(実施の形態1)
〔1.撮像装置の構成〕
図1は、実施の形態1にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。撮像装置は、レンズ1、CCDイメージセンサ2、CCD駆動部3、アナログ−デジタル変換部4(以下、A/D変換部と称する)、レリーズスイッチ10、マイクロコンピュータ11(以下、マイコンと称する)、画像メモリ12、およびノイズ低減回路14を備えている。
CCDイメージセンサ2は、マトリクス状に多数の光電変換素子を備え、レンズ1を介して入射する光学的画像を電気的画像に変換して出力する。また、CCDイメージセンサ2は、画素混合駆動モード(第1の駆動モード)または全画素読み出しモード(第2の駆動モード)で動作することができる。画素混合駆動モードは、水平方向及び垂直方向に配列された複数画素の値を加算して出力するモードであり、実質的に画素を間引いて解像度を低下させて出力するモードである。また、全画素読み出しモードは、光電変換素子から出力される画素信号を間引かずに、全ての光電変換素子から画素信号を出力するモードである。
CCD駆動部3は、マイコン11から出力される制御信号によって、CCDイメージセンサ2を駆動することができる。具体的には、CCDイメージセンサ2に対して、画素混合駆動モードまたは全画素読み出しモードで動作するよう制御したり、露光動作を制御したりする。
マイコン11(制御部)は、CCD駆動部3に対して、画素混合駆動モードと全画素読み出しモードとの切り替えを指示する。画素混合駆動モード時は、前述の図18に示した組み合せで画素信号を混合した後に読み出されるため、全画素読み出しモードと比較して、水平及び垂直方向の画素数が1/3に間引かれた画像信号が読み出される。また、マイコン11は、画像拡大部8に対して、倍率の指定を行うことができる。また、マイコン11は、レリーズスイッチ10から出力される制御信号によって、CCD駆動部3及び画像拡大部8の動作を制御する。
ノイズ低減回路14は、第1の減算器5、第2の減算器6、減衰部7、画像拡大部8、およびフレームメモリ9を備えている。また、ノイズ低減回路14は、A/D変換部4から出力される画像データにおけるノイズ成分を低減させるものである。
画像メモリ12は、ノイズ低減回路14から出力される画像データを保存するものである。画像メモリ12に保存された画像データに基づく画像は、撮像装置に搭載されているモニタ(不図示)に表示させることができる。
なお、以下の説明において、画像データの拡大時または縮小時の倍率は、CCDイメージセンサ2を画素混合駆動モードで動作させた時に出力される画像のサイズを基準(1倍)にしている。
次に、動作について説明する。
CCDイメージセンサ2から出力される画像信号(アナログ信号)は、A/D変換部4でデジタル化される。A/D変換部4から出力される画像データは、第1の減算器5と第2の減算器6に入力される。第1の減算器5は、A/D変換部4から出力される画像データ(現在の画像)から、画像拡大部8から出力される画像データ(1フレーム前の画像)を減算し、その差分である画像データを減衰部7へ出力する。減衰部7は、例えば図20に示した特性に基づき非線形処理を行い、画像データを減衰させる。減衰部7から出力される画像データは、第2の減算器6に入力される。第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データから、減衰部7から出力される画像データを減算する。第2の減算器6から出力される画像データは、画像メモリ12へ書き込まれるとともに、フレームメモリ9へ書き込まれる。
フレームメモリ9に書き込まれた画像データは、1フレーム経過後に読み出され、画像拡大部8へ入力される。画像拡大部8は、マイコン11の制御により、同一画素の複製処理、または複数画素からの線形内挿処理等が行われ、フレームメモリ9から読み出された画像データの画像サイズを拡大する。画像拡大部8で拡大処理された画像データは、第1の減算器5に入力される。以降、上記と同様に動作する。
なお、画像拡大部8の倍率が1倍に設定されている場合は、フレームメモリ9から読み出された画像データをそのまま出力するので、前述の図19に示した巡回型ノイズ低減回路と同一の動作になる。また、第1の減算器5、第2の減算器6、および減衰部7は、本発明のノイズ低減部の一例である。
〔2.撮影時の動作〕
図2は、本実施の形態の撮像装置において、モニタに動画を表示させている時(モニタ状態)および静止画を撮影した時の、各部の状態を示す。図2(a)は、CCDイメージセンサ2における画素信号の読み出し状態を示しており、High期間において画素信号が読み出されている。図2(b)は、CCDイメージセンサ2の駆動状態である。図2(c)は、画像拡大部8において設定されている倍率である。
まず、図2の期間81に示すように、マイコン11は、レリーズスイッチ10が操作されていない間は、CCD駆動部3を制御してCCDイメージセンサ2を画素混合駆動モードで動作させる。また、マイコン11は、画像拡大部8の倍率を1倍に設定する。
CCDイメージセンサ2からは、所定周期で1フレーム分の画像信号が出力されている。CCDイメージセンサ2から出力される画像信号は、A/D変換部4に入力される。A/D変換部4は、画像信号をデジタル化し、画像データを出力する。A/D変換部4から出力される画像データは、第2の減算器6を介して画像メモリ12に書き込まれる。画像メモリ12に書き込まれた画像データに基づく画像は、順次、モニタ(不図示)に出力される。これにより、モニタには動画(いわゆる「スルー画像」)が表示される。この時、CCDイメージセンサ2は、画素混合駆動モードで動作しているため、水平及び垂直方向に画素が間引かれた画像信号(フレーム)を出力している。よって、1フレーム当たりの画像のサイズが小さいため、フレームレートを高くすることができ、滑らかに動く動画をモニタに表示させることができる。
ここで、A/D変換部4から出力される画像データは、第2の減算器6においてランダムノイズ抑圧処理がなされ、フレームメモリ9に書き込まれる。1フレーム経過後、フレームメモリ9から読み出された画像データは、画像拡大部8を介して、第1の減算器5に入力される。画像拡大部8は、倍率が1倍に設定されているため、フレームメモリ9から読み出された画像データの画像サイズを変更せずに出力する。第1の減算器5は、A/D変換部4から出力される画像データ(画像サイズは1倍)から、画像拡大部8から出力される画像データ(画像サイズは1倍)を減算処理し、差分の画像データを出力する。第1の減算器5から出力される画像データは、減衰部7に入力される。減衰部7は、図20に示す特性に基づいて、画像データを減衰処理して出力する。第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データから、減衰部7から出力される画像データを減算処理する。これにより、第2の減算器6からは、ランダムノイズが抑圧された画像データが出力される。
次に、期間82に示すように、レリーズスイッチ10が操作されると、マイコン11は、CCD駆動部3を制御して、CCDイメージセンサ2で露光動作を実行させる。期間82の終了後、マイコン11は、CCD駆動部3に対してCCDイメージセンサ2の露光動作を停止させるよう制御する。
次に、期間83に示すように、マイコン11は、CCD駆動部3を制御してCCDイメージセンサ2を全画素読み出しモードで動作させる。CCD駆動部3は、CCDイメージセンサ2を1フレーム期間、全画素読み出しモードで動作させる。また、マイコン11は、画像拡大部8の倍率を3倍に設定する。
全画素読み出しモードで動作するCCDイメージセンサ2から出力される画像信号は、A/D変換部4でデジタル化され、画像データが出力される。A/D変換部4から出力される画像データは、第1の減算器5及び第2の減算器6に入力される。
一方、フレームメモリ9には、露光前の1フレーム分の画像データ(画像サイズは1倍)が書き込まれている。期間82に示す露光終了後、フレームメモリ9から読み出された画像データは、画像拡大部8において3倍に拡大処理される。画像拡大部8から出力される画像データ(画像サイズは3倍)は、第1の減算器5に入力される。
第1の減算器5は、A/D変換部4から出力される画像データから、画像拡大部8で拡大処理された画像データを減算処理し、その差分である画像データを出力する。第1の減算器5から出力される画像データは、減衰部7に入力される。なお、画像拡大部8において3倍に拡大処理された画像のサイズは、CCDイメージセンサ2から全画素読み出しされた画像データの画像サイズと同じサイズであるため、第1の減算器5において適正な差分の画像データを得ることができる。
減衰部7は、図20に示す特性に基づき、画像データ(差分値)を非線形処理して減衰させる。減衰部7から出力される画像データは、第2の減算器6に入力される。
