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JP4852867B2 - モータ駆動システム及びモータ駆動方法 - Google Patents
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JP4852867B2 - モータ駆動システム及びモータ駆動方法 - Google Patents

モータ駆動システム及びモータ駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、直流電源からの電力を交流電力に変換し、交流電力でモータを駆動するモータ駆動システム及びモータ駆動方法に関するものである。
一般的なモータ駆動システムにおいては、モータ駆動装置で制御装置からの制御信号に応じて内部の半導体スイッチング素子(インバータ)を開閉させ、直流電源からの電力を三相交流電力に変換し、三相交流電力で制御対象のモータを駆動する。
このようなモータ駆動システムにおいては、電力変換の際及びモータでの電力から物理的な動力への変換の際に電磁気ノイズ(以降、EMI(Electro-Magnetic Interface)ノイズと記載する)が発生することが知られている。その具体例としては、モータ駆動装置内部における半導体スイッチの開閉によるスイッチングノイズ、直流電源とモータ駆動装置の間に直流電力を伝達するための直流ケーブルや、モータ駆動装置とモータの間に三相交流電力を伝達するための三相ケーブルを伝達することにより発生する放射ノイズ、モータ内部においてモータを回転させるための磁界の変化に伴い発生するノイズ、制御装置における信号処理において発生するノイズ等がある。
これらのEMIノイズは、電子機器等に対して誤動作を誘発したり、ラジオ受信機をはじめ様々な通信機器等への通信障害を招いたりする可能性がある。従って、それらを抑制するための様々な対策手法が考えられ、実施されている。
対策手法の主なものとしては、先ず、モータ駆動システムから発生するEMIノイズが外部に洩れないようにモータ駆動システム全体をシールドするという方法がある。他に、直流電源とモータ駆動装置、モータ駆動装置とモータ、それぞれの間を接続し電力を伝達するケーブルにフィルタを形成し、フィルタの働きでモータ駆動装置から直流ケーブルおよび三相ケーブルに高周波ノイズが伝達されるのを抑制し、更に伝導ノイズに伴い発生する放射ノイズを抑制するというものがある。この場合のフィルタとしては、フェライトコアや、チョークコイル、フィルタ回路等がある。
しかし、このようなEMIノイズを抑制するための対策手法においては、以下のような問題点がある。先ず、シールド方式においては、完全なシールドを実現することが困難な場合がある。例えば、モータ駆動システムを動作させることにより半導体スイッチ等で発熱が生じるため、発熱した機器を冷却する必要が生じる。そのためには、例えば空冷用の空気が出入りするための空孔を設ける等の対応が考えられる。しかし、空孔を設けることにより、その空孔からEMIノイズが洩れてしまい、EMIノイズの他のシステムへの障害を確実には抑制することができないという問題がある。
一方、フィルタ方式においては、必要な信号は伝達し、不要なノイズのみを遮断するという周波数特性となるように設計を行うわけであるが、その実現できる能力範囲には限界があり、完全に理想的なフィルタを実現することは今日の技術では不可能である。この他にもEMIノイズを抑制するための様々な対策手法が考えられているが、いずれもコストの上昇、体積・重量の増加等の問題がある。
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、EMIノイズの他のシステムへの障害を確実に抑制することができるモータ駆動システム及びモータ駆動方法を提供することを目的とする。
この目的を達成するため、本発明のモータ駆動システム及びモータ駆動方法においては、モータ駆動システムから発生するEMIノイズのうち、発生させたくないEMIノイズの周波数値を設定する回避周波数設定手段と、回避周波数設定手段が設定した周波数値で、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を発生させないようにキャリア周波数を決定する、キャリア周波数決定手段とを有する。
本発明に係るモータ駆動システム及びモータ駆動方法においては、キャリア周波数決定手段は、回避周波数設定手段から出力された周波数値で、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を発生させないため、モータ駆動システムから発生するEMIノイズのうち、発生させたくない周波数のEMIノイズの発生を抑制することができるから、EMIノイズの他のシステムへの障害を確実に抑制することができる。
第1の実施の形態
図1は第1の実施の形態の基本構成を示す図である。13は制御対象のモータ、11はモータ13に電力を供給する直流電源、14はモータ駆動装置12に指令回転数の信号(制御信号)を出力する制御装置、12は直流電源11からの直流電力を三相交流電力に変換しモータ13に供給すると共に、制御装置14からの指令回転数の信号を受けてモータ13を半導体素子のスイッチング作用で指令回転数で駆動するモータ駆動装置である。
