JP4859167B2 - 光源装置及び該光源装置を有する投射型表示装置 - Google Patents
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Description
このような構成をとる発光管101は、球体部101a、先端部101b、ネック部101cの3ヶ所に区分けされ、例えば球体部上は900℃以上1000℃以下、球体部下は900±20℃、先端部およびネック部は420℃以下というように、それぞれの冷却条件が存在し、これらの冷却条件を満たすように温度管理されている。その中でも、発光部である球体部101aは発熱源であり、最も高温となる。そのため、近年で広く使われている高出力ランプでは、リフレクタ102の内部に冷却風を送風するための開口が設けらているのが一般的である。
そこで、従来では開口の小さく奥まった位置にある発光管冷却には遠心ファンからの風を、また表面積が大きなリフレクタ冷却には噴出口の大きな軸流ファンの風を用いて冷却している。
そこで、最近では、図15および図16および図17に示すような軸流ファンの回転軸と冷却対象物である発光管の光軸とがある方向で略一致し、かつランプ側の吸気用開口とファンの送風口とが略一致させた位置関係で、一つの軸流ファン110dを用いて風を吹付けることで、放電ランプおよび光源全体の冷却を行う構成が考えられるようになってきている。
また、装置の小型化を目指して、整流板を設けないようにし、あるいは短い長さの整流板にした場合、軸流ファンから送風される風の斜め方向のベクトルは残り、送風される風の一部のみ発光管に送風されることになるため、ファンの回転数を増やす必要が生じ、そのため騒音問題を引き起こしてしまうという問題が生じる。
すなわち、本発明の光源装置は、リフレクタと、
前記リフレクタの内部に配置された発光管とを備える光源ランプと、
前記光源ランプの側面に配置された軸流ファンと、
前記光源ランプを保持するランプホルダと、
前記軸流ファンを保持するファン保持台とを有する光源装置であって、
前記ランプホルダは、前記光源ランプの光出射側の側面に、前記軸流ファンからの冷却風を導入するための開口を備えており、
前記ファン保持台は、前記軸流ファンからの冷却風を前記ランプホルダの前記開口を介して前記発光管へ導くためのダクトを、前記ランプホルダの開口に対向する位置に備えており、
前記ダクトの中心位置は、前記軸流ファンの回転軸方向から見たとき、前記光源ランプの光軸に対して、
前記軸流ファンの羽根が回転するときに形成される円周方向上の前記ダクトの通風領域における回転接線の方向とは逆方向にずれた位置に配置されていることを特徴としている。
また、本発明の投射型表示装置は、上記した光源装置を有することを特徴としている。
このような構成を採ることで、送風される風を的確に冷却対象物まで運ぶことができ、冷却効率を高めることができ、結果として、過剰な送風量を持つファンは不要になり、ファンの小型化、もしくはファン回転数を低減できることから、装置全体の小型化もしくは装置の静音化が可能になる。
[実施例1]
実施例1は、本発明を適用して光源装置を搭載した投射型画像表示装置を構成したものである。
図1に本実施例における投射型画像表示装置の概略図を示す。
図1において、1は光源ランプ、2はランプ1を保持するランプホルダー、3は防爆ガラス、4はガラス押さえ、αはランプ1からの光を入射する照明光学系、βは照明光学系からの出射光を入射するRGBの3色用の液晶パネルを備えた色分解合成光学系、5は色分解合成光学系からの出射光を入射して図示せぬスクリーン(被投射面)に画像を投射する投射レンズ鏡筒であり、投射レンズ鏡筒5内には後述する投射レンズ光学系を収納している。6はランプ1、照明光学系α、色分解合成光学系βを収納するとともに投射レンズ5が固定される光学ボックスであり、該光学ボックス6にはランプ1の周囲を囲むランプ周辺部材としてのランプケース部材6aが形成されている。
18は排気ファンであり、排気ファン18はランプ冷却ファン14によるランプ1を通過した後の熱風、およびバラスト電源10を通過した熱風を後述する外装を構成する側板B24に設けた排気口24aより投射型画像表示装置外に排出する。
