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JP4857161B2 - トリガ発生装置及び疑似基地局装置 - Google Patents
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Description

本発明は、通信端末(例えば、携帯電話、モバイル端末等の移動体通信端末)の無線(RF)インタフェース部から出力される信号の波形品質や電力値の測定評価に際し、基地局との間で遣り取りされる通信プロトコルに係る特定のメッセージや、特定のタイミングで信号波形品質や電力値を測定評価するためのトリガ信号を出力するため技術に関する。
基地局との間で無線信号により通信を行う通信端末の開発において、開発段階の通信端末が所定の通信規格(例えば、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)やGSM(Global System for Mobile Communications))で定められた通信プロトコルに従って基地局装置と通信が可能かどうかの試験だけではなく、開発段階の通信端末から出力される信号の品質も試験する必要がある。
通信端末から出力される信号の品質の試験としては、基地局との間で遣り取りされる通信プロトコルに係るメッセージを解析し、期待するメッセージ内容との比較により判定を行ったり、送受信されるデータに誤りがないかをチェックするために付加されたCRC(Cyclic Redundancy Check:巡回冗長検査)ビットによるCRCエラー等による測定を行なったりしている。
また、通信端末の無線インタフェース部から出力される無線信号については、パワーメータやスペクトラムアナライザを用いて出力電力値や出力RFスペクトラム、信号波形品質等の測定を行っている。
ここで、通信端末の無線インタフェース部から出力される無線信号の測定については、基地局との間で遣り取りされる通信プロトコルに係る特定のメッセージの送受信時や、特定のシステムタイミングといった特定の条件にあったタイミングでの信号波形品質や電力値等を測定したいという要望がある。
このとき、論理的な条件の組み合わせによりトリガ信号を出力する回路として、下記特許文献1がある。特許文献1では、異なる電気的現象を監視し、所定のトリガ条件を検出する複数のトリガ検出回路をもち、あるトリガ検出回路の出力が所定時間の間、他のトリガ回路の検出動作を制御する技術が開示されている。
特開平6−201730号公報
しかしながら、このような従来のトリガ発生装置では、制御するトリガ検出回路も電気的な物理量(例えば、入力レベル)が比較基準値を越えた場合を監視するのみであった。
例えば、通信端末と基地局との通信規格の一つであるTD−SCDMAでは、図2に示すような階層的に構築されたタイミングフォーマット(Frame、Subframe、Timeslot、Data symbolsなどの各ブロックの時間的位置関係)で通信が行われるが、通信端末の無線インタフェース部から出力される無線信号の電気的な物理量(例えば電力値や周波数など)を監視してもタイミングフォーマットで定められるの各システムタイミング(Frame開始タイミング、Subframe開始タイミング、Timeslot開始タイミングなどのそれぞれのブロックの開始タイミングを示す)の位置を検出することは出来ない。また、通信プロトコルに係るメッセージに関しても通信端末の無線インタフェース部から出力される無線信号の電気的な物理量を監視しても対応する部分を特定することは出来ない。
同様に、図6に示すような従来より行なわれている基地局と通信状態にある通信端末の無線インタフェース部から出力される無線信号の電気的な物理量の測定を外部接続した測定器により測定する場合においても、特定のメッセージを送受信したときの特定のシステムタイミングに同期した測定を行なうことは非常に困難である。
例えば、通信端末と基地局の間で通信プロトコルに係るメッセージとしてパワー制御メッセージが送受された後の、最初の特定のシステムタイミング(例えば、Subframe#2の開始タイミング)に同期して通信端末の無線インタフェース部から出力される無線信号の電力値を接続されたパワーメータにより測定することは困難である。