制御装置14は、モータ駆動システムから発生するEMIノイズのうち、発生させたくないEMIノイズの周波数値を決定するノイズピーク群回避周波数設定手段15(回避周波数設定手段)と、ノイズピーク群回避周波数設定手段15が設定した周波数値で、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を発生させないようにキャリア周波数を決定する、キャリア周波数決定手段17とを有している。
また、制御装置14は、モータ13の回転数を検出するモータ回転数検出手段19と、モータ13の回転数、キャリア周波数及びEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群との相関をマップとして記録するノイズ相関情報記録手段16とを有している。18は、モータ駆動装置12に回転数指令信号を出力する指令値生成手段である。
ここに、ノイズピーク群回避周波数設定手段15は、モータ駆動システムが動作することにより発生するEMIノイズのうち、モータ駆動システムの周囲で使用される通信機器等の電子機器類にとって障害となる周波数値を設定し、障害となる周波数値をキャリア周波数決定手段17に出力する。例えば、モータ駆動システムの周囲で同時に使用する他のシステムが、500kHzのEMIノイズに反応して誤動作してしまうような場合には、モータ駆動システムから発生するEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群が500kHzを含まないようにするため、その回避したい周波数値である500kHzをキャリア周波数決定手段17に出力する。
キャリア周波数決定手段17は、モータ13の指令回転数に対応する半導体素子のスイッチングを実行するキャリア周波数の周波数値を決定する。この場合、ノイズピーク群回避周波数設定手段15が設定した周波数値のキャリア周波数は発生させない構成としている。即ち、モータ13の回転数により決定されるEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群が、ノイズピーク群回避周波数設定手段15により設定された周波数帯域で発生しないようにキャリア周波数を決定する。
指令値生成手段18は、モータ13を駆動させるための回転数指令信号をキャリア周波数決定手段17から受け取り、モータ駆動装置12へ制御信号として出力する。
以上の構成において、直流電源11からの直流電力がモータ駆動装置12により三相交流電力に変換され、モータ13に伝達される。この場合、モータ駆動装置12は制御装置14からの制御信号を受けて、内部の半導体スイッチを開閉することによって、直流電力を三相交流電力に変換する。制御装置14では、キャリア周波数決定手段17は、ノイズピーク群回避周波数設定手段15から出力された周波数値で、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を発生させないようキャリア周波数を決定する。
図2は、モータ駆動システムを動作させた場合にモータ駆動システムから発生するEMIノイズのノイズスペクトルの一例を示す図である。図2を用いて、キャリア周波数の決定手段17で行うキャリア周波数の決定方法について説明する。図2(a)、(b)はモータ回転数がN1(rpm)でキャリア周波数をそれぞれfc1、fc2とした場合のEMIノイズのノイズスペクトル、図2(c)、(d)はモータ回転数がN2(rpm)でキャリア周波数をそれぞれfc1、fc2とした場合のEMIノイズのノイズスペクトルである。各図は、横軸をノイズ周波数、縦軸をノイズレベルとして作成してある。
これらのスペクトル分布から、モータ駆動システムが動作する場合に発生するEMIノイズのノイズスペクトルは、各ノイズ周波数における細かいスペクトルであるキャリア周波数の高調波周波数のスペクトルを持つと共に、それらのスペクトルが群をなして包絡線で示される凹凸状に形成されていることがわかる。そして、図2に例示する、モータ13の回転数、キャリア周波数及びEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群の相関をノイズ相関情報記録手段16に記録してある。
図2の各図における包絡線で示される凸をなしている領域をピーク群と呼ぶことにすると、これらのピーク群は、モータ回転数N1、N2とキャリア周波数fc1、fc2のそれぞれに依存すること、更に、ピーク群の中心周波数は、キャリア周波数fc1、fc2に比例し、モータ回転数N1、N2に反比例することがわかる。従って、この関係を用いれば、所望のモータ回転数の場合に、ノイズピーク群回避周波数設定手段15によって設定された特定の周波数帯域にピーク群が形成されないように、キャリア周波数を設定することができる。
次に、キャリア周波数決定手段17によるキャリア周波数の決め方について説明する。キャリア周波数をfc(Hz)、モータ回転数をN(rpm)とすると、ピーク群の中心周波数fp,nは以下のように示される。
