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JP4870331B2 - 放射線記録プレートとその製造方法、放射線記録プレートを用いた画像記憶装置と画像方向同定方法 - Google Patents
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JP4870331B2 - 放射線記録プレートとその製造方法、放射線記録プレートを用いた画像記憶装置と画像方向同定方法 - Google Patents

放射線記録プレートとその製造方法、放射線記録プレートを用いた画像記憶装置と画像方向同定方法 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
関連出願の相互参照
本出願は、35U.S.C.119(e)の下で、2002年12月6日付出願の「METHOD FOR INTERNALLY LABELING THE ORIENTATION OF EXPOSURE OF RADIATION-SENSITIVE PLATES BY PRODUCING A RECOGNIZABLE PATTERN WITHIN THE INFORMATION SET PRODUCED BY SUCH EXPOSURE」という名称の米国特許仮出願番号第60/372,323号、2002年12月6日付出願の「RADIATION SENSITIVE RECORDING PLATE, A METHOD OF MAKING SAME AND A METHOD OF RECORDING ANDORIENTING IMAGES」という名称の米国特許仮出願第60/431,282号、および2003年3月18日付出願の「A RADIATION SENSITIVE RECORDING PLATE AND METHODOF MAKING AND USING SAME」という名称の米国特許出願第10/392,158号の優先権を主張するものであり、これらのすべてを、参照によりその全文を本明細書に組み入れてある。
背景
本出願は、一般的には画像処理に関する。より具体的には、本出願は、画像方向の識別に関する。さらに具体的には、本出願は、医療用および歯科用のX線シャドーグラム(shadow-gram)における画像方向識別に関する。
従来型のロールフィルムカメラにおいてフィルム上に生成される画像は、正しく方向を決めるのが容易であるが、これは、カメラはフィルムの感光乳剤が常にレンズに面するように構築されているためである。フィルムカセットとカメラの形状が理由で、最新のカメラに、感光乳剤がレンズと反対に向いた状態で、フィルムを装入することができない。したがって、フィルムによって記録される光またはその他の放射線は、感光乳化剤側からフィルムにあたったことが、いつも分かっている。したがって、投影するためにスライドの方向を定めたり、ライトボックス上で見るためにフィルム画像の方向を定めるときに、感光乳剤をスライドプロジェクタの投射レンズに向けて置くか、または感光乳剤を観察者の方向に向けてフィルムをライトボックスの上の置くことが、いつもわかっている。これを行えば、投射するときも、ライトボックスの上で観察するときも、観察者が見る画像は、元の場面における物体の方向と、既知の設定された対応をもつことになる。さらに、方向が分からなくなったとしても、感光乳剤のある場所を特定することに基づいて再配向を行うことによって、適正な方向が復旧される。
同様に、片面側だけからの露出に感応する、電化結合デバイス(CCD)などの検出器を備えるカメラを使用して生成されるディジタル画像は、本質的に明白である。そのような画像を生成するのに使用されるカメラは、レンズまたはレンズマウントを検出器に対して固定位置なるように、物理的に構築かつ配置されており、その結果、露出放射線が検出器に当たる方向は常に既知である。歯科用ディジタル放射線写真(radiography)に使用されるCCDセンサも、適正な方向から露出されたときにのみ診断画像が生成されるように、物理的に構築かつ配置される。そのようなCCDセンサは、意図する露出方向と反対側にある放射線不透過要素を含む。
従来型フィルム上に生成される歯科用または医療用の診断画像に対しては、問題は、さらにいくぶん複雑である。一般的な歯科用または医療用診断画像の1つにシャドーグラムがあり、これは、撮像しようとする物体の片側に放射線写真フィルムを配置し、フィルムが感応する放射線源を、撮像しようとする物体の正反対側に配置することによって生成される。放射線、例えばX線は、撮像しようとする物体の影をフィルム上に落とし、それによって影が落とされた物体内部の密度変化を露呈する。試験物体の標準方向を使用し、かつ放射線源が感光乳剤に露光するのと同じ側からフィルムを見るときに、左右関係(laterality)、すなわち物体の右対左の関係が保存されるが、これは観察者が、画像だけを観察することによって右側と左側を明白に見分けることができるためである。しかしながら、医療用または歯科用X線フィルムは、フィルムがX線と可視光の両方に対して透過性であるので、両側から露光し、かつ見ることができる。方向の問題をさらに複雑にするのは、感光乳化剤は、フィルムの感度を向上させることによって、診断画像を生成するのに要する放射線用量を低減するために、フィルムの両側に塗布されることが多いことである。しかしながら、このように構築されたフィルムは、感光乳化剤を有する側に基づいて方向を定めることができない。したがって、フィルムが放射線に露出された側を識別し、それによってフィルムを見るべき側を表示するのが望ましい。
慣例的に、また一部にはX線とともに可視光に高い感度を有するために、放射線写真フィルムは、通常、不透過性カセット内に保持され、このカセットは、可視光に対する露出を防止するだけでなく、X線露出を、フィルムの片側だけに制限する。医療用X線用途に使用されるような大型フィルムを露光する、カセットの側面には、患者名、露出日時、患者の側(例えば、左腕または右腕など)、その他を含む様々な患者情報を示す、放射線不透過ラベルを含めることが多く、これが、例えば、露出が行われたフィルムの側についての画像に埋め込まれた明確な表示を提供する。そのようなラベルを使用する場合には、入射線に露出する側の反対側から見ることによって画像が逆転すると、ラベル文字も逆転して、診断画像の方向が逆転していることが明確に表示される。フィルムの余白上に自動的に光学的な印字をして、それによってフィルムの露出中の画像、関係する患者、露出および方向データを印字する機構を、フィルムカセット内に組み入れたシステムも存在する(例えば、Planmeca製のパントモグラフ(pantomograph))。
物理的構造、例えば、フィルムの端または隅の切欠き、または物体を露出する装置内で、カセット自体をカセットホルダに方向づけるキー溝を使用して、カセットおよび露光装置内のフィルムの正しい向き、したがって、物体に対するフィルムおよびその上に記録される画像の相対的な向きが得られるとともに、診断画像自体に表される構造と独立して引き出せることをさらに確実にすることが多い。カセットの「裏側」は、その全表面にわたって、それ自体が少なくとも部分的に放射線不透過として、それによって誤った側からの偶発的な露出を防止する。こうして、画像中に影を生成する元の形状物の空間的な向きが、明確かつ明白に定義される。しかしながら、この明確かつ明白な結果は、上述の機械的構造に依存するか、またはカセットを装入して、方向ラベルを配置し、続いて正しい側から露出するX線専門技師に依存する。そうではなく、フィルムまたはカセットの配置が不適正な場合には、生成される画像は、不適切な方向を視覚的に反映し、そのために処理を反復することが必要となる。
上述の大型フィルムとは異なり、歯科用口腔内フィルムは、慣例的にパケットに事前包装して供給され、これは使い捨てが可能であるとともに、可撓性である。口腔内フィルムは、口中に配置するのに十分なほど小型でなくてはならないので、上記の種類のラベル用に使用可能な余地は少ない。従来型の歯科用口腔内フィルムの場合には、適正な方向の識別は、誤った側からの偶発的な露出を防止または制限する、パケット内の放射線不透過性背当てと反対側を向く、フィルムおよびパケット上の、隆起または型押しされた突起によって行われる。影が落とされる方向にフィルム面から突出する突起は、フィルムの常設構造であり、フィルム面に垂直な次元における方向のマーカーとして持続して、観察者が露出側を識別することができる方法を提供する。誤った側から露出が行われる場合には、結果として得られる画像は、パケット内に収納される放射線不透過の裏当てによって生じる劣化のために、見分けがつくほど診断不能(undiagnositc)である。
放射線不透過性裏当ては、通常はテクスチャ付重金属箔であり、誤った側からの露出が、画像内にテクスチャパターンとして現れるようにし、一方で、型押し構造によって、観察者に対する方向情報が保存かつ識別される。カセットの正しい装入によって、適正な結果が保証される医療用X線と同様に、口腔内歯科用フィルムを使用しての適正な結果は、工場におけるパケットの正しい組立てと、その後の歯科X線専門技師による正しい操作によってのみ保証される。しかしながら、フィルムの不適切な露出方向は、突起構造を使用して画像を方向づけるときには診断画像の逆転を生じるが、これの証拠となる画像の劣化は、観察者には直ちに明らかとなり、画像内の構造を誤って識別する可能性は低いとともに、追跡可能であることが保証される。方向づけ構造および誤った側からの露出を防止する構造は、現在では慣例的となっている。
慣例的に、歯科用口腔内フィルムは、隅を丸めた、概して長方形の様々な標準寸法で製造される。やはり慣例的に、観察の準備をするときには、マウントと呼ばれるホルダ内に、解剖学的な配置でグループ化される。標準マウントは、2つの方向のいずれかでのみフィルムを保持する。すなわち、フィルムの長い寸法を水平方向にした、以後、本出願では「ランドスケープ」方向と呼ぶ方向、およびフィルムの長い寸法を垂直に向けた、以後、本願では「ポートレイト」方向と呼ぶ方向である。
フィルム上またはコンピュータモニタ上で放射線写真画像を観察する慣例に合わせて、また記述の明白さと明確さのために、主方向の基準系は、それ自体、画像面に基づいている。上方とは、画像内の任意の点から画像の上端に向かう方向であり、それに対して、下方とは、その反対方向である。上方向を観察者にとって自然な方向に向けると、左および右は、観察者の左および右に対応する。垂直とは、画像内の任意の点から、上下に延びる線の方向に対応する。
特許4,625,325号は、従来式放射線写真フィルムと燐光体(phosphor)とを、放射線不透過材料と同じ工程において、導入する方法を記載している。そこに記載された特許取得した装置は、上記の口腔内歯科用フィルムパケットと類似するフィルムパケットを含む。この装置には、また、フィルムを露出する前に、専門技師によって挿入されるプレートを保持するためのポケットが実装されている。このプレートには、フィルムおよび放射線源に面する側に燐光体がコーティングされるとともに、反対側には放射線不透過材料が組み込まれており、これがパケット内のフィルムに隣接して配置されている。このプレートは、画像増幅装置である。露出の間に、フィルムは、フィルムに直接当たるX線と、同じX線で励起されるプレート状燐光体が放出する燐光(phosphorescence)の両方によって露出される。フィルムおよび燐光体の両方を通過したX線は、放射線不透過裏当てに吸収されて、それによって記録表面の下流における組織露出が制限される。パケット、フィルムおよびプレートは、治具によってフィルムおよびプレートが片側からのみ露出できるような位置に保持される。燐光体は、増幅装置としてのみ機能して、高い信号/雑音比を確保するとともに、露出当たりの放射線用量を低減する。燐光体フィルムは、潜像(latent image)を保持する記憶燐光体(storage phosphor)としては機能せず、診断ディジタル画像を生成するために走査されることはない。さらに、画像は従来のように従来型放射線写真フィルム上に記録されるので、この工程からは、ディジタル電子画像における画像方向のあいまい性の問題は生じない。