本発明は、上記の問題を解決し、通信端末の無線インタフェース部から出力される無線信号の測定について、基地局との間の通信の通信プロトコルで遣り取りされる特定のメッセージの送受信と、特定のシステムタイミングという条件に同期したタイミングとを関連付けたトリガ信号を出力するトリガ発生装置及び疑似基地局装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のトリガ発生装置は、無線信号を用いて通信を行う通信端末との間で所定の通信方式のタイミングフォーマットに基づいた同期を確立し、当該通信方式の通信プロトコルを用いて前記通信端末と通信を行うと共に、該通信に係る通信シーケンスと前記タイミングフォーマットに基づく基準タイミング信号とを出力する送受信部2と、
前記通信プロトコルに係る複数のメッセージから予め定めたメッセージをメッセージ条件とし、前記タイミングフォーマットから予め定めたシステムタイミングをタイミング条件としてそれぞれ保持する条件設定部5と、
前記送受信部2から出力された前記通信シーケンスを受け、該通信シーケンスに含まれるメッセージを解析し、前記条件設定部5に保持された前記メッセージ条件と一致するメッセージを検出したときにメッセージ一致通知を出力するメッセージ条件判定部3と、
前記送受信部2から出力された前記基準タイミング信号を受け、該基準タイミング信号にもとづいて、前記条件設定部5に保持された前記タイミング条件に対応するシステムタイミングを選択し、当該タイミング条件に対応するシステムタイミングに同期したタイミングでタイミング一致通知を出力するタイミング条件判定部4と、
前記メッセージ条件判定部3からの前記メッセージ一致通知を受けた後に、前記タイミング条件判定部4から受ける最初の前記タイミング一致通知に同期してトリガ信号を出力するトリガ信号生成部とを備え
前記タイミング条件判定部は、前記システムタイミングを前記基準タイミング信号からの遅延時間で定義したシステムタイミングテーブル(4a)を含み、該システムタイミングテーブルを参照して、前記タイミング一致通知を出力するタイミングを求めることを特徴とする。
また、本発明の疑似基地局装置は、無線信号を用いて通信を行う通信端末との間で通信を行う疑似基地局100であって、
該通信端末から出力される信号を特定のタイミングで外部測定器30で測定するためのトリガ信号を出力するトリガ発生装置1と、
前記通信端末との通信シーケンスと前記トリガ信号の出力条件とがあらかじめ記述されているシナリオを記憶するシナリオ記憶部11と、
当該シナリオを実行するシナリオ実行部10とを有し、
前記トリガ発生装置は、
前記通信端末との間で所定の通信方式のタイミングフォーマットに基づいた同期を確立し、当該通信方式の通信プロトコルを用いて前記通信端末と通信を行うと共に、該通信に係る通信シーケンスと前記タイミングフォーマットに基づく基準タイミング信号とを出力する送受信部2と、
前記通信プロトコルに係る複数のメッセージから予め定めたメッセージをメッセージ条件とし、前記タイミングフォーマットから予め定めたシステムタイミングをタイミング条件としてそれぞれ保持する条件設定部5と、
前記送受信部2から出力された前記通信シーケンスを受け、該通信シーケンスに含まれるメッセージを解析し、前記条件設定部5に保持された前記メッセージ条件と一致するメッセージを検出したときにメッセージ一致通知を出力するメッセージ条件判定部3と、
前記送受信部2から出力された前記基準タイミング信号を受け、該基準タイミング信号にもとづいて、前記条件設定部5に保持された前記タイミング条件に対応するシステムタイミングを選択し、当該タイミング条件に対応するシステムタイミングに同期したタイミングでタイミング一致通知を出力するタイミング条件判定部4と、
前記メッセージ条件判定部3からの前記メッセージ一致通知を受けた後に、前記タイミング条件判定部4から受ける最初の前記タイミング一致通知に同期して前記トリガ信号を出力するトリガ信号生成部7とを備え、
前記送受信部は、前記シナリオ実行部が実行するシナリオに基づいて、前記通信端末と通信を行い、
前記条件設定部は、前記シナリオ実行部が実行するシナリオに基づいて設定される、前記メッセージ条件及び前記タイミング条件を保持することを特徴とする。
また、本発明の別な態様の疑似基地局装置は、前記タイミング条件判定部は、前記システムタイミングを前記基準タイミング信号からの遅延時間で定義したシステムタイミングテーブル(4a)を含み、該システムタイミングテーブルを参照して、前記タイミング一致通知を出力するタイミングを求めることを特徴とする。
本発明に係るトリガ発生装置及び疑似基地局装置は、通信端末の無線インタフェース部から出力される無線信号の測定について、基地局との間の通信の通信プロトコルで遣り取りされる特定のメッセージの送受信した後の、最初の特定のシステムタイミングという条件に同期したタイミングでトリガ信号を出力することができる。
