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JP4873447B2 - 定量注出容器 - Google Patents
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JP4873447B2 - 定量注出容器 - Google Patents

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本発明は、定量注出容器、特に注出樋を介して液体や粉体を計量キャップ内へ注出することが可能な容器に関する。
従来、洗剤や薬剤等の容器において、容器体の口頸部に嵌合した有頂の計量キャップを外して、この計量キャップの中に内容物を注出する定量容器が良く知られているが、このタイプの容器では、内容物を計量キャップ内へ導くために、頂壁から小径の注出筒を起立する中栓を容器体の口頸部内に嵌合させたり(特許文献1)、口頸部内から起立した半筒形の注出樋を介して内容物を注出できるようにすることが行われていた(特許文献2)。
又、計量容器ではないが、広口の口頸部から大径の注出筒を起立させた大型の液体容器も公知である(特許文献3)。
特開2003−128110号 特開2000−103444号 特開2001−206402号
特許文献1乃至3において、口頸部を下にして容器体を傾け、注出筒や注出樋を介して上述の計量キャップその他の計量用容器内へ傾注しようとする場合に、この容器の開口部上方に注出筒や注出樋の先端を静止させて注入すると、静止させるべき位置を見誤って計量用容器の手前や反対側へ内容物をこぼすことがあった。特に従来の計量キャップでは手に持って洗剤などを注入することが多いが、これでは、容器を傾ける作業に伴って手ブレが生じ、その洗剤をこぼすおそれが一層大きくなった。
本発明は、計量キャップへの内容物の注入を確実かつ安定して行える定量注出容器を提供すること、併せて容器体への内容物の再充填を含め、各種作業を容易に行うことができる使い勝手の良い定量注出容器を提供することを目的とする。
第1の手段は、
口頸部4を起立する容器体2と、上記口頸部4へ下半部を嵌合させた周壁12内面から注出樋18を起立した連結筒部材10と、この連結筒部材の周壁12上半部へ着脱自在に嵌合された有頂筒形の計量キャップ20とを具備し、上記連結筒部材10から計量キャップ20を外し、上下方向に反転させた計量キャップ内へ、上記注出樋18を介して容器体内の内容物を傾注することが可能に設けた定量注出容器において、
上記計量キャップ20の周壁部20aは、大径筒部22の下端に内向きフランジ24を付設して、この内向きフランジ24の外周部から上記周壁12の上半部12bへ嵌合可能な嵌合筒部28を、内向きフランジ24の内周部から下端小径のテーパ状の注出筒部26をそれぞれ垂下するともに上記内向きフランジ24下面を連結筒部材10の上端面に液密に当接させ、かつその注出筒部26の下半部前壁部分を飛散防止板30として残して、注出筒部26の下半部後壁部分を切り欠くことで切欠部32とし、
上記連結筒部材10から外した計量キャップ20を上下反転させるとともに、連結筒部材10を装着した容器体2を、口頸部4が下向きになるように傾斜させかつ上記嵌合筒部28に上記周壁上半部12bの端面を当接させた傾斜姿勢として、注出樋18から上記計量キャップ20内に内容物を注ぐ際に、上記切欠部32を介して注出筒部26内へ注出樋18の先端部が入るように注出樋18の起立長さを長く設け、かつ注出樋18の先端部全体を上記切欠部32内に差し込むことができる程度に、切欠部32の上下巾を起立状態での注出樋の先端部の前後巾よりも、また切欠部の左右巾を注出樋の左右巾よりもそれぞれ大きくした。
本手段では、計量キャップの下端部(上下反転時の上端部)を切り欠いて、容器体内から内容物を傾注するための注出樋の少なくとも下側部分を差し込むための切欠部としたものである。この切欠部内を介して注出樋の先端を注出筒内へ挿入することで、傾注作業を安定して行うことができる。尚、本明細書において、「上」及び「下」という言葉は、特に断らない限り、容器体に連結筒部材を介して計量キャップを組み込んだ状態での上、下をいうものとする。
