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JP4870031B2 - ピックアップ装置 - Google Patents
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JP4870031B2 - ピックアップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体チップなどのピックアップ対象物を高速でピックアップできるピックアップ装置に関する。
従来から、ICチップ等の半導体チップをプリント基板等に装着する方法として熱圧着方法が採用されている。半導体ウエハから切り出した状態で配列された多数の半導体チップは、粘着性のシートの片面にそのまま貼着され、二次元的に駆動制御されるリング状の架台に装着される。架台に支持された複数の半導体チップはピックアップ装置で1つずつピックアップされて熱圧着部に受け渡される。
一般的なピックアップ装置は、半導体チップを装着した架台の下方に配置される突き上げユニットと、それに対向するように架台の上方に配置される吸着コレットを備えている。吸着コレットは真空吸着口を有する単一の吸着部を有し、その吸着部が半導体チップを支持する架台側とその反対側に配置された圧着部に交互に対向するように、吸着コレットは昇降および往復回転駆動される。このようなピックアップ装置は例えば特許文献1に記載されている。一方、ピックアップ速度を上げる技術として、吸着コレットの本体に複数の吸着部を設け、吸着コレットを回転させることにより複数の吸着部を順次架台に対向させながら半導体チップを次々と吸着していく方法が特許文献2に記載されている。
ピックアップ装置にはさらにピックアップ位置を照明する照明部と、照明されたピックアップ位置を撮像する撮像部と、撮像部で撮像されたピックアップ位置情報を基に、ピックアップすべき半導体チップがピックアップ位置に一致するように、半導体チップを支持した架台を二次元的に駆動制御する制御装置が設けられる。
図8は単一の吸着部を有する一般的なピックアップ装置を利用して半導体チップをピックアップする方法を説明する模式的な図である。ピックアップ装置1は吸着コレット2、突き上げユニット3、吸着対象物4を支持する架台5、架台5を二次元的に駆動する二次元駆動手段6、照明部7、撮像部8および制御装置9を備えている。吸着コレット2は本体10とその本体10に設けた吸着部11を有し、本体10は回転軸12を回転中心として図示しない回転駆動手段で矢印A方向に180度往復回転駆動されると共に、図示しない昇降駆動手段により矢印B方向に昇降駆動される。
吸着対象物4は粘着シート13上に配列した複数の半導体チップ14である。先ず吸着コレット2を点線の位置に回転すると共に下降させることにより、その吸着部11が架台5側に対向し、ピックアップ位置Pに一致している半導体チップ14が真空吸着力により吸着できる状態となる。その際、吸着部11に半導体チップ14が密着するように突き上げユニット3が上昇駆動される。
次に吸着部11で半導体チップ14を吸着した吸着コレット2を上昇させながら180度回転し、上方に待機する圧着ヘッド15の吸着部16に半導体チップ14を受け渡す。この状態の吸着コレット2が実線で示されている。次に半導体チップ14を受け取った圧着ヘッド15を矢印C方向に水平移動し、さらに矢印D方向に下降させて圧着ステージ17上に配置した基板18の所定位置に半導体チップ14を圧着する。
前記照明部7の照射方向および撮像部8の撮像方向は点線の矢印Eと実線の矢印Fのように真上からピックアップ位置に向かうようになっている。そして吸着コレット2が実線の状態にあるときに、照明部7の照射光がピックアップ位置の領域を照射すると共に、その反射光を利用して撮像部8がピックアップ位置を撮像する。
その際、ピックアップ位置には前回のピックアップ操作により半導体チップ14が除かれた状態になっているので、その状態を撮像したピックアップ位置情報を受けた制御装置9は、次にピックアップすべき半導体チップ14がピックアップ位置Pに一致するように二次元駆動手段6を駆動制御する。以下、上記操作を繰り返して半導体チップ14を次々とピックアップする。
特開200―196442号公報 特開2004−172548号公報
