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JP4871572B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents
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JP4871572B2 - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Description

この発明は、複数の半導体チップが積層された構造を有する半導体装置と、該半導体装置の製造方法とに関する。
従来から、集積度が高い半導体装置として、システム・オン・チップ(SOC)や、マルチ・チップ・モジュール(MCM)等がある。システム・オン・チップは、従来複数のICで実現されていた機能が1つの半導体チップに集約されたものである。また、マルチ・チップ・モジュールは、ガラスエポキシ等からなる配線基板上に、複数の半導体チップが高密度で配置されたものである。いずれも、1つの半導体装置として多機能を有するため、複数の半導体装置を組み合わせて同等の機能を実現した場合と比べて小型化することができる。また、これに伴って、全体としての配線長が短くなるので、信号の高速伝送が可能である。
しかし、システム・オン・チップは、製造プロセスが複雑であり、巨額の設備投資が必要なため、製造コストが高いという問題があった。また、マルチ・チップ・モジュールでは、配線基板上に互いに横方向に複数の半導体チップが配置され、これらの半導体チップが配線により接続されているため、システム・オン・チップと比べて大きくなり、集積度が低くなるという問題があった。
このような問題を解決すべく、従来、例えば、複数の半導体チップが積層された構造を有する半導体装置であって、半導体チップには、導電体が充填された貫通孔が形成され、この貫通孔によって、半導体チップの活性面側と非活性面側とが電気的に接続される半導体装置が存在する(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−142648号公報
特許文献1に記載の半導体装置では、半導体チップに貫通孔を形成し、その貫通孔に導電体を充填する必要があるが、貫通孔に導電体を密に充填するのは非常に困難であり、貫通孔内にボイドが生じるおそれがあった。貫通孔内にボイドが生じてしまうと、各層間の導通が確保されなくなるおそれがある。
また、特許文献1に記載の半導体装置を製造するためには、半導体チップに貫通孔を形成して貫通孔に導電体を充填するための装置が必要になるため、半導体装置を効率良く製造することが困難であり、製造コストが高くなってしまうという問題があった。
さらに、特許文献1に記載の半導体装置においては、半導体チップに形成された貫通孔によって活性面側と非活性面側とが電気的に接続されるため、各層間においては、必ず、導体配線を、貫通孔と接続されるように形成しなければならない。従って、半導体チップの配置や導体配線のパターンに関し、設計の自由度が制限されるという問題があった。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、設計の自由度が大きくて集積度が高く低背化された半導体装置を提供することにある。また、本発明の目的は、設計の自由度が大きくて集積度が高く低背化された半導体装置を効率良く低コストで製造することができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1) 複数の半導体チップが積層された構造を有する半導体装置であって、
上記複数の半導体チップのうちの第一の半導体チップより上層には、上記第一の半導体チップ側に活性面を有するように、第二の半導体チップが配置され、
上記第二の半導体チップには、上記第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、上記第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部が形成され、
上記絶縁被覆部の表面には、上記第二の半導体チップの非活性面側から上記第二の半導体チップの側面側に沿って下方に延びる形状を有し、上記第一の半導体チップと電気的に接続される導体配線が形成され、
上記第二の半導体チップの上層には、上記絶縁被覆部を介して、上記第二の半導体チップ側に活性面を有するように、第三の半導体チップが配置され、
上記第三の半導体チップは、上記導体配線と電気的に接続されており、
前記第一の半導体チップは、該第一の半導体チップを除いた残りの半導体チップが活性面側に積層されるベースチップであり、
当該半導体装置において前記ベースチップの前記活性面側に位置する表面に半田バンプが設けられている
ことを特徴とする半導体装置。
(1)の発明によれば、第一の半導体チップより上層に、第一の半導体チップ側に活性面を有するように配置された第二の半導体チップには、第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部が形成され、絶縁被覆部の表面には、第二の半導体チップの非活性面側から第二の半導体チップの側面側に延びる形状を有し、第一の半導体チップと電気的に接続される導体配線が形成され、第二の半導体チップの上層には、絶縁被覆部を介して、第二の半導体チップ側に活性面を有するように、第三の半導体チップが配置され、第三の半導体チップは、導体配線と電気的に接続されている。そのため、第一の半導体チップ及び第三の半導体チップ(異なる層に配置された半導体チップ)は、ビアホールやスルーホール等を介することなく、絶縁被覆部の表面に形成された導体配線によって直接接続されることになる。従って、確実に各層間の導通が確保されることになる。
また、第一の半導体チップ及び第三の半導体チップ(異なる層に配置された半導体チップ)を接続する導体配線は、絶縁被覆部の表面に形成されていればよい。特許文献1に記載の半導体装置のように半導体チップに形成される貫通孔の位置によって導体配線のパターンが制約を受けることはない。従って、導体配線のパターンに関し、設計の自由度が大きい。さらに、絶縁被覆部の形状や導体配線のパターンを容易に変更することができるため、第二の半導体チップや第三の半導体チップの設置位置に関しても、設計の自由度が大きい。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)の半導体装置であって、
上記第一の半導体チップと上記第二の半導体チップとの間には、1個以上の他の半導体チップが介在していることを特徴とする。
(2)の発明によれば、第一の半導体チップと第二の半導体チップとの間に1個以上の他の半導体チップが介在しているため、第一の半導体チップと第三の半導体チップとの間は2層以上離れている。そして、2層以上離れた第一の半導体チップと第三の半導体チップとが、絶縁被覆部の表面に沿って形成された導体配線を介して直接、接続されることになる。特許文献1に記載の半導体装置のように、半導体チップに形成された貫通孔によって各層間の導通が確保される場合には、2層以上離れた半導体チップ同士を直接接続することができない。しかし、(2)の発明によれば、2層以上離れた半導体チップ同士が導体配線を介して直接接続されるため、導体配線のパターンに関し、設計の自由度がより大きい。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(1)又は(2)の半導体装置であって、
上記複数の半導体チップの少なくとも1個は、非活性面側が除去されることにより、薄型化されたものであることを特徴とする。
(3)の発明によれば、半導体チップの非活性面側が除去されることにより半導体チップが薄型化されているため、半導体装置の低背化及び高集積化が可能である。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1の半導体装置であって、
記ベースチップは、2以上の半導体チップが横並びに配置され得る面積を有するものであることを特徴とする。
(4)の発明によれば、ベースチップは、2以上の半導体チップが横並びに配置され得る面積を有し、このベースチップの活性面に、複数の半導体チップが積層されるため、半導体チップが三次元的に積層された半導体装置を得ることができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5) 上記(1)〜(4)のいずれか1の半導体装置であって、
上記ベースチップは、相互接続された複数の機能素子を含む集積回路を備えていることを特徴とする。
(5)の発明によれば、相互接続された複数の機能素子を含む集積回路を備えたベースチップに複数の半導体チップが積層された構造を有するため、1つの半導体チップの中に全ての機能を集約したシステム・オン・チップと同程度、又は、より小さいサイズで同等の機能を有する半導体装置とすることが可能になる。また、実際に1つの半導体チップの中に全ての機能を集約するわけではないから、低コストでシステム・オン・チップを実現することができる。
