以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、第1実施例のパチンコ機1(遊技機)について、廃棄処理時における部品の再利用可否を判断する検査システム200の概略を示した図である。本実施例においては、再利用の可否を判断する部品として液晶表示装置(以下、単に「LCD」と称す)10を用いて説明する。
図1に示すように、パチンコ機1の前面には遊技盤5が配置されている。遊技盤5の略中央部分には、複数種類の識別情報としての図柄などを変動表示するLCD10が配設されている。
LCD10を使用済のパチンコ機1から再利用する場合には、LCD10はパチンコ機1から取り外される。LCD10は、主に、液晶パネル53、バックライト54等の各ユニットから構成されている(図2参照)。液晶パネル53は、液晶セルの透光性を調整することによって画像を表示するためのユニットであり、液晶素子を備えた液晶セル及び偏光板からなる表示板等で構成されている。液晶パネル53の表示板は、パチンコ機1の前面側に露出され、遊技者に視認可能に配置される。また、液晶パネル53は、コネクタ57、55を介して表示用制御基板Dと着脱可能に電気的に接続されている(図2参照)。LCD10は、この表示用制御基板Dと一体でパチンコ機1から脱着される。
尚、液晶パネル53、バックライト54及び表示用制御基板Dは、樹脂等により箱状に成形されたケース内に格納されている。また、表示用制御基板Dは、ケース内に必ずしも格納される必要はなく、表示用制御基板Dを別のケースに格納して配設することは当然可能である。このケースは、分解可能に構成された上ケースと下ケースとを備えており、上ケースと下ケースとを分解することによって、ケース内に格納された表示用制御基板Dの背面が露出する。図1には、このケースから取り出された状態のLCD10と、該LCD10の背面(表示板の反対面)に接続された表示用制御基板Dとが示されている。
表示用制御基板Dの背面には、液晶パネル53およびバックライト54の使用時間データを出力するコネクタ85a,85bが、表示用制御基板Dの基板面(背面)から凸状に形成されている。また、各コネクタ85a,85bは、後述するペン型検出器100のコネクタ101に嵌合する形状で形成されている。更に、各コネクタ85a,85bの外形部は、その下面部よりも上面部が大きく形成されている。これにより、各コネクタ85a,85bとペン型検出器100のコネクタ101との接続方向が規定される。このコネクタ85a,85bに備えられた第1〜第3ピンのそれぞれは、凹状に形成されている。
コネクタ85a,85bは、液晶パネル53とバックライト54とに対応してそれぞれ設けられているので、いずれのコネクタがどの部品に対応しているかを作業者に示す必要がある。よって、表示用制御基板Dの背面において、対応するコネクタの上方には、対応する部品を示す「パネル」、「バックライト」の表示がなされている。
検査システム200は、上記したパチンコ機1から取り外された部品が再利用可能か否かを検査するためのシステムであり、管理装置110を備えている。管理装置110は、ペン型検出器100と、ペン型検出器100に接続される管理装置本体120とを備えている。
ペン型検出器100は、表示用制御基板Dと管理装置110とを電気的に接続するものであり、管理装置本体120から供給される駆動電圧を表示用制御基板Dへ供給すると共に、その駆動電圧の供給により表示用制御基板Dから出力されるデータを管理装置本体120へ入力するためのものである。また、管理装置本体120で判断されたLCD10の再利用の可否を出力し、作業者に通知するものである。
このペン型検出器100は、管理装置本体120にケーブル105を介して接続されており、表示用制御基板Dのコネクタ85a,85bに接続されるコネクタ101と、そのコネクタ101を一端部に有する把持棒100aと、発光ダイオードD3,D4とを備えている。
把持棒100aは、作業者により把持される部分であり、略棒状に形成されている。この把持棒100aの後端部には、発光ダイオードD3,D4が備えられている。発光ダイオードD3は、黄色の発光状態をなすものであり、発光ダイオードD4は、赤色の発光状態をなすものである。発光ダイオードD3は、部品の再利用が可能である場合に発光状態となり、一方、発光ダイオードD4は、部品の再利用が不能である場合に発光状態となる。かかる発光ダイオードD3,D4は、把持棒100aの後端部に設けられているので、作業者は、把持棒100aを把持した状態で、その発光状態を容易に視認することができる。
また、把持棒100aの一端部には、コネクタ101が備えられている。コネクタ101の外形部は、表示用制御基板Dのコネクタ85a,85bに外嵌する略直方体の箱状に形成されており、その直方体の上面部は下面部よりも大きく形成されている。箱状の外形部の内側には、凸状の第1〜第3ピンが形成されている。ペン型検出器100のコネクタ101が、表示用制御基板Dのコネクタ85a,85bに外嵌されると、コネクタ101の凸状の第1〜第3ピンが、コネクタ85a,85bの凹状の第1〜第3ピンに挿入されて、ペン型検出器100と表示用制御基板Dとは、電気的に接続される。その結果、表示用制御基板Dと管理装置110とが電気的に接続されることとなる。
尚、コネクタ101外形部の上面部には、ペン型検出器の天地(上下)方向を示すマークが表示されている。該マークは、表示用制御基板Dのコネクタ85a,85bの上面部にも設けられている。作業者は、このペン型検出器100のマークとコネクタ85a,85bのマークとを照らし合わせることにより、ペン型検出器100の上下を間違うことなく、正しく表示用制御基板Dのコネクタ85a,85bに接続させることができる。
上記したコネクタ85a,85bにペン型検出器100のコネクタ101が嵌合されると、管理装置本体120からの駆動電圧が、ペン型検出器100により表示用制御基板Dに供給される。その結果、各コネクタ85a,85bからそれぞれ対応する使用時間データが出力され、ペン型検出器100を経由して管理装置本体120に入力される。管理装置本体120では、入力された使用時間データに基づいて、再利用の可否が判断され、その判断結果がペン型検出器100に出力される。
LCD10などの部品は、高価な部品であり、使用済遊技機を廃棄処理する際に、使用済遊技機から取出されて再利用される。ここで、本実施例のパチンコ機1においては、主電源を投入せずとも、使用時間データを出力させることができる。このため、使用済パチンコ機1を解体した後においても、その解体によって得られた部品が再利用可能か否かを判別でき、その判別結果に応じて再利用部品を選別することができる。従って、作業者は、部品の再利用の可能性の判断と、パチンコ機1の解体とを順不同に行うことができ、解体作業と再利用部品の取出し作業とを効率よく行うことができる。
管理装置本体120は、キーボード129とCRTディスプレイ130とを有し、ペン型検出器100を介して入力されるLCD10の液晶パネル53およびバックライト54の使用時間データを管理すると共に、インターネットに接続し得るパーソナルコンピュータ(以下、単に「PC」と称す)で構成されている。
また、管理装置本体120は、表示用制御基板Dから出力される液晶パネル53およびバックライト54の情報を記憶する大容量の記憶装置として、ハードディスク124(図2参照)を備えている。本実施例の検査システム200では、表示用制御基板Dには、パチンコ機1が生産されてから廃棄されるまでの1サイクルの使用時間データが記憶されるようになっており、管理装置本体120のハードディスク124には、かかる使用時間データを累積した総使用時間データが、各液晶パネル53及びバックライト54毎に記憶されるようになっている。
LCD10と表示用制御基板Dとは、必ずしも一体で再利用されない。ゲーム内容が変更されると、表示用制御基板Dを変更する必要があるからである。使用時間データは、表示用制御基板Dに設けられた後述するEEPROM33に記憶されるので、表示用制御基板DとLCD10とが別々に再利用されると、LCD10のこれまでの使用時間データが不明になってしまう。しかし、LCD10の使用時間データは、管理装置本体120に記憶されているので、LCD10と表示用制御基板Dとの組み合わせがLCD10を再利用する際に変更されても、支障なく、使用済のパチンコ機1のLCD10の再利用の可否を判別できるのである。
図2は、パチンコ機1の部品が再利用可能か否かを判断する検査システム200において、被検査体となるパチンコ機1の制御基板(表示用制御基板D)と、検査を行う管理装置110との電気的構成を示したブロック図である。尚、表示用制御基板D以外のパチンコ機1の制御基板は、図1に示す表示用制御基板Dと同様に管理装置110によって検査できるように構成されており、その説明については省略する。
電気的に動作する部品は、制御手段に接続され、その制御手段により制御される。このため、部品と制御手段とは、1の部品(部品単位)として取り扱うことができる。故に、LCD10とそのLCD10に接続されている表示用制御基板Dとは、1の部品単位として取り扱うことができるのである。
まず、このパチンコ機1に備えられた表示用制御基板Dについて説明する。図2に示すように、表示用制御基板Dは、LCD10における図柄の変動表示を制御するための制御基板である。言い換えれば、LCD10(液晶パネル53およびバックライト54)を再利用部品として備えた基板である。液晶パネル53およびバックライト54の(1サイクルの)使用時間は、この表示用制御基板Dにおいて記憶されている。そして、表示用制御基板Dにペン型検出器100(管理装置110)が接続されると、液晶パネル53またはバックライト54の使用時間データ(あるいは再利用の可否を示す情報)が出力されるようになっている。
具体的には、この表示用制御基板Dは、主に、MPU31と、ROM32と、EEPROM33と、ワークRAM34と、ビデオRAM35と、キャラクタROM36と、画像コントローラ38と、入出力ポート39と、ゲートアレイ70と、信号出力回路71と、第1〜第3リセットスイッチ40〜42とを備えている。信号出力回路71は、ペン型検出器100と、パチンコ機1の各部品に駆動電圧を供給する電源基板とに接続されると共に、入出力ポート39に接続されている。この信号出力回路71とペン型検出器100及び入出力ポート39との接続状態については、後述する。
表示用制御基板DのMPU31は、パチンコ機1の主制御基板から送信される表示命令に基づいてLCD10の表示を制御するためのものであり、また、接続されるゲートアレイ70から所定の時間(1時間)間隔で送信される信号(INT端子に入力される信号)に基づいて、LCD10(LCD10に備えられた液晶パネル53とバッククライト54)の使用時間を計測する。
ROM32は、そのMPU31により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するためのメモリである。図4から図6に示すフローチャートのプログラムは制御プログラムの一部として、このROM32内に記憶されている。
EEPROM33は、書き替え可能な不揮発性のメモリで構成され、LCD10が使用された時間(使用時間データ)を記憶するためのものであり、液晶パネル計測メモリ33aと、バックライト計測メモリ33bと、パネル再利用コードメモリ33cと、ライト再利用コードメモリ33dと、識別情報メモリ33eとを備えている。
EEPROM33の各計測メモリ33a,33bは、各ユニット(部品)毎に使用時間データを記憶するためのものであり、使用時間を管理したいユニット(部品)の数だけ設けられている。LCD10には、該ユニットとして液晶パネル53とバックライト54とを備えているので、液晶パネル計測メモリ33aとバックライト計測メモリ33bとが備えられている。
各計測メモリ33a,33bには、MPU31により一定間隔(本実施例では1時間間隔)で時間データが加算され、その加算後、更新された使用時間データが記憶される。
パネル再利用コードメモリ33cと、ライト再利用コードメモリ33dとは、管理装置110から送信される液晶パネル53またはバックライトパネル54の再利用の可否を示す再利用コードをそれぞれ記憶するためのメモリである。
P1端子に該再利用コードが入力されると、入力された再利用コードはパネル再利用コードメモリ33cに書込まれ、P2端子に該再利用コードが入力されると、入力された再利用コードはライト再利用コードメモリ33dに書込まれる。
再利用コードは、再利用が可能であることを示す再利用可能コードと、再利用が不能であることを示す再利用不能コードとを備えている。管理装置110からは、再利用可否の判断結果に応じて、再利用可能コードまたは再利用不能コードのいずれか一方が出力されるので、再利用コードメモリ33c,33dには、出力されたいずれか一方のコードが記憶される。
また、パネル再利用コードメモリ33cに再利用コードが記憶されている場合には、ペン型検出器100がコネクタ85aに接続されても、液晶パネル計測メモリ33aから使用時間データは出力されない。かかる場合には、このパネル再利用コードメモリ33cに記憶される再利用コードが出力され、かかる再利用コードに基づいて、再利用の可否がペン型検出器100に出力される。また、ライト再利用コードメモリ33dに再利用コードが記憶されている場合も同様に、バックライト54の使用時間データは出力されず、記憶される再利用コードに基づいた再利用の可否がペン型検出器100に出力される。
本実施例では、部品の使用時間データ(各計測メモリ33a,33bから出力された使用時間データ)を管理装置110に累積して記憶するように構成している。部品と制御基板とが別体で再利用されても、部品の使用時間データを管理できるからである。ここで、使用時間データが出力されるたびに、その使用時間データが管理装置110に累積されると、その累積値(総使用時間データ)がでたらめなものとなってしまう。しかし、本実施例のパチンコ機1では、1度、再利用の可否が判断されると、その判断結果(再利用コード)がパネル再利用コードメモリ33cまたはライト再利用コードメモリ33dの対応するメモリに書き込まれる。その後は、再利用コードが消去されるまで、対応する使用時間データは出力されないので、管理装置110に記憶される使用時間データがでたらめなものとなることがない。
識別情報メモリ33eは、表示用制御基板Dに接続されるLCD10の識別情報を記憶するためのメモリである。この識別情報について図3を参照して説明する。
図3は、識別情報の構成を説明した図である。識別情報は、16バイトのデータで構成されている。識別情報の先頭の1バイト目は情報IDとされており、英字1字で表される。2バイト目は再利用される部品の種別が数字1字で表される。例えば、再利用部品が、LCD10の場合には「0」、払出用モータの場合には「1」、発射用モータの場合には「2」と表される。3〜4バイト目は製造業者コードが英字2字で表され、5〜6バイト目はその製造年の西暦下2桁が数字2字で表される。そして、7〜12バイト目は製造番号が数字7桁で表され、13〜16バイト目には機種コードが数字4桁で表されている。尚、LCD10の製造番号と機種コードとは、LCD10の筐体の一部に表示されている。
このため、LCD10の液晶パネル53またはバックライト54のいずれか一方を交換する場合には、筐体に表示された機種コードに基づいて、同じ種類の部品に交換することができる。
この識別情報は、使用時間データが計測メモリ33a,33bから管理装置110に出力される場合に、使用時間データに付加される。よって、管理装置110においては、いずれのLCD10の使用時間データであるかを判別することができるのである。尚、新たな表示用制御基板Dに、再利用されたされたLCD10が搭載される場合には、かかる識別情報は、所定の方法により、新たな表示用制御基板Dの識別情報メモリ33eに書き込まれる。
ワークRAM34は、MPU31による各種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラグを一時的に記憶するためのメモリである。ビデオRAM35は、LCD10に表示される表示データを記憶するためのメモリであり、このビデオRAM35の内容を書き替えることにより、LCD10の表示内容が変更される。キャラクタROM36は、LCD10に表示される図柄などのキャラクタデータを記憶するためのメモリである。画像コントローラ38は、MPU31、ビデオRAM35、入出力ポート39のそれぞれのタイミングを調整してデータの読み書きを介在すると共に、ビデオRAM35に記憶される表示データを、キャラクタROM36から所定のタイミングで読み出してLCD10に表示させるものである。
上記したMPU31、ROM32、EEPROM33、ワークRAM34は、バスライン37を介して相互に接続され、このバスライン37は、また、入出力ポート39と、画像コントローラ38とに接続されている。画像コントローラ38は、ビデオRAM35とキャラクタROM36とに接続されると共に、入出力ポート39にも接続されている。
