JP4864530B2 - 金属ガスケット - Google Patents
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Description
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、増厚部高さまで変形して来た、金属ビードの傾斜部に形成された弾性シール材の圧縮変形による横方向への変形量を吸収してゴムビードの剥離を抑えることが可能な金属ガスケットを提供することを課題としている。
次に、本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る金属ガスケットを示す平面図である。図2は、図1のA−A線での断面図である。
(構成)
金属ガスケット10の基板1の素材としては、例えばステンレス鋼板または軟鋼板、アルミニウム板等の金属薄板を適宜、採用可能である。そして、ビードとして後述のような合成ビードを採用する結果、剛性の低い軟鋼板を使用することができる。
上記増厚部9の周方向に沿った高さは、ボルト締付け時に周方向に沿った面圧が均等に近づくように、周方向に沿って抑揚がつくように変化している。すなわち、ボルト孔3に近い位置の高さを相対的に低く、ボルト孔3から離れるにつれて相対的に高くなるように鍛造などで高さ調整が行われている。
また基板1には、増厚部9の近傍外側において、各燃焼室孔2の外周を囲繞するように、内周側シールラインL1が設定されると共に、その内側シールラインL1よりも外周側に水孔4及びボルト孔3などが適宜形成され、シールが必要な部分には外周側シールラインL2が設定されている。符号5は油孔を示す。
更に、増厚部9と金属ビード6との間に位置する基板平坦部1aの上面にも、上記第1の弾性シール材12−1に連続する弾性シール材(以下、第3の弾性シール材13と呼ぶ)が被着している。
ここで、上記第1及び第2の弾性シール材12からなるゴムビードの役割は、先ず、燃焼室孔2側からの高圧ガスが、増厚部9と対向する接合面部分にあるツールマークの微細な溝を通って漏れてくることがあっても、内周側シールラインL1位置にあっては、弾性シール材12の弾性変形によって溝が埋まっているので、高圧ガスの漏れが水孔4側に移動することを完全に遮断してシールすることができる。また、内周側シールラインL1の反対側(外周側)から冷却水が侵入して来ても柔軟性の有るゴムビードがツールマークまでも完全に遮断してシールすることが出来る。
なお、外周側シールラインL2についても、上記と同様な構造の合成ビードが形成されている。
燃焼室孔2側端部から、燃焼室孔2外側の水孔4までの距離が狭いエンジン用のガスケットの場合、内側シールラインL1に沿って形成するビードのビード幅も広く取れない。金属ビード6の両面に成型するゴムビードは、基板1との接合面積が狭いと運転・停止の繰り返しによるシール面の熱膨張差などで剥離する恐れがある。特に、増厚部9による増厚側(上面側)では、増厚部9と金属ビード6が近づくことで、ビード幅が狭くなりがちである。
以上のことによって、ゴムビードのビード幅が狭くなっても第1の弾性シール材12−1が基板1から剥離しにくくなり、その分、ガスケットの性能確保と寿命劣化を抑えることが出来る。
また、上記実施形態では、燃焼室孔2が一つの場合を例示しているが、燃焼室孔2が複数個あっても適用可能である。
また、上記第3の弾性シール材13の高さを一定に形成しているが、一定である必要もない。
次に、第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、上記各実施形態と同様な部材などについては同一の符号を付して説明する。
(構成)
本実施形態の基本構成は上記第1実施形態と同様であるが、増厚部9の外周側部分の構成が異なる。すなわち、図3に示すように、増厚部9の外周側に段差部14を形成し、その段差部14の高さを、増厚部9の円周方向に沿って形成した抑揚変化のうちの一番低い高さよりも低くしたものである。そして、上記段差部14の高さを上記第3の弾性シール材13の高さを一致若しくは略一致にしたものである。
第1の弾性シール材12−1が圧縮変化する際の変形量の吸収を第3の弾性シール材13の上方の空間のみならず、上記段差部14の上方にも確保されることで、より上記変形量を吸収するための容積を増やすことが出来る。
なお、上記第3の弾性シール材13は、第1の弾性シール材12−1が圧縮変形する際に膨脹するが、そのとき、第3の弾性シール材13は、対向するエンジンの接合面に接触する必要はない。接触する場合には、シール圧は低いものの、ボアからのガスのシールに幾分かは寄与可能である。特に第2実施形態のように上記段差部14を形成する場合には、第3の弾性シール材13が対向するエンジンの接合面に接触した後であっても、上記段差部14の上方の空間に逃げるように変形可能であるので、第3の弾性シール材13による若干のシール機能は確保出来る可能性はある。