最近では、放射線感応性の記憶燐光体プレートが、医療用および歯科用の画像を記録するための従来型の放射線写真乳剤フィルムに置き換わり始めている。感度が優れていること、有毒な化学処理液に依存しないこと、周辺光に対して比較的感度が低いこと、再使用可能なこと、およびディジタルデータ記憶および伝送が容易であることを含む利点のすべてが、この技術の成長の刺激となっている。しかしながら、従来型フィルムについて上記した画像方向の問題、ならびに例えば画像処理ソフトウエアの使用から生じる、新規の画像方向の問題が、そのような放射線感応プレートの使用において顕在化する。上記の考察のように、フィルム技術によって生成される画像の方向は、3次元物体の存在、すなわちフィルム表面から影を落とす物体に向かって突出する突起の存在によって明白に識別されて、フィルムの面に垂直な次元における、不変の絶対基準を提供する。その他の2つの次元、上位−下位(superior-inferior)および前方−後方(anterior-posterior)は、画像内の解剖学的構造から推測される。3次元物理的物体、すなわち突起付きのフィルム、に組み込まれる画像とは異なり、既存の燐光体プレート技術によって生成される画像は、露出または観察の方向の、完全で、明白かつ固定的な標識なしに、2次元図として記憶かつ表示される。以下に考察するように、不完全な基準またはマーカーが、既存システムに組み込まれている。しかしながら、それらのシステムのいずれも、その設計から、明白、不変的、または完全ではない。
放射線感応プレートは、特定の、診断放射線種類、例えばX線に感応するが、それらは、画像を記録する目的では、可視光に対して実質的に感応しない。これらのプレートは、露出するときまでは通常のカセットなしに、通常の室内灯下で取り扱いができる。それらは、衛生や、燐光体の摩滅を低減するなどの、その他の目的で、使用前には、放射線透過性プラスチックフィルムスリーブ中に挿入されている。これらのプレートはまた再使用可能であり、ある期間にわたって、複数の画像を生成することができる。強い可視光への長期間の露出による消去、および使い捨て可能な放射線透過性プラスチックフィルムスリーブ中への再包装は、製造現場ではなく、使用現場の専門技師によって行われる。
スキャナーは、レーザー照射によって燐光体を励起して、X線への事前露出の量に依存する光を放出させ、その量がデータ信号として記録される。現在、市販の燐光体方式のディジタル放射線医療システムは、基板の一面に塗布されたパステルカラー燐光体層(pastel-colored phosphor layer)を支持するポリマーシート基板を有するプレートを使用している。基板の反対側の表面は、黒色を呈する。本願の目的に対しては、以後は、製造者が例えばスキャナーによって読み取るのに好ましい側面として意図するプレートの側面を、「表側」と呼ぶこととし、一方でプレートの反対側および感応層を、「裏側」と呼ぶことにする。現行技術に関係する実際的な理由で、一般に走査すべき側(「表側」)として意図されるプレートの側面は、感応層がプレート表面のより近くにあり、かつ見ることのできる側でもあり、それによって走査機構によって励起することができる。
感応層、例えば燐光体が片側、「表側」のみから走査に利用可能であるとしても、それを露出させて、いずれかの側からでも、またいくつかの市販のシステムにおいても等しく良好に、潜像を記録することが可能である。感応層、例えば燐光体によって記録される影が、プレート面のいずれの側からも投影された可能性があることの結果として、記録された潜像ならびにその走査から得られる可視画像は、その左右関係(laterality)についてあいまいである。したがって、双方向に対称な構造、例えば左または右の顎を記録するときには、鏡像が得られて、これらは一義的に配向されていないので、たやすく混同される可能性がある。したがって、胴(または口)の2つの側面を、画像の観察者が混同して、その結果、誤った診断および/または処置が行われる可能性がある。結果として、現在の市販の燐光体プレートシステム、例えばAir Techniques Inc.やGenderが製造するものでは、画像方向を保存するために、指定方向にプレートを包装かつ露出するための、詳細で明示的な指図が与えられる。
いくつかのディジタルシステムは、従来型感光乳剤フィルムに使用される技術と類似の技法を利用する。例えば、DigoraTM(Soredexが販売)システム燐光体プレートには、プレートの「裏側」上に、わずかに放射線不透過性の層が実装されており、これによって、プレートを通過して患者内部に浸入する放射線による患者照射が減少する。裏当ての放射線不透過性には、構造特徴はないが、この裏当ては、「裏側」からの照射により露出される画像を、劣化させる。
Scan-XT(登録商標)(Air Techniques lnc.より入手可能)およびDenoptics(登録商標)(Gendex Dentsplyから入手可能)などのシステムは、それぞれ特有のマーカーを特徴としている。このマーカーは、特徴的な形状をしており、それぞれ、燐光体の「表側」に不透過に印字された小文字「a」であるか、または局所領域において燐光体がないことを明らかにする小さな中空円である。これらのマーカーは、すべての露出変数から独立に、スキャナーによって、常に燐光体から一定して読み取られるように、プレートの製作時に、製造業者によって実装されている。上記の変種、すなわちScan-XおよびDenopticsのいずれかによって製作されるマーカーが存在することによる結果は、走査の間に、そのように変更されたプレートの領域からの燐光が、減少するかまたは存在しないことである。このような相対的な信号の不足は、燐光体プレート上でのマーカーの形状および場所に対応する特有の形状として、可視走査画像に反映される。
そのようなマーカーの、非対称であるか、またはプレートの垂直対称軸に対して非対称に配置されるか、またはその両方である任意の構造は、走査後のプレート画像において、同様に非対称な構造として表われる。さらに、このマーカー画像は、走査画像のソフトウエア水平反映(horizontal reflection)の結果として、その非対称場所、またはその内部非対称に対して、その左右関係において逆転する。露出中の放射線源の配置は、そのようなマーカーの画像の外見に対して影響を与えないので、このマーカーは、走査の完了後に、全体画像におけるリテラリティの逆転があるときの標識として好適である。
実際的な理由から、すなわち、市販の燐光体プレート技術システムのそれぞれによって生成される画像は、4つの方向の1つにおいてのみ表示、観察することが可能であり、その方向は、感光乳剤ベースの放射線写真フィルムマウント用の従来方向に対応しており、さらにその方向は互いに90度の回転のステップによって分離されているので、本願における画像(およびプレート位置)の回転変換も、90度ステップ、またはその倍数に制約される。任意の画像に対して考慮すべき方向の可能な組は、2つの「ランドスケープ」および2つの「ポートレイト」の可能性、すなわちそれぞれの範疇に対して、1つの右側上向きおよび1つの上側下向きである。
図1に示す構成は、歯科用X線プレートを使用して、患者の下顎および歯の画像、X線シャドーグラムの生成を可能にする方法の概略を示している。この特定の生理学的な構造は、上記の対称問題を説明するものである。しかしながら、この問題は、ほとんどの生物学システム、特に人および動物に存在する本質的な対称性の結果として、多くの生理学的構造に関係して発生するものである。次に図1の構成を、従来型ディジタル歯科用X線プレートと関係して説明する。後に、「詳細な説明」において、図1の構成を、この構成およびその他の好適な構成において実施可能な、本発明の観点と関係して参照する。
図1に示す解剖学的構造は、人の下顎(mandible)、すなわち、1組の歯102がその中に位置する、人の下顎101である。分かりやすくするために、図示はしていないが、下顎101および歯102は、軟部組織、その他で覆われた、生体患者身体の部分であると仮定することができる。この特定の患者は、診断的に重大な状態、例えば、中実円103で表した、膿瘍(abscess)を有する。歯科技工士、歯科医またはその他が、従来型ディジタル歯科用X線プレート104を、患者の口内のいずれかの側の、3本の奥歯105のシャドーグラムを撮像するのに好適な位置に設置する。実際の実行において、プレート104は、明瞭な画像を生成するように、シャドーグラムを記録する歯に近接して配置することになるが、説明の便宜のために、プレート104は、患者の口腔の、左側の歯と右側の歯の間に、中心をおいて示してある。最後に、X線源の代替的な2つの場所、「発生源L」および「発生源R」を示してある。X線源、「発生源R」は、図2および3に示す画像を生成するのに対して、X線源「発生源L」は、図4および5に示す画像を生成する。次に、必要に応じて図1に戻って参照しつつ、図2、3、4および5について記述する。
図2、3、4および5は、2つの異なる場所、例えば「発生源L」および「発生源R」に位置する発生源のそれぞれを使用して、2つの側のそれぞれから露出される従来型ディジタルX線プレートを使用して生成され得る4つの画像を示している。基準従来型市販プレートは、中空円マークをプレートの「表側」に有しているので、画像のそれぞれにおいて、1つの隅に、中空円201が現れる。発生源「発生源L」で生成される画像は、奥歯105の画像を含み、「発生源R」によって生成される画像は、奥歯105の画像205と診断的に重大な状態103の画像203とを含む。従来式のディジタルX線プレートの使用においては、中空円は、プレートの「表側」に存在して、専門技師、歯科医またはその他が、プレートのその側を露出源の方向に向けるように誘導することを意図している。しかしながら、そのような首尾一貫した使用は、保証されてはいない。
プレートが、一貫して片側(例えば、「表側」)だけから露出される場合には、このマーカーは、水平方向に画像を反転ことにより導入される混乱を解消することによって、左右関係の絶対基準を提供することになる。このような反映は、中空マーカーを、画像の下方右隅または上方左隅から、「ランドスケープ」方向にある画像における、下方左隅または上方右隅へと変位させることになる。この変位は、「ポートレイト」方向に対する逆転となる。推奨はされるとともに、最良の方法と整合性はあるが、そのような一貫した、感応する側からのプレートの露出は、プレートのスリーブ中への装入においても、あるいは露出それ自体の間のプレートの配置においても、保証はされない。
転置(translocation)に関する特定の予測可能な規則が、放射線写真プレート、それが保持する画像、プレートまたはその画像における対称の長軸および短軸、ならびに2種類の運動、画像の軸に直角の垂直面を介する反映(reflection)、およびその対称の長軸と単軸の交差点におけるプレートの面に直角な軸の回りの90度回転の、全組合せで構成されるシステムを、支配することに留意すべきである。
このシステム内の画像の反映は、2つのモードの1つを介して発生する可能性がある。第1のモードは、感応層、例えば燐光体の上に、プレートの片側、例えば「裏側」から影を落とすこと、すなわち画像を記録すること、および感応層の反対の観点、例えば、「表側」から読み取ることを含む。各画像について、このモードの1例のみが、発生することができる。この反映のモードを、本願においては、以後、「露出前」反映と呼ぶことにする。第2のモードは、任意の選択画像の左右を反映する、画像処理ソフトウエアツールの使用を伴う。このモードの反映の事例数は、理論的には制限がない。このモードの反映は、本願においては、以後、「ソフトウエア」反映と呼ぶことにする。
回転には2つの異なるモードがある。第1のモードは、そのマーカーを含めたプレートの、撮像しようとする物体に対する、露出前の物理的な回転であり、「ランドスケープ」から「ポートレイト」へ、そして継続する場合には、「ランドスケープ」に戻る方向の変化に伴うものである。この回転のモードを、本願においては以後、「露出前」回転モードと呼ぶ。回転の第2のモードは、いくつかの方法で発生することがある。露出後に、小さくて、固定されていない物体であるプレートは、移動が自由で、方向は無作為となる。これらのプレートは、その後、そのスリーブから取り出されて、スキャナーのプレート保持機構内に適合するように任意に回転されるが、この段階における制約は、「表側」がセンサの方向に向かなくてはならないことである。コンピュータスクリーン上に画像が生成されると、オペレータは、画像プロセッサを使用して、画像を回転させることによって、画像を適正な上位−下位方向に位置合わせする。