入出力ポート39には、各種信号(電圧)を入力または出力するための各種端子として、Vcc端子、SWP1端子、SWP2端子、GND端子、P1端子、P2端子が備えられている。この入出力ポート39のVcc端子は、電源基板またはペン型検出器100からの略+5ボルトの駆動電圧の入力端子とされている。また、SWP1端子とSWP2端子とは、駆動電圧の供給元電源を示す信号の入力端子である。更に、GND端子は、グランド端子とされ、P1,P2端子は、信号出力回路71(ペン型検出器100)との間で、液晶パネル53またはバックライト54の使用時間データ及び再利用コードなどのデータを入出力するための入出力端子とされている。このP1,P2端子は、双方向のデータ通信を行うための複数のデータ線のそれぞれに接続される複数の端子の集合体で構成されている。また、入出力ポート39は、バスライン37および画像コントローラ38以外に、第1〜第3リセットスイッチ40〜42のそれぞれと、LCD10と表示用制御基板Dとの接続用コネクタ55,56とに接続されている。
第1リセットスイッチ40は、パネル再利用コードメモリ33cとライト再利用コードメモリ33dとに記憶される再利用コードを0クリアするスイッチである。この第1リセットスイッチ40が押下された状態で、MPU31に駆動電圧が供給されると、MPU31は、パネル再利用コードメモリ33cとライト再利用コードメモリ33dとに記憶される再利用コードを消去する。
再利用コードは、計測メモリ33a,33bに記憶される使用時間データが既に出力されたことを示す(再出力されることを防止する)コードである。ここで、LCD10を廃棄するか否かを判断する場合に、前回の検査時に書き込まれた再利用コードが再利用コードメモリ33c,33dに記憶されたままであると、使用時間データが表示用制御基板Dから出力されない。その結果、今回の使用時間データに基づいた判断結果が出力されないという不具合が生じる。第1リセットスイッチ40は、この再利用コードメモリ33c,33dに記憶された再利用コードを消去できるので、前回の判断結果が引き続いて出力されることを回避できる。
第2リセットスイッチ41は、液晶パネル計測メモリ33aに記憶される使用時間データを0クリアするためのスイッチである。また第3リセットスイッチ42は、バックライト計測メモリ33bに記憶される使用時間データを0クリアするためのスイッチである。この第2リセットスイッチ41または第3リセットスイッチ42が押下された状態で、MPU31に駆動電圧が供給されると、MPU31は、押下されたスイッチに対応する計測メモリ33a,33bに記憶される使用時間データを0クリアする。
尚、本実施例においては、各計測メモリ33a,33bに記憶される使用時間データは、パチンコ機1が市場に投入されてから廃棄されるまでの1サイクルの使用時間データとされているので、LCD10が再利用される毎に第2、第3リセットスイッチ41,42は、作業者により押下され、各計測メモリ33a,33bの0クリアが実行される。
また、LCD10が再利用されなくとも、新たなLCDが表示用制御基板Dに装着される場合には、先のLCD10に対応つけて記憶された使用時間データを0クリアする必要があるので、かかる場合においても、第2、第3リセットスイッチ41,42は、作業者により押下され、各計測メモリ33a,33bの0クリアが実行される。
また、本実施例においては、第2、第3リセットスイッチ41,42を別々のスイッチで構成したが、本実施例においては、各計測メモリ33a,33bに記憶されるいすれの使用時間データについても、0クリアするので、該スイッチを1のスイッチで構成しても良い。
尚、該表示用制御基板Dのみを再利用する場合には、新たなLCD10が装着される。かかる場合には、識別情報メモリ33eに記憶される廃棄されたLCD10の識別情報を0クリアし、新たなLCD10に対応した識別情報を識別情報メモリ33eに書込む必要がある。かかる処理を、使用時間データのリセット処理と同じ工程で行えば、効率的にこれを行うことができる。よって、上記のリセット処理は、パチンコ機1が市場に販売される前(使用済のパチンコ機1の廃棄処理工程や、再利用部品を使用したパチンコ機1の製造工程)において行われることが望ましい。
また、入出力ポート39は、信号出力回路71に接続され、この信号出力回路71を介してペン型検出器100に接続されるように構成されている。また、パチンコ機1が完成品である状態においては、表示用制御基板Dは、この入出力ポート39を介して、主制御基板および電源供給を行う電源基板と接続される。
信号出力回路71は、上記したように、入出力ポート39に接続されると共に、ペン型検出器100および電源基板に接続されるようになっている。この信号出力回路71により、駆動電圧は、入出力ポート39のVcc端子に供給されると共に、供給元がペン型検出器100と電源基板とでは、異なる端子(SWP1端子、SWP2端子)に電圧が供給(信号入力)されるようになっている。
LCD10は、表示用制御基板Dの画像コントローラ38から送信される命令に基づいて液晶パネル53に画像を表示するためのものである。このLCD10は、主に、液晶パネル53と、バックライト54とを備えている。液晶パネルは、表示用制御基板Dからの信号に基づいて印加される電圧に応じて動作する液晶セルを備えた表示パネルである。液晶パネル53は、コネクタ57により、表示用制御基板Dのコネクタ55に分離可能に接続されている。
バックライト54は、液晶パネル53に光線を照射するためのユニットであり、液晶セルを透過可能な光線を照射する蛍光管及びその光線を反射させ液晶セルに集中させる反射板等から構成されている。また、バックライト54は、コネクタ58により表示用制御基板Dのコネクタ56に分離可能に接続されている。
次に、上記した信号出力回路71とペン型検出器100(管理装置110)と電源基板と入出力ポート39との接続状態について説明する。尚、電源基板(電源基板の出力端)については、図3において+5Vと表示した白丸で表示している。
信号出力回路71は、3ピンのコネクタであるコネクタ85a,85bを備えている。コネクタ85aまたはコネクタ85bの第1〜第3ピンは、ペン型検出器100のコネクタ101の第1〜第3ピンに、それぞれ接続される。かかる接続により、信号検出回路71とペン型検出器100の回路とは閉じられ、表示用制御基板Dとペン型検出器100(管理装置110)との間に電流が流れる。
コネクタ85a,85bの第1ピンは、ペン型検出器100から供給された略+5ボルトの制御系の駆動電圧を入出力ポート39のVcc端子に出力するための出力端子とされている。また、この第1ピンは、ペン型検出器100が、コネクタ85aまたはコネクタ85bに接続されたことを示す信号を入出力ポート39のSWP1端子またはSWP2端子に出力するための出力端子とされている。コネクタ85a,85bの第2ピンは、管理装置110(ペン型検出器100)との間で双方向のデータ通信を行うためのデータの入出力端子であり、複数のデータ線のそれぞれに接続される複数ピンの集合体である。更に、コネクタ85a,85bの第3ピンは、グランド端子とされている。
かかるコネクタ85aの第1ピンは、ダイオードD1のアノード端子と、インバータIV1の入力端と、一端をグランドに接続する抵抗R2の他端とにそれぞれ接続されている。ダイオードD1のカソード端子は、抵抗R1の一端と、電源基板の+5ボルト出力端と、入出力ポート39のVcc端子と、抵抗R3の一端と、ダイオードD2のカソード端子とにそれぞれ接続されている。
また、インバータIV1の出力端は、上記した抵抗R1の他端と、入出力ポート39のSWP1端子とに接続されている。このため、ダイオードD1のカソード端子は、インバータIV1の出力端および入出力ポート39のSWP1端子に抵抗R1を介してそれぞれ接続され、また、抵抗R3を介して、入出力ポート39のSWP2端子とインバータIV1の出力端とにそれぞれ接続される。
更に、コネクタ85aの第2ピンは、入出力ポート39のP1端子に接続され、第3ピンは、入出力ポート39のGND端子に接続されると共に、グランドに接続されている。
一方、コネクタ85bの第1ピンは、信号出力回路71のダイオードD2のアノード端子と、インバータIV2の入力端と、一端をグランドに接続する抵抗R4の他端とにそれぞれ接続されている。更に、ダイオードD2のカソード端子は、抵抗R3の一端と、電源基板の+5ボルト出力端と、入出力ポート39のVcc端子と、抵抗R1の一端と、ダイオードD1のカソード端子とにそれぞれ接続されている。
また、インバータIV2の出力端は、上記した抵抗R3の他端と、入出力ポート39のSWP2端子とに接続されている。このため、ダイオードD2のカソード端子は、インバータIV2の出力端および入出力ポート39のSWP2端子に抵抗R3を介してそれぞれ接続され、更に、抵抗R1を介して、入出力ポート39のSWP1端子とインバータIV1の出力端とにそれぞれ接続される。
更に、コネクタ85bの第2ピンは、入出力ポート39のP2端子に接続され、第3ピンは、入出力ポート39のGND端子に接続されると共に、グランドに接続されている。
次に、上記のように構成された信号出力回路71の回路動作について説明する。まず、信号出力回路71に電源基板から略+5ボルトの制御系の駆動電圧が供給されている場合の回路動作について説明する。電源基板から供給された+5ボルトの駆動電圧は、入出力ポート39のVcc端子に入力される。また、該駆動電圧は、抵抗R1と抵抗R3とに入力され、抵抗R1に入力された駆動電圧により、入出力ポート39のSWP1端子にハイが入力される。また、抵抗R3に入力された駆動電圧により、入出力ポート39のSWP2端子にハイが入力される。MPU31は、このSWP1端子およびSWP2端子の入力がハイであると、駆動電圧の供給元が電源基板である(主電源の投入である)と判別し、遊技を実行するための通常の処理を実行する。
なお、電源基板から供給された+5ボルトの駆動電圧は、ダイオードD1,D2のカソード端子にも入力されるが、ダイオードD1,D2には逆方向バイアス電圧が入力されることとなるので、電流は流れない。よって、インバータIV1,IV2の入力端子にはロウが入力されることとなるので、SWP1端子およびSWP2端子には、いずれもハイが入力される。
次に、ペン型検出器100(管理装置110)が信号出力回路71に接続(略+5ボルトの駆動電圧がペン型検出器100から供給)されている場合の信号出力回路71の回路動作について説明する。ペン型検出器100がコネクタ85aまたはコネクタ85bに接続されると、ペン型検出器100と信号出力回路71との間で回路が閉じて、電流が流れる。
ペン型検出器100が、表示用制御基板Dのコネクタ85aに接続されると、ペン型検出器100から供給された電圧は、コネクタ85aの第1ピンから出力され、ダイオードD1のアノード端子に入力される。ダイオードD1には順方向バイアス電圧が入力されることとなり、ダイオードD1のカソード端子から入出力ポート39のVcc端子に略+5ボルトの駆動電圧が入力されると共に、+5ボルトの電圧供給経路を介して、各制御系電子部品に略+5ボルトの駆動電圧が供給される。これにより、制御系電子部品が動作し、MPU31も動作する。更に、ダイオードD1のカソード端子から抵抗R3にも駆動電圧が入力される。その結果、抵抗R3を介して入出力ポート39のSWP2端子へハイが入力される。
また、コネクタ85aの第1ピンから出力された駆動電圧は、インバータIV1の入力端にも入力される。これにより、インバータIV1の入力端がハイとなる。その結果、インバータIV1の出力端がロウとなり、駆動電圧供給元がペン型検出器100であることを示す信号がロウ出力されて、SWP1端子へロウが入力される。よって、コネクタ85aにペン型検出器100が接続された場合には、入出力ポート39のSWP1端子の入力はロウとなり、またSWP2端子の入力はハイとなる。
このように、入出力ポート39のVcc端子に駆動電圧が入力された場合に、SWP1端子の入力がロウ、SWP2端子の入力がハイであれば、MPU31は、駆動電圧がコネクタ85aに接続されたペン型検出器100から供給されたと判別する。そして、MPU31は、液晶パネル53の使用時間データ(または再利用コード)を入出力ポート39のP1端子に出力する。
表示用制御基板Dのコネクタ85bにペン型検出器100が接続された場合にも、信号出力回路71は、上記したペン型検出器100がコネクタ85aに接続された場合と同様に動作する。ペン型検出器100からコネクタ85bの第1ピンを介して供給された駆動電圧は、ダイオードD2を介して入出力ポート39のVcc端子に入力される。また、供給された駆動電圧は、ダイオードD2のカソード端子から抵抗R1の一端へ入力される。その結果、抵抗R1を介して入出力ポート39のSWP1端子へハイが入力される。
また、ペン型検出器100から供給された駆動電圧は、インバータIV2の入力端に入力され、インバータIV2の入力端がハイとなる。その結果、インバータIV2の出力端はロウとなり、駆動電圧供給元がペン型検出器100であることを示す信号がロウ出力されて、SWP2端子へロウが入力される。
このように、入出力ポート39のVcc端子に駆動電圧が入力された場合に、SWP1端子の入力がハイ、SWP2端子の入力がロウであれば、MPU31は、駆動電圧が、コネクタ85bに接続されたペン型検出器100から供給されたと判別する。そして、MPU31は、バックライト54の使用時間データ(または再利用コード)を入出力ポート39のP2端子から出力する。
このコネクタ85a,85bの第2ピンは、ペン型検出器100の第2ピンと複数のケーブルで接続されており、双方向にデータの送受信ができるように構成されている。コネクタ85aまたはコネクタ85bの第2ピンから出力された使用時間データなどは、ペン型検出器100の第2ピンに入力され、ペン型検出器100を経由して管理装置本体120に入力される。
管理装置110は、管理装置本体120とペン型検出器100とを備えている。管理装置本体120は、MPU121、ROM122、RAM123、ハードディスク124、入出力ポート126、インターフェース127、モデム128、入力手段であるキーボード129、管理装置本体120で実行される処理をモニタするCRTディスプレイ130と、ペン型検出器100と管理装置本体120とを接続するための接続回路140とを備えている。
MPU121は、管理装置110で実行される各処理を制御するための演算装置である。ROM122は、そのMPU121により実行される各種の制御プログラムや固定値データを記憶するためのメモリである。
ハードディスク124は、部品情報メモリ124aと通信プログラム124gとを備えている。この部品情報メモリ124aは、各LCD10の各種情報を記憶するためのメモリであり、製造業者毎にそれぞれ設けられている。この部品情報メモリ124aには、製造業者コードメモリ124bと、液晶メモリ124h1と、バックライトメモリ124h2とが設けられている。図7に示すフローチャートのプログラムは、制御プログラムの一部として、このハードディスク124の所定のエリアに記憶されている。
製造業者コードメモリ124bは、LCD10(液晶パネル53およびバックライト54)の製造業者コードを記憶するためのメモリである。部品情報メモリ124aでは、製造業者毎にLCD10の情報を管理することができるようにメモリが割り付けられており、この製造業者コードメモリ124bに記憶される製造業者コードを参照することにより、その製造業者コードに対応するLCD10の各種情報を記憶するエリアが指定される。故に、1の製造業者コードを指定することにより、対応する製造業者のLCD10の情報を読出すことができる。製造業者コードメモリ124bに記憶される製造業者コードは、識別情報(図3参照)を構成する英字2字の製造業者コードと同一のものである。
液晶メモリ124h1は、液晶パネル53の情報を記憶するためのメモリであり、LCD10の機種毎にそれぞれ設けられている。この液晶メモリ124h1は、機種コードメモリ124c1とパネル判定値メモリ124d1とパネル個数カウンタ124e1とパネル再利用メモリ124f1とを備えている。
機種コードメモリ124c1は、LCD10の機種コードを記憶するためのメモリである。液晶メモリ124h1では、その機種毎に液晶パネル53の情報を管理することができるようにメモリが割り付けられており、この機種コードメモリ124c1に記憶される機種コードを参照することにより、その機種コードに対応する液晶パネル53の情報を記憶するエリアが指定される。故に、1の機種コードを指定することにより、対応する機種の液晶パネル53の情報を読出すことができる。尚、機種コードメモリ124c1に記憶される機種コードは、識別情報(図3参照)を構成する数字4桁の機種コードと同一のものである。
パネル判定値メモリ124d1は、液晶パネル53の再利用の可否を判断するための閾値を記憶するメモリである。かかる閾値は、LCD10の機種ごとに設定されており、使用時間データが該閾値以上となると再利用不可と判断される値とされている。このパネル判定値メモリ124d1には、機種コードメモリ124c1に記憶される機種コードに対応するLCD10の閾値が記憶されている。
パネル個数カウンタ124e1は、再利用可能と判定された液晶パネル53の数をカウントするカウンタである。該パネル個数カウンタ124e1は、1の製造業者の1の機種毎に液晶パネル53の個数をカウントするものである。詳細には、製造業者コードメモリ124bに記憶される製造業者コードと、機種コードメモリ124c1に記憶される機種コードとにより指定される液晶パネル53の個数が、対応するパネル個数カウンタ124e1によりカウントされる。このパネル個数カウンタ124e1では、カウント対象の液晶パネル53が再利用可能と判断された場合にのみ、その記憶される値に「1」加算される。また、対応するLCD10が再利用される(或いは保管された再利用可能なLCD10が出荷される)と、作業者によりその再利用(出荷)台数が入力され、その入力台数分が、記憶される値から減算される。
