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JP4866922B2 - ペット用電動トリミング装置 - Google Patents
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Description

この発明は、抜毛が散逸しにくく、またブラシ類に付着した抜毛の処理を不要としたペット用電動トリミング装置に関するものである。
ペットとして飼われているテリア犬の持徴は、他の犬と違い自然換毛機能が弱いことと、被毛が常に伸びていることである。従ってこの犬種を飼育する場合には、飼い主が定期的に抜毛を行ってやることが必要で、このことを「トリミング」と言っている。
このトリミングの目的は2つあり、1つは抜毛することで皮虜を刺激し皮膚癌から犬を守ることと、姿を維持しテリア種の体形を保持することにある。テリア犬のトリミングとは被毛をカットすることではなく抜くことで、切られた被毛は艶が無くなり白く、どんどん悪くなっていくが、手を掛けられた犬は、艶のあるコー卜を持ち、いかにも健康的である。
上述の目的で行うテリア犬の通常のトリミング作業は、最低でも2〜3ケ月に一度の頻度で行う必要があり、理想的には月に一度以上行うとされている。しかしながらテリア犬の中でも一番大型のエアデールテリアの場合には、従来のトリミングナイフによる抜毛方法では慣れた犬でも一回のトリミングに6〜7時間が必要である。また、トリミングナイフによる抜毛には結構な力が必要で、作業が終わると飼い主の手は豆だらけの状態となり、非常にハードな作業である。
またエアデールテリアの被毛は、人間の髪の毛よりも細く、しかも柔らかいために次のような問題が起きることになる。
それは抜毛のために機械装置を使用した場合、エアデールテリアの被毛が電動装置の歯車や回転部分に巻き込まれることになり、エアデールテリアの抜毛に適した機械装置が入手しにくかった。
さらに、エアデールテリアは被毛が切れてしまうとツヤが無くなったり、白毛状態になってしまうという問題があった。
一般的なペットの除毛のための電動装置としては、主に回転式のブラシを備えたものが主流であり、例えば実用新案登録第3097337号公報(特許文献1参照)のような、脱毛ブラシ体を回転させブラシに付いてくる脱毛を剥ぎ取れる位置に粘着テープを通し脱毛ブラシ体の回転と同時に歯車にて粘着テープ脱着体を回転させ脱毛を粘着テープが粘着テープ脱着体に巻き込み脱着用止体から容易に粘着テープ脱着体を外すことができるようにした除毛処理機が提案されている。
また、特開2004−159568号公報(特許文献1参照)のような、把持部と、前記把持部から延設され、除毛対象となる動物の被毛厚さに対して歯長が短く形成された複数の短櫛歯を有する櫛部とを具備することを特徴とする動物用除毛器具も公知である。
しかしながら、上記各先行技術においては基本の除毛機構にブラシ類を使用しているため、いかにバキューム式の吸引機構を備えていたとしても抜毛が散逸しやすく、また使用するブラシ類に付着した抜毛の処理を行わなければならないという面倒な問題を伴うものであった。
実用新案登録第3097337号公報 特開2004−159568号公報
この発明のペット用電動トリミング装置は、処理した抜毛が散逸しにくく、またブラシ類を使用しないためにブラス類に付着した抜毛の処理を不要としたものであって、トリミング作業を衛生的にかつ短時間で行うペット用電動トリミング装置を提供しようとするものである。
すなわち、この発明のペット用電動トリミング装置は、
トリミング台と、該トリミング台上部に設置された懸架レールと、該懸架レールに吊下げられていて携行可能な除毛機構と、電動モータおよび抜毛の吸引装置とを備え、
前記除毛機構は、ペット類の被毛を除毛する歯を対向させた一対の歯車と、該歯車を駆動する前記電動モータに接続したフレキシブルシャフトと、前記一対の歯車の側面に配置した吸引パイプの吸引部とで構成され、
前記電動モータは前記フレキシブルシャフトに接続して駆動力を付与し、