第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データから、減衰部7から出力される画像データを減算処理する。第2の減算器6から出力される画像データは、画像メモリ12に書き込まれる。画像メモリ12に書き込まれた画像データに基づき、表示制御部(不図示)はモニタ(不図示)に静止画を表示させる。
ここで、画像拡大部8の出力とA/D変換部4の出力との差分の画像データ(差分値)において、画像の時間的変化が少ない部分に現れる差分値は、ランダムノイズ成分と考えられる。ランダムノイズ成分の振幅が小さければ、差分値のレベルは図20に示す−Th2からTh2の範囲に入る。よって、第2の減算器6において、A/D変換部4から出力される画像データからランダムノイズ成分が減算されることになり、ランダムノイズが抑圧された画像データを得ることができる。
一方、減衰部7に入力される差分値の振幅が、図20に示す閾値Th2から−Th2の範囲外であれば、減衰部7から出力される差分値のレベルはゼロになる。これは、ノイズ成分ではなく、画像の時間的変化が大きい部分だからである。よって、第2の減算器6からは、A/D変換部4から入力される画像データがそのまま出力されるため、画像における残像の発生を防止することができる。
ランダムノイズ抑圧処理が完了すると、再び期間81の状態に戻る。すなわち、モニタに動画を表示している状態になる。
〔3.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、画素混合駆動モードで読み出された画像データに基づき動画を表示するようにしたので、フレームレートが高い動画を得ることができる。
また、画素混合駆動モードにおいて、画像拡大部8で拡大処理した画像に基づいてノイズ低減処理を行うことで、解像度を低下させずにランダムノイズを抑圧することができる。
また、全画素読み出しモードで読み出された画像に対して、ランダムノイズ低減処理を行うことで、解像度を低下させずに高画質な静止画を得ることができる。
また、CCDイメージセンサ2は、画素混合駆動モードにおいて、複数の光電変換素子から出力される画素信号を混合して出力する構成としたことにより、画素信号を混合しない全画素読み出しモードの時の動作に比べて、よりランダムノイズが抑圧された画像が得られるため、全画素読み出しモードで読み出された画像に対してノイズ低減処理を行う際に、より大きなランダムノイズ抑圧効果が得られる。
なお、本実施の形態において、画像拡大部8の倍率は1倍または3倍としたが、この倍率に限定されるものではない。倍率は、CCDイメージセンサ2における画素混合動作時に間引かれる画素の数に応じて決定すればよい。
(実施の形態2)
図3は、実施の形態2にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。なお、図3において、図1に示す構成と同様の構成要素については、同一番号を付与して詳細な説明は省略する。図3に示す構成は、図1に示す構成に2次元フィルタ13を追加した構成である。本実施の形態の撮像装置は、図2に示すタイミングチャートに基づいて動作する。
2次元フィルタ13(フィルタ部)は、前述の図16に示した構成を持つフィルタであり、対象画素と周辺画素(8画素)との相関に基づいて、適応的にローパスフィルタ処理を行う。
次に、動作について説明する。
図2の期間81において、CCDイメージセンサ2によって画素混合され、水平方向及び垂直方向に画素が1/3に間引かれた画像データが、2次元フィルタ13に入力される。2次元フィルタ13は、画像データに対して、対象画素と周辺画素(8画素)との相関に基づいて適応的にローパスフィルタ処理を行う。例えば、図18における対象画素61と周辺画素61a〜61hとの相関に基づいて、ローパスフィルタ処理を行う。2次元フィルタ13から出力される画像データは、第1の減算器5及び第2の減算器6に入力される。以降の動作は、実施の形態1で説明した動作と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態によれば、2次元フィルタ処理を施さない場合に比べて、より大きなランダムノイズ抑圧効果が得られる。特に、CCDイメージセンサ2を画素混合駆動モードで動作させた場合、2次元フィルタ13のフィルタのタップ数を増やすことなく、2次元フィルタ処理される光電変換素子の数を増加させることになるため、小回路規模で大きなランダムノイズ抑圧効果を得ることができる。
すなわち、2次元フィルタ13のみでランダムノイズ抑圧効果を高めようとすると、フィルタのタップ数を増やさねばならず、増やしたタップ数に応じて回路規模が増大する。本実施の形態の撮像装置は、9画素の画素混合と9画素の2次元フィルタ処理により、81画素を参照したランダムノイズ抑圧効果を、少ない回路規模で実現している。
(実施の形態3)
〔1.撮像装置の構成〕
図4は、実施の形態3にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。なお、図4において、図1に示す構成と同様の構成要素については、同一番号を付与して詳細な説明は省略する。図4に示す構成は、図1に示す構成に間引き部15を追加し、CCDイメージセンサ2に代えてCCDイメージセンサ21を備えた構成である。また、本実施の形態の撮像装置は、図2に示すタイミングチャートに基づいて動作する。但し、本実施の形態では、図2(b)が間引き部15の動作となる。
CCDイメージセンサ21は、実施の形態1のCCDイメージセンサ2と異なり、全画素読み出しモードのみで動作を行う撮像素子で構成されている。
間引き部15は、画素混合駆動モードと全画素読み出しモードのうちのいずれかで動作する。画素混合駆動モードは、A/D変換部4から出力される画像データに対して、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算することで、実質的に画素を間引いて出力するモードである。このモードにおける処理は、実施の形態1において説明したCCDイメージセンサ2における画素混合駆動モードと同じ処理である。また、全画素読み出しモードは、A/D変換部4から出力される画像データを、そのまま出力するモードである。間引き部15におけるモードの切り換えは、マイコン11によって制御される。
〔2.撮影時の動作〕
まず、図2の期間81に示すように、レリーズスイッチ10が操作されていない間は、マイコン11は、間引き部15に対して画素混合駆動モードで動作するよう制御している。CCDイメージセンサ21から出力される画像信号(全画素読み出しされた画像信号)は、A/D変換部4でデジタル化されて、画像データが出力される。
間引き部15は、A/D変換部4から出力される画像データに対して、画素混合の処理を行う。具体的には、A/D変換部4から出力される画像データにおいて、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算することで、実質的に間引きされた画像データを生成する。つまり、間引き部15からは、低解像度の画像データが出力される。間引き部15から出力される画像データは、第1の減算器5及び第2の減算器6に入力される。以降の動作は、実施の形態1と同様であるため省略する。
このように、期間81において間引き部15を画素混合駆動モードで動作させることによって、1フレーム当たりの画像サイズを小さくして、フレームレートが高い動画を得ることができる。
次に、期間82に示すように、レリーズスイッチ10が操作されると、マイコン11は、CCD駆動部3を制御して、CCDイメージセンサ21で露光動作を実行させる。期間82の終了後、マイコン11は、CCD駆動部3に対してCCDイメージセンサ21の露光動作を停止させるよう制御する。
次に、期間83に示すように、CCDイメージセンサ21における露光動作が終了すると、マイコン11は、間引き部15を全画素読み出しモードで動作するよう制御する。これにより、間引き部15は、CCDイメージセンサ21から出力されA/D変換部4を介して入力される画像データを、そのまま第1の減算器5及び第2の減算器6に出力する。つまり、間引き部15からは、高解像度の画像データが出力される。以降の動作は、実施の形態1で説明した動作と同様であるため省略する。
〔3.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、間引き部15を備え、露光前の状態において画像データの間引き処理を実行させることで、フレームレートが高い画像データ(動画)を得ることができるとともに、ランダムノイズを抑圧することができる。また、露光後は間引き処理を実行させないことで、高解像度の画像データ(静止画)を得ることができる。
また、1つの動作モード(本実施の形態では全画素読み出しモード)のみで動作するCCDイメージセンサ21は、複数の動作モードで選択的に動作可能なCCDイメージセンサに比べて安価であるため、装置全体としてコストダウンをすることができる。
