JP4864466B2 - 移植用苗床 - Google Patents
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Description
特に、近年急速に普及している「セル育苗」は、農家における育苗の煩雑さとリスクを軽減すると共に、苗生産を工場化、分業化できる等の利点を有している。セル育苗は、例えば、連結型プラスチックトレーや連結型ペーパーポット等の育苗用連結鉢(セルトレイともいう)を用いて実施されている。
該培地基材としては、特定の粒度分布を持つ原料を混合した基材と界面活性剤を特定の割合で配合した培地(例えば、特許文献1参照)が開示されている。また、塩基交換容量が50〜200meq/100gの範囲である無機素材、非木質系繊維有機素材、肥料成分、及び硝化抑制剤からなる培地(例えば、特許文献2参照)、肥料成分の粒子径が1mm以下であり、かつ緩効性窒素源化合物を窒素換算で10mg/L〜10g/Lの割合で含有する植物育苗培地(例えば、特許文献3参照)等が開示されている。
粒子径の小さい粒状肥料の表面を樹脂等で被覆した被覆肥料も開発されているが、被覆加工時に芯の粒状肥料が割れたり、粒子同士が結合して団粒化する等、大量生産しにくく、通常の粒子径の被覆肥料と比べてかなりコスト高である。また、被覆肥料は培地基材との結合力が弱いため、使用方法によっては育苗時の潅水によって浮上し流出したり、移植時に各セルから肥料がこぼれる場合もあった。
被覆肥料を化学的に溶解を抑えた緩効性肥料に換えた場合においても、種子と肥料が接することによる発芽不良が発生するおそれがある。
例えば(1)発芽から移植直前までの苗の生育や収穫期が揃い、
(2)本圃等へ移植後の苗の活着に必要な肥料成分が十分に供給できる、
(3)育苗時の生育障害が起こらず移植時に肥料がこぼれにくい、
などの効果を示す移植用苗床、及びそれを用いる植物の栽培方法を提供することを課題とする。
(1)連結型育苗鉢内に形成され、培地基材からなる培地層と、培地層の上部に積層された粒状肥料からなる粒状肥料層と、種子又は植物体とを有する移植用苗床であり、該粒状肥料が、緩効性窒素肥料を含有し、かつ粒子径1mm以上の粒子を70質量%以上含有し、最大粒子径が2mm以下である移植用苗床。
(1)発芽から移植前までの苗の生育が揃い、特に機械移植に適した苗を低コストかつ容易に得ることができる、
(2)収穫揃いが良く、生産管理が容易になる、
(3)育苗時の生育及び移植後の生育に必要な肥料成分を均一に含有し、更に、苗床の粒状肥料が小粒でも肥効を長時間制御できるため、発芽や苗の生育障害が発生しにくく、特に作物の移植栽培に好適である、
などの効果を示す。
本発明で用いられる連結型育苗鉢に、特に限定はなく、作物の種類等に応じて市販品の中から選択して用いることができる。該連結型育苗鉢としては、農林水産省標準規格や全農標準規格に準じたもの(外枠590mm×300mm)、その他市販品を挙げることができる。具体的には、農林水産省標準規格としては、128セルタイプ(セルの配列8×16、セルの大きさ31mm角×深さ44mm)、200セルタイプ(セルの配列10×20、セルの大きさ26mm角×深さ44mm)、全農標準規格としては、288セルタイプ(セルの配列12×24、セルの大きさ21mm角×深さ38.5mm)、市販品としては、ヤンマー農機製のトレイ20−288穴(セルの大きさ20mm角×深さ40mm)、同トレイ25−200穴(セルの大きさ25mm角×深さ45mm)、同トレイ30−128穴(セルの大きさ30mm角×深さ45mm)、同トレイ35−72穴(セルの大きさ35mm角×深さ45mm)、同トレイ45−55穴(セルの大きさ45mm角×深さ45mm)、同トレイ42−72穴(セルの大きさ42mm角×深さ45mm)、日本甜菜製糖製のペーパーポット(商品名)やチェーンポット(商品名)の紙鉢、ブラックモア製プラグトレイ(外枠546mm×280mm)の800SQ(1セル容量1.5mL)、同トレイ288LITE(1セル容量5.2mL)、同トレイ288DEEP(1セル容量10.0mL)、同トレイ128DEEP(1セル容量22.7mL)等が挙げられる。
