JP4862471B2 - 浴中ロール回転速度検出装置並びに浴中ロールの回転速度制御方法及びその装置 - Google Patents
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Description
図7に示す溶融めっき用浴中ロールの駆動構造40は、可変周波数電源を固定子41に供給する電源装置(図示せず)と、浴中ロール43の回転速度の検出手段44とを備え、設定回転速度と検出手段44が検出した回転速度とを比較のうえ電源装置に周波数指示信号を発する制御回路(図示せず)を有する。また、検出手段44は、支持フレーム46上に取り付けられ、軸部47の一部に設けた被検出体48の回転をピックアップする構成を採用している。
本発明は上記した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、製品寿命が長く、浴中ロールの回転速度を正確に測定可能な浴中ロール回転速度検出装置を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、浴中ロールの回転速度を正確に測定し、測定された回転速度に基づき浴中ロールと鋼帯とのスリップを防止することで、めっき鋼帯の品質を向上することが可能な浴中ロールの回転速度制御方法及びその装置を提供することにある。
前記浴中ロールに備えられる永久磁石と、
前記金属浴の浴外において備えられ、前記永久磁石の磁束を検出する検出センサとを備えてなることを特徴とする。
また、本発明のうち請求項2に係る浴中ロール回転速度検出装置は、請求項1記載の浴中ロール回転速度検出装置において、前記永久磁石は、前記浴中ロールの周方向において等間隔に4個以上備えられていることを特徴とする。
前記浴中ロールに備えられた永久磁石の磁束を、前記金属浴の浴外に備えられた検出センサにより検出する工程と、
検出された前記磁束に基づき、前記浴中ロールの回転速度を算出する工程と、
算出された前記回転速度と、予め設定された前記鋼帯の搬送速度とに基づいて、前記浴中ロールの前記鋼帯に対する押し込み量を調整する工程とを備えることを特徴とする。
前記浴中ロールに備えられる永久磁石と、
前記金属浴の浴外において備えられ、前記永久磁石の磁束を検出する検出センサと、
検出された前記磁束に基づき、前記浴中ロールの回転速度を算出する回転速度算出手段と、
算出された前記回転速度と、予め設定された前記鋼帯の搬送速度とに基づいて、前記浴中ロールの前記鋼帯に対する押し込み量を調整する押し込み量制御手段とを備えてなることを特徴とする。
また、本願請求項3又は4に係る浴中ロールの回転速度制御方法又は浴中ロールの回転速度制御装置によれば、浴中ロールに備えられた永久磁石の磁束を、前記金属浴の浴外に備えられた検出センサにより検出する工程と、検出された前記磁束に基づき、前記浴中ロールの回転速度を算出する工程と、算出された前記回転速度と、予め設定された前記鋼帯の搬送速度とに基づいて、前記浴中ロールの前記鋼帯に対する押し込み量を調整する工程とを備える構成により、浴中ロールと鋼帯との間に生じるスリップを防止することが可能となるとともに、加工されるめっき鋼帯の品質を向上することが可能となる。
図1は連続溶融亜鉛めっきラインの概略構成図である。図2は本発明の第一実施形態に係る浴中ロール回転速度制御装置の正面図である。図3は浴中ロール回転速度制御装置の側面図である。図4は磁石リングの側面図である。図5は磁気センサの構成図である。
連続溶融亜鉛めっきライン2は、冷間圧延工程、洗浄工程及び焼鈍工程を経た鋼帯Sについて亜鉛めっき処理を行うものであり、図1に示すように、亜鉛浴3と、亜鉛浴3内に備えられるシンクロール4及び2組のガイドロール5とを有してなる。
シンクロール4は、亜鉛浴3内において軸受(図示せず)により回動可能に支持されており、亜鉛浴3内へと導かれた鋼帯Sについて亜鉛浴3の出側へと方向転換を行うものである。
ここで、シンクロール4及びガイドロール5は、非駆動型に形成されている。