「連結筒部材」は、容器体の口頸部に対して計量キャップを連結する機能を有する。連結筒部材の周壁内には、透孔付きの仕切り壁を横設して、その透孔の孔縁の全体乃至一部から筒状乃至略半筒状の注出樋を起立すると良い。
「計量キャップ」は、周壁部面の上端その他一定位置まで内容物を注入して計量するように設けられている。従来公知の如く周壁部の内外に目盛りを設け、或いは筒壁を透明として目盛りを透視可能に設けても構わない。計量キャップ周壁部の下半部分は、内容物注出用の内筒と、連結筒部材への嵌合用の外筒とを各上端部で連結してなる2重筒状として、外筒よりも長く垂下した内筒の下端部に切欠部を形成しても良い。又、これら2重筒のうち内筒を省略して外筒(連結筒部材への嵌合筒)の下端部に切欠きを省略しても良く、また外筒を省略して、内筒(注出筒)の下端部外面に連結筒部材を嵌合可能に構成しても良い。
「切欠部」は、注出樋の先端(正立時の上端)を、その傾斜した姿勢で、計量キャップ内部の深い位置へ挿入することができるように形成したものである。切欠部は、この切欠部内へ注出樋の先端部全体を挿入できるように深く計量キャップを切り欠くものとする。
また本手段では、計量キャップ内から外部へ内容物を注ぎ出すための注出筒部の一部に、内容物計量キャップ内へ内容物を注ぎ込むための樋挿入用の切欠部を形成しており、比較的簡易な構造でさまざまな作用・効果を実現するようにしている。即ち、切欠き部を除く注出筒部の下半部分は、計量キャップからの注出手段(注ぎ口)であると同時に、内容物傾注途中で注出樋が手ブレなどにより上方へ振れたときに、内容物が外部へ飛び出ることを防止する機能を有する。又、上下反転状態において傾注途中で注出樋を切欠部の内縁で支持できるように、計量キャップ後壁部分を支持壁としても良い。
の手段は、第の手段を有し、かつ上記注出筒部26を下端小径のテーパ状筒とするとともに、この注出筒部の前壁部側から左右側壁部側に亘って飛散防止板30を形成し、かつ注出筒部26の下端部の径に比べて注出樋18を小径に形成している。
かかる構成としたのは、傾注時の内容物の飛び出しを確実に防止するためである。
の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ上記計量キャップ20は、その頂壁34のうち少なくとも外周部を平坦として、この平坦部分を介して、倒立時に床面などの外部の載置面へ安定して載置可能とし、かつこの載置状態で、注出樋を介して内容物を傾注しても計量キャップが倒れない程度に、上記頂壁34の径を大としている。
かかる構成としたのは、安定的に載置された計量キャップ内へ内容物を注入できるようにするためである。「径」とは、差し渡しの長さという意味であり、例えば計量キャップの下部を多角筒形としたときの任意の差し渡し長を含む。
の手段は、第の手段を有し、かつ上記計量キャップ20の頂壁34を、計量キャップ20の筒壁部分に対して開閉可能な蓋部としている。
かかる構成としたときには、計量キャップを連結筒部材を介して容器体に装着した状態のままで容器体内へ内容物を再充填可能とするためである。上記蓋部は、栓の如く計量キャップの筒壁部分に対して挿脱可能としても良く、また、ヒンジを介して起伏自在に設けても良い。
第1の手段に係る発明によれば、容器体2側から計量キャップ20を外して、その筒壁の下端部に形成した切欠部32内に傾倒時の注出樋の下方部分を差し込むことで、注出樋の先端を計量キャップ内のより低い位置に位置させて注出させることができ、内容物が計量キャップの手前側及び反対側にこぼれることを防止できる。
またの手段に係る発明によれば、次の効果を奏する。
○上記注出筒部26の下半部前壁部分を飛散防止板30として残して、注出筒部26の下半部後壁部分を切り欠くことで上記切欠部32を形成したから、切欠部32と反対の計量キャップ20外方側へ内容物をこぼすことをより確実に防止できる。
○上記大径筒部22の下端から内向きフランジ24を介して注出筒部26を垂設するとともに、上記内向きフランジ24下面を連結筒部材10の上端面に液密に当接させたから、注出筒部26に設けた切欠部32が外部から見えることがなく、外観を損なわない。