したがって、本発明に係るトリガ発生装置及び疑似基地局装置の出力するトリガ信号をスペクトラムアナライザやパワーメータ等の測定器に接続することにより、基地局との間の通信の通信プロトコルで遣り取りされる特定のメッセージの送受信に関連付けた特定のシステムタイミングに同期したタイミングで通信端末の無線インタフェース部から出力される無線信号の信号波形品質や電力値の測定を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明に係るトリガ発生装置の全体構成とその使用形態を示すブロック図である。
図1に示すように、トリガ発生装置1は、送受信部2、メッセージ条件判定部3、タイミング条件判定部4、条件設定部5、指示部6、トリガ信号生成部7を備えて概略構成される。以下各構成について説明する。
送受信部2は、所定の通信規格の通信プロトコルに基づいて通信端末20と無線信号を用いて通信を行い、通信端末20との間で遣り取りされる通信シーケンスをメッセージ条件判定部3へ出力する。また、所定の通信規格で定められたタイミングフォーマットに基づき、通信端末20と間で同期したシステムタイミング(Frame開始タイミング、Subframe開始タイミング、Timeslot開始タイミングなどタイミングフォーマットに定められたタイミング)で信号を送受するために、各システムタイミングを特定するための基準となる基準タイミング信号をタイミング条件判定部4に出力する。
さらに送受信部2は、同期捕捉部2aを備えている。同期捕捉部2aは、通信端末20と信号を送受するためのシステムタイミングの同期を確立するために同期捕捉動作を行う。同期捕捉部2aは、システムタイミングを特定するための基準となる基準タイミング信号を生成し、この基準タイミング信号の位相を同期捕捉動作により調整し、通信端末20とのシステムタイミングの同期を確立する。通信端末20と送受信部2は、同期捕捉部2aの同期捕捉動作により同期が確立されたシステムタイミングに基づいて通信を行なう。
なお、同期捕捉部2aは前述の構成のため同期捕捉動作が完了した後に基準タイミング信号を生成するだけでなく、同期捕捉(同期確立途中)段階であっても基準タイミング信号を生成することもできる。
ここで、通信端末20との通信内容としては、送受信部2による所定の通信規格に基づいて通信端末20側の操作に応じた通信内容でも良いし、通信端末20との通信シーケンスをあらかじめ記述したシナリオ(例えば通信端末20の試験など)に基づき送受信部2を制御することにより通信端末20と通信を行なっても良い。
シナリオに基づいて通信を行なう場合、トリガ信号発生装置1に加えて、シナリオを記憶するシナリオ記憶部11と、シナリオ記憶部11に記憶されたシナリオを実行するシナリオ実行部10とを設け、シナリオ実行部10と送受信部2とを接続してシナリオに基づいて通信を行なう。また、シナリオ実行部10から後述の条件設定部5に対して条件(メッセージ条件、タイミング条件)を設定する構成としても良い。この様な構成とすることでシナリオの進行に合わせて条件の設定を変更することもできる。
メッセージ条件判定部3は、メッセージ解析部3aを備えて構成され、送受信部2より入力される通信シーケンスを順次解析し、後述する条件設定部5に設定された条件(メッセージ条件)に一致するメッセージを検出したとき、トリガ信号生成部7へメッセージ一致通知を出力する。
メッセージ解析部3aは、通信シーケンスに含まれる通信プロトコルに係るメッセージを解析する。なお、メッセージ条件判定部3は、通信プロトコル毎に複数のメッセージ解析部3aを備え、使用する通信プロトコルに応じてメッセージ解析部3aを切り替えて使用する構成としても良い。
タイミング条件判定部4はシステムタイミングテーブル4aを備えて構成され、送受信部2より入力される基準タイミング信号に基づき、条件設定部5に設定された条件(タイミング条件)に一致するシステムタイミングをシステムタイミングテーブル4aを参照して求め、タイミング条件に一致するシステムタイミングに同期したタイミングでトリガ信号生成部7へタイミング一致通知を出力する。
システムタイミングテーブル4aは、通信規格に係るタイミングフォーマットで定められるシステムタイミングを基準タイミング信号からの時間関係のテーブルとして備えている。
なお、タイミング条件判定部4は、通信規格毎に複数のシステムタイミングテーブル4aを備え、使用する通信規格に応じてシステムタイミングテーブル4aを切り替えて使用する構成としてもよい。
ここで、図2に示すTD−SCDMAのタイミングフォーマットで定められるシステムタイミングについて、各システムタイミングを基準タイミング信号からの遅延時間で定義したシステムタイミングテーブル4aを図3に示す。