本発明で用いられる連結型育苗鉢の一例を図1に示す。
尚、粒状肥料層には本発明の効果を損なわない範囲で水溶性肥料成分をほとんど含有しない肥料も含ませることができる。水溶性肥料成分をほとんど含まない肥料としては、熔燐やケイ酸加里等が挙げられる。
料成分の吸収利用効率を上げ、高い肥効を発揮できるようにするため、粒状肥料1粒当たりの質量が0.5〜5mg、好ましくは1〜3mgであることが望ましい。粒状肥料1粒当たりの質量が上記の範囲であれば、植物体1株(または種子1粒)当たりの適度の施用粒数が確保できるため、施肥量にばらつきが出にくく、均一で安定した肥効が発揮される。ここで、粒状肥料1粒当たりの質量は1粒づつ計量しても良いが、例えば100粒の質量を計量して求めた平均値でも構わない。
本発明で使用される尿素−脂肪族アルデヒド縮合物は、特に限定されず、直鎖状、分岐のある鎖状、環状等の何れの分子構造を持つ尿素−脂肪族アルデヒド縮合物であっても使用することができる。具体的には、肥料取締法(普通肥料の公定規格、肥料の種類)に記載のアセトアルデヒド縮合尿素、イソブチルアルデヒド縮合尿素、メチロール尿素重合肥料、ホルムアルデヒド加工尿素肥料等を挙げることができる。本発明においてはそれらのうち1種以上を任意に選択し使用すればよい。
本発明で用いられる水溶性窒素成分は、含有成分が既知のものにおいてはアンモニア態窒素、硝酸態窒素、尿素態窒素等水溶性窒素成分の分析値の和を水溶性窒素成分とするほか、肥料分析法に準拠して測定することができる(例えば、農林水産省農業環境技術研究所著,「肥料分析法(1992年版)」,(財)日本肥糧検定協会発行,1992年12月,p.26−27)。
難水溶性リン酸肥料は、水に難溶性で、植物に対してその正常な発育のために必要なリン酸成分を供給することが可能なものであれば特に限定されない。難水溶性リン酸肥料は、溶解度の低いリン酸化合物を主成分とするものであっても良いが、水溶性のリン酸成分
を固定化し難水溶性にしたもの、粒子状のリン酸肥料の表面を水不溶性あるいは疎水性の物質で被覆したもの、更には、リン酸肥料の微粉末と該リン酸肥料以外の水不溶性あるいは疎水性の微粉末とを混合・造粒したもの等も挙げられる。
式:難水溶性リン酸肥料/2質量%クエン酸水溶液(質量比)=0.013
い尿素−脂肪族アルデヒド縮合物である2−オキソ−4−メチル−6−ウレイドヘキサヒドロピリミジン(以下、「CDU」という)、グリオキサール縮合尿素、メチロール尿素重合肥料、及びホルムアルデヒド加工尿素肥料において、本発明の効果がより顕著である。
粒状肥料で使用される撥水性物質は、防湿性、防水性を有する撥水性物質であれば特に限定されないが、その中でも融点が60〜130℃の範囲、好ましくは60〜100℃の範囲である撥水性物質は、本発明に好ましく使用することができる。撥水性物質の融点が60℃以上であれば、粒状肥料の夏季における保存性が安定し、該融点が130℃以下であれば、粒状肥料の製造時に粒状肥料の温度が130℃を超えるような熱処理を行う必要がなく、粒状肥料の製造時における分解が生じにくい。
また、粒状肥料は、上述の粒状肥料と緩効性窒素肥料成分を含まない難水溶性粒状肥料との配合肥料でも構わない。
また、本発明の移植用苗床の培地基材には、必要に応じて粒状綿等の人工繊維、木炭、くん炭等の有機物の炭化物、パーライト、尿素樹脂発泡体等の土壌改良材を配合することもできる。
また、本発明の移植用苗床における水溶性窒素成分が上記の範囲であれば、水溶性窒素成分により育苗時必要な窒素成分を確保しながら、移植以降に必要な窒素成分を緩効性窒素肥料の肥効を制御することによって、苗に供給することができる。
