JP4869903B2 - 移動体シミュレーション装置およびその方法 - Google Patents
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Description
図1はこの発明による移動体シミュレーション装置の最も簡単な構成を示す構成図である。移動体シミュレーション装置は例えば、情報処理部1と表示部2及び入力操作部3を備えたコンピュータと、これに接続されたデータベース4とからなる。データベース4は後述する処理に使用されるような、交差点がノードで表現され交差点間を繋ぐ道路がリンクで表現された道路網のための道路網データ及び各道路の距離データ及び制限速度データを含む道路網情報、各移動体毎の道路網上の移動ルートを示すノードとリンクと目的地で現される計画路データさらに道路網上の静止している移動体又は物体である静止体の位置データを含む移動体情報、論理時刻刻み幅Δtひいては次の模擬時間を決定するために移動体を移動させるための予め設定された構成(走行パターン)を有する走行モデル情報、追従状態での追従モデル情報、移動体に係わる道路網上に生じるイベントに関する道路上イベント情報、等を格納している。
移動体Bの計画路:<R−13、N−7、R−10、N−5、R−5、N−1、R−2、(N−2)、R−3、N−3、R−4、N−4、D−2>
t:時刻
δt:最小Δt
c,m:定数
X:移動体位置座標
a:移動体加速度
v:移動体速度
s:自移動体
f:前方移動体
as:自移動体加速度
vf(t):前方移動体速度
vs(t):自移動体速度
Xf(t):前方移動体位置座標
Xs(t):自移動体位置座標
L0≧dの場合、追従運動により毎時刻最小δtで模擬を行う。
L0<dの場合、追従運動区間に入るまでδtを大きく取ってΔtとして模擬を行う。
従って、L0<dの場合、Δtを大きく取れ、移動距離を上記ハッチングした面積(図4(a))を求めることにより一括計算できるため、実行性能向上が図れることになる。
図6はこの発明の実施の形態2におけるΔtの算出例を示したものである。図6に示すように、計画路上において会合可能性地点が存在したとしてもその手前の最寄地点に移動体が存在する場合、その前方移動体がその時点で最大減速処理(急ブレーキ)を実施したと仮定して、走行モデルを作成し、実施の形態1と同様にΔtを計算し、次の模擬時刻を算出する。このような走行モデルを作成することにより、上記計画路上の最寄地点に移動体が存在する場合は、Δtをより大きく取れるというメリットがある。
図7はこの発明の実施の形態3におけるΔtの算出例を示したものである。図7に示すように、計画路上において会合可能性地点が存在したとしてもその手前の最寄地点に静止体が存在する場合、静止体は対象とする時間内は移動しないものであるので、追従運動区間も含めて、Δtを大きく設定してしまうことが可能となる。すなわち、前方静止体で速度V=0になるように、制限速度(Vmax)と現在の自移動体速度に基づいて走行モデルを作成し、Δtを算出する。従って、図7の走行モデル中のハッチング部分の面積値が、該Δtの間に移動できる距離となる。
図8はこの発明の実施の形態4におけるシミュレーションを説明するための図である。図8の(a)はこの実施の形態における道路網の道路状況の一例を示し、(b)は(a)の道路網上における各移動体A、B、C、Dの計画路データの一例を示す。図示の計画路データに示すように移動体A、B、C、Dの計画路データが既知である場合に、各移動体間の会合可能性地点より、該対毎(2つの移動体毎)の会合可能性時刻を算出する。そして(c)に示すようにイベントリストを作成して、時系列順に登録し、時刻の近い順に対応する移動体群を模擬する。
図10はこの発明の実施の形態5におけるシミュレーションを説明するための図である。図10の(a)はこの実施の形態における道路網の道路状況の一例を示し、(b)は(a)の各移動体A、B、C、Dの計画路データの一例、(c)はこの発明適用前のイベントリストの一例、(d)はこの発明適用後のイベントリストの一例を示す。実施の形態5において、例えば、図10の(a)に示すように、移動体Aの移動体Cに対する会合可能性地点N−3での会合可能性時刻TAC(N−3)が非常に小さい場合や、移動体Dの移動体Bに対する会合可能性地点N−7での会合可能性時刻TBD(N−7)が非常に小さい場合では、(c)に示すようにTAC(N−3)及びTBD(N−7)がTBC(N−6)よりも近い時刻にイベントリストに登録されてしまい、移動体Cは時刻TAC(N−3)で、移動体Bは時刻TBD(N−7)で、明らかに意味のない模擬を行うことになってしまう。