浴中ロール回転速度検出手段10は、ガイドロール5に備えられる永久磁石14と、亜鉛浴3の浴外に備えられる磁気センサ(検出手段)15と、磁気センサ15からの信号を増幅する増幅器16と、浴中ロールの回転速度を算出する回転速度算出手段17とを備えている。
磁気センサ15は、亜鉛浴3の浴外において、各永久磁石14の磁束Hを検出可能に備えられている。そして、磁気センサ15を亜鉛浴3の浴外において備える構成により磁気センサ15の製品寿命を長くすることが可能となる。ここで、磁気センサ15は、図5に示すように、2本の高透磁率コア21と、高透磁率コア21に巻かれた励磁コイル22及び検出コイル23とを備えたフラックスゲート方式に構成されている。
回転速度算出手段17は、増幅器16が出力した増幅誘起電圧信号に基づき、ガイドロール5の回転速度を算出する。かかるガイドロール5の回転速度の算出は、まず、両検出コイル23に基づく増幅誘起電圧信号を入力し、かかる両増幅誘起電圧信号の差電圧信号を算出する。この場合において、算出される差電圧信号は、上述したように、永久磁石14の磁束Hのみに基づく誘起電圧信号を増幅した信号である。また、差電圧信号は、永久磁石14がガイドロール5の周方向において等間隔に設置されているため、パルス状の信号として算出されることとなる。そして、回転速度算出手段17は、算出された差電圧信号に基づいて、ガイドロール5の回転速度を算出する。
警報手段12は、パソコンのディスプレー等により構成され、スリップ判定手段11が出力した警報発動指令に基づき、スリップ発生警報を発動する。この場合において、警報手段12は、スリップ発生警報とともに、ガイドロール5の回転速度等を表示する構成としても構わない。
支持部26は、一端が、亜鉛浴3内においてガイドロール5の軸部19を支持する軸受7に接続され、他端が、亜鉛浴3の浴外まで延び、電動ジャッキ27の伸縮部28に接続されている。
電動ジャッキ27は、伸縮部28を伸縮自在に構成され、伸縮部28に接続された支持部26を介して、ガイドロール5を鋼帯Sへの押し込み方向(図3における左右方向)に揺動可能とすることで、ガイドロール5の鋼帯Sに対する押し込み量を調整可能に構成されている。
冷間圧延工程、洗浄工程及び焼鈍工程を経て連続溶融亜鉛めっきライン2へと搬送されてきた鋼帯Sは、亜鉛浴3内へと搬送され、亜鉛浴3内において溶融亜鉛Zのめっき処理が行われる。
そして、亜鉛浴3内へ搬送された鋼帯Sは、シンクロール4により亜鉛浴3の出側へと方向転換が行われ、両ガイドロール5により支持されて亜鉛浴2の浴外へと搬送される。
一方、浴中ロール4,5が非駆動型に形成されている場合、浴中ロール4,5は、鋼帯Sの表面と浴中ロール4,5の外周面との摩擦力により鋼帯Sの搬送に伴って回転する。
そこで、浴中ロール回転速度制御装置1においては、鋼帯Sの搬送中において常時、ガイドロール5の回転速度を監視することにより、ガイドロール5と鋼帯Sとの間に生じるスリップを検出している。
そして、ガイドロール5が回転を開始すると、ガイドロール5の周方向において等間隔に備えられた各永久磁石14が発する磁束Hを磁気センサ15が順次検出する。
各検出コイル23から出力された誘起電圧信号は、増幅器16により増幅され、増幅誘起電圧信号として回転速度算出手段17へと入力される。
各検出コイル23に基づく増幅誘起電圧信号を入力した回転速度算出手段17は、両増幅誘起電圧信号の差電圧信号を算出する。
そして、回転速度算出手段17は、パルス状の信号として算出された差電圧信号に基づいて、ガイドロール5の回転速度を算出することで、ガイドロール5の回転速度を正確に測定することが可能となる。
スリップ発生警報の通報を受けたオペレータは、鋼帯Sの形状及び警報手段12に表示されるガイドロール5の回転速度を参照しつつ、電動ジャッキ27によりガイドロール5の鋼帯Sに対する押し込み量を調整する。