一般に、架台5に支持された半導体チップ14を吸着コレット2でピックアップして圧着ヘッド15に受け渡すサイクルにかかる速度と、圧着ヘッド15で受け取った半導体チップ14を基板18に圧着するサイクルにかかる速度を比較すると、前者より後者の速度は短い。そのため半導体チップ14のピックアップ速度は吸着コレット2の速度に左右されることになる。
そこで、吸着コレットの速度を速くする方法として、前記特許文献2に記載されているように、吸着コレット2に複数の吸着部11を設け、それら吸着部11で順次半導体チップ14を吸着させる方法が考えられる。しかし吸着コレット2に例えば2つの吸着部11を設けた場合、図8のようにピックアップ位置Pの真上に設けた照明部7からの照射光と撮像部8に入射する撮像は、いずれかもその下方に存在する吸着部11に遮られてピックアップ位置の撮像ができないという問題が生じる。
そこで本発明はこのような問題を解決することを課題とし、そのための吸着コレットの高速化とピックアップ位置の撮像の両方を可能とする新しいピックアップ装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決する本発明のピックアップ装置は、昇降および180度往復回転する吸着コレット(2) と、ピックアップ位置Pの領域を照明する照明部(7)と、ピックアップ位置Pを撮像する撮像部(8) と、吸着対象物(4)を支持する架台(5)とを備え吸着コレット(2) は本体(10)と、本体(10)に180度向きを変えて設けた2つの吸着部(11)を備え、本体(10)が180度回転するごとに2つの吸着部(11)が交互に架台(5)のピックアップ位置Pに対向するように構成され、照明部(7)の照射方向と撮像部(8) の撮像方向が吸着コレット(2) を避けて該吸着コレット(2) の斜め上方から前記ピックアップ位置Pの領域に向けられて、
前記吸着コレット(2) に反射ミラー(10a) が設けられ、前記180度の往復回転の途中の吸着コレット(2) が特定の回転角度に達したときに、前記照明部(7)からの照射光が反射ミラー(10a) を介してピックアップ位置Pを照射し、前記撮像部(8) がピックアップ位置Pを撮像するように構成されていることを特徴とする(請求項1)。
請求項1において、前記2つの吸着部(11)のうち一方のみの側面に反射ミラー(10a) が設けられ、吸着コレット(2)が時計方向および反時計方向に往復回転するそれぞれの途中で特定の回転角度に達したときに、前記照明部(7)からの照射光が反射ミラー(10a) を介してピックアップ位置Pを照射し、前記撮像部(8) がピックアップ位置Pを撮像するように構成されていることを特徴とするピックアップ装置(請求項2)。
上記いずれかのピックアップ装置において、前記撮像部からのピックアップ位置情報を基に、吸着対象物がピックアップ位置に一致するように前記架台を駆動制御する制御装置を設け、吸着コレット(2)が対象物(4)を吸着するまで回転途中の間に、前記架台(5)を駆動制御することができる(請求項3)。
上記制御装置を設けたピックアップ装置において、前記吸着対象物が粘着シート上に配列された複数の半導体チップである場合、ピックアップすべき半導体チップをピックアップ位置に移動するための二次元駆動手段を前記架台に備え、その二次元駆動手段を前記制御装置で駆動制御するように構成することができる(請求項4)。
上記ピックアップ装置において、前記吸着コレットの斜め上方から撮像したピックアップ位置情報を吸着コレットの真上から撮像したピックアップ位置情報に修正する修正手段を制御装置に設け、その修正されたピックアップ位置情報を基に、制御装置が前記架台を駆動制御するように構成することができる(請求項5)。
本発明のピックアップ装置は、請求項1に記載のように、吸着コレットに2つの吸着部が設けられ、それら吸着部を交互に用いて吸着対象物を吸着するので、吸着コレットの高速化を図れる。それと共に、照明部の照射方向と撮像部の撮像方向が吸着コレットを避けて該吸着コレットの斜め上方から前記ピックアップ位置の領域に向けられているので、往復回転駆動される吸着コレットに2つの吸着部を設けても、ピックアップ位置の撮像が可能になる。
