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JP4869211B2 - 生産情報連携装置 - Google Patents
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Description

この発明は、生産制御システムと情報システムとの間のメッセージ通信による連携を実現する生産情報連携システムに関するものである。
従来から、生産設備を制御するために製造現場に配置されたPLC(Programmable Logic Controller)システムに代表される生産制御システムと、製造現場から離れて配置された情報システムとの間においてメッセージ通信を用いた情報連携を行う生産情報連携システムが用いられている。
一般に、生産制御システムにおいては、生産制御用データは、センサ/アクチュエータを制御プログラムで動作させるために、デバイスメモリのアドレスで指定される。一方、情報システムにおいては、生産制御用データは、生産管理や品質管理等のアプリケーションを実現するために、生産数量や測定値等の論理的な意味を持つ論理変数で指定される。従って、これらの間でメッセージ通信を行う場合には、データ形式や(通信)プロトコルの差異をなくす必要がある。特許文献1〜2においては、生産制御システムと情報システムとの間に変換ゲートウェイ装置を設けることにより、データ形式やプロトコルの差異をなくす手法が開示されている。
しかし、変換ゲートウェイ装置を設けた場合には、変換ゲートウェイ装置に障害が発生した場合に、メッセージ通信に不具合が生じるという問題がある。
そこで、このような不具合を回避するために、特許文献3〜5においては、生産制御システムと情報システムとが共通の汎用ファイル(HTMLファイルやXMLファイル)を用いることにより、データ形式やプロトコルの差異をなくす手法が開示されている。
特開2004−86355号公報 特開2001−251298号公報 特開2002−251208号公報 特表2003−515208号公報 特開2005−251120号公報
特許文献3〜5においては、汎用ファイルにおける各パラメータ(論理変数やデバイスメモリのアドレス等)間の変換処理は必ずしも明確に記載されていない。従って、汎用ファイルにおける各パラメータ間の変換処理を必ずしも適切に行うことができないという問題点があった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、論理変数やデバイスメモリのアドレス等のパラメータ間の変換処理を適切に行うことができる生産情報連携装置を提供することを目的とする。
本発明に係る生産情報連携装置は、生産制御用データをデバイスメモリのアドレスで指定する生産制御システムと生産制御用データを論理変数で指定する情報システムとが連携してなる生産情報連携システムにて前記生産制御システムに含まれる生産情報連携装置であって、生産制御用データに対応する文書要素を含む構造化文書を前記情報システムと送受信する通信処理部と、前記通信処理部により前記情報システムから受信された、生産制御用データに対応する文書要素を含む構造化文書を、構造化文書と文書要素とを対応付ける構造化文書要素対応ルールに基づき、解析し文書要素を抽出する受信文書解析部と、前記通信処理部により前記情報システムへ送信すべき構造化文書を、前記構造化文書要素対応ルールに基づき、生産制御用データに対応する文書要素から生成する送信文書生成部と、文書要素と論理変数とを相互に変換する処理を、文書要素と論理変数とを対応付ける文書要素論理変数対応ルールに基づき行う文書要素論理変数変換処理部と、論理変数と前記デバイスメモリのアドレスとを相互に変換する処理を、論理変数とデバイスメモリのアドレスとを対応付ける論理変数デバイスメモリ対応ルールに基づき行う論理変数デバイスメモリ変換処理部と、デバイスメモリとの生産制御用データの入出力をアドレスを指定して行うデバイスメモリ入出力部とを備える。
本発明に係る生産情報連携装置によれば、XMLファイル等の汎用ファイルにおいて、論理変数やデバイスメモリのアドレス等のパラメータ間の変換処理を適切に行うことができる。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1による生産情報連携システムの構成を示すブロック図である。図1の生産情報連携システムは、生産制御システムとしてのPLCシステム100と情報システム200とのメッセージ通信により実現されるシステムである。PLCシステム100は、生産情報連携装置110とデバイスメモリ120と制御ロジック処理部130とを構成要素として含む。生産情報連携装置110は、内部バスや制御用ネットワークケーブル等により、デバイスメモリ120を介して制御ロジック処理部130と結合され、データ交換が可能となっている。生産情報連携装置110は情報システム200との間のメッセージの送受信、あるいは情報連携設定インタフェース300との間の設定情報の入出力を行うための通信処理部1を備える。情報システム200は、例えば生産管理や品質管理を行うアプリケーションが動作するパソコン等である。情報連携設定インタフェース300は、前記情報システム200と同一のハードウェア上で動作してもよいし、別のハードウェア上で動作してもよい。