例えば、Subframe #1 Timeslot #3 Midambleの開始タイミングをタイミング条件とし、タイミング一致通知として出力する場合、基準タイミング信号の入力より2575マイクロ秒後にタイミング一致通知を出力することになる。なお、図3に示すシステムタイミングはTD−SCDMAにおける全システムタイミングではなく一例である。
また、図3では基準タイミング信号からの遅延時間でそれぞれのシステムタイミングを規定しているが、トリガ発生装置1で使用するクロック信号のクロック数により規定してもよい。
トリガ信号生成部7は、トリガ条件判定部7aと出力部7bとを備えて構成される。トリガ条件判定部7aは、メッセージ条件判定部3からメッセージ一致通知を受けた後の、タイミング条件判定部4からの最初のタイミング一致通知をトリガ信号を生成する条件が揃ったと判定し、タイミング条件判定部4からのタイミング一致通知に同期したタイミングでメッセージタイミング一致通知を出力部7bに出力する。出力部7bでは、トリガ条件判定部7aからのメッセージタイミング一致通知を受け、後述する条件設定部5に設定された形式(トリガ出力形式)の信号を生成する。トリガ信号生成部7から出力部7bで生成した信号を出力する。
条件設定部5は、メッセージ条件テーブル5a、タイミング条件テーブル5bを備えて構成され、指示部6が備える表示手段6aへトリガ信号を出力する条件設定項目を表示させ操作者に示すために提供するとともに、操作者が指示部6が備える入力手段6bにより選択設定したトリガ信号出力の条件を、メッセージ条件判定部3、タイミング条件判定部4およびトリガ信号生成部7のそれぞれに設定する。
条件設定部5が、指示部6へ提供する条件設定項目としては、メッセージ条件、タイミング条件、トリガ出力形式である。
設定されたメッセージ条件と設定されたタイミング条件との両者が満たされるとき設定されたトリガ出力形式でトリガ信号が出力される。
図4に条件設定部5より指示部6へ提供され、指示部6の表示手段6aに表示されるトリガ条件設定画面の一例を示す。
メッセージ条件の設定では、通信プロトコルに係るベアラ制御メッセージやパワー制御メッセージなど複数のメッセージから、どのメッセージを検出した場合にトリガ信号を出力するかを選択する。メッセージの選択は一つに限るものではなく、複数のメッセージを選択し、そのAND条件やOR条件を選択可能としてもよい。
タイミング条件の設定では、通信方式で定められるシステムタイミングの中から、どのタイミングに同期したトリガ信号を出力するかを選択する。
トリガ出力形式の設定では、メッセージ条件とタイミング条件が満たされた場合にトリガ信号を毎回出力するか、もしくは一度だけ出力するかの選択。トリガ信号をパルスで出力するか、レベルで出力するかの選択。トリガ信号の出力レベルの選択などを行なう。
なお、トリガ信号を出力するための条件設定は、出力条件を前述したシナリオに記述し、シナリオの実行によりシナリオ実行部10から条件設定部5に設定する構成としてもよい。
指示部6は、モニタ等の表示手段6aとマウスやキーボードのなどの入力手段6bで構成され、条件設定部5より提供される条件設定項目を表示手段6aに表示し、入力手段6bにより前述したトリガ出力条件を選択設定する。
次に、以上のように構成されたトリガ発生装置において、その動作を説明する(図1〜4参照)。
本説明では、指示部6を用いて操作者がトリガ信号の出力条件を設定したのち通信端末との通信を開始しトリガ信号を出力する例を示すが、前述したようにトリガ出力条件の設定はシナリオによって行なっても良いし、また通信開始した後に指示部6からトリガ出力条件の設定を行なってもよい。
条件設定部5が備えるメッセージ条件テーブル5aとタイミング条件テーブル5bとから条件設定項目が、指示部6の表示手段6aに表示される(図4)。操作者はマウスなどの入力手段6bによりトリガ信号の出力条件を設定する。
図4は選択後の状態を示しており、図4の例ではパワー制御メッセージを検出する毎に、次のSubframe#2の開始タイミングに同期したTTLレベルのパルス信号をトリガ信号として出力するよう設定している。
操作者によるトリガ信号の出力条件設定を受け、条件設定部5では、メッセージ条件判定部3、タイミング条件判定部4、トリガ信号生成部7のそれぞれにトリガ信号出力の条件を設定する。
メッセージ条件判定部3に対しては、通信シーケンスに含まれるメッセージを解析しパワー制御メッセージを検出したときに、メッセージ一致通知をトリガ信号生成部7へ出力するよう設定する。
タイミング条件判定部4に対しては、Subframe#2の開始タイミングに同期したタイミングで、タイミング一致通知をトリガ信号生成部7へ出力するよう設定する。