さらに、吸着コレットに反射ミラーを設け、その180度の回転の途中の吸着コレットが特定の回転角度に達したときに、照明部からの照射光が反射ミラーを介してピックアップ位置の領域を照射し、撮像部でピックアップ位置を撮像するように構成したので、撮像のための準備時間等の時間のロスをなくし、対象物を高速でピックアップできる。それと共に、照明部から反射ミラーを経由してピックアップ位置の領域を照射できるので、照明部の設定位置の自由度が増え、例えば撮像部との間隔に左右されずに照明部の位置を設定でき、結果として装置をコンパクト化できる。
また、請求項2に記載のように、前記2つの吸着部(11)のうち一方のみの側面に反射ミラー(10a) を設け、吸着コレット(2)を時計方向および反時計方向にそれぞれ往復回転する途中で特定の回転角度に達したときに、前記照明部(7)からの照射光を反射ミラー(10a) を介してピックアップ位置Pに照射し、前記撮像部(8) がピックアップ位置Pを撮像するようにした場合には、吸着コレット(2)の構造が簡単となり、軽量で吸着コレット(2)の回転、移動を正確に且つ迅速に行える。
上記いずれかのピックアップ装置において、請求項3に記載のように、撮像部からのピックアップ位置情報を基に、吸着対象物がピックアップ位置に一致するように架台を駆動制御する制御装置を設け、吸着コレット(2)が対象物(4)を吸着するまでの間に、前記架台(5)を駆動制御することができる。このように構成すると、吸着対象物を迅速にピックアップ位置に移動させ、架台の位置決め時間が吸着コレット(4)の回転時間に含まれて、装置の高速化を図れる
上記制御装置を設けたピックアップ装置において、請求項4に記載のように、吸着対象物が粘着シート上に配列された複数の半導体チップである場合、架台にピックアップすべき半導体チップをピックアップ位置に移動するための二次元駆動手段を備え、その二次元駆動手段を前記制御装置で駆動制御するように構成することができる。このように構成すると、架台に支持された複数の半導体チップの中から、ピックアップすべきものを迅速にピックアップ位置に移動させることができる。
上記ピックアップ装置において、請求項5に記載のように、制御装置に吸着コレットの斜め上方から撮像したピックアップ位置情報を吸着コレットの真上から撮像したピックアップ位置情報に修正する修正手段を設け、その修正されたピックアップ位置情報を基に、前記架台を駆動制御するように構成することができる。このように構成すると、架台に支持された複数の半導体チップの中から、ピックアップすべきものを迅速かつ正確にピックアップ位置に移動させることができる。
次に、図面に基づいて本発明の最良の実施形態を説明する。図1は本発明に係るピックアップ装置の主要部を模式的に示す図であり、図8と同じ部分には同一符号が付されている。
本実施形態が図8の例と異なる部分は,吸着コレット2に2つの吸着部11が設けられていること、照明部7の照射方向と撮像部8の撮像方向が吸着コレット2を避けて該吸着コレット2の斜め上方からピックアップ位置Pの領域に向けられていること、および制御装置9の制御プログラム等であり、そのほかは同様に構成される。なお図8には示されている圧着ヘッド等は図面上省略されている。
吸着コレット2は互いに密着した2つの本体10を有し、各本体10にはそれぞれ吸着部11が設けられ、一方の本体10の側面のみに反射ミラー10aが設けられている。各吸着部11の前面には図示しない真空装置に連通する吸着口が開口しており、真空装置による真空吸着力で吸着対象物4としての半導体チップ14を吸着するようになっている。吸着コレット2は図示しない回転駆動手段により回転軸12を中心として180度往復回転駆動されると共に、図示しない昇降駆動手段により架台5方向に上下往復駆動され、それらの駆動制御信号は制御装置9から出力される。なお吸着コレット2に対向するように架台5の下側に突き上げユニット3が配置される。
照明部7は発光ダイオードや半導体レーザ等で構成することができ、図示しない装置フレームに高さ調整および角度調整可能に取り付けられる。照明部7の照射方向(照射軸)は前記のようにピックアップ位置Pの領域に向けられる。
撮像部8は半導体撮像部とレンズ機構を備えたテレビカメラ等で構成することができ、図示しないフレームに高さ調整および角度調整可能に取り付けられる。その撮像方向(吸着対象物からの反射光を受光する光軸)は前記のようにピックアップ位置Pの領域に向けられている。撮像部8から出力される撮像信号(ピックアップ位置情報)は制御装置9に入力され、制御装置9は入力されたそのピックアップ位置情報を基に、ピックアップすべき吸着対象物4がピックアップ位置に一致するように架台5の二次元駆動手段6を制御する。
