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JP4869271B2 - 機械翻訳装置及び機械翻訳プログラム - Google Patents
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機械翻訳装置及び機械翻訳プログラム Download PDF

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Description

本発明は、自然言語による第一言語の文書を他の自然言語の第二言語の文書に変換する機械翻訳装置、機械翻訳方法及び機械翻訳プログラムに関する。
一般的に、外国語から日本語に変換する機械翻訳において、より分かりやすい訳文を作成するには、文章内に出現する調整の必要な単語列(以下、調整要単語という)を抽出し、網羅的なチェックをして調整を加えることが必要となる。調整要単語の代表的なものとしては専門用語が挙げられる。
技術の進展とともに新製品や新技術を表す新しい語が日々造られていくとともに、インターネット環境の普及に伴い、それらの専門用語を含む文書を目にする機会も大幅に増えている。専門用語の特徴を考えると、既存の語を組合せる場合が多く、必然的に複合語が多くなる。例えば、複合語を翻訳する場合、複合語を構成する各単語が既存の語であれば辞書に存在するため、複合語であっても翻訳できる。
ここで、調整要単語を抽出するものとしては、入力文書中から抽出した複合語に対して、その構成語の頻度と単語結合数とから専門用語のベースとなる単語を抽出することにより、その単語を含む複合語を専門用語として自動的に抽出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、辞書に登録されていない単語又は複合語としての未知語が存在するときに、ユーザがその未知語について適切な訳語を効率的に知ることができるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平3−116374号公報 特開2002−259375号公報
しかし、複合語の翻訳にあっては、複合語を構成する各単語に訳語が複数存在する場合があり、現在出力されている語とは異なる組合せの方が正しい訳語であることも考えられる。このような場合、ユーザはその訳語の確からしさを調べるために、インターネットで検索を行い、検索件数や文書内での使われ方を基に確からしさを判断したりしている。また、専門用語と思われる語は複合語だけではなく、見出し語と訳語が同じ未知語や略語、訳語がカタカナしかないような場合も考えられる。このような場合も見出し語および訳語からは本来意味するものを特定することが困難であり、ユーザは、その語が本来意味するものを調べるために、電子辞書ツールを使用したり、インターネットで検索を行って関連する記事を参照し、その語と共に使用される語の訳語の適切さを確認したりする。
その際、所望の条件を満たす文字列をユーザ自身が特定し、その文字列をコピーしてブラウザを起動しインターネット検索を行うことになる。従って、画面の切り替えが頻発し操作が煩雑となる。また、これを漏れなく人手で行うことはユーザにとって多大な負担となる。
本発明の目的は、機械翻訳による翻訳結果に基づいて、見出し語または訳語の特性に応じてユーザが所望する条件を満たした単語を抽出するとともに、その語を対象にユーザが設定したコマンドを実行できるようにした機械翻訳装置、機械翻訳方法及び機械翻訳プログラムを提供することである。
本発明の機械翻訳装置は、機械翻訳プログラム及び翻訳辞書部を記憶した記憶装置と、翻訳対象の第一言語の原文を入力するとともに操作に必要な情報を入力する入力装置と、翻訳対象の第一言語の原文や翻訳後の第二言語の訳文を表示する表示装置と、前記機械翻訳プログラムを演算実行するマイクロプロセッサとを備えた機械翻訳装置において、翻訳対象の第一言語の原文に含まれる調整要単語の翻訳の確からしさを調べるために少なくとも前記調整要単語の単語条件及び前記調整要単語の検索先を特定するための検索コマンド名を検索コマンド内容として設定するコマンド設定部と、前記コマンド設定部で設定された検索コマンド内容を記憶するコマンド記憶部と、翻訳対象の第一言語の原文を翻訳辞書部を用