パネル再利用メモリ124f1は、各液晶パネル53の使用時間データをその製造番号に対応つけてそれぞれの記憶するためのメモリである。製造番号は各LCD10に固有の番号であるので、該番号と対応付けることにより、1の液晶パネル53を特定することができる。液晶パネル53の使用時間データが管理装置本体120に入力されると、このパネル再利用メモリ124f1に記憶される同じ製造番号を有する使用時間データに、入力された使用時間データが加算される(総使用時間の算出)。一方、管理装置本体120に入力された液晶パネル53の使用時間データが、パネル再利用メモリ124f1に未記憶の製造番号が付加された使用時間データであれば、その製造番号と使用時間データとが対応つけられて、このパネル再利用メモリ124f1に記憶される。パネル再利用メモリ124f1に記憶される使用時間データは、その使用時間データが対応する閾値を超えたと判断されると消去される(図7参照)。
バックライトメモリ124h2は、バックライト54の情報を記憶するためのメモリであり、LCD10の機種毎にそれぞれ設けられている。このバックライトメモリ124h2は、液晶メモリ124h1と同様に、機種コードメモリ124c2とライト判定値メモリ124d2とライト個数カウンタ124e2とライト再利用メモリ124f2とを備えている。
このバックライトメモリ124h2に設けられた各メモリ124c2,124d2,124f2およびカウンタ124e2は、液晶パネル124h1に設けられた各メモリ124c1,124d1,124f1およびカウンタ124e1と同様のものであるので、その説明を省略する。
通信プログラム124gは、管理装置110に記憶されている部品情報メモリ124aのデータをインターネット上の図示しないサーバに送信するためのプログラムである。このインターネット上のサーバは、一般的なインターネットの技術によってアクセスされるコンピュータである。かかるサーバに、メーカなどは、クライアントと呼ばれるコンピュータによってアクセスでき、サーバに記憶されるデータを閲覧できる。故に、メーカは、再利用できる部品の種類と数とを確認でき、これに基づいて生産計画を立案できる。
RAM123は、ROM122内に記憶される制御プログラムの実行に当たって各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリであり、製造業者コードメモリ123bと機種コードメモリ123cと判定値メモリ123dと個数カウンタ123eと再利用メモリ123fとを有している部品情報更新エリア123aを備えている。
部品情報更新エリア123aは、使用済のパチンコ機1のLCD10について再利用可能か否かを検査する場合に、そのLCD10に対応する部品情報メモリ124aの各メモリ124b,124c1,124d1,124f1及びカウンタ124e1の値、または各メモリ124b,124c2,124d2,124f2及びカウンタ124e2の値が一時的に書き込まれるメモリである。部品情報メモリ124aの各値は、この部品情報更新エリア123aで更新された後に、元の部品情報更新エリア124aに上書きされて更新される。なお、部品情報更新エリア123aの各メモリ123b,123c,123d,123f及びカウンタ123eは、部品情報メモリ124aの各メモリ124b,124c1(124c2),124d1(124d2),124f1(124f2)やカウンタ124e1(124e2)と同様に機能するものなので、その説明は省略する。
上記したMPU121、ROM122、RAM123は、バスライン125を介して相互に接続され、このバスライン125は、また、入出力ポート126に接続されている。入出力ポート126には、バスライン以外に、上記したハードディスク124と、インターフェース127と、キーボード129と、CRTディスプレイ130とが接続されている。
インターフェース127は、異種装置間の電気的接点の規格であり、管理装置本体120をモデム128に接続するためのものである。モデム128は、変復調装置であり、デジタルデータとアナログデータとを変換するものである。管理装置110からインターネット(回線)へ送信されるデータは、このモデム128により、アナログデータに変換される。また、インターネット上(回線)から送信され、管理装置本体120へ入力されるアナログデータは、このモデム128によってデジタルデータに変換される。
また、入出力ポート126には、各種信号(電圧)を入力または出力するための各種端子として、Vcc端子、P3端子、P4端子、GND端子が備えられている。この入出力ポート126のVcc端子は、管理装置110の図示しない電源基板からの略+5ボルトの駆動電圧の入力端子とされている。また、P3端子はペン型検出器100(表示用制御基板D)との間で双方向のデータ通信を行うための入出力端子とされ、P4端子は、ペン型検出器100へのデータ(再利用可否の判断結果の信号)の出力端子とされている。GND端子はグランド端子とされている。
接続回路140は、この入出力ポート126とペン型検出器100とを電気的に接続するための回路であり、コネクタ131を備えている。コネクタ131は、4ピンのコネクタであり、第1〜第4ピンのそれぞれは、ペン型検出器100の4ピンのコネクタ102の第1〜第4ピンのそれぞれに、ケーブル105を介して接続される。
また、コネクタ131の第1ピンは、入出力ポート126のVcc端子と、電源基板の略+5ボルトの出力端とに接続されている。コネクタ131の第2ピンは、入出力ポート126のP3端子に接続されている。このコネクタ131の第2ピンは、コネクタ85aの第2ピンなどと同様のデータの入出力端子である。コネクタ131の第3ピンは、入出力ポート126のP4端子に接続されている。コネクタ131の第4ピンは、入出力ポート126のGND端子とグランドとに接続されている。
このコネクタ131に接続されるペン型検出器100は、コネクタ102と、コネクタ101とを備え、管理装置本体120から供給される駆動電圧を表示用制御基板Dに入力するとともに、表示用制御基板Dから出力されるデータを管理装置本体120に入力する装置である。更に、管理装置本体120から出力される信号により、発光ダイオードD3,D4のいずれか一方を発光させることができるように構成されている。また、ペン型検出器100の回路は、表示用制御基板Dが接続されることにより閉じ、表示用制御基板Dとペン型検出器100と管理装置本体120との間で電流が流れるように構成されている。このペン型検出器100の回路構成について説明する。
コネクタ102は、上記した管理装置本体120のコネクタ131の第1〜第4ピンのそれぞれに接続される4ピンのコネクタであり、コネクタ101にも接続されている。具体的には、コネクタ102の第1ピンは、コネクタ101の第1ピンに接続されている。コネクタ102の第1ピンは、管理装置本体120からの略+5ボルトの駆動電圧をペン型検出器100に入力する入力端子である。コネクタ102の第2ピンは、コネクタ101の第2ピンに接続されている。この第2ピンは、コネクタ85aの第2ピンなどと同様のデータの入出力端子である。
コネクタ102の第3ピンは、管理装置本体120からのデータの入力端子であり、インバータINV3の入力端と、発光ダイオードD3のアノード端子とに接続されている。発光ダイオードD3のカソード端子は、発光ダイオードD4のカソード端子とグランドとコネクタ102の第4ピンとコネクタ101の第3ピンとに接続されている。また、インバータINV3の出力端は、発光ダイオードD4のアノード端子に接続されている。発光ダイオードD4のカソード端子は、発光ダイオードD3のカソード端子とグランドとコネクタ102の第4ピンとコネクタ101の第3ピンとに接続されている。コネクタ102の第4ピンは、コネクタ101の第3ピンに接続されると共に、発光ダイオードD3,D4のカソード端子とグランドとに接続されるグランド端子とされている。
一方、コネクタ101は、上記したコネクタ102と、表示用制御基板D(信号出力回路71)のコネクタ85a,85bとに接続される3ピンのコネクタである。コネクタ101の第1ピンは、コネクタ102の第1ピンと接続され、表示用制御基板Dに略+5ボルトの電圧を出力する出力端子とされている。コネクタ101の第2ピンは、コネクタ102の第2ピンに接続され、コネクタ85aの第2ピンなどと同様のデータの入出力端子であり、表示用制御基板Dと管理装置110との間で双方向にデータの入出力を行うためのものである。コネクタ101の第3ピンは、コネクタ102の第4ピンに接続されると共に、グランドと、発光ダイオードD3,D4のカソード端子とに接続されている。
ここで、このペン型検出器100の回路と上記の接続回路140との回路動作について説明する。コネクタ101が、表示用制御基板Dのコネクタ85aまたはコネクタ85bのいずれかに接続されると、管理装置本体120の接続回路140とペン型検出器100の回路と表示用制御基板Dの信号出力回路71とは閉じ、かかる3者の間で電流が流れる。
管理装置本体120の接続回路140に接続された電源基板から供給される略+5ボルトの電圧は、コネクタ131の第1ピンからペン型検出器100のコネクタ102の第1ピンに入力される。そして、更に、コネクタ101の第1ピンを経由して、表示用制御基板Dのコネクタ85a(またはコネクタ85b、ペン型検出器100の接続された側のコネクタ)の第1ピンに入力される。管理装置110から駆動電圧が入力されると、上記したように、(信号出力回路71の)コネクタ85aまたはコネクタ85bの第2ピンから使用時間データが出力される。出力された使用時間データは、ペン型検出器100のコネクタ101,102の第2ピンを経由して、管理装置本体120の接続回路140のコネクタ131の第2ピンへ入力される。そして、入出力ポート126のP3端子入力される。これにより、MPU121は、使用時間データの入力を認識し、対応するLCD10(液晶パネル53またはバックライト54)の再利用の可否を判断して、対応する再利用コードをP3端子に出力する。
P3端子から出力された再利用コードは、ペン型検出器100のコネクタ101,102の第2ピンを経由して、表示用制御基板Dのコネクタ85a(コネクタ85b)に入力される。入力された再利用コードは、表示用制御基板Dの再利用コードメモリ33c,33dの対応するメモリに書込まれる。
その後、MPU121によって、判断された再利用の可否がP4端子に出力される。P4端子に出力された信号は、ペン型検出器100のコネクタ102の第3ピンに入力される。第3ピンから入力された信号は、発光ダイオードD3のアノード端子とインバータINV3の入力端とに入力される。
LCD10(液晶パネル53またはバックライト54)が再利用可能であれば、P4端子には、管理装置本体120からはハイ信号(以下、単に「ハイ」と略す)が出力され、再利用不能であればロウ信号(以下、単に「ロウ」と略す)が出力される。コネクタ102の第3ピンにハイが入力された場合には、発光ダイオードD3のアノード端子とインバータINV3の入力端とにハイが入力される。その結果、発光ダイオードD3に電流が流れ、発光ダイオードD3は発光する。また、インバータINV3の出力端からはロウが出力される。よって、発光ダイオードD4のアノード端子にはロウが入力されるので、発光ダイオードD4は発光しない。
一方、コネクタ102の第3ピンにロウが入力された場合には、発光ダイオードD3のアノード端子とインバータINV3の入力端とにロウが入力される。その結果、発光ダイオードD3は発光しない。また、インバータINV3の出力端からはハイが出力されるので、発光ダイオードD4のアノード端子にハイが入力され、発光ダイオードD4が発光する。このように、発光ダイオードD3の発光により再利用可能であることを、また、発光ダイオードD4の発光により再利用不能であることを簡潔に通知できる。
ペン型検出器100の脱着された表示用制御基板Dに、再び、ペン型検出器100が接続されると、表示用制御基板Dのコネクタ85a,85bの第2ピンからは、接続されたコネクタに対応する再利用コードメモリ33c,33dに記憶されている再利用コードが出力される。出力された再利用コードは、使用時間データと同様に、ペン型検出器100のコネクタ101,102の第2ピンと管理装置本体120のコネクタ131の第2ピンを経由して、入出力ポート126のP3端子に入力される。
これにより、管理装置本体120には、再利用コードが入力され、その再利用コードに基づいた信号(ハイまたはロウ)が入出力ポート126のP4端子に出力される。その結果、ペン型表示器100においては、再利用コードに応じて、(再利用の可否を示す対応する)発光ダイオードD3,D4が発光することとなる。
次に図4〜図6のフローチャートを参照して、上記のように構成されたパチンコ機1(表示用制御基板D)で実行される各処理について説明する。
図4は、パチンコ機1の表示用制御基板Dにおいて実行されるメイン処理を示したフローチャートである。このメイン処理により画像の表示の制御等の表示用制御基板Dで必要な各処理が実行される。また、このメイン処理では、MPU31に入力される略+5ボルトの駆動電圧の供給元が判別され、その駆動電圧供給元に応じた処理が実行される。
メイン処理では、まず、電源投入後、ワークRAM34等の内容を一旦、0クリアした後に初期値に設定する等といった初期化処理を実行する(S1)。但し、この初期化処理では、EEPROM33の各メモリ33a〜33eに記憶された内容はクリアしない。S1の初期化処理の実行後は、第1〜第3リセットスイッチ40〜42は全てオフかを確認し(S2)、第1〜第3リセットスイッチ40〜42が全てオフ(未押下の状態)であれば(S2:Yes)、SWP1端子の入力がロウか否かを確認する(S3)。このSWP1端子の入力がロウであると(S3:Yes)、駆動電圧は、ペン型検出器100からコネクタ85aの第1ピンを介して供給されていることとなる。よって、パネル再利用コードメモリ33cに再利用コードが記憶されているか否かを調べる(S4)。
その結果、パネル再利用コードメモリ33cに再利用コードが記憶されていなければ(S4:No)、液晶パネル計測メモリ33aに記憶される使用時間データを読出す(S5)。次に、読出した使用時間データに、識別情報メモリ33eに記憶される識別情報を付加し(S6)、更に、識別情報の付加された使用時間データに付加コードとして、液晶パネル53を示すパネルコードを付加して、P1端子に出力する(S7)。その後、P1端子にデータの入力があるか否かを確認し(S8)、データ入力が無ければ(S8:No)、データ入力がなされるまでS9以降の処理を待機する。一方、S8の処理で確認した結果、データ入力が有れば(S8:Yes)、入力されたデータは、管理装置110から送信された再利用コードであるので、入力されたデータ(再利用コード)をパネル再利用コードメモリ33cに書込み(S9)、このメイン処理を終了する。
更に、S2の処理で確認した結果、第1〜第3リセットスイッチ40〜42のいずれかがオンであれば(S2:No)、オン(押下)されたリセットスイッチに対応するEEPROM33のメモリのデータを0クリアするリセット処理を行った後(S22)、このメイン処理を終了する。
加えて、S4の処理で確認した結果、パネル再利用コードメモリ33cに再利用コードが記憶されていれば(S4:Yes)、記憶されている再利用コードをP1端子に出力して(S10)、このメイン処理を終了する。
また、S3の処理で確認した結果、SWP1端子の入力がロウでなければ(S3:No)、SWP1端子の入力はハイである。よって、SWP2端子の入力がロウであるか否かを確認する(S11)。その結果、SWP2端子の入力がロウであれば(S11:Yes)、駆動電圧は、ペン型検出器100からコネクタ85bの第1ピンを介して供給されていることとなる。よって、ライト再利用コードメモリ33dに再利用コードが記憶されているか否かを調べる(S12)。
その結果、ライト再利用コードメモリ33dに再利用コードが記憶されていなければ(S12:No)、バックライト計測メモリ33bに記憶される使用時間データを読出す(S13)。次に、読出した使用時間データに、識別情報メモリ33eに記憶される識別情報を付加し(S14)、更に、識別情報の付加された使用時間データに付加コードとして、バックライトを示すバックライトコードを付加して、P2端子に出力する(S15)。その後、P2端子にデータの入力があるか否かを確認し(S16)、データ入力が無ければ(S16:No)、データ入力がなされるまでS17以降の処理を待機する。
一方、S16の処理で確認した結果、データ入力が有れば(S16:Yes)、入力されたデータは、管理装置110から送信された再利用コードであるので、入力されたデータ(再利用コード)をライト再利用コードメモリ33dに書込み(S17)、このメイン処理を終了する。
加えて、S12の処理で確認した結果、ライト再利用コードメモリ33dに再利用コードが記憶されていれば(S12:Yes)、記憶されている再利用コードをP2端子に出力して(S18)、このメイン処理を終了する。
更に、S11の処理で確認した結果、SWP2端子の入力がロウでなければ(S11:No)、SWP2端子の入力はハイである。このため、SWP1端子の入力とSWP2端子の入力とは、共にハイであることが確認されたこととなる。これは、MPU31への駆動電圧は、電源基板から行われている(主電源の投入である)ことを示している。よって、EEPROM33の液晶パネル計測メモリ33aの使用時間データに「1」加算し、先の値を更新する(S19)。その後、EEPROM33のバックライト計測メモリ33bの使用時間データに「1」加算し、先の値を更新する(S20)。