fp,n=n・A・fc/N nは整数、Aは比例定数
今、モータ駆動システムから発生する周波数fb(Hz)のEMIノイズの影響を受けてしまう他の電子機器類が、近くにあったとすると、モータ駆動システムから発生するEMIノイズが周波数fbでピーク群を形成しないようにすることで、他の電子機器類へのEMIノイズの影響を抑制することができる。このためには、周波数fbが隣り合うピーク群fp,nとfp,n+1の間にあればよい。従って、以下の式が成り立つ。
fp,n<fb<fp,n+1
∴n・A・fc/N<fb<(n+1)・A・fc/N
ここにモータ回転数Nは、実現させたいモータ13の回転数の要求で決まる値である。またキャリア周波数fcは、モータ駆動装置12におけるスイッチング周波数であるから、その損失、発熱、動作時の騒音の抑制等により、可変範囲が決まる。従って、EMIノイズの周波数スペクトルにおいて、ピーク群を避けた適当な凹部の領域に周波数fbが位置するように整数nの値を定め、キャリア周波数fcをその可変範囲内で決定するようにすることで、実現することができる。
次に、本発明のモータ駆動システムの動作、即ち、本実施の形態のモータ駆動方法について説明する。制御装置14が、モータ駆動装置12に指令回転数の信号を出力し、モータ駆動装置12が、指令回転数の信号に応じて制御対象のモータ13を半導体素子のスイッチング作用で指令回転数で駆動する。この場合、ノイズピーク群回避周波数設定手段15でモータ駆動システムから発生するEMIノイズのうち、発生させたくないEMIノイズの周波数値を設定し、制御装置14は、キャリア周波数決定手段17で、指令回転数に対応する半導体素子のスイッチング回数を算出し、スイッチングを実行するキャリア周波数の周波数値を決定する。このとき、ノイズピーク群回避周波数設定手段15により設定した周波数値で、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を発生させないようにする。
以上説明した構成とすることで、キャリア周波数決定手段17は、回避周波数設定手段から出力された、発生させたくない周波数値で、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を発生させないようにすることが可能となるため、この帯域のEMIノイズで影響を受ける、近くに設置した他の電子機器類やシステム等への障害の発生を確実に抑制することができる。
尚、一般的なEMIノイズ対策手法は、機器の設計後に、実機にて動作させることでEMIノイズの発生状況を評価し、その結果に応じて施される、いわゆる後対策となる場合が多い。後対策が必要となった場合は、機器の再設計やその後の再評価といったサイクルを行うこととなるが、これらの対策が何度も行われる可能性があり、それによるコスト上昇と共に、開発期間の増大という問題が発生する。本発明は、かかる後対策ではないため、後対策によるコスト上昇、体積や重量の増加、開発期間の増大などを抑制することが可能となる。
また制御装置14は、モータ13の回転数、キャリア周波数及びノイズスペクトルのピーク群の相関をノイズ相関情報記録手段16として記録し、特定の周波数帯域において、ノイズスペクトルのピーク群が外れるようにキャリア周波数を決定する構成であるため、特定の帯域からEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群が外れるようにするためのキャリア周波数を、容易にかつ確実に決定することが可能となり、モータ駆動システムの動作に伴い発生するEMIノイズの他のシステムへの障害を確実に抑制することができる。
第2の実施の形態
図3は、第2の実施の形態の基本構成を示す図である。本実施の形態のモータ駆動システムは、放送波を選択して受信する受信装置23を有し、制御装置24は、受信装置23の受信チャンネル周波数を検出する受信チャンネル周波数検出手段25を有し、発生させたくないEMIノイズの周波数値を受信チャンネル周波数の周波数値とし、回避周波数設定手段を、受信チャンネル周波数検出手段25とした構成である。
受信装置23は、モータ駆動システムの近隣に配置されてあり、例えばラジオ受信機やテレビ受信機といった受信チャンネル周波数を切り替えることで、好みの放送波を選択して受信・聴取できるようなものである。即ち、本実施の形態は、第1の実施の形態におけるノイズピーク群回避周波数設定手段15を、受信装置23の受信チャンネル周波数の情報を検出する受信チャンネル周波数検出手段25に置き換えたものである。
また、制御装置24は、モータ13の回転数を検出するモータ回転数検出手段29と、モータ13の回転数、キャリア周波数及び受信チャンネル周波数の相関を記録するノイズ相関情報記録手段26と、受信チャンネル周波数検出手段25が検出した周波数値で、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を発生させないようにキャリア周波数を決定するキャリア周波数決定手段27と、モータ駆動装置12に回転数指令信号を出力する指令値生成手段28とを有する。