このソフトウエア媒介回転は、90度の倍数に限定されており、これは、必要に応じて、適正な「ランドスケープ」および「ポートレイト」方向、ならびに上位−下位関係を達成するための機構である。上述した3つの回転のすべては、マーカーの場所とシャドーグラムの詳細との関係を維持する。それらは、左右関係も維持する。第2の回転モードを含む、いくつかの回転の機構は、感応層が露出された後に行われ、本願では、以後はこれを「露出後」回転モードと呼ぶ。「露出後」回転が、180度の回転を生じるときには、結果として生じる変換は、プレートの長軸および単軸の交差に位置する点を介しての、記録画像全体の反映と同等である。
以下に示す、本発明の観点による構造が、正しい画像方向と誤った画像方向とを明白に同定する方法の、「詳細な説明」における議論をよりよく理解するために、最初に可能な画像の転置について考察する。
この出願の文脈においては、2つの反映のモードおよび2つの回転のモードは、物理法則によって、また一般にディジタル放射線システムを備えた、画像プロセッサのソフトウエアに含まれるグラフィック機能によって可能となる、方向変換の集合を含む。この例の目的に対して、また従来式のマーカーのみでは、様々な変換を区別することができないことを実証するために、先に定義した、マーカー3811を、「ランドスケープ」方向におけるプレートの、「表側」からみたときの下方右隅に配置する。図38において、同じ行(例えば、3801、3802、3803および3804;または3805、3806、3807および3808)内の画像3801、3802、3803、3804、3805、3806、3807および3808は、それらの隣接画像と、各ステップに対して1回の90度「露出後」回転によって関係づけられる。一方で、同じ列(例えば、3801および3805、その他)内の画像は、プレートの垂直面に直角な垂直面を介しての「ソフトウエア」反映によって関係づけられる。
画像3801、3802、3803および3804、また画像3805、3806、3807および3808が示すように、回転のみによっては、それぞれが、画像の「ポートレイト」および「ランドスケープ」方向の両方に対する、2つのマーカー3811位置だけが可能になる。すなわち、画像が回転だけする場合(すなわち、画像が図38において同一行にある)には、「ランドスケープ」方向に対するマーカー3811の2つの可能な位置3801および3803、すなわち下方右隅および上方左隅があり、また「ポートレイト」方向におけるマーカーの2つの可能な位置3802および3804、すなわち画像の下方左隅および上方右隅がある。また、「ポートレイト」および「ランドスケープ」方向の両方に対して、面内の回転と、垂直面操作による反映とを組み合わせると、前述のように、可能なすべてのマーカー位置を生成するのに十分であることが、図38から明らかである。さらに、奇数回の反映(すなわち、図38における異なる行への画像の最終移動が発生するもの)を含むすべての経路は、偶数の反映を含む(すなわち、過程において生成される行の最終移動はない)経路と定性的に異なることも明らかである。
したがって、画像3801のおけるように、「ランドスケープ」方向における下方右隅のマーカー3811の原位置を仮定すると、原画像3801に対して、画像3803の左右関係は逆転していないが、画像3807のそれは逆転している。さらに、原画像3809、3810の知識なしに、プレートのマーカー位置および「ポートレイト」対「ランドスケープ」方向の観察によって、その左右関係を推測することが可能である。下顎および上顎の歯は、十分に大きさ差があり、放射線写真画像においてそれらを認識し、それによって上位−下位次元の方向を保存することができる。同様にして、長い矢印3810が上位方向の認識可能な指標として機能し、短い矢印3809が前方方向の認識可能な指標として機能すると仮定すると、画像3801および3805だけが、上位−下位次元に対して適正に配向された画像を表す。さらに、これらの2つの内で、画像3801だけが、影を落としている物体の元の左右関係を保存している。さらに状況を複雑化するのは、プレートが「裏側」から露出されて、「表側」から見られており、それによって画像3805が得られた可能性があることである。この画像は、画像3801の「正しい」方向で見るためには、水平方向に反映されなくてはならない。
図2、3、4および5における画像の解析の目的に対して、この患者のディジタル歯科X線プレート104を露出する専門技師、歯科医またはその他が、上記に定義した「表側」を、中空円、その結果としてプレートの感応側が、位置「発生源L」にあるX線源の方向に向くとともに、位置「発生源L」にあるX線源の方向から見て、プレート104の下方右隅にくるように配向したと仮定する。図3は、そのように配向されたプレートが、「発生源R」で示す場所のX線によって露出されるときに、プレート104の「表側」から読み取られる画像である。そのような画像を読み取る歯科医が、誤った「側」、すなわちプレートの「裏側」から露出が行われたことを知っている場合には、この歯科医は、画像処理ソフトウエアを使用して、画像を水平方向に反転することによって、図2に示すように画像を再配向することができる。マーク201は、画像の右側から左側へと転置される。同様に配向されているが、「発生源L」で示す場所のX線源によって露出される、同一のプレート104は、プレートの感応側から読み取られるときには、図5に示す画像を生成する。
図4の画像は、図4の画像を水平方向に反転する画像処理ソフトウエアの操作によって、故意ではなく生成される可能性がある。図2および4、ならびに図3および5は、それぞれ、プレート104がどちらの側から露出されたかを知ることなしには区別不能であるので、図2および3における画像のみに見られる、状態103は、患者の顎のどちら側であるかを判定することはできない。状態103が、外部から観察可能な症状をまったく生成しない場合には、X線画像が、治療の場所を決定するために歯科医が頼ることのできる、唯一の証拠となることがある。あいまいさが記録中に導入され、それは患者を放射線に再び露出することなしには解決することができない。現行の形態のディジタルプレート技術は、画像の方向が確認できることを保証しない。現行技術は、その代わりに、専門技師がほとんどの場合にフィルムを正しく露出するという統計的な見込みに頼っている。しかしながら、画像中には、露出方向の明白なマーカーは存在しない。以下の4つの例は、内部基準の欠如の問題を示している。
1.その他の患者の情報と独立に見ることのできる1つの画像だけが利用可能な場合には、観察者は、「表側」から露出されたと仮定するによる以外には、画像の正しい方向を識別することができない。
2.専門技師が、観察者が知らない、フィルムを「裏側」から露出するという誤りを一貫して犯している場合には、観察者は、画像を比較するときに、正しく露出され配向された画像(事実)が、誤って配向されている(これは正しい事実ではない)と結論することになり、したがって問題を複雑化する。
3.不平不満がある従業員または能力のない従業員が、誰もそれに気づくことなく、あるいは問題を追跡する方法なしに、記録中の画像の、見かけの方向を変更することによって、記録を台無しにする可能性がある。
4.不正な意図を有する人物が、画像が身体の反対側を示すかのように見えるようにするために、意図的にプレートを「裏側」から露出する可能性がある。
図6、7、8および9の解析は、プレートの初期方向を除いて、図2、3、4および5とそれぞれ同様である。これらの画像は、中空円、したがって結果的にプレート104の感応側を、位置「発生源L」にあるX線源の方向に向けるが、位置「発生源L」にあるX線源の方向から見て、プレートの上方左隅にくるように配向したプレート104によって生成される。図10、11、12および13は、中空円、したがって結果的にプレート104の感応側を、位置「発生源R」にあるX線源の方向に向けるが、位置「発生源R」にあるX線源の方向から見て、プレートの上方右隅にくるように配向したプレート104によって生成される画像を表している。
図10は、「発生源R」によって生成された画像を示し、この画像においては、開放円201が下方右隅にある。図11は、画像処理ソフトウエアを使用して、図10の画像を水平方向に反転させることにより故意ではなく生成される可能性がある。図12は、「発生源L」を使用してプレートを露出した結果を示す。歯科医が予想する方向から画像を見るために、図12の画像は、水平方向に反転させて、図13の画像を生成することができる。図2、3、4および5に関係して上述した状況と同様に、図10および12は、図11および13がそうであるように、本質的に区別不能である。
図14、15、16および17の解析は、プレートの初期方向を除いて、図10、11、12および13とそれぞれ同様である。これらの画像は、中空円を、したがって結果的にプレート104の感応側を、位置「発生源R」にあるX線源の方向に向けるが、中空円が、位置「発生源R」にあるX線源の方向から見て、プレートの上方左隅にくるように配向したプレート104によって生成される。
発明の概要
放射線記録プレートを、表側と裏側の両方からの露出時に、画像を形成するように構築、配設することができる。このプレートには、露出後に画像内で検出可能であり、表側および裏側のいずれからプレートが露出されるかを示す、マーカーを含めることができる。マーカーには、プレートがいずれかの側から露出されるときに、画像の読み取りと干渉しない領域をコーティングする、放射線に対して不透過性の媒体を含めることができる。プレートは、X線に感応してもよく、媒体には、重量元素、重量元素を含む合金、重量元素を含む化合物または重量元素の塩の1つを含めることができる。媒体は、Pb、Sn、Bi、IおよびBaの1つとすることができる。この媒体は、領域に塗布される結合剤に懸濁させた重金属としてもよい。マーカーは、少なくとも1つの軸の回りに非対称とすることができる。マーカーは、正常画像方向に対して垂直軸の回りに水平非対称とするか、またはマーカーは、正常画像方向に対して水平軸に回りに垂直非対称とすることができる。マーカーには、さらに裏側マーカーを含めて、プレート上の画像内にこの裏側マーカーが出現すると、裏側から露出されたことを示すようにすることができる。
プレートは、表側からのみ読み取り可能な、放射線に感応する層を有してもよく、裏側マーカーには、感応層の読み取りを増強する材料と、感応層の読み取りを減弱させる材料の、少なくとも1つをさらに含めてもよい。このような裏側マーカーには、設定領域内のプレートの露出を増強する材料と、設定領域内のプレートの露出を減弱させる材料との少なくとも1つをさらに含めてもよい。裏側マーカーには、重量元素、重量元素を含む合金、重量元素を含む化合物、または重量元素の塩の1つをさらに含めることができる。この媒体は、Pb、Sn、Bi、IおよびBaの1つとすることができる。
プレートには、表側マーカーをさらに含めて、プレート上の画像中のこのマーカーが出現すると、表側から露出されたことを示すことができる。このプレートは、少なくとも表側から読み取り可能な、放射線に感応する層をさらに有してもよく、表側マーカーは、放射線に感応する層内に画定される空隙と、感応層を読み取るときにマーカーの領域内に戻される信号を増強する材料と、感応層を読み取るときにマーカーの領域内に戻される信号を減弱させる材料との、少なくとも1つを含む。プレートは、放射線に感応する層を、励起波長で励起して、戻り信号波長での、戻り信号を生成することによって、表側からのみ読み取り可能とすることが可能であり、表側マーカーは、誘起信号波長および戻り信号波長の少なくとも1つに対して機能的に不透過性である。表側マーカーは、重量元素、重量元素を含む合金、重量元素を含む化合物、または重量元素の塩の1つをさらに含むことができる。この媒体は、Pb、Sn、Bi、IおよびBaの1つとすることができる。表側マーカーは、放射線に感応する層内に画定される空隙をさらに含むことができる。