21は光学ボックス6等を収納する為の外装キャビネット(外装ケース下部)、22は外装キャビネット21に光学ボックス6等を収納した状態で蓋をする為の外装キャビネット蓋(外装ケース上部)、23は側板A、24は側板Bであり、外装キャビネット21には上述した吸気口21a、21bが形成されており、側板B24には上述した排気口24aが形成されている。
26は側板A23の内側に取り付けられたインターフェース補強板、27は外装放熱板でランプケース部材6aに取り付けられており、ランプ1からの熱を放熱する。
28はランプ蓋で、ランプ蓋28は外装キャビネット21の底面に着脱自在に設けられており、図示を省略したビスにより固定されている。また、29はセット調整脚で、セット調整脚29は外装キャビネット21に固定されており、その脚部29aの高さを調整可能となっている。脚部29aの高さ調整により、装置本体の傾斜角度を調整できるように構成されている。
図2において、41は連続スペクトルで白色光を発光する発光管、42は発光管41からの光を所定の方向に集光するリフレクターであり、発光管41とリフレクター42によりランプ1を形成する。
46は水平方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたフロントコンプレッサ、47は光軸を90度変換する為の全反射ミラー、48はコンデンサーレンズ、49は水平方向において屈折力を有するシリンドリカルレンズで構成されたリアコンプレッサである。以上により照明光学系αが構成される。
61R,61G,61Bはそれぞれ入射した光を反射するとともに画像変調する赤用の反射型液晶表示素子、緑用の反射型液晶表示素子、青用の反射型液晶表示素子である。62R,62G,62Bはそれぞれ、赤用の1/4波長板、緑用の1/4波長板、青用の1/4波長板である。64は透明基板に偏光素子を貼着したRB用の入射側偏光板であり、S偏光のみを透過する。65はBの光の偏光方向を90度変換し、Rの光の偏光方向は変換しない第1の色選択性位相差板である。66はP偏光を透過し、S偏光を反射する第2の偏光ビームスプリッターであり、偏光分離面を有する。67はRの光の偏光方向を90度変換し、Bの光の偏光方向は変換しない第2の色選択性位相差板である。
68はRB用の出射側偏光板(偏光素子)であり、S偏光のみを透過する。69はP偏光を透過し、S偏光を反射する第3の偏光ビームスプリッター(色合成手段)であり、偏光分離面を有する。
70は投射レンズ光学系であり、上記照明光学系,色分解合成光学系および投射レンズ光学系により画像表示光学系が構成される。
発光管41から発した光はリフレクター42により所定の方向に集光される。リフレクター42は放物面形状を有しており、放物面の焦点位置からの光は放物面の対称軸に平行な光束となる。但し、発光管41からの光源は理想的な点光源ではなく有限の大きさを有しているので、集光する光束には放物面の対称軸に平行でない光の成分も多く含まれている。これらの光束は、第1のシリンダアレイ43aに入射する。第1のシリンダアレイ43aに入射した光束はそれぞれのシリンダレンズに応じた複数の光束に分割、集光され(水平方向に帯状の複数の光束)、紫外線吸収フィルタ44を介して、第2のシリンダアレイ43bを経て、複数の光束(水平方向に帯状の複数の光束)を偏光変換素子45の近傍に形成する。
ダイクロイックミラー58を透過したGの光は入射側偏光板59に入射する。尚、Gの光はダイクロイックミラー58によって分解された後もS偏光となっている。そしてGの光は、入射側偏光板59から出射した後、第1の偏光ビームスプリッター60に対してS偏光として入射して偏光分離面で反射され、G用の反射型液晶表示素子61Gへと至る。G用の反射型液晶表示素子61Gにおいては、Gの光が画像変調されて反射される。画像変調されたGの反射光のうちS偏光成分は、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で反射し、光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたGの反射光のうちP偏光成分は、第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面を透過し、投射光として第3の偏光ビームスプリッター69に向かう。このとき、すべての偏光成分をS偏光に変換した状態(黒を表示した状態)において、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gとの間に設けられた1/4波長板62Gの遅相軸を所定の方向に調整することにより、第1の偏光ビームスプリッター60とG用の反射型液晶表示素子61Gで発生する偏光状態の乱れの影響を小さく抑えることができる。第1の偏光ビームスプリッター60から出射したGの光は、第3の偏光ビームスプリッター69に対してP偏光として入射し、第3の偏光ビームスプリッター69の偏光分離面を透過して投射レンズ70へと至る。