生産情報連携装置110は、通信処理部1のほかに、文書解析生成部10、文書要素論理変数変換処理部4、論理変数入出力処理部11、情報連携設定記憶部12および情報連携設定入出力部13を備える。
文書解析生成部10は受信文書解析部2と送信文書生成部3とを備え、論理変数入出力処理部11は論理変数デバイスメモリ変換処理部5とデバイスメモリ入出力部6とを備える。
情報連携設定インタフェース300は、情報連携設定記憶部12に保存されるべき文書解釈生成処理定義7、文書要素論理変数マッピング定義8、および、論理変数デバイスメモリマッピング定義9の各定義をそれぞれ生成する、文書解釈生成処理定義インタフェース301、文書要素論理変数マッピング定義インタフェース302、および、論理変数デバイスメモリマッピング定義インタフェース303を備える。前記各定義は、情報連携設定入出力部13により、PLCシステム100外部の情報連携設定インタフェース300から情報連携設定記憶部12に保存される。
前記メッセージは、例えばW3C(World Wide Web Consortium)が策定しているXML(Extensible Markup Language)を利用し、前記メッセージのデータ記述方法を定めるための文書解釈生成処理定義7には、例えばSAX(Simple API for XML、API:Application Program Interface)、あるいは、W3Cで策定されているDOM(Document Object Model)等を用いて記述されたプログラムを用いる。前記プログラムとしては、例えばC言語プログラム、あるいは、スクリプト言語プログラム等がある。この場合、文書解釈生成処理定義インタフェース301は、例えば前記プログラムを記述するためのテキストエディタにより実現される。
特に、前記メッセージが標準規約、あるいはデファクトスタンダードに基づいており、対応する前記プログラムが提供されている場合には、そのプログラムを文書解釈生成処理定義7に利用すればよい。
文書要素論理変数マッピング定義8には、例えばW3Cで策定されているXPath(XML Path Language)によって示された文書要素と論理変数との対応関係を記述したテキストファイルを用いる。この場合、文書要素論理変数マッピング定義インタフェース302は、例えば前記テキストファイルを記述するためのテキストエディタにより実現される。
例えば、前記メッセージが標準規約、あるいはデファクトスタンダードに基づいている等の理由により、前記メッセージの文書要素を、生産情報連携装置110で扱う論理変数の基準としたい場合に対応するために、文書要素論理変数マッピング定義インタフェース302の実現例である前記テキストエディタに、「/Message/Resource/[@id=‘加工機m1’]/Produce[@type=‘target’]=Resource_加工機m1.Produce_target」のように、Path情報から生成した論理変数名を初期値として表示する機能を持たせることも可能である。これにより、情報連携設定インタフェース300の操作者は、必要部分のみを修正すればよく、設定の手間が省ける。
論理変数デバイスメモリマッピング定義9には、例えば論理変数とデバイスメモリ120のアドレス(および変数のデータ型)との対応関係を記述したテキストファイルを用いる。この場合、論理変数デバイスメモリマッピング定義インタフェース303は、例えば前記テキストファイルを記述するためのテキストエディタ、あるいは、表形式の入力ダイアログ等により実現される。
次に動作について説明する。
図2は、実施の形態1による生産情報連携装置110が情報システム200からメッセージを受信した場合の動作のフローチャートである。
ステップST501で、情報システム200から通信処理部1により受信した受信メッセージは、ステップST502で、受信文書解析部2にて文書解釈生成処理定義7を参照して要求内容が解析され、入出力指示が抽出される。ステップST503で、文書要素が抽出される。ステップST504で、文書要素論理変数変換処理部4にて抽出された前記文書要素が、文書要素論理変数マッピング定義8の記述に合致するかどうか、すなわち、前記文書要素が処理対象となる論理変数に関するものかどうかが判定され、合致しない場合には次の文書要素を抽出するためにステップST503に戻る。合致する場合には、ステップST505で、文書要素論理変数マッピング定義8を参照して文書要素に対応する論理変数が抽出される。ステップST506で、前記論理変数は、論理変数デバイスメモリ変換処理部5にて論理変数デバイスメモリマッピング定義9を参照してデバイスメモリ120(のアドレス)に変換され、ステップST507で、全ての文書要素を処理したかどうかの判断が行われる。ステップST503〜ST506は、全ての文書要素を処理するまで繰り返され、前記メッセージで要求対象のデバイスメモリ120が抽出される。