マーカーは、少なくとも1つの軸の回りに非対称であり、かつマーカーは、表側マーカーおよび裏側マーカーをさらに含むことができる。このマーカーは、正常な画像方向に対して、垂直軸の回りに水平非対称であるか、または水平軸の回りに垂直非対称である。この場合には、表側マーカーは、表側から見るときに第1の方向を指す矢印の形状を有するように画定された領域をさらに含んでもよい。裏側マーカーは、表側から見るときに、第1の方向と異なる第2の方向を指す矢印の形状を有するように画定された領域をさらに含んでもよい。裏側マーカーは、プレートが裏側から露出されて、表側から読み取られるときに、表側マーカーを覆い隠すように配置することができる。プレートは別の感応層を含んでもよく、この場合には、裏側マーカーを、感応層と他方の感応層との間に配置し、プレートは、他方の感応層に対して別の表側マーカーをさらに含む。
放射線記録プレートが放射線に露出された側を識別する方法には、プレート内のプレートの画像領域と実質的に干渉しない位置に、画像中に出現することによってプレートが露出された側を識別する、マーカーを組み入れること、プレートを放射線に露出すること、およびプレートの露出された側を識別するために画像を観察することを含めることができる。この方法には、マーカーをプレートの回転方向を表示するように配設すること、およびプレートの回転方向の表示を得るために画像を観察することをさらに含めることができる。この方法には、画像処理ソフトウエアを使用して画像を観察することをさらに含め、この画像処理ソフトウエアが、マーカーを認識して、プレートの画像を臨床的に予想される方向を有するように再配向することができる。この方法には、画像に、画像が奇数回、再配向されたかどうかの表示を保存することをさらに含めることができる。また本方法では、マーカーを、ソフトウエアが画像を処理したことを示す置換マーカーで置き換えること、および画像に置換マーカーを保存することを含めることができる。また本方法では、画像に、画像が奇数回、再配向されたかどうかの表示を保存することを含めることができる。
少なくとも1つの放射線感応層を有する放射線感応プレートを製作する方法には、放射線に感応するフィルムを、放射線感応プレートの第1の側に設けること、および結合剤中への重金属の懸濁剤を、放射線感応層の、第2の側の一領域に塗布することを含めることができる。
詳細な説明
添付の図面は、倍率変更するために描くものではない。図面においては、様々な図に示す、それぞれの同一またはほぼ同一の構成要素は、同一の数字で表してある。分かりやすくするために、すべての図面においてすべての構成要素に、ラベルはつけていない。
本発明の実施態様の様々な観点を、以下に詳細に説明する。この発明は、その応用において、以下の説明に記載されるか、または図面に示される構成要素の構築および配設の詳細に限定はされない。本発明では、その他の実施態様が可能であり、また本発明は、様々な方法で、実践すること、または実施することが可能である。また、本明細書に使用する語法および用語は、説明を目的とするものであり、限定として見なすべきではない。本明細書における、「含む(including)」、「備える(comprising)」、または「有する(having)」、「包含する(containing)」、「伴う(involving)」およびそれらの変形形態の使用は、それらの語の後に列挙する項目、およびそれらの均等物とともに追加の項目を包含することを意図するものである。
本発明の実施態様の観点によれば、放射線感応プレートの片側の露出は、画像内に1つの標識パターンを生成し、これに対して、放射線感応プレートの反対側の露出は、画像内に異なる標識パターンを生成する。放射線感応プレート上に記録される標識パターンは、個別の露出によって記録されるデータパターンの不変部分となる。したがって、データセットが、放射線感応プレート、ディジタル画像データファイル、または表示もしくは印刷画像に具現されるかどうかによらず、標識パターンは、記録の不変部分を形成する。標識パターンは、画像を一面に覆っても、局所化してもよい。それは、プレートの基板を介して露出される画像を使用不能とするか、または画像品質をほんのわずかに劣化させるか、または、例えば小さくして、長方形プレートの隅などの、主画像形成領域の外側に配置することによって、いずれにせよ画像またはデータセットの品質を劣化させないように配置することができる。
標識パターンを形成する手段は、製造時にそこに設置されるプレートの常設部分であるので、プレートに露出の方向をマークするのに、一回または反復的なオペレータ行為は必要とせず、「誤った側」から露出されるときに画像を使用不能にするタイプの標識を使用しない限り、特定の側からのプレートの露出を確実にするためにプロトコルを必要とせず、さらに、そのようなプレートから生成される任意のデータセットに露出の方向の表示が明白に埋め込まれる。「誤った側」から露出されるときに画像を使用不能にするタイプの標識を使用しない限り、画像配向の目的では、特殊なプロトコルも保護スリーブの仕様も必要ではない。
標識パターンは、左右関係、すなわち画像の「左右像(handedness)」を同定するのにさらに使用することができる。画像の左右関係の保存が重要な場合があるのは、人体およびほとんどの高等動物に本質的な対称性のために、患者の左切歯と患者の右切歯などの、特定の構造を単独で、すなわちその他の識別の情報源なしに、区別するのは困難であるからである。口腔歯科放射線写真の場合には、左右関係は、露出の方向および写し出される構造によって完全に定義される。これは、口腔歯科X線用の放射線源は、常に、患者の口の外に位置しており、感応プレートは、常に、患者の口の内部に位置するからである。
上記の特徴を有する標識パターンを生成するとともに、可能な転置のそれぞれを明白に識別する、いくつかの異なる構造を、次に詳細に記述する。2つの独立で、重複のないマーカーの範疇があり、それは「表側」マーカーおよび「裏側」マーカーである。
「表側」マーカーは、「表側」すなわちプレートが読み取られる側から露出されるプレート上の画像にマークを生成するマーカーであり、これに対して、「裏側」マーカーは、「裏側」から露出されて、続いて「表側」から読み取られるプレート上の画像にマークを生成するマーカーである。一般に、マーカーパターンは、プレート感応層と露出放射線源との中間に配置される、適当なパターンを有する材料によって生成することが可能である。これらのパターンは、代替選択肢として、走査工程中に、燐光体の合成燐光の励起と記録を行うことによって、例えば、燐光体層に孔を空けたり、それを覆い隠すことによって、生成することができる。例えば、任意適当な工程を使用して、製造工程の間に、材料をプレート表面に、コーティング、印刷、塗布、積層、昇華、接着、リベット接合などすることができる。材料を選択することによって、例えば異なる燐光体を使用することによって、覆いをした領域のプレートに到達する放射線を、部分的もしくは完全に阻止するか、または増強することができる。X線を阻止するとともに、積層形態、塗料、またはインクとしてプレートに有効に適用できる、一般的な材料は鉛である。その他の重金属またはその他の重量元素も、様々な形態、例えば鉛、錫、ビスマス、バリウム、その他の箔、顆粒なども使用することもできる。ここで、重金属および重量元素には、一般に、周期律表の第4列からの任意の元素およびそれより重い元素が含まれる。
本発明の原理が適用可能な種類のプレートの一例が、歯科用X線に感応する記憶燐光体材料がコーティングされたプラスチック基板を含む、歯科用プレートである。このプレートは、大型シートまたは連続ウエブとして製造されて、次いで仕上げ寸法と形状に金型切断される。
次に簡単な実施態様について述べるが、この実施態様においては、片側すなわち「表側」から読み取り可能な、前述のようなプレートは、標識パターン形成材料、すなわちマーカーを有し、このマーカーは、プレートが読み取られる感応層面と反対側の面に組み込まれている。これが、「裏側」マーカーである。
この実施態様においては、マークは、その一隅の「裏側」に印刷される。このマークは、鉛含浸ペイント、またはその他好適な材料を使用して、印刷される。その他の好適な構築を、以下により詳細に記述する。プレートの「表側」から露出されたときには、結果として得られる画像にはマークは含まれない。しかしながら、プレートの「裏側」から露出されたときには、マークが印刷されているプレートの隅に対応する画像の部分に、未露出マークが形成される。生成された画像は、マークを含んでおり、図2〜33に示す、任意の画像の形態をとる可能性がある。このマークは特別な形状にする必要がないのは、単に画像におけるマークの存在または不在から情報を導くことができるからである。プレートを片側または反対側から露出することによって生成される画像は、例えば、図18,19、20および21と関連して以下に記述するのと同じ方法で区別可能である。この実施態様によれば、「表側」マーカーだけを使用する従来式媒体と異なり、「裏側」マーカーだけが必要である。
第2の実施態様においては、「表側」マーカーおよび「裏側」マーカーの両方が存在してもよい。例えば、標識形成材料の異なるパターンを、片側から読み取り可能なプレートの反対側に設けることができる。代替選択肢としては、「表側」マーカーは、燐光体に設けた1つまたは2つ以上の孔としてもよい。この実施態様は、形成された標識パターンは、結果として得られる画像を読み取る人に、どちらの側からプレートが露出されたかを知らせることができるが、これに対して、第1の実施態様のプレートが標識パターンを形成しない方向から露出されると、この画像は、マーカーを含まないプレート、または水平方向に反転されるプレートによって生成される画像と区別ができない。
「表側」マーカーと「裏側」マーカーの両方を組み入れた、本発明の実施態様では、画像化された構造の方向を、その構造に対する放射線源の位置および放射線感応プレートの位置が未知のときにでも、完全に表示することができる。
プレートが、第2の実施態様と関係して述べたように、「表側」マーカーと「裏側」マーカーの両方でマークされている場合には、プレートの露出の方向は、オペレータによる介入または特別の行為なしに、画像に明白に記録される。さらに、露出中にプレートがその中に配置されるカセットまたはスリーブには、片側または両側に放射線不透過マークを含めることにより、患者の左側または前側などの絶対基準に対する、カセットまたはスリーブの正しい方向を明白に示すことができる。
図18、19、20および21は、本発明の観点のこの実施態様による、ディジタルX線プレートを使用して生成することのできる、4つの画像であって、例えば「発生源L」および「発生源R」に位置する、2つの異なる位置の発生源のそれぞれを使用して、両側それぞれから露出される画像を示している。この実施態様は、プレートのX線感応側の、1つの隅に、中空円マークを有するとともに、プレートの反対側の、この場合には同じ隅に、忠実円マークを有する。この実施態様の使用に際しては、どの側面が発生源に面するかについて注意を払う必要がないのは、以下に説明するように、プレートを露出する側に応じて、異なるマークが画像上に現れるからである。
図18、19、20および21の画像を解析する目的で、患者のディジタル歯科用X線プレート104を露出する専門技師、歯科医またはその他が、中空円、その結果としてプレートの感応側を、「発生源L」の位置にあるX線源に配向するとともに、中空円を位置「発生源L」にあるX線源の方向から見てプレート104の下方右隅に配向したと仮定する。この実施態様において、中実円は、プレート104の反対側の、中空円と同じ隅にある。図19は、そのように配向されたプレートが、「発生源R」で示された場所にあるX線源によって露出されるときに、プレート104の感応側から読み取られる画像である。そのような画像を読み取る歯科医は、閉止円1801の存在から、その画像がプレート104の反対側から露出されたことを認識し、画像処理ソフトウエアを使用して、画像を水平方向に反転させることによって再配向して、それによって中実円1801が、図18に示すように、画像の予想される隅に現れるようにすることになる。