図2は架台5とそれを二次元的(X−Y方向)に駆動する二次元駆動手段6の1例を模式的に示す斜視図である。なお本実施形態の吸着対象物4は半導体ウエファーに形成された複数の半導体チップ14であり、半導体ウエファーからカッターで互いに切り離された各半導体チップ14は粘着シート13(図1参照)上に縦横に二次元的に配列されている。
二次元駆動手段6はX駆動部20とY駆動部21を備えている。X駆動部20は図示しないフレームに固定された可逆モータ22と、可逆モータ22の出力軸に設けたネジ棒24を有する。Y駆動部21はフレーム25の固定された可逆モータ26と、可逆モータ26の出力軸に設けたネジ棒28を有する。フレーム25の端部にはネジ孔が形成され、そのネジ孔に前記X駆動部20を構成するネジ棒24が螺着している。Y駆動部21のネジ棒28は架台5の端部に形成されたネジ孔に螺着している。そして可逆モータ22を駆動することによりY駆動部21を介して架台5がX方向に駆動される。また、可逆モータ26を駆動することにより架台5が直接Y方向に駆動される。各ネジ棒24,28の端部は軸受23,27に軸支されている。
図3は制御装置9とそれに接続される関連機器のブロック図である。制御装置9は例えばパソコンなどのコンピュータ装置で構成することができ、制御部(中央演算装置)30、記憶部31、表示部32、入力部33、およびインターフェイス34,35を有する。制御部30は制御プログラムに従い各駆動手段を制御する。記憶部31にはその制御プログラムが記憶されると共に、検出情報や各駆動手段の制御状況なども記憶することができる。表示部32は液晶ディスプレーで構成され、記憶部31に記憶された検出情報や入力部33からの入力情報等を表示する。入力部33はキーボードやマウスで構成され、ピックアップ装置1の起動―停止操作、制御の初期条件や必要な制御パラメータ等の入力を行う。
インターフェイス34は、撮像部8と制御部30間の信号変換を行うために設けられ、インターフェイス35は、架台5の二次元駆動手段6、吸着コレット2の昇降駆動手段36や回転駆動手段37と制御部30間の信号変換を行うために設けられる。
次に、図4(A)〜(D),図5(A)〜(D)を参照し、ピックアップ装置1のピックアップ動作について説明する。
先ず図4(A)は、初期位置を示し、本体10の吸着部11が垂直状態にあり、その反射ミラー10aが斜め上方に向けられている。そのため、照明部7からの光は上方に反射されている。また、ピックアップすべき半導体チップ14は、制御装置により吸着部11のおおよそ直下に位置されている。次に、制御装置9から回転駆動手段37に回転駆動信号が出力されて吸着コレット2が時計周りに180度回転する。
吸着コレット2が180度回転する途中の図4(B)の1時期に、照明部7からの照射光が反射ミラー10aを介してピックアップ位置Pの比較的狭い領域に照射される。ピックアップ位置Pの領域に光が照射されると、撮像部8にはピックアップ位置Pの反射映像がピックアップ位置情報として入光され、撮像されたピックアップ位置情報はインターフェイス34を介して制御部30に入力される。なお反射映像は半導体チップの反射率と粘着シートの反射率の差を利用して認識する。この粘着シートの映像は各半導体チップの境目に存在する。
次に、図4(C)の如く、ピックアップすべき半導体チップ14がピックアップ位置に正確に一致するように、制御装置9は二次元駆動手段6のX駆動部20とY駆動部21に制御信号を出力し、架台を二次元的(XY方向)に駆動制御する。そしてピックアップすべき半導体チップ14がピックアップ位置に正確に一致するように補正し、二次元駆動手段6の駆動制御を停止する。この架台5の駆動制御は、図4(C)では吸着コレット2の回転駆動中に行っているが、吸着コレット2が180度完全に回転して、その吸着コレット2が停止した状態で行ってもよい。
次いで、図4(D)の如く、吸着コレット2を制御装置9により下降し、反射ミラー10aのない本体10の吸着部11により半導体チップ14を吸着して上昇させる。このとき、制御装置9は突き上げユニット3を上昇駆動し、突き上げユニット3の鋭利な先端部が粘着シート13を貫通して半導体チップ14を持ち上げる。同時に制御部9は昇降駆動手段36を下降駆動し、それにより下側に回転した吸着部11を半導体チップ14の上面に接触させてそれを吸着し、次いで昇降駆動手段36を上昇駆動して半導体チップ14をピックアップすると共に、さらに次に述べるように回転駆動手段37を回転駆動し、上向きになった状態の半導体チップ14を圧着ヘッドに受け渡す。