前記絶縁被覆部の表面は、前記第二の半導体チップの非活性面から当該第二の半導体チップの側面に回り込む曲面部分を有していることが好ましい。
また、前記絶縁被覆部の表面と前記ベースチップの活性面とのなす角が60°以下であることが好ましい。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(6)複数の半導体チップが積層された構造を有する半導体装置の製造方法であって、
前記複数の半導体チップのうちの残りの半導体チップが活性面側に積層されるベースチップである第一の半導体チップより上層に配置され、上記第一の半導体チップ側に活性面を有する第二の半導体チップに、上記第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、上記第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部を形成する絶縁被覆部形成工程と、
上記絶縁被覆部の表面に、上記第二の半導体チップの非活性面側から上記第二の半導体チップの側面側に沿って下方に延びる形状を有し、上記第一の半導体チップと電気的に接続される導体配線を形成する導体配線形成工程と、
上記第二の半導体チップの上層に、上記絶縁被覆部を介して、上記第二の半導体チップ側に活性面を有するように第三の半導体チップを配置することにより、上記第三の半導体チップを上記導体配線と電気的に接続する接続工程と
当該半導体装置において前記ベースチップの前記活性面側に位置する表面に半田バンプを形成する工程と
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(6)の発明によれば、第一の半導体チップより上層に、第一の半導体チップ側に活性面を有するように配置された第二の半導体チップに、第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部を形成し、絶縁被覆部の表面に、第二の半導体チップの非活性面側から第二の半導体チップと電気的に接続される導体配線を形成し、第二の半導体チップの上層に、絶縁被覆部を介して、第二の半導体チップ側に活性面を有するように第三の半導体チップを配置することにより、第三の半導体チップを導体配線と電気的に接続する。
そのため、第一の半導体チップ及び第三の半導体チップ(異なる層に配置した半導体チップ)を、ビアホールやスルーホール等を介することなく、絶縁被覆部の表面に形成した導体配線によって直接接続することができる。従って、確実に各層間の導通を確保することができる。
また、第一の半導体チップ及び第三の半導体チップ(異なる層に配置した半導体チップ)を接続する導体配線については、絶縁被覆部の表面に形成すればよく、特許文献1に記載の半導体装置のように半導体チップに形成される貫通孔の位置によって導体配線のパターンが制約を受けることはない。従って、導体配線のパターンに関し、設計の自由度が大きく、比較的自由なパターンで導体配線を形成することができる。さらに、絶縁被覆部の形状や導体配線のパターンを容易に変更することができるため、第二の半導体チップや第三の半導体チップの設置位置に関しても、設計の自由度が大きく、比較的自由に半導体チップを積層することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(7) 上記(6)の半導体装置の製造方法であって、
上記第一の半導体チップと上記第二の半導体チップとの間には、1個以上の他の半導体チップが介在していることを特徴とする。
(7)の発明によれば、第一の半導体チップと第二の半導体チップとの間に1個以上の他の半導体チップが介在しているため、第一の半導体チップと第三の半導体チップとの間は2層以上離れている。従って、絶縁被覆部形成工程では、第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、第二の半導体チップの側面に沿って、下層側に2層以上離れた第一の半導体チップの近傍まで延びる形状を有する絶縁被覆部を形成する。
そして、導体配線形成工程では、絶縁被覆部の表面に沿って、2層以上離れた第一の半導体チップと第三の半導体チップとを直接接続するための導体配線を形成する。このように(7)の発明によれば、2層以上離れた半導体チップ同士を直接接続する導体配線を形成することができるため、設定の自由度がより大きくなる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(8) 上記(6)又は(7)の半導体装置の製造方法であって、
上記絶縁被覆部形成工程の前に、上記第二の半導体チップの非活性面側を除去し、上記第二の半導体チップを薄型化するチップ薄型化工程を含むことを特徴とする。
(8)の発明によれば、第一の半導体チップより上層に配置された第二の半導体チップを、非活性面側を除去することにより薄型化するため、半導体装置の低背化及び高集積化が可能である。特に、第一の半導体チップより上層に配置された第二の半導体チップを薄型化するため、第二の半導体チップを極めて薄いものとすることができる。この理由は、以下のとおりである。
すなわち、第二の半導体チップを薄型化した後に、第一の半導体チップより上層に第二の半導体チップを移送して配置することとした場合、移送時に第二の半導体チップが割れたり欠けたりすることがない程度の機械的強度を有するように、第二の半導体チップの厚さを確保する必要があるため、第二の半導体チップを充分に薄くすることが困難である。
これに対し、(8)の発明によれば、第一の半導体チップより上層に配置された状態で、第二の半導体チップを薄型化するため、移送時に割れや欠けが生じることがない程度の機械的強度を有するように第二の半導体チップの厚さを確保する必要がない。従って、第二の半導体チップを極めて薄いものとすることができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(9) 上記(6)〜(8)のいずれか1の半導体装置の製造方法であって、
上記絶縁被覆部形成工程は、
上記第二の半導体チップの非活性面を含めて上記第一の半導体チップに、光の照射に応じて硬化特性が変化する樹脂組成物を塗布し、樹脂層を形成する塗布工程と、
上記樹脂層に対して上方から、上記絶縁被覆部となる部分を除いて、光を照射する露光工程と、
上記露光工程の後、上記樹脂層の未硬化部分を除去する現像工程と
を含むことを特徴とする。
(9)の発明によれば、露光工程において、樹脂層に対して上方から、絶縁被覆部となる部分を除いて、光を照射するため、絶縁被覆部となる部分以外の部分では、硬化特性が変化し、絶縁被覆部となる部分では、当初の硬化特性が維持される。従って、適当な硬化特性を有する樹脂組成物を用いることにより、上記露光工程の後、上記現像工程の前に、上記樹脂層のうち、上記絶縁被覆部となる部分のみが硬化し、残りの部分を未硬化部分とすることができる。そして、現像工程では、樹脂層の未硬化部分が除去される。従って、第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部を一体的に形成することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(10) 上記(9)の半導体装置の製造方法であって、
上記塗布工程において、上記樹脂組成物を、上記第一の半導体チップと上記第二の半導体チップとの間隙にも充填し、上記樹脂層を形成することを特徴とする。
(10)の発明によれば、上記塗布工程の後、露光工程において、樹脂層に対して上方から光を照射するため、樹脂層のうち、第一の半導体チップと第二の半導体チップとの間隙に充填された部分は、第二の半導体チップがマスクとなって光が照射されず、当初の硬化特性が維持される。
従って、適当な硬化特性を有する樹脂組成物を用いることにより、上記露光工程の後、上記現像工程の前に、第一の半導体チップと第二の半導体チップとの間隙に充填された部分、及び、絶縁被覆部となる部分のみが硬化し、残りの部分を未硬化部分とすることができる。そして、現像工程では、樹脂層の未硬化部分が除去される。
従って、上記絶縁被覆部形成工程において、第一の半導体チップと第二の半導体チップとの間隙に充填された部分を含む絶縁被覆部を形成することができ、上記絶縁被覆部によって、第一の半導体チップと第二の半導体チップとを固定することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(11) 上記(6)〜(10)のいずれか1の半導体装置の製造方法であって、
記ベースチップは、2以上の半導体チップが横並びに配置され得る面積を有するものであり、
上記ベースチップとなる部分を複数個含む半導体基板に対して上記各工程行った後、上記半導体基板を、上記ベースチップとなる部分ごとに切断する切断工程を含むことを特徴とする。
