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JP4862001B2 - 超高強度高耐久性セルフレベリング材及び超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体 - Google Patents
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JP4862001B2 - 超高強度高耐久性セルフレベリング材及び超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体 - Google Patents

超高強度高耐久性セルフレベリング材及び超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体 Download PDF

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Description

本発明は、超高強度高耐久性セルフレベリング材及び超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体に関し、更に詳しくは、従来のセルフレベリング材と比べて高い強度発現性、特に、水結合材比が20.0%以下の超高強度領域においては150N/mmを超える圧縮強度を得ることが可能な超高強度高耐久性セルフレベリング材、及び、この超高強度高耐久性セルフレベリング材を水と混練し養生した超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体に関するものである。
セルフレベリング材とは、セルフレベリング性(自己水平性、自己流動性)を有する建築材料であり、金ごて押え以上の精度の平坦かつ平滑な床下地面、あるいはコンクリート製品の表面仕上げを高度な施工技術(熟練工)に頼らずに、短期間での大面積施工を可能とするモルタル材料である。
近年、構造物の大型化および高強度化に伴って、セルフレベリング材に対しても、従来の優れた流動性や耐久性を確保しつつ、150N/mmを超える圧縮強度や高い耐久性が求められている。
ところで、一般に、モルタル製品やコンクリート構造体等の圧縮強度は、それに含まれる骨材の品質、特に細骨材の品質に大きく左右される。通常、細骨材としては、天然産の川砂、山砂(陸砂)、海砂、砕砂等が使用されているが、産地、母岩種、ロット等により品質が大きくばらつくという問題が避けられない。特に、圧縮強度が150N/mmを超えるような極めて強度の高い領域では、供試体や構造物等に品質の悪い細骨材が混入すると、外部から応力が加わった場合に品質の悪い細骨材を含む部分に応力が集中し、本来発揮(期待)されるはずの強度より低い強度で破壊してしまう、つまり、品質の悪い細骨材が構造上の欠陥となってしまうこととなる。
また同様に、セルフレベリング材の流動性も、細骨材の密度、粒子の形状、最大粒径、粒度分布、吸水率等の物性により大きく左右され、特に、天然産の細骨材を使用した場合、セルフレベリング材の流動性は用いられた細骨材の品質に大きく左右される。
そこで、圧壊強度(硬度)や耐摩耗性が高くかつ品質の安定している細骨材として、高炉スラグ細骨材、フェロクロムスラグ細骨材、フェロニッケルスラグ細骨材、銅スラグ細骨材、電気炉酸化スラグ等のスラグ細骨材を用いた様々な技術が提案されている。
例えば、水硬性物質(セメント)、シリカダスト(シリカヒューム)やシリカ質ダスト等の超微粉、高性能減水剤、粒径5mm程度以下に粉砕したフェロクロムスラグ粉砕品及び水を主成分とした超高強度セメント組成物(特許文献1)、セメント及び水等と混練することによりコンクリートあるいはモルタルの構成材料として用いられる細骨材の一部または全部をスラグ球あるいはスラグ亜球により構成した細骨材(特許文献2)、直径5mm以下に風砕して球状化したフェロクロムスラグ、フェロニッケルスラグ、シリコンマンガンスラグ、フェロマンガンスラグ等のフェロアロイスラグを、砂と混合してコンクリート用骨材とするフェロアロイスラグの利用方法(特許文献3)、風砕製法によるフェロニッケルスラグを粒径2.5mm以下、かつ、その細骨材中の混入率を30%以上に調合した高流動コンクリート用細骨材(特許文献4)、天然鉱物質微粉末または人工鉱物質微粉末からなる鉱物質微粉末、及び、粒径0.3〜5mmのフェロニッケルスラグ細骨材等の微粒分の欠如した細骨材を用いた流動性と強度発現に優れたモルタル及びコンクリート組成物(特許文献5)、セメント、粒状セメントクリンカー、減水剤、比重が2.7以上の骨材、超微粉等から構成される高強度モルタル組成物(特許文献6)等が提案されている。
これらの技術によれば、強度や流動性に優れたモルタルあるいはコンクリートが得られ、また、これまで用途が限られていたフェロクロムスラグ、フェロニッケルスラグ、シリコンマンガンスラグ、フェロマンガンスラグ等のフェロアロイスラグを細骨材として有効利用することができるという効果がある。