なお、実施の形態においては、画素混合駆動モード時の動作として、図18に示した画素の組み合わせ(対象画素を中心に、上下左右斜め方向に2画素離れた周辺画素)で、水平方向及び垂直方向に1/3の間引き率としたが、その他の組み合わせ、その他の間引き率であっても、画像拡大部8の倍率を間引き率に応じて変化させることで同様な効果が得られる。
(実施の形態4)
〔1.撮像装置の構成〕
図5は、実施の形態4における撮像装置の構成を示すブロック図である。なお、図5において、図1に示す構成と同様の構成要素については、同一番号を付与して詳細な説明は省略する。図5に示す構成は、図1に示す構成に画像縮小部16をさらに備えた構成である。
画像縮小部16は、A/D変換部4から出力される画像データの画像サイズを縮小する処理を行うことができる。縮小処理の方法は、例えば、画像の水平方向及び垂直方向の画素の値を加算し、実質的に間引き処理を行う方法がある。つまり、画像縮小部16で縮小処理された画像は、解像度が低くなっている。また、画像縮小部16は、マイコン11によって動作制御される。
〔2.撮影時の動作〕
図6は、本実施の形態の撮像装置において、モニタに動画を表示させている時(モニタ状態)および静止画を撮影した時の各部の状態を示す。図6(a)は、CCDイメージセンサ2における画素信号の読み出し状態を示しており、High期間において画素信号が読み出されている。図6(b)は、CCDイメージセンサ2の駆動状態である。図6(c)は、画像拡大部8における倍率である。図6(d)は、画像縮小部16における倍率である。
図6に示すように、マイコン11は、期間81においては、CCD駆動部3を制御してCCDイメージセンサ2を画素混合駆動モードで動作させる。また、マイコン11は、画像拡大部8の倍率を1倍に設定し、画像縮小部16の倍率を1倍に設定する。
CCDイメージセンサ2は、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算し、実質的に間引き処理を行う。つまり、CCDイメージセンサ2からは、低解像度の画像信号が出力される。CCDイメージセンサ2からは、所定周期で1フレーム分の画像信号が出力され、A/D変換部4に入力される。
A/D変換部4は、CCDイメージセンサ2から出力される画像信号をデジタル化し、画像データを第2の減算器6及び画像縮小部16に出力する。
第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データのランダムノイズを抑圧し、画像メモリ12に書き込む。画像メモリ12に書き込まれた画像データに基づく画像は、表示制御部(不図示)によって順次、モニタ(不図示)に出力され、モニタには動画が表示される。
一方、画像縮小部16は、倍率が1倍に設定されているため、入力される画像データの画像サイズを変更せずに出力している。なお、CCDイメージセンサ2は、画素混合駆動モードで動作しているため、1フレーム当たりの画像サイズが小さく、フレームレートが高い動画を得ることができる。
ここで、A/D変換部4から出力される画像データは、第2の減算器6においてランダムノイズ抑圧処理がなされ、フレームメモリ9に書き込まれる。1フレーム経過後、フレームメモリ9から読み出された画像データは、第1の減算器5に入力される。
第1の減算器5は、画像縮小部16から出力される画像データ(画像サイズは1倍)から、フレームメモリ9から出力される画像データ(画像サイズは1倍)を減算処理し、差分の画像データを出力する。
減衰部7は、図20に示す特性に基づいて、第1の減算器5から出力される画像データを非線形処理して減衰させる。減衰部7から出力される画像データは、画像拡大部8に入力される。
画像拡大部8は、倍率が1倍に設定されているため、減衰部7から出力される画像データの画像サイズを変更せずに出力する。
第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データから、画像拡大部8から出力される画像データを減算処理する。これにより、第2の減算器6からは、ランダムノイズが抑圧された画像データが出力される。
次に、期間82に示すように、レリーズスイッチ10が操作されると、マイコン11は、CCD駆動部3を制御して、CCDイメージセンサ2で露光動作を実行させる。期間82の終了後、マイコン11は、CCD駆動部3に対してCCDイメージセンサ2の露光動作を停止させるよう制御する。
次に、期間83に示すように、マイコン11は、CCD駆動部3を制御してCCDイメージセンサ2を全画素読み出しモードで動作させる。また、マイコン11は、画像拡大部8の倍率をN倍に設定する。また、マイコン11は、画像縮小部16の倍率を1/N倍に設定する。なお、Nは「1」よりも大きい値であればよく、本実施の形態ではN=3とした。
全画素読み出しモードで動作するCCDイメージセンサ2から出力される画像信号(画像サイズはN倍)は、A/D変換部4でデジタル化され、A/D変換部4からは画像データが出力される。A/D変換部4から出力される画像データは、第2の減算器6及び画像縮小部16に入力される。画像縮小部16は、A/D変換部4から出力される画像データのサイズを1/N倍に縮小処理する。すなわち、画像縮小部16から出力される画像データは、1倍のサイズの画像である。
一方、フレームメモリ9には、露光前の1フレーム分の画像データ(画像サイズは1倍)が書き込まれている。期間82に示す露光終了後、フレームメモリ9から読み出された画像データは、第1の減算器5に入力される。
第1の減算器5は、画像縮小部16から出力される画像データ(画像サイズは1倍)から、フレームメモリ9から出力される画像データ(画像サイズは1倍)を減算処理し、その差分の画像データを出力する。第1の減算器5から出力される画像データは、減衰部7に入力される。
減衰部7は、図20に示す特性に基づき、第1の減算器5から出力される画像データを非線形処理して減衰させる。減衰部7から出力される画像データは、画像拡大部8に入力される。
画像拡大部8は、減衰部7から出力される画像データ(画像サイズは1倍)をN倍に拡大処理して出力する。
第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データ(画像サイズはN倍)から、画像拡大部8から出力される画像データ(画像サイズはN倍)を減算処理する。第2の減算器6から出力される画像データは、画像メモリ12に書き込まれる。画像メモリ12に書き込まれた画像データに基づき、表示制御部(不図示)はモニタ(不図示)に静止画を表示させる。
ランダムノイズ抑圧処理が完了すると、再び期間81の状態に戻る。すなわち、モニタに動画を表示している状態になる。
〔3.ランダムノイズ抑圧処理時に生じる副作用〕
拡大処理された画像データと、全画素読み出しモードによりCCDイメージセンサから読み出された画像データとを比較して、差分データを得ようとした場合、画像中のエッジ部分に偽信号が発生する可能性がある。
図7Aは、CCDイメージセンサから出力される画像データと拡大処理した画像データとを比較して、差分データを得る時の動作を示すタイミングチャートである。図7Bは、本実施の形態の撮像装置で差分データを得る時の動作を示すタイミングチャートである。図7A及び図7Bにおいて、t1は画像のエッジ部分、THは減衰部7における閾値である。なお、以下の説明において、ランダムノイズ成分は無視して説明する。
第1の減算器5において、入力される画像データ(図7A(a))から、拡大処理された画像データ(図7A(b))を減算処理すると、図7A(c)に示す画像データが得られる。次に、減衰部7は、図7A(c)に示す画像データを閾値THを基準にして減衰させて、図7A(d)に示す画像データを出力する。次に、第2の減算器6は、図7A(a)に示す画像データから、図7A(d)に示す画像データを減算処理することで、図7A(e)に示す画像データを出力する。上記のように、拡大処理された画像を用いて差分データを得ようとすると、図7A(e)に示すように画像のエッジ近傍に偽信号Fが生じる。これは、第1の減算器5において、解像度が異なる2つの画像を減算処理しているからである。
すなわち、図7A(a)に示す画像データは、拡大処理などが行われていないため、高解像度である。一方、図7A(b)に示す画像データは、同一画素の複製処理または複数画素からの線形内挿処理等により拡大処理された画像データであるため、画像のサイズは大きくなっているが、解像度は拡大処理する前の状態である(低解像度)。したがって、第1の減算器5では、低解像度の画像と高解像度の画像とで減算処理することになるため、第1の減算器5からは図7A(c)に示すように振幅が大きな差分データが出力される。結果的に、図7A(e)に示すように偽信号Fが重畳された画像データが出力されてしまう。