次に、制御装置により、次のピックアップすべき半導体チップ14をピックアップ位置にほぼ一致するように、二次元駆動手段6を駆動制御する。次いで、図5(A)の如く、吸着コレット2を前記と逆方向の半時計方向に180度回転する。吸着コレット2が半時計方向に回転する途中の1時期に前記図4(A)と同様に、照明部7からの照射光が反射ミラー10aを介してピックアップ位置Pの比較的狭い領域に照射され、撮像部8にピックアップ位置Pの反射映像がピックアップ位置情報として入光され、撮像されたピックアップ位置情報は制御部30に入力される。
次に、図5(B)の如く、ピックアップすべき半導体チップ14がピックアップ位置に正確に一致するように、制御装置9は二次元駆動手段6のX駆動部20とY駆動部21に制御信号を出力し、架台を二次元的(XY方向)に駆動制御して、半導体チップ14の位置を補正し、二次元駆動手段6の駆動制御を停止する。ついで、今度は反射ミラーを有する本体10の吸着部11により半導体チップ14を吸着する。そして次に吸着する半導体チップ14を制御装置により、ほぼ次の位置に移動する。次いで、図5(D)の如く、吸着コレット2を時計方向に、180度回転し、前記同様の操作を順次繰り返す。
このように吸着コレット2を往復回転駆動させ、その往回転時と復回転時を利用してピックアップ位置情報を得る方法を採用すると、反射ミラー10aが1つで済むので、吸着コレット2の重量を軽くでき、それによってピックアップ速度をより高くすることが可能になる。本実施形態では吸着コレット2の本体10に反射ミラー10aを設けているが、照明部7と撮像部8の設置間隔に余裕がある場合は、反射ミラー10aを省略することもできる。反射ミラー10aを省略したときは、照明部7からの照射光が常にピックアップ位置Pの領域を照射できるので、架台5の位置調整に時間的余裕を持たせることができる。
本実施形態では制御装置9に吸着コレットの斜め上方から撮像したピックアップ位置情報を吸着コレットの真上から撮像したピックアップ位置情報に修正する修正手段が設けられる。すなわち、本発明では撮像部8が吸着コレットの斜め上方に配置されるが、配置位置とピックアップ位置との角度が大きくなると、得られた位置情報は真上からの撮像した場合の位置情報(正しい位置情報)に対するズレが大きくなってくる。
そのズレが許容範囲を超えるとピックアップミスを生じるおそれがあるので、それを防止するため前記修正手段が設けられる。この修正手段は制御部30により構成され、制御部30に組み込まれた修正プログラムによって自動的に行われ、本実施形態では検出位置を座標上でXY伸縮補正をする方法を採用している。
XY伸縮補正法を具体的に説明すると、先ず図2のように架台5に測定対象物(吸着対象物)を支持し、図1のように撮像部8を吸着コレット2の斜め上方の所定位置に設置してその撮像方向をピックアップ位置Pに向ける。次に、ピックアップ位置Pに一致する測定対象物をその都度撮像し、正方格子を作るように各検出位置の軌跡(すなわち位置情報の軌跡)を記憶部31に記憶させる。その位置情報の例を図6(a)に示す。図6(a)は下側が撮像部8に近い領域で上側が遠い領域であり、遠いほど検出位置の間隔が狭く撮像される。
次に検出位置ごとに位置補正を行い、そのときの測定対象物の検出位置とXYステージの機械座標を記憶部31に記憶する。ここでXYステージの機械座標とは、撮像部8をピックアップ位置Pの真上に設置した場合の正しい検出座標を意味し、位置補正とは図6(a)の軌跡を図6(b)の座標に変換する(補正する)ことを意味する。従ってここで述べるXY伸縮補正法とは、図6(a)からXY伸縮して図6(b)のXY機械座標に変換するものをいう。
図7(a)は架台5に支持した粘着シート13上に配列された各半導体チップ14を吸着コレット2の斜め上方に配置した撮像部8で撮像した位置情報(変換前の位置情報)であり、それを図7(a)中に矢印で示すようにXY伸縮補正することにより、図7(b)のXY機械座標の状態に変換される。この変換(修正)操作は制御部30が記憶部31に記憶された図6(a)と図6(b)の関係を利用して自動的に行う。そして図7(b)の位置情報を基に、制御装置9が二次元駆動手段6に制御信号を出力し、架台5を二次元駆動する。