本実施例では、使用時間データは1時間単位で更新(計測)される。しかし、電源基板からの電圧供給が断されると、1時間に到達しなかった端数の時間分は使用時間データに加算されない。このため、部品の実働時間と、各計測メモリ33a,33bに記憶される使用時間データとにズレが発生してしまう。そこで、このS19,S20の処理で、各計測メモリ33a,33bに「1」を加算し、前回の電源断において、加算されなかった時間分を補正しているのである。
尚、端数の時間は1時間を越えることはない。よって、主電源投入毎に各計測メモリ33a,33bの使用時間データに「1」加算すれば、使用時間データは、実働時間よりも長時間となる。故に、再利用可能か否かの判断が、安全側でなされることとなり、再利用部品が新たなパチンコ機1に使用された場合に、動作不良の生じる確率を低下させることができる。更に、このS19,S20の処理は、電圧供給元を判別し、電圧供給元が電源基板であると判別されると実行されるので、部品(液晶パネル53とバックライト54)が実働しない場合には、使用時間データは更新されない。
このS20の処理の後は、電源が断されるまで、各処理を実行する(S21)。この各処理(S21)において、画像表示の制御等、遊技の実行時に行われる必要な処理が実行される。
図5は、図4のメイン処理の中で実行されるリセット処理(S22)のフローチャートである。このリセット処理(S22)では、まず、第1リセットスイッチ40がオンされているか否かを確認し(S25)、オフであれば(S25:No)、その処理をS27の処理に移行する。一方、第1リセットスイッチ40がオンであれば(S25:Yes)、各再利用コードメモリ33c,33dの各値(再利用コード)を0クリアする(S26)。
次に、第2リセットスイッチ41がオンされているか否かを確認し(S27)、オフであれば(S27:No)、その処理をS29の処理に移行する。一方、第2リセットスイッチ41がオンであれば(S27:Yes)、液晶パネル計測メモリ33aに記憶される使用時間データを0クリアする(S28)。
その後、第3リセットスイッチ42がオンされているか否かを確認し(S29)、オフであれば(S29:No)、このリセット処理(S22)を終了する。一方、第3リセットスイッチ42がオンであれば(S29:Yes)、バックライト計測メモリ33bに記憶される使用時間データを0クリアする(S30)。その後、このリセット処理(S22)を終了する。
これによれば、LCD10を再利用する毎に、表示用制御基板Dの各計測メモリ33a,33bの使用時間データを0クリアすることができる。つまり、各計測メモリ33a,33bに記憶される使用時間データは、パチンコ機1が市場に投入されてから廃棄されるまでの1サイクルの使用時間データとすることができる。再利用部品を使用して新たに製造されたパチンコ機1においては、部品の使用時間データの初期値を常に0とするので、表示用制御基板DとLCD10との組み合わせが変更されても、支障なく、管理装置110において使用時間データを累積させ、液晶パネル53と及びバックライト54のそれぞれについて、総使用時間を的確に管理することができる。
図6は、パチンコ機1の表示用制御基板Dで、(ゲートアレイ70からの信号に応じて)一定時間毎に実行されるINT割込処理を示したフローチャートである。このINT割込処理は、LCD10(液晶パネル53、バックライト54)の使用時間を計測し、計測した時間をEEPROM33の各計測メモリ33a,33bへ記憶しておくための処理である。
MPU31は、このINT割込処理に関して、EEPROM33の液晶パネル計測メモリ33aに記憶される使用時間データに「1」を加算し、先の値(使用時間データ)を更新する(S35)。
その後、EEPROM33のバックライト計測メモリ33bに記憶される使用時間データに「1」を加算し、先の値(使用時間データ)を更新して(S36)、このINT割込処理を終了する。このINT割込処理は、主電源が投入されている間、一定時間(1時間)が経過する毎に定期的に繰り返し実行されるので、EEPROM33の各計測メモリ33a,33bの値は、1時間毎に「1」だけ大きな値に更新され、また、その更新された値は、不揮発性メモリで構成されるEEPROM33に電源切断後も記憶される。
なお、現在、一般に使用されるEEPROMの書き込み保障回数は、約10万回程度である。その為、1時間毎に書込を実行すると、パチンコ機1を連続使用した場合でも、10年以上の期間に渡って1時間毎に書き込み処理を実行することができ、LCD10等の使用時間を計測する期間としては十分となる。
また、使用時間データを記憶するためのメモリをEEPROMに代えて強誘電メモリによって構成する場合には、1000万回程度の書き込み回数が保障されるので、上記したINT割込処理が実行される一定時間間隔を、例えば10秒程度としても良い。かかる場合には、LCD10等の使用時間の計測間隔が短くなることによって計測誤差を減少することができ、より正確な使用時間の計測を実行することができる。
このように、本実施例のパチンコ機1によれば、制御基板において、制御する部品の使用時間を計測する共に、計測した使用時間(使用時間データ)を不揮発に記憶しておくことができる。そして、この計測された使用時間を出力することができるので、部品の再利用の可否を判断することができる。
図7は、管理装置110で実行されるメイン処理のフローチャートである。管理装置110のメイン処理では、上記したパチンコ機1に使用される部品(表示用制御基板Dに制御されるLCD10)が再利用可能か否かを判断して、ペン型検出器100に再利用可否の判断結果を出力する処理が実行される。
このメイン処理では、まず、電源投入後、各処理が実行され(S41)、次いで、入出力ポート126のP3端子にデータの入力がありか否かが確認される(S42)。ここで、P3端子にデータ入力がなければ(S42:No)、その処理をS41の各処理に移行する。一方、S42の処理で確認した結果、P3端子にデータ入力があれば(S42:Yes)、入力データが再利用コードであるか否かを確認する(S43)。入力データが再利用コードでなければ(S43:No)、入力データは使用時間データを含む情報であるので、入力データに付加されている付加コードは、パネルコードであるか否かを確認する(S44)。
確認の結果、付加コードがパネルコードで有れば(S44:Yes)、部品情報メモリ124aを検索して、入力データの識別情報が示す製造業者コードに対応する液晶メモリを抽出する(S45)。液晶メモリ124h1は、製造業者コードに対応付けて管理されているので、入力データに付加されている製造業者コードから対応する液晶メモリ、即ち、1の製造業者に対応する液晶メモリ124h1を抽出することができるのである。そして、抽出された液晶メモリ124h1を検索して、入力データの識別情報の示す機種コードに対応する1の液晶メモリ124h1に記憶される各値と、該1の液晶メモリ124h1に対応する製造業者コード(対応する製造業者コードメモリ124bに記憶される製造業者コード)とを部品情報更新エリア123aに(部品情報更新エリア123aの対応する各メモリ123b,123c,123d,123fおよびカウンタ123eにそれぞれ)書込む(S46)。
次に、部品情報更新エリア123aにおいて、入力データの製造番号は、再利用メモリ123fに記憶されているか否かを確認する(S47)。その結果、再利用メモリ123fに入力データの製造番号が記憶されていると(S47:Yes)、入力された使用時間データを、再利用メモリ123fに記憶される対応する使用時間データに加算する(S61)。再利用メモリ123fには、製造番号と対応付けて使用時間データが記憶されているので、同じ製造番号の使用時間データが更新され、対応するLCD10の液晶パネル53の総使用時間データが算出されることとなる。その後、その処理をS49の処理に移行する。
一方、再利用メモリ123fに入力データの製造番号が記憶されていなければ(S47:No)、入力データの製造番号と使用時間データとを対応付けて、再利用メモリ123fに書込む(S48)。その後、再利用メモリ123fに書込まれた使用時間データ(更新された使用時間データ)は、判定値メモリ123dに記憶される値(閾値)以上か否かを確認する(S49)。ここで、再利用メモリ123fに書込まれた使用時間データ(更新された使用時間データ)が、判定値メモリ123dの値以上であると(S49:Yes)、再利用可能として定めた使用時間を超過しているので、再利用不能コードを入出力ポート126のP3端子に出力する(S50)。
その後、P4端子にロウを出力し(S51)、再利用メモリ123fの対応する(更新または新たに書込まれた)使用時間データを0クリアする(S52)。次いで、更新された部品情報更新エリア123aの各値を、ハードディスク124の元の部品情報メモリ124a(液晶メモリ124h1)に書込む(S53)。そして、パネル再利用メモリ124f1,ライト再利用メモリ124f2において、書込まれた製造番号に対応する使用時間データは、共に0か否かを確認し(S54)、共に0でなければ(S54:No)、その処理をS41の各処理に移行する。一方、書込まれた製造番号に対応する使用時間データが共に0であれば(S54:Yes)、再利用メモリ124f1,124f2に記憶されるその製造番号を0クリアし(S55)、その後、その処理をS41の各処理に移行する。
液晶パネル53とバックライト54との両者の廃棄は、LCD10そのものの廃棄を示している。かかる場合には、管理装置110において、そのLCD10の使用時間を管理することが不要となる。故に、製造番号に対応する液晶パネル53およびバックライト54の使用時間データがいずれも0クリアされていると、製造番号を消去し、対応するLCD10の管理を終了するのである。
また、S43の処理で確認した結果、入力データが再利用コードであると(S43:Yes)、既に使用時間データを出力済(検査済)の表示用制御基板Dのへのペン型検出器100の再接続である。よって、部品情報メモリ124aの更新や、再利用の可否を判断する処理を実行せず、入力された再利用コードが再利用可能コードであるか否かを調べる(S56)。その結果、再利用可能コードであると(S56:Yes)、入出力ポート126のP4端子にハイを出力した後(S57)、その処理をS41の各処理に移行する。更に、S56の処理で確認した結果、入力された再利用コードが再利用可能コードでなければ(S56:No)、入力された再利用コードは、再利用不能コードであるので、入出力ポート126のP4端子にロウを出力した後(S58)、その処理をS41の各処理に移行する。これにより、再利用可能と判断されているとペン型検出器100の発光ダイオードD3が発光し(再利用可能の通知)、再利用不能と判断されていると発光ダイオードD4が発光する(再利用不能の通知)。
加えて、S44の処理で確認した結果、入力データに付加されている付加コードがパネルコードでなければ(S44:No)、入力データの付加コードはバックライトコードであるので、部品情報メモリ124aを検索して、入力データの識別情報が示す製造業者コードに対応するバックライトメモリ124h2を抽出する(S59)。これにより、1の製造業者に対応するバックライトメモリ124h2を抽出することができる。そして、抽出されたバックライトメモリ124h2を検索して、入力データの識別情報の示す機種コードに対応する1のバックライトメモリ124h2に記憶される各値と、該バックライトメモリ124h2に対応する製造業者コードとを部品情報更新エリア123aに(部品情報更新エリア123aの対応する各メモリ123b,123c,123d,123fおよびカウンタ123eにそれぞれ)書込む(S60)。その後は、その処理をS47の処理に移行する。
更に、S49の処理で確認した結果、再利用メモリ123fに書込まれた使用時間データ(更新された使用時間データ)が、判定値メモリ123dに記憶される値未満であれば(S49:No)、再利用可能として定めた使用時間を超過していない。よって、再利用可能コードを入出力ポート126のP3端子に出力する(S62)。その後、P4端子にハイを出力し(S63)、個数カウンタ123eの値を「1」加算する(S64)。次いで、更新された部品情報更新エリア123aの各値を、ハードディスク124の元の部品情報メモリ124a(バックライトメモリ124h2)に書込む(S65)。そして、その処理をS41の各処理に移行する。
このように、上記した第1実施例のパチンコ機1によれば、LCD10など部品の使用時間を計測し、更に計測した使用時間を示す使用時間データを別電源から供給される駆動電圧により出力することができる。また、表示用制御基板に別電源からの駆動電圧を供給することにより、使用時間データを出力できるので、パチンコ機1の解体後においても、部品の再利用の可否を判断できる。更に、使用時間データは、表示用制御基板Dに実装された(一体で形成される)EEPROM33に記憶された。このため、使用時間を記憶するためのEEPROM33をバスライン37上に設けるだけでよく、その構成を単純にできる上、パチンコ機1の従来の製造工程で容易にこれを製造できる。
また、各計測メモリ33a,33bの使用時間データを0クリアできる構成とし、各計測メモリ33a,33bに記憶される使用時間データは、パチンコ機1が市場に投入されてから廃棄されるまでの1サイクルにおけるデータとされた。このため、管理装置110において、使用時間データを累積することができ、またLCD10の識別情報に対応つけて管理することにより、LCD10と表示用制御基板Dとの組み合わせが変更されても、的確にLCD10の再利用の可否を判断できるのである。
次に、図8から図11を参照して、第2実施例について説明する。第1実施例のパチンコ機1では、各計測メモリ33a,33bは、表示用制御基板Dに備えられたが、これに代えて、第2実施例の各計測メモリ150a,150bは、表示用制御基板Dに着脱可能に構成されるメモリカード150に備えられている。尚、上記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図8は、第2実施例のパチンコ機1の部品が再利用可能か否かを判断する検査システム200において、被検査体となるパチンコ機1の制御基板(表示用制御基板D)と、検査を行う管理装置110との電気的構成を示したブロック図である。
第2実施例の表示用制御基板Dは、第1実施例の表示用制御基板Dと同様に、MPU31、ROM32、ワークRAM34、ビデオRAM35と、キャラクタROM36等を備えている。また、第1実施例のEEPROM33に代えてメモリカード150を着脱可能に備えると共に、このメモリカード150を着脱可能に接続するためのメモリカード専用コネクタ151を有している。
メモリカード150は、記憶媒体としてフラッシュメモリを採用しているカード型の記憶装置であり、第1実施例の液晶パネル計測メモリ33a、バックライト計測メモリ33b、識別情報メモリ33eと同様の液晶パネル計測メモリ150a、バックライト計測メモリ150b、識別情報メモリ150cを備えている。このメモリカード150は、電気的にデータの消去と書き込みとを実行することができ、また、書込まれたデータを電源断後も不揮発に記憶することができるものである。よって、このメモリカード150に設けられた液晶パネル計測メモリ150aとバックライト計測メモリ150bとに記憶される使用時間の値は、電源断後も不揮発に記憶されることとなる。
メモリカード150は、表示用制御基板Dに備えられたメモリカード専用コネクタ151に着脱可能に接続される。また、LCD10と一体で取り扱うことができるように、LCD10に取着されている。本実施例では、メモリカード150の接続端子に併設するように、LCD10のコネクタ57,58を設けているので、LCD10が表示用制御基板Dのコネクタ55,56に接続されると、メモリカード150もメモリカード専用コネクタ151と電気的に接続されるようになっている。
メモリカード専用コネクタ151は、メモリカード150と表示用制御基板Dとを電気的に接続するためのコネクタである。このメモリカード専用コネクタ151は、バスライン37に接続されている。よって、メモリカード専用コネクタ151にメモリカード150が装着されると、装着されたメモリカード150とMPU31とは電気的に導通する。
MPU31は、パチンコ機1の主電源が投入されると、この装着されたメモリカード150の液晶パネル計測メモリ150aとバックライト計測メモリ150bとに記憶される使用時間データを、第1実施例と同様に更新する処理を行う。また、ペン型検出器100から駆動電圧が供給されると、この装着されたメモリカード150に記憶される使用時間データを出力する処理を行う。
液晶パネル53及びバックライト54(LCD10)が再利用可能である場合に、表示用制御基板Dを交換する必要があるとき、即ち、LCD10が演出内容の異なるパチンコ機1に使用される場合には、表示用制御基板DからLCD10が脱着される。かかる場合には、メモリカード150は、LCD10と一体で脱着され、該LCD10と共に、新たな表示用制御基板Dに装着される。つまり、部品(LCD10)の使用時間データを、その装着先の表示用制御基板Dが変わっても、メモリカード150の計測メモリ150a,150bによって継続して管理することができるのである。