いて第二言語に翻訳する翻訳部と、翻訳対象の第一言語の原文及び前記翻訳部で翻訳された訳文を前記翻訳辞書部に存在する見出し語毎に区切られた単語の文として記憶するとともに前記コマンド記憶部に記憶された検索コマンド内容の単語条件を満たす単語に対してはその単語条件関連付けて記憶する文書情報記憶部と、翻訳対象の第一言語の原文に含まれる調整要単語に対して前記文書情報記憶部に関連付けて記憶された単語条件に基づいて前記検索コマンド内容を検出して前記調整要単語の検索先を特定するための検索コマンド名を特定し検索コマンドを実行するコマンド実行部とを備え、前記調整要単語の単語条件が複合語であり、複合語を構成するいずれかの単語が前記翻訳辞書部に複数の訳語を保持する場合は、前記翻訳部は、訳語を入れ替えた複数の複合語の訳語を構成し直し、前記コマンド実行部は、構成し直した単語列を対象に前記検索コマンドを実行する。
本発明によれば、機械翻訳による翻訳結果に基づいて見出し語または訳語の特性に応じてユーザが所望する条件を満たした単語を抽出でき、その語を対象にユーザが設定したコマンドを実行できる。
図1は、本発明の実施の形態に係わる機械翻訳装置の構成図である。機械翻訳装置11は、第一言語を第二言語に翻訳して出力するものであり、例えば一般的なコンピュータに機械翻訳プログラムなどのソフトウェアプログラムがインストールされ、そのソフトウェアプログラムがマイクロプロセッサ12において実行されることにより実現される。機械翻訳装置11は、マイクロプロセッサ12、ROM(Read Only Memory)13及びRAM(Random Access Memory)14がバス15を介して接続されている。バス15には、入力装置16、表示装置17、ネットワークインターフェース18及び磁気ディスク装置19が接続されている。
磁気ディスク装置19には、機械翻訳プログラム20が記憶されるとともに、翻訳辞書部21、コマンド記憶部22、文情報記憶部23が記憶される。機械翻訳プログラム20は、システム制御部24、翻訳部25、コマンド設定部26、コマンド実行部27を有し、翻訳辞書部21には、図示は省略しているが、基本用語辞書、専門用語辞書、ユーザ辞書などが格納されている。
マイクロプロセッサ12は、磁気ディスク装置19に記憶された機械翻訳プログラム20を実行することにより、機械翻訳装置11の機能を実現する。
入力装置16は、第一言語の原文の文字データやファイルデータ等のデータやコマンドを入力する入力手段であり、通常、キーボードやマウス・タッチパネルなどのポインティングデバイス、音声認識装置や文字認識装置、あるいは、CDドライブなどの外部記憶媒体読取装置などによって実現される。
表示装置17は、入力装置16から入力された翻訳対象とする第一言語の文章(原文)や、翻訳部25により訳出された第二言語の文章(訳文)等、文情報記憶部23に格納されている情報を表示するものである。
翻訳プログラム20のシステム制御部24は、機械翻訳装置11の全体の制御を司るものであり、機械翻訳プログラム20全体の制御や入力装置16及び表示装置17とのデータの転送を行うものである。すなわち、システム制御部24は、入力装置16からの文章データや入力装置16から入力されたコマンドの指示に基づいて翻訳すべき文書を翻訳部25に送ったり、表示装置17を呼び出して画面の更新などを行う。
翻訳部25は、システム制御部24から送られてきた第一言語による文章データに対して、システム制御部24で選択された翻訳辞書部21の辞書を参照しながら翻訳処理を行う。翻訳辞書部21は、翻訳部25が翻訳処理を行う際に使用する各種辞書データを格納している。
コマンド設定部26は、翻訳対象の第一言語の原文に含まれる調整要単語の翻訳の確からしさを調べるために、少なくとも調整要単語の単語条件及び調整要単語の検索先を特定するための検索コマンド名を検索コマンド内容として設定し、コマンド記憶部22に格納する。検索コマンド内容については後述する。
文情報記憶部23は、第一言語の原文とその翻訳結果としての第二言語のデータとを対応付けて記憶するとともに、第一言語および第二言語を構成する各単語の属性を格納している。ここでいう属性とは、第一言語の場合は少なくとも、見出し語、品詞、対応する訳語の番号、条件番号であり、第二言語の場合は少なくとも、訳語、品詞、対応する見出し語の番号、条件番号である。