(11)の発明によれば、2以上の半導体チップが横並びに配置され得る面積を有するベースチップとなる部分を複数個含む半導体基板(例えば、半導体ウエハ)に対して、半導体チップを積層する工程等の各工程を行い、その後、上記半導体基板を、上記ベースチップとなる部分ごとに切断する。従って、各ベースチップとなる部分に対して各工程を一括して実施することができる。これらの工程が実施された半導体基板を切断することにより、複数個の半導体装置を効率良く低コストで製造することができる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(12) 上記(11)の半導体装置の製造方法であって、
上記半導体基板の活性面側に上記半導体チップを最上層まで積層した後、上記切断工程を行う前に、上記半導体基板の非活性面側を除去し、上記半導体基板を薄型化する基板薄型化工程を含むことを特徴とする。
(12)の発明によれば、上記半導体基板の活性面側に上記半導体チップを最上層まで積層した後、上記切断工程を行う前に、上記半導体基板の非活性面側を除去することにより上記半導体基板を薄型化するため、効率よく半導体装置を低背化することができる。
特に、上記半導体基板の活性面側に上記半導体チップを最上層まで積層した後に、半導体基板を薄型化するため、半導体基板を極めて薄いものとすることができる。この理由は、以下のとおりである。
すなわち、半導体基板を薄型化した後に、その半導体基板に対して、半導体チップを積層する工程等の各工程を行うこととした場合、各工程を行う際に半導体基板に衝撃や負荷が加わって半導体基板が欠けたり割れたりすることがない程度の機械的強度を有するように、半導体基板の厚さを確保する必要があるため、半導体基板を充分に薄くすることが困難である。これに対し、(12)の発明によれば、半導体基板の活性面側に上記半導体チップを最上層まで積層した後、半導体基板を薄型化するため、上記各工程を行う際に割れや欠けが生じることがない程度の機械的強度を有するように半導体基板の厚さを確保する必要がない。従って、半導体基板を極めて薄いものとすることができる。
さらに、この発明は、複数の半導体チップが積層された構造を有する半導体装置であって、
前記複数の半導体チップのうちの第一の半導体チップより上層には、前記第一の半導体チップ側に活性面を有するように、第二の半導体チップが配置され、
前記第二の半導体チップには、前記第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、前記第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部が形成され、前記絶縁被覆部の表面は、前記第二の半導体チップの非活性面から当該第二の半導体チップの側面に回り込む曲面部分を有しており、
前記絶縁被覆部の表面には、前記第二の半導体チップの非活性面側から前記第二の半導体チップの側面側に沿って下方に延びる形状を有し、前記第一の半導体チップと電気的に接続される導体配線が形成され、
前記第二の半導体チップの上層には、前記絶縁被覆部を介して、前記第二の半導体チップ側に活性面を有するように、第三の半導体チップが配置され、
前記第三の半導体チップは、前記導体配線と電気的に接続されている
ことを特徴とする半導体装置を提供する。
また、この発明は、複数の半導体チップが積層された構造を有する半導体装置であって、
前記複数の半導体チップのうちの第一の半導体チップより上層には、前記第一の半導体チップ側に活性面を有するように、第二の半導体チップが配置され、
前記第二の半導体チップには、前記第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、前記第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部が形成され、前記絶縁被覆部の表面と前記第一の半導体チップの活性面とのなす角が60°以下であり、
前記絶縁被覆部の表面には、前記第二の半導体チップの非活性面側から前記第二の半導体チップの側面側に沿って下方に延びる形状を有し、前記第一の半導体チップと電気的に接続される導体配線が形成され、
前記第二の半導体チップの上層には、前記絶縁被覆部を介して、前記第二の半導体チップ側に活性面を有するように、第三の半導体チップが配置され、
前記第三の半導体チップは、前記導体配線と電気的に接続されている
ことを特徴とする半導体装置を提供する。
本発明の半導体装置によれば、設計の自由度を大きくすることができるとともに、高集積化及び低背化が可能である。また、本発明の半導体装置の製造方法によれば、設計の自由度が大きくて集積度の高く低背化された半導体装置を効率良く低コストで製造することができる。
図1は、本発明の半導体装置の一例を模式的に示す断面図である。
半導体装置10は、ベースチップ11に、複数の半導体チップ12〜17が積層された構造を有している。なお、図1は、断面図であるから、半導体装置10の奥行き方向については示していないが、勿論、ベースチップ11には、奥行き方向にも半導体チップが積層されていて、半導体装置10は、半導体チップが三次元的に積層された構造を有している。
ベースチップ11は、活性面11a側に、相互接続された複数の機能素子を含む集積回路(図示せず)を備えている。ベースチップ11の活性面11aには、窒化膜等からなる保護膜(パッシベーション膜)(図示せず)が形成され、この保護膜から、上記集積回路と接続された複数の電極11bが複数個突出するように設けられている。また、活性面11aと反対側の面は、非活性面11cとなっている。なお、本発明において、活性面とは、機能素子や配線が形成された面をいい、非活性面とは、機能素子や配線が形成されていない面をいう。
ベースチップ11の活性面11aは、2以上の半導体チップが横並びに配置され得る面積を有していて、活性面11aには、2つの半導体チップ12、13が横並びに配置されている。図示しないが、ベースチップ11の活性面11aには、奥行き方向に複数の半導体チップが横並びに配置されている。なお、ベースチップ11は、後述する半導体装置10の製造時において、半導体ウエハ19の非活性面19d側が除去されて薄型化された後に所定の大きさに切断されたものである(図15(a)、(b)参照)。
半導体チップ12〜17も、ベースチップ11と同様に、夫々、電極(接続部)12b〜17bが設けられた活性面12a〜17aを有していて、活性面12a〜17aと反対側の面は、非活性面12c〜17cとなっている。活性面12a〜17aには、電極12b〜17bを除いて、窒化膜等からなる保護膜(パッシベーション膜)(図示せず)が形成されている。なお、半導体チップ12〜17は、後述する半導体装置10の製造時において、半導体チップ12′〜17′の非活性面12d〜17d側が除去されて薄型化されたものである(図2(c)、図5(c)及び図9(a)参照)。
ベースチップ11の活性面11a側には、半導体チップ12、13が配置されていて、活性面12a及び活性面13aは、活性面11aと対向している。また、電極12b及び電極13bは、電極11bと接続されている。すなわち、半導体チップ12、13は、ベースチップ11に対して、フェイスダウンで接続されている。なお、フェイスダウンとは、半導体チップの活性面が被接続体(ベースチップ又は別の半導体チップ)に対向した状態をいう。
半導体装置10においては、ベースチップ11に、半導体チップ12、14、16がフェイスダウンで順次積層されている。また、ベースチップ11には、半導体チップ13、15、17がフェイスダウンで順次積層されている。
すなわち、半導体装置10においては、ベースチップ11は、最下層(以下、第1層ともいう)に配置されている。
半導体チップ12、13は、ベースチップ11の上層(以下、第2層ともいう)に配置されている。
半導体チップ14、15は、半導体チップ12、13の上層(以下、第3層ともいう)に配置されている。
半導体チップ16、17は、最上層(以下、第4層ともいう)に配置されている。
半導体装置10は、本発明における第一〜第三の半導体チップの関係を満たす組合せを、複数有している。図1において、その組合せは、下記(A)〜(C)の組合せである。
(A)第1層のベースチップ11、第2層の半導体チップ12、及び、第3層の半導体チップ14は、本発明における第一〜第三の半導体チップの関係を満たす。
(A)の組合せにおいて、ベースチップ11は、第一の半導体チップに相当する。
半導体チップ12は、第二の半導体チップに相当する。
半導体チップ14は、第三の半導体チップに相当する。
(B)第1層のベースチップ11、第2層の半導体チップ13、及び、第3層の半導体チップ15は、本発明における第一〜第三の半導体チップの関係を満たす。
(B)の組合せにおいて、ベースチップ11は、第一の半導体チップに相当する。
半導体チップ13は、第二の半導体チップに相当する。