ステップST508で、前記入出力指示がデバイスメモリ120に対する値の読み出しであるか、あるいは、値の書き込みであるかにより分岐する。
値の読み出しの場合には、ステップST510で、デバイスメモリ入出力部6にて前記要求対象のデバイスメモリ120の値を読み出す。ステップST511で、論理変数デバイスメモリ変換処理部5にて前記デバイスメモリ120(のアドレス)とその値との組が、論理変数デバイスメモリマッピング定義9を参照して、論理変数とその値との組に変換され、さらに、ステップST512で、文書要素論理変数変換処理部4にて文書要素論理変数マッピング定義8を参照して、上記の値を含む文書要素に変換される。値の書き込みの場合には、ステップST509で、デバイスメモリ入出力部6にて前記要求対象のデバイスメモリ120の値を書き込む。
ステップST513で、送信文書生成部3にて文書解釈生成処理定義7を参照して送信文書を生成し、ステップST514で、通信処理部1にて前記送信文書を情報システム200に送信する。
図3は、情報システム200が生産設備における製造実績の取得を要求する場合に生産情報連携装置100が受信する前記受信メッセージの例を示す図である。実施の形態1では、前記受信メッセージの記述方法としてXMLを利用している。メッセージ全体を表す<Message>要素は、生産情報連携装置110に対する要求の種別を表す属性methodを持ち、ここでは前記入出力指示として、データの取得要求を表す「Get」が指定されている。<Message>要素は子要素として、生産設備を表す<Resource>要素を持つ。<Resource>要素は、生産設備の識別を示す属性idを持ち、ここでは生産設備の識別として「加工機m1」が指定されている。<Resource>要素は子要素として、2つの<Produce>要素と1つの<Start>要素と1つの<End>要素とを持つ。<Produce>要素は、その生産設備によって製造された品目の数量を表し、その属性typeが「accepted」の場合には良品の数量を、「defective」の場合には不良品の数量をそれぞれ表す。<Start>要素と<End>要素とは、それぞれ、製造開始時刻と製造終了時刻とを表す。
図4は、文書要素論理変数マッピング定義8の記述例を示す図である。前記受信メッセージの文書要素を指定するXPath式に対して、変数名が割り当てられている。ここでは、加工機m1に対する、目標数量、良品数量、不良品数量、製造数量、製造開始時刻、および製造終了時刻を表す論理変数として、論理変数M1.target、論理変数M1.accepted、論理変数M1.defective、論理変数M1.accepted+M1.defective、論理変数M1.start、および論理変数M1.endがそれぞれ割り当てられている。ここでは、これらの論理変数の取得指示が抽出される。製造数量の取得が要求された場合には、論理変数M1.acceptedと論理変数M1.defectiveとの値を取得して加算された値が返される。
前記論理変数の取得指示は、論理変数入出力処理部11に渡され、論理変数デバイスメモリ変換処理部5にて論理変数デバイスメモリマッピング定義9を参照してデバイスメモリ120の入出力指示に変換され、PLCシステム100用のAPIを用いて実現されるデバイスメモリ入出力部6にてデバイスメモリ120との入出力が実行される。
図5は、論理変数デバイスメモリマッピング定義9の記述例を示す図である。ここでは、テキストファイルとしてCSV(Comma Separated Values)ファイルを用いており、各行の値は、左から順に、論理変数、デバイスメモリ120のアドレス、デバイスメモリ120の変数のデータ型を表している。ここでは、前記論理変数に対して、D1000等で表されるPLCシステム100のワードデバイスのアドレスが割り当てられ、データ型として、2バイト整数(short)、あるいは、文字列長32バイトの文字列(string[32])を指定されているので、これらのワードデバイスの値がデバイスメモリ入出力部6により取得される。
取得されたデバイスの値は論理変数デバイスメモリ変換処理部5にて論理変数の値に変換される。