前記抜毛の吸引装置は前記吸引部にダクトホースを介して接続された前記抜毛を吸引する吸引モータ、およびフィルタによって吸引モータの手前で抜毛を蓄積させる被毛タンクとで構成されていることを特徴とするものである。
この発明のペット用電動トリミング装置は、
トリミング台の上部に設置された懸架レールに前記除毛機構をスライド可能に取り付けるための吊上げ機構が、スプリング式の巻取り機構を内蔵して除毛機構を引き上げるようになっていて、除毛機構の重さを吸収するようにしたことをも特徴とするものである。
この発明のペット用電動トリミング装置は、
前記電動モータが、抜毛の吸引装置の適所に取り付けられ、また前記フレキシブルシャフトとダクトホースとが結束されていることをも特徴とするものである。
この発明のペット用電動トリミング装置は、
前記吸引パイプが、前記除毛機構のグリップ部をも兼ねていることをも特徴とするものである。
この発明のペット用電動トリミング装置は、
前記ペット類の被毛を除毛する歯を対向させた一対の歯車が、板バネを介して弾性的に係合されていることをも特徴とするものである。
この発明のペット用電動トリミング装置は、
前記ペット類の被毛を除毛する歯を対向させた一対の歯車が、被毛の長さに応じた複数のアタッチメントとして用意され、前記吸引パイプの吸引部の前面位置において着脱自在に取り付けられるようにしたことをも特徴とするものである。
この発明のペット用電動トリミング装置は、
前記被毛の長さに応じた複数のアタッチメントが、一対の歯車の収納ケースに設けた被毛の吸込み口との距離を変えた複数の種類からなることをも特徴とするものである。
この発明は以上のように構成したので、ブラシ類を使用しないためにブラス類に付着した抜毛の処理が不要となり、トリミング作業を衛生的にかつ短時間で行うことができるペット用電動トリミング装置の提供が可能となった。
またこの発明のペット用電動トリミング装置によれば、バキュームにより毛を引っ張り、それを2個の歯車の間に誘導し、歯車の重なりによって抜毛するものであり、抜毛した被毛はそのままバキュームに吸収され、周りには飛散することがない。
より具体的に効果を列挙すると次の通りである。
1)6〜7時間掛かったトリミング作業がこの機械を使うことにより2時間程度で行うことができるようになった。
2)除毛機構が電動式のため、またトリミング台の上部に設置された懸架レールに吊下げるようにしたことにより、作業終了後の疲れが全く無い。
3)掃除機により吸引しながら作業することから、従来の手で振く方法では、周りに抜毛した毛が大量に飛び散り、作業後の掃除が非常に大変であったが、これが解消してきれいな環境の中で作業ができる。
この発明のペット用電動トリミング装置の要部を示す正面図である。 図1の歯車Aに視点をおいた側面図である。 図1の歯車Bに視点をおいた側面図である。 図2の(1)部分の平面図である。 図2の(2)部分の平面図である。 図2の(3)部分の平面図である。 (a)はアタッチメントM(モデレート)の平面図、および(b)は側面図である。 (a)はアタッチメントS(ショート)の平面図、および(b)は側面図である。 (a)はアタッチメントVS(ベリーショート)の平面図、および(b)は側面図である。 この発明のペット用電動トリミング装置の全体構成を示す説明図である。
以下、この発明のペット用電動トリミング装置の実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。
この発明の1実施例を説明する図1ないし図10において、ペット用電動トリミング装置は、トリミング台61と、該トリミング台61上部に設置された懸架レールに吊下げられていて携行可能な除毛機構11と、別途携行を不要とした電動モータ31および抜毛の吸引装置41とを備えている。
前記除毛機構11は、図1ないし図3に示すように、ペット類の被毛を除毛する歯13を対向させた一対の歯車12,12’と、該歯車12を駆動する前記電動モータ31に接続したフレキシブルシャフト14と、前記一対の歯車12,12’の側面に配置した吸引パイプ15の開口した吸引部16とで構成されている。
