画像とQRコードの印刷を行なうものである。
情報抽出装置400は、プリンタ200によって処理対象画像とQRコードが印刷された用紙(原稿)から、QRコードをスキャナ等で読み込んで、QRコードの情報内容を表示するものであり、本実施の形態ではPCを想定している。ここで、情報抽出装置400は、PCに限定されることなく、原稿をスキャンすることが可能であって、情報を表示する表示装置を備えたものであれば適用可能である。
図2は、第1の実施の形態にかかる外部サーバおよびPCの構成を示すブロック図である。まず、外部サーバ300について説明する。図2に示すように、外部サーバ300は、種別対応DB(データベース)310を主に備えている。
種別対応DB310は、埋込情報の種別と該埋込情報の種別に対応する識別子とを対応付けて登録した対応情報を記憶するものであり、ハードディスクドライブ装置(HDD)やメモリ等の記憶媒体に記憶されている。ここで、埋込情報とは、利用者によって指定された処理対象画像に関連する情報であり、また、その処理対象画像に埋め込む情報であって、例えば、処理対象画像の作成者IDである「1234」や、作成日時「20070418」などを示すものである。また、埋込情報の種別とは、それらの埋込情報の種類を示すものであり、上記の場合なら例えば「作成者ID」や「作成日時」を示すものである。
ここで、種別対応DB310の詳細について図を参照して説明する。図3は、種別対応DBの詳細の一例を示す図である。図3に示すように、種別対応DB310は、埋込情報の種別「作成者ID」「作成日時」などと、埋込情報の種別の識別子「0x0010」「0x0020」とが対応付けて登録されている。
この外部サーバ300は、PC100から埋込情報の種別を指定した識別子取得要求を受信し、その受信した埋込情報の種別に対応する識別子を上述した種別対応DB310から読み出し、読み出した識別子を識別子取得要求に対する応答としてPC100へ送信(提供)するものである。また、外部サーバ300は、情報抽出装置400から識別子を指定した種別取得要求を受信し、その受信した識別子に対応する埋込情報の種別を種別対応DB310から読み出し、読み出した埋込情報の種別を種別取得要求に対応する応答として情報抽出装置400へ送信(提供)する。
次に、PC100について説明する。図2に示すように、PC100は、モニタ101と、入力デバイス102と、ネットワークコントローラ130と、HDD120と、表示制御部103と、入力受付部104と、画像取得部105と、埋込情報取得部106と、識別子取得部107と、識別子生成部108と、重畳画像生成部109と、送受信部110とを主に備えている。
モニタ101は、文字や画像を表示するディスプレイ装置である。入力デバイス102は、キーボードや、マウス、トラックボールやトラックパッドなどのポインティングデバイス等であり、モニタ101に表示された画面に対して利用者が操作を行うものである。
ネットワークコントローラ130は、PC100の外部と通信を行うための所定の通信インターフェースを備えていて、ネットワーク500とPC100との通信を行なうものである。
HDD120は、プリンタ200で印刷される処理対象画像等のファイルや、処理対象画像へ埋め込む埋込情報等を記憶する記憶媒体である。
表示制御部103は、処理対象画像の指定を行う画面や、処理対象画像の印刷に関する設定情報を行う画面などをモニタ101に表示する制御を行うものである。
入力受付部104は、利用者が入力デバイス102を操作することにより、処理対象画像の指定など、モニタ101に表示された画面に対する入力を受け付けるものである。また、入力受付部104は、後述する識別子取得部107による埋込情報の種別に対応する識別子の取得ができなかった場合、利用者から指定された処理対象画像の埋込情報の種別に対応する識別子の入力を受け付ける。
画像取得部105は、入力受付部104によって指定を受け付けた処理対象画像を、HDD120から取得するものである。また、画像取得部105は、指定を受け付けた処理対象画像を、外部付けのHDDやポータブルHDDから取得したり、外部サイトなどからインターネット等のネットワークを介して取得してもよい。
埋込情報取得部106は、入力受付部104によって処理対象画像の指定を受け付けた場合、指定された処理対象画像に関連する埋込情報をHDD120から取得するものである。また、埋込情報取得部106は、指定された処理対象画像に関連する埋込情報を、入力デバイス102からの利用者の入力情報から取得してもよい。また、埋込情報取得部106は、アクセスがあった時刻をログデータとして記録したり、イベントが発生したりした日時を記録するタイムスタンプ情報などから、ネットワークを介して指定された処理対象画像に関連する埋込情報を取得してもよい。
識別子取得部107は、埋込情報取得部106によって取得した埋込情報において、その埋込情報の種別に対応する識別子を、外部サーバ300から受信するものである。具体的には、識別子取得部107は、利用者により処理対象画像の指定が入力されると、その処理対象画像の埋込情報の種別を指定した識別子取得要求を外部サーバ300に送信して、送信した埋込情報の種別に対応する識別子を、識別子取得要求に対する応答として外部サーバ300から受信する。また、識別子取得部107は、利用者による処理対象画像の指定があるたびにネットワーク500を介して外部サーバ300にアクセスするのではなく、例えば、外部サーバ300に記憶された種別対応DBのコピーをPC100内のHDD120などの記憶部に保存しておき、処理対象画像の指定があった場合、PC100に保存した種別対応DBから識別子を取得してもよい。この場合、指定があるたびに外部サーバ300にアクセスする時間を短縮して処理を行うことができる。