の手段に係る発明によれば、上記注出筒部26を下端小径のテーパ状筒とするとともに、この注出筒部の前壁部側から左右側壁部側に亘って飛散防止板30を形成したから、内容物を計量キャップ20の左右両側へこぼすことも防止できる。
の手段に係る発明によれば、上記計量キャップ20は、その頂壁34のうち少なくとも外周部を平坦として、この平坦部分を介して、容器体2から外して倒立させたときに床面などの外部の載置面へ安定して載置可能としたから、この載置状態で安定して計量キャップ20内への内容物の注入を行うことができる。
の手段に係る発明によれば、上記計量キャップ20の頂壁34を、計量キャップ20の筒壁部分に対して開閉可能な蓋部としたから、この蓋部を外して内容物の再充填を容易に行うことができる。
図1から図4は、本発明の第1の実施形態に係る定量注出容器を示している。
まず、この容器の構成のうち、公知の部分について説明すると、本容器は、容器体2と、連結筒部材10と、計量キャップ20とで形成されている。
容器体2は、肩部を介して口頸部4を起立している。
連結筒部材10は、周壁12の下半部12aから内向きフランジ状壁を介して上半部12bを起立して、その内向きフランジ状壁を口頸部4上端面に係止している。又、上記上半部12bの下端部からは有底筒状の仕切り壁14を垂設して、この仕切り壁の底部に開口した透孔16の前半部から半筒形の注出樋18を起立している。尚、図示例のものでは、仕切り壁の底部を、上前方から下後方への傾斜壁としている。
計量キャップ20は、有頂筒形のもので、上記連結筒部材10の周壁上半部12bに嵌合させている。
本発明においては、計量キャップ20は、この図示例では、周壁部20aと頂壁部20bとの2部品で形成されている。
上記周壁部20aは、大径筒部22の下端から内向きフランジ24を介して下端小径でテーパ状の注出筒部26を垂設するとともに、上記内向きフランジ24の下面外周部から注出筒部26よりも短い嵌合筒部28を垂下しており、この嵌合筒部を上記連結筒部材の周壁上半部12b外面に嵌合させている。このとき、上記内向きフランジ24の下面には、連結筒部材の周壁12上端面を液密に当接させることが望ましい。
上記注出筒部26の下半部は、その前壁部から左右側壁部に亘る部分を飛散防止板30として残して、後壁部を切り欠き、切欠部32としている。
この切欠部32は、上記注出樋18の先端部(上端部)と比較して、上下巾も左右巾も大きくとっており、図に示す如く、切欠部32を介して注出樋18の先端部を計量キャップ内へ挿入可能に形成している。図示例では、倒立状態で示す図2及び図3に示す如く、切欠部32の切縁のうち飛散防止板側の部分を、この飛散防止板の上縁から図3の下左方へ急傾斜する傾斜部分32aとし、残る部分を、上方から見て円弧状の水平部分32bとしている。こうすることで、飛散防止板30のスペースを十分に確保することができる。又、図3に示す如く切欠部32の水平部分32bと嵌合筒部28の下端(同図では上端)とは同じ高さに配置されている。
又、頂壁部20bは、平坦な頂壁34周縁から垂下したシール筒36を上記大径筒部22内に着脱自在に密嵌している。
上記構成において、図1の状態から計量キャップ20を外し、図3の如く倒立状態で外部の載置面上に載置させ、この状態で、図4の如く切欠部32を介して注出樋18の先端部を計量キャップ20内に挿入し、内容液を計量キャップ20内へ注入する。この場合、容器体2を持つ手が多少上下左右にぶれても、左右及び下方向の手ブレに対しては、注出樋の先端部が飛散防止板30の内面又は切欠部32の水平部分32bに当ってブレを規制するから、また、上方に対しては、注出樋18から流出した液体が飛散防止板30内面に当から、液体が計量キャップの外に漏れることが防止される。
次に例えば切欠部32を透して液面が内向きフランジ24に達したときには、注入を停止する。そして、計量キャップ20内から注出樋18を抜き出し、次に計量キャップを持って上記飛散防止板30側から外部へ計量した液体を注出することができる。
又、内容液を再充填するときには、図1の状態から計量キャップ20を外し、透孔16を介して内容液を注入すれば良い。