また、B用の反射型液晶表示素子61Bに入射したBの光は画像変調されて反射される。画像変調されたBの反射光のうちP偏光成分は、再び第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。一方、画像変調されたBの反射光のうちS偏光成分は第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射して投射光として第2の色選択性位相板67に向かう。
こうして1つの光束に合成され、第2の偏光ビームスプリッター66から出射したRとBの投射光のうちRの光は、第2の色選択性位相板67によって偏光方向が90度回転されてS偏光成分となり、さらに出射側偏光板68で検光されて第3の偏光ビームスプリッター69に入射する。また、Bの光はS偏光のまま第2の色選択性位相板67をそのまま透過し、さらに出射側偏光板68で検光されて第3の偏光ビームスプリッター69に入射する。尚、出射側偏光板68で検光されることにより、RとBの投射光は第2の偏光ビームスプリッター66とR用,B用の反射型液晶表示素子61R,61B、1/4波長板62R、62Bを通ることによって生じた無効な成分をカットされた光となる。
そして、合成されたR,G,Bの投射光は、投射レンズ70によってスクリーンなどの被投射面に拡大投影される。
まず、Gの光路について説明する。
ダイクロイックミラー58を透過したGの光のS偏光光は入射側偏光板59に入射し、その後、第1の偏光ビームスプリッター60に入射して偏光分離面で反射され、G用の反射型液晶表示素子61Gへと至る。しかし、反射型液晶表示素子61Gが黒表示の為、Gの光は画像変調されないまま反射される。従って、反射型液晶表示素子61Gで反射された後もGの光はS偏光光のままである為、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で反射し、入射側偏光板59を透過して光源側に戻され、投射光から除去される。
ダイクロイックミラー58を反射したRとBの光のS偏光光は、入射側偏光板64に入射する。そしてRとBの光は、入射側偏光板64から出射した後、第1の色選択性位相差板65に入射する。第1の色選択性位相差板65は、Bの光のみ偏光方向を90度回転する作用を持っており、これによりBの光はP偏光として、Rの光はS偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射する。S偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したRの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面で反射され、R用の反射型液晶表示素子61Rへと至る。また、P偏光として第2の偏光ビームスプリッター66に入射したBの光は、第2の偏光ビームスプリッター66の偏光分離面を透過してB用の反射型液晶表示素子61Bへと至る。ここでR用の反射型液晶表示素子61Rは黒表示の為、R用の反射型液晶表示素子61Rに入射したRの光は画像変調されないまま反射される。従って、R用の反射型液晶表示素子61Rで反射された後もRの光はS偏光光のままである為、再び第1の偏光ビームスプリッター60の偏光分離面で反射し、入射側偏光板64を通過して光源側に戻され、投射光から除去される為、黒表示となる。
以上が、反射型液晶表示素子(反射型液晶パネル)を使用した投射型画像表示装置での光学構成である。
光源ランプ(例えば高圧水銀放電ランプ)1は、図8に示すように球体部101aの内部に電極(不図示)が対向して配置された発光管101と、前記発光管から光を平行光に変換するリフレクタ102とを備え、この発光管101とリフレクタ102を光学的に位置あわせした後、これらを固定することで構成されている。