識別子生成部108は、識別子取得部107によって、利用者により指定された処理対象画像の埋込情報の種別に対応する識別子の取得ができなかった場合、入力受付部104によって受け付けた、利用者から入力された埋込情報の種別の識別子を、識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の種別に対応する識別子とすることで、新たに識別子を生成するものである。
ここで、「識別子取得部107により識別子を取得できなかった場合」とは、例えば、識別子取得部107から外部サーバ300に送信した識別子取得要求で指定された埋込情報の種別や、その埋込情報の種別に対応する識別子が外部サーバ300にある種別対応DB310に登録されていない場合である。後者の場合、識別子取得部107は、外部サーバ300から、識別子取得要求で指定された埋込情報の種別に対応する識別子が種別対応DB310に登録されていない旨の応答を受信し、この応答によりPC100側では、外部サーバ300から識別子が取得できなかったと判断できる。また、「識別子取得部107により識別子を取得できなかった場合」として、指定された埋込情報の種別に対応する識別子が外部サーバ300には登録されているが、通信エラーなど何らかの理由でPC100が受信できなかった場合の受信エラーも考えられる。この場合も、識別子生成部108が新たに識別子を生成してもよい。
また、本実施の形態では、利用者から入力された情報をそのまま識別子としているが、利用者からの入力情報をPC100内で加工処理して識別子とするように構成してもよい。
重畳画像生成部109は、識別子取得部107によって、利用者により指定された処理対象画像の埋込情報の種別に対応する識別子を外部サーバ300から取得できた場合、取得した識別子と処理対象画像の埋込情報とをQRコードを利用して処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を生成するものである。また、重畳画像生成部109は、利用者により指定された処理対象画像の埋込情報の種別に対応する識別子を外部サーバ300から取得できなかった場合、識別子生成部108で生成した識別子と処理対象画像の埋込画像とをQRコードを利用して処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を生成する。
ここで、識別子と埋込情報を処理対象画像に埋め込む処理について説明する。図4は、処理対象画像の埋込情報のみを処理対象画像に埋め込む場合を示す説明図である。図5は、処理対象画像の埋込情報とその埋込情報それぞれの種別に対応する識別子とを処理対象画像に埋め込む場合を示す説明図である。
図4に示すように、処理対象画像に埋込情報のみを複数埋め込む場合、埋込情報601(作成者ID)と埋込情報602(作成日時)とが連続して埋め込まれることになる。従って、どこからどこまでが一つの埋込情報であるか否かを判断することができない。さらに、埋め込まれた埋込情報が、どのような種別の情報であるかを判断することもできない。
これに対し、本実施の形態では、図5に示すように、処理対象画像に複数の埋込情報と、それらの種別に対応する識別子を埋め込んでいる。この場合、埋込情報601の前には埋込情報601の種別に対応する識別子A(0x0010)を付加し、埋込情報602の前には埋込情報602の種別に対応する識別子B(0x0020)を付加して処理対象画像に埋め込むことになる。つまり、埋込情報601の種別の識別子A、埋込情報601、埋込情報602の種別の識別子B、埋込情報602という順序で埋め込まれることになる。これによって、埋め込まれたQRコードを読み込んだ場合、識別子Aによって次に埋め込まれた埋込情報601の種別が判断でき、識別子Bまでの情報により埋込情報601が認識でき、その埋込情報601によって実際の埋込情報の内容が把握できる。同様に、識別子Bによって次に埋め込まれた埋込情報602の種別が判断でき、次の識別子までの情報により埋込情報602が認識でき、その埋込情報602によって実際の埋込情報の内容が把握できる。従って、図4とは逆に、どこからどこまでが一つの埋込情報であるか否かを判断することができるとともに、埋め込まれた埋込情報が、どのような種別の情報であるかを判断することができることになる。
送受信部110は、ネットワーク500を介して情報を送受信するものであり、例えば、重畳画像生成部109によって生成された情報重畳画像をプリンタ200に送信する。また、送受信部110は、識別子取得部107により識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の種別と、識別子生成部108によって生成された新たな識別子とを外部サーバ300に送信することにより、外部サーバ300に対して新たな識別子の登録要求を行う。
次に、PC100によって、処理対象画像に埋込情報と識別子とを埋め込む画像処理の手順について説明する。図6は、第1の実施の形態にかかるPC100による画像処理の手順を示すフローチャートである。
まず、入力受付部104によって、利用者から印刷を行なう処理対象画像の指定を受け付けると、画像取得部105は、HDD120から指定された処理対象画像を取得する(ステップS10)。次に、埋込情報取得部106は、利用者により指定を受け付けた処理対象画像に埋め込む埋込情報をHDD120から取得する(ステップS11)。そして、識別子取得部107は、埋込情報取得部106により取得した埋込情報の種別に対応する識別子を外部サーバ300から取得する(ステップS12)。
次に、識別子取得部107は識別子の取得が成功したか否かの判断をし(ステップS13)、識別子の取得が成功しなかった場合(ステップS13:No)、入力受付部104は、利用者から埋込情報の種別の新たな識別子の入力を受け付ける(ステップS14)。そして、識別子生成部108は、利用者から受け付けた識別子を、識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の種別に対応する識別子とすることで、新たに識別子を生成し、送受信部110は、識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の種別と、新たな識別子とを外部サーバ300に送信することで、外部サーバ300に対して新たな識別子の登録要求を行う(ステップS15)。そして、埋込情報の種別と新たな識別子を受信した外部サーバ300は、受信した埋込情報の種別と新たな識別子とを対応付けて種別対応DB310に登録する。これにより、外部サーバ300は、後に同じ埋込情報の種別を含む識別子取得要求を受信した場合に、種別対応DB310を参照して対応する識別子を識別子取得要求の応答としてその送信元に送信することができる。