特許第2653402号公報 特開平5−32439号公報 特開平5−262542号公報 特開平8−325047号公報 特開平9−52744号公報 特開2005−119885号公報
ところで、従来の公知技術においては、いずれの細骨材も、その最大粒径が2.5〜5mmであったり、あるいは特殊な球状化処理を施しているために、これらの細骨材を用いたセルフレベリング材を水結合材比20.0%以下の超高強度領域にて養生・硬化させて硬化体とした場合、圧縮強度が頭打ちとなり、150N/mmを超える圧縮強度を得るには不十分であるという問題点があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであって、従来のセルフレベリング材と比べて高い強度発現性と高い耐久性を有し、しかも、水結合材比が20.0%以下の超高強度領域においても150N/mmを超える圧縮強度を得ることが可能な超高強度高耐久性セルフレベリング材及び超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体を提供することを目的とする。
本発明者等は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、エーライト含有量が60重量%以上かつ70重量%以下でありかつブレーン比表面積が4000cm/g以上かつ6500cm/g以下のセメントAと、ビーライト含有量が35重量%以上かつ60重量%以下でありかつブレーン比表面積が3000cm/g以上かつ4000cm/g以下のセメントBと、膨張材と、BET法による比表面積が1m/g以上かつ20m/g以下のシリカ質微粉末からなる水硬性結合材と、最大粒径が1.2mm以下、絶乾密度が2.90g/cm以上かつ吸水率が0.90%以下の人造高密度細骨材と、化学混和剤とを含有した超高強度高耐久性セルフレベリング材を、水結合材比20.0%以下にて水と混練して養生させれば、圧縮強度が150N/mm以上の超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体を容易に得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の超高強度高耐久性セルフレベリング材は、エーライト含有量が60重量%以上かつ70重量%以下でありかつブレーン比表面積が4000cm/g以上かつ6500cm/g以下のセメントAと、ビーライト含有量が35重量%以上かつ60重量%以下でありかつブレーン比表面積が3000cm/g以上かつ4000cm/g以下のセメントBと、膨張材と、BET法による比表面積が1m/g以上かつ20m/g以下のシリカ質微粉末とからなる水硬性結合材と、最大粒径が1.2mm以下、絶乾密度が2.90g/cm以上かつ吸水率が0.90%以下の人造高密度細骨材と、化学混和剤とを含有し、前記水硬性結合材は、前記セメントAを5重量%以上かつ15重量%以下、前記セメントBを60重量%以上かつ70重量%以下、前記膨張材を3重量%以上かつ7重量%以下、前記シリカ質微粉末を10重量%以上かつ30重量%以下の割合で混合してなり、前記人造高密度細骨材の単位容積及び前記水硬性結合材の単位容積の比率は、0.80以上かつ1.40以下であることを特徴とする。
前記人造高密度細骨材は、フェロニッケルスラグ細骨材、銅スラグ細骨材、電気炉酸化スラグ細骨材の群から選択された1種または2種以上であることが好ましい。
本発明の超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体は、本発明の超高強度高耐久性セルフレベリング材を水結合材比20.0%以下にて水と混練し養生してなる超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体であって、
この超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体の圧縮強度は、20℃にて28日間、あるいは、5℃以上にてセルフレベリング材の凝結が終結した後から60℃以上かつ80℃以下の加熱養生にて24時間、のいずれかの条件にて養生した場合、150N/mm以上であることを特徴とする。
本発明の超高強度高耐久性セルフレベリング材によれば、エーライト含有量が60重量%以上かつ70重量%以下でありかつブレーン比表面積が4000cm/g以上かつ6500cm/g以下のセメントAと、ビーライト含有量が35重量%以上かつ60重量%以下でありかつブレーン比表面積が3000cm/g以上かつ4000cm/g以下のセメントBと、膨張材と、BET法による比表面積が1m/g以上かつ20m/g以下のシリカ質微粉末とからなる水硬性結合材と、最大粒径が1.2mm以下、絶乾密度が2.90g/cm以上かつ吸水率が0.90%以下の人造高密度細骨材と、化学混和剤とを含有し、水硬性結合材を、セメントAを5重量%以上かつ15重量%以下、セメントBを60重量%以上かつ70重量%以下、膨張材を3重量%以上かつ7重量%以下、シリカ質微粉末を10重量%以上かつ30重量%以下の割合で混合したものとし、人造高密度細骨材の単位容積及び水硬性結合材の単位容積の比率を0.80以上かつ1.40以下としたので、従来のセルフレベリング材と比べて強度発現性及び耐久性が優れたものとなっている。