本発明のピックアップ装置は、半導体チップ等のピックアップ対象物をピックアップして熱圧着装置などに受け渡すために利用できる。
本発明に係るピックアップ装置の主要部を模式的に示す図。 図1における架台5の二次元駆動手段6の模式的な斜視図。 制御装置9とその関連機器のブロック図。 吸着コレット2が待機状態から時計回りに回転する状態を順に模式的に示す図。
吸着コレット2を半時計回りに回転し、次いで時計まわりに回転する状態を順に模式的に示す図。 XY伸縮補正法を説明する図。 XY伸縮補正法を利用して位置変換する方法を説明する図。 従来型のピックアップ装置の主要部を模式的に示す図。
符号の説明
1 ピックアップ装置
2 吸着コレット
3 突き上げユニット
4 吸着対象物
5 架台
6 二次元駆動手段
7 照明部
8 撮像部
9 制御装置
10 本体
10a 反射ミラー
11 吸着部
12 回転軸
13 粘着シート
14 半導体チップ
15 圧着ヘッド
16 吸着部
17 圧着ステージ
18 基板
20 X駆動部
21 Y駆動部
22 可逆モータ
23 軸受
24 ネジ棒
25 フレーム
26 可逆モータ
27 軸受
28 ネジ棒
30 制御部
31 記憶部
32 表示部
33 入力部
34,35 インターフェイス
36 昇降駆動手段
37 回転駆動手段

Claims (5)

  1. 昇降および180度往復回転する吸着コレット(2) と、ピックアップ位置Pの領域を照明する照明部(7)と、ピックアップ位置Pを撮像する撮像部(8) と、吸着対象物(4)を支持する架台(5)とを備え、吸着コレット(2) は本体(10)と、本体(10)に180度向きを変えて設けた2つの吸着部(11)を備え、本体(10)が180度回転するごとに2つの吸着部(11)が交互に架台(5)のピックアップ位置Pに対向するように構成され、照明部(7)の照射方向と撮像部(8) の撮像方向が吸着コレット(2) を避けて該吸着コレット(2) の斜め上方から前記ピックアップ位置Pの領域に向けられて、
    前記吸着コレット(2) に反射ミラー(10a) が設けられ、前記180度の往復回転の途中の吸着コレット(2) が特定の回転角度に達したときに、前記照明部(7)からの照射光が反射ミラー(10a) を介してピックアップ位置Pを照射し、前記撮像部(8) がピックアップ位置Pを撮像するように構成されていることを特徴とするピックアップ装置。
  2. 請求項1において、前記2つの吸着部(11)のうち一方のみの側面に反射ミラー(10a) が設けられ、吸着コレット(2)が時計方向および反時計方向に往復回転するそれぞれの途中で特定の回転角度に達したときに、前記照明部(7)からの照射光が反射ミラー(10a) を介してピックアップ位置Pを照射し、前記撮像部(8) がピックアップ位置Pを撮像するように構成されていることを特徴とするピックアップ装置。
  3. 請求項1または請求項2において、前記撮像部(8) からのピックアップ位置情報を基に、吸着対象物(4)がピックアップ位置Pに一致するように前記架台(5)を駆動制御する制御装置(9) が設けられ、吸着コレット(2)が対象物(4)を吸着するまでの回転途中の間に、前記架台(5)を駆動制御することを特徴とするピックアップ装置。
  4. 請求項3において、前記吸着対象物(4)が粘着シート(13)上に配列された複数の半導体チップ(14)であり、前記架台(5)はピックアップすべき半導体チップ(14)をピックアップ位置Pに移動するための二次元駆動手段(6)を備え、その二次元駆動手段(6)を前記制御装置(9) が駆動制御するように構成されていることを特徴とするピックアップ装置。
  5. 請求項4において、前記制御装置(9) は吸着コレット(2) の斜め上方から撮像したピックアップ位置情報を吸着コレット(2) の真上から撮像したピックアップ位置情報に修正する修正手段を有し、その修正されたピックアップ位置情報を基に、前記架台(5)を駆動制御するように構成されていることを特徴とするピックアップ装置。
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