第2実施例では、(LCD10の装着先が変更されても)使用時間データは、LCD10に対応する1のメモリカード150に累積されて記憶される。このため、パチンコ機1が市場に投入されてから廃棄されるまでの1サイクルごとに使用時間データを0クリアする必要はない。しかし、液晶パネル53とバックライト54とは、別々に廃棄できるので、一方だけを廃棄することも多い。よって、廃棄のタイミングで、計測メモリごとに使用時間データをリセットするべく、第2、第3リセットスイッチ41,42が、第1実施例と同様に設けられている。
更に、第2実施例では、使用時間データをメモリカード150によって累積して記憶するので、(管理装置110において使用時間データの再加算を非実行とするべく)第1実施例において設けられた再利用コードメモリ33c、33dは、不要となる。また、再利用コードメモリ33c、33dに記憶されるデータを0クリアするための第1リセットスイッチ40も不要となる。
この表示用制御基板Dと接続される第2実施例の管理装置110は、第1実施例の管理装置110と同様に、ペン型検出器100を備え、表示用制御基板Dから出力される使用時間データに基づいて、LCD10(液晶パネル53及びバックライト54)の再利用の可否を判断するものである。この第2実施例の管理装置110では、使用時間データを管理する必要がないので、管理装置110において、使用時間データは記憶されない。このため、第1実施例で管理装置110に設けられた再利用メモリ124f1,124f2は不要となる。
次に図9〜図10のフローチャートを参照して、上記のように構成された第2実施例のパチンコ機1(表示用制御基板D)で実行される各処理について説明する。
図9は、第2実施例のパチンコ機1の表示用制御基板Dにおいて実行されるメイン処理を示したフローチャートである。メイン処理では、第1実施例と同様にまず、電源投入後、初期化処理を実行する(S1)。S1の初期化処理の実行後は、第2、第3リセットスイッチ41,42は共にオフか否かを確認し(S72)、第2、第3リセットスイッチ41,42が共にオフ(未押下の状態)であれば(S72:Yes)、SWP1端子の入力がロウか否かを確認する(S3)。このSWP1端子の入力がロウであると(S3:Yes)、駆動電圧は、ペン型検出器100からコネクタ85aの第1ピンを介して供給されていることとなる。よって、第1実施例と同様に、液晶パネル計測メモリ150aに記憶される使用時間データを読出し、識別情報、付加コードを付加してP1端子に出力する(S5〜S7)。その後、このメイン処理を終了する。
また、S72の処理で確認した結果、第2、第3リセットスイッチ41,42のいずれかがオンであれば(S72:No)、オン(押下)されたリセットスイッチに対応するメモリカード150のデータを0クリアするリセット処理を行った後(S22)、このメイン処理を終了する。
また、S3の処理で確認した結果、SWP1端子の入力がロウでなければ(S3:No)、SWP1端子の入力はハイである。よって、SWP2端子の入力がロウであるか否かを確認する(S11)。その結果、SWP2端子の入力がロウであれば(S11:Yes)、駆動電圧は、ペン型検出器100からコネクタ85bの第1ピンを介して供給されていることとなる。よって、第1実施例と同様に、バックライト計測メモリ150bに記憶される使用時間データを読出し、識別情報、付加コードを付加してP2端子に出力する(S13〜S15)。その後、このメイン処理を終了する。
更に、S11の処理で確認した結果、SWP2端子の入力がロウでなければ(S11:No)、SWP2端子の入力はハイである。これは、MPU31への駆動電圧は、電源基板から行われている(主電源の投入である)ことを示している。よって、メモリカード150の液晶パネル計測メモリ150aの使用時間データに「1」加算し、先の値を更新する(S19)。その後、メモリカード150のバックライト計測メモリ150bの使用時間データに「1」加算し、先の値を更新する(S20)。その後は、主電源が断されるまで各処理(S21)を実行する。
尚、使用時間データの計測は、第1実施例と同様に、図6に示したINT割込処理によって実行される。
図10は、図9のメイン処理において実行されるリセット処理(S22)のフローチャートである。このリセット処理(S22)では、まず、第2リセットスイッチ41がオンされているか否かを確認し(S27)、オフであれば(S27:No)、その処理をS29の処理に移行する。一方、第2リセットスイッチ41がオンであれば(S27:Yes)、液晶パネル計測メモリ150aに記憶される使用時間データを0クリアする(S28)。
その後、第3リセットスイッチ42がオンされているか否かを確認し(S29)、オフであれば(S29:No)、このリセット処理(S22)を終了する。一方、第3リセットスイッチ42がオンであれば(S29:Yes)、バックライト計測メモリ150bに記憶される使用時間データを0クリアする(S30)。その後、液晶パネル計測メモリ150aおよびバックライト計測メモリ150bの使用時間データが共に「0」かを確認し(S31)、共に「0」でなければ(S31:No)、このリセット処理(S22)を終了する。一方、S31の処理で確認した結果、液晶パネル計測メモリ150aおよびバックライト計測メモリ150bの値が共に「0」であれば(S31:Yes)、メモリカード150の識別情報メモリ150cの識別情報を0クリアして(S32)、このリセット処理(S22)を終了する。
液晶パネル計測メモリ150aおよびバックライト計測メモリ150bの値が共に「0」であると、LCD10そのものが廃棄されることを意味する。このため、メモリカード150を再利用する場合には、新たなLCD10に対応した識別情報をメモリカード150に書き込む必要がある。このため、識別情報メモリ150cの識別情報がリセット処理(S22)において0クリアされる。
図11は、第2実施例の管理装置110で実行されるメイン処理のフローチャートである。このメイン処理では、電源投入後、まず、各処理が実行され(S41)、次いで、入出力ポート126のP3端子にデータ(使用時間データ)の入力がありか否かが確認される(S42)。ここで、P3端子にデータ入力がなければ(S42:No)、その処理をS41の処理に移行し、また、P3端子にデータ入力があれば(S42:Yes)、入力データに付加された付加コードがパネルコードか否かを確認する(S44)。該付加コードが、パネルコードであれば(S44:Yes)、第1実施例と同様に、部品情報メモリ124aを検索して、入力データの識別情報が示す製造業者コードに対応する液晶メモリ124h1を抽出する(S45)。そして、抽出された液晶メモリ124h1を検索して、入力データの識別情報の示す機種コードに対応する1の液晶メモリに記憶される各値と、該液晶メモリ124h1に対応する製造業者コードとを部品情報更新エリア123aに(その対応する各メモリ123b,123c,123d,123fおよびカウンタ123eにそれぞれ)書込む(S46)。
次に、入力された使用時間データは、判定値メモリ123dに記憶される値(閾値)以上か否かを確認する(S73)。ここで、入力された使用時間データが、判定値メモリ123dの値以上であると(S73:Yes)、P4端子にロウを出力した後(S51)、更新された部品情報更新エリア123aの各値を、ハードディスク124の元の部品情報メモリ124a(液晶メモリ124h1)に書込む(S53)。そして、その処理をS41の各処理に移行する。
加えて、S44の処理で確認した結果、入力データに付加されている付加コードがパネルコードでなければ(S44:No)、入力データの付加コードはバックライトコードであるので、部品情報メモリ124aを検索して、入力データの識別情報が示す製造業者コードに対応するバックライトメモリ124h2を抽出する(S59)。そして、抽出されたバックライトメモリ124h2を検索して、入力データの識別情報の示す機種コードに対応する1のバックライトメモリ124h2に記憶される各値と、該バックライトメモリ124h2に対応する製造業者コードとを部品情報更新エリア123aに(その対応する各メモリ123b,123c,123d,123fおよびカウンタ123eにそれぞれ)書込む(S60)。その後は、その処理をS73の処理に移行する。
更に、S73の処理で確認した結果、入力されたデータが、判定値メモリ123dに記憶される値未満であれば(S73:No)、P4端子にハイを出力し(S63)、個数カウンタ123eの値を「1」加算する(S64)。その後、その処理をS53の処理に移行する。
このように、上記した第2実施例のパチンコ機1によれば、表示用制御基板Dに着脱可能に構成されたメモリカード150に使用時間データを記憶させることができるので、LCD10と表示用制御基板Dとの組み合わせが変更されても、LCD10の使用時間データが不明確とならず、的確に再利用の可否を判断することができる。
次に、図12と図13を参照して、第3実施例について説明する。第1実施例のパチンコ機1では、表示用制御基板Dには制御系の電圧である略+5ボルトの駆動電圧を供給するように構成したが、第3実施例では、略+5ボルトの電圧に加えて、略+12ボルトの電圧が供給されるように構成されている。尚、上記した第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12は、第3実施例のパチンコ機1の部品が再利用可能か否かを判断する検査システム200において、被検査体となるパチンコ機1の制御基板(表示用制御基板D)と、検査を行う管理装置110との電気的構成を示したブロック図である。
第3実施例の管理装置110は、第1実施例の管理装置110と同様に、ペン型検出器100を備え、表示用制御基板Dへ駆動電圧を供給するものである。第1実施例の管理装置110から表示用制御基板Dに供給される駆動電圧は、略+5ボルトのみであったが、第3実施例の管理装置110では、略+5ボルトの駆動電圧に加え、略+12ボルトの電圧を表示用制御基板Dに供給するように構成されている。
尚、説明を簡単にするために、図12においては、管理装置110の一部のみ(表示用制御基板Dに接続されるペン型検出器100のコネクタ106)を表示して、他の部分については、その図示を省略している。
管理装置110のペン型検出器100は、コネクタ106を備えている。このコネクタ106は、後述する表示用制御基板Dのコネクタ185に接続される3ピンのコネクタであり、その第1、第3、第4ピンは、表示用制御基板Dのコネクタ185の第1、第3、第4ピンにそれぞれ接続される。コネクタ106の第1ピンは、表示用制御基板Dに略+5ボルトの電圧を出力する出力端子とされており、コネクタ106の第3ピンは、グランドに接続されている。また、コネクタ106の第4ピンは、表示用制御基板Dに略+12ボルトの電圧を出力する出力端子とされている。
このコネクタ106と、表示用制御基板Dのコネクタ185とが接続されることにより、信号検出回路71とペン型検出器100の回路とは閉じられ、表示用制御基板Dとペン型検出器100(管理装置110)との間に電流が流れる。
第3実施例の表示用制御基板Dは、第1実施例と同様に、MPU31、ROM32、EEPROM33、ワークRAM34、ビデオRAM35と、キャラクタROM36等を備えている。
第1実施例の表示用制御基板Dに備えられた信号出力回路71はコネクタ85a,85bを有していたが、第3実施例の信号出力回路171は、1のコネクタ185のみを備えている。また、第1実施例の信号出力回路71には、略+5ボルトの駆動電圧が供給されたが、第3実施例の信号出力回路171には、略+5ボルトの駆動電圧に加え、更に、略+12ボルトの駆動電圧が供給されるようになっている。
更に、第3実施例のEEPROM33は、第1実施例と同様の液晶パネル計測メモリ33aと、バックライト計測メモリ33bと、識別情報メモリ33eとを備えている(再利用コードメモリ33c,33dは備えていない)。
次に、信号出力回路171の接続状態について説明する。信号出力回路171は、3ピンのコネクタであるコネクタ185を備えている。コネクタ185の第1、第3、第4ピンは、ペン型検出器100のコネクタ106の第1、第3、第4ピンにそれぞれ接続される。
コネクタ185の第1ピンは、ペン型検出器100から供給された略+5ボルトの制御系の駆動電圧を入出力ポート39のVcc端子に出力するための出力端子とされている。また、この第1ピンは、ペン型検出器100が、コネクタ185に接続されたことを示す信号を入出力ポート39のSWP1端子に出力するための出力端子とされている。かかるコネクタ185の第1ピンは、ダイオードD1のアノード端子と、インバータIV1の入力端と、一端をグランドに接続する抵抗R2の他端とにそれぞれ接続されている。ダイオードD1のカソード端子は、抵抗R1の一端と、電源基板の+5ボルト出力端と、入出力ポート39のVcc端子とに接続されている。
また、インバータIV1の出力端は、上記した抵抗R1の他端と、入出力ポート39のSWP1端子とに接続されている。このため、ダイオードD1のカソード端子は、インバータIV1の出力端および入出力ポート39のSWP1端子に抵抗R1を介してそれぞれ接続されている。
更に、コネクタ185の第3ピンは、入出力ポート39のGND端子とグランドとに接続されると共に、LCD10に接続されている。コネクタ185の第4ピンは、電源基板の+12ボルト出力端(図12において白丸(+12V)と表示)と、LCD10とに接続されている。
次に、表示用制御基板Dの信号出力回路171の回路動作について説明する。まず、信号出力回路171に電源基板から略+5ボルトの制御系の駆動電圧が供給されている場合の回路動作について説明する。電源基板から供給された+5ボルトの駆動電圧は、入出力ポート39のVcc端子に入力される。また、該駆動電圧は、抵抗R1に入力され、抵抗R1に入力された駆動電圧により、入出力ポート39のSWP1端子にハイが入力される。MPU31は、このSWP1端子の入力がハイであると、駆動電圧の供給元が電源基板である(主電源の投入である)と判別し、遊技を実行するための通常の処理を実行する。この場合には、電源基板の+12ボルトの出力端からLCD10を駆動させる電圧が供給される。
次に、ペン型検出器100(管理装置110)が、信号出力回路171に接続(略+5ボルトの駆動電圧と略+12ボルトの電圧とがペン型検出器100から供給)されている場合の信号出力回路171の回路動作について説明する。ペン型検出器100がコネクタ185に接続されると、ペン型検出器100と信号出力回路71との間で回路が閉じて、電流が流れる。
ペン型検出器100(コネクタ106の第1ピン)から供給された略+5ボルトの駆動電圧は、コネクタ185の第1ピンから出力され、その結果、入出力ポート39のVcc端子に略+5ボルトの駆動電圧が入力され、MPU31が動作する。更に、インバータIV1の出力端がロウとなり、駆動電圧供給元がペン型検出器100であることを示す信号がロウ出力されて、SWP1端子へロウが入力される。更に、ペン型検出器100(コネクタ106の第4ピン)から供給された略+12ボルトの電圧は、コネクタ185の第4ピンに入力され、その結果、LCD10が稼働状態となる。
ここで、SWP1端子のロウ入力によって、MPU31は、駆動電圧がペン型検出器100から供給されたと判別する。そして、MPU31は、液晶パネル53の使用時間データとバックライトパネル54の使用時間データとをLCD10に出力する。
次に図13のフローチャートを参照して、上記のように構成された第3実施例のパチンコ機1(表示用制御基板D)で実行される各処理について説明する。
図13は、第3実施例のパチンコ機1の表示用制御基板Dにおいて実行されるメイン処理を示したフローチャートである。メイン処理では、第1実施例と同様にまず、電源投入後、初期化処理を実行する(S1)。S1の初期化処理の実行後は、第2、第3リセットスイッチ41,42は共にオフか否かを確認し(S72)、第2、第3リセットスイッチ41,42が共にオフ(未押下の状態)であれば(S72:Yes)、SWP1端子の入力がロウか否かを確認する(S3)。このSWP1端子の入力がロウであると(S3:Yes)、駆動電圧は、ペン型検出器100から供給されていることとなる。
よって、液晶パネル計測メモリ33aに記憶される使用時間データを読出し(S5)、更に、バックライト計測メモリ33bに記憶される使用時間データを読出す(S12)。その後、読出した使用時間データをLCD10に出力し(S74)、電源が断されるまでS74の処理をループする。これにより、電源が断されるまで、LCD10に使用時間データが表示される。尚、表示される使用時間データには、液晶パネル53の使用時間データであるか、バックライト54の使用時間データであるかを示す情報が付加された状態で表示される。
また、S72の処理で確認した結果、第2、第3リセットスイッチ41,42のいずれかがオンであれば(S72:No)、オン(押下)されたリセットスイッチに対応するEEPROM33の計測メモリ33a,33bのデータを0クリアするリセット処理を行った後(S22)、このメイン処理を終了する。このリセット処理(S22)は、図10に示した第2実施例のリセット処理(S22)と同様に実行される。尚、第3実施例のリセット処理では、S31,S32の処理を非実行とするように構成しても良い。