また、水結合材比が20.0%以下の超高強度領域においては、150N/mmを超える圧縮強度を得ることができ、従来のセルフレベリング材と比べて圧縮強度及び耐久性に優れたものとなっている。
本発明の超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体によれば、20℃にて28日間、あるいは、5℃以上にてセルフレベリング材の凝結が終結した後から60℃以上かつ80℃以下の加熱養生にて24時間、のいずれかの条件にて養生した場合の硬化体の圧縮強度を150N/mm以上としたので、水結合材比が20.0%以下の超高強度領域においても150N/mmを超える圧縮強度を容易に得ることができる。しかも、この圧縮強度は、長期に亘って保持することが可能であるから、長期信頼性に優れたものとなる。
したがって、従来のセルフレベリング材を用いた場合と比べて圧縮強度及び耐久性に優れ、かつ長期信頼性に優れた超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体を提供することができる。
本発明の超高強度高耐久性セルフレベリング材及び超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体の最良の形態について説明する。
なお、本実施形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本実施形態の超高強度高耐久性セルフレベリング材は、エーライト含有量が60重量%以上かつ70重量%以下でありかつブレーン比表面積が4000cm/g以上かつ6500cm/g以下のセメントAと、ビーライト含有量が35重量%以上かつ60重量%以下でありかつブレーン比表面積が3000cm/g以上かつ4000cm/g以下のセメントBと、膨張材と、BET法による比表面積が1m/g以上かつ20m/g以下のシリカ質微粉末とからなる水硬性結合材と、最大粒径が1.2mm以下、絶乾密度が2.90g/cm以上かつ吸水率が0.90%以下の人造高密度細骨材と、化学混和剤とを含有してなる超高強度高耐久性セルフレベリング材である。
ここで、本実施形態の超高強度高耐久性セルフレベリング材について、詳細に説明する。
セメントAとしては、エーライト(CS:3CaO・SiO/珪酸三カルシウム)含有量が60重量%以上かつ70重量%以下であり、かつブレーン比表面積が4000cm/g以上かつ6500cm/g以下の早強ポルトランドセメントまたは超早強ポルトランドセメントが挙げられる。
セメントBとしては、ビーライト(CS:2CaO・SiO/珪酸二カルシウム)含有量が35重量%以上かつ60重量%以下であり、かつブレーン比表面積が3000cm/g以上かつ4000cm/g以下の低熱ポルトランドセメントまたは中庸熱セメントが挙げられる。
本実施形態の超高強度高耐久性セルフレベリング材を得るためには、セメントAには安価な早強ポルトランドセメントを、セメントBにはビーライトを多く含有する低熱ポルトランドセメントを、使用することが特に好ましい。
また、このセメントAの水硬性結合材中の混合率は、5重量%以上かつ15重量%以下が好ましく、10重量%がより好ましい。
一方、セメントBの水硬性結合材中の混合率は、60重量%以上かつ70重量%以下が好ましく、65重量%がより好ましい。
セメントA及びBの水硬性結合材中の混合率が上記の範囲を外れた場合、高耐久性セルフレベリング材硬化体とした場合に、その圧縮強度が低下して150N/mm以上に保持することが困難になるからであり、また、場合によっては流動性が大幅に低下し、実用性が大幅に低下してしまうからである。
膨張材としては、日本工業規格JIS A 6202「コンクリート用膨張材」に適合するカルシウムサルフォアルミネート系(エトリンガイト系)、石灰−カルシウムサルフォアルミネート複合系の膨張材が好適に用いられる。
また、膨張材の水硬性結合材中の混合率は、3重量%以上かつ7重量%以下が好ましく、5重量%がより好ましい。
膨張材の水硬性結合材中の混合率が上記の範囲を外れた場合、この膨張材を含む高耐久性セルフレベリング材を養生・硬化して高耐久性セルフレベリング材硬化体とした場合に、その収縮量を保証できないか、あるいは異常膨張してしまうから好ましくない。
シリカ質微粉末は、BET法による比表面積が1m/g以上かつ20m/g以下のシリカ質微粉末、例えば、電融ジルコニアを製造する際に副生成物として得られるジルコニア起源シリカ質微粉末、ケイ素またはフェロシリコンを製造する際に副生成物として得られるシリカフューム、シリカガラスを製造する際に副生成物として得られるシリカ質微粉末、ケイ素または二酸化ケイ素から合成される非晶質シリカ質微粉末、粒径10μm以下に分級または微粉砕されポゾラン活性を高めたフライアッシュ等が挙げられる。
実際には、超高強度高耐久性セルフレベリング材に要求される仕様や価格を考慮した上で、上記の様々なシリカ質微粉末から1種を選択し、または2種以上を選択・混合して使用する。