半導体チップ15は、第三の半導体チップに相当する。
(C)第1層のベースチップ11、第3層の半導体チップ15、及び、第4層の半導体チップ17は、本発明における第一〜第三の半導体チップの関係を満たす。
(C)の組合せにおいて、ベースチップ11は、第一の半導体チップに相当する。
半導体チップ15は、第二の半導体チップに相当する。
半導体チップ17は、第三の半導体チップに相当する。
以下、上記(A)〜(C)の組合せについて詳述する。
(A)第1層のベースチップ11(第一の半導体チップ)の上層には、ベースチップ11側に活性面12aを有するように、第2層の半導体チップ12(第二の半導体チップ)が配置されている。
半導体チップ12には、非活性面12cを被覆する絶縁被覆部22が形成されている。絶縁被覆部22は、非活性面12cの全域を被覆するとともに、半導体チップ12の側面12eに沿って下方に延び、活性面12a側に回り込んで活性面12aを被覆する形状を有している。活性面11aと活性面12aとの間隙には、絶縁被覆部22が充填されている。絶縁被覆部22の表面22aの一部(図中、右側の部分)は、ベースチップ11の活性面11aに向かって緩やかに傾斜していて、活性面11aの近傍まで延在している。絶縁被覆部22の表面22aは、半導体チップ12の非活性面12cからその側面12eに回り込む曲面部分を有している。
絶縁被覆部22の表面22aには、所定のパターンを有する導体配線32が形成されている。導体配線32は、半導体チップ12の非活性面12c側から、半導体チップ12の側面12e側に沿って下方に延びる形状を有し、ベースチップ11の電極11bと接続されている。
半導体チップ12の非活性面12cには、絶縁被覆部22を介して、半導体チップ14(第三の半導体チップ)が設置されている。半導体チップ14は、電極14bが設けられた活性面14aを半導体チップ12側に有していて、電極14bは導体配線32と接続されている。
このように、第1層のベースチップ11(第一の半導体チップ)、及び、第3層の半導体チップ14(第三の半導体チップ)は、絶縁被覆部22の表面22aに形成された導体配線32によって、ビアホールやスルーホール等を介することなく、直接接続されている。
なお、図中では、符号を付していないが、導体配線32と同一層に形成された導体配線についても、導体配線32と同様に、ベースチップ11及び半導体チップ14と電気的に接続されている。後述する他の導体配線についても同様である。
(B)第1のベースチップ11(第一の半導体チップ)の上層には、ベースチップ11側に活性面13aを有するように、第2層の半導体チップ13(第二の半導体チップ)が配置されている。
半導体チップ13には、半導体チップ12に形成された絶縁被覆部22と同様に、絶縁被覆部23が形成されている。図中、13eは、半導体チップ13の側面を示し、23aは、絶縁被覆部23の表面を示す。絶縁被覆部23の表面23aには、所定のパターンを有する導体配線33が形成されていて、導体配線33は、ベースチップ11の電極11bと接続されている。絶縁被覆部23の表面23aは、半導体チップ13の非活性面13cからその側面13eに回り込む曲面部分を有している。
半導体チップ13の非活性面13cには、絶縁被覆部23を介して、半導体チップ15(第三の半導体チップ)が設置されている。半導体チップ15は、電極15bが設けられた活性面15aを半導体チップ13側に有していて、電極15bは導体配線33と接続されている。
このように、第1層のベースチップ11(第一の半導体チップ)、及び、第3層の半導体チップ15(第三の半導体チップ)は、絶縁被覆部23の表面23aに形成された導体配線33によって、ビアホールやスルーホール等を介することなく、直接接続されている。
(C)第1層のベースチップ11(第一の半導体チップ)より上層には、ベースチップ11側に活性面15aを有するように、第3層の半導体チップ15(第二の半導体チップ)が配置されている。すなわち、第1層のベースチップ11と第3層のベースチップとの間には、他の半導体チップ13が介在している。
半導体チップ13の非活性面13cを被覆する絶縁被覆部23と、活性面15aとの間隙には、アンダーフィル部45が形成されている。
半導体チップ15には、非活性面15cを被覆する絶縁被覆部25が形成されている。
絶縁被覆部25は、非活性面15cの全域を被覆するとともに、半導体チップ15の側面15eに沿って下方に延びる形状を有している。絶縁被覆部25の表面25aの一部(図中、左側の部分)は、ベースチップ11の活性面11aに向かって緩やかに傾斜していて、活性面11aの近傍まで延在している。絶縁被覆部25の表面25aは、半導体チップ15の非活性面15cからその側面15eに回り込む曲面部分を有している。
絶縁被覆部25の表面25aには、所定のパターンを有する導体配線35が形成されている。導体配線35は、半導体チップ15の非活性面15c側から、半導体チップ15の側面15e側に沿って下方に延びる形状を有し、ベースチップ11の電極11bと接続されている。
半導体チップ15の非活性面15cには、絶縁被覆部25を介して、半導体チップ17(第三の半導体チップ)が配置されている。半導体チップ17は、電極17bが設けられた活性面17aを半導体チップ15側に有していて、電極17bは導体配線35と接続されている。
このように、第1層のベースチップ11(第一の半導体チップ)、及び、第4層の半導体チップ17(第三の半導体チップ)は、絶縁被覆部25の表面25aに形成された導体配線35によって、ビアホールやスルーホール等を介することなく、直接接続されている。
本発明においては、上記(C)のように、第一の半導体チップと、第二の半導体チップとの間に、1個以上の他の半導体チップが介在していても、絶縁被覆部の表面に沿って形成された導体配線を介して直接、接続することが可能であり、導体配線のパターンに関し、設計の自由度が大きい。
上記(A)〜(C)は、上述したように、本発明における第一〜第三の半導体チップの関係を満たすものである。本発明においては、設計の自由度を向上させる点から、半導体装置10のように、第一〜第三の半導体チップの関係を満たす組合せが複数存在していることが望ましい。ただし、本発明においては、必ずしも、全ての半導体チップが、本発明における第一〜第三の半導体チップの関係を満たす組合せに含まれる必要はない。本発明における第一〜第三の半導体チップの関係を満たす半導体チップの組合せを1つでも有していれば、その半導体装置は、本発明の半導体装置に該当する。
以下、半導体装置10の他の構成について説明することとする。
第2層の半導体チップ12の上層には、第3層の半導体チップ14が配置されている。
半導体チップ12の非活性面12cを被覆する絶縁被覆部22と、活性面14aとの間隙には、アンダーフィル部44が形成されている。
半導体チップ14には、非活性面14cを被覆する絶縁被覆部24が形成されている。
絶縁被覆部24は、非活性面14cの全域を被覆するとともに、半導体チップ14の側面14eに沿って下方に延びる形状を有している。絶縁被覆部24の表面24aの一部(図中、左側の部分)は、半導体チップ12の非活性面12cに向かって緩やかに傾斜していて、絶縁被覆部22の近傍まで延在している。
絶縁被覆部24の表面24aには、所定のパターンを有する導体配線34が形成されている。導体配線34は、半導体チップ14の非活性面14c側から、半導体チップ14の側面14e側に沿って下方に延びる形状を有し、導体配線32と接続されている。
半導体チップ14の非活性面14cには、絶縁被覆部24を介して、半導体チップ16が配置されている。半導体チップ16は、電極16bが設けられた活性面16aを半導体チップ14側に有していて、電極16bは導体配線34と接続されている。
このように、第3層の半導体チップ14、及び、第4層の半導体チップ16は、絶縁被覆部24の表面24aに形成された導体配線34と、絶縁被覆部22の表面22aに形成された導体配線32とによって、ビアホールやスルーホール等を介することなく、直接接続されている。
半導体チップ14の非活性面14cを被覆する絶縁被覆部24と、半導体チップ16の活性面16aとの間隙には、アンダーフィル部46が形成されている。また、半導体チップ15の非活性面15cを被覆する絶縁被覆部25と、半導体チップ17の活性面17aとの間隙には、アンダーフィル部47が形成されている。
半導体チップ16、17の非活性面16c、17cは、絶縁被覆部26で覆われている。また、絶縁被覆部26は、半導体チップ12、14、16と、半導体チップ13、15、17との間に充填されている。また、非活性面17cを被覆する絶縁被覆部26の一部(図中、右側の部分)は、非活性面17cから半導体チップ17の側面17eに回り込んで下方に延び、導体配線35の近傍まで達している。そして、非活性面17cを被覆する絶縁被覆部26の表面26aの一部(図中、右側の部分)は、半導体チップ15の非活性面15cに向かって緩やかに傾斜していて、導体配線35の近傍まで延在している。