また、S3の処理で確認した結果、SWP1端子の入力がロウでなければ(S3:No)、SWP1端子の入力はハイである。よって、駆動電圧は、主電源から供給されているので、液晶パネル計測メモリ33aの使用時間データに「1」加算し、先の値を更新する(S19)。その後、バックライト計測メモリ33bの使用時間データに「1」加算し、先の値を更新する(S20)。その後は、主電源が断されるまで各処理(S21)を実行する。
尚、使用時間データの計測は、第1実施例と同様に、図6に示したINT割込処理によって実行される。
このように、第3実施例のパチンコ機1によれば、単に、ペン型検出器100から表示用制御基板Dに電圧を供給するだけで、LCD10に使用時間データを表示させることができる。パチンコ機1の再利用システムを表示用制御手段DとLCD10とを一体で再利用するようなシステムとすれば、管理装置110において使用時間データを管理することなく、単純な装置構成で、LCD10の再利用の可否を判断できる。また、LCD10のみが再利用された場合には、前回の使用時間は不明となるが、かかる場合には、再利用時にLCD10にシールなどを添付して、前回の使用時間を表示し、次回の検査時にかかる値を加味して、再利用の可否を判断しても良い。また、再利用品であることを明示するマークを付し、かかるマークの付されたLCD10であれば、無条件に廃棄するような再利用システムとしても良い。
なお、上記各実施例において、請求項1記載の使用時間計測手段としては、図6のフローチャートのS35の処理とS36の処理とが該当する。請求項1記載の使用時間出力手段としては、図4のフローチャートのS7の処理とS15の処理とS10の処理とS18の処理とが該当する。また、請求項1記載の第1の判断手段とは、図7のフローチャートのS49の処理が該当する。また、請求項1記載の第2の判断手段とは、図7のフローチャートのS43の処理が該当する。また、請求項1記載の更新手段としては、図7のフローチャートのS61の処理が該当する。また、請求項1記載の非実行手段としては、図7のフローチャートのS43のYesへの分岐処理が該当する。
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施例では、再利用する部品をLCD10としたが、再利用される部品は、LCD10に限られるものではなく、パチンコ機1に備えられた例えばモータ類などの各種部品であってもよい。
更に、上記各実施例では、各計測メモリ33a,33b,150a,150bには、計測したLCD10の使用時間が累積加算され、使用時間データとして記憶されたが、これに代えて、各計測メモリ33a,33b,150a,150bへ各部品の耐久時間を予め個別に記憶しておき、その記憶された耐久時間データから各部品の使用時間データを減算していくことにより、各部品の残余寿命時間として記憶するように構成しても良い。
また、上記各実施例では、表示装置として、液晶を用いた表示装置(LCD10)について説明したが、必ずしもこれに限定されるわけではなく、これに代えて、CRT(ブラウン管)を用いた表示装置としても良いのである。
更に、上記各実施例において、ペン型検出器100と、制御基板(表示用制御基板D)とは、それぞれに備えられたコネクタ同士が嵌合することにより電気的に接続されるように構成した。これに代えて、ペン型検出器100の端子と、制御基板の端子との接触により、両者を電気的に接続するように構成してもよい。端子間の接触によりペン型検出器100と制御基板とを接続すれば、コネクタ同士を嵌合させる接続に比べて、高速で作業を行うことができる。
更に、上記各実施例では、部品(LCD10)の再利用の可否を通知するための各手段、即ち、部品の使用時間を計測し記憶するための回路やプログラム、再利用の可否を出力するための信号出力回路71,171などは、部品を制御(接続)するために設けられている制御基板(表示用制御基板D)に備えられた。これに代えて、かかる部品の再利用の可否を通知するための各手段を備えた専用の基板を制御基板と別体に設けてもよい。
また、上記第1実施例では、各計測メモリ33a,33bに記憶される使用時間データは、1サイクル毎の使用時間データとされた。また、この使用時間データを1サイクル毎に0クリアするための第2、第3リセットスイッチ41,42を設け、かかる第2、第3リセットスイッチ41,42の押下によって、使用時間データを0クリアできるように構成した。これに代えて、管理装置110から所定の信号を出力し、かかる所定の信号を表示用制御基板Dで受信した場合に使用時間データを0クリアするように構成しても良い。
更に、上記第1、第2実施例では、ペン型検出器100の発光ダイオードD3、D4の発光状態により再利用の可否を出力するように構成したが、これに代えて、ペン型検出器100にLCDを設け、かかるLCDに使用時間データや再利用の可否が出力されるように構成しても良い。また、音声により、再利用の可否を出力しても良い。
また、上記第1、第2実施例では、管理装置本体120において再利用の可否を判断するように構成したが、これに代えて、ペン型検出器100において、再利用の可否が判断できるように構成しても良い。加えて、上記第1、第2実施例では、使用時間データなどは、複数のデータ線で伝送されるように構成したが、これに代えて、単数のデータ線でシリアル伝送されるように構成しても良い。
加えて、上記第3実施例では、使用時間データを表示用制御基板Dに接続されるLCD10に表示するように構成したが、該LCD10に代えて、予め備えられたLCD10とは別体で設けられる表示装置に出力するように構成しても良い。これによれば、検査時のLCD10の設置状態の自由度を大きくできる。
更に、第3実施例では、使用時間データは、表示用制御基板Dに接続されるLCD10に出力したが、かかる使用時間データを管理装置110へ出力するように構成しても良い。
また、上記各実施例では、LCD10の再利用の可否を使用時間データに基づいて判断した。しかし、LCD10が実際に再利用できるか否かは、使用時間データ以外に、LCDを動作させて実行させる検査、例えば、画面部位検査(ホワイトバランス、フォーカスなどの検査)、輝度検査、電源電圧変動検査、起動動作検査などの検査結果に基づいて決定される。よって、第3実施例に示したように、表示用制御基板DにLCD10の駆動電圧を供給するように構成すると共に、LCD10の動作状態を検査する検査装置を検査システム200に備えるようにしてもよい。これによれば、使用時間データと共に、かかる動作状態に関する知見を1の検査工程で得ることができる。
本発明を上記実施例とは異なるタイプのパチンコ機等に実施しても良い。例えば、一度大当たりすると、それを含めて複数回(例えば2回、3回)大当たり状態が発生するまで、大当たり期待値が高められるようなパチンコ機(通称、2回権利物、3回権利物と称される)として実施しても良い。また、大当たり図柄が表示された後に、所定の領域に球を入賞させることを必要条件として特別遊技状態となるパチンコ機として実施しても良い。更に、パチンコ機以外にも、アレパチ、雀球、いわゆるパチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機などの各種遊技機として実施するようにしても良い。
なお、スロットマシンは、例えばコインを投入して図柄有効ラインを決定させた状態で操作レバーを操作することにより図柄が変動され、ストップボタンを操作することにより図柄が停止されて確定される周知のものである。従って、スロットマシンの基本概念としては、「複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して図柄の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄が特定図柄であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を発生させる特別遊技状態発生手段とを備えたスロットマシン」となり、この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
なお、パチンコ機とスロットマシンとが融合した遊技機の具体例としては、複数の図柄からなる図柄列を変動表示した後に図柄を確定表示する可変表示手段を備えており、球打出用のハンドルを備えていないものが挙げられる。この場合、所定の操作(ボタン操作)に基づく所定量の球の投入の後、例えば操作レバーの操作に起因して図柄の変動が開始され、例えばストップボタンの操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、図柄の変動が停止され、その停止時の確定図柄がいわゆる大当たり図柄であることを必要条件として遊技者に有利な大当たり状態が発生させられ、遊技者には、下部の受皿に多量の球が払い出されるものである。
以下に変形例を示す。
請求項1記載の遊技機において、前記所定部品を制御する制御手段を有し、その制御手段は、前記使用時間記憶手段と、前記使用時間出力手段とを備えているものであることを特徴とする遊技機1。
使用済遊技機から再利用する部品(所定部品)を取出す(選別する)場合には、まず、使用済遊技機を解体し、その解体によって得られた部品が再利用可能か否かを判断して、再利用する部品を収集することが望ましい。部品単位で選別ができるからである。この再利用可能か否かの判断は、所定部品の使用時間に関する値に基づいて行うことができる。
しかしながら、各部品は解体後の状態では動作できないので、使用時間に関する値を出力できない(再利用可能か否かを判断できない)。よって、かかる再利用可能か否かの判断は解体前に行わなければならず、部品単位の選別ができないばかりか、解体手順に制限が加わって解体作業が煩雑になる。
電気的に動作する所定部品は、その所定部品を制御する制御手段と接続されている。このため、所定部品と制御手段とは一体で(1の部品単位として)取り扱うことができる。よって、この制御手段に、使用時間記憶手段と、使用時間出力手段とを設け、主電源と別体に構成された別電源から供給される駆動電圧により制御手段が動作するように構成することにより、遊技機を部品単位に解体した後において、別電源から駆動電圧を制御手段に供給し、この制御手段から所定部品の使用時間に関する値を出力させることができる。
従って、作業者は、部品単位で再利用可否の選別ができると共に、その部品の再利用の可能性の判断と遊技機の解体とを順不同に行うことができ、解体作業と再利用部品の取出し作業とを効率よく行うことができる。特に、遊技機を解体した後に、部品の再利用の可否を判断できるので、再利用部品の取出し(選別)作業を解体作業と分離でき、その作業性を格段に向上させることができる。
また、使用済遊技機は、往々にして、主電源から各部への電気系統の故障や断線が発生していることが多いが、制御手段を別電源から供給される駆動電圧により動作させることができるので、故障や断線が発生していても、所定部品の使用時間に関する値を出力することができる。
遊技機1において、駆動電圧が前記別電源から供給されているか否かを判別する電源判別手段を備え、前記使用時間出力手段は、その電源判別手段により前記別電源から駆動電圧が供給されていると判別されると、前記使用時間記憶手段に記憶される使用時間に関する値を出力するものであることを特徴とする遊技機2。
よって、別電源から駆動電圧が供給されているか否かを判別することができる。故に、例えば、別電源から駆動電圧が供給されている場合にのみ、使用時間に関する値を出力することができる。言い換えれば、駆動電圧の供給が別電源からなされていない場合には、使用時間に関する値を非出力とすることができる。よって、必要時に、別電源からの駆動電圧供給を行って、使用時間に関する値を出力させることができる。
遊技機2において、前記別電源から供給される駆動電圧は、前記主電源から供給される駆動電圧の電圧経路を介して供給されるものであり、前記別電源から駆動電圧が供給されている場合にその駆動電圧に基づく信号を入力して所定の信号を出力する信号出力手段(IV1,IV2)と、前記主電源から駆動電圧が供給されている場合にその駆動電圧に基づく信号の前記信号出力手段への入力を禁止する信号入力禁止手段(D1,D2)とを備え、前記電源判別手段は、前記信号出力手段の出力信号に基づいて駆動電圧が前記別電源から供給されているか否かを判別するものであることを特徴とする遊技機3。
なお、信号入力禁止手段は、信号出力手段への信号入力を、主電源から供給される駆動電圧に基づく信号に関し禁止するものであり、主電源から供給される駆動電圧を、信号入力手段の駆動電圧とすることを禁止するものではない。
別電源から駆動電圧が供給されている場合には、その駆動電圧に基づく信号が信号出力手段に入力され、所定の信号が出力される。この信号出力により、電源別電源から駆動電圧が供給されている(別電源が接続されている)と、電源判別手段によって判別される。その結果、使用時間に関する値が出力される。一方、主電源から駆動電圧が供給されている場合には、その主電源の駆動電圧に基づく信号の信号出力手段への入力は、信号入力禁止手段によって禁止される。故に、信号出力手段から所定の信号は出力されず、別電源から駆動電圧が供給されていない(別電源が接続されていない)と判別される。
よって、駆動電圧の供給元が別電源であるか主電源であるかを的確に判別することができる。更に、使用時間に関する値の出力を、別電源からの電圧供給であると判別された場合にのみ行うようにすれば、廃棄時の検査などの必要時にのみ使用時間に関する値を出力することができる。
使用時間に関する値の出力は、遊技機の廃棄時に実行されれば良く、通常の遊技機の使用時(遊技の実行時)には不要な処理である。言い換えれば、遊技の実行時に、使用時間に関する値の出力を実行することは無駄であり、遊技機の制御負担を増大させてしまう。また、遊技機には、LCD(表示装置)、ランプ、LED、スピーカなどの各種出力装置が遊技の演出を行うために備えられており、かかる出力装置を利用して使用時間に関する値を出力することができる。ところが、遊技の実行中に、かかる出力装置から使用時間に関する値が出力されてしまうと、遊技性を損ないかねない。
しかし、遊技機3においては、駆動電圧の供給元が別電源であるか主電源であるかを的確に判別して、使用時間に関する値を出力し得るので、通常の遊技の実行時(主電源からの駆動電圧供給時)の処理に不具合を発生させることがない。
遊技機1から3のいずれかにおいて、前記使用時間出力手段により出力される使用時間に関する値を表示する使用時間表示装置を備えていることを特徴とする遊技機4。よって、所定部品の使用時間に関する値を作業者が視認することができる。このため、かかる表示内容に基づいて、作業者に、所定部品の再利用の可否を判断させることができる。また、一般的な表示装置は、複数の情報を同一画面に表示できるものである。故に、使用時間表示装置を備えることにより、使用時間に関する値のみならず、使用時間に関する値に付随する各種情報を表示することができる。各種情報としては、所定部品の製造業者などを示す識別情報や使用履歴などが例示される。このため、作業者が所定部品の再利用の可否を判断しない場合であっても、作業者は、所定部品の使用時間に関する値や、その所定部品の種々の情報を必要に応じて確認することができるので、再利用部品の選別を的確に行うことができる。
尚、所定部品がLCDなどの表示装置である場合には、かかる表示装置を使用時間表示装置として使用しても良い。また、遊技機に予め備えられた表示装置とは別体で使用時間表示装置を設けても良い。
遊技機1から4のいずれかにおいて、前記使用時間記憶手段は、複数のユニットで構成される前記所定部品について、各ユニットに対応付けてその使用時間に関する値をそれぞれ記憶するものであり、前記使用時間記憶手段から出力される使用時間に関する値がいずれのユニットに対応する使用時間に関する値であるかを示すユニット指示手段を備えていることを特徴とする遊技機5。
ユニット指示手段としては、例えば、作業者により指定されたユニットの使用時間に関する値を出力するように構成したものであっても良い。かかるユニット指示手段としては、例えば、各ユニットに対応して設けられるコネクタ(スイッチ)などの電気的接点が例示される。これによれば、電気的に導通状態にあるコネクタ(スイッチ)を認識し、そのコネクタ(スイッチ)に対応するユニットの使用時間に関する値を出力することができる。つまり、作業者によって接続(認識)されたコネクタ(スイッチ)に対応するユニットの使用時間に関する値が出力されるので、出力された使用時間に関する値がいずれのユニットの使用時間に関する値であるかを間接的に示す(作業者に認識させる)ことができる。
また、ユニット指示手段は、使用時間に関する値を各ユニット毎に異なる態様で出力するものであっても良く、更には、ユニットを示す情報を対応する使用時間に関する値に付加して(作業者の指定によらず)出力するように構成されても良い。
遊技機1から5のいずれかにおいて、前記制御手段は、前記使用時間記憶手段に記憶される使用時間に関する値を、予め定めた初期値に設定する初期化手段を備えていることを特徴とする遊技機6。
再利用不能となった所定部品は新たな部品と交換されるが、かかる場合には、制御手段においては、新たに装着される所定部品が制御対象となる(接続される)。ところが、使用時間記憶手段には、前の所定部品の使用時間に関する値が記憶されているので、新たに装着された所定部品の使用時間がでたらめなものとなってしまう。遊技機6においては、初期化手段により使用時間記憶手段に記憶されている使用時間に関する値を初期値に設定することができるので、新たに装着された所定部品の実際の使用時間と、使用時間記憶手段に記憶されている所定部品の使用時間に関する値とを整合させることができる。