さらに、文書要素論理変数変換処理部4にて、論理変数とその値との組から文書要素が生成され、送信文書生成部3にて、XML形式の送信メッセージが生成される。前記送信メッセージは、前記受信メッセージへの応答として、前記生産情報連携装置100から前記情報システム200に送信される。
図6は、前記生産情報連携装置110から前記情報システム200への前記XML形式の送信メッセージの例を示す図である。メッセージ全体を表す<MessageResponse>要素は、情報システム200に対する応答の種別を表す属性methodを持ち、ここではデータの取得に対する応答を表す「Show」が指定されている。図3の前記受信メッセージの<Message>要素と同様に、<MessageResponse>要素は子要素として、生産設備を表す<Resource>要素を持つ。<Resource>要素が持つ子要素である、2つの<Produce>要素と1つの<Start>要素と1つの<End>要素の、それぞれのvalue属性の値に、取得された値が格納される。
図7は、情報システム200が生産設備へ製造指示に関するデータの設定を要求する場合に生産情報連携装置110が受信する前記受信メッセージの例を示す図である。加工機m1に対して目標数量を設定する要求を表している。このメッセージは、図2におけるステップST502〜ST507により、デバイスメモリ120への書き込み指示に変換される。デバイスメモリ120への書き込みが終了すれば、図8に示すようなXML形式のメッセージが、情報システム200への応答として送信される。
このように、本実施の形態による生産情報連携装置は、生産制御用データをデバイスメモリ120のアドレスで指定するPLCシステム100(生産制御システム)と生産制御用データを論理変数で指定する情報システム200とが連携してなる生産情報連携システムにおいて前記生産制御システムに含まれる生産情報連携装置110であって、生産制御用データに対応する文書要素を含む構造化文書を前記情報システムと送受信する通信処理部1と、前記通信処理部により前記情報システムから受信された、生産制御用データに対応する文書要素を含む構造化文書を、構造化文書と文書要素とを対応付ける文書解釈生成処理定義7(構造化文書要素対応ルール)に基づき、解析し文書要素を抽出する受信文書解析部2と、前記通信処理部により前記情報システムへ送信すべき構造化文書を、前記構造化文書要素対応ルールに基づき、生産制御用データに対応する文書要素から生成する送信文書生成部3と、文書要素と論理変数とを相互に変換する処理を、文書要素と論理変数とを対応付ける文書要素論理変数マッピング定義8(文書要素論理変数対応ルール)に基づき行う文書要素論理変数変換処理部4と、論理変数と前記デバイスメモリのアドレスとを相互に変換する処理を、論理変数とデバイスメモリのアドレスとを対応付ける論理変数デバイスメモリマッピング定義9(論理変数デバイスメモリ対応ルール)に基づき行う論理変数デバイスメモリ変換処理部5と、デバイスメモリとの生産制御用データの入出力をアドレスを指定して行うデバイスメモリ入出力部6とを備える。
従って、ゲートウェイを用いずに、標準通信規約の拡張やユーザ定義のメッセージ通信に対応する生産情報連携システムが構築できるという効果を奏する。
また、XMLファイル等の汎用ファイルにおいて、論理変数やデバイスメモリのアドレス等のパラメータ間の変換処理を適切に行うことができる。
なお、ここでは生産制御システムの例としてPLCシステムを挙げたが、以下の実施の形態を含め、デバイスメモリのような物理メモリを具備する制御システムであれば、PLCシステムの場合と同様の効果を奏する。
<実施の形態2>
図9は本発明の実施の形態2による生産情報連携システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る図9では、実施の形態1に係る図1と異なり、文書解釈生成処理定義7、文書要素論理変数マッピング定義8、および、論理変数デバイスメモリマッピング定義9は、情報連携設定記憶部12にではなく、ネットワーク上のストレージ201に保存されており、情報連携設定記憶部12には、文書解釈生成処理定義の参照先14、文書要素論理変数マッピング定義の参照先15、および、論理変数デバイスメモリマッピング定義の参照先16が、例えばURL(Uniform Resource Locator)形式で記述されている。
ネットワーク上のストレージ201に保存された、文書解釈生成処理定義7、文書要素論理変数マッピング定義8、および、論理変数デバイスメモリマッピング定義9は、それぞれ、文書解釈生成処理定義の参照先14、文書要素論理変数マッピング定義の参照先15、および、論理変数デバイスメモリマッピング定義の参照先16に記述された、ネットワーク上のストレージ201内の保存場所を示すURLから、通信処理部1を含む外部設定参照手段により生産情報連携装置110にダウンロードされ、利用される。