特に、本実施形態の超高強度高耐久性セルフレベリング材に用いて好適なシリカ質微粉末としては、SiOの含有率が85%以上でありかつBET法による比表面積が1m/g以上かつ20m/g以下のジルコニア起源シリカ質微粉末、シリコン起源シリカフュームが挙げられる。
このシリカ質微粉末の水硬性結合材中の混合率は、10重量%以上かつ30重量%以下が好ましく、15重量%以上かつ20重量%以下がより好ましい。
このシリカ質微粉末の水硬性結合材中の混合率が上記の範囲を外れた場合、そのシリカ質微粉末を含む高耐久性セルフレベリング材を養生・硬化して高耐久性セルフレベリング材硬化体とした場合に、その圧縮強度が低下して150N/mm以上に保持することが困難になるからであり、また、場合によっては練混ぜが困難になり、実用性が大幅に低下してしまうからである。
このように、本実施形態の水硬性結合材は、上記のセメントA、セメントB、膨張材及びシリカ質微粉末を合わせたものである。
人造高密度細骨材は、超高強度発現性および高流動性を付与するとともに、さらに高い耐摩耗性を付与するための細骨材であり、硬度が高く、耐摩耗性に優れ、最大粒径が1.2mm以下、絶乾密度が2.90g/cm以上、吸水率が0.90%以下、好ましくは0.70%以下である。
ここで、この人造高密度細骨材の最大粒径、絶乾密度及び吸水率のうちいずれか1つが上記の範囲を外れると、その人造高密度細骨材を含む高耐久性セルフレベリング材を硬化体とした場合に、圧縮強度または流動性が大きく低下してしまうので好ましくない。
この人造高密度細骨材としては、例えば、フェロニッケルスラグ細骨材(日本工業規格JIS A 5011−2のFNS1.2適合品)、銅スラグ細骨材(日本工業規格JIS A 5011−3のCUS1.2適合品)、電気炉酸化スラグ細骨材(日本工業規格JIS A 5011−4のEFS1.2のNまたはH適合品)の群から選択される1種または2種以上を混合して使用することができる。
また、この人造高密度細骨材は、乾燥状態のものは、予め水硬性結合材や粉末状の化学混和剤等とプレミックスして使用することができるので好ましい。
本実施形態の超高強度高耐久性セルフレベリング材に占める人造高密度細骨材の単位容積及び水硬性結合材の単位容積の比率は、0.80以上かつ1.40以下が好ましく、より好ましくは1.00以上かつ1.20以下である。
この人造高密度細骨材の単位容積及び水硬性結合材の単位容積の比率が上記の範囲を外れると、高耐久性セルフレベリング材としての流動性が低下したり、あるいは、この高耐久性セルフレベリング材を養生・硬化して高耐久性セルフレベリング材硬化体とした場合に、その収縮が大きくなり、実用性が大幅に低下してしまうからである。
化学混和剤としては、減水率の高い一般的なポリカルボン酸系高性能減水剤、メラミンスルホン酸系高性能減水剤等の減水剤が好適に用いられ、必要に応じてポリオキシアルキレンアルキルエーテル系等の消泡剤を併用することが好ましい。
この減水剤の添加量は、超高強度高耐久性セルフレベリング材の目標とする流動性に合わせて適宜調整するが、一般的な添加量としては、セメントA及びB、膨張材及びシリカ質微粉末からなる水硬性結合材の全体量に対して0.3重量%以上かつ3.0重量%以下の範囲で添加することが好ましい。
また、消泡剤の添加量は、超高強度高耐久性セルフレベリング材の目標とする空気量に合わせて適宜調整するが、一般的な添加量としては、セメントA及びB、膨張材及びシリカ質微粉末からなる水硬性結合材の全体量に対して0.01重量%以上かつ0.1重量%以下の範囲で添加することが好ましい。
この化学混和剤(減水剤及び消泡剤)の形状としては、粉体状、液体状のいずれをも使用することができる。特に、粉体状のものは、予め水硬性結合材や乾燥させた人造高密度細骨材等とプレミックスして使用することができるので好ましい。
なお、本実施形態の超高強度高耐久性セルフレベリング材に種々の性能を付加するために、増粘剤、収縮低減剤、合成樹脂粉末、合成樹脂繊維、金属繊維、炭素繊維、ガラス繊維、ポリマー、モノマー、オリゴマー、石灰石微粉末、流動化剤、凝結促進剤、凝結遅延剤、着色用顔料の群から選択される1種または2種以上を添加しても良い。
次に、本実施形態の超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体について説明する。
本実施形態の超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体は、本実施形態の超高強度高耐久性セルフレベリング材を水結合材比20.0%以下にて水と混練し養生してなる超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体であり、この超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体の圧縮強度が、20℃にて28日間、あるいは、5℃以上にてセルフレベリング材の凝結が終結した後から60℃以上かつ80℃以下の加熱養生にて24時間、のいずれかの条件にて養生した場合に150N/mm以上となる硬化体である。