絶縁被覆部26の表面26aには、所定のパターンを有する導体配線36が形成されている。導体配線36は、半導体チップ15の非活性面15cに向かって傾斜する絶縁被覆部26の表面26aに沿って延びていて、導体配線35と接続されている。
絶縁被覆部26の表面26aには、導体配線36の一部を露出させて、残りの導体配線36と絶縁被覆部26の表面26aとを覆うように、絶縁被覆部28が形成されていて、その露出した導体配線36の表面には、金属充填部58が形成されている。また、半導体チップ12、14、16の側面(図中、左側面)と、半導体チップ13、15、17の側面(図中、右側面)とは、絶縁被覆部28によって覆われている。
絶縁被覆部28の表面28aには、所定のパターンを有する導体配線38が形成されている。導体配線38は、金属充填部58と接続されている。また、絶縁被覆部28の表面28aには、導体配線38の一部を露出させて、残りの導体配線38と絶縁被覆部28の表面28aとを覆うように、ソルダーレジスト層68が形成されていて、その露出した導体配線38の表面には、ランド59が形成されている。また、ランド59には、半田バンプ69が形成されている。半田バンプ69は、半導体装置10においてベースチップ11の活性面11a側に位置する表面に設けられている。
次に、本発明の半導体装置の製造方法について説明する。
図2〜図15は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。図2〜図15に示す半導体ウエハ19は、図1に示す半導体装置10におけるベースチップ11に対応する部分が、半導体ウエハ19の面内方向に、多数密に配されたものである。図2〜図15では、略1つの半導体装置10に対応する領域(単位領域)のみを示すが、以下の各工程は、全ての単位領域に対して同様に実施される。なお、半導体ウエハ19は、本発明の半導体装置の製造方法における半導体基板に相当するものである。勿論、本発明の半導体基板の製造方法において、半導体基板は、必ずしも、半導体ウエハである必要はなく、例えば、半導体ウエハが所定形状に切断されたものであってもよい。
(1)活性面19aの近傍に機能素子や配線等(図示せず)が設けられた半導体ウエハ19を出発材料とし、まず、半導体ウエハ19の活性面19aの所定箇所に、例えば、銅(Cu)、金(Au)、半田等からなる電極11bを、例えば、電解めっきにより複数形成する(図2(a)参照)。図中、19dは、半導体ウエハ19の非活性面を示し、破線は、半導体ウエハ19のスクライブライン(切断ライン)を示す。なお、半導体ウエハ19は、図1に示した半導体装置10におけるベースチップ11よりも厚さが厚い。
(2)半導体チップ12′、13′の活性面12a、13aを半導体ウエハ19の活性面19aと対向させ(半導体チップ12′、13′をフェイスダウンして)、電極12b、13bが電極11bの直上に位置するように、半導体チップ12′、13′の位置合わせを行う。そして、活性面12a、13aを、活性面11aに近づけて、電極12b、13bと電極11bとを接合する(図2(b)参照)。図中、12d、13dは、半導体チップ12′、13′の非活性面を示す。なお、半導体チップ12′、13′は、図1に示した半導体装置10における半導体チップ12、13よりも厚さが厚い。
半導体チップ12′、13′をフェイスダウンして半導体ウエハ19に配置することにより、非活性面12d、13dが開放された状態となる。従って、この状態で、下記(3)の工程において、非活性面12d、13dを研削することができる。後述する半導体チップ14′〜17′についても同様である。
(3)チップ薄型化工程として、半導体チップ12′、13′の非活性面12d、13dを、グラインダ等を用いて研削することにより、半導体チップ12′、13′を、薄型化された半導体チップ12、13とする(図2(c)参照)。なお、グラインダ等による機械的な研削に代えて、薬品による化学的なエッチングを行ってもよいし、その両方を実施してもよい。図中、12c、13cは、研削によって露出した半導体チップ12、13の非活性面を示す。
下記(4)〜(6)の工程は、絶縁被覆部形成工程に相当する。
(4)まず、塗布工程として、半導体ウエハ19に、スピンコート法により、未硬化の樹脂層22′を形成する。この工程では、先ず、半導体ウエハ19を略水平な姿勢で保持しながら略水平な面内で回転させ得る保持台(図示せず)に、活性面19aを上向きにして半導体ウエハ19を載置し、半導体ウエハ19の中心と保持台の回転軸との位置合わせを行う。続いて、半導体ウエハ19の中央部分の上方から、半導体ウエハ19に対して樹脂組成物を供給しながら、保持台とともに半導体ウエハ19を回転させる。
本実施形態では、スピンコート法により、未硬化の樹脂層22′を形成する場合について説明したが、本発明においては、スピンコート法に代えて、例えば、スクリーン印刷法、バーコート法、ディッピング法を採用することも可能である。
また、上記樹脂組成物としては、光の照射に応じて硬化特性が変化する樹脂組成物を挙げることができ、そのような樹脂組成物としては、例えば、光の照射に応じて熱硬化促進能が失活する熱硬化性樹脂組成物を挙げることができる。上記熱硬化性樹脂組成物としては、特に限定されるものではなく、従来公知のものを採用することが可能であり、例えば、ポリイミド前駆体(ポリアミド酸)等の熱硬化性樹脂前駆体と、光照射により熱硬化促進能を失活する感光性熱硬化促進剤(例えば、アゾメチン化合物)とを含有する樹脂組成物や、ビスフェノールA型エポキシ樹脂を主体とし、ノボラック型フェノール樹脂、イミダゾール系硬化剤(熱分解触媒)及び酸化物剤(光分解触媒)を含む樹脂組成物を挙げることができる。また、上記樹脂組成物としては、比較的粘度の低いものを用いることが望ましい。半導体チップとベースチップ又は別の半導体チップとの間隙を略完全に満たすことができるからである。また、本発明において用いられる樹脂組成物は、上述したような所謂ポジ型の樹脂組成物に限定されず、所謂ネガ型の樹脂組成物を用いることとしてもよい。なお、本実施形態では、ポリイミド前駆体と感光性熱硬化促進剤とを含有する樹脂組成物を用いる場合について説明する。
樹脂組成物は、遠心力により半導体ウエハ19の外周方向へ広がり、半導体ウエハ19の全域を覆う。また、樹脂組成物は、毛細管現象により、半導体ウエハ19と半導体チップ12及び半導体チップ13との間隙Sに引き込まれて、間隙Sに充填される。その結果、間隙Sを略完全に満たし且つ半導体チップ12、13の非活性面12c、13cと半導体ウエハ19の活性面11aとを覆う未硬化の樹脂層22′が形成される(図3(a)参照)。なお、未硬化の樹脂層22′を形成した後、樹脂組成物の粘度等に応じて、ホットプレート等により、未硬化の樹脂層22′が硬化しない温度で半導体ウエハ19を加熱して未硬化の樹脂層22′を乾燥させてもよい。
(5)露光工程として、未硬化の樹脂層22′に対し、例えば、所望のパターンを有するフォトマスクを介して上方から紫外線を照射し、未硬化の樹脂層22′の所望の領域に露光を施す(図3(b)参照)。これにより、未硬化の樹脂層22′を構成する樹脂組成物の熱硬化促進能を選択的に失活させることができる。
未硬化の樹脂層22′のうち、紫外線が照射されない部分は、図3(b)に示すように、非活性面12c、13cを被覆する部分、及び、該部分に隣接する部分の一部である。また、間隙Sに充填された部分は、半導体チップ12、13によって覆われているので、該部分には紫外線は照射されない。未硬化の樹脂層22′のうち、紫外線が照射された部分では、樹脂組成物の熱硬化促進能が失活する。一方、紫外線が照射されなかった部分では、樹脂組成物の熱硬化促進能が維持される。
(6)未硬化の樹脂層22′に対し、ホットプレート等を用いて、熱処理を施す。この熱処理により、未硬化の樹脂層22′のうち、紫外線が照射されていない部分では、樹脂組成物の熱硬化促進能が維持されているので、硬化が進行する。一方、露光されていない部分では、樹脂組成物の熱硬化促進能が失活しているので、硬化が進行しない。
続いて、現像工程として、有機溶剤系現像液やアルカリ水溶液系現像液等の現像液を用いて、浸漬法、スプレー現像法、パドル現像法等により、現像処理を施す。その結果、半導体チップ12、13には、非活性面12c、13cを被覆する絶縁被覆部22、23が形成される(図3(c)参照)。
絶縁被覆部22、23は、非活性面12c、13cを被覆するだけではなく、非活性面12c、13c側から活性面12a、13a側に回り込んで活性面12a、13aを被覆する形状を有している。また、活性面11aと活性面12aとの間隙には、絶縁被覆部22が充填され、活性面11aと活性面13aとの間隙には、絶縁被覆部23が充填されている。絶縁被覆部22、23の表面22a、23aの一部(図中、右側の部分)は、半導体ウエハ19の活性面19aに向かって緩やかに傾斜していて、活性面19aの近傍まで延在している。なお、現像処理を行った後の絶縁被覆部22、23に対しては、現像液の残渣等を除去する目的で、リンス液(水、アルコール、アセトン等)を用いてリンス処理を施してもよい。さらに、現像液やリンス液を乾燥させるとともに、絶縁被覆部22、23内に残存する一部未硬化部分の硬化を完了させるために、所定温度で加熱処理又は真空加熱処理を施してもよい。