図11はこの発明の実施の形態6におけるシミュレーションを説明するための図である。図11の(a)はイベントリストの一例、(b)と(c)は走行モデル、(d)はイベント削除の条件を示す。実施の形態4及び5の更なる改良として、例えば、2つの移動体A、Bの会合可能性地点Nにおいて、該地点を通過する時刻が、互いの模擬結果に影響を及ぼさないほど離れている場合は、該イベントリストからこれらの移動体の模擬に関するイベントTAB(N)を削除することが可能となる。すなわち例えば、図8に示す、移動体AとCが会合可能性地点N−3を通過する時刻が互いの模擬結果に影響を及ぼさないほど離れていれば(時間軸上で離れていれば)、図11の(a)に示すようにそのためのイベントTAC(N−3)を削除する。
(1) 図11の(b)に示すように、移動体AがN−3地点まで、最も時間を要する場合と最も早く到達できる場合の走行モデルを作成し、両方の場合の所要時間(TA−s(N−3)、TA−f(N−3))を算出する。
(2) 次に図11の(c)に示すように、移動体Cに関しても同様に、両方の場合の所要時間(TC−s(N−3)、TC−f(N−3))を算出する。
(3) そして図11の(d)に示すように、両移動体間で、N−3地点に到達する可能性のある時間帯を比較し、重なっていなければ、例えば当該イベントTAC(N−3)を削除でき(上側図)、重なっていれば当該イベントTAC(N−3)は削除できないことになる(下側図)。
Claims (11)
- 論理時刻刻み幅Δtを設定してシミュレーション時刻を進めるタイムステップ法に基づく移動体シミュレーション装置であって、
経路網がノードとリンクで現された経路網情報、各移動体毎の前記経路網上の移動ルートがノードとリンクで現された計画路データを含む移動体情報を入力し、前記経路網上の移動体の前記計画路データに従い、ノード又はリンクが一致する位置に従って、現模擬位置から他の移動体を認知する可能性のある位置に相当する他の移動体との会合可能性区間までの移動時間に基づく論理時刻刻み幅Δtを決定するΔt決定手段と、
決定された論理時刻刻み幅Δtに基づいて模擬時刻を進める動的タイムステップ制御により移動体の模擬を行う行動模擬手段と、
を備え、
前記Δt決定手段において、論理時刻刻み幅Δtを求めるために移動体を移動させる予め設定された構成を有する走行モデル情報を入力し、移動体の次の論理時刻刻み幅Δtを決める際の会合対象が移動体、又は他の移動体との会合可能性地点である場合は、前記走行モデル情報に基づき該移動体又は該会合可能性地点の位置で速度が0になる、現模擬位置から等加速運動、等速運動、前記会合可能性区間である追従運動より構成される走行モデルを作成し、現模擬時刻から、前記追従運動に入る時刻から速度が0になるまでの時刻の間のいずれかの時刻までを論理時刻刻み幅Δtとすることを特徴とする移動体シミュレーション装置。 - Δt決定手段において、他の移動体を前方検索範囲内で検索すると共に前記前方検索範囲の大きさを処理中の移動体の走行速度に応じて変えることを特徴とする請求項1に記載の移動体シミュレーション装置。
- 移動体の次の論理時刻刻み幅Δtを決める際の会合対象が移動体である場合、この移動体がその時点より減速を開始したと仮定して速度が0になる地点を基準に走行モデルを作成し、現模擬時刻から追従運動に入る時刻までを論理時刻刻み幅Δtとすることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体シミュレーション装置。
- 移動体の次の論理時刻刻み幅Δtを決める際の会合対象が静止体である場合、この静止体の地点で速度が0になるように走行モデルを作成し、現模擬時刻からこの走行モデルに基づいて該速度が0になるまでを論理時刻刻み幅Δtとすることを特徴とする請求項1又は2に記載の移動体シミュレーション装置。
- 各移動体の計画路データより、会合する可能性のある移動体の組全てに対して、各組中の移動体毎に算出した会合可能性時刻の最も近い時刻を、当該組の移動体群の次模擬時刻として時系列順に登録したリストを作成し、該リストから時刻の近い順に対象とする移動体群を模擬することを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の移動体シミュレーション装置。