そして、重畳画像生成部109は、識別子生成部108で生成した新たな識別子と、処理対象画像の埋込情報とをQRコードを利用して処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を生成する(ステップS16)。
一方、ステップS13において、識別子の取得が成功した場合(ステップS13:Yes)、重畳画像生成部109は、取得した識別子と処理対象画像の埋込情報とをQRコードを利用して処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を生成する(ステップS16)。次に、送受信部110は、重畳画像生成部109によって生成された情報重畳画像と印刷指令とをプリンタ200に送信する(ステップS17)。
このようにして生成された情報重畳画像と印刷指令とをPC100から受信したプリンタ200は、受信した情報重畳画像を用紙等の記録媒体に印刷することになる。図7は、プリンタによって情報重畳画像を印刷した場合の用紙の説明図である。図7に示すように、PC100において生成された情報重畳画像をプリンタ200で印刷した場合、用紙700の右上に識別子と埋込情報とをQRコード701を利用して埋め込んだ画像が印刷されることになる。
次に、情報重畳画像が印刷された用紙をスキャンして、取得した情報を表示する手順について説明する。図8は、情報抽出装置によって情報重畳画像が印刷された用紙をスキャンした場合の処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、情報抽出装置400は、プリンタ200によって情報重畳画像が印刷された用紙(原稿)をスキャンする(ステップS20)。次に、情報抽出装置400は、スキャンした画像におけるQRコードから、埋込情報の種別に対応する識別子と、埋込情報とを取得する(ステップS21)。そして、情報抽出装置400は、取得した識別子を外部サーバ300へ送信する(ステップS22)。
情報抽出装置400から識別子を受信した外部サーバ300は、種別対応DBから受信した識別子に対応する埋込情報の種別を検索して(ステップS23)、埋込情報の種別を取得する。そして、外部サーバ300は、取得した埋込情報の種別を、識別子を送信してきた情報抽出装置400に送信する(ステップS24)。
外部サーバ300から埋込情報の種別を受信した情報抽出装置400は、受信した埋込情報の種別を表示する(ステップS25)。このようにして、PCなどの情報抽出装置400が、本実施の形態の画像処理システムにより情報重畳画像が印刷された用紙をスキャンしてQRコードを読み込むことで、用紙に印刷された処理対象画像における埋込情報とその埋込情報の種別とを取得して表示するため、利用者は、用紙に印刷された情報重畳画像に埋め込まれている埋込情報がどのような種別の情報であるかを判断した上で、その埋込情報の内容を把握することができることになる。
このように、本実施の形態にかかる画像処理システムでは、処理対象画像に関連する埋込情報と、外部サーバから取得した埋込情報の種別に対応する識別子とを、処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を印刷する。また、本実施の形態にかかる画像処理システムは、埋込情報の種別に対応する識別子を外部サーバから取得できなかった場合は、利用者から入力された入力情報から新たに識別子を生成して、埋込情報と生成した識別子とを処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を印刷する。そして、情報重畳画像を印刷された用紙をスキャナで読み込んで埋込情報と識別子とを取得して表示する。従って、画像に埋め込む埋込情報の種別に対応する識別子を取得して埋込情報と共に処理対象画像に埋め込むことで、埋込情報の変換を行わなくとも、情報重畳画像に埋め込まれた埋込情報と識別子を抽出した場合に、内容の把握が可能な処理対象画像の埋込情報を容易に埋め込むことができる。また、埋込情報の種別に対応する識別子が外部サーバから取得できなかった場合でも、利用者からの入力情報から新たな識別子を生成することで、全ての埋込情報の種別に対応する識別子を処理対象画像に埋め込むことができる。
(第2の実施の形態)
本実施の形態においては、本発明にかかる画像処理装置を複合機に適用した例を示すが、これに限定されることなく、画像処理を行う機能を備えたPC、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置等、画像処理を行う機能を備えたものであれば本発明を適用することができる。
第1の実施の形態にかかる画像処理システムは、PCにおいて、埋込情報と埋込情報の種別に対応する識別子とをQRコードを用いて処理対象画像に埋め込んでプリンタに送信し、プリンタにおいて、QRコードが埋め込まれた画像を印刷するものであった。これに対し、本実施の形態にかかる画像処理システムは、複合機において、処理対象画像に関連する埋込情報と、その埋込情報の利用用途に対応する識別子とを、2種類のドットパターンを用いてその画像に埋め込んだ画像を印刷するものである。
図9は、第2の実施の形態にかかる画像処理システムの構成を示す図である。図9に示すように、本実施の形態にかかる画像処理システムは、複合機800と、外部サーバ301と、情報抽出装置400とを備えており、電話回線、無線ネットワーク、インターネットなどのネットワーク500を介してそれぞれ接続されている。