また、制御手段に初期化手段が設けられているので、所定部品が制御手段に装着されると(完成品の遊技機となる前の部品の段階で)初期値を設定することができることから、初期化を行うタイミングの自由度を大きくすることができる。更に、前記使用時間記憶手段に記憶される使用時間に関する値を、所定部品が再利用される毎に初期化すれば、遊技機が市場に投入されてから廃棄されるまでの1サイクルの使用時間を使用時間記憶手段に記憶させることができる。
尚、所定部品が複数のユニットで構成される場合には、各ユニット毎に使用時間に関する値を初期化するように初期化手段を構成しても良い。これによれば、各ユニットで耐久性が異なっても、各ユニット毎に別々に使用時間に関する値を管理することができるので、所定部品を無駄なく再利用することができる。
加えて、制御手段にスイッチを設け、かかるスイッチの動作を契機として初期値の設定が実行されるように初期化手段を構成しても良く、制御手段外(遊技機外)から入力される信号を契機として初期値の設定が実行されるように構成しても良い。
更に、使用時間が0からカウントアップされる場合には、予め定めた初期値は0とされ、使用時間がその所定部品の使用時間の限界値からカウントダウンされる場合には、予め定めた初期値は、その所定部品の使用時間の限界値とされる。
遊技機1から6のいずれかにおいて、前記使用時間記憶手段は、前記所定部品の識別情報に対応付けて前記所定部品の使用時間に関する値を記憶するものであり、前記使用時間出力手段は、使用時間に関する値と共に前記所定部品の識別情報を出力するものであることを特徴とする遊技機7。所定部品は、その種類や製造メーカ或いは、搭載された遊技機の機種などによって、寿命が異なる。このため、所定部品が再利用可能であるか否かを判断する場合には、その所定部品に応じた閾値でもって、再利用可能か否かを判断する必要がある。遊技機7においては、所定部品の使用時間に関する値と共にその識別情報を出力することができるので、その所定部品の識別情報に応じて、適切な閾値を選択することができる。故に、所定部品に応じた閾値でもって再利用可能か否かを的確に判断することができる。尚、所定部品の識別情報としては、その種類(機種)や製造メーカ、製造番号等が例示される。
遊技機7において、前記使用時間記憶手段に記憶される使用時間に関する値は、前記所定部品の搭載された遊技機が市場に投入されてから廃棄されるまでの1サイクルにおける値とされていることを特徴とする遊技機8。
使用時間記憶手段を、例えば半導体のメモリで構成する場合には、演算装置や各種メモリなどと同様に、制御手段と一体に形成することができる。故に、製造方法や工程を単純化し、低コストでかかる遊技機を提供し得る。ところが、遊技内容が変更されると制御方法が変更されるので、所定部品は再利用できても、制御手段(制御手段と一体の使用時間記憶手段)は再利用できない。再利用された所定部品は、新たな制御手段に装着されるが、装着先の制御手段の使用時間記憶手段は初期状態であるので、装着された所定部品のそれまでの使用時間に関する値は不明となってしまう。
しかし、遊技機8においては、出力される使用時間に関する値は、所定部品の搭載された遊技機が市場に投入されてから廃棄されるまでの1サイクルにおける値とされている。故に、出力された使用時間に関する値をその出力先装置において各所定部品毎に累積すれば、その所定部品の総使用時間に関する値を適切に求めることができる。このため、制御手段と所定部品とが一体で再利用されなくとも、各所定部品の使用時間に関する値(それまでの全使用期間における総使用時間)が不明となることがない。
遊技機8において、使用時間に関する値が出力されたことを示す出力済情報を記憶する出力済情報記憶手段を備えており、前記使用時間出力手段は、その出力済情報記憶手段に出力済情報が記憶されている場合と記憶されていない場合とで、異なる情報を出力することを特徴とする遊技機9。使用時間出力手段により出力された使用時間に関する値を、出力先装置において累積させると、所定部品についてのそれまでの総使用時間に関する値が求められることとなる。ここで、同じ情報によって複数回の累積が実行されてしまうと、累積値が示す総使用時間に関する値が実際の値とずれてしまう。
遊技機9においては、出力済情報が記憶されている場合と記憶されていない場合とで異なる情報が出力される。つまり、出力される使用時間に関する値が既に出力済であるか否かを示すことができる。よって、出力先装置においては、受信した使用時間に関する値が既に受信済の情報であるか否かを判別でき、累積値の不要な更新を回避できる。尚、使用時間出力手段によって出力される異なる情報とは、例えば、出力済情報の付加された情報と非付加の情報とであってもよく、使用時間に関する値の出力と非出力であってもよい。
遊技機9において、前記出力済情報記憶手段に記憶される出力済情報を消去する出力済情報消去手段を備えていることを特徴とする遊技機10。再利用された所定部品は、やがて再度、廃棄される。かかる場合に、出力済情報が記憶されたままであると、出力されなくてはならない使用時間に関する値が的確に出力されず、再利用の可否が正しく判断されない。しかし、遊技機10においては、出力済情報を消去する出力済情報消去手段を備えているので、再利用された部品が再度廃棄されることにより行われる次回の再利用可否の検査時に、再利用可否の判断結果が不的確になるという事態を回避できる。
遊技機7において、前記使用時間記憶手段は、前記制御手段に着脱可能に備えられており、前記制御手段が変更された場合には、前記所定部品と共に変更後の制御手段に装着され、前記所定部品が変更後の制御手段により稼働された使用時間を、先に記憶される使用時間に関する値に累積して記憶するものであることを特徴とする遊技機11。
遊技機には、所定部品とその所定部品を制御する制御手段とを一体で再利用することが困難な場合がある。例えば、遊技に関する演出を行う制御手段には、その演出(ゲーム)内容特有のキャラクタデータや音声データが必要になる。演出内容が異なると、当然、キャラクタデータや音声データは異なる。キャラクタデータや音声データは、一般に、制御手段に備えられたロム(記憶装置)に記憶されている。このため、新たに製造する遊技機の演出内容が使用済遊技機の演出内容と異なる場合には、使用済遊技機の制御手段を再利用できない。故に、再利用される所定部品は、廃棄される制御手段から取り外された後、新たな制御手段に接続される。
ところが、かかる場合に、所定部品を新たに製造された遊技機の制御手段に取着しただけでは、取着された所定部品のこれまでの使用時間は、新たな制御手段に認識されない。故に、例えば、廃棄する制御手段の使用時間記憶手段に記憶されている使用時間に関する値を、その使用時間記憶手段から外部へ出力し、更に、外部出力されたその値を新たな制御手段の使用時間記憶手段に書込むという繁雑な作業が必要となる。
遊技機11においては、使用時間記憶手段は、制御手段に着脱可能に構成されているので、使用時間記憶手段を、再利用する所定部品と共に、新たな制御手段に装着(接続)することができる。よって、所定部品のみを再利用しても(制御手段の再利用が困難な場合でも)、その所定部品の使用時間に関する値が不明となることがない上、繁雑な作業を行うことなく、所定部品の使用時間に関する値を、容易に、その所定部品の装着先の制御手段に認識させることができる。
尚、使用時間記憶手段を、所定部品と一体で、制御手段に着脱可能とできるように構成すれば、所定部品と使用時間記憶手段とを一体で管理することができるので、取り外した所定部品と使用時間記憶手段とがちぐはぐな組み合わせとなることを容易に回避できる。
また、先に記憶される使用時間に関する値に累積して記憶するとは、新たな制御手段において稼働された所定部品の使用時間と、先の制御手段により稼働された所定部品のこれまでの使用時間との総計値が記憶されることを意味する。つまり、使用時間記憶手段に記憶される使用時間に関する値は、総使用時間に関する値で記憶される。
請求項1記載の遊技機若しくは遊技機1から11のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機であることを特徴とする遊技機12。中でも、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の出力時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれる情報等も含む)が付与されるものが挙げられる。
請求項1記載の遊技機若しくは遊技機1から11のいずれかにおいて、前記遊技機はスロットマシンであることを特徴とする遊技機13。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を出力させる特別遊技状態出力手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
請求項1記載の遊技機若しくは遊技機1から11のいずれかにおいて、前記遊技機はパチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機14。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を出力させる特別遊技状態出力手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の出力に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。
遊技機1から11のいずれかの遊技機の制御手段に着脱可能に接続される外部装置を備え、前記遊技機の所定部品が再利用可能か否かを検査する遊技機検査システムにおいて、前記外部装置は、前記別電源を備えたものであり、前記別電源からの駆動電圧供給により前記遊技機の制御手段から出力される使用時間に関する値を、表示する使用時間表示装置を備えていることを特徴とする遊技機検査システム1。よって、所定部品の使用時間に関する値を作業者に視認させることができ、表示内容に基づいて、作業者に、所定部品の再利用の可否を判断させることができる。
一般的な表示装置は、複数の情報を同一画面に表示できるものである。故に、遊技機検査システム1においては、使用時間表示装置を備えることにより、使用時間に関する値のみならず、使用時間に関する値に付随する各種情報を表示することができる。各種情報としては、所定部品の製造業者などを示す識別情報や使用履歴などが例示される。このため、作業者は、所定部品の使用時間に関する値や、その所定部品の種々の情報を必要に応じて確認することができるので、再利用部品の選別を的確に行うことができる。
尚、使用時間表示装置は、作業者が、その表示される情報を視認できる位置に設けられることが望ましく、また、外部装置と一体で設けられていても良く、別体で設けられていても良い。
遊技機1から11のいずれかの遊技機の制御手段に着脱可能に接続される外部装置を備え、前記遊技機の所定部品が再利用可能か否かを検査する遊技機検査システムにおいて、前記外部装置は、前記別電源と、前記別電源からの駆動電圧供給により前記遊技機の制御手段から出力される使用時間に関する値に基づいて、前記所定部品の再利用の可否を判断する判断手段と、その判断手段による判断結果を知覚情報に変換して出力する知覚情報出力手段とを備えていることを特徴とする遊技機検査システム2。
遊技機(制御手段)に着脱可能に接続される外部装置は、遊技機(制御手段)に駆動電圧を供給する別電源を備えており、該別電源により、駆動電圧が遊技機(制御手段)に供給される。駆動電圧の供給された遊技機(制御手段)からは、使用時間に関する値が出力される。外部装置においては、出力された使用時間に関する値に基づいて所定部品の再利用の可否が判断される。そして、その判断結果は、知覚情報に変換されて外部装置の知覚情報出力手段により出力される。
よって、遊技機に使用されている所定部品の再利用の可否を、遊技機に主電源を投入することなく、外部装置によって、作業者に容易に通知することができる。尚、知覚情報出力手段から出力される知覚情報は、作業者が五感によって認識することのできる情報であり、音(例えばブザー音)や光(例えばLEDランプの点灯)或いは文字などが例示される。
また、外部装置は、動作状態にある完成品の遊技機に備えられた制御手段に接続されてもよく、部品単位に解体された遊技機の制御手段(制御手段単体)に接続されてもよい。制御手段に、使用時間記憶手段とその使用時間記憶手段に記憶される使用時間に関する値を出力する使用時間出力手段とが備えられている場合には、制御手段が遊技機に搭載された状態でなくとも、別電源から駆動電圧が供給されると、使用時間記憶手段に記憶される使用時間に関する値を出力することができる(遊技機の制御手段(制御手段)は、遊技機に搭載された状態であっても、非搭載の状態であっても良い)。つまり、遊技機を部品単位に解体した後においても、外部装置から駆動電圧を供給することにより所定部品の使用時間に関する値を出力できるので、解体作業と解体により得られた部品の再利用の判別とを、効率的に行うことができる。
遊技機検査システム2において、前記外部装置は、前記遊技機の制御手段に着脱可能に取着される取着部と前記知覚情報出力手段とを有すると共に装置本体に有線または無線により接続される把持部材を備え、前記判断手段は、前記把持部材の取着部を介して前記遊技機の制御手段から入力される使用時間に関する値に基づいて再利用の可否を判断し、その判断結果を前記知覚情報出力手段に出力するものであることを特徴とする遊技機検査システム3。
遊技機検査システム3においては、取着部を有している把持部材が備えられているので、この把持部材の操作により外部装置を制御手段に接続することができる。装置本体に高度な処理を行わせようとすれば、装置が大型化してしまう。一方で、大型化した装置を操作して制御手段に接続しようとすれば、その接続作業の効率が低下してしまう。しかし、把持部材は、装置本体と接続される部材であり、装置本体とは別で操作することができる。よって、この把持部材によって外部装置と制御手段との接続作業を実行すれば、装置本体を取り扱わずに接続作業を実行できるので、その接続作業の作業性を向上させることができる。
また、装置本体は、いずれかの場所に据え置かれることが多い。一方、外部装置と制御手段との接続作業は、作業者の手元で実行される作業であるので、作業者は、この接続作業において手元で把持部材を取り扱う。ここで、把持部材には、知覚情報出力手段が備えられているので、作業者は、離れた位置にある装置本体までわざわざ確認に行くことなく、その場で取扱中の所定部品の再利用の可否を確認することができる。
遊技機7から11のいずれかの遊技機の制御手段に着脱可能に接続される外部装置を備え、前記遊技機の所定部品が再利用可能か否かを検査する遊技機検査システムにおいて、前記外部装置は、前記別電源と、前記所定部品の識別情報に対応付けて予め定められた閾値を記憶する閾値記憶手段と、前記別電源からの駆動電圧供給により前記遊技機の制御手段から使用時間に関する値と前記所定部品の識別情報とが出力されると、その使用時間に関する値に基づいて求められる前記所定部品の総使用時間に関する値と、該所定部品の識別情報により指示される前記閾値記憶手段に記憶される閾値とを比較して再利用の可否を判断する判断手段と、その判断手段による判断結果を知覚情報に変換して出力する知覚情報出力手段とを備えていることを特徴とする遊技機検査システム4。
所定部品の使用時間に関する値に基づいて、その所定部品が再利用可能か否かを判断手段により判断するためには、判断基準、即ち、閾値が必要となる。ここで、遊技機には様々な機種が存在し、同じ部品でも異なる機種(種類)の部品が使用されている。このため、所定部品が再利用可能か否かの判断基準(閾値)を、同じ閾値によって画一的に判断してしまうと、的確に再利用の可否が判断されない。
遊技機検査システム4においては、閾値記憶手段に、予め定めた閾値が、所定部品の識別情報に対応付けて記憶されている。そして、使用時間記憶手段から出力された使用時間に関する値から求められる所定部品の総使用時間に関する値と、対応する閾値とが、判断手段によって比較され、再利用の可否が判断される。つまり、所定部品の識別情報に対応付けて用意された閾値を基準とし、該部品の再利用の可否を的確に判断することができる。
尚、遊技機の使用時間記憶手段に記憶される使用時間に関する値が、それまでの所定部品の総使用時間に関する値とされている場合には、制御手段から出力された使用時間に関する値そのものが、使用時間に関する値に基づいて求められる前記所定部品の総使用時間に関する値となる。また、使用時間記憶手段に記憶される使用時間に関する値が、遊技機が市場に投入されてから廃棄されるまでの1サイクルの使用時間に関する値とされている場合には、前回までの廃棄処理時に出力された使用時間に関する値と、今回出力された使用時間に関する値との総計値が、出力される使用時間に関する値に基づいて求められる前記所定部品の総使用時間に関する値となる。かかる場合には、制御手段から出力された使用時間に関する値を累積できるように外部装置を構成してもよい。
また、外部装置は、動作状態にある完成品の遊技機に備えられた制御手段に接続されてもよく、部品単位に解体された遊技機の制御手段(制御手段単体)に接続されてもよい。つまり、遊技機の制御手段(制御手段)は、遊技機に搭載された状態であっても、非搭載の状態であっても良い。