これにより、複数のPLCシステムから、同一のストレージ201(に保存された文書解釈生成処理定義7、文書要素論理変数マッピング定義8、および、論理変数デバイスメモリマッピング定義9)を共有することが可能となる。
ここでは、PLCシステム100とは異なる機種のPLCシステム100’内の生産情報連携装置110’に設定された、文書解釈生成処理定義の参照先14と文書要素論理変数マッピング定義の参照先15とが示すURLが、PLCシステム100内の生産情報連携装置110と同じ設定である場合について説明する。
上述したように、ネットワーク上のストレージ201に保存された、文書解釈生成処理定義7と文書要素論理変数マッピング定義8とは、生産情報連携装置110と生産情報連携装置110’とで共有されている。PLCシステム100’の機種はPLCシステム100の機種と異なっており、従って参照すべきデバイスメモリのアドレスも異なるので、生産情報連携装置110’は、論理変数デバイスマッピング定義の参照先16に代えて、論理変数デバイスマッピング定義9とは別の場所を示すURL(論理変数デバイスマッピング定義の参照先16’)を利用するか、あるいは、生産情報連携装置110’内の情報連携設定記憶部12’に論理変数デバイスマッピング定義9とは異なる論理変数デバイスマッピング定義9’を保存しておく。このように設定することにより、機種に依存するデバイスメモリのアドレスの違いを吸収することが可能となり、例えばPLCシステムに代表される生産制御システムのアラーム・エラーの情報が機種によって異なるデバイスメモリのアドレスで表されている場合であっても、前記情報システムは同じ(名称の)論理変数によりアクセスできるようになる。
なお、図9においては、文書解釈生成処理定義7、文書要素論理変数マッピング定義8、および、論理変数デバイスメモリマッピング定義9を1箇所のネットワーク上のストレージ201に保存した例を示したが、これらは異なるハードウェア上に保存されてもよい。
このように、本実施の形態による生産情報連携装置は、構造化文書要素対応ルール、文書要素論理変数対応ルール、または、論理変数デバイスメモリ対応ルールを、生産情報連携装置の外部のストレージに外部設定として保存し、生産情報連携装置からダウンロードさせることができるため、同じ設定を利用する複数の生産情報連携装置を動作させる場合に、URLの指定を一致させておけば、外部のストレージに保存された設定を更新するだけで複数の生産情報連携装置の設定を同時に更新することができるという効果を奏する。
<実施の形態3>
図10は本発明の実施の形態3による生産情報連携装置システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る図10は、実施の形態1に係る図1において、文書要素デバイスメモリマッピング処理部17を、生産情報連携装置110に追加するとともに、文書要素論理変数変換処理部4と論理変数デバイスメモリ変換処理部5との組み合わせに代えて、文書要素デバイスメモリ変換処理部18を設けたものである。
文書要素デバイスメモリマッピング処理部17は、文書要素論理変数マッピング定義8と論理変数デバイスメモリマッピング定義9とが情報連携設定記憶部12に保存されると、文書要素論理変数マッピング定義8と論理変数デバイスメモリマッピング定義9とを参照して、文書要素論理変数マッピング定義8と論理変数デバイスメモリマッピング定義9とから文書要素デバイスメモリマッピング定義19を生成し、情報連携設定記憶部12に保存する。
図11は、図4に例示した文書要素論理変数マッピング定義8と、図5に例示した論理変数デバイスメモリマッピング定義9とにより生成された、文書要素デバイスメモリマッピング定義19の例を示す図である。
図10において、文書要素デバイスメモリ変換処理部18は、文書要素デバイスメモリマッピング定義19を参照して、文書要素とデバイスメモリのアドレスとを変換する。また、図11においては、文書要素とデバイスメモリのアドレスとが、論理変数を用いることなく直接に対応付けられている。
このように、本実施の形態による生産情報連携装置は、文書要素とデバイスメモリとの間の変換を、論理変数を経由せずに実行可能とする、文書要素デバイスメモリマッピング処理部と、文書要素デバイスメモリ変換処理部とを具備するので、生産情報連携動作が高速化できるという効果を奏する。
<実施の形態4>
図12は本発明の実施の形態4による生産情報連携システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る図12は、実施の形態1に係る図1において、イベントを検出するイベント情報記録処理部20と、検出されたイベントを記録するイベント情報記録部21とを、生産情報連携装置110に追加したものである。