トリガ信号生成部7に対しては、メッセージ条件判定部3からのメッセージ一致通知を受けた後の、タイミング条件判定部4からの最初のタイミング一致通知でTTLレベルのパルス信号を出力するよう設定する。
続いて通信端末20と送受信部2との間の通信を開始する。送受信部2の備える同期捕捉部2aは通信端末20との間で通信を行なうために同期捕捉動作を行い、同期捕捉動作により同期を確立したシステムタイミングで通信端末20と通信を行なうとともに、システムタイミングの基準となる基準タイミング信号を生成し、送受信部2よりタイミング条件判定部4へ出力する。また、通信端末20と遣り取りされる通信シーケンスをメッセージ条件判定部3へ出力する。
メッセージ条件判定部3では、送受信部2より通信端末20との間の通信シーケンスが入力されるとメッセージ解析部3aにより通信シーケンスに含まれるメッセージを順次解析する。メッセージ解析部3aによる解析の結果、条件設定部5より設定されたメッセージ条件であるパワー制御メッセージを検出したときは、メッセージ条件判定部3からトリガ信号生成部7へメッセージ一致通知を出力する。
タイミング条件判定部4では、送受信部2より基準タイミング信号が入力されるとシステムタイミングテーブル4a(図3)を参照し、条件設定部5より設定されたタイミング条件がSubframe#2の開始タイミングなので、基準タイミング信号の入力より5msec後にトリガ信号生成部7へタイミング一致通知を出力する。
トリガ信号生成部7の備えるトリガ条件判定部7aでは、メッセージ条件判定部3からメッセージ一致通知を受けた後の、タイミング条件判定部4からの最初のタイミング一致通知で、メッセージ一致通知とタイミング一致通知とを受けたことを出力部7bに出力(メッセージ・タイミング一致通知)する。さらに出力部7bでは、トリガ条件判定部7aからのメッセージ・タイミング一致通知を受けTTLレベルのパルス信号を生成し、トリガ信号生成部7からトリガ信号として出力する。
外部接続されたパワーメータ30では、トリガ信号生成部7より出力されるトリガ信号により、パワー制御メッセージを受信後のSubframe#2の開始タイミングに同期して、通信端末20が出力する無線信号電力値を測定する。これによりパワー制御メッセージを受信した通信端末20が定められたタイミングで送信出力制御を行なっているかを検証することができる。
上述した動作例におけるトリガ信号出力のイメージを図5に示す。(i)送受信部2が出力する基準タイミング信号をタイミング条件判定部4で受ける。(ii)タイミング条件判定部では、設定されたタイミング条件がSubframe#2の開始タイミングなので、基準タイミング信号の5msec後にタイミング一致通知をトリガ信号生成部7へ出力する。
(iii)メッセージ条件判定部3では、通信シーケンスを解析し、設定されたメッセージ条件であるパワー制御メッセージを検出するとメッセージ一致通知をトリガ信号生成部7へ出力する。(iv)トリガ信号生成部7では、メッセージ条件判定部3から出力されるメッセージ一致通知とタイミング条件判定部4から出力されるタイミング一致通知とを受け、メッセージ一致通知の後の、最初のタイミング一致通知に同期したタイミングでトリガ信号が生成される。トリガ信号生成部7で生成されたトリガ信号が、トリガ発生装置1から出力される。
なお、トリガ信号生成部7内での処理遅延時間や、外部測定器30のトリガ入力から測定までの遅延時間など、一定量で予め明らかな場合は、システムタイミングテーブル4aにタイミング補正値(例えば、−5マイクロ秒など)を記憶させ、システムタイミングテーブル4aに設定された開始タイミングの時間を減じて(又は加えて)トリガ信号のタイミングを補正して出力するようにしても良い。
本発明に係るトリガ発生装置の全体構成とその使用形態を示すブロック図 TD−SCDMAにおけるタイミングフォーマットの概略示す図 本発明に係るトリガ発生装置におけるシステムタイミングテーブルの一例 本発明に係るトリガ発生装置におけるトリガ条件設定画面の一例 本発明に係るトリガ発生装置におけるトリガ信号出力のイメージ 従来における通信端末が出力する無線信号の電気的な物理量測定時の接続例
符号の説明
1 トリガ発生装置
2 送受信部
2a 同期捕捉部
3 メッセージ条件判定部
3a メッセージ解析部
4 タイミング条件判定部
4a システムタイミングテーブル
5 条件設定部
5a メッセージ条件テーブル
5b タイミング条件テーブル
6 指示部
6a 表示手段
6b 入力手段
7 トリガ信号生成部
7a トリガ条件判定部
7b 出力部
10 シナリオ記憶部
11 シナリオ制御部
20 通信端末