上述のように、中実マークはプレート104の底辺左隅に配向されており、画像が適切に配向されるとき、すなわち構造がその自然な、予想される方向に描かれるように配向されときには、中実マークは、その隅に現れなくてはならないことがわかっていることに留意されたい。したがって、図18は、プレート104の裏側から露出された画像の正しい方向を表わすことが明らかである。同じように配向されているが、「発生源L」で示す位置のX線源から露出される、同一のプレート104は、プレート104の感応側から読み取られるとき、図21に示す画像を生成する。図20の画像は、図21の画像を水平方向に反転する画像処理ソフトウエアの操作によって、故意ではなく生成される可能性がある。しかしながら、上述のように開放マークが、プレート104の下方右隅に位置しているので、図21は正しい方向でなければならないことがわかる。図18および21は、明確かつ明白に、正しく配向された画像であるので、画像を読み取る専門技師、歯科医またはその他の人は、状態203は、患者の右側であることを、確信をもって知ることができる。
図18、19、20および21のように、図22、23、24および25は、本発明の観点のこの実施態様によるディジタルX線プレートを使用して生成することのできる4つの画像であって、例えば「発生源L」および「発生源R」に位置する、2つの異なる場所の発生源のそれぞれを使用して、両側それぞれから露出される画像を示している。この実施態様は、プレートのX線感応側の、1つの隅に、中空円マークを有するとともに、プレートの反対側に、この場合には同じ隅に、中実円マークを有する。結果として得られる画像によって図22、23、24および25に示す実施態様においては、これらのマークは、以下に説明するように、底辺隅ではなく、上辺隅に位置する。この実施態様の使用に際しては、以下に説明するように、プレートが露出される側に応じて、生成される画像に異なるマークが現れるので、どちらの側が発生源に面するかについて注意を払う必要がない。
図22、23、24および25の画像を解析する目的で、患者のディジタル歯科用X線プレート104を露出する専門技師、歯科医またはその他が、中空円、その結果としてプレートの感応側を、「発生源L」の位置にあるX線源に向けるとともに、中空円を、位置「発生源L」にあるX線源の方向から見てプレート104の上方左隅に向けたと仮定する。この実施態様において、中実円は、プレート104の反対側の、中空円と同じ隅にある。図23は、そのように配向されたプレートが、「発生源R」で示す位置にあるX線源によって露出されるときに、プレート104の感応側から読み取られた画像である。そのような画像を読み取る歯科医は、閉止円1801の存在から、その画像がプレート104の反対側から露出されたことを認識し、画像処理ソフトウエアを使用して、画像を水平方向に反転させることによって再配向して、それによって中実円1801が、図22に示すように、画像の予想される隅に現れるようにすることになる。
上述のように、中実マークは、プレート104の底辺左隅に配向されており、画像が適切に配向されるときには、その隅に現れなくてはならないことがわかっていることに留意されたい。したがって、図22は、プレート104の裏面から露出された画像の正しい方向を表すことが明らかである。同じように配向されているが、「発生源L」で示す位置のX線源から露出される、同一のプレート104は、プレート104の感応側から読み取られるとき、図25に示す画像を生成する。図24の画像は、図25の画像を水平方向に反転する画像処理ソフトウエアの操作によって、故意ではなく生成される可能性がある。しかしながら、上述のように開放マークが、プレート104の下方右隅に位置しているので、図25は正しい方向でなければならないことがわかる。図22および23は、明確かつ明白に、正しく配向された画像であるので、画像を読み取る専門技師、歯科医またはその他の人は、状態103は、患者の右側であることを確信をもって知ることができる。
図26、27、28および29は、本発明の観点の、この実施態様によるディジタルX線プレートを使用して生成することのできる4つの画像であって、例えば「発生源L」および「発生源R」に位置する、2つの異なる場所の発生源のそれぞれを使用して、両側それぞれから露出される画像を示している。この実施態様は、プレートのX線感応側の、1つの隅に、中空円マークを有するとともに、プレートの反対側に、この場合には同じ隅に、中実円マークを有する。この実施態様の使用に際しては、以下に説明するように、プレートが露出される側に応じて、生成される画像に異なるマークが現れるので、どちらの側が発生源に面するかについて注意を払う必要がない。
図26、27、28および29の画像を解析する目的で、患者のディジタル歯科用X線プレート104を露出する専門技師、歯科医またはその他が、中空円、その結果としてプレートの感応側を、「発生源R」の位置にあるX線源に向けるとともに、中空円を、位置「発生源R」にあるX線源の方向から見てプレート104の下方右隅に向けたと仮定する。この実施態様において、中実円は、プレート104の反対側の、中空円と同じ隅にある。図26は、そのように配向されたプレートが、「発生源R」で示す場所のX線源によって露出されるときに、プレート104の感応側から読み取られる画像である。そのような画像を読み取る歯科医は、中空円201の存在から、その画像がプレート104の感応側から露出されたことを認識することになる。しかしながら、この画像は、画像を水平方向に反転させて、図27に示すように、中空円201を画像の下方左隅に現れるようにすることによって、故意ではなく、あるいは故意に再配向される可能性もある。
上述のように、中実マークはプレート104の底辺右隅に配向されており、画像が適切に配向されるとき、すなわち構造がその自然な、予想される方向に描かれるように配向されるときには、それが、その隅に現れなくてはならないことがわかっていることに留意されたい。したがって、図26は、プレート104の感応側から露出された画像の正しい方向を表わすことが明らかである。同じように配向されているが、「発生源L」で示す場所のX線源から露出される、同一のプレート104は、プレート104の感応側から読み取られるとき、図28に示す画像を生成する。図29の画像は、プレートの「裏側」からプレート104を露出することによって生成される画像に予想されるように、閉止円1801を、画像の下方左隅に配置するように、図28の画像を水平方向に反転する、画像処理ソフトウエアの操作によって生成することが可能である。上述のように閉止マークが、プレート104の下方左隅に位置しているので、図29は正しい方向でなければならないことがわかる。図26および29は、明確かつ明白に、正しく配向された画像であるので、画像を読み取る専門技師、歯科医またはその他の人は、状態103は、患者の右側であることを、確信をもって知ることができる。
図26、27、28および29のように、図30、31、32および33は、本発明の態様のこの実施態様によるディジタルX線プレートを使用して生成される可能性のある4つの画像であって、例えば「発生源L」および「発生源R」に位置する、2つの異なる場所の発生源のそれぞれを使用して、両側それぞれから露出される画像を示している。この実施態様は、プレートのX線感応側の、1つの隅に、中空円マークを有するとともに、プレートの反対側に、この場合には同じ隅に、中実円マークを有する。結果として得られる画像によって図30、31、32および33に示す実施態様においては、これらのマークは、以下に説明するように、底辺隅ではなく、上辺隅に位置する。この実施態様の使用に際しては、以下に説明するように、プレートが露出される側に応じて、生成される画像に異なるマークが現れるので、どちらの側が発生源に面するかについて注意を払う必要がない。
図30、31、32および33の画像を解析する目的で、患者のディジタル歯科用X線プレート104を露出する専門技師、歯科医またはその他が、中空円、その結果としてプレートの感応側を、「発生源R」の位置にあるX線源に向けるとともに、中空円を、位置「発生源R」にあるX線源の方向から見てプレート104の上方左隅に向けたと仮定する。この実施態様において、中実円は、プレート104の反対側の、中空円と同じ隅にある。図30は、そのように配向されたプレートが、「発生源R」で示す場所にあるX線源によって露出されるときに、プレート104の感応側から読み取られた画像である。そのような画像を読み取る歯科医は、中空円201が存在することから、それがプレート104の感応側から露出されたことを認識する。しかしながら、この画像は、画像を水平方向に反転させて、図31に示すように、中空円201を画像の上方右隅に現れるようにすることによって、故意ではなく、あるいは故意に再配向される可能性もある。
ここで、中空マークは、上述のように、プレート104の上方左隅に配向されており、画像が適正に配向されるときには、その隅に現れなくてはならないことがわかることに留意されたい。したがって、図30は、プレート104の感応側から露出された画像の正しい方向を表すことが、明らかである。同様に配向されているが、「発生源L」で示す場所のX線源から露出された、同一のプレート104は、プレート104の感応側から読み取られるときには、図32に示す画像を生成する。図33の画像は、プレートの「裏側」からプレート104を露出することによって生成される画像に対して予想されるように、閉止円1801を、画像の上方右隅に配置するように、図32の画像を水平方向に反転する、画像処理ソフトウエアの操作によって生成することが可能である。上述のように閉止マークが、プレート104の下方左隅に位置しているので、図33は正しい方向でなければならないことがわかる。図30および33は、明確かつ明白に、正しく配向された画像であるので、画像を読み取る専門技師、歯科医またはその他の人は、状態103は、患者の右側であることを、確信をもって知ることができる。
図39に示す、本発明の第3の実施態様においては、マーカーは非対称であり、プレートの対称軸に対して非対称に配置されているとともに、「表側」マーカーおよび「裏側」マーカーの両方が使用されている。この例においては、マーカー3901および3902は、矢印の形状にされている。もちろんのこと、マーカー3901および3902は、この実施態様と関係して述べるさらなる要件に合致する、任意適当な方向マーカーとすることもできる。ここで、「表側」マーカー3901は、画像3900の下端で、プレートの右側垂直辺を指す、水平に配向された、細くて短い矢印であり、これに対して、「裏側」マーカー3902は、「ランドスケープ」方向のプレートの下端で、やはり水平に配向されているが、画像3900のプレートの前記垂直辺と反対方向を指している、中実の矢印であると仮定する。説明の目的で、プレートが画定する面の両側における、マーカーの大きさと配置によって、マーカー3901と3902の関係は、2つのマーカーの画像間に重複が生れている。この特定の配設においては、プレートが「裏側」から露出され、次いで走査されるときには、2つの矢印が重なって、プレート画像上の「裏側」マーカーの比較的大きな中実矢印を生成するとともに、比較的細い「表側」マーカーを覆い隠す。したがって、すべての露出、走査されたプレート画像には1つの矢印だけが表われる。
図38に関する考察において使用した解析方法を、この第3の実施態様に拡張するに際して、「表側」から露出して、次いで先述の面回転および反映による操作によって生成することのできる、すべての可能なランドスケープ画像を図40に示してある。説明を簡単にするために、ここでは、画像の「ランドスケープ」方向だけを考察する必要がある。上位−下位方向を見つけるのが比較的容易であることによって、実際的な理由から、水平画像および垂直画像は、プレートの短軸または長軸のいずれかと整列された歯、すなわち容易に区別可能な状態を含むので、互いに90度の倍数の回転によって関係している2つの口腔歯科画像、ならびに、その他多くの解剖学的構造画像を混同することはほとんどあり得ない。さらに、通常は、異なる方向のプレートは、異なる用途に使用される。「ポートレイト」方向は、一般に、前歯歯根先端周囲検査(anterior tooth periapical study)および垂直咬翼検査(vertical bitewing study)に使用されるのに対して、「ランドスケープ」方向は、奥歯歯根先端周囲検査および水平咬翼検査に使用される。「ランドスケープ」方向画像に対して、図38に関する考察において先にすでに示したように、この解析方法は、「ポートレイト」方向画像についても拡張可能かつ有効である。