即ち、第1の実施の形態におけるノイズ相関情報記録手段16では、「モータ13の回転数、キャリア周波数及びノイズピーク群の周波数の相関」が格納されているものであったが、本実施の形態におけるノイズ相関情報記録手段26では、「モータ13の回転数、キャリア周波数及び受信チャンネル周波数の相関」が格納されているものである。本実施の形態においては、受信チャンネルとその時のモータ回転数から、ノイズピーク群と受信チャンネル周波数が重ならないように、予め求めておいたキャリア周波数を格納しておけばよい。その他の構成および動作については、第1の実施の形態の実施例と同様である。
次に、本実施の形態におけるキャリア周波数の決定方法について図4を用いて説明する。先ず、モータ回転数がN1(rpm)の場合に発生するEMIノイズのノイズスペクトルについて、図4(a)、(b)を用いて説明する。図4(a)、(b)は、それぞれキャリア周波数がfc1(Hz)、fc2(Hz)の場合の実測例を示す。例えば、受信チャンネル周波数が図中に示すCH1の場合、キャリア周波数fc1ではノイズスペクトルのピーク群の周波数帯域内にCH1の受信チャンネル周波数が存在することになり(図4(a))、受信チャンネル周波数CH1の受信に対して障害となる可能性がある。
一方、キャリア周波数がfc2の場合、CH1の受信チャンネル周波数はEMIノイズスペクトルの隣り合うピーク群の間に位置している(図4(b))。従って、キャリア周波数がfc1の場合と比較して、EMIノイズによる影響を抑制することができる。しかし、受信チャンネル周波数CH2を受信する場合は、以上説明した受信チャンネル周波数CH1の場合とは逆となる。即ち、キャリア周波数がfc2の場合はピーク群の周波数帯域内にCH2の受信チャンネル周波数が存在してしまうが、キャリア周波数がfc1であれば、ピーク群を避けることができる。
次に、モータ回転数がN1ではなく、N2の場合のEMIノイズスペクトルを図4(c)、(d)に示す。この場合、モータ回転数がN1からN2に変化したことで、受信チャンネル周波数CH1、CH2が同じでも、適切なキャリア周波数が図4(a)、(b)の場合とは異なっていることがわかる。即ち、キャリア周波数がfc1の場合はピーク群の周波数帯域内にCH1の受信チャンネル周波数は外れるが、CH2の受信チャンネル周波数は存在してしまう(図4(c))。一方、キャリア周波数がfc2であれば、ピーク群の周波数帯域内にCH1の受信チャンネル周波数は存在するるが、CH2の受信チャンネル周波数は外れる(図4(d))。このように、所望のモータ13の回転数を実現し、かつ、その時の受信チャンネル周波数におけるノイズピーク群の影響を抑制するために、キャリア周波数を変更することで、モータ駆動システムからのEMIノイズの影響を抑制することが可能となる。
以上、本実施の形態について、実施例を用いて説明したが、本発明は上記説明した実施の形態に限定されるものではない。例えばモータ駆動装置12は直流を三相交流に変換するインバータを例に説明したが、それに限定されず、他の電力変換装置の構成でも同様の効果が得られるものである。
本実施の形態においては、受信装置23で受信する受信周波数をEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群の帯域から外れるように、キャリア周波数を決定してあり、モータ駆動システムが動作することによって発生するEMIノイズがラジオ等の受信機器に対して与える受信障害を抑制することが可能となる。
また、所望のモータ13の回転数の場合に、受信チャンネル周波数がEMIノイズのノイズスペクトルにおけるピーク群から外れるようなモータ13の回転数、受信チャンネル周波数及びキャリア周波数との相関のマップとして所有しているため、モータ駆動システムが引き起こす、ラジオ等の受信装置23に対する受信障害を、受信周波数が様々に変化する場合でも、容易に抑制することが可能となる。
第3の実施の形態
図5は第3の実施の形態の基本構成を示す図である。制御装置34は、EMIノイズのうち、電子機器類にとって障害となる周波数値を設定し、設定した周波数値をキャリア周波数決定手段37に出力するノイズピーク群回避周波数設定手段35を有し、回避周波数設定手段を、ノイズピーク群回避周波数設定手段35とした構成である。即ち、ノイズピーク群回避周波数設定手段35は、モータ駆動システムが動作することにより発生するEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群が、他システムにとって障害にならないような周波数の値を設定し、キャリア周波数決定手段37に出力する。
また、制御装置34は、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群の周波数帯域を検出するノイズピーク群周波数帯域検出手段32と、ノイズピーク群回避周波数設定手段35により設定した周波数値で、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を発生させないようにキャリア周波数を決定するキャリア周波数決定手段37と、モータ駆動装置12に回転数指令信号を出力する指令値生成手段38とを有する。