ここで、本構成では前記複数の開口が前記ランプホルダ2に設けられた構成を示しているが、この開口2a〜2cがリフレクタ102に設けられた構成でも良い。(本構成では排気口が開口2bと2cに分割されているが、これらの口は一体であっても良い)更に前面ガラス3もリフレクタ102に接着された構成でも良く、この場合ガラス押え4は不要となる。
このような構成にすることで、軸流ファン14から送風された冷却風の一部ははファン保持台15に設けたダクト15aを通過し、冷却風の一部は前記ランプホルダ2に設けられた開口2aからリフレクタ102内部に送り込まれる。
こうすることで、ダクト15aの中心位置が、光源ランプの光軸位置と不一致となるように構成することができ、軸流ファンの回転する羽根の接線方向(軸流ファンの回転接線方向)とは逆の方向にシフトされることにより、図5に示すような軸流ファンから特定のベクトルを持つ風Wが送風されても、冷却対象物である発光管までの実質上の開口を大きくすることができる。
その結果、送風される風を無駄なく的確に冷却対象物まで運ぶことができ、冷却効率を高めることができる。そのため、過剰な送風量を持つファンは不要になり、ファンの小型化、もしくはファン回転数を低減できることから、装置全体の小型化もしくは装置の静音化が可能になる。また、整流板にて軸流ファンから送風された風を整流する必要もないので、小型化にも効果がある。
ここで、ダクト15aをシフトした場合の構成について説明をしたが、ランプホルダ2に設けられた開口2aが図面下方向にシフトした構成でも、軸流ファンの送風ベクトルを考慮した場合の発光管に対する実際の開口が大きくすることができるので同様の効果が得ることができる。
また、図6に示す整流板15cを構成することで、軸流ファンから吹出されるあるベクトルを持った風をある程度、整流方向に整えることができる。そうすることで、図5に示す風の流れの向きが、整流板が無いときよりも整流板がある場合の方がより水平に近い風向き方向となる。その結果、ダクト位置の下方シフト量が小さくなり、ファンの羽根が通過する位置にダクト開口をより配置することができるため、よりダクトからの送風量を増やすことができる。
実施例2は、本発明を適用して光源装置を構成したものである。
図7に本実施例における光源装置の概略図を示す。
実施例1では、ファンの回転軸とランプ光軸は略一致した状態で、ファンからの風を送風するダクトの中心が不一致となる構成について説明したが、同等の効果は図7に示す本実施例のように構成することによっても、生み出すことができる。
本実施例においては、図7に示すようにダクト15aは軸流ファン14からの風を大量に取り込めるように、軸流ファンの回転軸と略一致する位置に配置される。そして、軸流ファン14およびファン保持台15およびファン押え板16ごとランプ光軸に対して下方向にシフトする。
その結果、送風される風を的確に冷却対象物まで運ぶことができ、冷却効率を高めることができる。そのため、過剰な送風量を持つファンは不要になり、ファンの小型化、もしくはファン回転数を低減できることから、装置全体の小型化もしくは装置の静音化が可能になる。
101:発光管
102:リフレクタ
2:ランプホルダ
2b、2c:ランプホルダー排気用開口
3:防爆ガラス
4:ガラス押さえ
14:軸流ファン(冷却ファン)
15:ファン保持台
15a:ファンダクト
16:ファン押さえ板
Claims (2)
- リフレクタと、
前記リフレクタの内部に配置された発光管とを備える光源ランプと、
前記光源ランプの側面に配置された軸流ファンと、
前記光源ランプを保持するランプホルダと、
前記軸流ファンを保持するファン保持台とを有する光源装置であって、
前記ランプホルダは、前記光源ランプの光出射側の側面に、前記軸流ファンからの冷却風を導入するための開口を備えており、
前記ファン保持台は、前記軸流ファンからの冷却風を前記ランプホルダの前記開口を介して前記発光管へ導くためのダクトを、前記ランプホルダの開口に対向する位置に備えており、
前記ダクトの中心位置は、前記軸流ファンの回転軸方向から見たとき、前記光源ランプの光軸に対して、
前記軸流ファンの羽根が回転するときに形成される円周方向上の前記ダクトの通風領域における回転接線の方向とは逆方向にずれた位置に配置されていることを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置を有することを特徴とする投射型表示装置。
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