生産情報連携装置110が、情報システム200から、イベント通知を要求する受信文書を受信した場合には、論理変数デバイスメモリ変換処理部5により、イベント設定23が情報連携設定記憶部12に保存される。このイベント設定23は、デバイスメモリ120のアドレスに格納された値を含む条件式で表現した、前記イベントの発生条件と、情報システム200が通知を要求する、文書要素に対応するデバイスメモリ120のアドレスとで構成される。
イベント情報記録処理部20は、前記イベント設定23を参照して、前記イベントの発生を判断し、前記イベントが発生した場合には、イベント情報を、イベント情報記憶部21に保存する。このイベント情報は、デバイスメモリ120から取得できる時刻情報121と、前記文書要素に対応するデバイスメモリ120のアドレスから読み取った値とで構成される。
さらに、イベント情報記録処理部20は、前記イベント情報を論理変数デバイスメモリ変換処理部5に渡し、文書要素論理変数変換処理部4と、送信文書生成部3と、通信処理部1とを経て、情報システム200が要求するメッセージ形式で、前記イベント通知の送信文書を情報システム200に送信する。
このように、本実施の形態による生産情報連携装置は、情報システムからの要求に応答してイベントを検出するイベント情報記録処理部20(イベント検出部)と、前記イベント検出部で検出されたイベントに関する情報(イベント情報)を記録するイベント情報記録部21とを具備するので、生産制御システムで検出されるイベントを情報システムが要求する形式で通知することが可能となるという効果を奏する。
<実施の形態5>
図13は本発明の実施の形態5による生産情報連携システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る図13は、実施の形態4に係る図12において、イベント情報記録プログラム生成部24を、生産情報連携装置110に追加したものである。このイベント情報記録プログラム生成部24は、イベント情報記録処理部20を、実施の形態4とは異なり、制御ロジック処理部130において、イベント情報記録プログラムとして生成する。
生産情報連携装置110が、実施の形態4と同様に、情報システム200から、イベント通知を要求する受信文書を受信した場合には、実施の形態4と異なり、論理変数デバイスメモリ変換処理部5により、イベント設定23がイベント情報記録プログラム生成部24に渡される。このイベント設定23は、実施の形態4と同様に、デバイスメモリ120のアドレスに格納された値を含む条件式で表現した、前記イベントの発生条件と、情報システム200が通知を要求する、文書要素に対応するデバイスメモリ120のアドレスとで構成される。
イベント情報記録プログラム生成部24は、制御ロジック処理部130上で動作する、イベント情報記録処理部20を生成する。イベント情報記録処理部20は、イベントが発生した場合に、イベント情報を、デバイスメモリ120内の領域として確保されたイベント情報記憶部21に保存する。このイベント情報は、実施の形態4と異なり、デバイスメモリ120から取得できる時刻情報121と、前記イベント情報記録プログラムに記述されたデバイスメモリ120のアドレスから読み取った値とで構成される。
図14は、前記イベント情報記録プログラムを、ラダープログラムで模式的に表した図である。ステップST601で、イベント条件式が成立すると、ステップST602で、前記イベント情報がイベント情報記憶部21に保存され、また、ステップST603で、前記イベントが発生したことを示すトリガとして、例えばビットデバイスがONの状態で保持される。ステップST604で、前記トリガのOFFからONへの立ち上がりを検出して、ステップST605で、イベント通知が実行される。
ここに挙げたイベント情報記録プログラム生成部24は、例えばPLCシステム100に対して、前記イベント情報記録プログラムとして図14に示したラダープログラムを生成し、制御ロジック処理部130にダウンロードする機能として実現可能である。
このように、本実施の形態による生産情報連携装置は、イベント検出部を制御ロジック処理部130の内部に生成するイベント情報記録プログラム生成部24(イベント検出部生成部)を具備するので、制御ロジックを扱う高速な演算処理装置である制御ロジック処理部130内でのイベント検出が可能となり、漏れなくイベントを検出できるという効果を奏する。
<実施の形態6>
図15は本発明の実施の形態6による生産情報連携システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る図15は、実施の形態1に係る図1において、論理変数デバイスメモリ変換処理部5に、時系列データにタイムスタンプとシリアル番号とを付してデバイスメモリ120内の時系列データ保存領域26に保存する、と、時系列データ保存領域26から時系列データを抽出する、時系列データ抽出処理部28とを追加したものである。