前記一対の歯車12,12’は、図4に示すようにらせん状に歯13を形成した駆動側歯車12と、該らせん状の歯13の当接面を形成したプーリ状の従動側歯車12’とで構成されており、この一対の歯車12,12’の当接面においてペット類の被毛を抜くようになっている。
前記駆動側歯車12は、前記吸引部16に取り付けたハウジング17内に収納した駆動軸18上に取り付けられており、該駆動軸18およびこれと所定の間隔で設置した前記フレキシブルシャフト14端部にそれぞれ取り付けたタイミングプーリ19(図6参照)間を、タイミングベルト20で連結することにより、前記フレキシブルシャフト14の回転を駆動軸18に伝達するようになっている。
すなわち、被毛を抜く瞬間には結構な力が必要で、小さな力の弱いモータでは抜毛ができないため大きなモータが必要である。一方、電動で行っても作業に2〜3時間が必要になることから、重量のある大型のモータではこの除毛機構11を手で持って作業することは困難である。また抜毛作業は体の各部位に移動しながらの作業であることから、前記歯車12,12’を回転させる動力をどのように確保するかも大きな課題である。
したがってこの発明では、図10の全体構成図に示すように、フレキシブルシャフト14を使うことと、後述のトリミング台61の上部に懸架レール63を設置し、そこからスプリング式の巻取り機で除毛機構11を引き上げ、その重さを吸収することで解決した。
21は前記ハウジング17の下端に垂設したブラケットで、前記フレキシブルシャフト14のホルダ部22を備えるとともに、両側を吸引パイプ16側に屈曲させてガイド部24を形成し、吸引パイプ16の適所において適宜太さに形成したグリップ部23を手で握る際のガイドとなるようにしている。
図5は、前記一対の歯車12,12’の間を弾性的に密着させるための板バネ25を説明するためのものである。
すなわち、テリア犬等の毛の太さは人間の髪の毛よりも細いので、歯車12,12’の各歯13の間に隙間があるとその間をすり抜けてしまう。かといって歯車12,12’の各歯13の間隔を固定して動かないようにすると、毛が切れてしまう。
さらに、吸込み口73から入って行く毛の量は、その時その時の吸入状況や生えている毛の密度によって一定ではない。極端に言うと、数十本の時もあれば、数百本の時もある。すなわち、毛の量は一定ではないのである。また、よく卜リミングされた被毛は太くなるが、トリミングされていない被毛は細いままという特性もあり、毛の太さ自体も一定ではない。
この一定ではない毛の量や毛の太さに対応し、常に歯車12,12’の各歯13の間に入って行く毛を切らずに抜くためには、歯車12,12’の接触部分を弾力的に接触させる必要がある。
ちなみに、弾力性のあるウレタン樹脂製の歯車による実験を行ったが、毛を抜く時の力がかなり必要で、ウレタン樹脂の歯車が削れたり曲がったりしてしまい、結果ウレタン樹脂の歯車は実用に耐えないことが判明した。
以上の条件をクリアするため、常に一定の力で硬質材料からなる歯車12,12’同士を噛み合わせておき、また毛の量や毛の太さに対応した間隔を維持するために、板バネ25を使うことによって、一対の歯車12,12’の各歯13を弾力性を持たせた状態で密着させておくようにしたのである。
図5に示すように、板バネ25を軸着した支軸26には前記駆動軸18と連結されて駆動軸18を首振り可能に保持する連結片27が取り付けられ、連結片27の長さ方向に形成した切欠き部28内に前記板バネ25が内蔵されている。したがって、前記連結片27を板バネ25によって押圧することによって駆動側歯車12は従動側歯車12’側に付勢されており、一対の歯車12,12’の各歯13を弾力性を持たせた状態で密着させておくことができるのである。
なお、この板バネ25によって加えられる負荷の強さであるが、この調整は非常に難しい。すなわち、負荷が強すぎると切れてしまうし、弱いと各歯13の間を抜けて行ってしまう。この板バネ25の強さは適宜テストを行って決定することが望ましい。この板バネ25の効果は顕著であり、このトリミング装置の性能上、欠くことのできない非常に重要な部品である。