(7)導体配線形成工程として、絶縁被覆部22、23の表面22a、23aに、電極11bと接続される導体配線32、33を形成する(図4(a)参照)。この工程では、先ず、スパッタリング、真空蒸着、無電解めっき等の方法を用いて、薄い導体層を形成する。続いて、上記導体層上の一部にドライフィルム等を用いてレジストを形成し、上記導体層をめっきリードとして電解めっきを行い、上記レジストが形成されていない部分の上記導体層上にめっき層を形成する。その後、上記レジストを剥離し、上記レジストの下に存在していた導体層をエッチングにより除去することにより、導体配線32、33を形成する。
また、上記方法に代えて、以下の方法を用いることにより導体配線32、33を形成してもよい。先ず、スパッタリング、真空蒸着、無電解めっき等の方法を用いて、薄い導体層を形成する。続いて、上記導体層の全面にめっき層を形成した後、上記めっき層上の一部にドライフィルムを用いてレジストを生成する。その後、上記レジストが形成されていない部分のめっき層及び導体層をエッチングにより除去し、さらに、上記レジストを剥離することにより、導体配線32、33を形成することができる。
さらに、上記方法に代えて、以下の方法を用いることにより導体配線32、33を形成してもよい。先ず、絶縁被覆部22、23の表面22a、23aの所定部分を、例えば、水酸化カリウム水溶液を用いて処理することにより、上記部分におけるポリイミド樹脂のイミド環を開裂させ、該部分にカルボキシル基を導入する。このように所定部分が表面改質された絶縁被覆部22、23の表面22a、23aを、銅イオン等の金属イオンを含む水溶液(例えば、硫酸銅水溶液)で処理することによりイオン交換反応を生じさせ、薄い導体層を形成する。その後、上記導体層をめっきリードとして電解めっきを行って厚膜化することにより、導体配線32、33を形成することができる。
上記(7)の導体配線工程において、スパッタリングや真空蒸着等の方法により導体配線32、33を形成する場合、上記(4)〜(6)の絶縁被覆部形成工程では、半導体チップ12、13の側面12e、13eに沿って下方に延びる形状を有する部分における絶縁被覆部22、23の表面22a、23aと、ベースチップ11の活性面11aとのなす角(傾斜角)が60°以下になるように、絶縁被覆部22、23を形成することが望ましい。スパッタリングや真空蒸着等の方法によりカバリッジ性に優れた導体層を形成することができるため、ベースチップ11の活性面11aの近傍で、導体配線32、33にボイドが生じることを防止することができるからである。傾斜角が60°を超えると、シャドー効果によって導体層のカバリッジ性が低下するため、ベースチップ11の活性面11aの近傍で、導体配線32、33にボイドが生じ、電極11bと導体配線32、33との導通が確保されないおそれがある。なお、絶縁被覆部22、23の表面22a、23aの傾斜角を調節するために、露光工程において、紫外線の照射角を変更することとしてもよい。
(8)接続工程として、先ず、半導体チップ14′の活性面14aを、半導体チップ12の非活性面12cと対向させ(半導体チップ14′をフェイスダウンして)、電極14bが導体配線32の直上に位置するように、半導体チップ14′の位置合わせを行う。そして、活性面14aを、非活性面12cに近づけて、電極14bと導体配線32とを接合する。半導体チップ15′についても、同様にして、活性面15aを、半導体チップ13の非活性面13cに近づけて、電極15bと導体配線33とを接合する(図4(b)参照)。図中、14d、15dは、半導体チップ14′、15′の非活性面を示す。なお、半導体チップ14′、15′は、図1に示した半導体装置10における半導体チップ14、15よりも厚さが厚い。
(9)半導体ウエハ19に、スピンコート法により、未硬化の樹脂層44′を形成する。この工程については、上記(4)の工程と同様にして行うことが可能であり、樹脂組成物も上記(4)の工程において用いたものと同じものを用いることができる。
スピンコート法により塗布された樹脂組成物は、毛細管現象により、半導体チップ14′と絶縁被覆部22との間隙S、及び、半導体チップ15′と絶縁被覆部23との間隙Sに引き込まれて、間隙Sに充填される。その結果、間隙Sを略完全に満たし且つ半導体ウエハ19の活性面19aを覆う未硬化の樹脂層44′が形成される(図4(c)参照)。
(10)未硬化の樹脂層44′に対し、上方から紫外線を照射することにより、未硬化の樹脂層44′に露光を施す(図5(a)参照)。未硬化の樹脂層44′のうち、間隙Sに充填された部分は、半導体チップ14′、15′により覆われているので、該部分には紫外線が照射されない。
(11)未硬化の樹脂層44′に対し、上記(6)の工程と同様にして、熱処理及び現像処理を順次行う。その結果、半導体チップ14′と絶縁被覆部22との間に充填されたアンダーフィル部44と、半導体チップ15′と絶縁被覆部23との間に充填されたアンダーフィル部45とが形成される(図5(b)参照)。このように、アンダーフィル部44、45を形成することによって、半導体チップ14′、15′が、絶縁被覆部22、23に固定されるため、後述する(12)の工程において半導体チップ14′、15′の非活性面14d、15dを研削して薄型化するときに、半導体チップ14′、15′の位置ズレを防止することができる。また、アンダーフィル部44、45によって、半導体チップ14′、15′と絶縁被覆部22、23との間が充填されているため、半導体チップ14′、15′を薄型化するときに欠けや割れが生じにくい。従って、半導体チップ14′、15′をより薄くすることが可能になる。
なお、上記(9)〜(11)の工程については省略することが可能である。
(12)チップ薄型化工程として、上記(3)の工程と同様にして、半導体チップ14′、15′の非活性面14d、15dを研削することにより、半導体チップ14′、15′を、薄型化された半導体チップ14、15とする(図5(c)参照)。図中、14c、15cは、研削によって露出した半導体チップ14、15の非活性面を示す。
下記(13)〜(15)は、絶縁被覆部形成工程に相当する。
(13)先ず、塗布工程として、半導体ウエハ19に、スピンコート法により、未硬化の樹脂層24′を形成する。この工程については、上記(4)の工程と同様にして行うことが可能であり、樹脂組成物も上記(4)の工程において用いたものと同じものを用いることができる。その結果、半導体チップ14、15の非活性面14c、15cを含めて半導体ウエハ19の活性面19a側の全域を覆う未硬化の樹脂層24′が形成される(図6(a)参照)。
なお、上記(9)〜(11)の工程を省略した場合には、スピンコート法により塗布された樹脂組成物は、毛細管現象により、半導体チップ14と絶縁被覆部22との間隙S、及び、半導体チップ15と絶縁被覆部23との間隙Sに引き込まれて、間隙Sに充填される。その結果、間隙Sを略完全に満たし、且つ、半導体チップ14、15の非活性面14c、15cを含めて半導体ウエハ19の活性面19aを覆う未硬化の樹脂層24′が形成されることになる。
(14)露光工程として、未硬化の樹脂層24′に対し、例えば、所望のパターンを有するフォトマスクを介して上方から紫外線を照射し、未硬化の樹脂層24′の所望の領域に露光を施す(図6(b)参照)。未硬化の樹脂層24′のうち、紫外線が照射されない部分は、図6(b)に示すように、非活性面14c、15cを被覆する部分、及び、該部分に隣接する部分の一部である。
(15)現像工程として、未硬化の樹脂層24′に対し、上記(6)の工程と同様にして、熱処理及び現像処理を順次行う。その結果、半導体チップ14には、非活性面14cを被覆し且つその一部(図中、左側の部分)が半導体チップ14の側面に回り込んで導体配線32に達する形状を有する絶縁被覆部24が形成される。また、半導体チップ15には、非活性面15cを被覆し且つその一部(図中、左側の部分)が半導体ウエハ15の側面に回り込んで半導体ウエハ19の活性面19aに達する絶縁被覆部25が形成される(図6(c)参照)。
絶縁被覆部24の表面24aの一部(図中、左側の部分)は、絶縁被覆部22に向かって緩やかに傾斜していて、絶縁被覆部22の近傍まで延在している。また、絶縁被覆部25の表面25aの一部(図中、左側の部分)は、半導体ウエハ19の活性面19aに向かって緩やかに傾斜していて、活性面19aの近傍まで延在している。
(16)導体配線形成工程として、上記(7)の工程と同様にして、絶縁被覆部24の表面24aに、導体配線32と接続される導体配線34を形成するとともに、絶縁被覆部25の表面25aに、ベースチップ11の電極11bと接続される導体配線35を形成する(図7(a)参照)。