コマンド実行部27は、入力装置16から入力されたコマンドがユーザが設定したコマンドの場合は、コマンド記憶部22から設定内容を読み込み、条件番号に一致するコマンドを実行する。またシステム制御部24から翻訳処理後の結果に対してコマンド記憶部22に設定されている条件番号を満たす単語に対してコマンド番号を付与する。条件番号やコマンド番号については後述する。
次に、本発明の実施の形態に係わる機械翻訳装置の動作について説明する。図2はコマンド設定部26により調整要単語の検索コマンド内容を設定する手順のフローチャートである。
入力装置16からユーザのコマンド設定要求を受けると(S1)、調整要単語の検索コマンド内容を設定するためのコマンド設定画面を表示する(S2)。ユーザはコマンド設定画面に従って検索コマンド内容の各項目を設定し(S3)、その設定した検索コマンド内容をコマンド記憶部22に保存する。
図3は、ステップS1で表示されるコマンド設定画面28の説明図である。コマンド設定画面28は、調整要単語の検索メニュー等を表示する検索コマンド名欄29、実行するコマンドのタイプを選択する検索コマンドタイプ欄30、コマンドの対象となる単語の条件を設定する単語条件欄31、検索コマンドタイプ欄30が「プログラム実行」の場合に、実行するプログラムを指定するコマンド文字列欄32から構成される。
次に、ステップS2でユーザはコマンド設定画面28の各項目を設定することになる。例えば、検索コマンドを選択するにあたっては、選択肢が用意されている検索コマンドタイプ欄30や単語条件欄31を入力装置16であるマウスのボタンでクリックして選択する。
図4は検索コマンドタイプ欄30の選択肢の説明図である。図4に示すように、検索コマンドタイプ欄30には、各コマンド33の各選択肢ごとにコマンド番号34が割り付けられており、ユーザが選択したコマンド33に対応するコマンド番号34が選択される。
図5は単語条件欄31の選択肢の説明図である。図5に示すように、単語条件欄31も検索コマンドタイプ欄30と同様に単語条件欄31には各条件35の各選択肢ごとに条件番号36が割り付けられており、マウスのボタンでクリックすると選択肢が表示される。ユーザが選択した条件35に対応する条件番号36が選択される。
次に、図3のコマンド文字列欄32は、検索コマンドタイプ欄30が「プログラム実行」の場合に入力可能となり、例えば外部プログラムを起動する場合の実行ファイル名へのパスやそのプログラムに渡す各パラメータなどを記述する。このパラメータ内に、条件に一致した文字列を含める場合は、%ARG%のような特殊な文字列を記述することにより、その部分を条件に一致した文字列に置き換えてプログラムを起動する。
OKボタン37はコマンド設定画面28で設定した内容をコマンド記憶部22に書き込むことを許可するためのボタンであり、キャンセルボタン38はコマンド設定画面28で設定した内容をコマンド記憶部22に書き込むことをキャンセルするためのボタンである。OKボタン37をクリックするとコマンド記憶部22にコマンド設定画面28で設定した内容が書き込まれる。
コマンド記憶部22に書き込まれる内容の一例を下記に示す。検索コマンド名、コマンド番号、条件番号、コマンド文字列の各項目をカンマやタブなどの区切り文字で区切った形で格納される。
(1)Yahoo検索,1,2, browser.exe http://search.yahoo.co.jp/search?p=%ARG%&fr=top_v2&tid
(2)電子辞書検索,1,3, dic.exe /k%ARG%
(3)Google検索,1,4, browser.exe http://www.google.com/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rls=
(4)用例検索,2,5,
次に、翻訳対象の第一言語の原文に含まれる調整要単語の翻訳の確からしさを調べる処理について説明する。いま、第一言語は英語の原文であるとし、第二言語は日本語である訳文であるとし、まず、入力装置16から第一言語の英語による下記に示す原文(文書データ)が読み込まれたとする。
TV makes the transition to high definition digital broadcasts.