図6は、ノイズピーク群周波数帯域検出手段32の構成例を示す図である。81はアンテナ、82はノイズスペクトル検出手段、83はメモリ(記憶手段)、84はスペクトル包絡線算出手段、85はノイズピーク群周波数帯域算出手段である。
即ち、ノイズピーク群周波数帯域検出手段32は、EMIノイズのノイズスペクトルの周波数及びノイズレベルを検出するノイズスペクトル検出手段82と、ノイズスペクトル検出手段82により検出された周波数及びノイズレベルの値を格納するメモリ83と、メモリ83に格納された周波数及びノイズレベルの値からEMIノイズのノイズスペクトルのピーク値の包絡線を算出するノイズスペクトル包絡線算出手段84と、包絡線からノイズピーク群周波数帯域を算出するノイズピーク群周波数帯域算出手段85とを有する。
かかる構成とすることにより、モータ駆動システムから発生するEMIノイズをアンテナ81で受信し、ノイズスペクトル検出手段82により、受信したEMIノイズ(ノイズ信号と呼ぶ)のノイズスペクトルを検出する。検出された情報(周波数の値とその周波数におけるノイズレベルの値)は、メモリ83に格納される。スペクトル包絡線算出手段84は、メモリ83に格納された情報からEMIノイズのノイズスペクトルが作る包絡線を算出する。ノイズピーク群周波数帯域算出手段85は、得られた包絡線において、ノイズピーク群である周波数帯域を算出する。
図7は、ノイズスペクトル検出手段の構成例を示す図である。本実施の形態におけるノイズスペクトル検出手段82の構成は、ラジオ受信機やスペクトラムアナライザ等で用いられるスーパヘテロダイン方式と呼ばれる方式を利用したものである。ノイズ周波数fobにおけるノイズレベルを観測する場合について説明する。先ず、局部発信回路93は、観測周波数fobと中間周波数fIFとの和の周波数foscの局部発信信号を発生する。次に、ノイズ信号と局部発信回路93から出力された局部発信信号はノイズ周波数fobを中間周波数fIFに変換する混合回路92に入力される。混合回路92の出力は、fIF周波数の成分以外を除去するフィルタ94に入力される。従って、フィルタ94ではfIF周波数の成分のみが出力される。この出力されたノイズ周波数fobのレベルが、観測周波数fobにおけるノイズレベルAとなる。観測周波数fobを観測したい周波数帯域全域で変化させる、即ち、対応する局部発信信号の周波数を変化させることで、所望の帯域のノイズスペクトルを検出することができる。
図8は、ノイズピーク群の周波数帯域が、特定の周波数fchを含まないようにするためのキャリア周波数を決定する手順を示すフローチャートである。先ず、S10でモータ駆動システムを動作させ、S11において、キャリア周波数fcを、キャリア周波数fcの可変範囲の最小値であるキャリア周波数fc1とする。次に、S12でEMIノイズの周波数を観測する。観測周波数fobは観測する周波数帯域における最低周波数値fob1とし、この状態でS13でノイズスペクトル検出手段82により観測周波数におけるノイズレベルAを検出する。次に、S14で、得られたキャリア周波数fc、観測周波数fob、ノイズレベルAの値をメモリ83に格納する。次にS15で、観測周波数fobが観測する周波数帯域における最大周波数値fob2を超えたか否かを判断し、超えていない場合には、引き続きノイズレベルAの値を計測するため、S17に進む。S17では、観測周波数fobにノイズスペクトルを観測するのに必要な分解能であるΔfobを加え、新たな観測周波数fobに変更してS13に進み、S13で新たな観測周波数fobのノイズレベルAを検出する。
以上説明した手順を、観測周波数fobが観測する周波数帯域の最大値である周波数fob2になるまで繰り返すことで、キャリア周波数fc1におけるノイズスペクトルのデータが得られる。
次にS16に進み、キャリア周波数fcの値が可変範囲の最大値fc2を超えたか否かを判断し、超えていない場合には各観測周波数fobでノイズレベルAを検出するるため、キャリア周波数fcの値をS18で変化させてS12に戻す。即ち、S18でキャリア周波数fcの値にキャリア周波数を決めるための分解能Δfcを加えた値に変更して、S12に進み、再び、ノイズスペクトルのデータを取得する。
以上説明した手順を、キャリア周波数fcの可変範囲の最大値fc2まで繰り返すことで、キャリア周波数の可変範囲全域におけるキャリア周波数fc、観測周波数fob、ノイズレベルAのデータが取得される。全データが取得された後、S19に進み、S19で取得されたデータを読込み、S20でノイズスペクトル包絡線算出手段84により各キャリア周波数fcにおけるノイズスペクトルの包絡線を算出する。次に、S21で、ノイズピーク群周波数帯域算出手段85により得られた包絡線において、ノイズピーク群の周波数帯域であるノイズピーク群周波数帯域を算出する。次に、S22に進み、キャリア周波数決定手段37により、ノイズスペクトルのピーク群の帯域が形成されるのを回避したい周波数において、発生させたくないEMIノイズの周波数値で、ピーク群が形成されないキャリア周波数の値を選択し、その値をキャリア周波数fcとし、S23で終了する。