時系列データ保存処理部27は、情報システム200が指定する周期でデバイスメモリ120から取得できる時刻情報121と、前記周期ごとにカウントアップされるシリアル番号と、情報システム200が指定する文書要素に対応するデバイスメモリ120のアドレスから読み取った値とで構成される、時系列データを、デバイスメモリ120内の領域として確保された時系列データ保存領域26に、前記周期ごとに前記時系列データのサイズ分だけアドレスをオフセットして、順次保存する。前記時系列データの開始および終了の条件は、例えば時刻、あるいは前記文書要素が示すデバイスメモリ120の値の条件式等により、情報システム200から指定される。
生産情報連携装置110が、情報システム200から、所定の時間範囲を指定した時系列データの取得を要求する受信文書を受信した場合に、時系列データ抽出処理部28は、時系列データ保存領域26から、前記所定の時間範囲に合致する前記時系列データを抽出する。そして、論理変数デバイスメモリ変換処理部5と、文書要素論理変数変換処理部4と、送信文書生成部3とを経由して、情報システム200への送信文書が生成され、通信処理部1により、情報システム200に送信される。
このように、本実施の形態による生産情報連携装置においては、論理変数デバイスメモリ変換処理部5は、デバイスメモリ入出力部6によりデバイスメモリ120へ入力される生産制御データへタイムスタンプまたはシリアル情報を含む付加情報を付与する時系列データ保存処理部27(付加情報付与部)と、デバイスメモリ入出力部6によりデバイスメモリ120から出力される生産制御データからタイムスタンプまたはシリアル情報を含む付加情報を抽出する時系列データ抽出処理部28(付加情報抽出部)とを有する。従って、生産制御システムのデバイスメモリに時系列データを保存することができ、生産制御システム上で高速に変化するデータに対しても、過去のデータを取得することができ、また、時系列データの収集が生産制御システム側で実行できるため、情報システムから時系列データを一括して取得することにより、毎回取得する場合と比較して、生産制御システムと情報システムとの通信回数が削減できるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1による生産情報連携装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1による生産情報連携装置が情報システムからメッセージを受信した場合の動作のフローチャートである。 本発明の実施の形態1による生産情報連携装置が情報システムから受信する製造実績の取得要求メッセージの例を示す図である。 本発明の実施の形態1による生産情報連携装置に設定される文書要素論理変数マッピング定義の記述例を示す図である。 本発明の実施の形態1による生産情報連携装置に設定される論理変数デバイスメモリマッピング定義の記述例を示す図である。 本発明の実施の形態1による生産情報連携装置が情報システムに送信する製造実績の取得に対する応答メッセージの例を示す図である。 本発明の実施の形態1による生産情報連携装置が情報システムから受信する製造指示の要求メッセージの例を示す図である。 本発明の実施の形態1による生産情報連携装置が情報システムに送信する製造指示の要求に対する応答メッセージの例を示す図である。 本発明の実施の形態2による生産情報連携装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3による生産情報連携装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3による生産情報連携装置が生成する文書要素デバイスメモリマッピング定義の記述例を示す図である。 本発明の実施の形態4による生産情報連携装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5による生産情報連携装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5による生産情報連携装置が生成するイベント情報記録プログラムの例を示す模式図である。 