図6は、システム制御部24による翻訳対象の第一言語の原文の表示処理内容を示すフローチャートである。システム制御部24は、入力装置16から第一言語の英語による原文の読み込み要求があると(S11)、入力された第一言語の原文の文章データに対して文切り処理を行い、1文毎に区切った形で文情報記憶部23に記憶させる(S12)。一文毎に区切る処理は、”.”や”?”,”!”などの文末記号などにより区切る。なお、”Mr.”などのように単語中に”.”が含まれるような場合もあるため、文末記号を含んだ形で翻訳辞書部21に存在する場合は区切りの対象としない。
続いてシステム制御部24は、文情報記憶部23に記憶された文章データを基に、図7に示すように、表示装置17によって表示画面に原文を表示させ、入力装置16からのイベントの入力待ち状態となる(S13)。なお、図7では入力された原文は一文であるので、一文だけしか表示されていないが、複数文である場合には複数文が一文ごとに区切られて表示される。
図8はシステム制御部24による翻訳対象の第一言語の原文及び第二言語の訳文の表示処理内容を示すフローチャートである。システム制御部24は、入力装置16から受け付けた要求が翻訳要求か否かを判定する(S21)。受け付けた要求が翻訳要求以外であれば処理を終了し他の要求か否かを判定する。
入力装置16から翻訳が指示された場合、システム制御部24は翻訳部25に対して、文情報記憶部23から取得した第一言語の原文を第二言語の訳文に翻訳する翻訳処理を実行させる(S22)。
ここで、本発明の実施の形態では、翻訳処理後の結果を文情報記憶部23に記憶させるようにしている。図9は本発明の実施の形態における文情報記憶部23に記憶させる文情報の説明図であり、図9(a)は翻訳対象の第一言語の原文情報、図9(b)は翻訳後の第二言語の訳文情報である。
図9(a)に示すように、翻訳対象の第一言語の原文情報は、翻訳処理において辞書に存在する見出し語毎に区切られた単語の文の先頭からの位置を示す単語番号39、見出し語文字列40、品詞41、文番号が同じである第二言語の各訳語との対応関係を表した対応番号42、単語がコマンド記憶部22に記憶されている条件を満たした場合に付与される条件番号43を文毎に持つ。
また、翻訳後の第二言語の訳文情報に関しても、単語の文の先頭からの位置を示す単語番号39’、訳語文字列40’、品詞41’、文番号が同じである第一言語の各見出し語との対応関係を表した対応番号42’、単語がコマンド記憶部22に記憶されている条件を満たした場合に付与される条件番号43’を文毎に持つ。文情報記憶部23に格納されている各文に対して翻訳処理を行うと、第一言語は図9(a)、第二言語は図9(b)に示す結果が得られる。
続いて、コマンド記憶部22の記憶内容との照合を行う(S23)。システム制御部24は、コマンド実行部27に対して処理を要求する。コマンド実行部27は、まずコマンド記憶部22から設定内容を読み込む。いま、コマンド記憶部22に、コマンド番号が1(プログラム実行)、条件番号が2(複合語(名詞連続))が設定されているとする。
この実施の形態では、複合語は名詞が連続する場合、または形容詞に続き名詞が連続する場合に複合語として扱う。すなわち、特許文献1では、入力文書中から抽出した複合語に対して、その構成語の頻度と単語結合数とから専門用語のベースとなる単語を抽出することにより、複合語のうち専門用語のベースとなる単語が含まれるものを専門用語として抽出するようになっているが、本発明の実施の形態では、確認対象の漏れを防ぐため、より広範囲を抽出対象とする。
続いて、文情報記憶部23から文番号1の翻訳処理結果(図9(a)、図9(b))の内容を取得し、コマンド実行部27ではコマンド記憶部22に設定されている条件番号が2((複合語(名詞連続)))である単語が存在するか判定を行う。図9(a)、図9(b)に対して、単語番号39、39’が「1」のデータから順に取得し、現在の品詞が名詞かつ、前の単語番号または次の単語番号が名詞である単語を検出すると現在の単語番号に対して条件番号2を設定する。
図9(a)、図9(b)の一例では、単語番号4の”high definition”が名詞、単語番号5の”digital”が名詞、単語番号6の”broadcasts”が名詞であるため、コマンド記憶部22に設定されている単語の条件を満たすことになり、図10(a)、図10(b)に示すように文情報の条件番号欄に「2」が設定される。