これに対して、本実施の形態の撮像装置においては、第1の減算器5の前段で画像の拡大処理を行っていないため、第1の減算器5では同じ解像度の画像を減算処理することになる。すなわち、図5における第1の減算器5には、画像縮小部16から出力される画像データ(図7B(a))と、フレームメモリ9から出力される画像データ(図7B(b))とが入力される。第1の減算器5は、両方の画像データを減算処理して、図7B(c)に示す画像データを出力する。ここで、第1の減算器5から出力される画像データは、ゼロに近い値となる。次に、図7B(c)に示す画像データは、減衰部7及び画像拡大部8を介して第2の減算器6に入力される。第2の減算器6は、図7B(a)に示す画像データから図7B(d)に示す画像データを減算処理し、図7B(e)に示す画像データを出力する。図7B(e)に示すように、第2の減算器6から出力される画像データには、図7A(e)に示すような偽信号Fが重畳されていない。
本実施の形態では、CCDイメージセンサ2が全画素読み出しモードで動作している時に、画像縮小部16は画像データの画像サイズを縮小処理している。画像縮小部16に入力された画像データは、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算して、実質的に間引き処理されるため、解像度が低下する。この時の画像データの解像度は、フレームメモリ9から出力される画像データの解像度と同等である。よって、図7Bに示すように、偽信号が重畳されない画像データを得ることができる。画像縮小部16の縮小処理の方法を、画素混合駆動時のCCDイメージセンサ2における画素混合処理方法と全く同一にすれば、解像度の差による偽信号を最小に抑えることが出来る。
なお、本実施の形態に記載の構成は、ランダムノイズ抑圧時に生じる副作用を解消できる構成の一例である。
〔4.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、CCDイメージセンサ2が全画素読み出しモードで動作している場合において、A/D変換部4から出力される画像データの解像度を低下させて画像サイズを縮小する画像縮小部16を備えたことにより、画像縮小部16から出力される画像データとフレームメモリ9から出力される画像データの解像度を同等とすることができる。よって、第2の減算器6から出力される画像データにおいて偽信号の発生を防止し、画質を向上させることができる。
また、第1の減算器5において、低い解像度の画像データ同士を減算処理しているため、第1の減算器5における演算量を少なくすることができ、高速に画像データを読み出すことができる。よって、露光前のモニタ状態において、フレームレートが高い動画を得ることができる。
なお、CCDイメージセンサ2は、全画素読み出しモードのみで駆動可能な撮像素子を用いてもよい。図8は、図5におけるCCDイメージセンサ2に代えて、全画素読み出しモードのみで駆動可能なCCDイメージセンサ21を備えた構成である。また、画素混合読み出しモードまたは全画素読み出しモードのいずれかで動作可能な間引き部15をさらに備えた。図8に示す撮像装置は、図6に示すタイミングチャートに基づいて動作する。但し、図6(b)が間引き部15の動作となる。画素混合駆動モードは、A/D変換部4から出力される画像データに対して、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算することで、低解像度の画像データを出力するモードである。また、全画素読み出しモードは、A/D変換部4から出力される画像データを、そのまま出力するモードである。間引き部15におけるモードの切り換えは、マイコン11によって制御される。
まず、図6の期間81に示すように、レリーズスイッチ10が操作されていない間は、マイコン11は、間引き部15に対して画素混合駆動モードで動作するよう制御している。CCDイメージセンサ21から出力される画像信号(全画素読み出しされた画像信号)は、A/D変換部4でデジタル化されて、画像データが出力される。
間引き部15は、A/D変換部4から出力される画像データに対して、画素混合の処理を行う。具体的には、A/D変換部4から出力される画像データにおいて、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算することで、実質的に間引きされた画像データを生成する。つまり、間引き部15からは、低解像度の画像データが出力される。間引き部15から出力される画像データは、画像縮小部16及び第2の減算器6に入力される。以降の動作は、図5に示す撮像装置の動作と同様であるため省略する。
このように、期間81において間引き部15を画素混合駆動モードで動作させることによって、1フレーム当たりの画像サイズを小さくして、フレームレートが高い動画を得ることができる。
次に、期間82に示すように、レリーズスイッチ10が操作されると、マイコン11は、CCD駆動部3を制御して、CCDイメージセンサ21で露光動作を実行させる。期間82の終了後、マイコン11は、CCD駆動部3に対してCCDイメージセンサ21の露光動作を停止させるよう制御する。
次に、期間83に示すように、CCDイメージセンサ21における露光動作が終了すると、マイコン11は、間引き部15を全画素読み出しモードで動作するよう制御する。これにより、間引き部15は、CCDイメージセンサ21から出力されA/D変換部4を介して入力される画像データを、そのまま画像縮小部16及び第2の減算器6に出力する。つまり、間引き部15からは、高解像度の画像データが出力される。以降の動作は、図5に示す撮像装置の動作と同様であるため、説明を省略する。
図8に示す撮像装置によれば、1つの動作モード(本実施の形態では全画素読み出しモード)のみで動作するCCDイメージセンサ21は、複数の動作モードで選択的に動作可能なCCDイメージセンサに比べて安価であるため、装置全体としてコストダウンをすることができる。
(実施の形態5)
〔1.撮像装置の構成〕
図9は、実施の形態5における撮像装置の構成を示すブロック図である。なお、図9において、図1に示す構成と同様の構成要素については、同一番号を付与して詳細な説明は省略する。図9に示す構成は、図1に示す構成に2次元フィルタ17をさらに備えた構成である。
2次元フィルタ17(フィルタ部)は、A/D変換部4から出力される画像データの高周波成分を除去する。よって、2次元フィルタ17から出力される画像データに基づく画像は、エッジ部分が暈けている。
〔2.撮影時の動作〕
図10は、本実施の形態の撮像装置において、モニタに動画を表示させている時(モニタ状態)および静止画を撮影した時の各部の状態を示す。図10(a)は、CCDイメージセンサ2における画素信号の読み出し状態を示しており、High期間において画素信号が読み出されている。図10(b)は、CCDイメージセンサ2の駆動状態である。図10(c)は、画像拡大部8における倍率である。図10(d)は、2次元フィルタ17の動作状態である。
図10に示すように、マイコン11は、期間81においては、CCD駆動部3を制御してCCDイメージセンサ2を画素混合駆動モードで動作させ、画像拡大部8の倍率を1倍に設定し、2次元フィルタ17の動作をオフにする。
CCDイメージセンサ2は、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算し、実質的に画素を間引く処理を行う。CCDイメージセンサ2からは、所定周期で1フレーム分の画像信号が出力され、A/D変換部4に入力される。
A/D変換部4は、CCDイメージセンサ2から出力される画像信号をデジタル化し、画像データを第2の減算器6及び2次元フィルタ17に出力する。
第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データのランダムノイズを抑圧し、画像データを画像メモリ12に書き込む。画像メモリ12に書き込まれた画像データに基づく画像は、表示制御部(不図示)によりモニタ(不図示)に出力され、モニタには動画が表示される。
一方、2次元フィルタ17は、オフ状態であるため、入力される画像データをそのまま出力している。なお、CCDイメージセンサ2は、画素混合駆動モードで動作しているため、1フレーム当たりの画像サイズが小さく、フレームレートが高い動画を得ることができる。
ここで、A/D変換部4から出力される画像データは、第2の減算器6においてランダムノイズ抑圧処理がなされ、フレームメモリ9に書き込まれる。1フレーム経過後、フレームメモリ9から読み出された画像データは、画像拡大部8に入力される。
画像拡大部8は、倍率が1倍に設定されているため、フレームメモリ9から出力される画像データをそのまま第1の減算器5に出力する。
第1の減算器5は、2次元フィルタ17から出力される画像データ(画像サイズは1倍)から。画像拡大部8から出力される画像データ(画像サイズは1倍)を減算処理し、差分の画像データを出力する。第1の減算器5から出力される画像データは、減衰部7に入力される。