本発明の実施の形態6による生産情報連携装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 通信処理部、2 受信文書解析部、3 送信文書生成部、4 文書要素論理変数変換処理部、5 論理変数デバイスメモリ変換処理部、6 デバイスメモリ入出力部、7 文書解釈生成処理定義、8 文書要素論理変数マッピング定義、9 論理変数デバイスメモリマッピング定義、10 文書解析生成部、11 論理変数入出力処理部、12 情報連携設定記憶部、13 情報連携設定入出力部、14 文書解釈生成処理定義の参照先、15 文書要素論理変数マッピング定義の参照先、16 論理変数デバイスメモリマッピング定義の参照先、17 文書要素デバイスメモリマッピング処理部、18 文書要素デバイスメモリ変換処理部、19 文書要素デバイスメモリマッピング定義、20 イベント情報記録処理部、21 イベント情報記録部、23 イベント設定、24 イベント情報記録プログラム生成部、26 時系列データ保存領域、27 時系列データ保存処理部、28 時系列データ抽出処理部、100 PLCシステム、110 生産情報連携装置、120 デバイスメモリ、121 時刻情報、130 制御ロジック処理部、200 情報システム、300 情報連携設定インタフェース、301 文書解釈生成処理定義インタフェース、302 文書要素論理変数マッピング定義インタフェース、303 論理変数デバイスメモリマッピング定義インタフェース。

Claims (6)

  1. 生産制御用データをデバイスメモリのアドレスで指定する生産制御システムと生産制御用データを論理変数で指定する情報システムとが連携してなる生産情報連携システムにて前記生産制御システムに含まれる生産情報連携装置であって、
    生産制御用データに対応する文書要素を含む構造化文書を前記情報システムと送受信する通信処理部と、
    前記通信処理部により前記情報システムから受信された、生産制御用データに対応する文書要素を含む構造化文書を、構造化文書と文書要素とを対応付ける構造化文書要素対応ルールに基づき、解析し文書要素を抽出する受信文書解析部と、
    前記通信処理部により前記情報システムへ送信すべき構造化文書を、前記構造化文書要素対応ルールに基づき、生産制御用データに対応する文書要素から生成する送信文書生成部と、
    文書要素と論理変数とを相互に変換する処理を、文書要素と論理変数とを対応付ける文書要素論理変数対応ルールに基づき行う文書要素論理変数変換処理部と、
    論理変数と前記デバイスメモリのアドレスとを相互に変換する処理を、論理変数とデバイスメモリのアドレスとを対応付ける論理変数デバイスメモリ対応ルールに基づき行う論理変数デバイスメモリ変換処理部と、
    デバイスメモリとの生産制御用データの入出力をアドレスを指定して行うデバイスメモリ入出力部と
    を備える生産情報連携装置。
  2. 請求項1に記載の生産情報連携装置であって、
    前記構造化文書要素対応ルール、前記文書要素論理変数対応ルール、および前記論理変数デバイスメモリ対応ルールの少なくとも1つ以上を保存する記憶部と、
    前記記憶部へ外部からデータを入出力させる入出力部と
    を備える生産情報連携装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の生産情報連携装置であって、
    前記構造化文書要素対応ルール、前記文書要素論理変数対応ルール、および前記論理変数デバイスメモリ対応ルールの少なくとも1つ以上は、外部に外部設定として保存され、
    前記外部設定を参照するための外部設定参照手段をさらに備える
    生産情報連携装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の生産情報連携装置であって、
    前記情報システムからの要求に応答してイベントを検出するイベント検出部と、
    前記イベント検出部で検出されたイベントに関する情報を記録するイベント記録部と
    をさらに備える生産情報連携装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の生産情報連携装置であって、
    前記情報システムからの要求に応答してイベントを検出するイベント検出部を、前記生産情報連携装置の外部かつ前記生産制御システムの内部に配置された制御ロジック処理部の内部に生成するイベント検出部生成部
    をさらに備え
    前記イベント検出部で検出されたイベントに関する情報は、前記生産情報連携装置の外部かつ前記生産制御システムの内部に配置された前記デバイスメモリへ記憶される
    生産情報連携装置。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の生産情報連携装置であって、
    前記論理変数デバイスメモリ変換処理部は、
    前記デバイスメモリ入出力部によりデバイスメモリへ入力される前記生産制御用データへタイムスタンプまたはシリアル番号を含む付加情報を付与する付加情報付与部と、
    前記デバイスメモリ入出力部によりデバイスメモリから出力される前記生産制御用データからタイムスタンプまたはシリアル番号を含む付加情報を抽出する付加情報抽出部と
    を有する生産情報連携装置。
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