前記毛抜き用の歯車は、図4のように2種類の歯車12,12’を使っている。径の小さい歯車12’はロール状の歯車であるが、径の大きい歯車12の方は加工してある。すなわち、歯車12を4段に分割し、それぞれの段の歯13の60%ほどを削り、その削った箇所を均等にずらして一つの歯車にしてある。
こうすることによって歯車12の4段のうち、常にどこか一段はもう一つの歯車12’と接触しているので、歯車12’の同転を確保することができる。この時接触していない他の3つの段には、もう一つの歯車12’との間に隙間ができる。この隙間に被毛が吸い込まれ、回転してきた次の歯13で抜かれるという仕組みになっている。平滑な歯車(ロール状の表面)同士では被毛が吸い込まれる間隔がないので、吸引装置41で吸っても歯車12,12’の間に被毛は入って行かない。これを解決するために、上述の歯車12,12’の歯13を削るという加工がしてあるのである。
図10に示すように、前記電動モータ31は、前記フレキシブルシャフト14に接続して駆動軸18に駆動力を付与する。該電動モータ31は100Vで作動し、各家庭のコンセントから電源を引くことができる。
前記抜毛の吸引装置41は、前記吸引パイプ15の吸引部16にダクトホース42を介して接続された吸引モータ43と、フィルタ45によって吸引モータ43の手前で抜毛を蓄積させる被毛タンク44とで構成されており、前記吸引モータ43の駆動によって抜毛を吸引することができるようになっている。なお前記吸引モータ43としては、業務用の掃除機が非常に吸引力が強いので好適に使用することができる。
すなわち、抜毛の吸引装置41についても2つの課題がある。1つは、この作業が2〜3時間は必要であるため、通常の吸引モータ43ではその耐久性が確保できないし、吸引力が弱いことが問題である。それを解決するためには業務用の大型掃除機を使用することが望ましい。
さらに抜毛した被毛の量が非常に多く、業務用の大型掃除機からなる吸引モータ43でもすぐにゴミ回収部が一杯となってしまうことである。これには、吸引モータ43と除毛機構11の間にフィルタ45を内蔵した予備の被毛タンク44を取り付けることによって対応した。そうすることによって、収納する量が確保でき、さらには抜き取った被毛を簡便に処理できるようになった。
前記抜毛の吸引装置41は、キャスタ47付きの保持枠46内に収納されており、その上部に懸架したガイドレール48には前記電動モータ31がスライド部49を介して移動可能に取り付けられている。50はスライド部49上で電動モータ31を首振り自在に保持する支軸である。
51はフレキシブルシャフト14とダクトホース42とを適宜位置において一体化させる結束部である。
なお、フレキシブルシャフト14を駆動させる電動モータ31(100Vで重量約7kg)を移動させるガイドレール48の高さが、吸引モータ43と被毛タンク44の側において異ならせてある。
その理由としては、電動モータ31から前記除毛機構11の駆動軸18までの動力伝達の方法としてフレキシブルシャフト14を使っているが、このフレキシブルシャフト14の性格として極端な曲げはフレキシブルシャフト14内に摩擦抵抗が増え耐久性か低下することから、出来るだけ抵抗か少ない直線に近い状態で使うことが求められている。
そのため、この課題に対してガイドレール48の高さを変え、ある程度の力で片方(図では被毛タンク44の側)に寄せておくことで解決した。すなわち、吸引モータ43側の高さと被毛タンク44側のガイドレール48の高さを変え、被毛タンク44側を2cmほど低くしてある
このことによって電動モータ31は常に被毛タンク44側に移動することから、フレキシブルシャフト14のたわみを無くすことができた。当初、弱いスプリングで被毛タンク44側に引く方法を考えたが、高さを変えることで余計な部品を使わずに解決することができた。
前記除毛機構11は、ペット類を搭載するキャスタ62付きのトリミング台61の上部に設置された懸架レール63に吊下げられている。