減衰部7は、図20に示す特性に基づいて、第1の減算器5から出力される画像データを非線形処理して減衰させる。減衰部7から出力される画像データは、第2の減算器6に入力される。
第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データから、減衰部7から出力される画像データを減算処理する。これにより、第2の減算器6は、ランダムノイズが抑圧された画像データを出力することができる。
次に、期間82に示すように、レリーズスイッチ10が操作されると、マイコン11は、CCD駆動部3を制御して、CCDイメージセンサ2で露光動作を実行させる。期間82の終了後、マイコン11は、CCD駆動部3に対してCCDイメージセンサ2の露光動作を停止させるよう制御する。
次に、期間83に示すように、マイコン11は、CCD駆動部3を制御してCCDイメージセンサ2を全画素読み出しモードで動作させる。また、マイコン11は、画像拡大部8の倍率をN倍(本実施の形態ではN=3)に設定する。また、マイコン11は、2次元フィルタ17の動作をオンにする。
全画素読み出しモードで動作するCCDイメージセンサ2から出力される画像信号(画像サイズはN倍)は、A/D変換部4でデジタル化され、画像データが出力される。A/D変換部4から出力される画像データは、第2の減算器6及び2次元フィルタ17に入力される。
2次元フィルタ17は、A/D変換部4から出力される画像データの高周波成分を除去する。これにより、2次元フィルタ17から出力される画像データは、エッジ部分が暈けた画像となる。
一方、フレームメモリ9には、露光前の1フレーム分の画像データ(画像サイズは1倍)が書き込まれている。期間82に示す露光終了後、フレームメモリ9から読み出された画像データは、画像拡大部8に入力される。
画像拡大部8は、フレームメモリ9から出力される画像データに対して、同一画素の複製処理または複数画素からの線形内挿処理等により拡大処理を行う。画像拡大部8から出力される画像データは、信号処理によって拡大されたものであるため、高周波成分のレベルが低く、エッジ部分が暈けた画像になっている。画像拡大部8から出力される画像データは、第1の減算器5に入力される。
第1の減算器5は、2次元フィルタ17から出力される画像データ(画像サイズはN倍)から、画像拡大部8から出力される画像データ(画像サイズはN倍)を減算処理し、その差分の画像データを出力する。すなわち、第1の減算器5は、高周波成分が除去された画像データ同士を減算処理する。第1の減算器5から出力される画像データは、減衰部7に入力される。
減衰部7は、図20に示す特性に基づき、第1の減算器5から出力される画像データを非線形処理して減衰させる。減衰部7から出力される画像データは、第2の減算器6に入力される。
第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データから、減衰部7から出力される画像データを減算処理する。第2の減算器6から出力される画像データは、画像メモリ12に書き込まれる。画像メモリ12に書き込まれた画像データに基づき、表示制御部(不図示)はモニタ(不図示)に静止画を表示させる。
ランダムノイズ抑圧処理が完了すると、再び期間81の状態に戻る。すなわち、モニタに動画を表示している状態になる。
〔3.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、第1の減算器5に入力する画像データの高周波成分を除去する2次元フィルタ17を備えたことにより、第1の減算器5は、2次元フィルタで高周波成分が除去された画像データから、画像拡大部8から出力される高周波成分が低下した画像データを減算処理して、差分データを生成することになる。よって、実施の形態4で説明したような、偽信号の発生を防止することができ、画質を向上させることができる。
すなわち、高周波成分が除去された画像データと、高周波成分が除去されていない画像データとで減算処理すると、図7A(c)に示すように差分値が大きくなってしまう。よって、図7A(e)に示すような偽信号Fが発生してしまう。これに対して本実施の形態では、図7A(b)に示すような高周波成分が除去された画像データ同士を減算処理しているため、差分値は低くなる。よって、図7B(e)に示すように偽信号が発生しない画像データを得ることができる。
なお、CCDイメージセンサ2は、全画素読み出しモードのみで駆動可能な撮像素子を用いてもよい。図11は、図9におけるCCDイメージセンサ2に代えて、全画素読み出しモードのみで駆動可能なCCDイメージセンサ21を備えた構成である。また、画素混合読み出しモードまたは全画素読み出しモードのいずれかで動作可能な間引き部15をさらに備えた。図11に示す撮像装置は、図10に示すタイミングチャートに基づいて動作する。但し、図10(b)が間引き部15の動作となる。画素混合駆動モードは、A/D変換部4から出力される画像データに対して、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算することで、低解像度の画像データを出力するモードである。また、全画素読み出しモードは、A/D変換部4から出力される画像データを、そのまま出力するモードである。間引き部15におけるモードの切り換えは、マイコン11によって制御される。
まず、図10の期間81に示すように、レリーズスイッチ10が操作されていない間は、マイコン11は、間引き部15に対して画素混合駆動モードで動作するよう制御している。CCDイメージセンサ21から出力される画像信号(全画素読み出しされた画像信号)は、A/D変換部4でデジタル化されて、画像データが出力される。
間引き部15は、A/D変換部4から出力される画像データに対して、画素混合の処理を行う。具体的には、A/D変換部4から出力される画像データにおいて、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算することで、実質的に間引きされた画像データを生成する。つまり、間引き部15からは、低解像度の画像データが出力される。間引き部15から出力される画像データは、2次元フィルタ17及び第2の減算器6に入力される。以降の動作は、図9に示す撮像装置の動作と同様であるため省略する。
このように、期間81において間引き部15を画素混合駆動モードで動作させることによって、1フレーム当たりの画像サイズを小さくして、フレームレートが高い動画を得ることができる。
次に、期間82に示すように、レリーズスイッチ10が操作されると、マイコン11は、CCD駆動部3を制御して、CCDイメージセンサ21で露光動作を実行させる。期間82の終了後、マイコン11は、CCD駆動部3に対してCCDイメージセンサ21の露光動作を停止させるよう制御する。
次に、期間83に示すように、CCDイメージセンサ21における露光動作が終了すると、マイコン11は、間引き部15を全画素読み出しモードで動作するよう制御する。これにより、間引き部15は、CCDイメージセンサ21から出力されA/D変換部4を介して入力される画像データを、そのまま2次元フィルタ17及び第2の減算器6に出力する。つまり、間引き部15からは、高解像度の画像データが出力される。以降の動作は、図9に示す撮像装置の動作と同様であるため、説明を省略する。
図11に示す撮像装置によれば、1つの動作モード(本実施の形態では全画素読み出しモード)のみで動作するCCDイメージセンサ21は、複数の動作モードで選択的に動作可能なCCDイメージセンサに比べて安価であるため、装置全体としてコストダウンをすることができる。
(実施の形態6)
〔1.撮像装置の構成〕
図12は、実施の形態6における撮像装置の構成を示すブロック図である。なお、図12において、図5に示す構成と同様の構成要素については、同一番号を付与して詳細な説明は省略する。図12に示す構成は、図5に示す構成に2次元フィルタ18、動き検出部19、および切替部20をさらに備えた構成である。
2次元フィルタ18(フィルタ部)は、前述の図16に示した構成を持つフィルタであり、対象画素と周辺画素(8画素)との相関に基づいて、適応的にローパスフィルタ処理を行う。
動き検出部19は、画像拡大部8から出力される画像データに基づいて、画像の動きを検出するものである。具体的には、画像拡大部8から出力される画像データ(差分値)の絶対値に応じて、係数Kを出力している。図13は、差分値と係数Kとの関係を示す。図13に示すように、差分値の絶対値がS1以下であれば、画像の動きが無いと判断し、係数K=0を出力する。また、差分値の絶対値がS2以上であれば、係数K=1を出力する。また、差分値の絶対値がS1〜S2の範囲であれば、差分値に応じて係数Kが0〜1の範囲で変化する。