条件番号が1(複合語(形容詞+名詞連続))が設定されている場合は、現在の単語番号39、39’の品詞欄が形容詞の場合は、次またはその次の単語番号39、39’の品詞欄が名詞の場合は、条件番号43、43’に「1」が設定される。現在の単語番号39、39’の品詞欄が名詞の場合は、前の単語番号39、39’の品詞が形容詞かつ、次の単語番号39、39’の品詞欄が名詞、または前の単語番号39、39’の品詞が名詞の場合に、現在の単語番号39、39’に対して条件番号「1」を設定する。
ステップS22、ステップS23の処理が終了すると、システム制御部24は文情報記憶部23に記憶されている情報を表示装置17に表示する(S24)。表示装置17は、図11に示すように、文情報記憶部23に記憶されている図10(a)を原文表示領域、図10(b)を訳文表示領域に表示する。このとき条件番号欄に「0」以外の値が設定されている単語に対しては、図11の1文目に示すように下線を付加して表示するなど、他の単語と区別した形で表示する。
次に、図11の1文目の調整要単語である「高精細度デジタル放送」の部分に対して、ユーザ設定コマンドを実行する場合について説明する。図12はユーザ設定コマンドの処理手順のフローチャートである。ユーザ設定コマンドは、ユーザがコマンド設定画面38を用いて設定した条件を満たした単語部分に対して実行される。例えば、「Ctrl」キー+マウスのクリックなどの組み合わせで実行開始される。いま、ユーザ設定コマンドは、ユーザが設定した条件を満たした単語部分に対して、「Ctrl」キー+マウスのクリックなどの組み合わせで実行されるものとする。図11の1文目の「高精細度デジタル放送」の部分に対して、「Ctrl」キー+マウスのクリックが行われたとすると、ユーザ設定コマンドのイベントが発行される。このイベントはシステム制御部24に送られる。
システム制御部24は、ユーザ設定コマンドが実行されたか否かを判定し(S31)、ユーザ設定コマンドが実行されたと判断したときは、コマンド実行部27を呼び出しコマンドを実行する(S32)。
すなわち、コマンド実行部27は、マウスの位置情報を基に文情報記憶部23から対象の文および単語番号39’を特定し、単語番号39’に関連付けられている条件番号43’を取得して、条件番号「2」が設定されていることを識別する。条件番号「2」が設定されている連続する部分を抽出し、「高精細度デジタル放送」を対象文字列とする。続いて、コマンド記憶部22から条件番号「2」が設定されているデータを検出しコマンド番号を取得する。条件番号「2」が設定されているコマンド番号は「1」であるため、プログラム実行と判定し、コマンド文字列を取得する。コマンド文字列中に%ARG%部分を“高精細度デジタル放送”に置き換えてコマンド文字列を実行する。
これにより、YYY検索のプログラムが実行され、インターネットを介して「高精細度デジタル放送」の検索が行われ、その検索結果が得られる。従って、訳語が正しいかどうかの判断を適切に行うことができる。
以上の説明では、調整要単語として名詞連続の複合語あるいは形容詞と名詞連続の複合語の場合について説明したが、調整要単語が略語である場合にも同様に適用できる。
いま、図13に示すように、略語であるHDTVを含む第一言語の原文が1文毎に区切った形で文情報記憶部23に記憶されたとする。図13に示す略語であるHDTVを含む第一言語の原文に対し、図8に示したと同様の処理が行われ、文情報記憶部23には、図14(a)に示すような翻訳対象の第一言語の原文情報、及び図14(b)に示すような翻訳後の第二言語の訳文情報が記憶される。
また、コマンド実行部27ではコマンド記憶部22に設定されている条件番号が3(略語)である単語が存在するか否かの判定が行われ、文字列が一致した場合は略語と判定され、条件番号に「3」が設定される。この一例では、図15(a)、図15(b)に示すように、”HDTV”が略語として判定され、条件番号3が設定される。そして、システム制御部24は文情報記憶部23に記憶されている情報を、図16に示すように表示装置17に表示し、略語の「HDTV」部分に対して、ユーザ設定コマンドを実行する。これにより、電子辞書検索のプログラムが実行され、電子辞書への検索が行われ、その検索結果が得られる。従って、訳語が正しいかどうかの判断を適切に行うことができる。
また、略語だけでなくカタカナの場合にも同様に、翻訳終了後に単語番号1から順に訳語欄から文字列を取得し、取得した文字列がカタカナ及び長音から構成されているか否かを判定し、条件を満たした場合は、条件番号欄にカタカナを示す条件番号を設定する。そして、カタカナ部分に対して、ユーザ設定コマンドを実行する。これにより、GGG検索のプログラムが実行され、インターネットを介してカタカナ部分の検索が行われ、その検索結果が得られる。従って、訳語が正しいかどうかの判断を適切に行うことができる。