上記の水結合材比、すなわち、上記のセメントA及びB、膨張材、シリカ質微粉末からなる水硬性結合材と練混ぜ水(化学混和剤は水とみなす)の重量比は、20.0%以下が好ましい。
ここで、この超高強度高耐久性セルフレベリング材の水結合材比を20.0%以下とした理由は、水結合材比が20.0%を超えると、この超高強度高耐久性セルフレベリング材を水と混練し養生することにより得られた超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体の圧縮強度が150N/mmを下回ってしまうからである。
この超高強度高耐久性セルフレベリング材を水結合材比20.0%以下にて水と混練し、得られたモルタルを、20℃にて28日間、あるいは、5℃以上にてセルフレベリング材の凝結が終結した後から60℃以上かつ80℃以下の加熱養生にて24時間、のいずれかの条件にて養生し、超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体とする。
このようにして得られた超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体の圧縮強度は、常に150N/mm以上を保持している。
以下、実施例、参考例及び比較例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
ここでは、セメント、膨張材、シリカ質微粉末、人造高密度細骨材、天然細骨材、化学混和剤、消泡剤及び水として、下記のものを用いた。
「セメントA」
早強ポルトランドセメント(CS含有量64%、CS含有量7%、絶乾密度3.15g/cm、ブレーン比表面積4400cm/g、住友大阪セメント(株)製)(以下HCと略記)
「セメントB」
低熱ポルトランドセメント(CS含有量26%、CS含有量56%、絶乾密度3.24g/cm、ブレーン比表面積3400cm/g、住友大阪セメント(株)製)(以下LCと略記)
「膨張材」
カルシウムサルフォアルミネート系膨張材:SACS(絶乾密度2.93g/cm、ブレーン比表面積2900cm/g、住友大阪セメント(株)製)(以下、EXと略記)
「シリカ質微粉末」
ジルコニア起源シリカ質微粉末:SF−SILICAFUME(SiO含有量94.7%、絶乾密度2.26g/cm、BET比表面積9.1m/g、巴工業(株)社製)(以下、ZSFと略記)
「人造高密度細骨材A」
1.2mmフェロニッケルスラグ細骨材(JIS A 5011−2のFNS1.2適合品、最大粒径1.2mm以下、絶乾密度3.01g/cm、吸水率0.7%、FM:2.21)(以下、FNS1.2と略記)
「人造高密度細骨材B」
5mmフェロニッケルスラグ細骨材(JIS A 5011−2のFNS5適合品、最大粒径5mm以下、絶乾密度2.97g/cm、吸水率0.9%、FM:2.47)(以下、FNS5と略記)
「人造高密度細骨材C」
1.2mm銅スラグ細骨材(JIS A 5011−3のCUS1.2適合品、最大粒径1.2mm以下、絶乾密度3.35g/cm、吸水率0.9%、FM:2.24)(以下、CUS1.2と略記)
「人造高密度細骨材D」
5mm銅スラグ細骨材(JIS A 5011−3のCUS5適合品、最大粒径5mm以下、絶乾密度3.30g/cm、吸水率1.2%、FM:2.64)(以下、CUS5と略記)
「人造高密度細骨材E」
1.2mm電気炉酸化スラグ細骨材(JIS A 5011−4のEFS1.2N適合品、最大粒径1.2mm以下、絶乾密度3.52g/cm、吸水率1.0%、FM:2.89)(以下、EFS1.2と略記)
「人造高密度細骨材F」
5mm電気炉酸化スラグ細骨材(JIS A 5011−4のEFS5N適合品、最大粒径5mm以下、絶乾密度3.49g/cm、吸水率1.7%、FM:3.10)(以下、EFS5と略記)
「天然細骨材G」
愛知県産乾燥珪砂4号及び7号の混合砂(最大粒径1.2mm以下、絶乾密度2.66g/cm、吸水率0.7%、FM:2.46)(以下、SS1.2と略記)
「天然細骨材H」
千葉県産山砂(最大粒径1.2mm以下、絶乾密度2.56g/cm、吸水率2.28%、FM:2.18)(以下、HS1.2と略記)
「化学混和剤」
ポリカルボン酸系高性能減水剤:シーカメント1200N(日本シーカ(株)社製)(以下、SPと略記)
「消泡剤」
シーカアンチフォームW(日本シーカ(株)社製)
「水」
上水道水
上記のセメント、膨張材、シリカ質微粉末、人造高密度細骨材あるいは天然細骨材、高性能減水剤、消泡剤及び水を用いて、実施例1〜4、参考例及び比較例1〜14の超高強度高耐久性セルフレベリング材を作製した。
表1に、実施例1〜4、参考例及び比較例1〜14各々の超高強度高耐久性セルフレベリング材の組成を示す。
これらの超高強度高耐久性セルフレベリング材においては、全ての組成において目標空気量を2%の一定値とし、細骨材の種類、水結合材比、水硬性結合材の混合比率、細骨材及び水硬性結合材の単位容積比、化学混和剤の添加量を下記のとおりとした。