前記に用いられる肥料としては、具体的には、尿素、硫安、塩安、硝安等の水溶性窒素肥料、熔リン、リン酸1アンモニウム、リン酸2アンモニウム、過リン酸石灰、重過リン酸石灰、重焼リン、苦土重焼リン等のリン酸質肥料、硫酸加里、塩化加里、重炭酸加里、腐植酸加里等の加里肥料、微量要素肥料これらの混合物等を挙げることができる。
また、本発明の移植用苗床においては、育苗期間中に潅水等により容量が減少する場合もあるので、本発明の効果を損なわない範囲で粒状肥料層の上部にさらに覆土をして覆土層を形成してもかまわない。
(1)肥料成分(窒素、リン酸、加里)
窒素(N):培地50gに窒素成分抽出用調製液(KCl−HCl液;特級塩化カリウ
ム315gを純水3Lに溶かし、塩酸150mLを加えて調製する)300mLを加え1時間攪拌・ろ過して得た抽出液を調製し、無機態窒素量をアンモニア態、亜硝酸態、硝酸態窒素の同時浸出測定法(「土壌養分分析法」、養賢堂、1970年12月発行、p.197−p.200に記載の方法)で測定し(測定値1)、CDU窒素量をジメチルアミノベンズアルデヒド法(「改訂詳解肥料分析法」、養賢堂、1973年1月発行、p.69−p.72に記載の方法)で測定し(測定値2)、測定値1と測定値2の和を窒素の測定値とし、培地のかさ密度(kg/L)より窒素成分(mg/L)を算出した。
リン酸(P2O5):農林水産省農業環境技術研究所「肥料分析法(一九九二年版)」((財)日本肥糧検定協会、1992年12月発行)に従い、クエン酸2%水溶液で抽出されたリン酸成分を測定し、前記窒素と同様に算出した。
加里(K2O):土壌標準分析・測定法委員会編「土壌標準分析・測定法」(博友社、1986年11月発行)に従い、水溶性陽イオンの項によって加里成分を測定し、前記窒素と同様に算出した。
(2)培地のかさ密度
山中式容積重測定器を使用し、測定容器中の培地質量(kg)の数値を測定容器容積(L)の数値で除して求めた。
(3)pH、EC、水分
土壌標準分析・測定法委員会編「土壌標準分析・測定法」(博友社、1986年11月発行)に従い、pHはガラス電極法、EC(電気伝導度)は1:5水浸出法、水分は乾熱法によって測定した。
尿素60gを水60mLに溶解し、濃塩酸8.5mLを加え、氷冷下にアセトアルデヒド30gを滴下し、50℃で4時間攪拌しながら反応させ析出した結晶を濾過し、水で洗浄した後に減圧乾燥してCDU(純度99.9質量%以上)を得た。得られたCDUを篩い、目開き150μmの篩いの目を通過した粉粒体を以下の試験に用いた。尚、CDU粉粒体の尿素等水溶性肥料含有率は、0.05質量%以下であった(薄層クロマトグラフ法による)。
前記のCDU粉粒体、及び尿素(20℃の純水に対する溶解度が107.7g/100mL)を表1に示した割合で投入量の合計が20kgとなるように、容量50Lの球形混合機に投入し5分間混合して、混合物を得た。
次に、該混合物1kgを直径120cmの回転皿型パン造粒機に入れ、40r/minの回転速度で該混合物を転動させながら水及び混合物を少量ずつ添加し、平均粒子径が1.3mm程度になるまで造粒した。造粒後、熱風循環乾燥機を用い120℃の条件下で6時間乾燥し、更に、振動篩で分級して粒子径が1.18〜1.40mmの粒状肥料1を得た。また、粒状肥料1の場合と同様に、表1の割合で投入量の合計が20kgとなるようにして粒状肥料2〜4を得た。
更に、粒状肥料3の製造時に、振動篩で分級して粒子径が2.5〜4.1mmの粒状肥料5、及び粒子径が1.18mm未満の粒状肥料6を同時に得た。粒状肥料6は、篩い目開き1mmパス品の割合が40質量%であった。
市販のホルムアルデヒド加工尿素肥料(商品名「オーガナイト」、三井東圧肥料(株)製)を粉砕後、再造粒し粒子径が1.18〜1.70mmの粒状肥料7を得た。粒状肥料7の窒素含量は39.5%、内水溶性窒素成分17.0%であった(水溶性窒素成分は公定分析法の測定値)。1粒当たりの質量(n=100)は1.4mgであった。