切替部20は、A端子に2次元フィルタ18が接続され、B端子に第2の減算器6が接続されている。A端子には、2次元フィルタ18でフィルタ処理(2次元ノイズリダクション処理)された画像データが入力される。B端子には、ノイズ低減回路14でランダムノイズ抑圧処理(3次元ノイズリダクション処理)された画像データが入力される。また、切替部20は、動き検出部19から出力される係数Kによって、2次元フィルタ18から出力される画像データおよび第2の減算器6から出力される画像データを、所定の割合で加算して出力するものである。本実施の形態では、動き検出部19から出力される係数Kが「1」の場合は、A端子に入力される画像データを画像メモリ12に出力する。また、係数Kが「0」の場合は、B端子に入力される画像データを画像メモリ12に出力する。また、0<K<1の場合は、A端子に入力される画像データおよびB端子に入力される画像データを所定の割合で加算して、画像メモリ12に出力する。図14は切替部20の具体構成であるが、詳しい動作については後述する。
〔2.撮影時の動作〕
図12に示すように、マイコン11は、露光前の状態において、CCD駆動部3を制御してCCDイメージセンサ2を画素混合駆動モードで動作させる。また、マイコン11は、画像拡大部8の倍率を1倍に設定し、画像縮小部16の倍率を1倍に設定する。
CCDイメージセンサ2は、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算し、実質的に画素を間引く処理を行う。CCDイメージセンサ2からは、所定周期で1フレーム分の画像信号が出力され、A/D変換部4に入力される。A/D変換部4は、CCDイメージセンサ2から出力される画像信号をデジタル化し、画像データを出力する。A/D変換部4から出力される画像データは、第2の減算器6、画像縮小部16、および2次元フィルタ18に入力される。
第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データのランダムノイズを抑圧し、画像データをフレームメモリ9に書き込む。1フレーム経過後、フレームメモリ9から読み出された画像データは、第1の減算器5に入力される。
また、画像縮小部16は、倍率が1倍に設定されているため、A/D変換部4から出力される画像データの画像サイズを変更せずに出力している。画像縮小部16から出力される画像データは、第1の減算器5に入力される。
第1の減算器5は、画像縮小部16から出力される画像データ(画像サイズは1倍)から、フレームメモリ9から出力される画像データ(画像サイズは1倍)を減算処理し、差分の画像データを出力する。第1の減算器5から出力される画像データは、画像拡大部8に入力される。
画像拡大部8は、倍率が1倍に設定されているため、第1の減算器5から出力される画像データの画像サイズを変更せずに出力する。画像拡大部8から出力される画像データは、減衰部7と動き検出部19に入力される。
減衰部7は、図20に示す特性に基づいて、画像拡大部8から出力される画像データを非線形処理して減衰させる。減衰部7から出力される画像データは、第2の減算器6に入力される。
第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データから、減衰部7から出力される画像データを減算処理する。これにより、第2の減算器6は、ランダムノイズが抑圧された画像データを出力することができる。
動き検出部19は、画像拡大部8から出力される画像データに基づいて、係数Kを出力する。具体的には、図13に示す特性に基づいて、画像データの値(差分値)に応じた係数Kを決定し、出力している。撮像装置が露光前の状態(モニタ状態)では、画像の動きが多いため、係数Kはほぼ「1」を出力し続ける。出力される係数Kは、切替部20に入力される。
切替部20は、動き検出部19から出力される係数Kに基づいて、A端子に入力される画像データとB端子に入力される画像データとを所定の割合で加算する。撮像装置が露光前の状態では、係数K=1が出力され続けるため、切替部20はA端子に入力される画像データを出力する。これにより、A/D変換部4から出力される画像データは、2次元フィルタ18においてフィルタ処理され、切替部20を介して画像メモリ12に書き込まれる。画像メモリ12に書き込まれた画像データに基づいて、表示制御部(不図示)はモニタ(不図示)に動画を表示させる。
次に、レリーズスイッチ10が操作されると、マイコン11は、CCD駆動部3を制御して、CCDイメージセンサ2において露光動作を実行させる。所定時間経過後、マイコン11は、CCD駆動部3に対してCCDイメージセンサ2の露光動作を停止させるよう制御する。
次に、マイコン11は、CCD駆動部3を制御してCCDイメージセンサ2を全画素読み出しモードで動作させる。また、マイコン11は、画像拡大部8の倍率をN倍に設定する。また、マイコン11は、画像縮小部16の倍率を1/N倍に設定する。本実施の形態では、N=3とした。
全画素読み出しモードで動作するCCDイメージセンサ2から出力された画像信号(画像サイズはN倍)は、A/D変換部4でデジタル化され、画像データが出力される。A/D変換部4から出力される画像データは、第2の減算器6、画像縮小部16、および2次元フィルタ18に入力される。画像縮小部16は、A/D変換部4から出力される画像データの画像サイズを1/N倍に縮小処理する。すなわち、画像縮小部16から出力される画像データは、1倍のサイズの画像である。画像縮小部16から出力される画像データは、第1の減算器5に入力される。
一方、フレームメモリ9には、露光前の1フレーム分の画像データ(画像サイズは1倍)が書き込まれている。露光終了後、フレームメモリ9から読み出された画像データは、第1の減算器5に入力される。
第1の減算器5は、画像縮小部16から出力される画像データ(画像サイズは1倍)から、フレームメモリ9から出力される画像データ(画像サイズは1倍)を減算処理し、その差分の画像データを出力する。第1の減算器5から出力される画像データは、画像拡大部8に入力される。
画像拡大部8は、第1の減算器5から出力される画像データをN倍に拡大処理して出力する。画像拡大部8から出力される画像データは、減衰部7及び動き検出部19に入力される。
減衰部7は、図20に示す特性に基づき、画像拡大部8から出力される画像データを非線形処理して減衰させる。減衰部7から出力される画像データは、第2の減算部6に入力される。
第2の減算器6は、A/D変換部4から出力される画像データから、減衰部7から出力される画像データを減算処理する。第2の減算器6から出力される画像データは、切替部20に入力される。
動き検出部19は、画像拡大部8から出力される画像データ(差分値)に基づいて、係数Kを決定し出力する。係数Kは、図13に示す特性に基づいて決定される。すなわち、画像の動きが多ければ、画像データの差分値が大きくなるため、係数Kは大きくなる(最大値は「1」)。一方、画像の動きが少なければ、画像データの差分値が小さくなるため、係数Kは小さくなる(最小値は「0」)。動き検出部19から出力される係数Kは、切替部20に入力される。
切替部20は、動き検出部19から出力される係数Kに基づいて、A端子に入力される画像データとB端子に入力される画像データとを所定の割合で加算し、加算処理した画像データを画像メモリ12に書き込んでいる。画像メモリ12に書き込まれた画像データに基づき、表示制御部(不図示)はモニタ(不図示)に静止画を表示させる。
ランダムノイズ抑圧処理が完了すると、再び露光前の状態に戻る。すなわち、モニタに動画を表示している状態になる。
図14は、切替部20の具体構成である。切替部20は、A端子201、B端子202、K端子203、第1の乗算器204、第2の乗算器205、基準入力端子206、第3の減算器207、加算器208、および出力端子209を備えている。図14において、A端子201は、2次元フィルタ18に接続されている。A端子201に入力される画像データは、第1の乗算器204に入力される。B端子202は、第2の減算器6に接続されている。B端子202に入力される画像データは、第2の乗算器205に入力される。K端子203に入力される係数Kは、第1の乗算器204と第3の減算器207に入力される。第3の減算器207は、係数Kと、基準入力端子206に入力される基準値(本実施の形態では「1」)とで、減算処理(1−K)を行う。第3の減算器207から出力される値は、第2の乗算器205に入力される。第1の乗算器204から出力される画像データと第2の乗算器205から出力される画像データは、加算器208に入力される。加算器208から出力される画像データは、出力端子209を介して外部へ出力される。
例えば、A端子201に2次元フィルタから出力される画像データが入力され、B端子202にノイズ低減回路14から出力される画像データが入力されている状態で、K端子203に係数K=0が入力された場合は、第1の乗算器204の出力は「0」になる。また、第3の減算器207からは値「1」が出力され、第2の乗算器205に入力される。よって、加算器208には、第2の乗算器205から出力される画像データのみが入力され、出力端子209からはB端子202に入力された画像データが出力される。