以下の図40の考察は、図38に関して適用した解析方法を、本発明の第3の実施態様に拡張する。2つの動作、すなわち長軸および短軸の交差点における、プレート(または画像)の面に垂直な軸の回りの180度回転、および画像の面に対して直角の垂直面を介する反映は、操作の4つのモードであり、これらは、単独または組み合わせで、画像のすべての可能な方向を生成する。
第1のモードは、面の「露出前」反映であり、プレートが「表側」から露出されるか、または「裏側」から露出されるかを変更する。プレートがどの初期反映位置で露出されたかに応じて、4001および4002の群の1つが、解析の開始点となる。
操作の第2のモードは、「ポートレイト」から「ランドスケープ」に、連続する場合には「ランドスケープ」に戻る方向の変更に伴う、露出前の面の物理的な回転であり、これによって、マーカーの位置と、シャドーグラムによって生成される画像の詳細との関係が変更される。図38および図2〜33に関する考察において示したように、「ランドスケープ」方向の範囲で、またひいては「ポートレイト」方向の範囲において、このモードを介して達成可能な2つの可能な方向の間には同等性が存在する。したがって、この操作のさらなる考察は、この回転モードは、プレートの対象の長軸および短軸の交差点に位置する点を介しての反映と同等である、非対称または非対称に配置されたマーカーに対して影響を与えることを述べた後にまわす。その初期露出回転が発生した結果、画像の解析の開始点が図40における画像の左欄か、または画像の右欄かが決まる。
第3のモード、すなわち露出後のプレートの回転は、スキャナー内に装着されるとき、またはデータがいったん取り込まれるとソフトウエアによって、マーカーの位置とシャドーグラムの詳細との関係を維持する。以下に考察するように、このモードは、図40の左欄および右欄の間の移動によって示される、このモードを、「露出後」回転と呼ぶ。
第4のモードは、取り込み後の画像のソフトウエア反映である。この操作を、図40において、元の群4001または4002の範囲内に残りながら、行間での垂直移動によって示してある。
任意の側から露出され、次いで画像処理ソフトウエアによって操作される、「表側」マーカーおよび「裏側」マーカーを有するプレートは、上記の図40の画像の1つを生成する。これらの画像の解析について、4つの仮説上の開始点4003、4004、4007および4008に関連して以下で考察する。
仮説#1
従来は「正しい」方向、すなわち、「表側」マーカーが放射線源に面し、かつ下端にある方向から露出されたプレートから走査された画像を、画像4003に示してある。回転または反映によるソフトウエア操作は、グループ4001に含まれる、画像4004、4005、または4006のいずれをも生成することができる。しかしながら、画像4002が正しい方向にあるときには、細い「表側」マーカー矢印が、右向きで下端にあることに留意されたい。
仮説#2
「表側」から露出されたが、「表側」マーカーが上端にあり、走査画像4004を生成するように回転されたプレートから走査された画像。ここでも、ソフトウエア操作によって、画像4003、4005および4006のいずれをも生成することができる。正しい見る方向に向けられるとき、画像4004は、上端に左向きの細い「表側」マーカー矢印を含む。
仮説#3
この仮説によれば、プレートは、「裏側」マーカーが下端にある状態で、「裏側」から露出される。走査されると、「裏側」マーカーを下方右にした状態で、左向きの画像4007が生成される。この画像は、露出前反映されたために、走査画像4007が生成される。ソフトウエア反映によって、正しい画像4009が生成される。画像4008および4010をソフトウエア操作によって生成することもできるが、「正しい」画像4009は、下端に右向きの太い「裏側」マーカー矢印を含むことに注意されたい。
仮説#4
この最後の仮説に寄れば、プレートは、「裏側」マーカーが上端にあるように回転された後に、「裏側」から露出されて、走査画像4008を生成する。画像を「正しい」方向から見るために、ソフトウエアを使用して、画像4008を水平方向に反映して、画像4010を生成するように操作する。正しい画像4010は、上端に左向きの太い「裏側」マーカー矢印を含む。
前記4つの仮説から、第3の実施態様の観点を使用して、簡単な規則を導くことができ、この実施態様を使用して生成される任意の画像は、観察のために正しい方向に、迅速かつ正確に向けることができる。ランドスケープモードの画像に対しては、回転を使用して上位/下位部分に対して、画像を正しく向けた後に、画像の上端にあるマーカー矢印はすべて左を指し、画像の下端にあるマーカー矢印はすべて右を指さなくてはならない。画像は、最初に規則にあっていない場合には、正しい方向を達成するために、ソフトウエアを使用して、水平方向に反転しなくてはならない。
図41に示す、本発明の第4の実施態様においては、2つの「表側」マーカー4101、4102および2つの「裏側」マーカー4103、4104を、次のようにして使用する。マーカー4101、4103および4104の関係は、第3の実施態様のマーカー3901および3902に関係して記述した関係と同様である。しかしながら、類似の関係にある、マーカーの第2の組4102、4104は、プレートの面の中心を垂直に通過する線を介しての、第1の組の、反映の点に位置する。
「表側」および「裏側」から放射線源に露出される、プレートを走査することによって生成されるすべての可能な画像4201〜4208を、図40のそれに相当する位置に示してある。正しい方向を向く画像に関連する矢印はすべて、それが画像の下半分にあるときには右を指し、画像の上半分にあるときには左を指して、上述の規則をさらに適用しやすくする。処理画像において、そのようにマーカー形状および位置を設計することによって、正確で明白な配向だけでなく、マウント内の画像を配列するプロセスにおいてオペレータがしなくてはならない意思決定の数をさらに低減し、したがって操作に必要な時間を低減する。
さらに、マーカーの一方が、放射線不透過性である臨床構造物、例えば金属製詰め物または歯冠、の影によって覆い隠されたとしても、他方のマーカーがあり、このようなまれな状況においても、画像の左右関係の表示を提供する。
本発明のさらに別の実施態様においては、プレートには、2層の感応材料が取り付けられており、それぞれが小さな「表側」マーカーを有し、潜像を可視診断画像に変換する機構が、プレートを片側または両側から読み取ることを可能にするとともに、そのような診断画像内にそのマーカーの認識可能なパターンと、2つの感応層の間に収容されて、好ましくは、前述の実施態様と同様に、「表側」マーカーの画像を覆い隠して、そのような材料が放射線源とその層の間に存在する場合には、感応層のいずれかから読み取り可能な認識可能なパターンを生成することのできる、異なる標識形成マーカーまたは材料とを生成する。
この実施態様の観点の例を、図44A及び図44Bに示すプレート4400によって示してある。「表側」マーカーセット図44Aは、それぞれの側に1対の、2つの矢印4401の2つの対からなり、次のようにプレート上に配置されている。すなわち、プレートの長辺の近傍かつそれに沿った各矢印が、最も近い長辺の中間点近くから発生して、下方長辺の近くに位置する場合には、右側短辺の方向を指すか、または上方長辺の近くに位置する場合には、左側短辺の方向を指す。同じ矢印の配置が、プレートの反対側にも存在する。2つの矢印は、図44A及び図44Bに示すように、プレートの対象の長軸4403および短軸4404の交差点4402を介して、互いの上に反映する。結果として得られる「表側」マーカー構成は、プレートの2つの側4405および4406が、互いに区別不能であり、両者が燐光体コーティングおよび矢印の両方を含み、これらは、プレート4400の「ランドスケープ」または「ポートレイト」方向、すなわち対称の主軸4403および4404のいずれか、または対象点4402、の回りの180°またはその倍数の回転を保存する任意の操作を介して、互いに同一の位置にある。
この実施態様の更に別の観点によれば、2つの燐光体フィルム層の間に、4つの矢印4401のそれぞれの末端近くに、放射性不透過性媒体堆積物4407があり、これは、放射線源と反対のプレートの側の燐光体上および放射線撮影される物体上に影を落とすことができる。
(図のように)ランドスケープ方向において、矢印形「表側」マーカー4401および、「裏側」マーカーを含む内部材料4407の上記の配列において、プレートの同じ側から露出され、かつ読み取られる物体の画像は、常に、走査された状態で、下端矢印4401が右を指し、「裏側」マーカー4407の影はない。一方、図45に示すように、プレートの片側から露出されて、反対側から読み取られる物体の画像4501はすべて、「裏側」マーカー画像4502を露呈させて、診断画像がソフトウエアによって適正に配向されたときに、これが下方矢印4503の右側、すなわち末尾に現れる。下方矢印(図44、4401)が、「裏側」マーカー影なしに、右を指す下方矢印を含む画像も、適正に配向されている。しかしながら、「表側」マーカーの左端、すなわち末端にある「裏側」マーカー影を含む画像(図示せず)は、右と左とが逆転して、診断画像を適正に配向されるにはソフトウエア反映を必要とする。先の実施態様と同様に、同様の解析によって、正しい画像配向に対して簡単な規則が生成される。
上記の考察からわかるように、記述した様々な実施態様によるプレートは、画像情報の中に永久に埋め込まれた、区別可能なマーカーを有する画像を生成する。この特有のマーカーは、歯科医または専門技師が認識して操作するか、または自動的に認識して、画像を見るのに使用される画像処理ソフトウエアによって操作することができる。さらに高性能のソフトウエアでは、最初に、任意適当な画像処理規則に基づいて、それ自体の上位/下位配向を実施するが、これに対して性能の低いソフトウエアは、オペレータに頼って、最初に上位/下位配向を実施する。自動方向認識および再配向を実現するために、画像処理ソフトウエアは、次に、マーカーに相当する特定の形状に対する、マーカーのある可能性のある既知の場所を探索する。それらの形状の1つが、マーカーのそれらの可能な場所の1つにおいて発見されると、次いで、画像を正しく配向するための規則が適用される。上記の第3または第4の実施態様の場合には、上記の簡単な規則を、簡単にソフトウエアによって自動的に適用して、各画像を即座に正しい方向にすることができる。ソフトウエアを書くことによって、それ自体の1つを含む画像内で認識されるマーカーを置き換えることもできる。この置換によって、画像を使用するものが、画像が処理されて、正しく配向されたことを認識するのを助けることになる。
別のソフトウエア強化も、本発明の実施態様の観点と関係して可能である。画像処理ソフトウエアが実施する反映プロセスは、画像が偶数回または奇数回のいずれで反映されたかを示す、「反映フラグ」を切り替えることによって、ファイルを修正することができる。反映フラグは、画像ファイル内に埋め込むか、独立のファイルに記憶するか、画像ファイル名の一部とするか、またはその他任意適当な場所に記憶することができる。反映フラグの値は、2つの状態の1つを表すことができる。反映プロセスおよび反映フラグは、好ましくは以下の条件を満足する。
1.反映プロセスは、反映フラグ状態を1からその他に切り替えて、その度に反映が所与の画像に適用され、それによって反映の回数を追跡した、2進法(modulo two);
2.そのように処理された画像ファイルは、グラフィック、文字または画像が(反映の垂直軸を介して)水平方向に反映されたことの、その他の表示を含むように修正される;そして
3.反映ツールを反復して使用すると、反映フラグを、それが使用される度に、2つの状態の間で切り替える。