- 論理時刻刻み幅Δtを設定してシミュレーション時刻を進めるタイムステップ法に基づく移動体シミュレーション装置であって、
経路網がノードとリンクで現された経路網情報、各移動体毎の前記経路網上の移動ルートがノードとリンクで現された計画路データを含む移動体情報を入力し、前記経路網上の移動体の前記計画路データに従い、ノード又はリンクが一致する位置に従って、現模擬位置から他の移動体を認知する可能性のある位置に相当する他の移動体との会合可能性区間までの移動時間に基づく論理時刻刻み幅Δtを決定するΔt決定手段と、
決定された論理時刻刻み幅Δtに基づいて模擬時刻を進める動的タイムステップ制御により移動体の模擬を行う行動模擬手段と、
を備え、
各移動体の計画路データより、会合する可能性のある移動体の組全てに対して、各組中の移動体毎に算出した会合可能性時刻の最も近い時刻を、当該組の移動体群の次模擬時刻として時系列順に登録したリストを作成し、該リストから時刻の近い順に対象とする移動体群を模擬することを特徴とする移動体シミュレーション装置。 - Δt決定手段において、他の移動体を前方検索範囲内で検索すると共に前記前方検索範囲の大きさを処理中の移動体の走行速度に応じて変えることを特徴とする請求項6に記載の移動体シミュレーション装置。
- リストから時系列順に組となっている移動体群を模擬する際に、該組中の任意の移動体にとって、同じ組内の他の移動体が次の会合可能性対象である場合にのみ、該移動体を模擬することを特徴とする請求項5から7までのいずれか1項に記載の移動体シミュレーション装置。
- 各組の移動体群の会合可能性地点において、該地点を通過する時刻が、互いの模擬結果に影響を及ぼさないほど時間軸上で離れている場合は、リストから該組に関する登録を削除することを特徴とする請求項5から7までのいずれか1項に記載の移動体シミュレーション装置。
- 論理時刻刻み幅Δtを設定してシミュレーション時刻を進めるタイムステップ法に基づく移動体シミュレーション方法であって、
経路網がノードとリンクで現された経路網情報、各移動体毎の前記経路網上の移動ルートがノードとリンクで現された計画路データを含む移動体情報を入力し、前記経路網上の移動体の前記計画路データに従い、ノード又はリンクが一致する位置に従って、現模擬位置から他の移動体を認知する可能性のある位置に相当する他の移動体との会合可能性区間までの移動時間に基づく論理時刻刻み幅Δtを決定する工程と、
決定された論理時刻刻み幅Δtに基づいて模擬時刻を進める動的タイムステップ制御により移動体の模擬を行う工程と、
を備え、
前記Δtを決定する工程において、移動体の次の論理時刻刻み幅Δtを決める際の会合対象が移動体、又は他の移動体との会合可能性地点である場合は、論理時刻刻み幅Δtを求めるために移動体を移動させる予め設定された構成を有する走行モデル情報に基づき該移動体又は該会合可能性地点の位置で速度が0になる、現模擬位置から等加速運動、等速運動、前記会合可能性区間である追従運動より構成される走行モデルを作成し、現模擬時刻から、前記追従運動に入る時刻から速度が0になるまでの時刻の間のいずれかの時刻までを論理時刻刻み幅Δtとすることを特徴とする移動体シミュレーション方法。 - 論理時刻刻み幅Δtを設定してシミュレーション時刻を進めるタイムステップ法に基づく移動体シミュレーション方法であって、
経路網がノードとリンクで現された経路網情報、各移動体毎の前記経路網上の移動ルートがノードとリンクで現された計画路データを含む移動体情報を入力し、前記経路網上の移動体の前記計画路データに従い、ノード又はリンクが一致する位置に従って、現模擬位置から他の移動体を認知する可能性のある位置に相当する他の移動体との会合可能性区間までの移動時間に基づく論理時刻刻み幅Δtを決定する工程と、
決定された論理時刻刻み幅Δtに基づいて模擬時刻を進める動的タイムステップ制御により移動体の模擬を行う工程と、
を備え、
各移動体の計画路データより、会合する可能性のある移動体の組全てに対して、各組中の移動体毎に算出した会合可能性時刻の最も近い時刻を、当該組の移動体群の次模擬時刻として時系列順に登録したリストを作成し、該リストから時刻の近い順に対象とする移動体群を模擬することを特徴とする移動体シミュレーション方法。
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