情報抽出装置400は、複合機800によって処理対象画像に2種類のドットパターンが印刷された用紙(原稿)から、そのドットパターンをスキャナ等で読み込んで、ドットパターンの情報内容を表示するものであり、第1の実施の形態同様に本実施の形態でもPCを想定している。ここで、情報抽出装置400は、PCに限定されることなく、原稿をスキャンすることが可能であって、情報を表示する表示装置を備えたものであれば適用可能である。
図10は、第2の実施の形態にかかる外部サーバおよび複合機の構成を示すブロック図である。まず、外部サーバ301について説明する。図10に示すように、外部サーバ301は、用途対応DB320を主に備えている。
用途対応DB320は、埋込情報の利用用途と該埋込情報の利用用途に対応する識別子とを対応付けて登録した対応情報を記憶するものであり、HDDやメモリ等の記憶媒体に記憶されている。ここで、埋込情報とは、利用者によって指定された処理対象画像の埋込情報の利用用途に関連する情報であり、また、その処理対象画像に埋め込む情報であって、例えば、FAX送信を行なう用途であればFAX番号を、メール送信を行なう用途であればメールアドレスを示すものである。また、埋込情報の利用用途とは、埋込情報の利用方法であり、例えば「FAX送信」や「メール送信」などである。
ここで、用途対応DB320の詳細について図を参照して説明する。図11は、用途対応DBの詳細の一例を示す図である。図11に示すように、用途対応DB320は、埋込情報の用途「FAX送信」「メール送信」などと、埋込情報の利用用途の識別子「0xFF10」「0xFF20」とが対応付けて登録されている。
この外部サーバ301は、複合機800から埋込情報の利用用途を指定した識別子取得要求を受信し、その受信した埋込情報の利用用途に対応する識別子を上述した用途対応DB320から読み出し、読み出した識別子を識別子取得要求に対する応答として複合機800へ送信(提供)するものである。また、外部サーバ301は、情報抽出装置400から識別子を指定した用途取得要求を受信し、その受信した識別子に対応する埋込情報の利用用途を用途対応DB320から読み出し、読み出した埋込情報の利用用途を用途取得要求に対応する応答として情報抽出装置400へ送信(提供)する。
次に、複合機800について説明する。図10に示すように、複合機800は、操作パネル840と、スキャナ部830と、ネットワークコントローラ850と、プリンタ部860と、HDD820と、読取処理部801と、表示入力処理部802と、画像取得部803と、埋込情報取得部804と、識別子取得部805と、識別子生成部806と、重畳画像生成部807と、画像処理部808と、送受信部809と、印刷処理部810とを主に備えている。
操作パネル840は、種々の画面が表示可能な表示部(図示せず)を備えており、印刷に関する設定情報等の入力を行う入力画面を表示部に表示するとともに、その表示された入力画面や操作キー(図示せず)から利用者による設定情報等の入力が行われるものである。
スキャナ部830は、利用者によって載置された用紙(原稿)を、CCD(Charge Coupled Device)によりスキャンして読み取るものである。
ネットワークコントローラ850は、複合機800の外部と通信を行うための所定の通信インターフェースを備えていて、ネットワーク500と複合機800との通信を行なうものである。
プリンタ部860は、画像処理部808によって生成された印刷用の画像データを要旨などの媒体に印刷したり、重畳画像生成部807によって生成された情報重畳画像(後述)を用紙などに印刷するものである。
HDD820は、プリンタ部860で印刷される処理対象画像等のファイルや、処理対象画像の埋込情報等を記憶する記憶媒体である。
読取処理部801は、スキャナ部830から載置された原稿をスキャンする制御を行い、スキャンした原稿の画像データを生成するものである。
表示入力処理部802は、処理対象画像の指定を行う画面や、処理対象画像の印刷に関する設定情報を行う画面などを操作パネル840の表示部に表示したり、処理対象画像の指定など、操作パネル840に表示された画面に対する入力を受け付けるものである。また、表示入力処理部802は、後述する識別子取得部805による埋込情報の利用用途に対応する識別子の取得ができなかった場合、利用者から指定された処理対象画像の埋込情報の利用用途に対応する識別子の入力を受け付ける制御を行うものである。
画像取得部803は、表示入力処理部802によって指定を受け付けた処理対象画像を、HDD820から取得するものである。また、画像取得部803は、指定を受け付けた処理対象画像を、外部付けのHDDやポータブルHDDから取得したり、外部サイトなどからインターネット等のネットワークを介して取得してもよい。
埋込情報取得部804は、表示入力処理部802によって処理対象画像の指定を受け付けた場合、指定された処理対象画像に関連する埋込情報をHDD820から取得するものである。また、埋込情報取得部804は、第1の実施の形態と同様に、指定された処理対象画像に関連する埋込情報を、操作パネル840からの利用者の入力情報から取得してもよい。また、埋込情報取得部804は、タイムスタンプ情報などから、ネットワークを介して指定された処理対象画像に関連する埋込情報を取得してもよい。
識別子取得部805は、埋込情報取得部804によって取得した埋込情報において、その埋込情報の利用用途に対応する識別子を、外部サーバ301から受信するものである。具体的には、識別子取得部805は、利用者により処理対象画像の指定が入力されると、その処理対象画像の埋込情報の利用用途を指定した識別子取得要求を外部サーバ301に送信して、送信した埋込情報の利用用途に対応する識別子を、識別子取得要求に対する応答として外部サーバ301から受信する。また、識別子取得部805は、処理対象画像の指定があるたびにネットワーク500を介して外部サーバ301にアクセスするのではなく、例えば外部サーバ301に記憶された用途対応DB320のコピーを複合機800内のHDD820などの記憶部に保存しておき、処理対象画像の指定があった場合、複合機800に保存した用途対応DB320から識別子を取得してもよい。この場合、指定があるたびに外部サーバ301にアクセスする時間を短縮して処理を行うことができる。