画像処理システムは、「裏側」マーカーが存在して、反映フラグが奇数回の反映操作を示す場合、または「裏側」マーカーが不在で、反映フラグが偶数回(ゼロを含む)の反映操作を示す場合に、正しく配向された画像を表示する。本発明の観点を実現するプレートは、任意適当な方法によって製造することができる。製造すべきマークは、製造すべきプレートの大きさに対して、任意の大きさのものとすることができる。片側に燐光体を、反対側に放射線感応材料をコーティングした、より大きなシートまたはウエブから、1つまたは2つ以上のプレートを切断する製造方法においては、マークの設置は、プレートを切断する場所と一致させるか、またはプレートを切断する場所に対して不規則に配置するか、またはプレートを切断する場所を完全に覆ってもよい。場所を一致させることは、印刷要素と金型打抜き品とを位置合わせするための、印刷技術において公知の方法を含む、任意適当な方法で達成することができる。
小型の、明確に区別できるマークは、固定された、所定の場所に配置することができるのに対して、マークとして使用するブランケットパターンも、診断画像において見ることの多いパターンとそれを区別できるように、明確に区別できるマークでなくてはならない。好ましいブランケットパターンは、診断画像において自然に発生するパターンと区別できるように、斑紋状、曲線または不規則なものではなく、直線状または角のあるものである。上述のように、プレート上でのマークまたはパターンの生成は、診断放射線の透過または吸収を変える任意適当な手段を用いて行うことができる。例えば、燐光体を保持するプレートの物質を、燐光体内に潜像を生成する、その物質による放射線の吸収が均一でないように、製造することができる。この不均一性は、所望のマークまたはパターンの形態をとることができる。所望の不均一性を生成することのできる工程の例を、次に記述する。
代替選択肢として、上述のように、マークまたはパターンの製造は、露出プレートの出力を変えること、例えば燐光体の種類、厚さまたは存在を変えることによって行うことができる。このパターンは、不均一な組成を有するプレートのバルク物質の一体部分とすることができる。これは、放射線の吸収率(extinction coefficient)を局所的に増大させて、燐光体側から露出されるときに、燐光体上に落とされる影に区別のできるパターンを生成する、材料を採用することによって達成することができる。製造時に、放射線不透過性材料、例えば適当な粒子寸法の重金属塩粉末を、プレートを形成する材料に加えることができる。このような添加は、プレートの仕上げの前、例えば、材料が硬化して完成シートになる前の、半流動性状態にある間に、材料が均一にならないようにして実施することができる。
このパターンは、プレートの製造中に、完成プレートの燐光体を保持するシートの修正として、導入することができる。望みに応じて組み合わせることのできる例としては、シートのバルク材料と異なる吸収係数の材料を、シートに、ホットプレス、吸着、スタンプ、インクまたは箔による印刷、噴霧、再昇華、粉末のふりかけ、はめ込み、またはその他の方法で堆積、もしくは刻印することがある。これによって、燐光体の側から露出されるとき、燐光体に落とされる影の中に、区別できるパターンが導入されることになる。
図34に示すように、プレートを製造するためのシートは、積層構造またはサンドイッチ構造としてもよく、この構造では、少なくとも1つの層3401が、燐光体3402上に不均一な影を落とすことができる。例えば、その層3401は、ラベルパターン3403を与える金属箔打抜き品とすることもできる。あるいは、不均一層を、その他の方法の1つによって得て、次いでその層の上に積層して完成構造にすることも可能である。層3401を、基板3404の片側に貼り付け、同時に燐光体層3402は、その上に不均一な影を落とす材料3405を含み、それを基板3404の反対側に貼り付ける。保護層3406および3407は、構造の外表面に貼り付ける。この手法の潜在的な利点の1つは、例えば機械的または化学的な、不安定性のために不適切であることのある、放射線不透過性堆積物の堆積の方法が、サンドイッチの内部に堆積材料を封止して、それによって層間で安定させることによって、使用できるようになることである。別の利点は、毒性などの望ましくない特性のために、表面コーティングとしての考慮から除外されることのある、そうでなければ便宜な材料が、ほんのわずかな量でプレートの構造内部に安全に封止されて存在する場合には、使用可能となることである。そのような材料としては、重金属、元素、その合金、化合物または塩を含有する粉末、インク、または箔とすることができる。
プレート内部に対照的な放射線不透過性の領域を生成する別の方法は、プレートの基板に、関係する波長において大きく異なる吸収率を有する、全厚みまたは部分厚みの材料を埋め込むことである。この種の全厚みはめ込みを生成する1つの方法は、図35に示すように、燐光体(例えば、図34、3402)上に不均一な影を落とすことのできる材料3502をその中に埋め込んだ、不均質押出しブロック3501を横方向に切断することによる方法である。
図36に示す、別の構造によれば、プレートは、それ自体がかなりの程度の放射線不透過性を有する材料でできており、片側から露出されるときに、プレートが落とす影の強度の変化を、燐光体を堆積させる基板3601の厚みを変えることによって生成することもできる。この例では、プレートを製作するための物質は、露出に使用する放射線の波長に対して大きな吸収率を有する必要がある。例えば、重金属を含む基板に対して、肉厚領域3602は、肉薄領域3603よりもより濃い影を落とすことになる。患者を重金属露出から保護するとともに耐久性を向上させるために、保護層3406および3407も含めてある。
さらに別の構造によれば、図37に示すように、マークまたはパターンは、プレートが誤った方向、すなわち「裏側」から露出されるときに、燐光体に影を落として、放射線写真の観察者に、プレートが「誤った」側から露出されたことを明確に警告するようにすることができる。このパターン3701およびその濃さは、そのような画像を読み取り不能とし、それによって所定の方法、すなわち燐光体を放射線源に向けて露出する方法を、繰り返し行わさせることができる。このプレートおよびマークまたはパターンの構造は、燐光体によって記録される画像の発生源の解剖学的位置についてのあいまいさを解消することにおいて、現在の燐光体プレート技術についての改良である。この構造の別の利点は、従来型歯科用フィルムパケットは同様の結果を生成し、したがって歯科専門職者がそのような手法に慣れていることである。しかしながら、そのような破壊的ラベルは、露出が不適正に行われたときに、露出がプレートの反対側から行われたことを単に示して、観察者が、その後に画像が通常の方向になるように操作できるようにするのではなく、患者を電離放射線に再び露出させることを必要とする。
さらに別の実施態様によれば、図43の横断面に示すように、小さなリベット、針、無頭釘(brad)、その他4301は、随意にプレート4300の構造を一緒に保持して、「表側」マーカーおよび「裏側」マーカーの両方としての役割を果たすことができる。この実施態様の観点によれば、リベット、針、無頭釘またはその他4301の頭部4302は、「表側」マーカーを提供し、それに対して、リベット、針、無頭針またはその他4301の比較的大きな、広がった足部4303は、「裏側」マーカーを提供することができる。ここで、リベット、針、無頭針またはその他4301の頭部4302および足部4303の役割を変えることもできることを理解すべきである。
さらに別の構造によれば、図46に示すように、放射線不透過性材料4602のマーカーまたはパターン生成用の塊は、マトリックス4601内部に収納するか、または埋め込むことが可能であり、次いで、このマトリックス自体が、プレート4600上の、画像内の感応層の指示された観点からの露出を示すのに選択される場所に取り付けられる。図示されているように、マトリックスは、例えば、プラスチックフレーム4601とすることができる。放射線不透過性材料4602は、この例においては、「裏側」マーカーを生成する。フレーム4601は、既存のプレート処理システムとの互換性を提供するように構築することができる。また、図示されるように、第2のフレーム4603を、「表側」マーカーを生成するように構成することもできる。この例においては、「表側」マーカーは、フレーム4603の部分4604によって阻止されるので、読み取りのできない領域を生成する。そのようなマトリックス4601、4603は、化学的接着、溶媒溶接、超音波溶接、その上への直接成型、機械的な取り付け、またはその他の方法でプレート4600に取り付けて、潜像を可視形態に変換するために使用する機構の操作と干渉しないようにすることができる。
図46の実施態様の変形形態を、図50、51および52に示してある。この変形形態においては、「フレーム」は、実際には画像領域を包囲する完全フレームではなく、プレート500の1隅(または、任意選択で、主画像領域外の別の小領域)だけを占めるように縮小されている。次いで、この実施態様の部分を、詳細に記述する。プレート5000は、その中に形成された2つの空隙5002および5003を備える隅領域5001を有する。空隙5002および5003は、隅要素(図51、5100)をプレート5000に保持するように、配置、採寸および成形されている。
図51に示すように、隅要素5100は、プレート5000の空隙5002および5003に適合するように、配置、採寸および成形された、2つの保持スタッド5101および5102を有する。また、隅要素5100が形成されている材料内に埋め込まれているのは、放射線不透過性材料の成形体5103である。この放射線不透過性材料の成形体5103は、「裏側」マーカーの機能を果たし、これに対して、スタッド5101および5102の頂部の形状は、「表側」マーカーの機能を果たす。完全にするために、図52には、プレート500に取り付けた隅要素5100を底端面図で示してある。
図53に示す、簡略化した実施態様によれば、プレート5300は、一対の「表側」マーカー5301と一対の「裏側」マーカー5302とを有する。「表側」マーカー5301だけが現れると、結果として得られる画像では、その「表側」マーカーが現れる隅が、画像が露出後反映されたかどうかを表示する。「表側」マーカー5301および「裏側」マーカー5302の両方が現れると、結果として得られる画像は、それが読み取られた反対側から露出された、すなわち露出前反映されたことになる。画像内の情報は、単独では、その反映がその後の露出後反映によって補正されたかどうかを判定するには、不十分である。しかしながら、他で述べたように、ソフトウエアによって、画像内のマーカーを、正しい方向を永久的に示すように設計されたマーカーに置き換えることができる。この簡略化した実施態様は、「表側」からのみ読み取る必要のある材料と、両側から読み取ることのできる材料とに、等しく有効に機能する。
図47に示すように、本発明の観点は、燐光性放射線感応層4701および2つの透過性層4702、4703を有する、プレート4700内に組み入れることができる。2つの透過性層4702および4703の一方または他方が、構造に機械的支持を提供する基板層であると考えるか、または個別の、透過性基板層(図示せず)を使用することができる。実際のところ、別の基板層が設けられるとともに、放射線不透過性パターン4704および4705が、例えば、重ね刷りによって、層4701の両側に設けられると、透過性層4702および4703は除外することもできる。それぞれの透過性層4702および4703は、放射線感応層4701の励起波長および燐光波長の両方に機能的に透過性でなくてはならない。機能的透過性に加えて、層4702および4703は、プレートを使用しようとする用途によって必要とされる解像度に適当な程度に、十分に分散性(dispersal)でなくてはならない。
各透過性層は、縁辺において、放射線不透過性パターン4704および4705を含む。パターン4704および4705はいくつかの特性で選択される。これらは、この例においては、その上にパターンが配置される、放射線感応層4701の側から見るときに、同じパターンとなることがある。パターン4704および4705は、プレートを同じ側から露出し、かつ見るときに、図48に示すように、本質的に非対称でなければならず、それによってパターンの水平方向および垂直方向の反映が、結果として得られる画像において容易に明らかとなる。パターン4704および4705は、一方の側から露出されて、反対側から見られるときに、組み合わされて、図49に示すように、図48に示すものと異なる固有のパターンを生成する。