図5及び図6は、本発明の参考例に係る定量注出容器を示している。この実施形態の構成のうち、第1実施形態と同じ構成については同一の符号を付することで説明を省略する。
参考例では、第1実施形態のうち注出筒部を省略するとともに、嵌合筒部28を長く設けて、その下端部に切欠部32を形成している。図示の切欠部32は、傾注作業時の注出樋32の下側縁部分のみが嵌合される程度に浅く設け、この縁部分を係止させることで内容物を安定して注入できるように設けている。
本発明の第1の実施形態に係る定量注出容器の要部縦断面図である。 図1の定量注出容器の計量キャップの倒立状態での平面図である。 図2の計量キャップの倒立状態での縦断面図である。 図1の容器の使用状態の説明図である。 本発明の参考例に係る定量注出容器の要部縦断面図である。 図5の容器の使用状態説明図である。
符号の説明
2…容器体 4…口頸部 10…連結筒部材 12…周壁 12a…下半部
12b…上半部 14…仕切り壁 16…透孔 18…注出樋
20…計量キャップ 20a…周壁部 20b…頂壁部 22…大径筒部
24…内向きフランジ 26…注出筒部 28…嵌合筒部 30…飛散防止板
32…切欠部 32a…同傾斜部分 32b…同水平部分 34…頂壁 36…シール筒

Claims (4)

  1. 口頸部(4)を起立する容器体(2)と、上記口頸部(4)へ下半部を嵌合させた周壁(12)内面から注出樋(18)を起立した連結筒部材(10)と、この連結筒部材の周壁(12)上半部へ着脱自在に嵌合された有頂筒形の計量キャップ(20)とを具備し、上記連結筒部材(10)から計量キャップ(20)を外し、上下方向に反転させた計量キャップ内へ、上記注出樋(18)を介して容器体内の内容物を傾注することが可能に設けた定量注出容器において、
    上記計量キャップ(20)の周壁部(20a)は、大径筒部(22)の下端に内向きフランジ(24)を付設して、この内向きフランジ(24)の外周部から上記周壁(12)の上半部(12b)へ嵌合可能な嵌合筒部(28)を、内向きフランジ(24)の内周部から下端小径のテーパ状の注出筒部(26)をそれぞれ垂下するともに上記内向きフランジ(24)下面を連結筒部材(10)の上端面に液密に当接させ、かつその注出筒部(26)の下半部前壁部分を飛散防止板(30)として残して、注出筒部(26)の下半部後壁部分を切り欠くことで切欠部(32)とし、
    上記連結筒部材(10)から外した計量キャップ(20)を上下反転させるとともに、連結筒部材(10)を装着した容器体(2)を、口頸部(4)が下向きになるように傾斜させかつ上記嵌合筒部(28)に上記周壁上半部(12b)の端面を当接させた傾斜姿勢として、注出樋(18)から上記計量キャップ(20)内に内容物を注ぐ際に、上記切欠部(32)を介して注出筒部(26)内へ注出樋(18)の先端部が入るように注出樋(18)の起立長さを長く設け、かつ注出樋(18)の先端部全体を上記切欠部(32) 内に差し込むことができる程度に、切欠部(32)の上下巾を起立状態での注出樋の先端部の前後巾よりも、また切欠部の左右巾を注出樋の左右巾よりもそれぞれ大きくしたことを特徴とする、定量注出容器。
  2. 上記注出筒部(26)を下端小径のテーパ状筒とするとともに、この注出筒部の前壁部側から左右側壁部側に亘って飛散防止板(30)を形成し、かつ注出筒部(26)の下端部の径に比べて注出樋(18)を小径に形成したことを特徴とする、請求項記載の定量注出容器。
  3. 上記計量キャップ(20)は、その頂壁(34)のうち少なくとも外周部を平坦として、この平坦部分を介して、容器体(2)から外して倒立させたときに床面などの外部の載置面へ安定して載置可能とし、かつこの載置状態で、注出樋を介して内容物を傾注しても計量キャップが倒れない程度に、上記頂壁(34)の径を大としたことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の定量注出容器。
  4. 上記計量キャップ(20)の頂壁(34)を、計量キャップ(20)の筒壁部分に対して開閉可能な蓋部としたことを特徴とする、請求項3記載の定量注出容器。
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