識別子生成部806は、識別子取得部805によって、利用者により指定された処理対象画像の埋込情報の利用用途に対応する識別子を外部サーバ301から取得できなかった場合、表示入力処理部802によって受け付けた、利用者から入力された埋込情報の利用用途の識別子を、識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の利用用途に対応する識別子とすることで、新たに識別子を生成するものである。ここで、「識別子取得部107により識別子を取得できなかった場合」とは、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する。また、本実施の形態でも、利用者から入力された情報をそのまま識別子としているが、利用者からの入力情報を複合機800内で加工処理して識別子とするように構成してもよい。
重畳画像生成部807は、識別子取得部805によって、利用者により指定された処理対象画像の埋込情報の利用用途に対応する識別子を外部サーバ301から取得できた場合、取得した識別子と処理対象画像の埋込情報とを2種類のドットパターンによって処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を生成するものである。また、重畳画像生成部807は、利用者により指定された処理対象画像の埋込情報の利用用途に対応する識別子を外部サーバ301から取得できなかった場合、識別子生成部806で生成した識別子と処理対象画像の埋込画像とを2種類のドットパターンによって処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を生成する。
ここで、識別子と埋込情報を処理対象画像に埋め込む処理について説明する。図12は、処理対象画像の埋込情報のみを処理対象画像に埋め込む場合を示す説明図である。図13は、処理対象画像の埋込情報とその埋込情報それぞれの利用用途に対応する識別子とを処理対象画像に埋め込む場合を示す説明図である。
図12に示すように、処理対象画像に埋込情報のみを複数埋め込む場合、埋込情報605(FAX送信)と埋込情報606(フォルダ配信)とが連続して埋め込まれることになる。従って、どこからどこまでが一つの埋込情報であるか否かを判断することができない。さらに、埋め込まれた埋込情報が、どのような利用用途の情報であるかを判断することもできない。
これに対し、本実施の形態では、図13に示すように、処理対象画像に複数の埋込情報と、それらの利用用途に対応する識別子を埋め込んでいる。この場合、埋込情報605の前には埋込情報605の利用用途に対応する識別子C(0xFF10)を付加し、埋込情報606の前には埋込情報606の種別に対応する識別子D(0xFF30)を付加して処理対象画像に埋め込むことになる。つまり、埋込情報605の種別の識別子C、埋込情報605、埋込情報606の種別の識別子D、埋込情報606という順序で埋め込まれることになる。これによって、埋め込まれたドットパターンを読み込んだ場合、識別子Cによって次に埋め込まれた埋込情報605の利用用途が判断でき、識別子Dまでの情報により埋込情報605が認識でき、その埋込情報605によって実際の埋込情報の内容が把握できる。同様に、識別子Dによって次に埋め込まれた埋込情報606の利用用途が判断でき、次の識別子までの情報により埋込情報606が認識でき、その埋込情報606によって実際の埋込情報の内容が把握できる。従って、図12とは逆に、どこからどこまでが一つの埋込情報であるか否かを判断することができるとともに、埋め込まれた埋込情報が、どのような利用用途の情報であるかを判断することができることになる。
画像処理部808は、HDD820に一時的に保存されたスキャンした原稿の画像データから、プリンタ部における印刷用の画像データを生成する処理等を行うものである。
送受信部809は、ネットワーク500を介して情報を送受信するものであり、識別子取得部805により識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の利用用途と、識別子生成部806によって生成された新たな識別子とを外部サーバ301に送信することにより、外部サーバ301に対して新たな識別子の登録要求を行うものである。
印刷処理部810は、画像処理部808において生成された印刷用の画像データや、重畳画像生成部807によって生成された情報重畳画像をプリンタ部860により印刷するなどの制御を行うものである。
次に、複合機800によって、処理対象画像に埋込情報と識別子とを埋め込んで印刷する画像処理の手順について説明する。図14は、第2の実施の形態にかかる複合機による画像処理の手順を示すフローチャートである。
まず、表示入力処理部802によって、利用者から印刷を行なう処理対象画像の指定を受け付けると、画像取得部803は、HDD820から指定された処理対象画像を取得する(ステップS30)。次に、埋込情報取得部804は、利用者により指定を受け付けた処理対象画像に埋め込む埋込情報をHDD820から取得する(ステップS31)。そして、識別子取得部805は、埋込情報取得部804により取得した埋込情報の利用用途に対応する識別子を外部サーバ301から取得する(ステップS32)。