すなわち、前記トリミング台61の上部に支柱64を介して設置された懸架レール63にはスライダ65が移動可能に取り付けられている。該スライダ65には前記除毛機構11をスライド可能に取り付けるための吊上げ機構66が吊下げられており、該吊上げ機構66はスプリング式の巻取り機構を内蔵していて、除毛機構11を引き上げるように付勢しており、前記除毛機構11の重さを吸収することができる。
前記懸架レール63は、テリア犬をトリミング台61に乗せ、上から首輪でつりながら固定してトリミングを行うのであるが、前記除毛機構11はトリミングのためにテリア犬の右側、左側、さらには前方、お尻の後方と移動しなければならない。特に右側と左側に対応する必要ある。
このため懸架レール63の形状をU字形(上から見て)にすることによって、テリア犬の右側と左側、または前後のどの位置にでも届くようにすれば、使っていて非常に便利である。
この発明のペット用電動トリミング装置においては、前記ペット類の被毛を除毛する歯13を対向させた一対の歯車12,12’が、被毛の長さに応じた複数のアタッチメント71として用意され、前記吸引パイプ15の吸引部16の前面位置において着脱自在に取り付けられるようになっている。
そして、前記被毛の長さに応じた複数のアタッチメント71は、図7ないし図9に示すように、一対の歯車12,12’と収納ケース72に設けた被毛の吸込み口73との距離を変えた複数の種類からなるものである。
1例を挙げると、図7のような長めの被毛を毛抜きするためのモデレート(M)と、図8のような短めの被毛を毛抜きするためのショート(S)と、図9のような極端に短い被毛を毛抜きするためのベリーショート(VS)とでアタッチメント71を構成することができる。
なお、加工していないもう一つの歯車12’はその径を小さくしている。2個の歯車12,12’の重なりで被毛を抜くこの発明においては、歯車12,12’の半径以下の長さに抜くことはできない。したがって、被毛の長さが10mmのショート(S)やモデレート(M)は良いが、それよりも短いベリーショート(VS)のために次のように工夫をしておくとが望ましい。
1)歯車12の歯13の径を最小限度まで小さくして、吸込み口73からの距離を短くする。
2)さらに、吸込み口73の形状を歯車12,12’の歯13に合わせた円形に加工し、抜く毛の長さ5mmを確保する。
上述のように、エアデール犬の姿を維持するには、体の部位ごとにその被毛の長さが違うため、それを所望の長さに処理するによってエアデールらしさを出さなければならない。そのため、上述のように吸込みロ73と一対の歯車12,12’の間隔を変えたアタッチメント71を使い、場所により交換することで解決することができるようになった。
上述の3種類の場合のほか、例えば5mm位の長さの毛を残しそれ以上を抜毛するベリーショート(VS)、10mmに抜毛するショート(S)、同じく20mmのモデレート(M)、ショートとモデレートの間をぼかす15mm(ボカシ)、長い被毛を残すロング(L)の5種類のアタッチメント71とすることもできる。
この発明のペット用電動トリミング装置の作用について説明する。
a)先ず最初にトリミング台61上にエアデールテリア等のペット類を載せる。
b)次に前記除毛機構11の適所に取り付けた手元スイッチ(図示せず)をONにし、電動モータ31及び吸引モータ43を作動させる。
c)その上で、前記除毛機構11のブラケット21のホルダ部22に手を差し込んで吸引パイプ15のグリップ部23を握り、ペット類の被毛の所定位置の抜毛作業を行う。
前記除毛機構11においては最初にセットしたアタッチメント71、例えばモデレートMの一対の歯車12,12’によってペット類の被毛が抜き取られ、収納ケース72に設けた吸込み口73から被毛タンク44内に被毛が貯留される。
d)最初にセットしたアタッチメント71の適用部位が終ると別のアタッチメント71、例えばショートSに取替えて次の適用部位の抜毛作業を行う。このアタッチメント71の取替えを適用部位ごとに所定の抜毛作業を行うことにより、ペット類のトリミングが終了する。
e)上記トリミング作業中、前記除毛機構11の重量は吊上げ機構66のスプリング式の巻取り機構によって引き上げるように付勢されており、作業者は前記除毛機構11の重さを感じることなくトリミング作業を行うことができる。