また、K端子203に係数K=1が入力された場合は、第1の乗算器204から出力される画像データが加算器208に入力される。また、第3の減算器207からは値「0」が出力され、第2の乗算器205に入力される。これにより、第2の乗算器205の出力は「0」になる。よって、加算器208には、第1の乗算器204から出力される画像データのみが入力され、出力端子209からはA端子201に入力された画像データが出力される。
また、K端子203に入力される係数Kが0〜1の間の所定値であれば、その値に応じて第1の乗算器204から出力される画像データと第2の乗算器205から出力される画像データとの割合が変化する。例えば、係数K=0.8が入力された場合は、第1の乗算器204から出力される画像データが80%、第2の乗算器205から出力される画像データが20%の割合で、加算器208に入力される。
〔3.実施の形態の効果、他〕
本実施の形態によれば、動き検出部19で画像の動きを検出して、動きが多い時は2次元フィルタ18でフィルタ処理を行い、動きが少ない時はノイズ低減回路14によりランダムノイズ抑圧処理を行う構成としたことにより、画像の動きが多い時のS/N比の劣化を防ぐことができる。すなわち、画像の動きが多い時にノイズ低減回路14による処理を行うと、フレーム間の相関が低いため必要以上に補正がかかる、又は動きの大きな部分で全く補正がかからず、画質が劣化してしまう可能性がある。本実施の形態では、画像の動きが多い時は2次元フィルタでフィルタ処理を優先的に動作させるため、画質の劣化を抑えることができる。
なお、本実施の形態では、露光前の状態と露光後の状態の両方において、動き検出部19による画像の動き検出と、切替部20における切替動作を行ったが、少なくとも露光後の状態において動き検出部19及び切替部20を動作させる構成とすればよい。
また、本実施の形態では、図13に示すように、動き検出部19から出力される係数Kを0〜1の間で線形変化させているが、「0」及び「1」の2値としてもよい。これにより、切替部20は、2次元フィルタ18から出力される画像データか、ノイズ低減回路14から出力される画像データのうち、いずれか一方のみを選択して出力することができる。
また、本実施の形態では、動き検出は、第1の減算器5から出力される差分データを用いているが、これに限らない。
また、実施の形態6は、実施の形態5に記載の構成と組み合わせているが、実施の形態1〜4に記載の構成のいずれかと組み合わせることもできる。
また、CCDイメージセンサ2は、全画素読み出しモードのみで駆動可能な撮像素子を用いてもよい。図15は、図12におけるCCDイメージセンサ2に代えて、全画素読み出しモードのみで駆動可能なCCDイメージセンサ21を備えた構成である。また、画素混合読み出しモードまたは全画素読み出しモードのいずれかで動作可能な間引き部15をさらに備えた。図15に示す撮像装置は、図2に示すタイミングチャートに基づいて動作する。但し、図2(b)が間引き部15の動作となる。画素混合駆動モードは、A/D変換部4から出力される画像データに対して、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算することで、低解像度の画像データを出力するモードである。また、全画素読み出しモードは、A/D変換部4から出力される画像データを、そのまま出力するモードである。間引き部15におけるモードの切り換えは、マイコン11によって制御される。
まず、図2の期間81に示すように、レリーズスイッチ10が操作されていない間は、マイコン11は、間引き部15に対して画素混合駆動モードで動作するよう制御している。CCDイメージセンサ21から出力される画像信号(全画素読み出しされた画像信号)は、A/D変換部4でデジタル化されて、画像データが出力される。
間引き部15は、A/D変換部4から出力される画像データに対して、画素混合の処理を行う。具体的には、A/D変換部4から出力される画像データにおいて、水平方向及び垂直方向の画素の値を加算することで、実質的に間引きされた画像データを生成する。つまり、間引き部15からは、低解像度の画像データが出力される。間引き部15から出力される画像データは、2次元フィルタ18、画像縮小部16及び第2の減算器6に入力される。以降の動作は、図12に示す撮像装置の動作と同様であるため省略する。
このように、期間81において間引き部15を画素混合駆動モードで動作させることによって、1フレーム当たりの画像サイズを小さくして、フレームレートが高い動画を得ることができる。
次に、期間82に示すように、レリーズスイッチ10が操作されると、マイコン11は、CCD駆動部3を制御して、CCDイメージセンサ21で露光動作を実行させる。期間82の終了後、マイコン11は、CCD駆動部3に対してCCDイメージセンサ21の露光動作を停止させるよう制御する。
次に、期間83に示すように、CCDイメージセンサ21における露光動作が終了すると、マイコン11は、間引き部15を全画素読み出しモードで動作するよう制御する。これにより、間引き部15は、CCDイメージセンサ21から出力されA/D変換部4を介して入力される画像データを、そのまま2次元フィルタ18、画像縮小部16及び第2の減算器6に出力する。つまり、間引き部15からは、高解像度の画像データが出力される。以降の動作は、図12に示す撮像装置の動作と同様であるため、説明を省略する。
図15に示す撮像装置によれば、1つの動作モード(本実施の形態では全画素読み出しモード)のみで動作するCCDイメージセンサ21は、複数の動作モードで選択的に動作可能なCCDイメージセンサに比べて安価であるため、装置全体としてコストダウンをすることができる。
〔付記1〕
本発明の撮像装置は、複数の光電変換素子を備え、前記光電変換素子の出力に基づき低解像度の画像を読み出す第1の駆動モード、または前記低解像度の画像よりも解像度が高い画像を読み出す第2の駆動モードで動作可能な撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動部と、前記撮像素子から前記第1の駆動モードで読み出された画像データを格納するフレームメモリと、前記フレームメモリに格納された画像データの画像サイズを拡大する画像拡大部と、前記画像拡大部で拡大された画像データに基づいて、前記撮像素子から前記第2の駆動モードで読み出された画像データのノイズ低減処理を行うノイズ低減部とを備えたものである。
この構成により、第1の駆動モードで読み出された画像をフレームメモリに格納することで高速な読み出しを行い、第2の駆動モードで読み出された画像に対して、フレームメモリに格納された画像を拡大した画像に基づいてノイズ低減処理を行うことで、被写体の動きに強く解像度の劣化も引き起こさずにランダムノイズを抑圧することができる。
なお、CCDイメージセンサ2は、撮像素子の一例である。CCD駆動部3は、駆動部の一例である。画素混合駆動モードは、第1の駆動モードの一例である。全画素読み出しモードは、第2の駆動モードの一例である。
〔付記2〕
本発明の撮像装置は、前記撮像素子は、前記第1の駆動モードにおいて、複数の前記光電変換素子の出力を混合して出力する構成としてもよい。
この構成により、第1の駆動モードにおいて、よりランダムノイズが抑圧された画像が得られるため、第2の駆動モードで読み出された画像に対してノイズ低減処理を行う際に、より大きなランダムノイズ抑圧効果が得られる。
〔付記3〕
本発明の撮像装置は、複数の光電変換素子を備えた撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動部と、前記撮像素子から出力される画像に基づき低解像度の画像を生成する第1の駆動モード、または前記低解像度の画像よりも解像度が高い画像を生成する第2の駆動モードで動作可能な間引き部と、前記間引き部から第1の駆動モードで出力される画像データを格納するフレームメモリと、前記フレームメモリに格納された画像データの画像サイズを拡大する画像拡大部と、前記画像拡大部で拡大された画像に基づいて、前記撮像素子から読み出された画像のノイズ低減処理を行うノイズ低減部とを備えたものである。
この構成により、第2の駆動モードのみで動作する安価な撮像素子を使用することが出来るので、撮像装置のコストを削減することができる。
〔付記4〕
本発明の撮像装置は、前記間引き部は、前記撮像素子から読み出された複数の前記光電変換素子の出力信号を混合して出力する構成としてもよい。
この構成により、第1の駆動モードにおいて、よりランダムノイズが抑圧された画像が得られるため、撮像素子から読み出された画像データに対してノイズ低減処理を行う際に、より大きなランダムノイズ抑圧効果が得られる。
〔付記5〕
本発明の撮像装置は、前記間引き部から読み出された画像データに2次元フィルタ処理を施すフィルタ部を、さらに備えた構成としてもよい。