次に、識別子取得部805は識別子の取得が成功したか否かの判断をし(ステップS33)、識別子の取得が成功しなかった場合(ステップS33:No)、表示入力処理部802は、利用者から埋込情報の利用用途の新たな識別子の入力を受け付ける(ステップS34)。そして、識別子生成部806は、利用者から受け付けた識別子を、識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の利用用途に対応する識別子とすることで、新たに識別子を生成し、送受信部809は、識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の利用用途と、新たな識別子とを外部サーバ301に送信することで、外部サーバ301に対して新たな識別子の登録要求を行う(ステップS35)。そして、埋込情報の利用用途と新たな識別子を受信した外部サーバ301は、受信した埋込情報の利用用途と新たな識別子とを対応付けて用途対応DB320に登録する。これにより、外部サーバ301は、後に同じ埋込情報の利用用途を含む識別子取得要求を受信した場合に、用途対応DB320を参照して対応する識別子を識別子取得要求の応答としてその送信元に送信することができる。
そして、重畳画像生成部807は、識別子生成部806で生成した新たな識別子と、処理対象画像の埋込情報とを2種類のドットパターンによって処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を生成する(ステップS36)。
一方、ステップS33において、識別子の取得が成功した場合(ステップS33:Yes)、重畳画像生成部807は、取得した識別子と処理対象画像の埋込情報とを2種類のドットパターンによって処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を生成する(ステップS36)。次に、印刷処理部810は、重畳画像生成部807によって生成された情報重畳画像を用紙に印刷する(ステップS37)。
図15は、複合機によって情報重畳画像を印刷した場合の用紙の説明図である。図15に示すように、複合機800によって生成された情報重畳画像を印刷した場合、用紙710の全面に、ドットを縦方向に並べたドットパターン711と、ドットを横方向に並べたドットパターン712とを利用して埋め込んだ画像が印刷されることになる。
そして、情報重畳画像が印刷された用紙をスキャンして、埋込情報とその埋込情報の利用用途を表示するが、この手順については、QRコードと2種類のドットパターンとの差異以外は、第1の実施の形態と同様であるため、説明を省略する(図8参照)。
このように、本実施の形態にかかる画像処理システムでは、処理対象画像に関連する埋込情報と、外部サーバから取得した埋込情報の利用用途に対応する識別子とを、処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を印刷する。また、本実施の形態にかかる画像処理システムは、埋込情報の利用用途に対応する識別子を外部サーバから取得できなかった場合は、新たに識別子を生成して、埋込情報と生成した識別子とを処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を印刷する。そして、情報重畳画像を印刷された用紙をスキャナで読み込んで埋込情報と識別子とを取得して表示する。従って、画像に埋め込む埋込情報の利用用途に対応する識別子を取得して埋込情報と共に処理対象画像に埋め込むことで、埋込情報の変換を行わなくとも、情報重畳画像に埋め込まれた埋込情報と識別子を抽出した場合に、内容の把握が可能な処理対象画像の埋込情報を容易に埋め込むことができる。また、埋込情報の利用用途に対応する識別子が外部サーバから取得できなかった場合でも、利用者からの入力情報から新たな識別子を生成することで、全ての埋込情報の利用用途に対応する識別子を処理対象画像に埋め込むことができる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態にかかる画像処理システムは、PCにおいて処理対象画像に埋め込む埋込情報の種別に対応する識別子を外部サーバから取得できなかった場合、利用者から入力された識別子によって新たな識別子を生成するものであった。これに対し、本実施の形態にかかる画像処理システムは、PCにおいて処理対象画像に埋め込む埋込情報の種別に対応する識別子を外部サーバから取得できなかった場合、PCに記憶されている処理対象画像や埋込情報から新たな識別子を生成するものである。
本実施の形態にかかる画像処理システムの構成、プリンタ、および情報抽出装置については、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する(図1参照)。
図16は、第3の実施の形態にかかる外部サーバおよびPCの構成を示すブロック図である。まず、外部サーバ300については、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する(図2参照)。
次に、PC900について説明する。図16に示すように、PC900は、モニタ101と、入力デバイス102と、ネットワークコントローラ130と、HDD120と、ユーザDB940と、宛先DB950と、表示制御部103と、入力受付部104と、画像取得部105と、埋込情報取得部106と、識別子取得部107と、識別子生成部908と、重畳画像生成部109と、送受信部110とを主に備えている。ここで、モニタ101と、入力デバイス102と、ネットワークコントローラ130と、HDD120と、表示制御部103と、入力受付部104と、画像取得部105と、埋込情報取得部106と、識別子取得部107と、重畳画像生成部109と、送受信部110の構成および機能は、第1の実施の形態におけるPCと同様であるため説明を省略し(図2参照)、以下では、異なる構成について説明する。
ユーザDB940は、処理対象画像の作成者の氏名などの作成者に関する情報が、処理対象画像の作成者IDに対応して登録されたユーザ情報を記憶するものであり、HDDやメモリ等の記憶媒体に記憶されている。