さらに、前記除毛機構11はトリミング台61に設置された懸架レール63に移動可能に取り付けられ、また前記電動モータ31は保持枠46上に懸架したガイドレール48に移動可能にかつ首振り自在に取り付けられているので、トリミング作業には何ら抵抗を感じることがない。
f)トリミング作業が終了すると手元スイッチを切り、ペット類をトリミング台61から解放する。
g)最後に、被毛タンク44内から容器状のフィルタ45を取り出して内部の抜毛を飛散しないように投棄すればすべての作業が終了する。
この発明のペット用電動トリミング装置は、上述のエアデールテリア等のテリア犬のトリミング作業に対してのみならず、被毛のトリミングを必要とする種々のペット類にも適用することができることはいうまでもない。
11 除毛機構
12,12’ 歯車
13 歯
14 フレキシブルシャフト
15 吸引パイプ
16 吸引部
17 ハウジング
18 駆動軸
19 タイミングプーリ
20 タイミングベルト
21 ブラケット
22 ホルダ部
23 グリップ部
24 ガイド部
25 板バネ
26 支軸
27 連結片
28 切欠き部
31 電動モータ
41 抜毛の吸引装置
42 ダクトホース
43 吸引モータ
44 被毛タンク
45 フィルタ
46 保持枠
47 キャスタ
48 ガイドレール
49 スライド部
50 支軸
51 結束部
61 トリミング台
62 キャスタ
63 懸架レール
64 支柱
65 スライダ
66 吊上げ機構
71 アタッチメント
72 収納ケース
73 吸込み口
M モデレート
S ショート
VS ベリーショート

Claims (7)

  1. トリミング台と、該トリミング台上部に設置された懸架レールと、該懸架レールに吊下げられていて携行可能な除毛機構と、電動モータおよび抜毛の吸引装置とを備え、
    前記除毛機構は、ペット類の被毛を除毛する歯を対向させた一対の歯車と、該歯車を駆動する前記電動モータに接続したフレキシブルシャフトと、前記一対の歯車の側面に配置した吸引パイプの吸引部とで構成され、
    前記電動モータは前記フレキシブルシャフトに接続して駆動力を付与し、
    前記抜毛の吸引装置は前記吸引部にダクトホースを介して接続された前記抜毛を吸引する吸引モータ、およびフィルタによって吸引モータの手前で抜毛を蓄積させる被毛タンクとで構成されていることを特徴とするペット用電動トリミング装置。
  2. 前記トリミング台の上部に設置された懸架レールに前記除毛機構をスライド可能に取り付けるための吊上げ機構が、スプリング式の巻取り機構を内蔵して除毛機構を引き上げるようになっていて、除毛機構の重さを吸収するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のペット用電動トリミング装置。
  3. 前記電動モータが、抜毛の吸引装置の適所に取り付けられ、また前記フレキシブルシャフトとダクトホースとが結束されていることを特徴とする請求項1に記載のペット用電動トリミング装置。
  4. 前記吸引パイプが、前記除毛機構のグリップ部をも兼ねていることを特徴とする請求項1に記載のペット用電動トリミング装置。
  5. 前記ペット類の被毛を除毛する歯を対向させた一対の歯車が、板バネを介して弾性的に係合されていることを特徴とする請求項1に記載のペット用電動トリミング装置。
  6. 前記ペット類の被毛を除毛する歯を対向させた一対の歯車が、被毛の長さに応じた複数のアタッチメントとして用意され、前記吸引パイプの吸引部の前面位置において着脱自在に取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項1に記載のペット用電動トリミング装置。
  7. 前記被毛の長さに応じた複数のアタッチメントが、一対の歯車の収納ケースに設けた被毛の吸込み口との距離を変えた複数の種類からなることを特徴とする請求項に記載のペット用電動トリミング装置。
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