以上説明したごとく、本実施の形態においては、発生させたくないEMIノイズの周波数値で、ピーク群が形成されないキャリア周波数の値を選択しすることが可能となり、その周波数帯域にEMIノイズが入ることで影響を受ける他のシステムにおいて、障害の発生を確実に抑制することができる。
更に、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群の周波数帯域を検出する、ノイズピーク群周波数帯域検出手段32を有する構成とすることで、モータ駆動システムから実際に発生しているEMIノイズに合わせて、特定の帯域からEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群が外れるようにするためのキャリア周波数を適切に決定することが可能となり、モータ駆動システムの動作に伴い発生するEMIノイズの他の電子機器やシステムへの障害を確実に抑制することができる。
また、ノイズピーク群周波数帯域検出手段32は、EMIノイズのノイズスペクトルの周波数及びレベルを検出するノイズスペクトル検出手段82と、ノイズスペクトル検出手段82により検出されたEMIノイズのノイズスペクトルの周波数及びレベルのデータを格納する記憶装置83と、記憶装置83に格納されたEMIノイズのノイズスペクトルの周波数とレベルのデータから、EMIノイズスペクトルのピーク値の包絡線を算出するノイズスペクトル包絡線算出手段85と、得られた包絡線からノイズピーク群周波数帯域を算出するノイズピーク群周波数帯域算出手段85とを有するモータ駆動システムの構成である。このような構成とすることで、EMIノイズのノイズスペクトルからノイズピーク群を検出することが可能となるから、モータ駆動システムから実際に発生しているEMIノイズに合わせて、特定の帯域からEMIノイズのノイズスペクトルのノイズピーク群が外れるようにするためのキャリア周波数fcを適切に決定することが可能となり、モータ駆動システムの動作に伴い発生するEMIノイズの他のシステムへの障害を確実に抑制することができる。
第4の実施の形態
図9は第4の実施の形態の基本構成を示す図である。制御装置44は、モータ13の回転数を検出するモータ回転数検出手段49、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群の周波数帯域を検出するノイズピーク群周波数帯域検出手段42、EMIノイズのうち、電子機器類にとって障害となる周波数値を設定し、設定した周波数値をキャリア周波数決定手段47に出力するノイズピーク群回避周波数設定手段45、ノイズピーク群回避周波数設定手段45により設定された周波数値で、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を発生させないようにキャリア周波数を決定するキャリア周波数決定手段47、モータ駆動装置12に回転数指令信号を出力する指令値生成手段48を有し、モータ13の回転数が変化した場合にノイズピーク群周波数帯域検出手段42を動作させる構成である。
本実施の形態は、第3の実施の形態に対して、制御装置44にモータ回転数検出手段49を追加した構成である。モータ回転数検出手段49は、モータ13の回転数を検出し、モータ13の回転数が変化した場合にノイズピーク群周波数帯域検出手段42に対して、ノイズピーク群周波数帯域の検出を行う命令を出力するものである。即ち、本実施の形態においては、モータ13の回転数が変化した場合にのみノイズピーク群周波数帯域検出手段42でノイズピーク群周波数帯域の検出を行う。そしてモータ13の回転数が変化しない場合は、ノイズピーク群が変化しないことから、ノイズピーク群周波数帯域検出手段42でのノイズピーク群周波数帯域の検出は行わないものである。
このような構成とすることで、ノイズピーク群周波数帯域検出手段42での不要なノイズピーク群周波数帯域検出動作およびキャリア周波数の変更を抑制することができる。その結果、例えばCPU等の処理装置を低級で安価なものを使用することが可能となり、コスト削減が可能となる。また処理に伴うエネルギ消費を抑制したりすることが可能となる。
第5の実施の形態
図10は第5の実施の形態の基本構成を示す図である。制御装置54は、受信装置53の受信チャンネル周波数を検出する受信チャンネル周波数検出手段51、受信チャンネル周波数検出手段51が検出した周波数値のキャリア周波数を発生させないようにキャリア周波数を決定するキャリア周波数決定手段57、モータ駆動装置12に回転数指令信号を出力する指令値生成手段58、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群の周波数帯域を検出するノイズピーク群周波数帯域検出手段52を有した構成である。