また、以上の説明では、調整要単語の単語条件が複合語である場合に、単語の訳語が一つである場合について説明したが、単語が翻訳辞書部に複数の訳語を保持する場合については、複合語を構成するいずれかの単語が指定されたとき、翻訳部25により訳語を入れ替えた複数の複合語の訳語を構成し直し、コマンド実行部27により、構成し直した単語列を対象にユーザが設定したコマンドを実行するようにしてもよい。これにより、複数の訳語を有する複合語に対してより適切な訳語を得ることができる。
図17は、その場合の文情報記憶部23に記憶させる文情報の一例の説明図である。図17は、図10に示した文情報に対し、文字選択44、44’が追加されている。すなわち、翻訳処理までは前述の場合と同様の処理を行い、図17に示すように、文字選択44が追加された文情報を文情報記憶部23に記憶する。
図18は文情報記憶部23に記憶されている図17に示す文情報の表示の一例の説明図である。そして、「高精細度デジタル放送」という複合語のうちのいずれかの単語を指定して複合語の訳語を構成し直す。図18では、「高精細度デジタル放送」のうちの「高精細度」という単語が指定された場合を示している。単語を指定する手段としては、図18に示すように、該当する単語をあらかじめマウスにより反転表示する等の方法で指定する。マウスの左ボタンがクリックされた位置を反転文字列の開始位置として記憶し、左ボタンがクリックされた状態のままマウスを移動させ、左ボタンのクリックが解除された位置を反転文字列の終了位置として記憶する。
この間、入力装置16から送られたマウスのイベントがシステム制御部24よりコマンド実行部27に送られる。コマンド実行部27は、文情報記憶部23より文情報を読み出し、マウスの位置情報およびマウスの左ボタンが押されたままであることを識別し、該当する文字列を反転表示させ、表示装置17に表示するとともに、マウス位置に該当する単語番号の文字選択44のフィールドに対して文字選択情報を付与する。
次に、ユーザが反転文字列部分に対して「Ctrl」キー+マウスの左ボタンをクリックすることで発行されるユーザ設定コマンドの処理手順を説明する。図19はユーザ設定コマンドの処理手順の説明図である。いま、図18の1文目の「高精細度」の部分が反転表示されている状態で、「高精細度」の部分に対してユーザ設定コマンドを実行する例を説明する。
システム制御部24はユーザ設定コマンドが実行された否かを監視しており(S41)、図18の1文目の「高精細度」の部分に対して、「Ctrl」キー+マウスのクリックのイベントが発行されると、システム制御部24はユーザ設定コマンドが実行されたと判断し、コマンド実行部27を呼び出す。コマンド実行部27は、マウスの位置情報を基に、文情報記憶部23に記憶されている情報から対象の文および単語番号39’を特定する。単語番号39’に関連付けられている条件番号43’を取得し、条件番号「2」が設定されていることを識別し、ユーザ設定コマンドと判定する。続いて特定した単語番号39’の文字選択44’のフィールドを参照し、マウスの下の単語は反転されているか否かを判定する(S42)。
文字選択状態にない場合はコマンドを実行する(S43)。すなわち、条件番号「2」が設定されている連続する部分を抽出し、「高精細度デジタル放送」を対象文字列とする。そして、コマンド記憶部23から条件番号「2」が設定されているデータを検出し、コマンド番号を取得する。この場合、コマンド番号が「1」であることからプログラム実行と判定しコマンド文字列を取得し、そのコマンド文字列中に%ARG%部分を“高精細度デジタル放送”に置き換えてコマンド文字列を実行する。
一方、ステップS42の判定で、特定した単語番号が文字選択状態にある場合は訳語候補を生成し(S44)、コマンドを実行する(S45)。すなわち、文情報記憶部23から文番号が同じ原文側の情報を取得し、続いて対応番号が同じである単語番号から見出し語を特定する。ここでは、「高精細度」に対応する見出し語として「high definition」が取得される。次に、翻訳辞書部21から「high definition」に登録されている訳語を取得する。ここでは、「高精細度」、「高解像度」、「高精細」、「高品位」が取得される。続いて条件番号「2」が設定されている連続する部分を抽出する際に「高精細度」の部分は「high definition」に登録されている4つの候補を使用して、「高精細度デジタル放送」、「高解像度デジタル放送」、「高精細デジタル放送」、「高品位デジタル放送」を訳語候補として生成する。