焼成バ−ミキュライト(2mm篩パス品、かさ密度0.11[kg/L]、pH(質量比1:5水)8.1)、ピ−トモス(3mm篩パス品、かさ密度0.11[kg/L]、pH(質量比1:5水)4.2)、殺菌ボラ土(4mm篩パス品、かさ密度0.85[kg/L]、pH(質量比1:5水)5.5)を容量比70:23:7の割合で混合し、保水材混合物を得た。該混合物に、肥料成分として重焼リン、リン酸水溶液(32%)、硫酸加里を含む水溶液を質量比633:367割合で、回転容器型混合装置(容量;1m3、回転数;12r/min)で均一になるまで十分に混合し、培地基材を得、実施例1〜5、比較例1〜4に用いた。
該培地基材の製造直後の物理性及び化学性は、かさ密度0.38[kg/L]、pH(質量比1:5水)6.2、EC(質量比1:5水)0.5mS/cm、水分35質量%であり、肥料成分は窒素0mg/L、リン酸1115mg/L、加里 152mg/Lであった。
肥料成分として窒素150mg/Lになるように、尿素を加えた以外は、培地基材の製造例1と同様にして、培地基材を製造し、実施例6に用いた。該培地基材の製造直後の物理性及び化学性は培地基材の製造例1で製造した培地基材と窒素成分以外は同様だった。
連結型育苗鉢であるヤンマートレイ30−128穴(商品名、ヤンマー農機(株)製、セル容量30mm角×深さ45mm、128穴)に、製造例1で製造した培地基材を充填後、キャベツ(品種「YR天空」、タキイ種苗(株)製)を播種して該基材に埋設し、全50gの粒状肥料1をトレイ上方より全128セルに均一になるように施用し、移植用苗床を得た。表1の粒質量よりセル当たりの粒数を算出すると244粒/セルに相当する。得られた移植用苗床の断面図を図2に示す。
実施例1の粒状肥料1を粒状肥料2〜4に換えた以外は実施例1と同様にして、移植用苗床を得た。表1の粒質量よりセル当たりの粒数を算出するとそれぞれ、230、230、260粒/セルに相当する。
実施例1において、粒状肥料1を粒状肥料7に換え、全10gの粒状肥料7をトレイ上方より全128セルに均一になるように施用し、移植用苗床を得た。上記粒質量よりセル当たりの粒数を算出すると56粒/セルに相当する。
連結型育苗鉢であるヤンマートレイ30−128穴(商品名、ヤンマー農機(株)製、セル容量30mm角×深さ45mm、128穴)に、製造例2で製造した培地基材を充填後、キャベツ(品種「YR天空」、タキイ種苗(株)製)を播種して該基材に埋設した。後述する栽培試験1の中で、播種、育苗開始27日後(移植3日前)に全50gの粒状肥料3をトレイ上方よりトレイ全体に均一になるように施用し、施用直後に十分な潅水をおこない、移植用苗床を得た。
実施例1において、粒状肥料1をくみあい31.0CDU窒素粉品(商品名、チッソ旭肥料(株)製、粒度1.00mm篩通過、1粒当たり質量0.5mg未満)、粒状肥料5、粒状肥料6に換えるほかは実施例1と同様に移植用苗床を製造し、それぞれ比較例1、2、3とした。比較例1のセル当たりの充填量は、約0.4gである。なお、比較例1は、粉状であり粒数はカウントできない。表1の粒質量より比較例2、3のセル当たりの粒数を算出するとそれぞれ、26、391粒/セルに相当する。比較例2の断面図を図3に示す。
ヤンマートレイ30−128穴(商品名、ヤンマー農機(株)製、セル容量30mm角×深さ45mm、128穴)に各セルで培地基材を深さ25mm充填後、キャベツ(品種「YR天空」、タキイ種苗(株)製)を播種すると同時にトレイ上方より全10gの粒状肥料7を全128セルに均一になるように施用して肥料・種子層を形成後、その上に培地基材を覆土、充填して移植用苗床を形成させた。