遊技機検査システム4において、前記外部装置は、前記閾値記憶手段を有している装置本体と、前記遊技機の制御手段に着脱可能に取着される取着部と前記知覚情報出力手段とを有し前記装置本体に有線または無線により接続されている把持部材とを備え、前記判断手段は、前記把持部材の取着部を介して前記遊技機の制御手段から入力される使用時間に関する値に基づいて求められる前記所定部品の総使用時間に関する値と、前記装置本体の閾値記憶手段に記憶される閾値とを比較して再利用の可否を判断し、その判断手段による判断結果を前記知覚情報出力手段に出力するものであることを特徴とする遊技機検査システム5。
所定部品が再利用か否かを正確に判断するためには、閾値を各機種毎(部品種類毎)に用意する必要がある。その結果、大記憶容量の閾値記憶手段が必要となり、外部装置を大型化させてしまう。外部装置が大型化してしまうと、その取り扱い性が低下し、外部装置と制御手段との接続作業を煩雑にしてしまう(作業性の低下)。
遊技機検査システム5においては、閾値記憶手段は装置本体に備えられており、この装置本体とは別で、知覚情報出力手段と取着部とを有している把持部材を操作することができる。よって、装置本体を取り扱わずに外部装置と制御手段との接続作業を実行でき、その接続作業の作業性を向上させることができる。また、装置本体は、いずれかの場所に据え置かれることが多い。一方、外部装置と制御手段との接続作業は、作業者の手元で実行される作業であるので、作業者は、この接続作業において手元で把持部材を取り扱う。ここで、把持部材には、知覚情報出力手段が備えられているので、作業者は、離れた位置にある装置本体までわざわざ確認に行くことなく、その場で取扱中の所定部品の再利用の可否を確認することができる。
遊技機検査システム4または5において、前記外部装置は、前記判断手段により再利用可能と判断された所定部品の数を、前記所定部品の識別情報に基づいて分別された所定部品の種類毎に計数する計数手段を備えていることを特徴とする遊技機検査システム6。再利用が可能である所定部品を、所定部品の識別情報に基づいて分別された種類毎に計数することができるので、その種類(機種)毎に再利用できる所定部品の総数を知ることができる。
遊技機検査システム2から6のいずれかにおいて、前記外部装置の知覚情報出力手段は、前記所定部品の再利用が可である場合にも否である場合にも何らかの知覚情報を出力するように構成されていることを特徴とする遊技機検査システム7。所定部品の再利用が可(或いは否)である場合に限り、知覚情報出力手段から知覚情報が出力されると、例えば別電源の電荷切れなどにより外部装置が作動していない場合には何の知覚情報も出力されないので、所定部品の再利用が否(或いは可)であると誤った判断がなされてしまう。しかし、遊技機検査システム7によれば、外部装置は、所定部品の再利用が可である場合にも否である場合にも何らかの知覚情報を出力するので、所定部品の再利用の可否を正確に判断することができる。
遊技機検査システム7において、前記知覚情報出力手段は、知覚情報を発光ダイオードによって出力するものであることを特徴とする遊技機検査システム8。よって、作業者は、発光状態を視認するだけで、所定部品が再利用し得るか否かを直ちに判別することができる。また、発光ダイオードは、消費電力が小さい上、優れた寿命特性により、装置コストを低減することができる。更に、発光ダイオードは、小型の装置であるので、知覚情報出力手段の構成を簡易且つ小型化することができる。
例えば、前記した把持部材など、作業者によって操作される部材に知覚情報出力手段を設ける場合には、該知覚情報出力手段を小型化することにより、作業性や操作性を向上させることができる。
遊技機検査システム1から8のいずれかにおいて、前記外部装置は、2以上の制御手段に着脱可能に構成されていることを特徴とする遊技機検査システム9。遊技機検査システム9によれば、1の外部装置を2以上の制御手段にそれぞれ個別に接続し、その2以上の制御手段によってそれぞれ制御される2以上の所定部品について、再利用の可否をそれぞれ判断することができる。よって、外部装置の汎用性を向上することができる。
遊技機検査システム1から9のいずれかにおいて、前記別電源は、前記遊技機の制御手段に制御系の駆動電圧を供給するものであることを特徴とする遊技機検査システム10。遊技機の制御手段には外部装置が接続されるので、使用時間に関する値を制御手段から外部装置に出力し、外部装置において使用時間に関する値を表示させることや、使用時間に関する値に基づいた再利用の可否の判断結果を出力させることができる。言い換えれば、制御手段には、使用時間出力手段を動作させるための制御系の駆動電圧(略+5ボルト)を供給できれば、使用時間に関する値を出力させることができることとなる。遊技機検査システム10においては、この制御系の駆動電圧を制御手段へと供給することができるので、必要な処理を行うことができる上、外部装置の装置構成を簡略にすることができる。
遊技機検査システム10において、前記別電源は、制御系の駆動電圧以外に、前記遊技機に備えられた所定部品を駆動する電圧を供給するものであることを特徴とする遊技機検査システム11。よって、所定部品が実際に稼働するか否かを調べることができ、使用時間に関する値のみによらず、より正確に再利用の可否を決定することができる。
一般的には、所定部品の再利用の可否の最終的な判断は、使用時間に関する値のみならず、その所定部品の動作状態や、その動作に必要な電気系統(配線)の状態についての知見に基づいて決定される。例えば、所定部品がLCDである場合には、実際に再利用できるか否かは、使用時間データ以外に、LCDを動作させて実行させる検査、例えば、画面部位検査(ホワイトバランス、フォーカスなどの検査)、輝度検査、電源電圧変動検査、起動動作検査などの検査結果に基づいて決定されるのが一般的である。遊技機検査システム11においては、所定部品を駆動する電圧を供給できるので、かかるLCDの動作状態の検査と使用時間に関する値の出力(検査)とを1の検査工程で実行でき、効率的且つ総合的に、再利用の可否を判断できる。更には、LCDを駆動できることから、再利用の可否や使用時間に関する値をこのLCDに表示させることができる。
遊技機8から10のいずれかの遊技機の制御手段に着脱可能に接続される外部装置を備え、前記遊技機の所定部品が再利用可能か否かを検査する遊技機検査システムにおいて、前記外部装置は、前記別電源と、前記別電源からの駆動電圧供給により前記遊技機の制御手段から出力される前記所定部品の識別情報と使用時間に関する値とを、対応付けて記憶する外部記憶手段と、その出力された使用時間に関する値に基づいて、前記外部記憶手段に記憶される対応する使用時間に関する値を更新する更新手段と、その更新手段により更新された使用時間に関する値に基づいて前記所定部品の再利用の可否を判断する判断手段と、その判断手段による判断結果を知覚情報に変換して出力する知覚情報出力手段とを備えていることを特徴とする遊技機検査システム12。
遊技機(制御手段)に着脱可能に接続される外部装置は、遊技機(制御手段)に駆動電圧を供給する別電源を備えており、該別電源により、駆動電圧が遊技機(制御手段)に供給される。駆動電圧の供給された遊技機(制御手段)からは、(外部装置へ)所定部品の識別情報と、その所定部品の使用時間に関する値とが出力される。
一方、外部装置においては、所定部品の識別情報と使用時間に関する値とを対応付けて記憶する外部記憶手段が設けられている。制御手段から所定部品の識別情報と使用時間に関する値とが出力されると、その出力された使用時間に関する値に基づいて、外部記憶手段に記憶される対応する値が更新される。ここで、使用時間記憶手段に記憶される(出力される)使用時間に関する値は、所定部品の搭載された遊技機が市場に投入されてから廃棄されるまでの1サイクルにおける値とされている。よって、該使用時間に関する値に基づいて、外部記憶手段に記憶される使用時間に関する値を更新することにより、外部記憶手段には、所定部品の使用時間に関する値が累積して記憶される、即ち、所定部品の総使用時間に関する値が記憶されることとなる。そして、更新された使用時間に関する値に基づいて、所定部品の再利用の可否が判断される。
故に、遊技の内容の変更などにより制御手段を再利用できない場合であっても(所定部品と制御手段との組み合わせが変更されても)、所定部品の総使用時間が不明確とならなず、所定部品の再利用の可否を的確に判断することができる。
尚、知覚情報出力手段から出力される知覚情報は、作業者が五感によって認識することのできる情報であり、音(例えばブザー音)や光(例えばLEDランプの点灯)或いは文字などが例示される。
また、外部装置は、動作状態にある完成品の遊技機に備えられた制御手段に接続されてもよく、部品単位に解体された遊技機の制御手段(制御手段単体)に接続されてもよい。つまり、遊技機の制御手段(制御手段)は、遊技機に搭載された状態であっても、非搭載の状態であっても良い。
ここで、制御手段には、使用時間記憶手段とその使用時間記憶手段に記憶される所定部品の識別情報とその使用時間に関する値とを出力する使用時間出力手段とが備えられているので、遊技機に搭載された状態でなくとも、別電源から駆動電圧が供給されると、所定部品の識別情報とその使用時間に関する値を出力することができる。つまり、遊技機を部品単位に解体した後においても、所定部品の使用時間に関する値を出力できるので、解体作業と解体により得られた部品の再利用の判別とを、効率的に行うことができる。
遊技機検査システム12において、前記外部装置は、前記遊技機の制御手段から出力された使用時間に関する値が出力済の情報であるか否かを判断する出力済判断手段を備えており、前記更新手段は、その出力済判断手段により前記使用時間に関する値が出力済の情報でないと判断されると、その使用時間に関する値に基づいて、前記外部記憶手段に記憶されている使用時間に関する値の更新を実行するものであることを特徴とする遊技機検査システム13。
別電源から駆動電圧が供給されると制御手段からは、使用時間に関する値が出力される。言い換えれば、外部装置が接続される(別電源から駆動電圧が供給される)毎に、使用時間に関する値が出力され、その値に基づいて、外部記憶手段に記憶される使用時間に関する値が更新されることとなる。
ここで、遊技機が市場に投入されてから廃棄されるまでを1サイクルとし、使用時間記憶手段に記憶される使用時間に関する値が、その1サイクルの使用時間に関する値とされていると、出力される使用時間に関する値を外部記憶手段において累積すれば、複数のサイクルに渡って使用される(再利用される)所定部品の、これまでの総使用時間を適切に算出することができる。
ところが、廃棄された遊技機の所定部品の再利用の可否を判断する際に、作業者は、制御手段と外部装置との接続に不具合を感じたり、出力された知覚情報を見落とした場合などには、外部装置とその制御手段との着脱を繰り返して実行する。これにより、外部記憶手段に記憶される使用時間に関する値(使用時間に関する値の累積値、総使用時間に関する値)が実際の値とずれてしまう。
遊技機検査システム13においては、制御手段から出力される使用時間に関する値が出力済の情報であるか否かを判断することができ、出力された使用時間に関する値が出力済の情報でないと判断されると、外部記憶手段に記憶されている使用時間に関する値の更新を実行する。つまり、使用時間に関する値が出力済の情報である場合には、外部記憶手段に記憶されている使用時間に関する値の更新を非実行とできる。故に、作業者が、外部装置と制御手段との着脱を繰り返して実行しても、制御手段から外部装置に既に出力された情報によって外部記憶手段の値が再更新されてしまうことがない。よって、外部記憶手段に記憶される使用時間に関する値を正確なものとすることができる。
尚、出力済の情報とは、外部装置に入力済の情報を意味するものであり、使用時間に関する値に基づく再利用の可否の判断を行うべく、制御手段から外部装置へ初めて出力される(これまでに外部装置に未入力の)情報を示すものではない。また、出力済判断手段は、(制御手段から出力される)使用時間に関する値が出力済であることを示す情報を認識して、出力済か否かを判断するものであっても良い。更に、制御手段から出力される出力済を示す情報によらず、例えば、使用時間に関する値が出力されたタイミング(1の識別情報に対応する使用時間に関する値において、最初の出力から所定期間内であると廃棄処理工程によって処理中であると認識する)によって、出力済の情報か否かを判断するものであっても良い。
遊技機検査システム13において、前記外部装置は、前記判断手段により再利用の可否が判断されるとその判断結果を前記遊技機の制御手段に入力する情報入力手段を備えていることを特徴とする遊技機検査システム14。
よって、情報入力手段により所定部品の可否の判断結果を遊技機の制御手段に入力することができるので、該制御手段においては、かかる判断結果を認識することができる。これにより、制御手段に、使用時間に関する値が出力済か否かを認識させることができる。
また、例えば、制御手段に再利用の可否の判断結果を記憶させるように構成すれば、制御手段において、この判断結果の記憶の有無に応じて異なる処理を実行させることができる。更に、制御手段に再利用の可否が記憶されることにより、その制御手段に駆動電圧を供給すれば、記憶される再利用の可否を制御手段から出力させることができる。廃棄処理工程において、再利用の可否の情報は、1工程だけでなく複数工程においてそれぞれ確認しなくてはならないことがある。かかる場合に、制御手段に再利用の可否が記憶されていると、(外部装置において、再度、再利用の可否を判断することなく)簡便にかかる情報を得ることができ、効率的に廃棄処理を実行できる。
遊技機検査システム14において、前記情報入力手段は、前記知覚情報出力手段への判断結果の出力に優先して、再利用可否の判断結果を前記遊技機の制御手段へ入力するものであることを特徴とする遊技機検査システム15。一般に、所定部品の廃棄処理では、多くの部品を次々に処理しなくてはならない。このため、作業者は、再利用の可否を判断するために、複数の制御手段に対し、順次、外部装置を装着しなくてはならない。ここで、作業者は、知覚情報出力手段から知覚情報が出力されると(再利用可否の判断結果が通知されるので)、制御手段と外部装置との接続を解除し、次の制御手段に外部装置を接続する。このため、制御手段と外部装置との接続解除のタイミングによっては、再利用可否の判断結果の制御手段への入力が未完了となってしまう。
しかし、再利用可否の判断結果の知覚情報出力手段への出力に優先して、再利用可否の判断結果の制御手段への入力を実行することができるので、作業者が判断結果を視認する前に、該判断結果を制御手段に入力することができる。よって、確実に(作業者によって制御手段と外部装置との接続状態が解除される前に)再利用可否の判断結果を制御手段に入力することができる。
遊技機検査システム12から15のいずれかにおいて、前記外部記憶手段に記憶される使用時間に関する値を初期化する外部初期化手段を備えていることを特徴とする遊技機検査システム16。よって、廃棄されて管理する必要の無くなった所定部品の情報を消去でき、必要な情報だけを的確に管理することができる。
遊技機検査システム1から16において、前記外部装置に接続される制御手段を備えた前記遊技機は、パチンコ機であることを特徴とする遊技機検査システム17。中でも、パチンコ機の基本構成としては操作ハンドルを備え、その操作ハンドルの操作に応じて球を所定の遊技領域へ発射し、球が遊技領域内の所定の位置に配設された作動口に入賞(又は作動口を通過)することを必要条件として、表示装置において変動表示されている識別情報が所定時間後に確定停止されるものが挙げられる。また、特別遊技状態の出力時には、遊技領域内の所定の位置に配設された可変入賞装置(特定入賞口)が所定の態様で開放されて球を入賞可能とし、その入賞個数に応じた有価価値(景品球のみならず、磁気カードへ書き込まれる情報等も含む)が付与されるものが挙げられる。
遊技機検査システム1から16において、前記外部装置に接続される制御手段を備えた前記遊技機は、スロットマシンであることを特徴とする遊技機18。中でも、スロットマシンの基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより、識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を出力させる特別遊技状態出力手段とを備えた遊技機」となる。この場合、遊技媒体はコイン、メダル等が代表例として挙げられる。
遊技機検査システム1から16において、前記外部装置の接続される制御手段を備えた前記遊技機は、パチンコ機とスロットマシンとを融合させたものであることを特徴とする遊技機19。中でも、融合させた遊技機の基本構成としては、「複数の識別情報からなる識別情報列を変動表示した後に識別情報を確定表示する可変表示手段を備え、始動用操作手段(例えば操作レバー)の操作に起因して識別情報の変動が開始され、停止用操作手段(例えばストップボタン)の操作に起因して、或いは、所定時間経過することにより識別情報の変動が停止され、その停止時の確定識別情報が特定識別情報であることを必要条件として、遊技者に有利な特別遊技状態を出力させる特別遊技状態出力手段とを備え、遊技媒体として球を使用すると共に、前記識別情報の変動開始に際しては所定数の球を必要とし、特別遊技状態の出力に際しては多くの球が払い出されるように構成されている遊技機」となる。