この構成により、2次元フィルタ処理を施さない場合に比べて、よりランダムノイズが抑圧された画像が得られるため、撮像素子から読み出された画像データに対してノイズ低減処理を行う際に、より大きなランダムノイズ抑圧効果が得られる。特に、2次元フィルタのタップ数を増やすことなく、2次元フィルタ処理される光電変換素子の数を増加させることになるため、小回路規模で大きなランダムノイズ抑圧効果が得られる。
なお、2次元フィルタ13は、フィルタ部の一例である。
〔付記6〕
本発明の撮像装置は、複数の光電変換素子を備え、前記光電変換素子の出力に基づき低解像度の画像を読み出す第1の駆動モード、または前記低解像度の画像よりも解像度が高い画像を読み出す第2の駆動モードで動作可能な撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動部と、前記撮像素子から前記第1の駆動モードで読み出された画像データを格納するフレームメモリと、前記第2の駆動モードにおいて、前記撮像素子から読み出された画像データの画像サイズを縮小する画像縮小部と、前記画像縮小部で縮小された画像データに基づいて、前記撮像素子から前記第2の駆動モードで読み出された画像データのノイズ低減処理を行うノイズ低減部とを備え、前記ノイズ低減部は、前記第2の駆動モードにおいて、前記画像縮小部から出力される画像データから前記フレームメモリから出力される画像データを減算処理し、その差分である画像データを拡大処理し、拡大処理した画像データと前記撮像素子から出力される画像データとで減算処理を行うものである。
この構成により、ランダムノイズ抑圧処理時における偽信号の発生を抑えることができる。よって、画像の画質を向上させることができる。
〔付記7〕
本発明の撮像装置は、複数の光電変換素子を備えた撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動部と、前記撮像素子から出力される画像に基づき低解像度の画像を生成する第1の駆動モード、または前記低解像度の画像よりも解像度が高い画像を生成する第2の駆動モードで動作可能な間引き部と、前記間引き部から前記第1の駆動モードで出力される画像データを格納するフレームメモリと、前記第2の駆動モードにおいて、前記間引き部から読み出された画像データの画像サイズを縮小処理する画像縮小部と、前記画像縮小部で縮小処理された画像データに基づいて、前記間引き部から前記第2の駆動モードで読み出された画像データのノイズ低減処理を行うノイズ低減部とを備え、前記ノイズ低減部は、前記第2の駆動モードにおいて、前記画像縮小部から出力される画像データから前記フレームメモリから出力される画像データを減算処理し、その差分である画像データを拡大処理し、拡大処理した画像データと前記間引き部から出力される画像データとで減算処理を行うものである。
この構成により、ランダムノイズ抑圧処理時における偽信号の発生を抑えることができる。よって、画像の画質を向上させることができる。また、第2の駆動モードのみで動作する安価な撮像素子を使用することが出来るので、撮像装置のコストを削減することができる。
〔付記8〕
本発明の撮像装置は、複数の光電変換素子を備え、前記光電変換素子の出力に基づき低解像度の画像を読み出す第1の駆動モード、または前記低解像度の画像よりも解像度が高い画像を読み出す第2の駆動モードで動作可能な撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動部と、前記撮像素子から前記第1の駆動モードで読み出された画像データを格納するフレームメモリと、前記第2の駆動モードにおいて、前記フレームメモリから出力される画像データのサイズを拡大する画像拡大部と、前記撮像素子から前記第2の駆動モードで読み出された画像データに対して、ローパスフィルタ処理を行うフィルタ部と、前記フィルタ部から出力される画像データから前記画像拡大部から出力される画像データを減算処理する第1の減算器と、前記撮像素子から出力される画像データから、前記第1の減算器から出力される画像データを減算処理する第2の減算器とを備えたものである。
この構成により、ランダムノイズ抑圧処理時における偽信号の発生を抑えることができる。よって、画像の画質を向上させることができる。
なお、2次元フィルタ17は、フィルタ部の一例である。
〔付記9〕
本発明の撮像装置は、複数の光電変換素子を備えた撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動部と、前記撮像素子から出力される画像に基づき低解像度の画像を生成する第1の駆動モード、または前記低解像度の画像よりも解像度が高い画像を生成する第2の駆動モードで動作可能な間引き部と、前記間引き部から前記第1の駆動モードで読み出された画像データを格納するフレームメモリと、前記第2の駆動モードにおいて、前記フレームメモリから出力される画像データの画像サイズを拡大処理する画像拡大部と、前記間引き部から前記第2の駆動モードで読み出された画像データに対して、ローパスフィルタ処理を行うフィルタ部と、前記フィルタ部から出力される画像データから前記画像拡大部から出力される画像データを減算処理する第1の減算器と、前記間引き部から出力される画像データから、前記第1の減算器から出力される画像データを減算処理する第2の減算器とを備えたものである。
この構成により、ランダムノイズ抑圧処理時における偽信号の発生を抑えることができる。よって、画像の画質を向上させることができる。また、第2の駆動モードのみで動作する安価な撮像素子を使用することが出来るので、撮像装置のコストを削減することができる。
〔付記10〕
本発明の撮像装置は、複数の光電変換素子を備え、前記光電変換素子の出力に基づき低解像度の画像を読み出す第1の駆動モード、または前記低解像度の画像よりも解像度が高い画像を読み出す第2の駆動モードで動作可能な撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動部と、前記撮像素子から読み出された画像データに2次元フィルタ処理を施すフィルタ部と、前記撮像素子から前記第1の駆動モードで読み出された画像データを格納するフレームメモリと、前記第2の駆動モードにおいて、前記撮像素子から出力される画像データの画像サイズを縮小する画像縮小部と、前記画像縮小部から出力される画像データから前記フレームメモリから出力される画像データを減算処理する第1の減算器と、前記第2の駆動モードにおいて、前記第1の減算器から出力される画像データの画像サイズを拡大する画像拡大部と、前記撮像素子から出力される画像データから、前記画像拡大部から出力される画像データを減算処理する第2の減算器と、前記画像拡大部から出力される画像データに基づいて、画像の動きを検出する動き検出部と、前記動き検出部における検出結果に基づいて、前記フィルタ部から出力される画像データと前記第2の減算器から出力される画像データとを、所定の割合で加算して出力する切替部とを備えたものである。
この構成により、画像の動きが多い時はフィルタ部で2次元ノイズリダクション処理を動作させ、画像の動きが少ない時は3次元ノイズリダクション処理を動作させることで、画像の動きが多い時における画像のS/N比の劣化を防ぐことができる。
なお、2次元フィルタ18は、フィルタ部の一例である。
〔付記11〕
本発明の撮像装置は、複数の光電変換素子を備えた撮像素子と、前記撮像素子を駆動する駆動部と、前記撮像素子から出力される画像に基づき低解像度の画像を生成する第1の駆動モード、または前記低解像度の画像よりも解像度が高い画像を生成する第2の駆動モードで動作可能な間引き部と、前記間引き部から読み出された画像データに2次元フィルタ処理を施すフィルタ部と、前記間引き部から前記第1の駆動モードで読み出された画像データを格納するフレームメモリと、前記第2の駆動モードにおいて、前記間引き部から出力される画像データの画像サイズを縮小処理する画像縮小部と、前記画像縮小部から出力される画像データから前記フレームメモリから出力される画像データを減算処理する第1の減算器と、前記第2の駆動モードにおいて、前記第1の減算器から出力される画像データの画像サイズを拡大処理する画像拡大部と、前記間引き部から出力される画像データから、前記画像拡大部から出力される画像データを減算処理する第2の減算器と、前記画像拡大部から出力される画像データに基づいて、画像の動きを検出する動き検出部と、前記動き検出部における検出結果に基づいて、前記フィルタ部から出力される画像データと前記第2の減算器から出力される画像データとを、所定の割合で加算して出力する切替部とを備えたものである。
この構成により、画像の動きが多い時はフィルタ部で2次元ノイズリダクション処理を動作させ、画像の動きが少ない時は3次元ノイズリダクション処理を動作させることで、画像の動きが多い時における画像のS/N比の劣化を防ぐことができる。また、第2の駆動モードのみで動作する安価な撮像素子を使用することが出来るので、撮像装置のコストを削減することができる。