(17)接続工程として、上記(8)の工程と同様にして、半導体チップ16′、17′の活性面16a、17aを、半導体チップ14、16の非活性面14c、16cと対向させ、電極14b、16bと導体配線34、36と接合する(図7(b)参照)。なお、半導体チップ16′、17′は、図1に示した半導体装置10における半導体チップ16、17よりも厚さが厚い。
(18)半導体ウエハ19に、未硬化の樹脂層46′を形成する。この工程については、上記(4)の工程と同様にして行うことが可能であり、樹脂組成物も上記(4)の工程において用いたものと同じものを用いることができる(図7(c)参照)。続いて、上記(10)〜(11)の工程と同様にして、未硬化の樹脂層46′に対し、露光処理を行い(図8(a)参照)、さらに、熱処理及び現像処理を順次行う。その結果、半導体チップ16′と絶縁被覆部24との間に充填されたアンダーフィル部46と、半導体チップ17′と絶縁被覆部25との間に充填されたアンダーフィル部47とが形成される(図8(b)参照)。このように、アンダーフィル部46、47を形成することによって、半導体チップ16′、17′が、絶縁被覆部24、25に固定されるため、後述する(19)の工程において半導体チップ16′、17′の非活性面16d、17dを研削するときに、半導体チップ16′、17′の位置ズレを防止することができる。なお、この(18)の工程については省略することが可能である。
(19)チップ薄型化工程として、上記(3)の工程と同様にして、半導体チップ16′、17′の非活性面16d、17dを研削することにより、半導体チップ16′、17′を、薄型化された半導体チップ16、17とする(図9(a)参照)。図中、16c、17cは、研削によって露出した半導体チップ16、17の非活性面を示す。
(20)まず、半導体ウエハ19に、スピンコート法により、未硬化の樹脂層26′を形成する。この工程については、上記(4)の工程と同様にして行うことが可能であり、樹脂組成物も上記(4)の工程において用いたものと同じものを用いることができる。その結果、半導体チップ16、17の非活性面16c、17cを含めて半導体ウエハ19の活性面19a側の全域を覆う未硬化の樹脂層26′が形成される(図9(b)参照)。
(21)未硬化の樹脂層26′に対し、例えば、所定のパターンを有するフォトマスクを介して上方から紫外線を照射し、未硬化の樹脂層26′の所望の領域に露光を施す(図10(a)参照)。未硬化の樹脂層26′のうち、紫外線が照射されない部分は、図10(a)に示すように、非活性面16c、17cを被覆する部分、及び、該部分に隣接する部分の一部である。
(22)未硬化の樹脂層26′に対し、上記(6)の工程と同様にして、熱処理及び現像処理を順次行う。その結果、半導体チップ16、17の非活性面16c、17cを覆うとともに、半導体チップ12、14、16と、半導体チップ13、15、17との間に充填された絶縁被覆部26が形成される(図10(b)参照)。絶縁被覆部26の一部(図中、右側の部分)は、半導体チップ17の側面に回り込んで導体配線35の近傍まで達している。
なお、上記(18)の工程を省略した場合には、スピンコート法により塗布された樹脂組成物は、毛細管現象により、半導体チップ16と絶縁被覆部24との間隙S、及び、半導体チップ17と絶縁被覆部25との間隙Sに引き込まれて、間隙Sに充填される。その結果、間隙Sを略完全に満たし、且つ、半導体チップ16、17の非活性面16c、17cを覆うとともに、半導体チップ12、14、16と、半導体チップ13、15、17との間に充填された絶縁被覆部26が形成されることになる。
(23)上記(7)の工程と同様にして、絶縁被覆部26の表面26aに、導体配線35と接続される導体配線36を形成する(図11(a)参照)。続いて、半導体ウエハ19に、スピンコート法により、未硬化の樹脂層28′を形成する。未硬化の樹脂層28′は、絶縁被覆部26の表面26aに形成された導体配線36を覆う形状を有している。
次に、上記(10)〜(11)の工程と同様にして、絶縁被覆部26の表面26aに形成した未硬化の樹脂層(図示せず)に対し、露光処理、熱処理及び現像処理を順次行うことにより、絶縁被覆部28を形成する(図12(a)参照)。絶縁被覆部28の表面28aには、導体配線36の一部を露出させる開口28bが形成されている。次に、導体配線36をめっきリードとして電解めっきを行い、開口28bに金属充填部58を形成する(図12(b)参照)。
(24)上記(7)の工程と同様にして、絶縁被覆部28の表面28aに、金属充填部58と接続される導体配線38を形成する(図13(a)参照)。続いて、絶縁被覆部28の表面28aに、未硬化のソルダーレジスト組成物をロールコータやカーテンコータ等により塗布したり、フィルム状に成形したソルダーレジスト組成物を圧着したりした後、硬化処理を施すことにより、ソルダーレジスト層68を形成する(図13(b)参照)。続いて、ソルダーレジスト層68の所定箇所にレーザ処理や露光現像処理により開口68bを形成する(図14(a)参照)。開口を形成した箇所にNiめっきやAuめっきを行うことにより、ランド59を形成する(図14(b)参照)。
(25)基板薄型化工程として、上記(3)の工程と同様にして、半導体ウエハ19の非活性面19dを研削することにより、半導体ウエハ19を、薄型化された半導体ウエハ19とする(図15(a)参照)。次に、ランド59上に半田ボールを載置し、上記半田ボールをリフローすることにより、ランド59上に半田バンプ69を形成する。続いて、切断工程として、スクライブライン(図中、破線)に沿って、ダイシングソー70で切断する(図15(b)参照)。これにより、半導体ウエハ19を単位領域ごとに分割し、図1に示した半導体装置10を製造することができる。
本発明において、半導体チップの積層数は、特に限定されるものではない。本発明では、上述したように、被接続体(ベースチップ又は半導体チップ)に対して半導体チップをフェイスダウンで配置してその状態で該半導体チップの非活性面を研削する過程を繰り返して半導体チップを積層することにより、低背化及び高集積化された半導体装置を得ることができる。なお、本発明では、必ずしも、半導体チップをフェイスダウンで配置する必要はなく、フェイスアップで配置してもよい。また、導体配線の少なくとも一部は、グランド配線であることが望ましい。ノイズの発生を抑制することができるからである。特に、半導体装置を高集積化した場合にはノイズが発生し易くなるが、本発明では、導体配線のパターンの自由度が大きいため、グランド配線の確保が容易である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体的な形態を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。なお、本発明の実施形態に記載された作用及び効果は、本発明から生じる好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
本発明の半導体装置の一例を模式的に示す断面図である。 (a)〜(c)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)〜(c)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)〜(c)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)〜(c)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)〜(c)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)〜(c)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)、(b)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)、(b)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)、(b)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)、(b)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)、(b)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)、(b)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)、(b)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。 (a)、(b)は、図1に示した半導体装置を製造する工程の一部を模式的に示す断面図である。
符号の説明
10 半導体装置
11 ベースチップ