本実施の形態は、回避周波数設定手段を、受信チャンネル周波数検出手段51としたものである。即ち、ノイズスペクトルのピーク群が形成されるのを回避したい周波数が、モータ駆動システムと共に配置された受信装置53の受信チャンネル周波数であることを想定したものである。構成の詳細および動作においては、前述と同様であるが、受信装置53で受信できるチャンネルは複数存在していることが想定されることから、受信チャンネル周波数に応じてノイズピーク群の形成を回避したいキャリア周波数が変化する。従って、受信チャンネル周波数に応じてキャリア周波数を変更することが必要となる。尚、受信チャンネル周波数と、ノイズスペクトルのピーク群の関係から、キャリア周波数fcを決定する方法については、第2の実施の形態と同様であり、省略する。
このような構成とすることで、キャリア周波数決定手段57は、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群の周波数帯域に、受信チャンネル周波数が入らないようにキャリア周波数を決定することが可能となり、モータ駆動システムが動作することによって発生するEMIノイズがラジオ等の受信機器に対して与える受信障害を確実に抑制することが可能となる。
第6の実施の形態
図11は、第6の実施の形態の基本構成を示す図である。制御装置64は、受信装置63の受信チャンネル周波数を検出する受信チャンネル周波数検出手段61、受信チャンネル周波数検出手段61が検出した周波数値で、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を発生させないようにキャリア周波数を決定するキャリア周波数決定手段67、モータ駆動装置12に回転数指令信号を出力する指令値生成手段68、EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群の周波数帯域を検出するノイズピーク群周波数帯域検出手段62、モータ13の回転数の変化を検出するモータ回転数検出手段69を有し、受信チャンネル周波数が変更された場合に、ノイズピーク群周波数帯域検出手段62を動作させる構成である。
本実施の形態においては、モータ回転数検出手段69を設け、ノイズピーク群周波数帯域検出手段62に対してモータ13の回転数が変化したことを知らせることが可能としている。また受信チャンネル周波数検出手段61から、受信チャンネルが変化したことを知らせるようにしている。このような構成とすることで、モータ13の回転数及び受信周波数が変化した場合にのみノイズピーク群周波数帯域検出手段62を動作させ、ノイズピーク群周波数を検出する手順を実行するようにしたものである。
このような構成とすることで、ノイズピーク群周波数帯域検出手段62での不要なノイズピーク群周波数帯域検出動作及びキャリア周波数の変更動作を抑制することができる。その結果、例えばCPU等の処理装置を低級で安価なものを使用することが可能となり、更に、処理に伴うエネルギ消費を抑制することが可能となる。
また、本発明の構成において、モータ駆動システムから発生するEMIノイズが他のシステムに対して障害を与えることを確実に防止することが可能となる。更に、本発明は、既述のごとく、後対策ではないため、後対策によるコスト上昇、体積や重量の増加、開発期間の増大などを抑制することが可能となる。
更に、制御装置64は、受信チャンネル周波数が変更された場合に、ノイズピーク群周波数帯域検出手段62を動作させる構成とすることで、ノイズピーク群周波数は変化しなくとも、受信チャンネル周波数が変化することで、ピーク群の周波数帯域に受信チャンネル周波数が入る可能性があるため、受信チャンネル周波数が変化した場合にのみノイズピーク群周波数検出手段を動作させることが可能となる。このため、必要のない場合にはノイズピーク群周波数帯域検出手段62を動作させないことで、処理の負荷を軽減することができ、コスト削減、消費電力の削減が可能となる。
第1の実施の形態の基本構成を示す図である。 モータ駆動システムから発生するEMIノイズのノイズスペクトルの一例を示す図である。 第2の実施の形態の基本構成を示す図である。 モータ駆動システムから発生するEMIノイズスペクトルと受信チャンネルの関係を示す図である。 第3の実施の形態の基本構成を示す図である。 ノイズピーク群周波数帯域検出手段の構成例を示す図である。 ノイズスペクトル検出手段の構成例を示す図である。 ノイズピーク群の周波数帯域が特定の周波数を含まないようにするための、キャリア周波数決定の手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態の基本構成を示す図である。 第5の実施の形態の基本構成を示す図である。 第6の実施の形態の基本構成を示す図である。
符号の説明
11…直流電源 12…モータ駆動装置
13…モータ 14…制御装置
15…ノイズピーク群回避周波数設定手段
16…ノイズ相関情報記録手段
17…キャリア周波数決定手段
18…指令値生成手段 19…モータ回転数検出手段
23…受信装置
25…受信チャンネル周波数検出手段
32…ノイズピーク群周波数帯域検出手段

Claims (9)

  1. モータと、上記モータを駆動するモータ駆動装置と、上記モータ駆動装置に制御信号を出力する制御装置とを有するモータ駆動システムにおいて、
    上記制御装置は、
    上記モータの回転数を検出するモータ回転数検出手段と、
    上記モータ駆動システムから発生するEMIノイズのうち、発生させたくない上記EMIノイズの周波数値を設定する回避周波数設定手段と、