実施例1〜6、比較例1〜4で製造した苗床を用いて30日間育苗を行い、その様子を調査した。全ての育苗は無加温の透明ポリオレフィンフイルム(商品名:アグリトップハイパワー、チッソ(株)製)を展張した温室内で、潅水を十分に行う他は慣行法に従って行った。育苗後は本圃に移植し、慣行法に準じて栽培を行った。
また、実施例2、3は実施例4、5、6よりも収穫揃いがよかった。実施例2、3は含有している尿素−脂肪族アルデヒド縮合物の分解(無機化)が制御されたことが観察された。また、実施例6は、地上部に施用の障害物となる苗が形成されているため、施用のムラが若干出たものと考えられる。
比較例1、3、4の育苗培地を用いて育苗した試験区は生育障害が発生した。比較例1、4の場合は、水溶性肥料成分の濃度障害が生じ、比較例3は、徒長し、根張りも不十分であった。これは尿素−脂肪族アルデヒド縮合物の無機化速度が速く、過剰量発生した水溶性窒素成分の影響が原因と推測される。
比較例2の場合は、セル間のばらつきが多く生育が不揃いな苗が育成された。苗床に含まれる粒状肥料の粒子径が大きくて、連結型育苗鉢(セルトレイ)のセル容量が小さいためにセル間での粒数が不均一となり、セル当たりの粒状肥料含有量のばらつきが生じたことを反映しているものと思われる。
ヤンマートレイ20−288穴(商品名、ヤンマー農機(株)製、セル容量20mm角×深さ40mm、288穴)に培地基材として市販の与作ねぎ専用培土(商品名、チッソ旭肥料(株)製、窒素500mg/L、リン酸1000mg/L、加里 150mg/L、pH6〜7)を充填後、ねぎ(品種「長悦葱」、協和種苗(株)製)を播種して該基材に埋設し、移植前日に全100gの粒状肥料3をトレイ上方より全128セル内に均一になるように施用し、移植用苗床を得た。表1の粒質量よりセル当たりの粒数を算出すると204粒/セルに相当する。
実施例7において、粒状肥料3を市販の被覆肥料マイクロロングトータル201、70タイプ(商品名、チッソ旭肥料(株)製、粒子径1.0mm〜1.5mm、約350粒/g、窒素12%、リン酸10%、加里11%)に換えるほかは実施例7と同様に移植用苗床を製造し、比較例5とした。
実施例7、比較例5で製造した移植用苗床を用いて60日間育苗を行い、その様子を調査した。育苗は無加温の透明ポリオレフィンフイルム(商品名:アグリトップハイパワー、チッソ(株)製)を展張した温室内で、潅水を十分に行う他は慣行法に従って行った。
2 種子
3 培地基材
4 本発明の肥料
5 粒状肥料5
Claims (7)
- 連結型育苗鉢内に形成され、培地基材からなる培地層と、培地層の上部に積層された粒状肥料からなる粒状肥料層と、種子又は植物体とを有する移植用苗床であり、該粒状肥料が、緩効性窒素肥料を含有し、かつ粒子径1mm以上の粒子を70質量%以上含有し、最大粒子径が2mm以下である移植用苗床。
- 粒状肥料の質量が1粒当たり0.5〜5mgであり、かつ粒状肥料の充填量が10〜1000粒/セルである請求項1記載の移植用苗床。
- 粒状肥料が、水溶性窒素成分を0.001〜10質量%含有する請求項1または2記載の移植用苗床。
- 緩効性窒素肥料が、アセトアルデヒド縮合尿素、イソブチルアルデヒド縮合尿素、メチロール尿素重合肥料、及びホルムアルデヒド加工尿素肥料の群から選ばれた少なくとも1種である請求項1〜3のいずれか1項記載の移植用苗床。
- 粒状肥料が、難水溶性リン酸質肥料及び/または撥水性物質を含有する請求項4記載の移植用苗床。
- 連結型育苗鉢内の底部に培地基材を充填し播種を行って培地層を形成した後、播種後から移植前日までの期間に、粒状肥料層を形成させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項記載の移植用苗床の作成方法。
- 請求項1〜5のいずれか1項記載の移植用苗床を用いる植物の栽培方法。
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