11a〜17a、19a 活性面
11b〜17b 電極
11c〜17c、19c (研削後の)非活性面
11d〜17d、19d (研削前の)非活性面
12〜17 (研削後の)半導体チップ
12′〜17′ (研削前の)半導体チップ
22〜26、28 絶縁被覆部
22a〜26a、28a (絶縁被覆部の)表面
32〜36、38 導体配線
44〜47 アンダーフィル部
58 金属充填部
59 ランド
68 ソルダーレジスト層
69 半田バンプ

Claims (16)

  1. 複数の半導体チップが積層された構造を有する半導体装置であって、
    前記複数の半導体チップのうちの第一の半導体チップより上層には、前記第一の半導体チップ側に活性面を有するように、第二の半導体チップが配置され、
    前記第二の半導体チップには、前記第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、前記第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部が形成され、
    前記絶縁被覆部の表面には、前記第二の半導体チップの非活性面側から前記第二の半導体チップの側面側に沿って下方に延びる形状を有し、前記第一の半導体チップと電気的に接続される導体配線が形成され、
    前記第二の半導体チップの上層には、前記絶縁被覆部を介して、前記第二の半導体チップ側に活性面を有するように、第三の半導体チップが配置され、
    前記第三の半導体チップは、前記導体配線と電気的に接続されており、
    前記第一の半導体チップは、該第一の半導体チップを除いた残りの半導体チップが活性面側に積層されるベースチップであり、
    当該半導体装置において前記ベースチップの前記活性面側に位置する表面に半田バンプが設けられている
    ことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第一の半導体チップと前記第二の半導体チップとの間には、1個以上の他の半導体チップが介在している請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数の半導体チップの少なくとも1個は、非活性面側が除去されることにより、薄型化されたものである請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 記ベースチップは、2以上の半導体チップが横並びに配置され得る面積を有するものである請求項1〜3のいずれか1に記載の半導体装置。
  5. 前記ベースチップは、相互接続された複数の機能素子を含む集積回路を備えている請求項1〜のいずれか1に記載の半導体装置。
  6. 前記絶縁被覆部の表面は、前記第二の半導体チップの非活性面から当該第二の半導体チップの側面に回り込む曲面部分を有している、請求項1〜5のいずれか1に記載の半導体装置。
  7. 前記絶縁被覆部の表面と前記ベースチップの活性面とのなす角が60°以下である、請求項1〜6のいずれか1に記載の半導体装置。
  8. 複数の半導体チップが積層された構造を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記複数の半導体チップのうちの残りの半導体チップが活性面側に積層されるベースチップである第一の半導体チップより上層に配置され、前記第一の半導体チップ側に活性面を有する第二の半導体チップに、前記第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、前記第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部を形成する絶縁被覆部形成工程と、
    前記絶縁被覆部の表面に、前記第二の半導体チップの非活性面側から前記第二の半導体チップの側面側に沿って下方に延びる形状を有し、前記第一の半導体チップと電気的に接続される導体配線を形成する導体配線形成工程と、
    前記第二の半導体チップの上層に、前記絶縁被覆部を介して、前記第二の半導体チップ側に活性面を有するように第三の半導体チップを配置することにより、前記第三の半導体チップを前記導体配線と電気的に接続する接続工程と
    当該半導体装置において前記ベースチップの前記活性面側に位置する表面に半田バンプを形成する工程と
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 前記第一の半導体チップと前記第二の半導体チップとの間には、1個以上の他の半導体チップが介在している請求項に記載の半導体装置の製造方法
  10. 前記絶縁被覆部形成工程の前に、前記第二の半導体チップの非活性面側を除去し、前記第二の半導体チップを薄型化するチップ薄型化工程を含む請求項又はに記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記絶縁被覆部形成工程は、
    前記第二の半導体チップの非活性面を含めて前記第一の半導体チップに、光の照射に応じて硬化特性が変化する樹脂組成物を塗布し、樹脂層を形成する塗布工程と、
    前記樹脂層に対して上方から、前記絶縁被覆部となる部分を除いて、光を照射する露光工程と、
    前記露光工程の後、前記樹脂層の未硬化部分を除去する現像工程と
    を含むことを特徴とする請求項10のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記塗布工程において、前記樹脂組成物を、前記第一の半導体チップと前記第二の半導体チップとの間隙にも充填し、前記樹脂層を形成する請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 記ベースチップは、2以上の半導体チップが横並びに配置され得る面積を有するものであり、
    前記ベースチップとなる部分を複数個含む半導体基板に対して前記各工程行った後、前記半導体基板を、前記ベースチップとなる部分ごとに切断する切断工程を含む請求項8〜12のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記半導体基板の活性面側に前記半導体チップを最上層まで積層した後、前記切断工程を行う前に、前記半導体基板の非活性面側を除去し、前記半導体基板を薄型化する基板薄型化工程を含む請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 複数の半導体チップが積層された構造を有する半導体装置であって、
    前記複数の半導体チップのうちの第一の半導体チップより上層には、前記第一の半導体チップ側に活性面を有するように、第二の半導体チップが配置され、
    前記第二の半導体チップには、前記第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、前記第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部が形成され、前記絶縁被覆部の表面は、前記第二の半導体チップの非活性面から当該第二の半導体チップの側面に回り込む曲面部分を有しており、
    前記絶縁被覆部の表面には、前記第二の半導体チップの非活性面側から前記第二の半導体チップの側面側に沿って下方に延びる形状を有し、前記第一の半導体チップと電気的に接続される導体配線が形成され、
    前記第二の半導体チップの上層には、前記絶縁被覆部を介して、前記第二の半導体チップ側に活性面を有するように、第三の半導体チップが配置され、
    前記第三の半導体チップは、前記導体配線と電気的に接続されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  16. 複数の半導体チップが積層された構造を有する半導体装置であって、
    前記複数の半導体チップのうちの第一の半導体チップより上層には、前記第一の半導体チップ側に活性面を有するように、第二の半導体チップが配置され、
    前記第二の半導体チップには、前記第二の半導体チップの非活性面の少なくとも一部を覆うとともに、前記第二の半導体チップの側面に沿って下方に延びる形状を有する絶縁被覆部が形成され、前記絶縁被覆部の表面と前記第一の半導体チップの活性面とのなす角が60°以下であり、
    前記絶縁被覆部の表面には、前記第二の半導体チップの非活性面側から前記第二の半導体チップの側面側に沿って下方に延びる形状を有し、前記第一の半導体チップと電気的に接続される導体配線が形成され、
    前記第二の半導体チップの上層には、前記絶縁被覆部を介して、前記第二の半導体チップ側に活性面を有するように、第三の半導体チップが配置され、
    前記第三の半導体チップは、前記導体配線と電気的に接続されている
    ことを特徴とする半導体装置。
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