実施例1、2、参考例及び比較例1〜5では、細骨材の種類が全て異なるが、水結合材比を20.0%、水硬性結合材中のセメントA(HC)の混合率を10重量%、セメントB(LC)の混合率を65重量%、膨張材(EX)の混合率を5重量%、シリカ質微粉末(ZSF)の混合率を20重量%、細骨材及び水硬性結合材の単位容積比を1.00の一定値とし、高性能減水剤(SP)の添加量を水硬性結合材に対して1.3重量%、消泡剤の添加量を水硬性結合材に対して0.05重量%とした。
実施例3では、水硬性結合材中のセメントA(HC)の混合率を5重量%、セメントB(LC)の混合率を70重量%とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
実施例4では、水硬性結合材中のセメントA(HC)の混合率を15重量%、セメントB(LC)の混合率を60重量%とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
比較例6では、水硬性結合材中のセメントA(HC)の混合率を0重量%、セメントB(LC)の混合率を75重量%とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
比較例7では、水硬性結合材中のセメントA(HC)の混合率を20重量%、セメントB(LC)の混合率を55重量%とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
比較例8では、水硬性結合材中のセメントA(HC)の混合率を12重量%、セメントB(LC)の混合率を78重量%、シリカ質微粉末(ZSF)の混合率を5重量%とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
比較例9では、水硬性結合材中のセメントA(HC)の混合率を8重量%、セメントB(LC)の混合率を52重量%、シリカ質微粉末(ZSF)の混合率を35重量%とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
比較例10では、水硬性結合材中のセメントA(HC)の混合率を10.7重量%、セメントB(LC)の混合率を69.3重量%、膨張材(EX)の混合率を0重量%とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
比較例11では、水硬性結合材中のセメントA(HC)の混合率を9.3重量%、セメントB(LC)の混合率を60.7重量%、膨張材(EX)の混合率を10重量%とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
比較例12では、細骨材及び水硬性結合材の単位容積比を1.50とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
比較例13では、細骨材及び水硬性結合材の単位容積比を0.70とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
比較例14では、水結合材比を22.0%、高性能減水剤(SP)の添加量を水硬性結合材に対して0.9重量%、消泡剤の添加量を水硬性結合材に対して0.04重量%とした以外は、実施例1と同じ条件とした。
なお、高性能減水剤(SP)及び消泡剤については、練混ぜ水とみなして水量を補正した。
Figure 0004862001
次に、実施例1〜4、参考例及び比較例1〜14各々の超高強度高耐久性セルフレベリング材の練混ぜ試験を行った。
20℃の恒温室内にて、表1に示す組成となるようにセメントA及びB、膨張材、シリカ質微粉末、細骨材、練混ぜ水、化学混和剤(SP)及び消泡剤を容量20Lの硬質ポリエチレン容器に投入し、電動式ハンドミキサーを用いて90秒間、高速攪拌(練混ぜ)を行った。なお、1バッチの練混ぜ量は10Lの一定値とした。
練上がり後、直ちに、日本建築学会規準JASS 15M−103「セルフレベリング材の品質規準」に準拠し、内径50mm×高さ51mm (内容量100ml)の塩化ビニル製フローコーン及び厚さ5mmの磨きガラス板(フロー板)を用いてフロー値を測定し、セルフレベリング材の流動性を評価した。
また、実施例1〜4、参考例及び比較例1〜14各々について、土木学会規準JSCE−F 542−1999「充てんモルタルのブリーディング率及び膨張率試験方法」に準拠し、超高強度高耐久性セルフレベリング材のブリーディング率及び膨張収縮率(材齢7日)を測定した。
さらに、実施例1〜4、参考例及び比較例1〜14各々の超高強度高耐久性セルフレベリング材を用いて超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体を作製し、これらの硬化体各々の圧縮強度、耐摩耗性、耐衝撃性を測定した。
圧縮強度測定用の供試体として、直径50mm×高さ100mmの円柱供試体を18本ずつ作製した。これらの供試体は、水の蒸発を防ぐために、脱型する直前まで供試体の頭部をビニールフィルム及び輪ゴムで密封し、20℃の恒温室内にて注水24時間後まで封緘養生した。