ここで、上記段差部14は、予め形成しないで、モールドによって加える圧力によって増厚部9外周を凹ませて上記段差部14としても良い。本実施形態の基板1として剛性の低い材質で形成することが出来るので、モールドによって加える圧力で上記段差部14を十分形成することが出来る。
また、上記全実施形態では、増厚部9を基板1の折り返しで形成する場合を例示しているが、図5のように、別の板16を基板1に溶接などで接合して増厚部9を形成しても良いし、鍛造などで増厚部9を形成しても良い。
2 燃焼室孔
3 ボルト孔
4 水孔
6 金属ビード
9 増厚部
10 金属ガスケット
12−1 第1の弾性シール材
12−2 第2の弾性シール材
13 第3の弾性シール材
14 段差部
L1 内周側シールライン
Claims (2)
- 1又は2以上の燃焼室孔が開口した金属板を基板とし、燃焼室孔の周縁に沿って板厚が厚い増厚部が形成され、さらにその外周を囲繞するようにビードが形成され、そのビードが、基板を屈曲して上記増厚部の増厚側に凸となる金属ビードと、少なくとも上記金属ビードの凸部側表面に固着すると共に凸部裏側の凹部に充填されて上記金属ビードと共にバネ力を発生可能な弾性シール材からなるゴムビードとの合成ビードで構成される金属ガスケットであって、
上記金属ビードの凸部側表面に固着する弾性シール材は、上記増厚部と金属ビードとの間に位置する基板平坦部表面にも連続して固着し、その基板平坦部表面に設けられた弾性シール材の少なくとも一部を、上記増厚部よりも高さの低い変形吸収部とし、上記基板平坦部表面に設けられた弾性シール材は、上記増厚部の外周側端面に接触すると共に、上記変形吸収部は少なくとも上記増厚部側に形成されているものとし、さらに、上記増厚部の外周側は、当該増厚部の内周側より高さが低く形成されると共に上記変形吸収部に連続していることを特徴とする金属ガスケット。 - 上記基板には上記金属ビードよりも外周側に上記燃焼室孔を囲むように複数のボルト孔が開口されており、上記増厚部の高さは、ボルト孔に近い位置の高さを相対的に低く、ボルト孔から離れるにつれて相対的に高くなるように高さ調整が行われて、円周方向に沿って抑揚がつくように変化していると共に、その抑揚変化による一番高さが低い位置よりも、上記変形吸収部の高さは低くなっていることを特徴とする請求項1に記載した金属ガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006130277A JP4864530B2 (ja) | 2006-05-09 | 2006-05-09 | 金属ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006130277A JP4864530B2 (ja) | 2006-05-09 | 2006-05-09 | 金属ガスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007303498A JP2007303498A (ja) | 2007-11-22 |
| JP4864530B2 true JP4864530B2 (ja) | 2012-02-01 |
Family
ID=38837602
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006130277A Expired - Lifetime JP4864530B2 (ja) | 2006-05-09 | 2006-05-09 | 金属ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4864530B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100549913B1 (ko) * | 2002-04-04 | 2006-02-06 | 니혼 메타루 가스켓토 가부시키가이샤 | 금속개스킷 |
-
2006
- 2006-05-09 JP JP2006130277A patent/JP4864530B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2007303498A (ja) | 2007-11-22 |
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