そして、図20に示すように、4個の訳語候補45をユーザに提示する。図20の全てボタン46が押された場合は、コマンド記憶部23から条件番号「2」が設定されているデータを検出し、コマンド番号を取得する。この場合、コマンド番号が「1」であるため、プログラム実行と判定し、コマンド文字列を取得すし、そのコマンド文字列中の%ARG%部分を「高精細度デジタル放送」、「高解像度デジタル放送」、「高精細デジタル放送」、「高品位デジタル放送」に置き換えてコマンド文字列を実行する。
一方、選択部ボタン47が押された場合は、コマンド文字列中の%ARG%部分をチェックがついている文字列に置き換えてコマンド文字列を実行する。閉じるボタン48が押された場合は、何もせずに処理を終了する。
このように、複合語の単語が複数の訳語を保持する場合については、複合語を構成するいずれかの単語が指定されたとき、翻訳部25により訳語を入れ替えた複数の複合語の訳語を構成し直し、コマンド実行部27により、構成し直した単語列を対象にユーザが設定したコマンドを実行するので、複数の訳語を有する複合語に対してより適切な訳語を得ることができる。
本発明の実施の形態に係わる機械翻訳装置の構成図。 本発明の実施の形態におけるコマンド設定部により調整要単語の検索コマンド内容を設定する手順のフローチャート。 図2のステップS1で表示されるコマンド設定画面の説明図。 図3に示した検索コマンドタイプ欄の選択肢の説明図。 図3に示した単語条件欄の選択肢の説明図。 本発明の実施の形態におけるシステム制御部による翻訳対象の第一言語の原文の表示処理内容を示すフローチャート。 本発明の実施の形態におけるシステム制御部の文切り処理により文情報記憶部に記憶された1文毎に区切った形の文の表示例の説明図。 本発明の実施の形態におけるシステム制御部による翻訳対象の第一言語の原文及び第二言語の訳文の表示処理内容を示すフローチャート。 本発明の実施の形態における文情報記憶部に記憶させる文情報の説明図。 図9に示す文情報に対してコマンド記憶部に設定されている単語の条件番号を設定した場合の説明図。 本発明の実施の形態における文情報記憶部に記憶されている文情報の表示の一例の説明図。 本発明の実施の形態におけるシステム制御部でのユーザ設定コマンドの処理手順の一例を示すフローチャート。 本発明の実施の形態におけるシステム制御部の文切り処理により文情報記憶部に記憶された1文毎に区切った形の文の他の表示例の説明図。 本発明の実施の形態における文情報記憶部に記憶させる文情報の他の一例の説明図。 図14に示す文情報に対してコマンド記憶部に設定されている単語の条件番号を設定した場合の説明図。 本発明の実施の形態における文情報記憶部に記憶されている文情報の表示の他の一例の説明図。 本発明の実施の形態における文情報記憶部に記憶させる文情報に文字選択フィールドを付加した場合の説明図。 本発明の実施の形態における文情報記憶部に記憶されている文情報の表示の他の一例の説明図。 本発明の実施の形態におけるシステム制御部でのユーザ設定コマンドの処理手順の他の一例を示すフローチャート。 図18の表示例に複合語の単語の訳語候補を併せて表示した場合の一例を示す説明図。
符号の説明
11…機械翻訳装置、12…マイクロプロセッサ、13…ROM、14…RAM、15…バス、16…入力装置、17…表示装置、18…ネットワークインターフェース、19…磁気ディスク装置、20…機械翻訳プログラム、21…翻訳辞書部、22…コマンド記憶部、23…文情報記憶部、24…システム制御部、25…翻訳部、26…コマンド設定部、27…コマンド実行部、28…コマンド設定画面、29…検索コマンド名欄、30…検索コマンドタイプ欄、31…単語条件欄、32…コマンド文字列欄、33…コマンド、34…コマンド番号、35…条件、36…条件番号、37…OKボタン、38…キャンセルボタン、39…単語番号、40…見出し語文字列、41…品詞、42…対応番号、43…条件番号、44…、文字選択、45…訳語候補、46…全てボタン、47…選択部ボタン、48…閉じるボタン

Claims (3)