これらの供試体のうち12本は、注水24時間後で脱型し、所定の材齢まで20℃の水中にて標準養生した。また、残りの6本は、注水24時間後から供試体の頭部を密封したまま型枠ごと70℃の温水中に浸漬して24時間加熱養生し、注水48時間後に温水から取り出し、空気中にて室温になるまで放冷した後、脱型した。
超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体の圧縮強度は、日本工業規格JIS A 1108「コンクリートの圧縮試験方法」に準じて測定した。ここでは、1材齢の供試体数を6本とし、測定した供試体数6本の圧縮強度データから変動係数を算出した。また、圧縮強度の測定材齢は、標準養生の場合は7日、28日の2種類とし、70℃にて加熱養生した場合は材齢2日とした。なお、全ての供試体について、圧縮試験を行う直前に両端面の研磨を行った。
また、実施例1〜4、参考例及び比較例1〜14各々の超高強度高耐久性セルフレベリング材を用いて、日本工業規格JIS A 1453「建築材料及び建築構成部分の摩耗試験方法(研摩紙法)」に準拠した直径120mm×厚さ20mmの円盤型供試体を作製し、20℃、相対湿度60%の恒温恒湿中にて養生・硬化させ、材齢7日において、20℃、相対湿度50%の恒温恒湿中にて荷重1000g×500回転の条件で耐摩耗性試験を行った。
さらに、実施例1〜4、参考例及び比較例1〜14各々の超高強度高耐久性セルフレベリング材をワイヤーブラシで表面研磨処理した縦300mm×横300mm×厚さ50mmの超高強度コンクリート硬化体(水結合材比20.0%、空気量2%、単位水量150kg/m、結合材=低熱ポルトランドセメント:750kg/m、細骨材=3号珪砂:601kg/m、粗骨材=硬質砂岩砕石:827kg/m、91日間標準養生、硬化体4辺の縁に高さ10mmの塩化ビニル樹脂製のせき板を設置)の表面に流し込み、セルフレベリング材の厚さを10mmになるように金ごてで軽く表面仕上げを行った後、20℃、相対湿度60%の恒温恒湿中にて養生・硬化させ、材齢7日において、4kg鋼球をセルフレベリング材硬化体の表面から2m上方より20回繰り返して自然落下させる耐衝撃性試験を行った。
実施例1〜4、参考例及び比較例1〜14各々のJASS 15フロー、圧縮強度、膨張収縮率、ブリーディング率、耐摩耗性試験、耐衝撃性試験の測定結果を表2及び表3に示す。
Figure 0004862001
Figure 0004862001
これらの測定結果によれば、実施例1、2及び参考例では、得られた高耐久性セルフレベリング材のJASS15フローが約230mmであり、流動性は極めて良好であった。また、圧縮強度も20℃標準養生の材齢28日では150〜152N/mm2、70℃加熱養生の材齢2日では158〜161N/mm2と非常に良好であった。
一方、比較例1〜3では、セルフレベリング材の流動性及び圧縮強度は、実施例1、2及び参考例より低かった。また、比較例4は珪砂を、比較例5は山砂をそれぞれ使用したために、セルフレベリング材の流動性及び圧縮強度のいずれもが実施例1、2及び参考例より著しく低く、特に20℃標準養生の材齢28日が150N/mmを下回っていた。
実施例3、4は、セメントA(HC)の混合率を5重量%、15重量%とした場合であるが、得られたセルフレベリング材の流動性は良好であり、圧縮強度も20℃標準養生の材齢28日では151〜154N/mm、70℃加熱養生の材齢2日では158〜161N/mmと良好であった。
比較例6では、セメントA(HC)の混合率を0重量%、セメントB(LC)の混合率を75重量%としたために、セルフレベリング材の流動性は実施例1と同等であったが、圧縮強度は20℃標準養生の材齢28日が150N/mmを下回っていた。また材齢7日の膨張収縮率が−0.2%と収縮しており、セルフレベリング材としては問題があった。
比較例7では、セメントA(HC)の混合率を20重量%、セメントB(LC)の混合率を55重量%としたために、セルフレベリング材の圧縮強度は実施例1と同等であったが、流動性は実施例1より著しく低いものであった。
比較例8では、シリカ質微粉末(ZSF)の混合率を5重量%としたために、セルフレベリング材の圧縮強度及び流動性は実施例1より著しく低いものであった。
比較例9では、シリカ質微粉末(ZSF)の混合率を35重量%としたために、セルフレベリング材の流動性は実施例1より良好であったが、圧縮強度は実施例1より低く、20℃標準養生の材齢28日では150N/mmを下回っていた。
比較例10では、膨張材(EX)の混合率を0重量%としたために、セルフレベリング材の流動性及び圧縮強度は実施例1と同等以上であったが、材齢7日の膨張収縮率が−0.5%と大きく収縮しており、セルフレベリング材の品質としては問題があった。
比較例11では、膨張材(EX)の混合率を10重量%としたために、セルフレベリング材の流動性及び圧縮強度が実施例1より低く、20℃標準養生の材齢28日では150N/mmを下回っていた。また材齢7日の膨張収縮率が+0.8%と大きく膨張しており、セルフレベリング材の品質としては問題があった。
比較例12では、セルフレベリング材の圧縮強度は実施例1と同等であったが、細骨材及び水硬性結合材の単位容積比を1.50としたために、細骨材の量が多く、流動性は実施例1より著しく低かった。