    上記モータ駆動システムから発生するEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を上記回避周波数設定手段により設定された周波数値で発生させないように、キャリア周波数を上記モータ回転数検出手段で検出したモータの回転数に基づいて決定する、キャリア周波数決定手段とを有することを特徴とするモータ駆動システム。
  2. 上記制御装置は、上記モータの回転数、上記キャリア周波数及び上記EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群との相関を記録するノイズ相関情報記録手段を有し、
    上記キャリア周波数決定手段は、上記ノイズ相関情報記録手段に記録された上記モータの回転数、上記キャリア周波数及び上記EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群との相関と、上記回避周波数設定手段によって設定された周波数値と、上記モータ回転数検出手段で検出したモータの回転数とに基づいて、上記モータ駆動システムから発生するEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を、上記回避周波数設定手段により設定された周波数値で発生させないように、上記キャリア周波数を決定することを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動システム。
  3. 上記回避周波数設定手段は、放送波を選択して受信する受信装置の受信チャンネル周波数を検出する受信チャンネル周波数検出手段であることを特徴とする請求項1に記載のモータ駆動システム。
  4. 上記制御装置は、
    上記モータの回転数と受信チャンネル周波数及び、受信チャンネル周波数とモータ回転数に応じて受信チャンネル周波数とEMIノイズピーク群が重ならない予め求めたキャリア周波数との相関を記録するノイズ相関情報記録手段とを有し、
    上記キャリア周波数決定手段は、上記ノイズ相関情報記録手段に記録された上記モータの回転数と受信チャンネル周波数及び、上記受信チャンネル周波数とEMIノイズピーク群が重ならないキャリア周波数との相関と、上記受信チャンネル周波数検出手段によって検出された受信チャンネル周波数値と、上記モータ回転数検出手段で検出したモータの回転数とに基づいて、上記キャリア周波数を決定することを特徴とする請求項3に記載のモータ駆動システム。
  5. モータと、上記モータを駆動するモータ駆動装置と、上記モータ駆動装置に制御信号を出力する制御装置とを有するモータ駆動システムにおいて、
    上記制御装置は、
    上記モータ駆動システムから発生するEMIノイズのうち、発生させたくない上記EMIノイズの周波数値を設定する回避周波数設定手段と、
    上記EMIノイズのノイズスペクトルのピーク群の周波数帯域を検出するノイズピーク群周波数帯域検出手段と、
    上記モータ駆動システムから発生するEMIノイズのノイズスペクトルのピーク群を、上記回避周波数設定手段により設定された周波数値で発生させないように、上記ノイズピーク群周波数帯域検出手段によって検出されたノイズスペクトルのピーク群の周波数帯域に基づいてキャリア周波数を決定するキャリア周波数決定手段と
    上記モータの回転数を検出するモータ回転数検出手段とを有し、
    上記モータの回転数が変化した場合に、上記ノイズピーク群周波数帯域検出手段を動作させることを特徴とするモータ駆動システム。
  6. 上記回避周波数設定手段は、上記EMIノイズのうち、電子機器類にとって障害となる周波数値を設定し、上記周波数値を上記キャリア周波数決定手段に出力するノイズピーク群回避周波数設定手段であることを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動システム。
  7. 上記回避周波数設定手段は、放送波を選択して受信する受信装置の受信チャンネル周波数を検出する受信チャンネル周波数検出手段であることを特徴とする請求項5に記載のモータ駆動システム。
  8. 上記制御装置は、上記受信チャンネル周波数が変更された場合に、上記ノイズピーク群周波数帯域検出手段を動作させることを特徴とする請求項に記載のモータ駆動システム。
  9. 上記ノイズピーク群周波数帯域検出手段は、上記EMIノイズのノイズスペクトルの周波数及びノイズレベルを検出するノイズスペクトル検出手段と、上記ノイズスペクトル検出手段により検出された上記周波数及びノイズレベルの値を格納する記憶手段と、上記記憶手段に格納された上記周波数及びノイズレベルの値から上記EMIノイズのノイズスペクトルのピーク値の包絡線を算出するノイズスペクトル包絡線算出手段と、上記包絡線からノイズピーク群周波数帯域を算出するノイズピーク群周波数帯域算出手段とを有することを特徴とする請求項5〜のいずれかに記載のモータ駆動システム。
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