まず、ガイドロール5の鋼帯Sに対する押し込み量不足によりガイドロール5と鋼帯Sとの間にスリップが生じている場合には、ガイドロール5の鋼帯Sに対する押し込み量を増加させる。かかる場合、ガイドロール5の鋼帯Sに対する押し込み量を増加させることにより、鋼帯Sの張力が大きくなり、かかる張力の増加に伴い鋼帯Sの表面とガイドロール5の外周面との間に生じる摩擦力が増加することによりガイドロール5の回転が復帰することで、ガイドロール5と鋼帯Sとの間に生じているスリップを防止することが可能となる。
このように、本発明に係る浴中ロール回転速度制御装置1によれば、ガイドロール5と鋼帯Sとのスリップを防止することが可能となるとともに、加工されるめっき鋼板の品質を向上することが可能となる。
図6は本発明の第二実施形態に係る浴中ロール回転速度制御装置の正面図である。
本発明の第二実施形態に係る浴中ロール回転速度制御装置30の基本的構成は、浴中ロール回転速度制御装置1と同様であるため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
浴中ロール回転速度制御装置30は、図6に示すように、浴中ロール回転速度制御装置1において、スリップ判定手段11の代わりに押し込み量制御手段29を備えている。
また、押し込み量制御手段29は、スリップの発生を検出すると、警報手段12に対して警報発動指令を出力する。
このように、本発明に係る浴中ロール回転速度制御装置30によれば、より簡易に、ガイドロール5と鋼帯Sとのスリップを防止することが可能となるとともに、加工されるめっき鋼板の品質を向上することが可能となる。
2 連続溶融亜鉛めっきライン
3 亜鉛浴
4 シンクロール
5 ガイドロール
S 鋼帯
Z 溶融亜鉛
H 磁束
7 軸受
10 浴中ロール回転速度検出手段
11 スリップ判定手段
12 警報手段
13 浴中ロール押し込み量調整手段
14 永久磁石
15 磁気センサ
16 増幅器
17 回転速度算出手段
18 磁石リング
19 軸部
21 高透磁率コア
22 励磁コイル
23 検出コイル
24 発信機
26 支持部
27 電動ジャッキ
28 伸縮部
29 押し込み量制御手段
30 浴中ロール回転速度制御装置
40 溶融めっき用浴中ロールの駆動構造
41 固定子
43 浴中ロール
44 検出手段
46 支持フレーム
47 軸部
48 被検出体
49 被めっき材
Claims (4)
- 溶融めっき用の金属浴に浸漬される、非駆動型の浴中ロールの回転速度を検出する浴中ロール回転速度検出装置であって、
前記浴中ロールに備えられる永久磁石と、
前記金属浴の浴外において備えられ、前記永久磁石の磁束を検出する検出センサとを備えてなることを特徴とする浴中ロール回転速度検出装置。 - 前記永久磁石は、前記浴中ロールの周方向において等間隔に4個以上備えられていることを特徴とする請求項1記載の浴中ロール回転速度検出装置。
- 溶融めっき用の金属浴に浸漬され、鋼帯を支持する非駆動型の浴中ロールの回転速度を制御する浴中ロールの回転速度制御方法であって、
前記浴中ロールに備えられた永久磁石の磁束を、前記金属浴の浴外に備えられた検出センサにより検出する工程と、
検出された前記磁束に基づき、前記浴中ロールの回転速度を算出する工程と、
算出された前記回転速度と、予め設定された前記鋼帯の搬送速度とに基づいて、前記浴中ロールの前記鋼帯に対する押し込み量を調整する工程とを備えることを特徴とする浴中ロールの回転速度制御方法。 - 溶融めっき用の金属浴に浸漬され、鋼帯を支持する非駆動型の浴中ロールの回転速度を制御する浴中ロールの回転速度制御装置であって、
前記浴中ロールに備えられる永久磁石と、
前記金属浴の浴外において備えられ、前記永久磁石の磁束を検出する検出センサと、
検出された前記磁束に基づき、前記浴中ロールの回転速度を算出する回転速度算出手段と、
算出された前記回転速度と、予め設定された前記鋼帯の搬送速度とに基づいて、前記浴中ロールの前記鋼帯に対する押し込み量を調整する押し込み量制御手段とを備えてなることを特徴とする浴中ロールの回転速度制御装置。
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