比較例13では、セルフレベリング材の流動性及び圧縮強度は実施例1と同等以上であったが、細骨材及び水硬性結合材の単位容積比を0.70としたために、結合材ペースト量が多く、材齢7日の膨張収縮率が−0.2%と収縮しており、セルフレベリング材の品質としては問題があった。
比較例14は、水結合材比を22.0%としたために、セルフレベリング材の流動性及び圧縮強度が実施例1より著しく低く、圧縮強度はいずれの養生方法でも常に150N/mmを下回っていた。
一方、耐摩耗性は、人造高密度細骨材を用いた場合は、実施例、参考例及び比較例共に0.8〜1.3gの範囲内であったのに対して、天然細骨材を使用した比較例4、5では、1.9〜2.2gと大きく、耐摩耗性が劣っていた。
また、耐衝撃性は、細骨材及び水硬性結合材の単位容積比を0.70とした(結合材ペースト量が多い)比較例13にのみ、ひび割れが発生した。
以上説明したように、最大粒径1.2mmの人造高密度細骨材(フェロニッケルスラグ細骨材、銅スラグ細骨材、電気炉酸化スラグ細骨材)を使用したセルフレベリング材は、最大粒径5mmの人造高密度細骨材または最大粒径1.2mmの天然細骨材(珪砂、山砂)を使用したセルフレベリング材より優れた流動性、圧縮強度、耐摩耗性が得られ、さらに圧縮強度の変動係数が非常に小さいことが分かった。
セメントA(HC)の水硬性結合材に対する混合率が5重量%未満の場合では、セルフレベリング材硬化体の圧縮強度が低く、一方、セメントA(HC)の水硬性結合材に対する混合率が15重量%を超える場合では、練り上った直後のセルフレベリング材の流動性が大きく低下し、いずれも実用性に問題があることが分かった。
膨張材(EX)の水硬性結合材に対する混合率が3重量%未満の場合では、セルフレベリング材硬化体の収縮率が大きく、また、混合率が7重量%を超える場合では、反対にセルフレベリング材硬化体の膨張率が大きくなり過ぎてしまい、実用性に問題があることが分かった。
シリカ質微粉末(ZSF)の水硬性結合材に対する混合率が10重量%未満の場合では、練混ぜが困難になって実用性が低下し、また、混合率が30重量%を超える場合では、セルフレベリング材の圧縮強度が大きく低下することが分かった。
さらに、細骨材及び水硬性結合材の単位容積比が0.8未満の場合では、セルフレベリング材硬化体の収縮率が大きく、さらに耐衝撃性が低下し、また、単位容積比が1.4を超える場合では、練り上がった直後のセルフレベリング材の流動性が低下してしまい、実用性が大幅に低下することが分かった。
さらに、20℃における標準養生の材齢28日、70℃における加熱養生の材齢2日、のいずれにおいても圧縮強度が150N/mmを上回るためには、水結合材比は20.0%以下が必須要件であることが分かった。
なお、ブリーディング率は、実施例、参考例及び比較例共に0%であり、セルフレベリング材として問題はなかった。

Claims (3)

  1. エーライト含有量が60重量%以上かつ70重量%以下でありかつブレーン比表面積が4000cm/g以上かつ6500cm/g以下のセメントAと、ビーライト含有量が35重量%以上かつ60重量%以下でありかつブレーン比表面積が3000cm/g以上かつ4000cm/g以下のセメントBと、膨張材と、BET法による比表面積が1m/g以上かつ20m/g以下のシリカ質微粉末とからなる水硬性結合材と、
    最大粒径が1.2mm以下、絶乾密度が2.90g/cm以上かつ吸水率が0.90%以下の人造高密度細骨材と、
    化学混和剤とを含有し、
    前記水硬性結合材は、前記セメントAを5重量%以上かつ15重量%以下、前記セメントBを60重量%以上かつ70重量%以下、前記膨張材を3重量%以上かつ7重量%以下、前記シリカ質微粉末を10重量%以上かつ30重量%以下の割合で混合してなり、
    前記人造高密度細骨材の単位容積及び前記水硬性結合材の単位容積の比率は、0.80以上かつ1.40以下であることを特徴とする超高強度高耐久性セルフレベリング材。
  2. 前記人造高密度細骨材は、フェロニッケルスラグ細骨材、銅スラグ細骨材、電気炉酸化スラグ細骨材の群から選択された1種または2種以上であることを特徴とする請求項1記載の超高強度高耐久性セルフレベリング材。
  3. 請求項1または2記載の超高強度高耐久性セルフレベリング材を水結合材比20.0%以下にて水と混練し養生してなる超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体であって、
    この超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体の圧縮強度は、20℃にて28日間、あるいは、5℃以上にてセルフレベリング材の凝結が終結した後から60℃以上かつ80℃以下の加熱養生にて24時間、のいずれかの条件にて養生した場合、150N/mm以上であることを特徴とする超高強度高耐久性セルフレベリング材硬化体。
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