宛先DB950は、処理対象画像を取得した取得元のURL(Uniform Resource Locator)などの宛先に関する情報が、処理対象画像の作成者IDに対応して登録された宛先情報を記憶するものであり、HDDやメモリ等の記憶媒体に記憶されている。
識別子生成部908は、識別子取得部107によって、利用者により指定された処理対象画像の埋込情報の種別に対応する識別子を外部サーバ300から取得できなかった場合、取得した処理対象画像または取得した埋込情報から、識別子を取得できなかった埋込情報の種別に対応する識別子を新たに生成するものである。ここで、「識別子取得部107により識別子を取得できなかった場合」とは、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
具体的には、例えば、ユーザDB940に登録されたユーザ情報を参照して、処理対象画像のヘッダに登録されている作成者IDを検索キーとして処理対象画像の作成者の氏名を取得して、取得した作成者の氏名に対して識別子を新たに生成し、識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の種別に対応する識別子とする。また、例えば、宛先DB950に登録された宛先情報を参照して、処理対象画像のヘッダに登録されている作成者IDを検索キーとして、作成者のメールアドレス等を取得して、取得したメールアドレスに対して識別子を新たに生成し、識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の種別に対応する識別子とする。また、例えば、処理対象画像をWEBサイトからインターネット経由で取得している場合には、そのWEBサイトのURLに対して識別子を新たに生成し、識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の種別に対応する識別子とする。上述した以外でも、処理対象画像または埋込情報に関する情報から、種々の方法により新たな識別子を生成してもよい。
次に、PC900によって、処理対象画像に埋込情報と識別子とを埋め込む画像処理の手順について説明する。図17は、第3の実施の形態にかかるPC900による画像処理の手順を示すフローチャートである。
まず、画像取得部105による処理対象画像の取得から、識別子取得部107による識別子の取得までの処理(ステップS40〜42)は、第1の実施の形態と同様であるため省略する(ステップS10〜12)。
次に、識別子取得部107は識別子の取得が成功したか否かの判断をし(ステップS43)、識別子の取得が成功しなかった場合(ステップS43:No)、識別子生成部908は、取得した処理対象画像または取得した埋込情報から、識別子を取得できなかった埋込情報の種別に対応する識別子を新たに生成する(ステップS44)。この新たな識別子の生成は、上述したとおり、ユーザDB940や宛先DB950を参照して、氏名やURLなどから行われる。次に、送受信部110は、識別子を取得できなかった処理対象画像の埋込情報の種別と、新たな識別子とを外部サーバ300に送信することで、外部サーバ300に対して新たな識別子の登録要求を行う(ステップS45)。そして、埋込情報の種別と新たな識別子を受信した外部サーバ300は、受信した埋込情報の種別と新たな識別子とを対応付けて種別対応DB310に登録する。これにより、外部サーバ300は、後に同じ埋込情報の種別を含む識別子取得要求を受信した場合に、種別対応DB310を参照して対応する識別子を識別子取得要求の応答としてその送信元に送信することができる。
そして、重畳画像生成部109は、識別子生成部908で生成した新たな識別子と、処理対象画像の埋込情報とをQRコードを利用して処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を生成する(ステップS46)。
一方、ステップS13において、識別子の取得が成功した場合(ステップS43:Yes)、重畳画像生成部109は、取得した識別子と処理対象画像の埋込情報とをQRコードを利用して処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を生成する(ステップS46)。次に、送受信部110は、重畳画像生成部109によって生成された情報重畳画像と印刷指令とをプリンタ200に送信する(ステップS47)。
そして、情報重畳画像が印刷された用紙をスキャンして、埋込情報とその埋込情報の利用用途を表示するが、この手順については第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する(図8参照)。
ここで、本実施の形態では、第1の実施の形態におけるPCにおいて、PCに記憶されている処理対象画像や埋込情報から新たな識別子を生成するものであったが、第2の実施の形態における複合機において、複合機に記憶されている処理対象画像や埋込情報から新たな識別子を生成してもよい。そうすると、識別子生成部908は、識別子取得部107によって、利用者により指定された処理対象画像の埋込情報の利用用途に対応する識別子を外部サーバ300から取得できなかった場合、取得した処理対象画像または取得した埋込情報から、識別子を取得できなかった埋込情報の利用用途に対応する識別子を新たに生成することになる。
このように、本実施の形態にかかる画像処理システムでは、処理対象画像に関連する埋込情報と、外部サーバから取得した埋込情報の種別に対応する識別子とを、処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を印刷する。また、本実施の形態にかかる画像処理システムは、埋込情報の種別に対応する識別子を外部サーバから取得できなかった場合は、処理対象画像または埋込画像から新たに識別子を生成して、埋込情報と生成した識別子とを処理対象画像に埋め込んだ情報重畳画像を印刷する。そして、情報重畳画像を印刷された用紙をスキャナで読み込んで埋込情報と識別子とを取得して表示する。従って、画像に埋め込む埋込情報の種別に対応する識別子を取得して埋込情報と共に処理対象画像に埋め込むことで、埋込情報の変換を行わなくとも、情報重畳画像に埋め込まれた埋込情報と識別子を抽出した場合に、内容の把握が可能な処理対象画像の埋込情報を容易に埋め込むことができる。また、埋込情報の種別に対応する識別子が外部サーバから取得できなかった場合でも、処理対象画像または埋込画像から新たな識別子を生成することで、全ての埋込情報の種別に対応する識別子を処理対象画像に埋め込むことができる。