  1. 機械翻訳プログラム及び翻訳辞書部を記憶した記憶装置と、翻訳対象の第一言語の原文を入力するとともに操作に必要な情報を入力する入力装置と、翻訳対象の第一言語の原文や翻訳後の第二言語の訳文を表示する表示装置と、前記機械翻訳プログラムを演算実行するマイクロプロセッサとを備えた機械翻訳装置において、翻訳対象の第一言語の原文に含まれる調整要単語の翻訳の確からしさを調べるために少なくとも前記調整要単語の単語条件及び前記調整要単語の検索先を特定するための検索コマンド名を検索コマンド内容として設定するコマンド設定部と、前記コマンド設定部で設定された検索コマンド内容を記憶するコマンド記憶部と、翻訳対象の第一言語の原文を翻訳辞書部を用いて第二言語に翻訳する翻訳部と、翻訳対象の第一言語の原文及び前記翻訳部で翻訳された訳文を前記翻訳辞書部に存在する見出し語毎に区切られた単語の文として記憶するとともに前記コマンド記憶部に記憶された検索コマンド内容の単語条件を満たす単語に対してはその単語条件関連付けて記憶する文書情報記憶部と、翻訳対象の第一言語の原文に含まれる調整要単語に対して前記文書情報記憶部に関連付けて記憶された単語条件に基づいて前記検索コマンド内容を検出して前記調整要単語の検索先を特定するための検索コマンド名を特定し検索コマンドを実行するコマンド実行部とを備え、前記調整要単語の単語条件が複合語であり、複合語を構成するいずれかの単語が前記翻訳辞書部に複数の訳語を保持する場合は、前記翻訳部は、訳語を入れ替えた複数の複合語の訳語を構成し直し、前記コマンド実行部は、構成し直した単語列を対象に前記検索コマンドを実行する機械翻訳装置。
  2. 機械翻訳プログラム及び翻訳辞書部を記憶した記憶装置と、翻訳対象の第一言語の原文を入力するとともに操作に必要な情報を入力する入力装置と、翻訳対象の第一言語の原文や翻訳後の第二言語の訳文を表示する表示装置と、前記機械翻訳プログラムを演算実行するマイクロプロセッサとを備えるコンピュータが実行する方法であって、翻訳対象の第一言語の原文に含まれる調整要単語の翻訳の確からしさを調べるために少なくとも前記調整要単語の単語条件及び前記調整要単語の検索先を特定するための検索コマンド名を検索コマンド内容として設定し、設定された検索コマンド内容を前記記憶装置のコマンド記憶部に記憶し、翻訳対象の第一言語の原文を翻訳辞書部を用いて第二言語に翻訳し、翻訳対象の第一言語の原文及び前記翻訳部で翻訳された訳文を前記翻訳辞書部に存在する見出し語毎に区切られた単語の文として前記記憶装置の文書情報記憶部に記憶するとともに前記コマンド記憶部に記憶された検索コマンド内容の単語条件を満たす単語に対してはその単語条件を関連付けて前記文書情報記憶部に記憶し、翻訳対象の第一言語の原文に含まれる調整要単語に対して前記文書情報記憶部に関連付けて記憶された単語条件に基づいて前記検索コマンド内容を検出して前記調整要単語の検索先を特定するための検索コマンド名を特定し検索コマンドを実行し、前記調整要単語の単語条件が複合語であり、複合語を構成するいずれかの単語が前記翻訳辞書部に複数の訳語を保持する場合は、訳語を入れ替えた複数の複合語の訳語を構成し直し、構成し直した単語列を対象に前記検索コマンドを実行する機械翻訳方法。
  3. 機械翻訳プログラム及び翻訳辞書部を記憶した記憶装置と、翻訳対象の第一言語の原文を入力するとともに操作に必要な情報を入力する入力装置と、翻訳対象の第一言語の原文や翻訳後の第二言語の訳文を表示する表示装置と、前記機械翻訳プログラムを演算実行するマイクロプロセッサとを備えたコンピュータにおいて、コンピュータに、翻訳対象の第一言語の原文に含まれる調整要単語の翻訳の確からしさを調べるために少なくとも前記調整要単語の単語条件及び前記調整要単語の検索先を特定するための検索コマンド名を検索コマンド内容として設定し前記記憶装置に記憶させる機能と、翻訳対象の第一言語の原文を翻訳辞書部を用いて第二言語に翻訳する機能と、翻訳対象の第一言語の原文及び翻訳された訳文を前記翻訳辞書部に存在する見出し語毎に区切られた単語の文として前記記憶装置に記憶するとともに検索コマンド内容の単語条件を満たす単語に対してはその単語条件関連付けて前記記憶装置に記憶させる機能と、翻訳対象の第一言語の原文に含まれる調整要単語に対して前記記憶装置に関連付けて記憶した単語条件に基づいて前記検索コマンド内容を検出して前記調整要単語の検索先を特定するための検索コマンド名を特定し検索コマンドを実行する機能と、前記調整要単語の単語条件が複合語であり、複合語を構成するいずれかの単語が前記翻訳辞書部に複数の訳語を保持する場合は、訳語を入れ替えた複数の複合語の訳語を構成し直し、構成し直した単語列を対象に前記検索コマンドを実行する機能とを実現させるための機械翻訳プログラム。
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