図48に示すような画像がプレートから読み取られると、オペレータは、直ちに、画像が正しく配向されていることを認識することができる。実際に、画像が故意にではなく水平方向に反映されている場合には、パターンによって誤った方向が識別されて、次いで、この方向を補正することができる。
図49に示すような画像が、プレートから読み取られると、オペレータ(または、プレートの読み取りと画像の記憶を実施するソフトウエア)は、画像が、片側から露出されてその反対側から読み取られたことによって、反転されていることを、直ちに見分けることができる。次いで、この画像は、水平方向に反映されて、図49に示すパターンを、図48に示すパターンと置き換えることができ、これによって、画像内にその正しい方向の表示が永久的に埋め込まれる。
上述した本発明の実施態様の、様々な観点によるマーカーは、低溶融温度組成物または合金を、プレート内の好適な形状に、注入成型することによって製作することができる。低温合金、Sn、Sb、Bi、Pbおよび/またはその他を含む、共晶合金が好適である。
ディジタル口腔内歯科用プレートに関係して記述したが、本発明の実施態様の様々な観点は、両側から露出され易いが、片側からのみ読み取りまたは走査が可能な、他の医療および歯科用プレートまたはフィルムに、適用することができる。
以上、本発明の少なくとも1つの実施態様の、いくつかの観点について記述したが、当業者は、様々な変更、修正、および改善を思いつくであろう。そのような変更、修正、および改善は、この開示の一部であり、また本発明の主旨と範囲に含まれるものである。したがって、以上の記述および図面は、例としてのみのものである。
歯科用X線プレートを左右両側から露出する方法を示す、人の下顎の斜視図である。 左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、およびソフトウエアを使用して画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、およびソフトウエアを使用して画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。
左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。
右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。
右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、およびプレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、およびプレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。
本発明の観点を具現する、左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、およびプレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、左向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、およびプレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、およびプレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。
本発明の観点を具現する、右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、およびプレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、およびプレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の右側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点を具現する、右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、およびプレートの「表側」から画像を走査することによって生成される画像を示す図である。
本発明の観点を具現する、右向きの「表側」を有する従来型ディジタル歯科用X線プレートを、患者の下顎の左側を通して露出すること、プレートの「表側」から画像を走査すること、および画像を水平方向に反転させることによって生成される画像を示す図である。 本発明の観点による放射線不透過性標識マークを有する積層体の分解図である。 はめ込み放射線不透過性材料を有するバルク材料と、薄片が本発明の観点によるディジタルX線プレートを構築するのに使用することのできる、バルク材料の切り出し薄片とを示す斜視図である。 基板を通して露出されるときに特有のマーカーを生成するように、厚さを変えられた放射線不透過性基板を使用して生成される放射線不透過性プレートの分解図である。 「表側」を向く放射線感応材料と、その「裏側」を向く、放射線不透過性材料を有し、この放射線不透過性材料が、それを通して露出される画像を使用不能にするパターンを有する、放射線写真プレートの分解図である。 画像の様々な転置間の関係を示す、転置マップである。 「表側」マーカー(実)および「裏側」マーカー(虚)の相対位置を示す、プレートの平面図である。
図39のプレートの変換マップである。 2重「表側」マーカー(実)および2重「裏側」マーカー(虚)の相対位置を示す、プレートの平面図である。 図41のプレートの変換マップである。 リベットまたは無頭釘を使用して「表側」マーカーと「裏側」マーカーの両方を形成する、本発明の一実施態様の観点を示す横断面図である。 図44A及び図44Bは片側から見たときの、「表側」マーカー(実線矢印、破線矢印)と「裏側」マーカー(破線菱形)との相対位置を示すとともに、同じ側からの露出および観察を表わす、2重燐光体プレートの平面図である。 片側から露出されて、画像が水平方向に反転された後に、反対側から見たときの、「表側」マーカーと「裏側」マーカー(破線菱形)との相対位置を示す、2重燐光体プレートによって生成される画像の平面図である。 プレートに付着させた少なくとも1つのフレームを含む、本発明の一実施態様の観点による、プレートの分解斜視図である。 透過性基板と保護層とを有し、それによって両側から読み取り可能なプレートの、分解斜視図である。
同じ側から露出され、かつ読み取られた、図47のプレートによって生成される画像の平面図である。 片側から露出され、反対側から読み取られた、図47のプレートによって生成される画像の平面図である。 隅マーカー構造を受容するように適合されたプレートの平面図である。 図50のプレートによって受容される、隅マーカー構造の斜視図である。 図51の隅マーカー構造を含む、図50のプレートの底辺図である。 本発明の実施態様のいくつかの観点による、簡略化マーカーシステムを有する、プレートの平面図である。

Claims (8)

  1. 放射線記録プレートであって、放射線が、物体に当たり、その後前記放射線記録プレートの表(放射線照射後に読み取られる面)側から入射すると画像を形成する能力を有し、また、放射線が、物体に当たり、その後前記放射線記録プレートの裏側から入射しても画像を形成する能力を有するように構築かつ配設され、
    前記放射線記録プレートは照射前からマーカーを含んでおり、該マーカーは、放射線が入射する側が前記放射線記録プレートの表側と裏側のどちら側であっても、いずれか一方の側から入射すると、放射線照射後に前記画像内に検出可能なマークを生成するものであり、前記マークは、前記放射線記録プレートの表側と裏側のいずれにおいて放射線に照射されたかを示すものであり、かつ放射線照射後前記放射線記録プレートから得られた画像全体に対して鏡像変換が行われたかどうかが判明するものであることを特徴とする、前記放射線記録プレート。
  2. 放射線記録プレートが表(放射線照射後に読み取られる面)側または裏側から放射線に照射されるときに、画像の対象とする領域を邪魔しない領域を覆う、放射線に対して不透過性の媒体を、マーカーが含む、請求項1に記載の放射線記録プレート。
  3. 放射線記録プレート上の画像内に出現することによって、画像の対象とする領域を邪魔することなく裏(放射線照射後に読み取られる面の裏面)側から放射線に照射されたことを表示するマークを画像内に生成する、裏側マーカーをさらに含む、請求項1に記載の放射線記録プレート。
  4. 放射線記録プレート上の画像内に出現することによって表(放射線照射後に読み取られる面)側から放射線に照射されたことを表示するマークを画像内に生成する、表側マーカーをさらに含む、請求項1に記載の放射線記録プレート。
  5. 表側マーカーおよび裏側マーカーを含み、表側マーカーが生成するマークと裏側マーカーが生成するマークの形状および/または位置により、放射線に照射された側ならびに画像全体に対して行われた鏡像変換を識別することができることを特徴とする、請求項1に記載の放射線記録プレート。
  6. 放射線が、物体に当たり、その後放射線記録プレートの表(放射線照射後に読み取られる面)側から入射すると画像を形成する能力を有し、また放射線が、物体に当たり、その後放射線記録プレートの裏側から入射しても画像を形成する能力を有する放射線記録プレートの、放射線に照射された側を識別し、画像方向を同定する方法であって、
    前記放射線記録プレートに放射線を照射し、前記放射線記録プレートの表側と裏側のどちら側であっても、いずれか一方の側から、放射線を入射させること、および
    前記放射線記録プレートに前記放射線を照射し、放射線が物体に当たり、入射することによって生成される画像を取得すること
    を含み、
    放射線記録プレートの画像領域を実質的に邪魔しない位置に、画像内に現れることによって前記放射線記録プレートが放射線に照射された側を識別するとともに、放射線照射後に前記放射線記録プレートから得られた画像全体に対して鏡像変換が行われたかどうかを表示するマークを生成するマーカーを、放射線照射前に前記放射線記録プレート内に組み入れること;および
    放射線記録プレートの放射線が照射された側および前記鏡像変換を識別するために、前記マークの形状および/または位置を観察することを特徴とする、前記放射線記録プレートの放射線に照射された側を識別し、画像方向を同定する方法。
  7. 少なくとも1つの放射線感応層を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の放射線記録プレートの製造方法であって、
    前記放射線記録プレートの第1の側に、放射線に感応するフィルムを設けること;
    前記第1の側にマーカーを設けること;および
    前記放射線感応層の第2の側(第1の側の裏側)の領域に、結合剤中の重金属の懸濁液を含むマーカーを設けること;
    を含み、
    第1の側のマーカーが生成するマークと第2の側のマーカーが生成するマークが異なることを特徴とする、放射線記録プレートの製造方法。
  8. 画像データを保持する画像記憶装置であって、
    記録媒体;および
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の放射線記録プレートを放射線に照射することによって生成される画像の、前記記録媒体内の記録によって定義される画像データセットを含み、
    前記放射線記録プレートの放射線照射中に生成され、かつ前記放射線記録プレートの放射線に照射された側を示すとともに、放射線照射後に前記放射線記録プレートから得られた画像全体に対して鏡像変換が行われたかどうかを示すマークのデータが、前記データセットに取り込まれることを特徴とする、画像記憶装置。
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