図18は、第1、3の実施の形態のPCのハードウェア構成を示す図である。第1、3の実施の形態のPCは、CPU(Central Processing Unit)5001などの制御装置と、ROM(Read Only Memory)5002やRAM(Random Access Memory)5003などの記憶装置と、HDD(Hard Disk Drive)、CDドライブ装置などの外部記憶装置5004と、ディスプレイ装置などの表示装置5005と、キーボードやマウスなどの入力装置5006と、通信I/F5007と、これらを接続するバス5008を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
第1、3の実施の形態のPCで実行される画像処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、第1、3の実施の形態のPCで実行される画像処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第1、3の実施の形態のPCで実行される画像処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、第1、3の実施の形態の画像処理プログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
第1、3の実施の形態のPCで実行される画像処理プログラムは、上述した各部(表示制御部、画像取得部、埋込情報取得部、識別子取得部、識別子生成部、入力受付部、重畳画像生成部、送受信部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体から画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、表示制御部、画像取得部、埋込情報取得部、識別子取得部、識別子生成部、入力受付部、重畳画像生成部、送受信部が、主記憶装置上に生成されるようになっている。
図19は、第2の実施の形態にかかる複合機のハードウェア構成を示すブロック図である。本図に示すように、この複合機800は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、複合機800全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、たとえば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)18とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bとをさらに有する。
CPU11は、複合機800の全体制御をおこなうものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGP15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGP15、PCIバス、HDD18およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIターゲットおよびAGPマスタと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Fax Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)50が接続される。操作表示部20はASIC16に直接接続されている。
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)18は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
AGP15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
なお、第2の実施の形態の複合機800で実行される画像処理プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
第2の実施の形態の複合機800で実行される画像処理プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、第2の実施の形態の複合機800で実行される画像処理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、第2の実施の形態の複合機800で実行される画像処理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
第2の実施の形態の複合機800で実行される画像処理プログラムは、上述した各部(読取処理部、表示入力処理部、画像取得部、埋込情報取得部、識別子取得部、識別子生成部、重畳画像生成部、画像処理部、送受信部、印刷処理部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから画像処理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、読取処理部、表示入力処理部、画像取得部、埋込情報取得部、識別子取得部、識別子生成部、重畳画像生成部、画像処理部、送受信部、印刷処理部が主記憶装置上に生成されるようになっている。