30 外部測定器
100 トリガ発生装置を有する擬似基地局装置
101 従来の擬似基地局装置

Claims (3)

  1. 無線信号を用いて通信を行う通信端末との間で所定の通信方式のタイミングフォーマットに基づいた同期を確立し、当該通信方式の通信プロトコルを用いて前記通信端末と通信を行うと共に、該通信に係る通信シーケンスと前記タイミングフォーマットに基づく基準タイミング信号とを出力する送受信部(2)と、
    前記通信プロトコルに係る複数のメッセージから予め定めたメッセージをメッセージ条件とし、前記タイミングフォーマットから予め定めたシステムタイミングをタイミング条件としてそれぞれ保持する条件設定部(5)と、
    前記送受信部(2)から出力された前記通信シーケンスを受け、該通信シーケンスに含まれるメッセージを解析し、前記条件設定部(5)に保持された前記メッセージ条件と一致するメッセージを検出したときにメッセージ一致通知を出力するメッセージ条件判定部(3)と、
    前記送受信部(2)から出力された前記基準タイミング信号を受け、該基準タイミング信号にもとづいて、前記条件設定部(5)に保持された前記タイミング条件に対応するシステムタイミングを選択し、当該タイミング条件に対応するシステムタイミングに同期したタイミングでタイミング一致通知を出力するタイミング条件判定部(4)と、
    前記メッセージ条件判定部(3)からの前記メッセージ一致通知を受けた後に、前記タイミング条件判定部(4)から受ける最初の前記タイミング一致通知に同期してトリガ信号を出力するトリガ信号生成部(7)とを備え
    前記タイミング条件判定部は、前記システムタイミングを前記基準タイミング信号からの遅延時間で定義したシステムタイミングテーブル(4a)を含み、該システムタイミングテーブルを参照して、前記タイミング一致通知を出力するタイミングを求めることを特徴とするトリガ発生装置。
  2. 無線信号を用いて通信を行う通信端末との間で通信を行う疑似基地局(100)であって、
    該通信端末から出力される信号を特定のタイミングで外部測定器(30)で測定するためのトリガ信号を出力するトリガ発生装置(1)と、
    前記通信端末との通信シーケンスと前記トリガ信号の出力条件とがあらかじめ記述されているシナリオを記憶するシナリオ記憶部(11)と、
    当該シナリオを実行するシナリオ実行部(10)とを有し、
    前記トリガ発生装置は、
    前記通信端末との間で所定の通信方式のタイミングフォーマットに基づいた同期を確立し、当該通信方式の通信プロトコルを用いて前記通信端末と通信を行うと共に、該通信に係る通信シーケンスと前記タイミングフォーマットに基づく基準タイミング信号とを出力する送受信部(2)と、
    前記通信プロトコルに係る複数のメッセージから予め定めたメッセージをメッセージ条件とし、前記タイミングフォーマットから予め定めたシステムタイミングをタイミング条件としてそれぞれ保持する条件設定部(5)と、
    前記送受信部(2)から出力された前記通信シーケンスを受け、該通信シーケンスに含まれるメッセージを解析し、前記条件設定部(5)に保持された前記メッセージ条件と一致するメッセージを検出したときにメッセージ一致通知を出力するメッセージ条件判定部(3)と、
    前記送受信部(2)から出力された前記基準タイミング信号を受け、該基準タイミング信号にもとづいて、前記条件設定部(5)に保持された前記タイミング条件に対応するシステムタイミングを選択し、当該タイミング条件に対応するシステムタイミングに同期したタイミングでタイミング一致通知を出力するタイミング条件判定部(4)と、
    前記メッセージ条件判定部(3)からの前記メッセージ一致通知を受けた後に、前記タイミング条件判定部(4)から受ける最初の前記タイミング一致通知に同期して前記トリガ信号を出力するトリガ信号生成部(7)とを備え、
    前記送受信部は、前記シナリオ実行部が実行するシナリオに基づいて、前記通信端末と通信を行い、
    前記条件設定部は、前記シナリオ実行部が実行するシナリオに基づいて設定される、前記メッセージ条件及び前記タイミング条件を保持することを特徴とする疑似基地局装置。
  3. 前記タイミング条件判定部は、前記システムタイミングを前記基準タイミング信号からの遅延時間で定義したシステムタイミングテーブル(4a)を含み、該システムタイミングテーブルを参照して、前記タイミング一致通知を出力するタイミングを求めることを特徴とする請求項2に記載の疑似基地局装置。
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